JP2008007965A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の機種間で予備ペダル用の部品とフットレスト用の部品とを共通化することにより、機種全体としての部品点数を削減する。
【解決手段】 油圧ショベル1を、バケット32等からなる標準装備だけでなく、それ以外の機器も搭載可能な機種として設計する。そして、油圧ショベル1に標準装備以外の機器としてグラップル5を搭載した場合には、前ペダル19と後ペダル20とを有する予備ペダル18によってグラップル5を操作する。また、標準装備だけを搭載する仕様の油圧ショベル31には、予備ペダル18が不要となるので、その後ペダル20に代えてペダルストッパ34を設け、このペダルストッパ34と前ペダル19とによってフットレスト33を構成する。これにより、互いに仕様が異なる油圧ショベル1,31の間で前ペダル19等を共通部品として用いることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等として好適に用いられ、標準装備以外の追加機器を操作するための予備ペダルを備えた建設機械に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械には、例えばバケット等の作業具が標準装備の機器として装着されているが、作業内容等によっては、例えばグラップル、ブレーカ等からなる各種の機器等をバケットに代えて装着することがある。
そして、このような標準装備以外の機器(追加機器)も搭載可能に設計された油圧ショベルの機種には、追加機器を装着した場合にこれを操作するための予備ペダルが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−293494号公報
この種の従来技術による油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とによって大略構成されている。そして、上部旋回体は、車体フレームとしての旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられたオペレータシートと、該オペレータシートの前側に位置して旋回フレーム上に設けられた各種の操作レバーを有している。
また、操作レバーの側方には、オペレータシートの足元に位置して予備ペダルが設けられている。そして、例えばグラップル、ブレーカ等のように、標準装備以外でアクチュエータをもつ機器を使用する場合には、予備ペダルによって機器のアクチュエータを操作するようにしている。
一方、他の従来技術として、オペレータシートの前側にレバースタンドを立設し、このレバースタンドの下部側に予備ペダルを設ける構成とした油圧ショベルも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−344435号公報
この場合、レバースタンドの下部側には、レバースタンドから側方に突出する回動軸が設けられ、この回動軸の突出端側には、前ペダルと後ペダルとからなる予備ペダルが設けられている。そして、オペレータは、予備ペダルを踏込んで回動軸を回動操作することにより、その回動角に応じて追加機器を作動させる構成となっている。
ところで、上述した従来技術では、油圧ショベルの各機種のうち、標準装備以外の追加機器も搭載可能な機種に対して、予備ペダルを設ける構成としている。この場合、例えば搭載機器を標準装備だけに限定した機種には、予備ペダルが不要なものとなる。
しかし、例えば油圧ショベルの生産ライン等において、これらの機種全体で扱う部品点数を考慮した場合には、標準装備だけに適応する機種と、それ以外の機器にも適応する機種との間で、予備ペダルに関連した部品を可能な限り共通化したいという要求がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、標準装備だけを搭載可能な機種と、追加機器も搭載可能な機種との間で予備ペダルに関連した部品を共通化することができ、これらの機種全体で扱う部品点数を削減できると共に、生産性を向上できるようにした建設機械を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、車体フレームと、該車体フレームに設けられたオペレータシートと、該オペレータシートの前側に位置して前記車体フレームに立設され操作レバーを有するレバースタンドと、前記オペレータシートの足元に位置して該レバースタンドに設けられ標準装備以外の追加機器が搭載された場合に回動操作される回動軸と、前記追加機器を操作するために該回動軸に設けられた前ペダルと後ペダルとからなる予備ペダルとを備えた建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記回動軸には、前記追加機器を搭載しない場合に前記後ペダルを取外した状態で前記前ペダルの回動動作を規制するペダルストッパを設け、該ペダルストッパを前記前ペダルと一緒にフットレストとして用いる構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、前記レバースタンドには、前記後ペダルを臨時にフットレストとして用いる場合に当該後ペダルを前側に倒して当接させる支持突起を設け、前記後ペダルに代えて前記ペダルストッパを用いる場合には、前記ペダルストッパを前記支持突起に係止させる構成としている。
また、請求項3の発明によると、前記レバースタンドには、前記後ペダルを臨時にフットレストとして用いる場合に当該後ペダルを前側に倒して当接させる支持突起を設け、前記ペダルストッパには、ペダルストッパを前記回動軸に固定する固定具と、前記支持突起に係止される係止部とを設ける構成としている。
請求項1の発明によれば、例えば標準装備だけでなく、追加機器も搭載可能な建設機械の機種等には、前ペダルと後ペダルとを有する予備ペダルを設けることができる。そして、このような機種に追加機器を搭載した場合には、当該機器を予備ペダルによって操作することができる。一方、追加機器を搭載しない場合(例えば、搭載機器を標準装備だけに限定した機種等)には、予備ペダルが不要となるので、その後ペダルに代えてペダルストッパを設けることができる。そして、ペダルストッパによって前ペダルの回動動作を規制することができ、この状態で前ペダルとペダルストッパとをフットレストとして用いることができる。
このように、予備ペダルが不要な機種では、後ペダルをペダルストッパと交換するだけで、前ペダル等を利用してフットレストを容易に実現することができる。このため、互いに仕様が異なる機種の間でも、例えば回動軸、前ペダル等を共通部品として、予備ペダル用の部品とフットレスト用の部品とを共通化することができる。従って、機種全体としての部品点数を削減することができ、生産性を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、例えば標準装備以外の機器を搭載した機種等において、この機器を一時的に使用しない場合には、後ペダルを回動軸の周囲で前側に回して倒すことができ、これによって後ペダルを前ペダルの上側で支持突起に当接させることができる。これにより、オペレータが後ペダルの上に足を乗せたとしても、後ペダルの回動変位を支持突起によって規制することができ、後ペダルを臨時にフットレストとして用いることができる。
一方、後ペダルに代えてペダルストッパを用いる場合には、ペダルストッパを回動軸に取付けた状態で支持突起に係止させることができる。これにより、ペダルストッパは、回動軸及びこれに取付けられた前ペダルが回動変位するのを支持突起によって確実に規制することができ、オペレータが前ペダルに足を乗せたときにも、前ペダルを所定の位置に安定的に保持することができる。
また、請求項3の発明によれば、固定具は、ペダルストッパを回動軸に固定することができ、ペダルストッパと回動軸との相対回転を規制することができる。この状態で、ペダルストッパの係止部を支持突起に係止させることができ、これらのペダルストッパと支持突起とによって回動軸及び前ペダルの回動動作を確実に規制することができる。従って、予備ペダル用の支持突起を利用してフットレストを容易に形成することができる。
以下、本発明の実施の形態による建設機械として、例えばミニショベルと呼ばれる小型の油圧ショベルを例に挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態では、まず図1ないし図10を参照しつつ、標準装備以外の追加機器も搭載可能な仕様の油圧ショベルについて説明し、追加機器としては、グラップルを例に挙げて述べるものとする。
図中、1は小型の油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1は、図1ないし図3に示す如く、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され、下部走行体2と共に油圧ショベル1の車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置4とによって大略構成されている。
ここで、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム6、カウンタウェイト7と、旋回フレーム6上に搭載された後述のエンジン8、外装カバー9、オペレータシート10、レバースタンド12とによって大略構成されている。
また、作業装置4は、図1に示す如く、旋回フレーム6の前部側に左,右方向に揺動可能に取付けられたスイングポスト4Aと、該スイングポスト4Aに俯仰動可能に取付けられたブーム4Bと、該ブーム4Bの先端側に俯仰動可能に取付けられたアーム4Cと、該アーム4Cの先端側に回動可能に取付けられた後述のグラップル5と、ブーム4Bを上,下方向に俯仰動させるブームシリンダ4Dと、アーム4Cを上,下方向に回動させるアームシリンダ4Eと、グラップル5を回動させる作業具シリンダ4Fと、スイングポスト4Aを左,右方向に揺動させる揺動シリンダ(図示せず)とによって大略構成されている。
5はアーム4Cの先端側に取付けられた作業具としてのグラップルで、該グラップル5は、例えばバケット32(図11参照)等の標準装備に代えて、作業装置4に装着されるものであり、標準装備以外の追加機器を構成している。そして、グラップル5は、互いに開,閉可能となった爪部5A,5Aと、これらの爪部5Aを開,閉する開閉シリンダ5Bとによって大略構成され、例えば廃材、スクラップ等を各爪部5Aの間に挟んで移動したり、これを運搬車両の荷台等に積載するものである。
一方、6は上部旋回体3の下部側に配置された車体フレームとしての旋回フレームで、該旋回フレーム6は、例えば鋳造等の手段によって形成され、その後端部には、作業装置4との重量バランスをとるカウンタウェイト7が一体形成されている。そして、旋回フレーム6の後部側には、車両に搭載された油圧ポンプ(図示せず)を駆動するエンジン8と、該エンジン8を覆う外装カバー9とが設けられている。
10は旋回フレーム6上に設けられ、油圧ショベル1のオペレータが着座するオペレータシートで、該オペレータシート10は、外装カバー9の上面部に取付けられている。また、旋回フレーム6上には、オペレータシート10に着座したオペレータの足元、即ち外装カバー9の前側に位置して床板11が設けられ、該床板11上にはフロアマット11Aが設けられている。
12はオペレータシート10の前側に位置して旋回フレーム6上に立設されたレバースタンドで、該レバースタンド12は、図4に示す如く、下部側が旋回フレーム6に取付けられる枠状のフレーム12Aを有している。そして、フレーム12Aの下部側には、後述の回動軸16を回動可能に支持するスリーブ12Bが固着されている。
また、レバースタンド12の上部側には、車両を走行させるときに手動操作される走行レバー13,13と、上部旋回体3を下部走行体2上で旋回させたり、作業装置4のブームシリンダ4D、アームシリンダ4E、作業具シリンダ4F等を作動させるときに手動操作される作業レバー14,14とが設けられている。
また、レバースタンド12の下部側には、図2に示す如く、オペレータによって踏込み操作される後述の予備ペダル18、揺動ペダル22等が設けられ、これらのペダル18,22は、レバースタンド12を挟んで左,右に配置されている。
さらに、レバースタンド12の内部には、図1、図4に示す如く、制御弁15が設けられている。この制御弁15は、車両に搭載された各種のアクチュエータ(例えば走行モータ、旋回モータ、作業装置4のブームシリンダ4D、アームシリンダ4E、作業具シリンダ4F、揺動シリンダ、グラップル5の開閉シリンダ5B)に対して、油圧ポンプから吐出される作動油を給排する。
この場合、制御弁15には、オペレータが予備ペダル18を踏込み操作したときに、その操作内容に応じてグラップル5の開閉シリンダ5Bに作動油を給排する予備制御弁が含まれている。また、制御弁15は、オペレータによる操作レバー(レバー13,14)やペダル18,22の操作状態に応じて各アクチュエータに作動油を給排する。これにより、オペレータは車両を走行させたり、上部旋回体3を旋回させると共に、作業装置4を用いて所望の作業を行うことができる。
16は予備ペダル18を配置するためにレバースタンド12の下部側に回動可能に設けられた回動軸で、該回動軸16は、標準装備以外の追加機器(本実施の形態では、グラップル5として例示)を操作するときに回動操作されるものである。
ここで、回動軸16は、図4、図5に示す如く、基端側がレバースタンド12のスリーブ12Bによって回動可能に支持され、先端側がレバースタンド12の左側面部から側方に突出すると共に、オペレータシート10の足元に配置されている。また、回動軸16は、レバースタンド12内に配置されたリンク機構(図示せず)等を介して制御弁15のうちの予備制御弁に連結されている。
そして、回動軸16は、オペレータによる予備ペダル18の踏込み操作量に応じて回動し、その回動角に応じて予備制御弁を作動させる。これにより、本実施の形態の場合には、予備ペダル18の操作量に応じて予備制御弁からグラップル5の開閉シリンダ5Bに作動油が給排され、オペレータは、予備ペダル18によってグラップル5の爪部5Aを開,閉操作することができる。
また、回動軸16の外周面には、図10、図15に示す如く、後述の前ペダル19を固定するねじ穴16Aと、必要に応じて後述のペダルストッパ34を固定するねじ穴16Bとが径方向に穿設されている。
17はレバースタンド12の左側面部に突設された支持突起で、該支持突起17は、例えば円柱状の金属ロッド等からなり、回動軸16の前側に配置されている。そして、支持突起17は、図8、図9に示す如く、例えばグラップル5の使用を一時的に停止する場合等に、後述の後ペダル20に下側から当接し、後ペダル20を臨時のフットレスト位置に支持するものである。
また、後述する他の油圧ショベル31等のように、例えばグラップル5等の追加機器を搭載しない機種では、図12ないし図14に示す如く、ペダルストッパ34の係止部34Cが支持突起17に係止される。
18は回動軸16に設けられた予備ペダルを示し、該予備ペダル18は、後述の前ペダル19、後ペダル20、取付ねじ21等によって構成されている。そして、予備ペダル18は、例えば油圧ショベル1のように、標準装備以外の追加機器を搭載可能な機種において、この追加機器を操作するときに用いられるもので、本実施の形態では、グラップル5の操作に用いられている。
また、油圧ショベル1において、例えばグラップル5の使用を一時的に停止する場合等には、図8、図9に示す如く、後ペダル20を前側に倒して支持突起17に当接させることにより、後ペダル20を臨時にフットレストとして用いることが可能となっている。
さらに、例えば他の油圧ショベル31のように、バケット32等からなる標準装備だけを搭載する機種では、図12、図13に示す如く、後ペダル20に代えて後述のペダルストッパ34が回動軸16と支持突起17とにわたって取付けられる。この機種では、前ペダル19とペダルストッパ34とをフットレストとして用いる構成となっている。
19は予備ペダル18の前部側を構成する前ペダルで、該前ペダル19は、標準装備以外の機器が搭載可能な仕様の油圧ショベル1と、搭載機器を標準装備だけに限定した仕様の油圧ショベル31との間で共通部品として用いられるものである。
そして、前ペダル19は、図6、図10に示す如く、回動軸16の外周側に嵌合される筒部19Aと、該筒部19Aから車両の前側に向けて径方向に突出する踏込板19Bと、該踏込板19Bから後ペダル20側に向けて軸方向に延在し、後ペダル20の筒部20Aの外周面に沿って配置された係合片19Cとによって大略構成されている。
ここで、筒部19Aには、後述の取付ねじ21を挿通するねじ挿通穴19Dが径方向に形成されている。そして、前ペダル19は、取付ねじ21によって回転を規制した状態で回動軸16に取付けられ、オペレータが踏込板19Bを踏込んだときには、回動軸16と一緒に回動する構成となっている。また、係合片19Cは、図7示す如く、後ペダル20を後側に倒した状態で、その段部20Cに対して回動方向に係合するものである。
20は予備ペダル18の後部側を構成する後ペダルで、該後ペダル20は、標準装備以外の機器が搭載可能な仕様の油圧ショベル1に用いられるものである。そして、後ペダル20は、回動軸16の外周側に回動可能な状態で嵌合される筒部20Aと、該筒部20Aから車両の後側に向けて径方向に突出する踏込板20Bと、筒部20Aの外周側の一箇所に設けられ、前ペダル19の係合片19Cに対して係合,離脱可能となった段部20Cとによって構成されている。
ここで、後ペダル20は、回動軸16を中心として前,後方向に傾転されることにより、図6に示すペダル位置と、図9に示すフットレスト位置との間で回動される。この場合、後ペダル20がペダル位置にある状態では、図7に示す如く、前ペダル19の係合片19Cと後ペダル20の段部20Cとが回動方向に対して係合している。このため、オペレータが踏込板19B,20Bの何れかを踏込み操作したときには、予備ペダル18全体が回動軸16と一緒に前側または後側へと回動変位する。
また、後ペダル20を前側に倒したときには、図9に示す如く、後ペダル20が支持突起17に上側から当接してフットレスト位置に保持される。これにより、後ペダル20は、前ペダル19の上側に重なり合う位置で、支持突起17によって踏込み操作を規制された状態となるので、後ペダル20を臨時のフットレストとして用いることができる。
21は前ペダル19を回動軸16の外周側に取付ける取付ねじで、該取付ねじ21は、図10に示す如く、前ペダル19のねじ挿通穴19Dを介して回動軸16のねじ穴16Aに螺着され、回動軸16と前ペダル19とが相対的に回動するのを規制している。
なお、図2等において、22はオペレータの足元に位置してレバースタンド12の右側面部に設けられた揺動ペダルで、該揺動ペダル22は、オペレータによって踏込み操作され、作業装置4のスイングポスト4Aを左,右方向に揺動させるものである。
次に、このように構成された油圧ショベル1の作動について説明する。まず、オペレータは、車両のオペレータシート10に着座した状態で、走行レバー13、作業レバー14を操作することにより、車両を走行させたり、上部旋回体3を下部走行体2上で旋回させることができ、また作業装置4のブーム4B、アーム4C、グラップル5を俯仰動(回動)させることができる。
また、オペレータは、足元右側の揺動ペダル22を踏込み操作することにより、作業装置4(スイングポスト4A)を車両の左側または右側に揺動させることができ、車両の側方でも作業装置4を用いて作業を行うことができる。
さらに、オペレータが足元左側の予備ペダル18を踏込み操作したときには、回動軸16が回動し、その回動動作がリンク機構等を介して制御弁15のうちの予備制御弁に伝達される。この結果、オペレータのペダル操作に応じた作動油がグラップル5の開閉シリンダ5Bに給排されるようになるので、オペレータは、予備ペダル18によってグラップル5の爪部5Aを開,閉操作しつつ、例えば廃材の運搬作業等を行うことができる。
一方、例えばグラップル5を一時的に使用しない場合等には、後ペダル20をフットレスト位置まで前側に倒して支持突起17に当接させることにより、後ペダル20を臨時のフットレストとして用いることができる。また、グラップル5の操作を再開するときには、後ペダル20をペダル位置まで後側に倒すことにより、予備ペダル18を機能させることができる。
次に、図11ないし図15を参照しつつ、例えばバケット等の標準装備だけが搭載可能な油圧ショベルの機種について説明する。
図中、31は油圧ショベルで、該油圧ショベル31は、前述した油圧ショベル1とほぼ同様に、下部走行体2、上部旋回体3、作業装置4等によって構成され、作業装置4のアーム4Cの先端側には、例えば土砂等の掘削作業を行うバケット32が標準装備の作業具として装着されている。
ここで、油圧ショベル31は、例えば搭載機器を標準装備だけに限定した機種として予め設計されており、例えば制御弁15の予備制御弁やこれに接続される油圧系統を省略した構成となっている。そして、油圧ショベル31には、予備ペダル18が不要なものとなるため、これに代えて後述のフットレスト33が設けられている。
33は予備ペダル18に代えてレバースタンド12の左側面部に設けられたフットレストで、該フットレスト33はオペレータが運転中に足を乗せるものである。ここで、フットレスト33は、図12、図13に示す如く、予備ペダル18の構成部品である前ペダル19と、後述のペダルストッパ34とによって構成され、レバースタンド12に設けられた回動軸16と支持突起17とを利用して支持されている。
34は回動軸16と支持突起17とにわたって設けられたペダルストッパで、該ペダルストッパ34は、例えば油圧ショベル31等のように、追加機器を搭載しない機種において、支持突起17と協働することにより回動軸16と前ペダル19の回動動作を規制するものである。この場合、ペダルストッパ34は、前ペダル19と一緒にフットレスト33としても用いられている。
また、ペダルストッパ34は、図14、図15に示す如く、後ペダル20が取付けられていた位置で回動軸16の外周側に嵌合される筒部34Aと、該筒部34Aの外周側に固着され、先端側が筒部34Aから車両の前側に向けて斜め上向きに延びた平板状の延長板34Bと、該延長板34Bの先端右側から下向きに略L字状をなして折曲げられた略環状の係止部34Cとによって構成されている。
ここで、筒部34Aには、後述の固定ねじ35を挿通するねじ挿通穴34Dが径方向に形成されている。そして、ペダルストッパ34は、筒部34Aが固定ねじ35によって回転を規制した状態で回動軸16に固定され、係止部34Cが支持突起17に係止されると共に、これによって回動軸16の回動動作を規制している。
また、延長板34Bはオペレータが足を乗せる部位であり、前ペダル19の踏込板19Bの近傍に配置されると共に、この踏込板19Bとほぼ同様に斜めに傾いている。このため、延長板34Bは、踏込板19Bと協働してフットレスト33の面積を十分に確保することができ、オペレータの足をフットレスト33に安定的に乗せることができる。
一方、係止部34Cは、図14に示す如く、支持突起17の外周側に嵌合、係止されている。これにより、ペダルストッパ34は、回動軸16と前ペダル19とが回動変位するのを支持突起17によって確実に規制することができ、オペレータが前ペダル19に足を乗せたときにも、前ペダル19を所定の位置に安定的に保持することができる。
35はペダルストッパ34を回動軸16の外周側に固定する固定具としての固定ねじで、該固定ねじ35は、図15に示す如く、ペダルストッパ34のねじ挿通穴34Dを介して回動軸16のねじ穴16Bに螺着され、回動軸16とペダルストッパ34とが相対的に回動するのを規制している。
このように、本実施の形態では、予備ペダル18を搭載した油圧ショベル1と、フットレスト33を搭載した油圧ショベル31との間で、例えば回動軸16、支持突起17、前ペダル19、取付ねじ21等を共通部品として用いる構成となっている。
次に、このように構成された油圧ショベル31の作動について説明する。まず、オペレータは、車両のオペレータシート10に着座し、左足をフットレスト33に乗せた状態で、走行レバー13や作業レバー14を操作することにより、車両を走行させたり、上部旋回体3を旋回させることができ、また作業装置4のブーム4B、アーム4C、バケット32を俯仰動(回動)させつつ、土砂等の掘削作業を行うことができる。
また、オペレータは、油圧ショベル1の場合とほぼ同様に、足元右側の揺動ペダル22を踏込み操作することにより、作業装置4(スイングポスト4A)を車両の左側または右側に揺動させることができる。このとき、オペレータは、左足をフットレスト33に乗せることにより、各種のレバー操作やペダル操作を安定した状態で行うことができる。
かくして、本実施の形態によれば、例えば油圧ショベル1のように、バケット32等の標準装備だけでなく、グラップル5等の追加機器も搭載可能な機種には、当該機器を操作する予備ペダル18を設ける構成としている。また、例えば油圧ショベル31のように、追加機器を搭載しない機種には、後ペダル20に代えてペダルストッパ34を設ける構成としている。
これにより、例えばグラップル5等を搭載した機種では、予備ペダル18を踏込み操作することによってグラップル5の各爪部5Aを開,閉させることができる。また、この機種において、グラップル5を一時的に使用しない場合には、後ペダル20を前側に倒して支持突起17に当接させることができ、この状態で後ペダル20を臨時にフットレストとして用いることができる。
一方、予備ペダル18が不要な油圧ショベル31では、油圧ショベル1で用いられる後ペダル20をペダルストッパ34と交換するだけで、回動軸16と前ペダル19の回動動作をペダルストッパ34によって確実に規制することができ、この状態で前ペダル19とペダルストッパ34とをフットレスト33として用いることができる。
これにより、例えば予備ペダル18に用いられる回動軸16、支持突起17、前ペダル19、取付ねじ21等の部品を利用して、フットレスト33を容易に実現することができ、これらの部品を共通部品として、互いに仕様が異なる油圧ショベル1,31の間で予備ペダル18用の部品とフットレスト33用の部品とを共通化することができる。
従って、例えば複数の機種を扱う生産ライン等では、機種全体としての部品点数を削減することができ、生産性を向上させることができる。また、例えば油圧ショベル31のように、オペレータシート10とレバースタンド12との間にオペレータの足置きスペースを確保するのが難しい小型の建設機械でも、予備ペダル18の配置スペースを利用してフットレスト33を容易に設置することができる。
また、ペダルストッパ34には係止部34Cと固定ねじ35とを設けたので、後ペダル20に代えてペダルストッパ34を用いる場合には、その筒部34Aを固定ねじ35によって回転を規制した状態で回動軸16に固定することができ、この状態で係止部34Cを支持突起17に係止することができる。
これにより、ペダルストッパ34は、回動軸16と前ペダル19とが回動変位するのを支持突起17によって確実に規制することができ、オペレータが前ペダル19に足を乗せたときにも、前ペダル19を所定の位置に安定的に保持することができる。従って、予備ペダル18用の支持突起17を利用してペダルストッパ34を機能させることができ、ペダルストッパ34の形状や構造を簡略化することができる。
なお、前記実施の形態では、油圧ショベル1,31に搭載される標準装備以外の機器としてグラップル5を例に挙げて説明した。しかし、本発明はグラップル5に限らず、例えばブレーカ、タンパ(加振機)、削岩機等のように、アクチュエータを備えた機器であれば、各種の作業具、機器、装置等を標準装備以外の機器として用いることができる。
さらに、実施の形態では、建設機械として小型の油圧ショベル1,31を例に挙げて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば中型、大型の油圧ショベルや、油圧クレーン、ホイールローダ、ロードローラ等を含めて各種の建設機械に適用することができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルをグラップルを装着した状態で示す正面図である。 図1の油圧ショベルを上側からみた平面図である。 図1の油圧ショベルを作業装置を取外した状態で示す左側面図である。 レバースタンドのフレームを示す斜視図である。 予備ペダルを操作可能な状態で拡大して示す斜視図である。 図5の予備ペダルを示す正面図である。 予備ペダルを図5中の矢示VII−VII方向からみた断面図である。 予備ペダルを臨時のフットレストとして用いる状態を示す斜視図である。 図8の予備ペダルを示す正面図である。 前ペダル、後ペダル、回動軸等を組立てる前の状態で示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態による油圧ショベルをバケットを装着した状態で示す正面図である。 予備ペダルにペダルストッパを取付けてフットレストとして用いる状態を示す斜視図である。 図12の前ペダルとペダルストッパとを示す正面図である。 ペダルストッパを図12中の矢示XIV−XIV方向からみた断面図である。 前ペダル、ペダルストッパ、回動軸等を組立てる前の状態で示す分解斜視図である。
符号の説明
1,31 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 グラップル(標準装置以外の機器)
6 旋回フレーム(車体フレーム)
10 オペレータシート
12 レバースタンド
13 走行レバー(操作レバー)
14 作業レバー(操作レバー)
16 回動軸
17 支持突起
18 予備ペダル
19 前ペダル
20 後ペダル
32 バケット(標準装備)
33 フットレスト
34 ペダルストッパ
34A 筒部
34B 延長板
34C 係止部
35 固定ねじ(固定具)

Claims (3)

  1. 車体フレームと、該車体フレームに設けられたオペレータシートと、該オペレータシートの前側に位置して前記車体フレームに立設され操作レバーを有するレバースタンドと、前記オペレータシートの足元に位置して該レバースタンドに設けられ標準装備以外の追加機器が搭載された場合に回動操作される回動軸と、前記追加機器を操作するために該回動軸に設けられた前ペダルと後ペダルとからなる予備ペダルとを備えた建設機械において、
    前記回動軸には、前記追加機器を搭載しない場合に前記後ペダルを取外した状態で前記前ペダルの回動動作を規制するペダルストッパを設け、該ペダルストッパを前記前ペダルと一緒にフットレストとして用いる構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記レバースタンドには、前記後ペダルを臨時にフットレストとして用いる場合に当該後ペダルを前側に倒して当接させる支持突起を設け、前記後ペダルに代えて前記ペダルストッパを用いる場合には、前記ペダルストッパを前記支持突起に係止させる構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記レバースタンドには、前記後ペダルを臨時にフットレストとして用いる場合に当該後ペダルを前側に倒して当接させる支持突起を設け、前記ペダルストッパには、ペダルストッパを前記回動軸に固定する固定具と、前記支持突起に係止される係止部とを設けてなる請求項1に記載の建設機械。
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