JP2008001116A - アウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造 - Google Patents

アウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造 Download PDF

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淳 笠井
Hiroshi Yamauchi
拓 山内
Katsuaki Hayashi
克明 林
Toyokatsu Oshima
豊勝 大島
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Abstract

【課題】 簡易な構造により、フロントウィンドの雨水等のドアガラスへの付着滞留を防止し、ドライバーの側方視界及びミラーの視認性の悪化を防止できるアウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造を提供する。
【解決手段】 車両側部のドア(2)にアウトサイドミラー(3)を備え、前記アウトサイドミラーは、ドアガラス(7)の前側に隣接したミラーベース(30)を介して前記ドアに取付けられているアウトサイドミラーの取付け部の構造において、前記ミラーベースの表面に、車両側方に突出しかつ車両上下方向に延在する突条(34)を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動車の側部のドアに設けたアウトサイドミラーの取付け部の構造に関し、更に詳しくは、フロントウィンドの雨水等が走行時に生ずる空気流により車両側部に流れ、ドアガラスに付着、滞留するのを防ぐアウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造に関する。
雨天時もしくはウォッシャー液使用直後の走行において、フロントガラス及びルーフ等からフロントピラーに流れ伝った水滴が、走行風により車両側部のドアガラスに流れて付着し、滞留することにより、ドライバーの側方視界及びミラーの視認性を悪化させることがある。
例えば、図1および図2に示すようなドアミラー3付近の構成において、雨天時、フロントピラー4やガラスラン5を垂れ伝ってきた雨水や、フロントガラス6から流れてきたウインドウォッシャー液などの水滴Wが、ミラーベース30の表面Xあるいは周囲に滞留し、ある程度の重みになるまで凝集すると、これらの水滴Wは、走行風によって車両側部に流れ、フロントピラー4からミラーベース30を経由し、図2にW1で示されるようにフロントドア2のドアガラス7の前端側部分に付着する。この水滴W1は、ミラーベース30やフロントピラー4とウィンドウガラス7との段差部において、走行風F1が剥離することによって生じる渦の影響で、後方に流れずにドアガラス7前端付近に滞留してしまい、ドライバーの側方視界及びミラー目視の妨げになる虞がある。
このような雨水の滞留を防止する方策としては、フロントウィンドガラス取付けゴム枠のフロントピラー基部に隣接した隅角部に、排水孔を設け、該排水孔を通じて雨水を排出させる技術が公知である。しかし、ゴム枠に形成できる排水孔の大きさには自ずと限界があり、排水孔に埃やゴミ等が詰まり雨水が排出できなくなる虞があり、排水孔および排水経路を設けるコストに見合う効果を期待できないばかりか、経年劣化により排水孔から亀裂を生じ易くなり、ゴム枠のシール性が損なわれる虞があった。
実開昭60−105520号公報
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡易な構造により、フロントウィンドの雨水等のドアガラスへの付着滞留を防止し、ドライバーの側方視界及びミラーの視認性の悪化を防止できるアウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決することを目的として、本発明は、車両側部のドアにアウトサイドミラーを備え、前記アウトサイドミラーは、ドアガラスの前側に隣接したミラーベースを介して前記ドアに取付けられているアウトサイドミラーの取付け部の構造において、前記ミラーベースの表面に、車両側方に突出しかつ車両上下方向に延在する突条を設けたことを特徴とする。
本発明において、前記突条の車両前後方向前方側の側面が、順傾斜面であることが好適である。また、前記アウトサイドミラーが、前記ミラーベースの下部から車両側方に突出した支持部の上側に取付け角度を変更可能に設けられている場合に、前記突条は、前記アウトサイドミラーの可動範囲と交錯しない高さであることが好適である。さらに、前記突条は、車両上下方向に少なくとも前記アウトサイドミラーの範囲に亘って延在していることが好適である。
上述の如く本発明は、車両側部のドアにアウトサイドミラーを備え、前記アウトサイドミラーは、ドアガラスの前側に隣接したミラーベースを介して前記ドアに取付けられているアウトサイドミラーの取付け部の構造において、前記ミラーベースの表面に、車両側方に突出しかつ車両上下方向に延在する突条を設けたので、突条が水滴を下方へ導くガイドとなり、ミラーベースのドアガラスに隣接した部分に水滴が滞留するのを抑制し、水滴を速やかに流下させることができるとともに、走行風で後方に流れる水滴を突条部分で飛散させ、除去することができる。さらに、突条により車両走行時におけるミラーベース上の気流の剥離が抑制されることで、ドアガラス前端付近での渦発生が抑制され、停車時等にドアガラス前端部に流下した水滴がその部分に走行中に滞留するのを防止できる。また、前記突条は、部品の追加等を行なわずに、ミラーベースの形状に僅かな変更を加えるだけで形成できるため、製造コスト的にも有利である。
また本発明において、前記突条の車両前後方向前方側の側面が、順傾斜面である態様では、走行風で後方に流れようとする水滴が、順傾斜面によって突条の先端部分に導かれ、より確実に飛散させて除去することができる。また、前記アウトサイドミラーが、前記ミラーベースの下部から車両側方に突出した支持部の上側に取付け角度を変更可能に設けられ、前記突条は、前記アウトサイドミラーの可動範囲と交錯しない高さである態様では、前記アウトサイドミラーの格納の妨げになることがない。前記突条は、車両側方に大きく張出す必要が無く、ごく僅かな高さで形成した場合にこそ良好な効果が得られる。さらに、前記突条は、車両上下方向に少なくとも前記アウトサイドミラーの範囲に亘って延在している態様は、ドライバーの側方視界及びミラーの視認性の悪化を防止するうえで好ましい。
以下、本発明の実施形態について、図3〜図6を参照しながら詳細に説明する。なお、アウトサイドドアミラーの基本的な構成は図1、図2に示した例と同様であるため、同じ部材には同じ符号を付してある。
図3は、本発明の実施形態に係る水滴除去構造を備えたアウトサイドミラー3の取付け部(30)を示す、側面図であり、アウトサイドミラー3は、車両側部のフロントドア2上部に配設されたドアガラス7の下端前方に設けられ、前記ドアガラス7の前側に隣接してフロントドア2の窓枠部分にミラーベース30を介して取付けられている。
ミラーベース30は、フロントドア2の下端前方の隅部を覆うとともに、窓枠に沿って上下に細長い略三角形をなし、このミラーベース30の下部から外方へ向かって突出する支持体31を備え、該支持体31の上面側にアウトサイドミラー3(ミラーカバー32)がその取付け角度を変更可能に取り付けられている。図6に示すように、ミラーカバー32の車両前後方向の後面にはミラー33が嵌め込まれ、ドアガラス7を通して、またはドアガラス7をドア2内部に降下させた場合には窓枠内側の開口部を通して、ミラー33に映る車両後方向の状況を視認することができる。
そして、ミラーベース30の表面には、水滴除去構造として、車両側方に突出しかつ車両上下方向に延在する突条34が形成されている。突条34は、その延在方向全長に亘って横断面形状が一様な略三角形状であり、車両前後方向両側の側面34a、34bが、それぞれ順傾斜(突条34の突出方向に先細となる傾斜)を有する傾斜面、すなわち、車両後方に向かうにつれて次第に車両外側に向けて高くなる傾斜面(34a)と反対に車両前方に向かうにつれて次第に車両外側に向けて高くなる傾斜面(34b)とで構成されている。
先述の通り、ドアガラス7の前方部に水滴が付着してしまう要因には、ミラーベース30に水滴が滞留してしまうことが挙げられるが、この側面34aと34bを水滴のガイドとして機能させることで、図3に示すように、水滴Wが下方に流れるのを促し、ミラーベース30に水滴Wが滞留するのを防ぐことができる。
また、ドアガラス7の前方部に水滴が滞留してしまうもう一つの要因である、フロントピラー4からミラーベース30を経由し、サイドドア2へ沿うように流れる気流を生ずる走行風についても、図5に示すように、順傾斜の側面34aを備えた突条34をミラーベース30に形成したことにより、ミラーベース30上を流れる走行気流F2が、突条34の側面34aにより剥離するので、ドアガラス7側に水滴W2が飛散するのが抑制されると同時に、走行風により生じる渦が抑制されることで、ドアガラス7の前端部に付着した水滴が滞留せず、ドアガラス7の下縁部まで流下させることができ、ミラー目視及びドライバーの側方視界の妨げとなるのが防止される。
さらに好ましい突条34の特徴について説明すると、突条34は、ミラーベース30後方のドアガラス7前方部に水滴が飛散、滞留することを防ぐのを第一の目的としているため、水滴が走行風により、車両後方外側へ流されること、及び走行風がミラーベース30後端部にて渦を巻くことを考慮すると、突条34をミラーベース30後方に位置させる方が効果的である。これにより、水滴がミラーカバー32に当って跳ね返るのを防ぐことができる。また同時に、ミラーカバー32内に収容されるミラー33への水滴の付着も防ぐことができる。また、突条34の上下の長さを、ミラーカバー32内に収容されるミラー33の上下方向の長さと略等しい長さか、それ以上とすることにより、ドアガラス7のミラー33を視認するための範囲は少なくとも確保することができる。
また、突条34の突出量はミラーベース30からの高さ、すなわちミラーベース30から側面34aと34b頂点までの距離が5mm程度あれば、十分に水滴の滞留を抑制し、フロントガラス7への水滴の飛散及び走行風によるミラーベース30後端部の渦の発生を防げる。従って突条34は、図6に示すようにミラーカバー32の格納の妨げとなることなく設置することができる。さらに、突条34は、ミラーベース30と一体成型が可能であり、成形金型のコストアップを伴わず、かつ、ミラーベース30の意匠性を損なうことなく、所望の効果を達成できる利点がある。
以上のように、フロントドア2に、ミラーベース30を介して取付けられているアウトサイドミラー3の、前記ミラーベース30表面に上下方向に延在する突条34を形成した水滴除去構造により、雨天時もしくはウォッシャー液使用直後の走行において、フロントガラス6及びルーフ等より流れ伝った水滴がミラーベース30の下方側に速やかに流下し、水滴の滞留が防止され、かつ、ミラーベース30上を通過する走行風F2を、ドアガラス7から離れる方向に導くことで、ドアガラス7前端部での渦の発生が抑制され、それによる水滴の滞留が防止されることにより、ドライバーの側方視界及びミラーの視認性を確保することができる。また、本発明によれば、部品点数を増やすことなく、且つ簡易な構造により上記の効果を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
アウトサイドミラーの取付け部付近の水滴の付着状況を示す斜視図である。 アウトサイドミラーの取付け部付近の水滴の付着状況を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るアウトサイドミラーの取付け部を示す側面図である。 図3のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係るアウトサイドミラーの取付け部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るアウトサイドミラーの可動範囲を示す斜視図である。
符号の説明
2 フロントドア
3 アウトサイドミラー
4 フロントピラー
5 ガラスラン
6 フロントガラス
7 ドアガラス
30 ミラーベース
31 支持部
34 突条
34a,34b 側面(順傾斜面)

Claims (4)

  1. 車両側部のドアにアウトサイドミラーを備え、前記アウトサイドミラーは、ドアガラスの前側に隣接したミラーベースを介して前記ドアに取付けられているアウトサイドミラー取付け部の構造において、前記ミラーベースの表面に、車両側方に突出しかつ車両上下方向に延在する突条を設けたことを特徴とするアウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造。
  2. 前記突条の車両前後方向前方側の側面が、順傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載のアウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造。
  3. 前記アウトサイドミラーが、前記ミラーベースの下部から車両側方に突出した支持部の上側に取付け角度を変更可能に設けられ、前記突条は、前記アウトサイドミラーの可動範囲と交錯しない高さで設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のアウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造。
  4. 前記突条は、車両上下方向に少なくとも前記アウトサイドミラーの範囲に亘って延在していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアウトサイドミラー取付け部の水滴除去構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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