JP2008007857A - アライメント装置、アライメント方法および表示装置の製造方法 - Google Patents

アライメント装置、アライメント方法および表示装置の製造方法 Download PDF

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吉田  孝
Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
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Abstract

【課題】基板に剥離帯電が生じても、基板を撓ませることなく、基板とマスクとの高精度な位置合わせが可能なアライメント装置、アライメント方法およびこのアライメント方法を用いた表示装置の製造方法を提供する
【解決手段】基板Wを一主面側の縁で水平状態に保持する基板支持部12と、基板支持部12に保持された基板Wの一主面側に対向する状態で、マスクMを保持するマスク保持部13と、基板支持部12に保持された基板Wとマスク保持部に保持されたマスクMとの相対位置を検出する位置検出手段14と、位置検出手段14で検出された相対位置に基づいて、基板とマスクとが所定の相対位置となるように、基板支持部およびマスク保持部の少なくとも一方を移動させる位置制御手段を備えたアライメント装置であって、基板支持部12上に、基板Wを介して載置されるマグネット21を備えたアライメント装置およびアライメント方法ならびに表示装置の製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、アライメント装置、アライメント方法および表示装置の製造方法に関し、特には有機電界発光素子(有機エレクトロルミネッセンス素子;以下「有機EL素子」という)の製造に好適に用いられるアライメント装置、アライメント方法および表示装置の製造方法に関する。
次世代のフルカラー表示装置として、薄型、高輝度、高精細、低消費電力、さらには色再現性の広い有機ELディスプレイが注目されている。この有機ELディスプレイに用いられる有機EL素子は、陽極と陰極との間に有機層を挟持してなり、有機層の材料選択によって各色に発光する素子が得られるため、RGB各色に発光する有機EL素子を所定状態で配列形成することによって、フルカラー表示が可能な有機ELディスプレイを構成することが可能である。
ところで、上述したような有機ELディスプレイの優れた特徴を生かすためには、薄いガラス基板面に高密度に配置されたR(赤)・G(緑)・B(青)の発光素子からなる有機層の画素パターンを形成する必要がある。一般的に、各有機層のパターンは真空蒸着法により形成されている。真空蒸着法においては、パターンを形成するためのマスクとして、磁性材料製のマスクが用いられており、マグネットの磁力により基板を介してマスクを吸着させて、基板とマスクとが密着固定された状態で、有機層を蒸着する。このため、基板とマスクとを密着固定する前に、基板とマスクとの相対位置を高精度に位置決めするアライメントを行う必要がある。
ここで、従来のアライメント装置について、図16を用いて説明する。この図に示すように、アライメント装置100は、基板WとマスクMとのアライメントを行う処理チャンバ101、基板Wの一主面側を支持する基板支持部102、マスクMを保持するマスク保持部103、基板WとマスクMとの相対位置を検出する位置検出手段104、および基板WとマスクMとの相対位置を補正する位置制御手段(図示省略)とを備えている。また、基板支持部102と対向する状態でマグネット105を保持するマグネット保持部106を備えている。
上記基板支持部102には、矩形状の基板Wの一主面(成膜面)側の縁をその先端で支持する複数の支持ピン102aが立設されている。ここで、この支持ピン102aの先端は、半球状に構成されている。この基板支持部102には、支持した基板Wをその一主面におけるx、y、θ方向に移動自在な駆動部(図示省略)を備えている。
また、マスク保持部103は、有機層のパターンを形成するための微細な開口パターンが設けられた矩形状のマスクMを、基板支持部102に支持された基板Wの成膜面に対向する状態で保持するものである。マスクMには、上記支持ピン102aに対応する位置に貫通孔Maが設けられており、この貫通孔Maに上記支持ピン102aが挿入された状態で、マスク保持部103に保持されたマスクMが、基板支持部102に支持された基板Wと対向配置される。また、このマスク保持部103はz方向に移動自在な昇降手段を備えており、上記基板支持部102に支持された基板Wに対して、マスクMを当接または離反可能に構成されている。
さらに、マグネット保持部106は、上記基板支持部102に対向配置され、矩形状のマグネット105を着脱自在に構成されている。また、マグネット保持部106は、マグネット保持部106に装着されたマグネット105を昇降させるとともに、水平方向に旋回可能に構成されている。
さらに、位置検出手段104は、基板支持部102に支持された基板Wとマスク保持部103に保持されたマスクMとの相対的な位置関係を検出するためのものであり、例えばCCDカメラ104aからなる撮像手段とこれに接続された基板WとマスクMとの位置ずれを算出する演算部(図示省略)とからなる。このうちCCDカメラ104aは、上述したマグネット105の4隅の上方に配置されている。
また、位置制御手段は、位置検出手段104で検出された位置関係に基づいて、基板WとマスクMとが所定の位置関係となるように、基板支持部102のx、y、θ方向の移動値を算出し、算出された値に基づいて基板支持部102に設けられた駆動部(図示省略)による基板支持部102の駆動を制御する。
このようなアライメント装置100を用いて、基板WとマスクMとの位置合わせを行う場合のアライメント方法について説明する。ここで、基板Wには、有機ELディスプレイの駆動素子となる薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)が形成されている。まず、例えばある一色の有機層を蒸着法により成膜した後の基板Wは、マスクM、基板Wおよびマグネット105がこの順に積層された状態で、処理チャンバ101内に搬送され、基板支持部102よりも上方で待機した状態のマスク保持部103に、上記積層状態を維持したままマスクMが保持される。
次いで、マグネット保持部106を降下させて、その先端にマグネット105を装着し、マグネット保持部106を上昇させることで、マグネット105のみが基板WとマスクMから剥離される。その後、マグネット保持部106により、マグネット105の4隅と、基板WとマスクMの4隅が対応した位置から、マグネット105を水平方向に45度旋回させることで、CCDカメラ104aにより、基板WとマスクMの4隅に設けられたアライメントマークを撮像することが可能となり、最終的に、基板WとマスクMの位置関係を検出することが可能となる。
続いて、マスクMが保持されたマスク保持部103を降下させることで、マスクMの貫通孔Maに基板支持部102の支持ピン102aが挿入された状態で、マスクMが基板Wから剥離される。これにより、基板Wは、基板支持部12の支持ピン102aによって支持され、マグネット105と基板WとマスクMとがそれぞれ分離された状態となる。この状態で、位置制御手段により、位置検出手段104で検出された位置関係に基づいて、基板支持部102をx、y、θ方向に移動させることで、次の有機層を蒸着するための基板WとマスクMの位置合わせを行う。この位置合わせでは、後工程で、マスク保持部103を上昇させてマスクMにより基板Wをすくい上げる際と、マグネット105を下降させてマグネット105に基板Wを介してマスクMを吸着させる際に位置ずれが生じることから、この位置ずれ量をこれまでのデータに基づいて予め求めておき、これを加味した補正を行う。
以上のようにして、基板WとマスクMとのアライメントを行った後、マスク保持部103を上昇させて、マスクMを基板Wに当接し、マスクMにより支持ピン12a上から基板Wをすくい上げる。この状態で、位置検出手段104により基板WとマスクMとの位置関係を再度検出し、位置ずれが要求精度範囲内であれば、マグネット保持部106を下降させて、マグネット105に基板Wを介してマスクMを吸着させる。その後、マグネット保持部106からマグネット105を離脱させて、搬送ロボットにより、マスクMとマグネット105とで挟持された状態の基板Wを蒸着チャンバへ搬送する。
一方、基板WとマスクMとの位置ずれが要求精度範囲外である場合には、マスク保持部103を下降させて、再度基板WからマスクMを剥離し、基板WとマスクMの相対位置が要求精度の範囲内になるまで、上記アライメントを繰り返す。このため、基板WからマスクMを剥離することによる剥離帯電が生じ易い。
そこで、基板Wの剥離帯電を防ぐために、マグネットを基板から剥離した後、マグネットと基板との間に紫外線を照射し、基板を除電するアライメント方法が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−257630号公報
しかし、上述した特許文献1に記載されたアライメント方法では、紫外線による除電時間を加味しなければならず、製造プロセスが煩雑であり、生産的ではない、という問題がある。
また、基板Wに剥離帯電が生じた状態では、基板支持部102に支持された基板Wが、剥離帯電により撓んだり、変形したりするため、基板WとマスクMとの位置ずれが生じ易い。また、マスクMにより基板Wをすくい上げる際の位置ずれ量およびマグネット105を下降させて基板Wを介してマスクMを吸着させる際の位置ずれ量が一定にならず、ばらつくため、基板WとマスクMの相対位置を要求精度範囲内に制御することは困難である。また、基板WとマスクMの相対位置が要求精度範囲外である場合には、基板WとマスクMおよびマグネット105との分離・密着を繰り返すが、マスクMの基板Wの帯電量が増大すると、基板Wに既に形成されているTFTの破壊や閾値電圧の変動が生じる可能性もある。
そこで、本発明は、剥離帯電による基板の撓みや変形を防ぐことで、基板とマスクとの高精度な位置合わせが可能なアライメント装置、アライメント方法およびこのアライメント方法を用いた表示装置の製造方法を提供することを目的としている。
上述したような目的を達成するために、本発明におけるアライメント装置は、基板を一主面側の縁で支持する基板支持部と、基板支持部に支持された基板の一主面側に対向する状態で、マスクを保持するマスク保持部と、基板支持部に支持された基板とマスク保持部に保持されたマスクとの相対的な位置関係を検出する位置検出手段と、位置検出手段で検出された位置関係に基づいて、基板とマスクとが所定の位置関係となるように、基板支持部およびマスク保持部の少なくとも一方を移動させる位置制御手段とを備えたアライメント装置であって、基板支持部上に基板の他主面側の全域を覆う状態で載置される基板押さえ部を備えている。
また、本発明のアライメント方法は、上記アライメント装置を用いたアライメント方法であって、一主面側の縁が基板支持部で支持されるとともに、他主面側の全域を覆う状態で基板押さえ部が載置された基板とマスク保持部に保持されたマスクとを対向配置し、基板とマスクとの位置合わせを行うことを特徴としている。
このようなアライメント装置およびアライメント方法によれば、基板支持部上に基板の他主面側の全域を覆う状態で基板押さえ部が載置されていることで、基板からマスクを剥離する際に、基板に剥離帯電が生じたとしても、剥離帯電による基板の撓みや変形が防止される。これにより、基板の撓みや変形による基板とマスクの位置ずれが回避されるだけでなく、位置合わせ後にマスクを当接させる際の位置ずれのばらつきが抑制される。これにより、基板とマスクとの高精度な位置合わせが可能となる。
また、本発明の表示装置の製造方法は、基板の一主面側に有機層を有する有機電界発光素子を備えた表示装置の製造方法であって、次のような工程を順次行うことを特徴としている。まず、一主面側の縁が基板支持部で支持されるとともに、他主面側の全域を覆う状態で基板押さえ部が載置された基板とマスク保持部に保持されたマスクとを対向配置し、基板とマスクとの位置合わせを行う。次に、位置合わせされた状態を保つように、基板押さえ部に基板を介してマスクを密着固定する工程を行う。次いで、マスクが密着固定された基板の一主面側に有機層を蒸着する工程を行う。
このような表示装置の製造方法によれば、上述したアライメント方法を用いて、基板とマスクの位置合わせを行うことで、基板とマスクとの高精度な位置合わせが可能となる。
以上、説明したように、本発明におけるアライメント装置、アライメント方法および表示装置の製造方法によれば、基板とマスクとの高精度な位置合わせが可能となることから、基板とマスクの相対位置を要求精度範囲内に収めることが容易になる。したがって、アライメントに要する時間を短縮化することができる。また、基板とマスクとの高精度な位置あわせが可能となることで、基板とマスクとの相対位置が要求精度範囲外である場合の再補正の回数が低減されるため、マスクの分離・密着回数が低減される。したがって、剥離帯電により帯電量が増大することによる基板へのダメージを抑制することができるため、表示装置の歩留まりを向上させるとともに、品質低下を防止することができる。
以下、本発明に係るアライメント装置、アライメント方法および表示装置の製造方法を、図面に基づき詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本実施形態のアライメント装置1の断面構成図である。この図に示すアライメント装置1は、有機ELディスプレイの製造工程における有機層を蒸着する際の基板WとマスクMのアライメントに用いられるものである。ここで、基板Wは矩形状のガラス基板で構成されており、マスクMは基板Wよりも一回り大きい矩形状の磁性材料で構成されることとする。まず、図1に基づいて、アライメント装置1の構成を説明する。
この図に示すように、アライメント装置1は、基板WとマスクMとのアライメントを行う処理チャンバ11、基板Wを一主面側の縁で支持する基板支持部12、マスクMを保持するマスク保持部13、基板WとマスクMとの相対位置を検出する位置検出手段14、および基板WとマスクMとの相対位置を補正する位置制御手段15とを備えている。また、本発明の特徴的な構成として、基板支持部12上に、基板Wの他主面側全域を覆う状態で載置されるマグネット21(基板押さえ部)を備えている。
このうち処理チャンバ11は、例えば基板Wへの有機層の蒸着が行われる蒸着チャンバ(図示省略)に隣接されており、搬送ロボットにより、マグネットとマスクとで挟持された基板Wが各チャンバに搬送されるように構成されている。この処理チャンバ11には、排気システム(図示省略)が備えられており、内部を真空雰囲気に調整可能となっている。
また、上記基板保持部12は、上記処理チャンバ11の底部側に配設され、基板Wを成膜面となる一主面側の縁で水平状態に支持するように構成されている。具体的には、基板支持部12は、その先端で基板Wを支持する複数の支持ピン12aを備えている。ここでは、矩形状の基板Wを支持することから、上記基板支持部12は、矩形面を有するテーブルの縁、(例えば4隅とその中点)に、8本の支持ピン12が立設されていることとする。
ここで、後述するように、基板支持部12上には、基板支持部12に支持された基板Wの他主面側(非成膜面)全域を覆う状態で、マグネット21が載置される。このため、応力集中による基板Wの破損を防止するため、上記支持ピン12aの先端は半球状よりも平面であることが好ましい。また、この基板支持部12は、支持した基板Wをその一主面におけるx、y、θ方向に移動自在な駆動部12bを備えている。
また、マスク保持部13は、有機層のパターンを形成するための開口パターンが設けられた磁性材料からなるマスクMを、上記基板支持部12に支持された基板Wの成膜面に対向する状態で保持するものである。マスクMは、チャンバ11にロボットにより搬送された後、外周部を位置決めされる。マスクMは、マスク保持部13には、自重により載っているだけであり、4点の接触面は、マスク位置決めが容易になるよう球面となっている。マスクMには、上記支持ピン12aに対応する位置に貫通孔Maが設けられており、この貫通孔Maに上記支持ピン12aが挿入された状態で、マスク保持部13に保持されたマスクMが、基板支持部12に支持された基板Wと対向配置される。また、このマスク保持部13は、z方向に移動自在な昇降手段を備えており、上記基板支持部12に支持された基板Wに対して、マスクMを当接または離反可能に構成されている。なお、ここでは、マスク保持部13が昇降手段を備えた例について説明するが、昇降手段は、基板支持部12およびマスク保持部13の少なくとも一方に設けられていればよい。
そして、本発明の特徴的な構成であるマグネット21は、矩形状であって、上記支持ピン12a上に基板Wの非成膜面側の全域を覆う状態で載置される。これにより、基板WからマスクMを剥離する際に、基板Wに剥離帯電が生じたとしても、剥離帯電による基板Wの撓みや変形が防止される。
また、このマグネット21には、後述するCCDカメラにより、基板支持部12に支持された基板Wとマスク保持部13に保持されたマスクMのアライメントマークを撮像するためのφ1cm程度の貫通孔21aが設けられている。ここでは、例えば基板WおよびマスクMの4隅にアライメントマークが設けられていることとし、このアライメントマークに対応するように、マグネット21の4隅に上記貫通孔21aがそれぞれ設けられることとする。
さらに、位置検出手段14は、基板支持部12に支持された基板Wとマスク保持部13に保持されたマスクMとの相対的な位置関係を検出するためのものであり、例えばCCDカメラ(撮像手段)14aとこれに接続された演算部14bとからなる。このうちCCDカメラ14aは、上述したマグネット21の上方から、上記貫通孔21a越しに、基板支持部12に支持された基板Wとマスク保持部13に保持されたマスクMのアライメントマークを重ね合わせた画像が取り込まれるように配置される。ここでは、例えば4つの貫通孔21aの上方に4台のCCDカメラ14aがそれぞれ配設されることとする。そして、上記演算部14bでは、撮影されたアライメントマークの重ね合わせ画像から、マスクMに対する基板Wの位置ずれを算出する。
また、位置制御手段15は、位置検出手段14で検出された位置関係に基づいて、基板WとマスクMとが所定の位置関係となるように、基板支持部12のx、y、θ方向の移動値を算出し、算出された値に基づいて基板支持部12に設けられた駆動部12bによる基板支持部12の駆動を制御する制御部15aを備えている。したがって、この制御部15aと基板支持部12の駆動部12bとで上記位置制御手段15が構成されることになる。
なお、位置制御手段15は、基板支持部12に支持された基板Wとマスク保持部13に保持されたマスクMとの相対位置が補正できればよい。このため、位置検出手段14で検出された位置関係に基づいて、基板支持部12およびマスク保持部13の少なくとも一方を移動させる構成であればよい。ただし、マスク保持部13を移動させる構成である場合には、マスク保持部13に、保持したマスクMをその一主面におけるx、y、θ方向に移動自在な駆動部が備えられることとする。
次に、上述したアライメント装置1を用いたアライメント方法の実施の形態を、有機EL表示装置の製造方法を例にとり、図2を用いて説明する。ここでは、TFTが既に形成された基板Wに、RGB3色のうち例えばある1色(例えばR(赤))の有機層を蒸着法により成膜した後に、他の色(例えばG(緑))の有機層を蒸着する場合の基板WとマスクMのアライメント方法について説明する。なお、図2には、図1を用いて説明したアライメント装置1の要部構成のみを示し、その他の構成については、図1を用いて説明する。
まず、図2(a)に示すように、蒸着法により、例えば赤色の有機層を成膜した後の基板Wは、マグネット21とマスクMに挟持された状態で、図1を用いて説明したアライメント装置1の真空雰囲気に調整された処理チャンバ11内に搬送される。続いて、基板支持部12よりも上方で待機した状態のマスク保持部13に、マスクM、基板Wおよびマグネット21がこの順に積層された状態で、マスクMを保持させる。この状態でマスクMの外周部を位置決めし、マスクMの縁に設けられた貫通孔Maに基板支持部12の支持ピン12aが挿入可能となる。
次いで、図2(b)に示すように、マスク保持部13を降下させることで、基板WからマスクMを剥離する。この際、基板Wは、成膜面側の縁が支持ピン12aにより支持され、非成膜面側の全域を覆うようにマグネット21が載置された状態となる。これにより、基板WからマスクMを剥離する際に、基板Wに剥離帯電が生じたとしても、基板Wがマグネット21で押さえられることで、剥離帯電による基板Wの撓みや変形が防止される。この状態で、上記位置検出手段14(前記図1参照)で検出された位置関係に基づいて、基板支持部12をx、y、θ方向に移動させることで、次の緑色の有機層を蒸着するための基板WとマスクMとの位置合わせを行う。ここで、マスクMにはφ320μmの開口形状のアライメントマークが形成されており、基板Wにはφ50μmの開口形状のアライメントマークが形成されていることとする。そして、CCDカメラ14aにより、基板WとマスクMの各アライメントマークがそれぞれ撮像され、演算部14b(前記図1参照)によって、マスクMのアライメントマークの中心と、基板Wのアライメントマークの相対位置が検出される。
また、上記位置合わせを行う際には、後工程におけるマスク保持部13を上昇させてマスクMにより基板Wをすくい上げる際の位置ずれ量をこれまでのデータに基づいて予め求めておき、これを加味した補正を行う。この際、剥離帯電による基板Wの撓みや変形が防止されることで、再現性の良い基板位置ずれ挙動となり結果、上記位置ずれ量のばらつきが抑制される。
以上のようにして、基板WとマスクMとの位置合わせを行った後、図2(c)に示すように、マスク保持部13を上昇させて、マスク保持部13に保持されたマスクMで、支持ピン12aから基板Wとマグネット21とをすくい上げる。これにより、マスクMが基板Wを介してマグネット21に吸着され、マスクMが基板Wに密着固定された状態となる。この状態で、最終的に、CCDカメラ14aにより、基板WとマスクMのアライメントマークの重なり状態を撮像し、位置を確認する。そして、位置ずれが要求精度範囲内であれば、マグネット21とマスクMとで挟持された状態の基板Wを蒸着チャンバに搬送し、真空蒸着法により基板Wの成膜面に有機層(G(緑色))を蒸着する。
一方、基板WとマスクMとの位置ずれが要求精度範囲外である場合には、図2(b)〜図2(c)を用いて説明した工程を繰り返して行う。すなわち、マスク保持部13を下降させて再度基板WからマスクMを剥離し、検出された位置関係に基づいて、再度、基板支持部12をx、y、θ方向に移動させて、基板WとマスクMとの位置合わせを行う。その後再び、マスクM保持部13を上昇させて、マスクMにより基板Wとマグネット21とをすくい上げ、CCDカメラ14でそれぞれのアライメントマークの重なり状態を撮像し、相対位置を確認する。この動作を基板WとマスクMのアライメントマークが所定の位置関係になるまで繰り返す。
基板Wの成膜面に有機層を蒸着した後は、次の色の有機層(例えば青色(B))を蒸着するための基板WとマスクMとの位置合わせを行うために、図2(a)〜図2(c)を用いて説明した工程を行う。すなわち、フルカラー表示の有機ELディスプレイ製造における有機膜や電極膜の形成に、上述したパターン成膜方法を適用する場合、RGB各色毎に図2(a)〜図2(c)を用いて説明した工程を3回繰り返し行う。
このようなアライメント装置およびアライメント方法ならびに表示装置の製造方法によれば、基板支持部12上に基板Wの非成膜面側の全域を覆う状態で、マグネット21が載置されていることで、基板WからマスクMを剥離する際に、基板Wに剥離帯電が生じたとしても、剥離帯電による基板Wの撓みや変形が防止される。これは、基板Wが薄板状のものであっても、その非成膜面側の全域がマグネット21に覆われることで、剛体平面によってガイドされることになるからである。これにより、基板Wの撓みや変形による基板WとマスクMの位置ずれが回避されるだけでなく、位置合わせ後に基板WにマスクMを当接させて、マスクMにより支持ピンから基板Wをすくい上げる際の位置ずれのばらつきが抑制される。これにより、基板WとマスクMとの高精度な位置合わせが可能となるため、基板WとマスクMとの相対位置を要求精度範囲内に収めることが容易になる。したがって、表示装置の製造工程における、有機層の形成工程に要する時間を短縮化することができる。
また、基板WとマスクMとの高精度な位置合わせが可能となることで、基板WとマスクMとの相対位置が要求精度範囲外である場合の再補正の回数が低減されるため、マスクMの分離・密着回数を低減することができる。したがって、剥離帯電により、基板Wの帯電量が増大することによるTFTの破壊や閾値電圧の変動等の基板Wへのダメージが抑制される。したがって、表示装置の歩留まりを向上させるとともに、品質低下を防止することができる。
さらに、背景技術で図16を用いて説明したアライメント方法と比較して、マグネット21を基板Wから剥離せずにアライメントを行うことから、マグネット21の剥離による基板Wの剥離帯電が防止されるだけでなく、マグネット21を下降する工程を有さないため、マグネット21を下降して基板Wに当接させる際の位置ずれを防止することができる。すなわち、マグネット21を基板Wから剥離せずに一体でアライメントを行うことで、そのマグネット21のマス(重量または慣性)を利用したアライメントが可能となり、それぞれを別体とした場合に生じ得る基板Wが暴れてしまう現象を未然に回避でき、これらの点で基板Wの位置ずれ防止を図る上で非常に有効であると言える。
なお、上記実施形態では、基板押さえ部としてマグネット21を用いた例について説明したが、基板押さえ部は、基板支持部12上に基板Wの非成膜面側の全域を覆う状態で載置可能なものであれば、マグネット21に限定されるものではない。また、マスクMも磁性材料に限定されることはない。この場合には、例えばクランプなどで、基板押さえ部に基板WとマスクMとを密着固定する。ただし、基板押さえ部がマグネット21である方が、クランプ等を用いずに磁力により基板WとマスクMとをマグネット21に密着固定させることができるため、装置が簡略化でき、好ましい。
また、上記実施形態では、RGBの画素パターンを成膜する際のマスクMとして、RGB共通のものを用いたが、RGBでそれぞれ別のマスクを用いて成膜する場合であっても、本発明は適用可能である。
〔第2の実施の形態〕
続いて、アライメント装置の変形例を説明する。上記実施形態では、基板支持部12が支持ピン12aにより、基板Wの一主面側の縁を水平状態に支持する例について説明したが、例えば図3の要部構成断面図に示すように、アライメント装置1’の基板保持部12’は、マスク保持部13に保持されたマスクMに対して基板Wが傾斜した状態で支持されるように構成されていてもよい。ただし、この場合の基板Wの傾斜は、支持ピン12’により基板Wが支持可能な角度であることとし、基板WとマスクMのアライメントは、この傾斜分の位置ずれも加味した状態で行われることとする。また、基板Wと同様に、基板支持部12’上に基板Wの非成膜面側の全域を覆う状態で載置されるマグネット21も傾斜した状態で配置される。
具体的には、基板Wが傾斜した状態で支持されるように、基板支持部12’に立設された支持ピン12a’の高さが水平方向の一方向に向かって高くなるように構成されることとする(h’>h)。これにより、マグネット21に基板Wを介してマスクMを吸着させる際、基板WとマスクMとを、徐々に接触面積を増加させて密着させることができる。
なお、ここでは、支持ピン12a’の高さにより基板Wを傾斜させることとしたが、基板支持部12自体を傾斜させてもよく、マスク保持部13が、基板支持部12に支持された基板Wに対してマスクMが傾斜した状態で保持されるように、構成されていてもよい。
このようなアライメント装置1’であっても、基板支持部12’上に基板Wの非成膜面側全域を覆う状態でマグネット21が載置されていることで、剥離帯電による基板の撓みや変形が防止されるため、実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本変形例のアライメント装置1’によれば、マスク保持部13に保持されたマスクMに対して基板Wが傾斜した状態で支持されることで、基板WとマスクMとを、徐々に接触面積を増加させて密着させることができることから、マグネット21に基板Wを介してマスクMを吸着させる際の位置ずれを抑制することができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、アライメント装置1,1’が行うアライメントの結果について、具体例を挙げて説明する。ここでは、上記第1または第2の実施の形態で説明したアライメント方法により、基板WとマスクMとの位置合わせを行った後、4箇所のCCDカメラ14a(CCD#1〜CCD#4)により、基板WとマスクMとの相対位置を検出した。そして、1回目のアライメントにより相対的な位置ずれが要求精度範囲内に入らなかった場合には、2回目のアライメントを行い、2回目のアライメントにより相対的な位置ずれが要求精度範囲内に入らなかった場合には、3回目のアライメントを行った。
また、これに対する比較例として、背景技術で図16を用いて説明したように、マグネット105と基板WとマスクMとを分離した状態で、基板WとマスクMとの位置合わせを行った後、4箇所のCCDカメラ14a(CCD#1〜CCD#4)により、基板WとマスクMとの相対位置を検出した。そして、1回目のアライメントにより相対的な位置ずれが要求精度範囲内に入らなかった場合には、2回目のアライメントを行い、2回目のアライメントにより相対的な位置ずれが要求精度範囲内に入らなかった場合は3回目のアライメントを行った。
図4は本実施形態における基板WとマスクMのアライメントマークのズレ量分布を示し、図5は比較例における基板WとマスクMのアライメントマークのズレ量分布を示す。ここで、図中(a)は1回目のアライメント後、(b)は2回目のアライメント後、(c)は3回目のアライメント後に、基板WとマスクMとの相対位置を確認した結果である。ここでは、要求精度範囲(2μm以内)を太枠で示す。
これらの分布図に示すように、本実施形態のズレ量分布は、比較例のズレ量分布を比較すると、アライメント回数を繰り返す度にズレ量が収束しており、3回目のアライメント後では全てが要求精度範囲内に納まることが確認された。一方、比較例では、3回目のアライメント後も、要求精度範囲外の位置ずれが確認された。
〔第4の実施の形態〕
次に、アライメント装置の他の変形例を説明する。図6はアライメント装置の他の変形例を示す斜視図であり、図7はその要部構成例の説明図である。
図6に示すように、本実施形態では、マグネット21にイジェクトピン機構部30が付設されている。イジェクトピン機構部30は、基板支持部12における支持ピン12a,12a’に対応する位置に配されている。
ここで、「対応する位置」とは、支持ピン12a,12a’と相対する位置またはその近傍の位置のことをいう。したがって、例えば支持ピン12a,12a’が基板支持部12における矩形状テーブルの4隅とその中点に計8本が立設されている場合であれば、これに対応して、マグネット21には8つのイジェクトピン機構部30が配設されることになる。
なお、イジェクトピン機構部30は、必ずしもマグネット21に配設されている必要はなく、当該マグネット21を保持するマグネット保持部(ただし不図示)に配設されていてもよい。ただし、その場合、マグネット21には、イジェクトピン機構部30の配設箇所に対応する位置に貫通孔が設けられているものとする。
イジェクトピン機構部30は、基板Wとマグネット21とを分離させる方向に沿って移動可能なイジェクトピンと、基板Wとマグネット21とを分離状態にする方向に向けてイジェクトピンを付勢する弾性部材と、を備えて構成されている。
さらに詳しくは、例えば図7(a)に示すように、マグネット21の上面に配設されたピンハウジング31と、そのピンハウジング31内にスライドベアリング(またはスライドブッシュ)32を介して上下方向に沿って移動可能に収納されたイジェクトピン33と、そのイジェクトピン33を下方に向けて付勢する弾性部材としてのコイルバネ34と、を備えて構成されている。
また、例えば図7(b)に示すように、マグネット21の上面に配設された支持部35を支点にして遥動可能に形成されたアーム部36を備えるとともに、そのアーム部36の一端にて下方に向けて延びるイジェクトピン33と、そのイジェクトピン33を下方に向けて付勢するようにアーム部36の他端に配された弾性部材としてのコイルバネ34と、を備えて構成されたものであってもよい。
このように、イジェクトピン機構部30は、下方に向けて付勢されるイジェクトピン33を備えたものであれば、その構成が特に限定されることはなく、図7(a)または(b)に示した以外の公知技術を利用して構成されたものであっても構わない。このことは、イジェクトピン33を付勢する弾性部材についても同様のことがいえ、イジェクトピン33を付勢し得るものであれば、コイルバネ以外の弾性部材を用いることも考えられる。
ただし、イジェクトピン33の先端形状については、当該イジェクトピン33が基板Wに与えるおそれのあるダメージを考慮して、半球状に形成されていることが望ましい。
次に、上述した構成のアライメント装置を用いたアライメント方法について、図8を用いて説明する。なお、図例では、イジェクトピン機構部30が、マグネット21を保持するマグネット保持部22に配設されている場合を示している。また、支持ピン12aが、第1の実施の形態で説明した構成である場合を示している。
既に説明したように、アライメント装置の真空雰囲気に調整された処理チャンバ11内には、基板Wがマグネット21とマスクMに挟持された状態で搬入される。すなわち、マグネット21とマスクMに挟持された状態の基板Wが一体で搬入されるまでは、図8(a)に示すように、処理チャンバ11内では、基板支持部12、マスク保持部13およびマグネット21を保持して昇降させるマグネット保持部22が、当該搬入の待ち状態となっている。
そして、図8(b)に示すように、基板W、マグネット21およびマスクMが一体で処理チャンバ11内に搬入され、その処理チャンバ11の外側から駆動されるアクチュエータ(ただし不図示)によって、当該一体の基板W等が所定位置(マスクMの離反等のために予め設定されている位置)に位置決めされると、処理チャンバ11内では、基板W等の分離動作が開始されることになる。
分離動作の開始後は、まず、図8(c)に示すように、基板支持部12を上昇させる。または、マスク保持部13を降下させてもよい。これにより、基板支持部12の支持ピン12aは、マスクMに設けられている貫通孔を通過して、基板Wおよび当該基板Wの非成膜面側の全域を覆うマグネット21を一体で支持することになる。そして、これにより、基板WからマスクMが剥離される。
このとき、支持ピン12aには、基板Wとマグネット21の総重量が負荷として加重される。つまり、基板Wがマグネット21に沿って固定される形となり、基板Wが薄板状のものであってもマグネット21の下面、すなわち剛体平面によってガイドされることになる。したがって、基板WからマスクMを剥離しても、その剥離の際に貼り付きによる基板Wの暴れ発生を未然に回避することができる。この点は、上述した第1の実施の形態の場合と略同様である。
さらに、このとき、マグネット保持部22、すなわち基板Wおよびマグネット21の上方側には、イジェクトピン機構部30が配設されていることから、基板支持部12が基板Wおよびマグネット21を一体で上昇させ、またはマスク保持部13がマスクMのみを降下させることで、その基板Wの上面に対して、イジェクトピン機構部30におけるイジェクトピン33の先端部分が当接することになる。これにより、基板Wは、イジェクトピン33の先端部分と、支持ピン12aの先端部分とによって、挟持された状態となる。
したがって、基板WからマスクMを剥離する際に、基板WとマスクMとの貼り付き等があっても、基板Wはイジェクトピン33と支持ピン12aとによって挟持されていることから、その剥離による暴れ発生が抑制され、この点によっても基板Wの暴れ発生を未然に回避することができるのである。つまり、イジェクトピン33と支持ピン12aとが基板Wを挟持するので、上述した第1の実施の形態の場合よりも一層、基板WからマスクMを剥離する際における当該基板Wの暴れ発生防止に有効なものとなる。さらに詳しくは、例えば厚さが50μm以下であることが一般的なマスクMと厚さが0.7mm以下であることが一般的な基板Wとを無理に引き剥がそうとすると、支持ピン12a上で基板Wがバウンドする(暴れる)可能性があり、基板Wの位置ずれのみならず、基板Wの割れや欠け等が発生する要因となり得るが、基板Wをイジェクトピン33と支持ピン12aとで挟持することによって、これらの発生要因を消滅させることができる。
その後は、図8(d)に示すように、マグネット保持部22が待つ高さまで、基板Wおよびマグネット21を一体で持ち上げる。そして、例えばマグネット21に付属するフックをマグネット保持部22のハンドで掴むようにすることで、マグネット保持部22にマグネット21を保持させる。なお、マグネット保持部22によるマグネット21の保持は、従来と同様にして行えばよく、その手法が特に限定されるものではない。
このときも、基板Wは、イジェクトピン33と支持ピン12aとによって挟持されている。ただし、イジェクトピン33と支持ピン12aとはそれぞれ対応する位置にて相対するように配されていることから、基板Wがこれらによって挟持された状態となっても、当該基板Wに過大なモーメント力が作用してしまうことはない。
そして、マグネット保持部22がマグネット21を保持した後は、基板支持部12を降下させる。これにより、マグネット21はマグネット保持部22に保持されたままの状態を保つが、基板Wは、基板支持部12の動作に追従して降下し、マグネット21から分離されることになる。
このとき、基板Wは、上述したように、イジェクトピン33と支持ピン12aとによって挟持されている。そして、イジェクトピン33は、上下方向に沿って移動可能であるとともに、下方向に向けてコイルバネ34によって付勢されている。そのため、基板Wがマグネット21から分離する際には、イジェクトピン33がその付勢力によって基板Wを押し下げるような形となり、当該基板Wに対するイジェクトピン33と支持ピン12aとによる挟持状態は保たれたままとなる。
したがって、基板Wをマグネット21から分離する際には、イジェクトピン33の付勢力を当該分離のための補助力として利用し得ることになる。しかも、基板Wをマグネット21から分離する際においても、イジェクトピン33と支持ピン12aとによる挟持状態が保たれたままとなるので、上述した基板WからマスクMを剥離する際と同様に、マグネット21からの分離による基板Wの暴れ発生が抑制されることになる。
その後は、基板支持部12を所定高さに移動させ、ロボット等の基板搬送手段への基板Wの受け渡しを行う。
なお、以上に説明した一連の手順は、処理動作の一具体例に過ぎず、基板Wに対するイジェクトピン33と支持ピン12aとによる挟持状態が保持されるようになっていれば、処理動作の手順や内容等を適宜変更しても構わない。
このような処理動作を行う本実施形態によれば、マスクMからの剥離時およびマグネット21からの分離時のいずれも、基板Wは、複数箇所にて上下からイジェクトピン33と支持ピン12aとによって挟持されて固定された状態で、その分離動作が行うことになる。したがって、支持ピン12aと基板Wとの間で発生するわずかながらの滑りによって、当該基板Wにダメージが及ぶことを、未然に回避することができる。しかも、静電気、蒸着物のブリッジ等による貼り付きがもたらす基板Wの支持ピン12a上での暴れ発生を防止して、基板Wが所定位置に位置決めされた状態を維持することができるので、結果として支持ピン12a上からの脱落による基板Wの割れや欠け等が発生するのを回避することができ、これに伴って後工程へのロボット等によるハンドリングの信頼性を向上させることもできる。
また、本実施形態では、上述した処理動作を実現可能にするイジェクトピン機構部30において、イジェクトピン33が弾性部材としてのコイルバネ34によって付勢されるようになっている。したがって、イジェクトピン33はマグネット21またはマグネット保持部22に付設された弾性部材によって付勢力が与えられることになり、その付勢力付与のために処理チャンバ11の外部からの駆動力導入を必要とすることがないので、アライメント装置の装置構成の簡素化や低コスト化等の実現が非常に容易となる。
〔第5の実施の形態〕
ここでは、以上に説明した第1〜第4の実施の形態によるアライメント方法のいずれかを経て製造される表示装置について説明する。表示装置としては、TFTを備えて構成された有機ELディスプレイが挙げられる。
図9は、TFTを備えた有機ELディスプレイの構成例を示す説明図である。
図例の構成の有機ELディスプレイ50は、以下に述べる手順で製造される。
先ず、ガラス基板からなる基板61上に、例えばMo膜からなるゲート膜62をパターン形成した後、これを例えばSiO/SiN膜からなるゲート絶縁膜63で覆う。そして、ゲート絶縁膜63上にa−Si膜からなる半導体層64を成膜する。この半導体層64に対しては、レーザアニール処理を施して、結晶化によりa−Si膜からp−Si膜への改質を行う。次いで、ゲート膜62を覆う島状に半導体層64をパターニングする。その後、基板61側からの裏面露光により、半導体層64のゲート膜62上に重なる位置に絶縁性パターン(図示省略)を形成し、これをマスクにしたイオン注入と活性化アニール処理により半導体層64にソース/ドレインを形成する。以上により、基板61上にゲート膜62、ゲート絶縁膜63および半導体層64が順に積層された、いわゆるボトムゲートタイプのTFT60を形成する。ここでは、ボトムゲートタイプを例に挙げているが、トップゲートタイプのTFTを利用しても構わない。
その後は、TFT60を層間絶縁膜71で覆い、層間絶縁膜71に形成した接続孔を介してTFT60に接続された配線72を設けて画素回路を形成する。以上のようにして、いわゆるTFT基板70を形成する。
TFT基板70の形成後は、そのTFT基板70上を平坦化絶縁膜81で覆うとともに、配線72に達する接続孔81aを平坦化絶縁膜81に形成する。そして、平坦化絶縁膜81上に接続孔81aを介して配線72に接続された画素電極82を例えば陽極として形成し、画素電極82の周縁を覆う形状の絶縁膜パターン83を形成する。また、画素電極82の露出面は、これを覆う状態で有機EL材料層84を積層成膜する。
このときに、第1〜第4の実施の形態によるアライメント方法のいずれかが用いられる。そして、そのアライメントにあたり、マスクM−基板W、基板W−マグネット21の分離には、各々基板Wがマグネット21−基板支持ピン12a、イジェクトピン30−基板支持ピン12aで挟持された状態での分離動作が実現でき、結果として分離時の基板位置ズレ対策に効果をもたらすことになる。さらに、基板分離時に、出来れば基板Wに直接入射する形での、図示しないUV除電器による除電を行うことにより、貼り付き要因である帯電量を低減させる効果があり、より安定した基板分離作業が実現する。
その後は、画素電極82に対して絶縁性を保った状態で対向電極85を形成する。この対向電極85は、例えば透明導電性材料からなる陰極として形成するとともに、全画素に共通のベタ膜状に形成する。このようにして、陽極としての画素電極82と陰極としての対向電極85との間に有機正孔輸送層や有機発光層等の有機EL材料層84が配されてなる有機EL素子が構成されるのである。なお、ここでは、トップエミッション方式のものを例に挙げているが、ボトムエミッション方式であれば、画素電極82を導電性透明膜で形成し、対向電極85を高反射金属膜で形成すればよい。また、対向電極85または画素電極82にハーフミラーを用いて光を共振させるマイクロキャビティ構造を採用することも考えられる。
さらにその後、対向電極85上に光透過性を有する接着剤層86を介して透明基板87を貼り合わせ、有機ELディスプレイ50を完成させる。
図10は、有機ELディスプレイの画素回路構成の一例を示す説明図である。ここでは、発光素子として有機EL素子を用いたアクティブマトリックス方式の有機ELディスプレイ50を例に挙げている。
図10(a)に示すように、この有機ELディスプレイ50の基板90上には、表示領域90aとその周辺領域90bとが設定されている。表示領域90aは、複数の走査線91と複数の信号線92とが縦横に配線されており、それぞれの交差部に対応して1つの画素aが設けられた画素アレイ部として構成されている。これらの各画素aには有機EL素子が設けられている。また周辺領域90bには、走査線91を走査駆動する走査線駆動回路93と、輝度情報に応じた映像信号(すなわち入力信号)を信号線92に供給する信号線駆動回路94とが配置されている。
そして、表示領域90aには、フルカラー対応の画像表示を行うために、R,G,Bの各色成分に対応した有機EL素子が混在しており、これらが所定規則に従いつつマトリクス状にパターン配列されているものとする。各有機EL素子の設置数および形成面積は、各色成分で同等とすることが考えられるが、例えば各色成分別のエネルギー成分に応じてそれぞれを相違させるようにしても構わない。
また、図10(b)に示すように、各画素aに設けられる画素回路は、例えば有機EL素子95、駆動トランジスタTr1、書き込みトランジスタ(サンプリングトランジスタ)Tr2、および保持容量Csで構成されている。そして、走査線駆動回路93による駆動により、書き込みトランジスタTr2を介して信号線92から書き込まれた映像信号が保持容量Csに保持され、保持された信号量に応じた電流が有機EL素子95に供給され、この電流値に応じた輝度で有機EL素子95が発光する。
なお、以上のような画素回路の構成は、あくまでも一例であり、必要に応じて画素回路内に容量素子を設けたり、さらに複数のトランジスタを設けて画素回路を構成してもよい。また、周辺領域90bには、画素回路の変更に応じて必要な駆動回路が追加される。
以上に説明した有機ELディスプレイ50に代表される表示装置は、図11〜図15に示す様々な電子機器、例えば、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置、ビデオカメラなど、電子機器に入力された映像信号、若しくは、電子機器内で生成した映像信号を、画像若しくは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置として用いられる。以下に、表示装置が用いられる電子機器の具体例を説明する。
なお、表示装置は、封止された構成のモジュール形状のものをも含む。例えば、画素アレイ部に透明なガラス等の対向部に貼り付けられて形成された表示モジュールが該当する。この透明な対向部には、カラーフィルタ、保護膜等、更には、上記した遮光膜が設けられてもよい。また、表示モジュールには、外部から画素アレイ部への信号等を入出力するための回路部やFPC(フレキシブルプリントサーキット)等が設けられていてもよい。
図11は、電子機器の一具体例であるテレビを示す斜視図である。図例のテレビは、フロントパネル202やフィルターガラス203等から構成される映像表示画面部201を含み、その映像表示画面部201として表示装置を用いることにより作製される。
図12は、電子機器の一具体例であるデジタルカメラを示す斜視図であり、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図である。図例のデジタルカメラは、フラッシュ用の発光部211、表示部212、メニュースイッチ213、シャッターボタン214等を含み、その表示部212として表示装置を用いることにより作製される。
図13は、電子機器の一具体例であるノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。図例のノート型パーソナルコンピュータは、本体221に、文字等を入力するとき操作されるキーボード222、画像を表示する表示部223等を含み、その表示部223として表示装置を用いることにより作製される。
図14は、電子機器の一具体例であるビデオカメラを示す斜視図である。図例のビデオカメラは、本体部231、前方を向いた側面に被写体撮影用のレンズ232、撮影時のスタート/ストップスイッチ233、表示部234等を含み、その表示部234として表示装置を用いることにより作製される。
図15は、電子機器の一具体例である携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す図であり、(a)は開いた状態での正面図、(b)はその側面図、(c)は閉じた状態での正面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)は上面図、(g)は下面図である。本適用例に係る携帯電話機は、上側筐体241、下側筐体242、連結部(ここではヒンジ部)243、ディスプレイ244、サブディスプレイ245、ピクチャーライト246、カメラ247等を含み、そのディスプレイ244やサブディスプレイ245として表示装置を用いることにより作製される。
本発明のアライメント装置に係る実施形態を説明するための断面構成図である。 本発明のアライメント方法に係る実施形態を説明するための工程断面図である。 本発明のアライメント装置に係る実施形態の変形例1を説明するための要部断面構成図である。 本発明のアライメント方法を行った後の基板とマスクのアライメントマークのズレ量分布図である。 比較例のアライメント方法を行った後の基板とマスクのアライメントマークのズレ量分布図である。 本発明のアライメント装置の他の変形例を示す斜視図である。 本発明のアライメント装置の他の変形例の要部構成例の説明図である。 本発明のアライメント装置の他の変形例の処理動作例の手順を示す説明図である。 TFTを備えた有機ELディスプレイの構成例を示す説明図である。 有機ELディスプレイの画素回路構成の一例を示す説明図である。 電子機器の一具体例であるテレビを示す斜視図である。 電子機器の一具体例であるデジタルカメラを示す斜視図である。 電子機器の一具体例であるノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。 電子機器の一具体例であるビデオカメラを示す斜視図である。 電子機器の一具体例である携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す図である。 従来のアライメント装置を説明するための要部断面構成図である。
符号の説明
1,1’…アライメント装置、12,12’…基板支持部、13…マスク保持部、14…位置検出手段、14a…CCDカメラ、15…位置制御手段、21…マグネット(基板押さえ部)、30…イジェクトピン機構部、33…イジェクトピン、34…コイルバネ(弾性部材)、W…基板、M…マスク

Claims (11)

  1. 基板を一主面側の縁で支持する基板支持部と、
    前記基板支持部に支持された基板の一主面側に対向する状態で、マスクを保持するマスク保持部と、
    前記基板支持部に支持された基板と前記マスク保持部に保持されたマスクとの相対的な位置関係を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段で検出された前記位置関係に基づいて、前記基板と前記マスクとが所定の位置関係となるように、前記基板支持部および前記マスク保持部の少なくとも一方を移動させる位置制御手段とを備えたアライメント装置であって、
    前記基板支持部上に、前記基板の他主面側全域を覆う状態で載置される基板押さえ部を備えている
    ことを特徴とするアライメント装置。
  2. 前記基板押さえ部はマグネットで構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のアライメント装置。
  3. 前記基板支持部および前記マスク保持部の少なくとも一方には、前記基板支持部に支持された基板と前記マスク保持部に保持されたマスクを当接または離反させるための昇降手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のアライメント装置。
  4. 前記位置検出手段は、前記基板押さえ部の上方に配置される撮像手段を備えており、
    前記基板押さえ部には、前記撮像手段により、前記基板支持部に支持された基板と前記マスク保持部に保持されたマスクに設けられたアライメントマークを撮像するための貫通孔が配設されている
    ことを特徴とする請求項1記載のアライメント装置。
  5. 前記基板支持部には、その先端で基板の一主面側の縁を支持するための支持ピンが立設されており、
    前記支持ピンの先端は平面で構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のアライメント装置。
  6. 前記基板支持部は、前記マスク保持部に保持されたマスクに対して、基板が傾斜した状態で支持されるように、構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のアライメント装置。
  7. 前記マスク保持部は、前記基板支持部に支持された基板に対して、マスクが傾斜した状態で保持されるように、構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のアライメント装置。
  8. 前記基板押さえ部または前記基板押さえ部を保持する基板押さえ保持部には、前記基板支持部の前記支持ピンに対応する位置に、イジェクトピン機構部が配設されており、
    前記イジェクトピン機構部は、前記基板とこれを覆う前記基板押さえ部とを分離させる方向に沿って移動可能なイジェクトピンと、前記基板と前記基板押さえ部とを分離状態にする方向に向けて前記イジェクトピンを付勢する弾性部材と、を備えて構成されている
    ことを特徴とする請求項5記載のアライメント装置。
  9. 一主面側の縁が基板支持部で支持されるとともに、他主面側の全域を覆う状態で基板押さえ部が載置された基板とマスク保持部に保持されたマスクとを対向配置し、前記基板と前記マスクとの位置合わせを行う
    ことを特徴とするアライメント方法。
  10. 基板上に有機層を有する有機電界発光素子を備えた表示装置の製造方法であって、
    一主面側の縁が基板支持部で支持されるとともに、他主面側の全域を覆う状態で基板押さえ部が載置された基板とマスク保持部に保持されたマスクとを対向配置し、前記基板と前記マスクとの位置合わせを行う工程と、
    位置合わせされた状態を保つように、前記基板押さえ部に前記基板を介して前記マスクを密着固定する工程と、
    前記マスクが密着固定された前記基板の一主面側に前記有機層を蒸着する工程とを有する
    ことを特徴とする表示装置の製造方法。
  11. 前記基板押さえ部はマグネットで構成されるとともに、前記マスクは磁性材料で構成されている
    ことを特徴とする請求項10記載の表示装置の製造方法。
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