JP2008006940A - コンクリートポンプの架装構造及びコンクリートポンプ車 - Google Patents
コンクリートポンプの架装構造及びコンクリートポンプ車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008006940A JP2008006940A JP2006178552A JP2006178552A JP2008006940A JP 2008006940 A JP2008006940 A JP 2008006940A JP 2006178552 A JP2006178552 A JP 2006178552A JP 2006178552 A JP2006178552 A JP 2006178552A JP 2008006940 A JP2008006940 A JP 2008006940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete pump
- pair
- hopper
- frames
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明のコンクリートポンプ車1は、シャシフレームSに搭載されて車両前後方向に延びる一対のフレーム4と、車幅方向に延びるとともに一対のフレーム4の後端部を連結する筒状部材13b、及びこの筒状部材13bの両端に設けられ車幅方向外側で接地する接地部13aを有するアウトリガ13と、筒状部材13bの前方に配置され一対のフレーム4を連結する梁部材14と、を備えている。円筒状のコンクリートポンプ3は、軸方向が車幅方向に平行な状態で外周面が筒状部材13bと梁部材14とによって支持されて一対のフレーム4の間に搭載されている。コンクリートポンプ3の後方にはコンクリートを貯留するホッパ10が配置されている。
【選択図】 図2
Description
コンクリートポンプ105の後方には、当該コンクリートポンプ105に供給するための生コンクリートを貯留するホッパ106が配置されている。このホッパ106は、シャシ102後端部に設けられたホッパフレーム107によって支持されている。コンクリートポンプ105とホッパ106との間の空間に位置する、シャシ102の後端部には、シャシ102に固定されるとともに車幅方向に延びる筒状部材109と、この筒状部材109の両端に設けられ車幅方向外側に接地することで車両を安定させる接地部材108とを有するアウトリガ110が配置されている。
コンクリートポンプ105の下方には、ホッパ106から生コンクリートを吸入するための配管111が接続されている。
また、ホッパ106は、上記のように車両の最後方に配置する必要があるとともに車両後方側のオーバハングを極力小さくするために、できる限り車両の前方側に寄せて配置する必要がある。
一方、アウトリガ110は、車両を安定させるために、シャシ102の後端部に配置する必要があるが、車両の前方側に寄せられたホッパ106によって、コンクリートポンプ105とホッパ106との間に位置するシャシ102の後端部付近の空間が狭くなり、筒状部材109は、比較的空間に余裕があるシャシ102の下面側に配置される。この場合、コンクリートポンプ105とホッパ106とを連結する配管111は、図のように、筒状部材109の上方に配置されることとなる。他方、筒状部材109は、デパーチャアングルαを確保するため、できるだけ高い位置に配置する必要がある。
この結果、できるだけ高い位置に配置される筒状部材109の上方を配管111が通過できる程度にコンクリートポンプ105の上下方向の搭載位置を高くしなければならず、車両の重心が高くなり、当該コンクリートポンプ車の走行安定性を損なわれる場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、走行安定性を高めることができるコンクリートポンプの架装構造及びコンクリートポンプ車を提供することを目的とする。
このため、フレーム後端部に上記後部梁部材を設ける必要がないので、上記従来例と比較して、筒状部材、及びホッパ等をそれぞれフレーム後端部に配置する上での自由度が高められるとともに、梁部材と筒状部材との車両前後方向の間隔をより広く確保することができる。この結果、梁部材と筒状部材とによって外周面が支持された円筒状のコンクリートポンプ3の搭載位置を下げることができ、車両全体としての重心を下げることができる。
この場合、支持部材によって、ホッパフレーム本体の位置が下方に下げられるため、ホッパの搭載位置を一対のフレームよりも下げることができ、より重心を下げることができる。また、ホッパの搭載位置が下げられることで、当該ホッパへの生コンクリートの供給が容易となる。
このコンクリートポンプ車1は、打設位置に生コンクリートを供給するためのブーム装置2と、生コンクリートを圧送するためのコンクリートポンプ3と、これらブーム装置2及びコンクリートポンプ3が固定されるとともに当該コンクリートポンプ車1のシャシフレームSに搭載固定されたフレーム4と、を有している。
フレーム4は、左右一対のシャシフレームSの上面に沿って固定配置された長尺の部材であり、シャシフレームSと同様、車両前後方向に延びるとともに車幅方向に所定の間隔を置いて平行に一対配置されている。
この配管10cは、一対のフレーム4の後端部を連結している後述するアウトリガ13の筒状部材13bの下方を通過させて配置されている。この場合、配管10cを筒状部材13bの上方に配置する構成と比較して、コンクリートポンプ3の吸入口3cをより下方に配置することができる。
フレーム4の前後両端部には、それぞれ、ブーム7を起立させたときに当該コンクリートポンプ車1の安定性を保つために、車幅方向外側に伸長させて地面に接地させる接地部12a,13aを有するアウトリガ12,13が設けられている。
図2は、フレーム4、及びコンクリートポンプ3の配置を説明するためのコンクリートポンプ車1の上面図、図3はフレーム4後端部を示したコンクリートポンプ車の一部側面図、図4は、コンクリートポンプ車1の背面図である。なお、図2〜4では、理解を容易にするため、フレーム4やコンクリートポンプ3等の要部のみを示し、要部以外の構成を省略して示している。
このアウトリガ13は、車幅方向に延ばされるとともに一対のフレーム4の突出部4a(後端部)を連結する筒状部材13bを有しており、この筒状部材13bの両端には、上述した接地部13aが車幅方向に伸縮可能に設けられている。筒状部材13bは、切り欠き部4bに一致する断面矩形の筒状であり、切り欠き部4bに溶接などによって固定されることで、一対のフレーム4の突出部4aを連結しており、一対のフレーム4を補強する梁部材としての機能を有している。接地部13aは、筒状部材13bの内部に挿入され両端から車幅方向に伸縮自在とされたビーム(図示せず)を介して筒状部材13bに設けられる。なお、図3においては、筒状部材13bの両端に設けられる接地部13aを省略して示している。
また、一対のフレーム4には、筒状部材13bの前方で当該一対のフレーム4を連結する梁部材14が配置されている。この梁部材14は、断面凹型のチャンネル部材等が用いられており、両端部をそれぞれ一対のフレーム4の内側部に溶接固定することで、一対のフレーム4を連結している。
この一対の支持部材15は、筒状部材13bの下面に突き合わされて鉛直方向下方に延びる棒状の部材であり、断面凹型のチャンネル部材等が用いられている。支持部材15は、フレーム4の突出部4aの車両内方側に溶接等によって固定されるとともに、その下端部15aがシャシフレームSの下面にほぼ一致する位置まで延ばされている。支持部材15の下端部15aにはホッパ10が搭載されるホッパフレーム本体11aが一体に固定されている。
図5は、図3中、A−A線矢視断面図であり、ホッパフレーム本体11aと、支持部材15との接合部を示している。図において、支持部材15は上述したように断面凹型のチャンネル部材であり側端面に一対のリブ部15aを有している。縦フレーム11bは、その端部11b2を支持部材15の車両前方側に位置する一方側のリブ部15aの内側面に突き当てた状態で、当該縦フレーム11bに形成されたスリット11b1に他方側のリブ部15aが差し込まれており、支持部材15と接触している部分を溶接することによって固定されている。
また、ホッパフレーム11は、フレーム4の突出部4aに一体に固定されているので、シャシフレームSにフレーム4を搭載する場合、ホッパフレーム11も同時にシャシフレームSに固定することができ、シャシフレームSに対するコンクリートポンプ3の架装作業が容易となる。
前ブラケット3dは、梁部材14の上面に当接しこの梁部材14に対してボルト等で固定された当接部材3d1と、この当接部材3d1の上面に突き当てられて溶接固定されたリブ部材3d2とを有している。これら当接部材3d1及びリブ部材3d2は、ポンプケース3aの外周面に溶接等によって固定されている。また、後ブラケット3eも、前ブラケット3dと同様に、ポンプケース3aの外周面に溶接により固定され筒状部材13bの上面に当接固定されている当接部材3e1と、リブ部3e2とを有している。
上記のようにポンプケース3aの外周面から前後方向に突設された両ブラケット3d,3eは、それぞれ梁部材14及び筒状部材13bの上面に当接固定されており、コンクリートポンプ3は、これら両ブラケット3d,3eを介して、梁部材14及び筒状部材13bによって、その車両前後方向が支持され、一対のフレーム4の間に搭載固定されている。
このため、フレーム4後端部に上記後部梁部材を設ける必要がないので、上記従来例と比較して、アウトリガ13(筒状部材13b)、及びホッパ10等をそれぞれフレーム4後端部に配置する上での自由度が高められるとともに、梁部材14と筒状部材13bとの車両前後方向の間隔をより広く確保することができる。
また、上記実施形態では、支持部材15は、筒状部材13bの下面から下方に延びるように設けたが、ホッパフレーム11を所定の位置で保持することができれば、例えば、筒状部材13bよりも車両前方側から下方に延びるように設ける等、配置する位置は特に限定されない。また、上記実施形態では、支持部材15は、一対のフレーム4の突出部4aに溶接固定したが、例えば、筒状部材13bに固定してもよいし、直接シャシフレームSに固定してもよい。さらに、支持部材15を介さず、ホッパフレーム11を直接、フレーム4、筒状部材13b、もしくはシャシフレームSに固定してもよい。
3 コンクリートポンプ
4 フレーム
10 ホッパ
11 ホッパフレーム
11a ホッパフレーム本体
13 アウトリガ
13a 接地部
13b 筒状部材
14 梁部材
15 支持部材
S シャシフレーム
Claims (4)
- 車両のシャシに搭載されるとともにこのシャシに沿って車両前後方向に延びる一対のフレームと、
車幅方向に延びるとともに前記一対のフレームの後端部を連結する筒状部材、及びこの筒状部材の両端に設けられ車幅方向外側で接地する接地部を有するアウトリガと、
前記筒状部材の前方に配置され前記一対のフレームを連結する梁部材と、
軸方向が車幅方向に平行な状態で外周面が前記筒状部材と梁部材とによって支持されて前記一対のフレーム間に搭載されるとともに、後方にコンクリートを貯留するホッパが配置され、このホッパに貯留されるコンクリートを吸引する円筒状のコンクリートポンプと、
を備えていることを特徴とするコンクリートポンプの架装構造。 - 前記一対のフレームの後部には、前記ホッパが搭載されたホッパフレームが固定されている請求項1に記載のコンクリートポンプの架装構造。
- 前記ホッパフレームが、
前記一対のフレームの後部から下方に延びる支持部材と、
この支持部材の下部から後方へ延び、前記ホッパが搭載されたホッパフレーム本体と、を備えている請求項2に記載のコンクリートポンプの架装構造。 - 車両のシャシと、
前記シャシに搭載されるとともにこのシャシに沿って車両前後方向に延びる一対のフレームと、
車幅方向に延びるとともに前記一対のフレームの後端部を連結する筒状部材、及びこの筒状部材の両端に設けられ車幅方向外側で接地する接地部を有するアウトリガと、
前記筒状部材の前方に配置され前記一対のフレームを連結する梁部材と、
軸方向が車幅方向に平行な状態で外周面が前記筒状部材と梁部材とによって支持されて前記一対のフレーム間に搭載されるとともに、後方にコンクリートを貯留するホッパが配置され、このホッパに貯留されるコンクリートを吸引する円筒状のコンクリートポンプと、
を備えていることを特徴とするコンクリートポンプ車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006178552A JP2008006940A (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | コンクリートポンプの架装構造及びコンクリートポンプ車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006178552A JP2008006940A (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | コンクリートポンプの架装構造及びコンクリートポンプ車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008006940A true JP2008006940A (ja) | 2008-01-17 |
Family
ID=39065528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006178552A Pending JP2008006940A (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | コンクリートポンプの架装構造及びコンクリートポンプ車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008006940A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013523558A (ja) * | 2010-03-30 | 2013-06-17 | 湖南三一智能控制設備有限公司 | 建設機械、安定性制御システム、及び制御方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149336A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | Nkk Corp | 焼成塊成鉱の製造方法 |
JPH1058432A (ja) * | 1996-08-13 | 1998-03-03 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | コンクリートポンプ車のホッパ支持構造 |
JPH11245710A (ja) * | 1998-03-03 | 1999-09-14 | Ishikawajima Constr Mach Co | 粘性流体ポンプのポンプブロック支持装置 |
-
2006
- 2006-06-28 JP JP2006178552A patent/JP2008006940A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149336A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | Nkk Corp | 焼成塊成鉱の製造方法 |
JPH1058432A (ja) * | 1996-08-13 | 1998-03-03 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | コンクリートポンプ車のホッパ支持構造 |
JPH11245710A (ja) * | 1998-03-03 | 1999-09-14 | Ishikawajima Constr Mach Co | 粘性流体ポンプのポンプブロック支持装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013523558A (ja) * | 2010-03-30 | 2013-06-17 | 湖南三一智能控制設備有限公司 | 建設機械、安定性制御システム、及び制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180347144A1 (en) | Working machine | |
US8794670B2 (en) | Mobile work appliance with a supporting structure | |
JPWO2015118712A1 (ja) | ホイールローダ | |
JP2004203553A (ja) | 自走式作業機械 | |
US9476211B2 (en) | Working device with a working boom arranged on a rotary head | |
JP2010228512A (ja) | 車体の前部構造 | |
JP2008006940A (ja) | コンクリートポンプの架装構造及びコンクリートポンプ車 | |
WO2009017076A1 (ja) | 建設機械 | |
JP3967501B2 (ja) | 旋回式建設機械 | |
US20230219792A1 (en) | Mobile telescopic hydraulic crane | |
CN210116344U (zh) | 悬架及其下控制臂、车辆 | |
JP3207048U (ja) | コンクリートポンプ車 | |
JP4688536B2 (ja) | ドーザ装置 | |
JP2006029580A (ja) | 部品支持装置及びこの部品支持装置を介して部品が取り付けられた建設機械 | |
JP2019132009A (ja) | コンクリートポンプ車 | |
JP4809112B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2008280789A (ja) | 作業機ブーム | |
JP2006088920A (ja) | 作業機械 | |
JP2019167687A (ja) | 建設機械 | |
JP6788498B2 (ja) | コンクリートポンプ車 | |
JP5794247B2 (ja) | 建設機械 | |
JP6071585B2 (ja) | ダンプ車両の傾動装置およびこれを用いたダンプ車両 | |
JP4351841B2 (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP2016069978A (ja) | 作業装置 | |
JP4863143B2 (ja) | 作業車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20090428 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20110216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110614 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20110805 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111206 |