JP2007520345A - ギア伝達アクチュエータを備える液体投与装置 - Google Patents

ギア伝達アクチュエータを備える液体投与装置 Download PDF

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Abstract

作動するごとに定量の物質を送給する送給装置であって、容器(23)と流体連通した調量孔(35)と、調量孔(35)内に往復移動可能に配置されたピストン部材(43)とを備える送給ユニット(7)であって、ピストン部材(43)が、調量孔(35)内に物質を引き込むために第1方向の第1充填位置へ移動可能であり、定量の物質を調量孔(35)から調量供給および送給するために第1方向とは逆の第2方向の第2送給位置へ移動可能である送給ユニット(7)と、アクチュエータ部材(53)を備える作動機構(9)と、を備える送給装置が提供される。アクチュエータ部材(53)は、作動力(F)を作用させるとピストン部材(43)の往復移動を達成するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作動するごとに物質を送給する送給装置に関し、限定するものではないが、作動するごとに定量の物質を送給する手動で作動可能な送給装置に関する。
物質の調量を可能にする送給装置は、従来技術において周知である。一例として、医療の分野においては、定量噴霧式吸入器(MDI)の使用が確立されている。MDIにおいて、物質は、弁装置によって閉じられる開端部を有する容器内に加圧下で収容される。弁装置は、一定容積の調量室を画定する弁体ならびに装填位置と吐出位置との間で移動可能である弁心棒を有する。装填位置においては、弁心棒は、調量室を容器の内容物と流体連通に配置する一方で、調量室を外部環境から分離する。吐出位置においては、弁心棒は、調量室を外部環境と流体連通に配置する一方で、調量室を容器の内容物から分離する。このようにして、定量の物質が調量室へ順次移送され、次いで使用者が吸入するよう外部環境に吐出される。
本発明の目的は、作動するごとに定量の物質を送給する改良された送給装置、および特に作動するごとに定量の物質を送給する手動で作動可能な送給装置を提供することである。
一態様において、本発明は、作動するごとに定量の物質を送給する送給装置であって、往復移動において定量の物質を充填し、調量し、送給するピストン部材を含む、定量の物質を送給するように動作可能な送給ユニットと、使用者が実質的に単一の方向に作動力をそれに対して作用させるアクチュエータ部材を含み、その作動力を作用させるとピストン部材の往復移動を生じるように構成された、送給ユニットを動作させるために使用者によって作動可能な作動機構と、を備える送給装置を提供する。
一実施形態において、送給ユニットは、物質を収容するための容器と流体連通した調量孔を備え、ピストン部材は、ピストン軸に沿って調量孔内に往復移動可能に配置されておりかつ、調量孔内に物質を引き込み、それによって送給ユニットを充填させるために第1方向の第1充填位置へ移動可能であり、定量の物質を調量孔から調量して送給するために第1方向とは逆の第2方向の第2送給位置へ移動可能である。
好ましくは、作動機構は、アクチュエータ部材に作動力を作用させるとピストン部材の往復移動が達成されるように、ピストン部材およびアクチュエータ部材に動作可能に連結されたギアアセンブリをさらに備える。
より好ましくは、ギアアセンブリは、枢軸を中心として回転可能でありかつアクチュエータ部材の作動によって駆動される第1駆動ギアと、枢軸を中心として回転可能であり、駆動ギアによって駆動され、かつピストン部材に動作可能に連結される第2被駆動ギアとを備える。
一実施形態において、作動機構は、ピストン部材と被駆動ギアとを動作可能に連結する駆動部材をさらに備える。
好ましくは、駆動部材は、被駆動ギアによって往復枢動されるよう枢軸を中心として枢着される。
一実施形態において、駆動部材は、調量孔から物質が送給される送給ストロークの間に第1方向にピストン部材が移動するように構成されており、この移動速度は、送給ストロークと等しい長さにわたる充填ストロークの間に第2方向の調量孔内へ物質が引き込まれる速度よりも速い速度である。
好ましくは、駆動部材の枢軸は、被駆動ギアの枢軸を通じて延出する軸からオフセットされた位置に配置されかつピストン軸に直交する。
好ましくは、被駆動ギアは、駆動部材と係合する駆動ピンをその表面上に含む。
一実施形態において、駆動ギアは、等角に離隔されかつ360/n度の角度間隔を有するn個の突起をその表面上に含み、アクチュエータ部材は、それが作動するごとに駆動ギアを360/n度回転するように構成される。
好ましくは、被駆動ギアは駆動ギアの直径の1/nの直径を有し、その結果、アクチュエータ部材が作動するごとに被駆動ギアは360度回転される。
一実施形態において、調量孔は周囲壁を含み、ピストン部材は、調量孔の周囲壁との密閉嵌合部となるピストンを含み、ピストンは物質に作用する圧力面を有する。
好ましくは、調量孔の周囲壁は移送口を含み、その移送口は、ピストン部材が充填位置および送給位置にあるときのピストンの圧力面の各位置の間に配置され、ピストンによって閉じられるまで、第2方向へのピストン部材の移動とともに調量孔から容器まで物質を移送することを可能にする。
一実施形態において、アクチュエータ部材の作動前には、ピストン部材は移送口を閉じるように配置される。
好ましくは、アクチュエータ部材の作動前には、ピストン部材は調量孔を外部環境に対して閉じるように配置される。
好ましくは、装置は、送給ユニットと流体連通し、物質を収容する容器を含む収容ユニットをさらに備える。
好ましくは、装置は、送給ユニットと流体連通し、物質がそこから送給される排出ユニットをさらに備える。
より好ましくは、排出ユニットは噴霧ノズルを備える。
別の態様において、本発明は、作動するごとに定量の物質を送給する送給装置であって、定量の物質を送給するように動作可能な送給ユニットであって、物質を収容するための容器と流体連通した調量孔と、ピストン軸に沿って調量孔内に往復移動可能に配置されたピストン部材とを備え、ピストン部材が、調量孔内に物質を引き込み、それによって送給ユニットを充填させるために第1方向の第1充填位置へ移動可能であり、および定量の物質を調量孔から調量供給し送給するために第1方向とは逆の第2方向の第2送給位置へ移動可能である送給ユニットと、送給ユニットを動作させるために使用者によって作動可能となっている作動機構であって、使用者がそれに対して作動力を作用させ、作動力を作用させるとピストン部材の往復移動を達成するように構成されたアクチュエータ部材を備え、調量孔から物質が送給される送給ストロークの間に第1方向にピストン部材が移動するように構成されており、この移動速度は、送給ストロークと等しい長さにわたる充填ストロークの間に第2方向の調量孔内へ物質が引き込まれる速度よりも速い速度である作動機構と、を備える送給装置を提供する。
好ましくは、アクチュエータ部材は、使用者が実質的に単一の方向に作動力を作用させるように構成される。
一実施形態において、アクチュエータ部材に作動力を作用させるとピストン部材の往復移動が達成されるように、ピストン部材およびアクチュエータ部材に動作可能に連結されたギアアセンブリを作動機構がさらに備えている。
好ましくは、ギアアセンブリは、枢軸を中心として回転可能であってアクチュエータ部材の作動によって駆動される第1駆動ギアと、枢軸を中心として回転可能であって駆動ギアによって駆動され、かつピストン部材に動作可能に連結される第2被駆動ギアとを備える。
一実施形態において、作動機構は、ピストン部材と被駆動ギアとを動作可能に連結する駆動部材をさらに備える。
好ましくは、駆動部材は、被駆動ギアによって往復枢動されるよう枢軸を中心として枢着される。
一実施形態において、駆動部材の枢軸は、被駆動ギアの枢軸を通じて延出する軸からオフセットされた位置に配置されかつピストン軸に直交する。
好ましくは、被駆動ギアは、駆動部材と係合する駆動ピンをその表面上に含む。
一実施形態において、駆動ギアは、等角に離隔されかつ360/n度の角度間隔を有するn個の突起をその表面上に含み、アクチュエータ部材は、それが作動するごとに駆動ギアを360/n度回転するように構成される。
好ましくは、被駆動ギアは駆動ギアの直径の1/nの直径を有し、その結果、アクチュエータ部材を作動するごとに被駆動ギアは360度回転される。
一実施形態において、調量孔は周囲壁を含み、ピストン部材は、調量孔の周囲壁との密閉嵌合部となるピストンを含み、ピストンは物質に作用する圧力面を有する。
好ましくは、調量孔の周囲壁は移送口を含み、その移送口は、ピストン部材が充填位置および送給位置にあるときのピストンの圧力面の各位置の間に配置され、ピストンによって閉じられるまで、第2方向へのピストン部材の移動とともに調量孔から容器まで物質を移送することを可能にする。
一実施形態において、アクチュエータ部材の作動前には、ピストン部材は移送口を閉じるように配置される。
好ましくは、アクチュエータ部材の作動前には、ピストン部材は調量孔を外部環境に対して閉じるように配置される。
好ましくは、装置は、送給ユニットと流体連通し、物質を収容するための容器を含む収容ユニットをさらに備える。
好ましくは、装置は、送給ユニットと流体連通し、物質がそこから送給される排出ユニットをさらに備える。
より好ましくは、排出ユニットは噴霧ノズルを備える。
ここで本発明の好ましい実施形態について、添付の図面を参照して単に一例として以下に説明する。
これから添付の図面の図を参照して説明する送給装置は、本出願人の同時係属中の国際特許出願、PCT/EP03/08646号およびPCT/EP03/08647号に開示された、定量の流体を計量分配する基本動作原理を実現するものであり、これらの国際特許出願のすべての内容は参照により本明細書に組み込まれるものである。
この送給装置は、この装置によって送給される流動物質、この実施形態においては薬剤を含む懸濁液または溶液を収容するための収容ユニット3と、物質がそれから送給される排出ユニット5と、収容ユニット3および排出ユニット5と流体連通し、それが動作すると収容ユニット3から排出ユニット5へ所定量の物質を調量し、供給するように動作可能な送給ユニット7と、手動で作動可能な作動機構9であって、作動することによって送給ユニット7の動作が可能となるように送給ユニット7に連結されている作動機構9と、を備える。
この実施形態において、収容ユニット3は、周囲壁16と移送口18を含む閉端部17とを有する収容孔15と、収容孔15の閉端部17内の移送口18に流体連結された移送流路19とを含む胴体11、ならびにその周囲壁16との密閉嵌合部となって物質を収容する容器23を画定するよう収容孔15内に摺動可能に配置される密閉部材21と、を備える。密閉部材21は、収容孔15の周囲壁16と自在な摺動嵌合の状態にあり、容器23が物質のみを含むこと、およびより具体的には収容孔15の閉端部17内の移送口18に物質が常に存在することが実現するように、物質が容器23から引き出されるごとに前進する。胴体11はまた、以下により詳細に説明するように、駆動リンク63の案内として機能する案内停止具22を含む。
この実施形態において、排出ユニット5は、送給ユニット7が作動すると物質がそこから送給される、その周囲に配設された複数の排出口29と、排出口29に流体連結された排出流路30とを有する、截台円錐状の(frusto-conical)排出表面27を含む噴霧ヘッド25、ならびに噴霧ヘッド25の截台円錐状の排出表面27の周囲に配設された弾性環状スカート31を備えている。スカート31は、通常は送給口29を大気から閉ざし、それによって収容された物質を大気に対して密閉し、送給ユニット7が作動して送給口29を介して駆動されるとき物質の圧力によって外側に撓み、物質が噴霧ヘッド25から噴霧として送給されるように構成されている。図1は通常の状態におけるスカート31を示し、ここで噴霧ヘッド25内の排出ポート29は閉じられている。図9は撓んだ状態におけるスカート31を示し、ここで噴霧ヘッド25内の排出口29から送給された物質はスカート31を外側に付勢し、噴霧をもたらしている。
この実施形態における噴霧ノズルは、人間の鼻孔内に挿入するよう寸法および形状が定められているため、鼻用のノズルとして構成されている。
この実施形態において、送給ユニット7は、周囲壁36および閉端部37を有しかつ収容ユニット3の胴体11内の移送流路19に流体連結された周囲壁36内の第1移送口39と排出ユニット5の噴霧ヘッド25内の排出流路30に流体連結された閉端部37内の第2排出ポート40とを含む円筒状の調量孔35を含む胴体33、ならびに調量孔35内に摺動可能に配置されたピストン部材43を備えている。
ピストン部材43は、充填ストロークにおいてピストン45が後退すると収容ユニット3の容器23から物質がそこへ引き込まれ、送給ストロークにおいてピストン45が挿入されると所定量の物質を排出ユニット5に調量供給する調量室49をその前方に画定し、その物質が上述のようにこの実施形態においては排出ユニット5の噴霧ヘッド25から噴霧として送給されるように、調量孔35内に摺動可能に配設されかつ調量孔35の周囲壁36との密閉嵌合部となるピストン45を備えている。
充填ストロークにおいては、すなわちピストン45が後退する際には、ピストン45が調量孔35の周囲壁36内の移送口39を開くとき、物質は容器23から移送流路19を介して調量室49に引き込まれ、充填ストロークは、調量室49に引き込まれる物質の量が排出ユニット5に調量供給される量を上回ることを実現するような長さを有している。以降でさらに明らかとなるように、調量されるべき量を上回る量の物質を調量室49内に引き込むことで、必要な所定量の物質の調量が確実に行われる。
送給ストロークにおいて、すなわち調量孔35へピストン45を挿入するとき、図7に示すように、ピストン45はまず、移送流路19を介して調量室49から容器23内に、物質すなわち過剰となる物質を移動させるよう機能し、物質は、排出流路30に優先して、流動抵抗がそこにおいて低いことから移送流路19を介して移動される。この過剰物質の容器23への送還は、図8に示すように、調量孔35の周囲壁36内の移送口39がピストン45によって閉じられるまで継続する。移送口39が閉じられた後に、ピストン45は、調量室49内に残存する物質、すなわち調量されるべき必要な所定量の物質を排出ユニット5に移動させるよう機能する。この構成では、送給ユニット7によって調量供給される物質の量は、ピストン45の送給ストロークがそれを越える長さに対する移送口39の軸方向の位置によって決まる。
ピストン部材43は、ピストン45を駆動するためにそのピストン45に連結された駆動ロッド50をさらに備え、駆動ロッド50は、以降でより詳細に説明するように、駆動部材55によって係合されてピストン部材43を駆動する駆動ピン51を含んでいる。
この実施形態において、作動機構9は、送給装置を作動するために使用者によって手動で操作されるアクチュエータ部材53と、ピストン部材43を駆動するためにピストン部材43の駆動ロッド50上の駆動ピン51に動作可能に連結された駆動部材55と、使用者によって駆動部材53が動作されると送給ストロークおよび充填ストロークにおいてピストン部材43を往復式で駆動するように、駆動部材55に動作可能に連結されたギアアセンブリ57とを備えている。
アクチュエータ部材53は、図1に示す動作前である第1の休止位置と、図10に示す使用者が作動力Fをアクチュエータボタン59に作用させた動作の後の第2の作動位置との間で移動可能となるように、収容ユニット3の胴体11へ枢軸60を中心に枢動されるアクチュエータボタン59と、アクチュエータボタン59を操作するとそのアクチュエータボタン59によって駆動されるように、枢軸64を中心としてアクチュエータボタン59に枢着された駆動リンク63と、収容ユニット3の胴体11上の案内停止具22に向かって駆動リンク63を付勢するよう機能する第1付勢要素65と、使用者がアクチュエータボタン59を解放するとアクチュエータボタン59を休止位置に戻すように、アクチュエータボタン59を休止位置に向かって付勢するよう機能する第2付勢要素67とを備えている。
この実施形態において、駆動リンク63は、以降でより詳細に説明するように、ギアアセンブリ57の駆動ギア71上の複数の突起76の1つに係合するための凹部69を、その一方すなわち前方の端部に含んでいる。以降でさらに詳細に説明するように、作動力Fを作用させることによってアクチュエータボタン59を押すと、収容ユニット3の胴体11上の案内停止具22によって案内される駆動リンク63は、前方に駆動され、ギアアセンブリ57の駆動ギア71上の突起76のうちの1つと係合する。
この実施形態において、ギアアセンブリ57は、枢軸73を中心として収容ユニット3の胴体11に装着されかつアクチュエータ部材53の動作によって駆動される第1駆動ギア71と、枢軸75を中心として収容ユニット3の胴体11に装着され、駆動ギア71が回転するとそれによって回転されるように駆動ギア71と係合する第2被駆動ギア74とを備えている。
駆動ギア71は、その一方の面に配設されかつ駆動リンク63によって係合されるよう構成された、等角に配置された複数の突起76を含んでいる。この実施形態において、駆動ギア71は3つの突起76a、76b、76cを含み、これらはそれぞれその枢軸73を中心として120度の角度間隔αを有している。この構成では、突起76a、76b、76cのそれぞれの間の角度間隔α、この実施形態においては120度、駆動ギア71を回転するようにアクチュエータ部材53を構成することによって、駆動ギア71は、アクチュエータ部材53が動作するごとに、隣接する突起76a、76b、76cの角度間隔αに一致する同じ角度だけ回転される。他の実施形態において、駆動ギア71は、任意の個数の突起76を含むことができ、ここでそれらの突起76は等角に配置され、その角度間隔αは、nを突起76の個数として、360/n度である。たとえば、駆動ギア71が4つの突起76を含む場合、それらの突起76はそれぞれ等角に90度で離隔されることになる。
この実施形態において、被駆動ギア74は駆動ギア71の直径の3分の1である直径を有し、その結果、被駆動ギア74は、駆動ギア71が120度回転すると完全に1回転され、この120度は駆動ギア71上の隣接する突起76a、76b、76cの間の角度間隔αである。他の実施形態において、駆動ギア71はn個の突起76を有し、被駆動ギア74は、駆動ギア71の直径の1/nである直径を有するよう寸法決めされている。被駆動ギア74は、その一方の面に配設される単一の駆動ピン79を含んでいる。
駆動部材55は、その一方の端部で枢軸81を中心として枢動式で連結されており、その他方の端部にある、ピストン部材43の駆動ロッド50上の駆動ピン51が捕捉的にその中に配置される第1スロット83と、枢軸81と第1スロット83との間の場所にある、被駆動ギア74上の駆動ピン79が捕捉的にその中に配置される第2スロット85とを含んでいる。この構成では、被駆動ギア74が回転すると、駆動部材55が往復角回転を生じ、これによってピストン部材43の往復移動が達成される。被駆動ギア74上の駆動ピン79の回転によって画定される円の直径、ならびに被駆動ギア74の枢軸75と駆動部材43の駆動ロッド50上の駆動ピン51との双方に対する駆動部材55の枢軸81の配置を設計することにより、送給ストロークおよび充填ストロークを組み合わせた長さと送給ストロークおよび充填ストロークの段階の相対的な長さの双方を設計することができる。このようにして、送給ストロークおよび充填ストロークの相対的な速度を異なるものとすることができ、特に、ピストン45の速度は、物質が調量孔35の閉端部37内の排出ポート40から送給される送給ストロークの送給段階において、充填ストロークよりも高速となるように構成することができる。ピストン45の速度は、送給ストロークの送給段階においては、排出ユニット5から噴霧を生成するのに必要な高圧を発生させるために、急速であると有利であり、充填ストロークにおいては、収容ユニット3の容器23から送給ユニット7の調量室49へ物質を効果的に移送することを可能にするために、より低速であると有利である。この実施形態において、構成は、調量孔35の周囲壁36内の移送開口部39がピストン45によって閉じられる図8に示す位置から、ピストン45が完全に前進した図10に示す位置へ、ピストン45が移動することに相当する送給段階が、被駆動ギア74の5/32回転に相当するのに対して、調量孔35の周囲壁36内の移送開口部39が開いている図4に示す位置から、ピストン45が完全に後退した図6に示す位置へ、ピストン45が移動することに相当する充填段階が、被駆動ギア74の3/8回転に相当し、ここで、被駆動ギア74の回転速度は、アクチュエータ部材53のアクチュエータボタン59の単一の作動に相当するその各回転の間、実質的に一定であるというものである。
これから添付の図面の図2から図11を参照して以下に送給装置の動作について説明する。
使用者はまず、送給装置を手に取り、アクチュエータ部材53のアクチュエータボタン59に作動力Fを作用させる。最初は、送給装置は休止配置にあり、この配置において、図2に示すように、ピストン45は調量孔35の閉端部37に当接し、調量孔35の周囲壁36内の移送口39と調量孔35の閉端部37内の排出口40の両方を閉じている。このように送給装置を休止配置に配置することによって、調量室49は無菌に維持され、防腐剤のない物質を場合によっては使用することも可能となる。
作動力Fをアクチュエータボタン59に作用させる際、アクチュエータボタン59はその枢軸60を中心として枢動し、図2に示すように、アクチュエータボタン59が枢動することによって、駆動リンク63は、突起76a、76b、76cのいずれか1つ、この実施形態では駆動ギア71上の第1突起76aに係合するよう前方に駆動される。前方に駆動される際、駆動リンク63は案内停止具22によって駆動ギア71上の第1の突起76aと係合するよう案内され、ここで駆動ギア71上の第1突起76aはそのように係合すると、駆動リンク63の前端部内の凹部69内に配置される。
駆動リンク63が駆動ギア71上の第1突起76aと係合した後、続いて駆動ギア71が回転される。
図3に示す駆動ギア71の回転の第1段階においては、駆動ギア71の回転が被駆動ギア74の回転を生じ、被駆動ギア74のこの回転は、被駆動ギア74上の駆動ピン79の回転を介して、駆動部材55がその枢軸81を中心にして一方向に、この実施例では図に示すように時計回りに枢動することを達成し、駆動部材55のこの枢動は、ピストン部材43の駆動ロッド50上の駆動ピン51との係合を介して、ピストン部材43を送給ユニット7の調量孔35から後退させるよう機能する。図3は、被駆動ギア74が1/8回転した後の配置を表す。
被駆動ギア74が引き続き回転すると、ピストン部材43は、図4に示すような位置まで調量孔35からさらに後退され、ここでピストン部材43のピストン45は、調量孔35の周囲壁36内の移送口39を開き、調量孔35は移送流路19を介して収容ユニット3の容器23と流体連通する。図4は、被駆動ギア74が1/4回転した後の配置を表す。
図5に示す位置から、ピストン部材43がさらに後退することによって、ピストン45は、収容ユニット3の容器23から移送流路19を介して調量室49内に物質を引き込む。図に示すように、容器23からの物質の引き込みを補償して、密閉部材21は収容ユニット3の収容孔15へ引き込まれる。図5は、被駆動ギア74が1/2回転した後の配置を表す。
図6に示すように、ピストン部材43が充填ストロークの終端に達するまで、物質はこのように調量室49へ引き続き引き込まれる。この位置では、調量室49は過剰量の物質を含み、上記の説明のように、それによって必要な所定量の物質が確実に送給される。図6は、被駆動ギア74が5/8回転した後の配置を表す。これにより、(作動の間、駆動ギア71の回転速度が一定または実質的に一定であることに注意すれば)ピストン部材43の送給ストロークは充填ストロークよりも高速となることが理解されよう。
アクチュエータ部材53が作動力Fの作用を通じて引き続き動作し、被駆動ギア74が引き続き回転すると、被駆動ギア74は、その枢軸81を中心として駆動部材55を逆方向に、この実施形態では図に示すように反時計方向に枢動させるよう機能し、駆動部材55のこの枢動は、ピストン部材43の駆動ロッド50上の駆動ピン51で駆動部材55とピストン部材43が係合することを通じて、送給ユニット7の調量孔35内へピストン部材43を駆動するよう機能する。被駆動ギア74が3/4回転した後の配置を表す図7に示すように、ピストン部材43およびそれに伴ってそのピストン45が前方に移動することによって、ピストン45は、調量孔35の周囲壁36内の移送口39およびそれに伴って移送流路19を介して、調量室49から収容ユニット3の容器23内に物質を移動させる。上述のように、移送口39において流動抵抗がより低くなることから、物質は、調量孔35の閉端部37内の排出口40ではなく調量孔35の周囲壁36内の移送口39を介して移動される。収容ユニット3の容器23への物質のこの流れは、収容ユニット3の収容孔15内の密閉部材21が外側に移動することによって調整される。
被駆動ギア74が引き続き回転し、ピストン部材43のピストン45が引き続き前方へ移動すると、ピストン45は、調量孔35の周囲壁36内の移送口39、およびそれに伴って移送流路19を介して、調量室49から収容ユニット3の容器23内に引き続き物質を移動させる。
物質のこの移送は、図8に示すように、ピストン部材43が調量孔35の周囲壁36内の移送口39を閉じるよう十分に前方に移動されるまで継続する。図8は、被駆動ギア74が27/32回転した後の配置を表す。
この位置から、ピストン部材43がさらに前方へ移動することによって、そのピストン45は、調量孔35の閉端部37内の排出口40を介して、調量室49から排出ユニット5へ物質を移動させる。この位置で、調量室49内の物質の量は、送給装置によって調量供給される物質の所定量となる。
被駆動ギア74が29/32回転した後の配置を表す図9に示すように、ピストン部材43が引き続き前方へ移動すると、そのピストン45は、調量孔35の閉端部37内の排出口40を介して、調量室49から排出ユニット5へ物質を移動させるよう機能する。排出ユニット5へ送給された物質は、噴霧ヘッド25の送給流路30を介し、噴霧ヘッド25の送給表面27内の送給口29から送給され、送給口29から送給された物質によって、噴霧ヘッド25のスカート31は、物質の圧力で外側に変形し、物質は噴霧ヘッド25から噴霧として送給される。
図10に示すように、アクチュエータ部材53が完全に押し込まれ、ピストン部材43が送給ストロークの終端に位置し、ピストン部材43のピストン45が調量孔35の閉端部37に当接し、それによって調量孔35の周囲壁36内の移送口39と調量孔35の閉端部37内の排出口40の両方が閉じられるまで、物質はこのように、排出ユニット5、この実施形態では噴霧ヘッド25から引き続き送給される。この位置では、駆動ギア71は120度回転されており、突起76a、76b、76cは120度回転され、装置が作動する前の突起76a、76b、76cの隣接する突起の位置をとる。図10は、被駆動ギア74が1回転し、駆動ギア71が120度、すなわち1/3回転した後の配置を表す。
装置が作動した後、使用者は次いで、アクチュエータ部材53のアクチュエータボタン59から作動力Fを除去することによって、アクチュエータ部材53を解放する。アクチュエータボタン59を解放すると、図11に示すように、アクチュエータボタン59は、アクチュエータ部材53の第2付勢要素67の作用によって最初の休止位置に戻される。アクチュエータボタン59は、休止位置に戻される際、それとともに駆動リンク63を動作位置に引き寄せる。駆動リンク63は、アクチュエータ部材53の第1付勢要素65によって収容ユニット3の胴体11上の案内停止具22に向かって付勢され、アクチュエータ部材53の第1付勢要素65によって動作位置に維持される。この位置において、係合凹部69を含む駆動リンク63の前端部は、引き続き作動機構9を作動させるとギア機構57の駆動ギア71上のさらなる突起76cを受容するよう位置しており、このさらなる突起76cは、装置が以前に作動した際に駆動リンク63によって係合された突起76aに隣接する76cである。
最後に、本発明についてはその好ましい実施形態において説明したが、本発明が、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく多数の様々な方法で修正できることは理解されよう。
たとえば、好ましい実施形態において、この送給装置は鼻腔内投与用に構成されるが、口腔内投与および局所投与など、その他の投与ルートにおいても等価な適用性が見出されることは理解されるべきである。たとえば、この噴霧ノズルは、鼻用のノズルの代わりに、マウスピースなど口用のノズルとして構成することもできる。
この送給装置はまた、送給装置が定量の物質を別の装置に送給し、その別の装置がその定量の物質に対して動作する送給システムにおいても適応性を見出すことができる。そのような一送給システムは、単に定量の物質を送給するために利用される送給装置と、物質がそれに送給される運搬手段とを含むことができ、ここでその運搬手段は、外部環境に送給するための排出口に物質を運搬する。一実施形態において、その運搬手段は物質の状態の変化をもたらすことができる。たとえば、その運搬手段は、定量の液体をエアロゾル、一般にはミストに変換する、メッシュなどの振動要素を含むことができる。その振動要素は、たとえば、圧電素子またはメッシュとすることができる。
さらに、好ましい実施形態において、この送給装置は、物質が薬剤を含む医療用途を有するが、この送給装置が、歯磨き粉、日焼けクリームローションの場合など、概して消費者向けの健康製品(consumer healthcare)の分野において、その他の医療以外の用途を多数有することを理解されたい。
さらになお、好ましい実施形態において、この物質は液体であるが、この物質が粉末、気体、クリーム、ペーストなど、その他の種類であってもよいことを理解されたい。
また、添付の特許請求項における参照符号の使用に関しては、参照符号は例示の目的でのみ与えられたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明を限定することを意図したものではないことを理解されたい。
本発明の好ましい実施形態による送給装置の一部を破断した側面図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。 図1の送給装置の一部を破断した側面図において、一つの作動動作における動作状態を示した図である。
符号の説明
3…収容ユニット、5…排出ユニット、7…送給ユニット、9…作動機構、23…容器、35…調量孔、43…ピストン部材、53…アクチュエータ部材、57…ギアアセンブリ、71…駆動ギア

Claims (36)

  1. 作動するごとに定量の物質を送給する送給装置であって、
    往復移動において定量の物質を充填し、調量し、送給するピストン部材(43)を含む、定量の物質を送給するように動作可能な送給ユニット(7)と、
    使用者が実質的に単一の方向に作動力(F)をそれに対して作用させるアクチュエータ部材(53)を含み、前記作動力(F)を作用させると前記ピストン部材(43)の往復移動を達成するよう構成されており、送給ユニット(7)を動作させるために使用者によって作動可能となっている作動機構(9)と、を備える送給装置。
  2. 前記送給ユニット(7)が、物質を収容するための容器(23)と流体連通した調量孔(35)を備え、前記ピストン部材(43)がピストン軸に沿って前記調量孔(35)内に往復移動可能に配置されており、前記ピストン部材(43)が、前記調量孔(35)内に物質を引き込み、それによって前記送給ユニット(7)を充填させるために第1方向の第1充填位置へ移動可能であり、定量の物質を前記調量孔(35)から調量して送給するために前記第1方向とは逆の第2方向の第2送給位置へ移動可能である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記作動機構(9)はさらに、前記アクチュエータ部材(53)に前記作動力(F)を作用させると前記ピストン部材(43)の前記往復移動が達成されるように、前記ピストン部材(43)および前記アクチュエータ部材(53)に動作可能に連結されたギアアセンブリ(57)を備える、請求項2に記載の装置。
  4. 前記ギアアセンブリ(57)が、枢軸(73)を中心として回転可能であって前記アクチュエータ部材(53)の作動によって駆動される第1駆動ギア(71)と、枢軸(75)を中心として回転可能であって前記駆動ギア(71)によって駆動され、かつ前記ピストン部材(43)に動作可能に連結される第2被駆動ギア(74)と、を備える、請求項3に記載の装置。
  5. 前記ピストン部材(43)と前記被駆動ギア(74)とを動作可能に連結する駆動部材(55)を前記作動機構(9)がさらに備えている、請求項4に記載の装置。
  6. 前記駆動部材(55)は、前記被駆動ギア(74)によって往復枢動されるよう枢軸(81)を中心として枢着されている、請求項5に記載の装置。
  7. 前記駆動部材(55)は、前記調量孔(35)から物質が送給される送給ストロークの間に前記第2方向に前記ピストン部材(43)が移動するように構成されており、この移動速度は、前記送給ストロークと等しい長さにわたる充填ストロークの間に前記第1方向の前記調量孔(35)内へ物質が引き込まれる速度よりも速い速度である、請求項6に記載の装置。
  8. 前記駆動部材(55)の前記枢軸(81)は、前記被駆動ギア(74)の前記枢軸(75)を通じて延出する軸からオフセットされた位置に配置されかつ前記ピストン軸に直交している、請求項7に記載の装置。
  9. 前記被駆動ギア(74)が、前記駆動部材(55)と係合する駆動ピン(79)をその表面上に含んでいる、請求項6〜8のいずれかに記載の装置。
  10. 前記駆動ギア(71)は、等角に離隔されかつ360/n度の角度間隔(α)を有するn個の突起(76a、76b、76c)をその表面上に含んでおり、前記アクチュエータ部材(53)は、それが作動するごとに前記駆動ギア(71)を360/n度回転するように構成されている、請求項3〜9のいずれかに記載の装置。
  11. 前記被駆動ギア(74)が前記駆動ギア(71)の直径の1/nの直径を有しており、その結果、前記アクチュエータ部材(53)が作動するごとに前記被駆動ギア(74)が360度回転される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記調量孔(35)は周囲壁(36)を含んでおり、前記ピストン部材(43)は前記調量孔(35)の前記周囲壁(36)との密閉嵌合部となるピストン(45)を含んでおり、前記ピストン(45)が前記物質に作用する圧力面を有している、請求項2〜11のいずれかに記載の装置。
  13. 前記調量孔(35)の前記周囲壁(36)は移送口(39)を含んでおり、前記移送口(39)は前記ピストン部材(43)が前記充填位置および送給位置にあるときの前記ピストン(45)の前記圧力面の各位置の間に配置されており、前記ピストン(45)によって閉じられるまで、前記第2方向への前記ピストン部材(43)の移動とともに前記調量孔(35)から前記容器(23)まで物質を移送することを可能とした、請求項12に記載の装置。
  14. 前記アクチュエータ部材(53)の作動前には、前記ピストン部材(43)は前記移送口(39)を閉じるように配置される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記アクチュエータ部材(53)の作動前には、前記ピストン部材(43)は前記調量孔(35)を外部環境に対して閉じるように配置される、請求項14に記載の装置。
  16. 前記送給ユニット(7)と流体連通し、物質を収容する容器(23)を含む収容ユニット(3)をさらに備えている、請求項1〜15のいずれかに記載の装置。
  17. 前記送給ユニット(7)と流体連通し、物質がそこから送給される排出ユニット(5)をさらに備えている、請求項1〜16のいずれかに記載の装置。
  18. 前記排出ユニット(5)が噴霧ノズルを備えている、請求項17に記載の装置。
  19. 作動するごとに定量の物質を送給する送給装置であって、
    定量の物質を送給するように動作可能な送給ユニット(7)であって、物質を収容するための容器(23)と流体連通した調量孔(35)と、ピストン軸に沿って前記調量孔(35)内に往復移動可能に配設されたピストン部材(43)とを備え、前記ピストン部材(43)が、前記調量孔(35)内に物質を引き込み、それによって前記送給ユニット(7)を充填させるために第1方向の第1充填位置へ移動可能であり、および定量の物質を前記調量孔(35)から調量し、送給するために前記第1方向とは逆の第2方向の第2送給位置へ移動可能である送給ユニット(7)と、
    前記送給ユニット(7)を動作させるために使用者によって作動可能となっている作動機構(9)であって、使用者がそれに対して作動力(F)を作用させ、前記作動力(F)を作用させると前記ピストン部材(43)の前記往復移動を達成するように構成されたアクチュエータ部材(53)を備え、前記調量孔(35)から物質が送給される送給ストロークの間に前記第2方向に前記ピストン部材(43)が移動するように構成されており、この移動速度は、前記送給ストロークと等しい長さにわたる充填ストロークの間に前記第1方向の前記調量孔(35)内へ物質が引き込まれる速度よりも速い速度である作動機構(9)と、を備える送給装置。
  20. 使用者が実質的に単一の方向に前記作動力(F)を作用させるように前記アクチュエータ部材(53)が構成されている、請求項19に記載の装置。
  21. 前記アクチュエータ部材(53)に前記作動力(F)を作用させると前記ピストン部材(43)の前記往復移動が達成されるように、前記ピストン部材(43)および前記アクチュエータ部材(53)に動作可能に連結されたギアアセンブリ(57)を前記作動機構(9)がさらに備えている、請求項19または20に記載の装置。
  22. 前記ギアアセンブリ(57)は、枢軸(73)を中心として回転可能であって前記アクチュエータ部材(53)の作動によって駆動される第1駆動ギア(71)と、枢軸(75)を中心として回転可能であって前記駆動ギア(71)によって駆動され、かつ前記ピストン部材(43)に動作可能に連結される第2被駆動ギア(74)と、を備えている、請求項21に記載の装置。
  23. 前記作動機構(9)が、前記ピストン部材(43)と前記被駆動ギア(74)とを動作可能に連結する駆動部材(55)をさらに備えている、請求項22に記載の装置。
  24. 前記駆動部材(55)が、前記被駆動ギア(74)によって往復枢動されるよう枢軸(81)を中心として枢着される、請求項23に記載の装置。
  25. 前記駆動部材(55)の前記枢軸(81)が、前記被駆動ギア(74)の前記枢軸(75)を通じて延出する軸からオフセットされた位置に配置されかつ前記ピストン軸に直交している、請求項24に記載の装置。
  26. 前記被駆動ギア(74)は、前記駆動部材(55)と係合する駆動ピン(79)をその表面上に含んでいる、請求項23〜25のいずれかに記載の装置。
  27. 前記駆動ギア(71)は、等角に離隔されかつ360/n度の角度間隔(α)を有するn個の突起(76a、76b、76c)をその表面上に含んでおり、前記アクチュエータ部材(53)は、それが作動するごとに前記駆動ギア(71)を360/n度回転するように構成されている、請求項22〜26のいずれかに記載の装置。
  28. 前記被駆動ギア(74)は前記駆動ギア(71)の直径の1/nの直径を有しており、その結果、前記アクチュエータ部材(53)を作動するごとに前記被駆動ギア(74)が360度回転される、請求項27に記載の装置。
  29. 前記調量孔(35)は周囲壁(36)を含んでおり、前記ピストン部材(43)は前記調量孔(35)の前記周囲壁(36)との密閉嵌合部となるピストン(45)を含んでおり、前記ピストン(45)が前記物質に作用する圧力面を有している、請求項19〜28のいずれかに記載の装置。
  30. 前記調量孔(35)の前記周囲壁(36)は移送口(39)を含んでおり、前記移送口(39)は前記ピストン部材(43)が前記充填位置および送給位置にあるときの前記ピストン(45)の前記圧力面の各位置の間に配置されており、前記ピストン(45)によって閉じられるまで、前記第2方向への前記ピストン部材(43)の移動とともに前記調量孔(35)から前記容器(23)まで物質を移送することを可能とした、請求項29に記載の装置。
  31. 前記アクチュエータ部材(53)の作動前には、前記ピストン部材(43)は前記移送口(39)を閉じるように配置される、請求項30に記載の装置。
  32. 前記アクチュエータ部材(53)の作動前には、前記ピストン部材(43)は前記調量孔(35)を外部環境に対して閉じるように配置される、請求項31に記載の装置。
  33. 前記送給ユニット(7)と流体連通し、物質を収容する容器(23)を含む収容ユニット(3)をさらに備えている、請求項19〜32のいずれかに記載の装置。
  34. 前記送給ユニット(7)と流体連通し、物質がそこから送給される排出ユニット(5)をさらに備えている、請求項19〜33のいずれかに記載の装置。
  35. 前記排出ユニット(5)が噴霧ノズルを備えている、請求項34に記載の装置。
  36. 添付の図面を参照して後述する、実質的にそれが作動するごとに定量の物質を送給する送給装置。
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