JP2008008370A - 円筒ころ軸受用保持器 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度不足に起因した潤滑性能の低下や摩耗量の増大を抑制し得る樹脂製の保持器を提供する。
【解決手段】樹脂製の保持器1は、円環状の環状部2と、該環状部2の内端面2aから軸方向に突出させて円周方向に等配された複数の柱部3と、環状部2の外端面2bに設けられた潤滑剤保持溝5と、隣接する柱部3間に形成され、円筒ころ6を摺動自在に保持するポケット4とを備えている。潤滑剤保持溝5は、成形時における溶融樹脂の合流部跡であるウェルド部7を除く領域に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、円筒ころ軸受用の保持器に関するものである。
周知のように、マシニングセンタ、CNC旋盤、フライス盤等の工作機械において、その主軸は軸受で回転自在に支持されるのが通例であり、主軸支持用の軸受として円筒ころ軸受が好適に用いられている。この円筒ころ軸受は、円筒ころを単列に配列したいわゆる単列タイプと、円筒ころを複列に配列したいわゆる複列タイプとに大別され、用途・要求特性等に応じて適宜使い分けられている。
円筒ころ軸受は、内輪と外輪との間に、所定間隔で円筒ころを保持するための保持器を備えているのが通例である。保持器は、主に金属製と合成樹脂製(以下、単に樹脂製という)とに大別されるが、金属製の保持器は高速回転時の耐変形性に優れる反面、運転に伴う摩耗粉の発生や軸受を重量化させる問題があり、近年ではかかる問題を解消すべく樹脂製の保持器が重用される傾向にある。
公知の樹脂製保持器の概要を図7(a)(b)に示す。同図に示す保持器101は、環状部102と、環状部102の一端面(内端面)102aから軸方向に突設された複数の柱部103と、隣接する柱部103間に形成され、円筒ころを摺動自在に保持するポケット104とを備えている。また、環状部102の他端面(外端面)102bには、潤滑剤保持用の溝(潤滑剤保持溝)105が全周に亘って形成されている。かかる構成の保持器101は、複列タイプの円筒ころ軸受に好適な構造で、軸受中央で外端面102b同士を相互に付き合わせた状態で使用される。そして軸受運転時(主軸の回転時)には、潤滑剤保持溝105の存在によって、保持器相互間の摺動部に潤滑剤を保持することができ、外端面102b同士の摺動に起因した発熱や異常摩耗等が効果的に抑制可能となる(例えば、特許文献1参照)。
上記態様の保持器101は、例えば、成形型のうち、柱部103対応領域に一個おきに設けられた複数のゲート108から、キャビティ内に溶融樹脂を射出(充填)することにより成形することができる。複数のゲート108を介して溶融樹脂をキャビティ内に充填すると、溶融樹脂はキャビティ内を周方向に流動し、溶融樹脂の合流部となる箇所(図7に示す保持器101においては、ゲート108が設けられていない柱部103の周方向中央部)には溶融樹脂の合流跡としてのウェルドライン(ウェルド部)107が形成される(図7(b)参照)。
特開2004−301232号公報 特開2005−140269号公報
主軸回転時には、遠心力の作用で、保持器の柱部、さらには環状部が変形する場合がある。かかる変形は、潤滑剤保持溝の潤滑剤保持機能の低下、また、これに起因した摩耗量の増大を招き、ひいては主軸の支持精度を悪化させる。そのため、保持器自体には高い強度(剛性)が求められる。
ところで、上記の保持器101では、潤滑剤保持溝105が環状部外端面102bの全周に亘って形成されているため、相対的に薄肉部となる潤滑剤保持溝105の形成領域にウェルド部107が含まれることとなる。一般に、ウェルド部107は他所に比べて低強度なので、ウェルド部107が潤滑剤保持溝105の形成領域に含まれていると、強度不足に起因した上記の不具合が生じやすい。
本発明の課題は、強度不足に起因した潤滑性能の低下や磨耗量の増大を抑制し得る円筒ころ軸受用の保持器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明では、樹脂で射出成形され、環状部と、環状部の一端面から軸方向に突設された複数の柱部と、環状部の他端面に設けられた潤滑剤保持溝とを備え、隣接する柱部間に形成されるポケットで円筒ころを摺動自在に保持する円筒ころ軸受用保持器において、潤滑剤保持溝が、ウェルド部を除いて設けられていることを特徴とする円筒ころ軸受用の保持器を提供する。
上記のように、潤滑剤保持溝を、溶融樹脂の合流部となるウェルド部を除いて設けることで、ウェルド部を厚肉化しウェルド部の高強度化を図ることができる。これにより、外端面102b合わせで使用される保持器にあっては、柱部および環状部の剛性が高まる分、遠心力が作用しても潤滑剤は潤滑剤保持溝から流出することなく溝内部に留まることができる。従って、良好な潤滑性を維持することが可能となり、潤滑剤不足に起因した保持器の発熱や摩耗量の増大を抑制することができる。
支持すべき軸の軸振れを防止する観点から、保持器のうち、円筒ころの支持部となる柱部は特に高剛性であることが望ましい。柱部の剛性は、当該柱部の形成領域における肉厚に左右され、厚肉になる程その剛性は高まる。従って、潤滑剤保持溝は、ウェルド部に加え、さらに、柱部の形成領域を除いて設けるのが望ましい。
ところで、潤滑剤保持溝の軸方向断面(支持すべき主軸の軸線方向に切断した断面)形状が直線で構成されていると、遠心力等が作用した場合に当該保持溝に応力が集中し、変形量の増大、さらには保持器の破損を招くおそれがある。そのため、かかる応力集中を緩和すべく、潤滑剤保持溝の軸方向断面形状は円弧で構成するのが望ましい。
なお、潤滑剤保持溝は、上述した構成を満足するものであれば別段形状の限定はなく、例えば、保持器(環状部)外周面と同心の帯状に形成する他、環状部外周面に対して所定角度傾斜した傾斜溝状に形成することもできる。
以上のように本発明によれば、強度不足に起因した潤滑性能の低下や摩耗量の増大を抑制し得る樹脂製の保持器を提供することができ、これにより要求される支持精度を維持可能な円筒ころ軸受が提供可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明にかかる保持器1を組み込んだ複列円筒ころ軸受10を示すものである。同図に示す複列円筒ころ軸受10は、工作機械の主軸装置において、高速で回転駆動される主軸をハウジングに対して回転自在に支持するもので、主軸の外周に嵌合され、複列の軌道面11a、11aを有する内輪11と、ハウジングの内周に嵌合され、複列の軌道面12a、12aを有する外輪12と、内輪11の軌道面11aおよび外輪12の軌道面12aの相互間に転動自在に配された複数の円筒ころ6と、円筒ころ6を保持する一対の保持器1、1とで構成される。本実施形態で、内輪11の軸方向中央部には中鍔11bが設けられ、両端部には外鍔11cが設けられている。
外輪12の軌道面12aの軸方向両外側にはそれぞれ面取り部12bが形成されると共に、内輪11の軌道面11aの軸方向両外側にもそれぞれ相対的に小さな面取り部11dが形成されている。この場合、外輪12の面取り部12bの傾斜角度α、すなわち外輪12の軌道面12aにより構成される円筒面に対する面取り部12bの傾斜角度αは10°〜30°とされている。円筒ころ6の転動面全域は、外輪12の軌道面12aと面取り部12bとの境界位置Xよりも軸方向内側に配置されている。
以上の構成からなる複列円筒ころ軸受10の内部空間には、例えばエアオイルやグリース等の潤滑剤が充填され、ラジアル軸受隙間が負、すなわちラジアル方向の予圧を付与した状態で運転される。なお、内輪11の内径面はテーパ形状であっても良く、従ってこの内輪11は、テーパ形状に形成した主軸の外周面、あるいは、主軸の外周に嵌合したテーパ状スリーブの外周面に嵌合されるものであってもよい。
図2(a)(b)は、本発明にかかる保持器1の一実施形態を示すもので、詳述すると、同(a)図は軸方向断面図、同(b)図は(a)図をB方向から見た要部拡大図である。この保持器1は、円環状の環状部2と、該環状部2の内端面2aから軸方向に突出させて円周方向に等配された複数の柱部3と、隣接する柱部3間に形成され、円筒ころ6を摺動自在に保持するポケット4とを備えている。また、環状部2の外端面2bの一部領域には潤滑剤保持溝5が設けられている。
上記構成の保持器1は、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の自己潤滑性を有する結晶性樹脂をベース樹脂とし、これにカーボンファイバ(CF)、グラスファイバ(GF)等の充填材を適宜配合した樹脂(樹脂組成物)を用いて射出成形される。射出成形は、例えば、キャビティの柱部3対応領域に一個おきに設けられた複数のゲート8から、上記の樹脂を充填することによって行われる。本実施形態では、図2(b)に示すように、ゲート8が設けられなかった柱部3の周方向中央部に、成形時における樹脂の合流部跡としてのウェルド部7が形成されている。そして、潤滑剤保持溝5は、外端面2bのうち、ウェルド部7(厳密には、ウェルド部7が形成された柱部3領域)を除く円周方向領域に、径方向均一幅で、環状部2の外周面と同心の帯状に形成されている。
なお、保持器1の成形に用いるベース樹脂としては上記の結晶性樹脂の他、ポリフェニルサルフォン(PPSU)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアミドイミド(PAI)等の非晶性樹脂を使用することもできる。
ところで、環状部2の軸方向長さ(厚み)Taは、円筒ころ6の軸方向長さTdの30〜40%に設定するのが望ましく、また、潤滑剤保持溝5の最大深さTbは、環状部2の軸方向長さTaの15%以下に設定するのが望ましい。
かかる構成としたのは、以下示す理由による。従前、保持器における環状部2の軸方向長さTaは、保持器1が組み込まれる内輪、外輪の軸方向長さや、その他の設計事項を考慮すると、円筒ころの軸方向長さTdの約25%程度に設定されるのが通例であった。しかしながら、かかる構成の保持器を用いた円筒ころ軸受は、低中速回転領域ではその機能を十分に発揮できるものの、高速回転領域(例えば、13000rpmを超える領域)では遠心力の増大に伴って柱部3が大きく変形(弾性変形)し、これが保持器の異常摩耗や軸受温度の不当上昇を招くおそれがあることが、本願出願人によって実証されているからである(特許文献2:特開2005−140269号公報参照)。
例えば、円筒ころ6の軸方向長さTdを10mmとし、環状部2の軸方向長さTaを円筒ころ6の軸方向長さTdの25%に設定した場合、環状部2の軸方向長さTaは2.5mmとなるが、これよりも薄肉の場合には柱部3の弾性変形量の増大に起因して、上述した保持器1の異常摩耗や軸受温度の不当上昇が起こり得る。これに対し、例えば、環状部2の軸方向長さ(厚み)Taを円筒ころ6の軸方向長さTdの30%とすると、軸方向長さTdが10mmの円筒ころ6を用いる場合には、環状部2の軸方向長さTaは3mmに、また、潤滑剤保持溝5の深さTbは0.45mm以下に形成される。つまり、環状部2の軸方向長さTaを円筒ころ6の軸方向長さTdの30〜40%に設定すると共に、潤滑剤保持溝5の深さTbを環状部2の軸方向長さTaの15%以下に設定すれば、環状部2が最薄肉となる場合でもその肉厚は2.55mmとなり、上記の不具合を回避できるのである。
また、本実施形態のように潤滑剤保持溝5を径方向均一幅の帯状に形成する場合、潤滑剤保持溝5の径方向寸法Tcは、図2(c)(d)に示すように、環状部2の径方向寸法に対して80%以下とするのが望ましい。図示例からも明らかなように、環状部2の外周および内周角部には面取りが設けられるのが通例であり、面取りによる径方向寸法の減少分を考慮すると、潤滑剤保持溝5の径方向寸法Tcを環状部2の径方向寸法に対して80%を超える値に設定した場合には外端面2bの平坦領域が小さくなり過ぎる。すなわち、このような保持器1は外端面2b合わせで用いるのが難しくなり、複列円筒ころ軸受への使用に適さなくなるのである。
上述したように、本発明にかかる保持器1では、潤滑剤保持溝5がウェルド部7を除いて設けられている。一般に、ウェルド部7の形成領域は他所に比べて低強度であることに加え、潤滑剤保持溝5を外端面2bの全周に亘って形成していると、薄肉化する分、ウェルド部7における強度低下はより顕著なものとなる。かかる強度低下は、遠心力作用時における柱部3の変形量の増大を招き、これが潤滑剤の保持機能の低下、およびこれに起因した保持器1の発熱や摩耗量の増大を招いていた。これに対し、潤滑剤保持溝5を、ウェルド部7を除いて設けることで、かかる強度低下を抑制することができ、保持器1の発熱や摩耗量の増大を抑制することができる。
図3は、本発明にかかる保持器1の第2の実施形態を示すものである。同図からも明らかなように、本実施形態では、潤滑剤保持溝5がウェルド部7(ウェルド部7を有する柱部3)に加え、全ての柱部3の形成領域を除いて設けられている点で、図2に示す第1の実施形態と構成を異にしている。かかる構成によれば、全ての柱部3の高強度化を図ることができ、更なる摩耗量の抑制が図り得る。なお、その他の構成については、図2に示すものと同一であるため、共通の参照番号を付与して重複説明を省略する。
図4は、本発明にかかる保持器1の第3の実施形態を示すものである。同図に示す保持器1が上述した実施形態と異なる主な点は、潤滑剤保持溝5を、外端面2bに複列設けた点にある。なお、同(a)図は、潤滑剤保持溝5をウェルド部7のみを除いて設けた構成、また同(b)図は、潤滑剤保持溝5を全ての柱部3の形成領域を除いて設けた構成を示すものである。なお、その他の構成については、図2に示すものと同一であるため、共通の参照番号を付与して重複説明を省略する。
以上では、径方向均一幅で、環状部2の外周面と同心の帯状をなす潤滑剤保持溝5を設けた保持器1について説明を行ったが、保持器1に設けるべき潤滑剤保持溝5形状は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の形態とすることができる。
図5は、本発明にかかる保持器1の第4の実施形態を示すものである。同図に示す保持器1が上述した実施形態と異なる主な点は、潤滑剤保持溝5が、所定角度傾斜した傾斜溝状に形成されている点にある。この構成の場合、潤滑剤保持溝5の径方向寸法Tcを拡大させることなく潤滑可能領域を拡大することができるので、上述した構成に比べ、保持器1全体としての強度低下を抑制することができる。また、かかる形状の潤滑剤保持溝5を設けた保持器1を外端面2b合わせした場合、潤滑剤保持溝5が相互に交差するので、軸受(保持器1)の回転が正・逆何れの方向であっても、何れか一方に設けられた潤滑剤保持溝5によって潤滑剤を確実に保持することができ、温度上昇や摩耗量の増大を抑制することが可能となる。なお、図5(a)は、ウェルド部7を含む柱部3を除いて傾斜状の潤滑剤保持溝5を設けた構成、また図5(b)は、全ての柱部3の形成領域を除いて傾斜状の潤滑剤保持溝5を設けた構成を示すものである。その他の構成については、図2に示すものと同一であるため、共通の参照番号を付与して重複説明を省略する。
ところで、上述した何れの実施形態においても、潤滑剤保持溝5の軸方向断面形状は直線ではなく、図6に示すように円弧(円弧の組み合わせ)で構成するのが望ましい。潤滑剤保持溝5の断面が直線で構成されていると、遠心力が作用した場合に潤滑剤保持溝5に応力が集中し、変形量の増大、また最悪の場合には保持器1の破損を招くおそれが高まるからである。なお、図示例では、曲率の大きい第1の円弧R1と、第1の円弧R1に比べ相対的に曲率の小さい第2の円弧R2との組み合わせで潤滑剤保持溝5が構成されている。
以上で説明を行った保持器1は、何れも、柱部3の周方向中央部にウェルド部7が形成された構成であり、潤滑剤保持溝5は、少なくともウェルド部7を含む柱部3を除いた外端面2b領域に形成されているが、本発明を適用できる保持器は、もちろんこれに限定されるものではない。例えばゲート8の配置箇所を異ならせ、ウェルド部7が他の領域に形成される場合には、当該ウェルド部7の形成領域を除いて潤滑剤保持溝5を形成することにより、上記効果を相する保持器を得ることができる。
本発明にかかる保持器を組み込んだ複列円筒ころ軸受の軸方向断面図である。 (a)図は、保持器の要部拡大断面図、(b)図は(a)図をB方向から見た要部拡大図、(c)図は、潤滑剤保持溝の径方向寸法最大時を示す要部拡大断面図、(d)図は(c)図をB方向から見た要部拡大図である。 保持器の第2実施形態を示す要部拡大図である。 保持器の第3実施形態を示す要部拡大図である。 保持器の第4実施形態を示す要部拡大図である。 (a)図は、潤滑剤保持溝の断面形状を異ならせた構成を示す要部拡大断面図、(b)図は(a)図をB方向から見た要部拡大図である。 従来構成の保持器の要部拡大図である。
符号の説明
1 保持器
2 環状部
3 柱部
4 ポケット
5 潤滑剤保持溝
6 円筒ころ
7 ウェルド部
8 ゲート
10 複列円筒ころ軸受
11 内輪
12 外輪
Ta 環状部の軸方向幅(厚み)
Tb 潤滑剤保持溝の深さ
Tc 潤滑剤保持溝の径方向幅
Td 円筒ころの軸方向長さ

Claims (3)

  1. 樹脂で射出成形され、環状部と、環状部の一端面から軸方向に突設された複数の柱部と、環状部の他端面に設けられた潤滑剤保持溝とを備え、隣接する柱部間に形成されるポケットで円筒ころを摺動自在に保持する円筒ころ軸受用保持器において、
    潤滑剤保持溝が、ウェルド部を除いて設けられていることを特徴とする円筒ころ軸受用保持器。
  2. 潤滑剤保持溝が、さらに、柱部の形成領域を除いて設けられている請求項1記載の円筒ころ軸受用保持器。
  3. 潤滑剤保持溝の軸方向断面形状が、円弧面で構成されている請求項1記載の円筒ころ軸受用保持器。
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