JP2008002575A - セルフタップネジ用ボス - Google Patents
セルフタップネジ用ボス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008002575A JP2008002575A JP2006172992A JP2006172992A JP2008002575A JP 2008002575 A JP2008002575 A JP 2008002575A JP 2006172992 A JP2006172992 A JP 2006172992A JP 2006172992 A JP2006172992 A JP 2006172992A JP 2008002575 A JP2008002575 A JP 2008002575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boss
- self
- groove
- tapping screw
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】簡単な金型でボスの割れを防止するセルフタップネジ用ボスを提供する。
【解決手段】内筒面12に軸方向に延びるボス割れ防止用のV字溝14と、溝と対向する外筒面16に形成され、ボスの割れを防止するための補強リブ18とを有する。溝によってひずみが低減されることと、溝によるボスの割れを防止するリブを設けることにより、ボスの割れを防止することが出来る。
【選択図】 図1
【解決手段】内筒面12に軸方向に延びるボス割れ防止用のV字溝14と、溝と対向する外筒面16に形成され、ボスの割れを防止するための補強リブ18とを有する。溝によってひずみが低減されることと、溝によるボスの割れを防止するリブを設けることにより、ボスの割れを防止することが出来る。
【選択図】 図1
Description
本発明はセルフタップネジ用ボスに係り、特にセルフタップ時のボスの割れを防止する樹脂成型品のセルフタップネジ用ボスに関する。
セルフタップネジをセルフタップ用のボスに挿入する場合、セルフタップネジの外径でセルフタップネジ用ボスの内径をタップしながら挿入する。よって、セルフタップ用のボスの内径はセルフタップネジの外径より小さくなっている。
そのため、セルフタップ用のボスには、セルフタップネジ用ボスの内径とセルフタップネジの外径の重なり量に応じたひずみが生じ、ウエルドライン等強度の弱い所から割れが発生する要因となっていた。
これに対応するために、セルフタップネジ用ボスの内径に複数の溝を設け、ひずみを逃がすセルフタップ用のボスが提案されている(特許文献1)。
特開2004―36655号公報
しかしながら、上記特許文献1では以下のような欠点があった。複数の溝を作成するための射出成型金型のピン形状が複雑であるため、金型作成やメンテナンスが困難であるという問題があった。また、セルフタップ用のボスの肉厚が均一で無いため、薄肉部にひずみが集中し、割れが生じてしまう恐れがあった。また、複数の溝を作成するためにネジの掛かる面積が小さくなり、ネジ締めトルクが不足する恐れがあった。また、ネジ締めトルク不足分を補うためにネジ長さを長くする必要があり、小型化できないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単な金型でボスの割れを防止するセルフタップネジ用ボスを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のセルフタップネジ用ボスは、内筒面に軸方向に延びるボス割れ防止用の溝と、前記溝と対向する外筒面に形成され、前記溝での割れを防止するための補強リブとを備えたことを特徴としている。これにより、ボスの割れを防止するセルフタップネジ用ボスを提供することができる。
請求項2に記載のセルフタップネジ用ボスは、請求項1に記載のセルフタップネジ用ボスにおいて、前記溝はV字型の形状を有することを特徴としている。これにより、より確実に、溝に応力を集中させることができる。
請求項3に記載のセルフタップネジ用ボスは、請求項1に記載のセルフタップネジ用ボスにおいて、前記溝は円弧状の形状を有することを特徴としている。これにより、金型形状を容易にすることが出来るため、金型寿命が向上し、安定した形状を得ることが出来る。
請求項4に記載のセルフタップネジ用ボスは、請求項1乃至3のいずれかに記載のセルフタップネジ用ボスにおいて、前記溝と前記補強リブが複数設置されていることを特徴としている。これにより、様々な径のセルフタップネジ用ボスに対して、より適切な形状の、ボスの割れを防止するセルフタップネジ用ボスを提供することができる。
請求項5に記載のセルフタップネジ用ボスは、請求項1乃至4のいずれかに記載のセルフタップネジ用ボスにおいて、前記ボスの倒れ防止用のリブ、又は前記ボスが配置された部品を補強するリブが兼用されている補強リブであることを特徴としている。これにより、部品形状要素の配置の幅が広がり、設計の自由度を増すことが出来る。
本発明によれば、簡単な金型でボスの割れを防止するセルフタップネジ用ボスを提供することが出来る。また、外径の小さい(肉厚の薄い)ボスで割れを防止することが出来るため、設計の自由度を増すことが出来る。
以下、添付図面に従って本発明に係るセルフタップネジ用ボスを実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るセルフタップネジ用ボス10の斜視図である。
セルフタップネジ用ボス10の内筒面12には、V字型の形状を有するV字溝14が形成されている。また、V字溝14に対向する外筒面16には、補強リブ18が形成されている。
セルフタップネジ用ボス10の内筒面12にタッピングネジ(図示せず)が締結のために回転しながら挿入されると、内筒面12にはタッピングによるひずみが生ずる。内筒面12は、ひずみにより円周方向に膨張するが、V字溝14により膨張が吸収されるため、外周面16にかかるひずみが低減される。
ただし、V字溝14に応力が集中するため、V字溝14の部分は割れが発生しやすくなる。ここで、溝での割れを防止する補強リブ18を設置することにより、割れが発生しない、充分な強度を持たせることが出来る。
本実施の形態によれば、ボスの割れを防止するセルフタップネジ用ボスを提供することができる。また、外筒面16の一部の形状だけ大きくすればよいため、セルフタップネジ用ボスの全体の外径を小さくすることが出来る。
図2は本発明の第2の実施の形態に係るセルフタップネジ用ボス20の斜視図である。
セルフタップネジ用ボス20の内筒面22には、円弧状の形状を有するR形状溝24が形成されている。また、R形状溝24に対向する外筒面26には、補強リブ28が形成されている。
セルフタップネジ用ボス20の内筒面22にタッピングネジ(図示せず)が締結のために回転しながら挿入されると、内筒面22にはタッピングによるひずみが生ずる。内筒面22は、ひずみにより円周方向に膨張するが、R形状溝24により膨張が吸収されるため、外周面26にかかるひずみが低減される。
このとき、R形状溝24に応力が集中するため、R形状溝24の部分は割れが発生しやすくなるが、補強リブ28により、割れが発生しない、充分な強度を持たせることが出来る。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、溝の形状を円弧状の形状にしたところに特徴がある。溝の形状を円弧状の形状にすることで金型形状を簡単に出来るため、金型寿命が長くなり、かつ形状を安定させることができる。本実施の形態によれば、ボスの割れを防止する、形状の安定したセルフタップネジ用ボスを提供することができる。
なお、上記実施の形態では、溝と補強リブを1箇所形成しているが、1箇所に限らず、複数個所に設置してもよい。
また、上記実施の形態では、内筒面からV字型の形状もしくは円弧状の形状の溝が形成されているが、内筒面とV字型の形状もしくは円弧状の形状の間にストレート部を設けてもよい。
図3は本発明の第3の実施の形態に係るセルフタップネジ用ボス30の斜視図である。
セルフタップネジ用ボス30の内筒面31には、タッピングによるひずみを逃がすためのV字溝32、34が設置されている。V字溝32、34と対向する外筒面35には、補強リブ36、38が形成されている。
セルフタップネジ用ボス30は、セルフタップネジ用ボス30が配置された部品を補強するリブ40と一体となって配置されている。補強リブ36はリブ40の一端42と一体となって配置されており、補強リブ38はリブ40のもう一方の一端44と一体となって配置されている。本実施の形態によれば、ボス、リブ等の部品形状要素の配置の幅が広がり、設計の自由度を増すことが出来る。
なお、上記実施の形態では、補強リブはセルフタップネジ用ボスが配置された部品を補強するリブと兼用されているが、セルフタップネジ用ボスの倒れを防止するリブと兼用してもよい。
また、上記実施の形態では、溝と補強リブを2箇所に設置したが、2箇所に限らず、1箇所もしくは3箇所以上に設置してもよい。
また、上記実施の形態では、セルフタップネジ用ボス30の上端面30’の高さをリブ40の上端面40’の高さより高くしているが、セルフタップネジ用ボス30の上端面30’の高さとリブ40の上端面40’の高さを一致させてもよい。
また、上記実施の形態では、V字型の形状を有するV字溝としたが、円弧状の形状を有する溝であってもよいし、内筒面とV字型の形状もしくは円弧状の形状の間にストレート部を設けてもよい。
10…セルフタップネジ用ボス、14…V字溝、18…補強リブ、20…セルフタップネジ用ボス、24…R形状溝、28…補強リブ、30…セルフタップネジ用ボス、40…リブ
Claims (5)
- 内筒面に軸方向に延びるボス割れ防止用の溝と、
前記溝と対向する外筒面に形成され、前記溝での割れを防止するための補強リブとを、
備えたこと特徴とするセルフタップネジ用ボス。 - 前記溝はV字型の形状を有することを特徴とする請求項1に記載のセルフタップネジ用ボス。
- 前記溝は円弧状の形状を有することを特徴とする請求項1に記載のセルフタップネジ用ボス。
- 前記溝と前記補強リブが複数設置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のセルフタップネジ用ボス。
- 前記補強リブは、前記ボスの倒れ防止用のリブ、又は前記ボスが配置された部品を補強するリブが兼用されている補強リブであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のセルフタップネジ用ボス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006172992A JP2008002575A (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | セルフタップネジ用ボス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006172992A JP2008002575A (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | セルフタップネジ用ボス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008002575A true JP2008002575A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39007124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006172992A Pending JP2008002575A (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | セルフタップネジ用ボス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008002575A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11078948B2 (en) | 2019-02-18 | 2021-08-03 | Ford Global Technologies, Llc | Fastener boss and motor vehicle component incorporating that fastener boss |
-
2006
- 2006-06-22 JP JP2006172992A patent/JP2008002575A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11078948B2 (en) | 2019-02-18 | 2021-08-03 | Ford Global Technologies, Llc | Fastener boss and motor vehicle component incorporating that fastener boss |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2008212607B2 (en) | Self-tapping screw | |
KR20130011986A (ko) | 회전에 대한 안전성을 제공하는 특징부를 가지는 기능성 요소, 및 기능성 요소와 시트 금속부로 구성된 부품 조립체 | |
JP2007228725A5 (ja) | ||
JP5551352B2 (ja) | セルフタッピングねじ | |
US20100260578A1 (en) | Captive securing arrangement | |
JP2008002575A (ja) | セルフタップネジ用ボス | |
US20210317858A1 (en) | Expansion anchor with bulged zone | |
WO2008135840A3 (en) | Armature and solenoid assembly | |
JP2009052673A (ja) | 締結構造 | |
JP7210333B2 (ja) | 梁補強金具および梁補強構造 | |
JP2008114254A (ja) | コアーピン | |
JP2008014100A (ja) | コンクリートスラブ軌道部材 | |
JP5022254B2 (ja) | 機械部品の軸止め構造 | |
JP5393319B2 (ja) | 把持部材 | |
KR200360240Y1 (ko) | 벽체에 매립되어 가스관을 보호하는 슬리브. | |
JP4560065B2 (ja) | スペーサ | |
JP2006144866A (ja) | 溶接構造 | |
JP2008196516A (ja) | ポップナット | |
JP2006029151A (ja) | エンジンのバルブシート | |
JP2008057660A (ja) | ボルトの仮固定構造および仮固定ボルト | |
JP2010101334A (ja) | ドライブプレートの連結構造 | |
JP2008039059A (ja) | ねじ | |
JP2005213948A (ja) | コンクリート部材のための接続装置 | |
JP2017201077A (ja) | アルミ製パイプサポート | |
JP2005048836A (ja) | 合成樹脂製ワッシャー |