JP2007517619A - 低プロフィール吸収性パンティライナー - Google Patents

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Abstract

下着の股部分において使用される使い棄て吸収性ライナーである。ライナーは、上部表面及びこれと反対側の底部表面を持ち、親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維の混合物を含むカバー層を含む。ある量の親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維が、上部表面に置かれ、カバー層のミクロ繊維混合物の総重量に基づいて、上部表面には、親水性ミクロ繊維より多い量の疎水性ミクロ繊維が置かれる。ライナーは又、取り外し可能な後部層及び上部表面及びこれと反対側の底部表面を持つ不透過性バッフル層から成り、バッフル層は、カバー層と後部層の間に配置される。吸収性ライナーは、低プロフィール及び特定の吸収能力及び/又は吸収性取り込み率を持つ。
【選択図】図2

Description

本発明は、個人用衛生製品、特定的には使用者の下着に汚れがつかないように保護するために形成されたライナーに関する。ライナーは、少ない量の身体流体を吸収するように設計された吸収性物品の種類(例えば、ほとんどの場合女性が使用するためのパンティライナーと言われる)である。これらは、通常の女性用衛生ナプキン又はパッドより小さくかつコンパクトである。これらの製品は、可撓性及び柔軟性を持ち、使用者の下着が汚れるのを防ぐように設計されている。ライナーは、細長い楕円形で、使用者の会陰領域、すなわち下着の股部分の下着を覆うことができる。代替的には、更に新しいデザインの下着、特に「革紐状」、「タンガ状」、「ストリング状」又は「男子下着状」として知られている特定的な女性用パンティーは、細長い楕円形のライナーを使用するには不適当であるが、これらのライナーでも同様な保護がのぞまれており、特に、これらの新しいスタイルの下着はすべて、一般的に通常の下着より股領域の下着部分が少ないので、同様なライナーの保護が望まれる。
様々な型のライナーが当技術分野に存在するが、着用者の下着を保護し、心地よい保護を与え、使用者が乾燥した感覚を持ち続けられるように、少ない量の流体を安心して吸収することができ、かつ着用される新しい型の下着に対応するライナーのデザインの範囲内であるライナー製品の必要性がある。これは、大量の流体が吸収される必要がある時に、その周期的期間の間、消費者の毎日の必要性に応じさせ、かつ新鮮な感覚を使用者にいつも持ち続けさせるものである。本出願人は、ここに述べているような吸収性ライナーを開発した。
米国特許第6,395,957号公報 J.D.Lindsay、L.Bieman著文献名「Exploring Tactile Properties of Tissue with Moire Interferomentry」Proceedings of the Non−contact,Three−dimensional Gaging Methods and Technologies Workshop J.D.Lindsay、L.Bieman著文献名「Exploring Tactile Properties of Tissue with Moire Interferomentry」Proceedings of the Tappi Engineering and Papermakers Conference:Forming Bonds for Better Papermaking第2巻979−992頁
明細書及び特許請求の範囲で使用される様々の定義が最初に述べられ、続いて本発明の様々な説明がなされる。
(定義)
ここで用いられる「使い棄て」という用語は、一回の使用の後に棄てられ、洗濯されたり再利用される意図のないことを意味する。
ここで用いられる「層」という用語は、シートが意図された目的のために使用される時に、繊維又は材料を実質的に凝集されたシート状に維持するために、繊維又は材料間が十分に一体に接合された大量の繊維又は材料を意味する。
ここで用いられる「親水性」という用語は、繊維と接触する水溶液により、湿潤される繊維又は繊維の表面を意味する。物質の湿潤度は、液体と問題となる物質の接触角及び表面張力によって説明することができる。特定の繊維材料又は繊維材料の混合物の湿潤性を測定する適当な装置及び技術は、Cahn SFA−222Surface Force Analyzer Systemにより求められる。このシステムで計測すると、90度より小さい接触角を持つ繊維は、「濡れ性」すなわち親水性という意味になり、接触角が90度より大きい繊維は「非濡れ性」すなわち疎水性であるという意味になる。
ここで用いられる「疎水性」という用語は、親水性ではない繊維又は繊維の表面を意味する。
ここで用いられる「不織」という用語は、個々の繊維又は糸が互いに組み合わされているが、編布が形成される場合のように識別可能な繰り返される形ではない構造を持つウエブを意味する。不織材料又は層は、例えばメルトブローン法、スパンボンディング法、及びボンデッドカーデッドウエブ法などの多くの方法により形成されてきた。不織布の基本重量は、通常平方ヤード当たりの材料のオンス(osy)又は平方メートル当たりのグラム(gsm)で表わされ、必要な繊維直径は、通常ミクロンで表わされる。(すなわちosyからgsmに換算する時は、osyに33.91を掛けること。)
ここで用いられる「ミクロ繊維」という用語は、その直径が約75ミクロンより大きくない小さい直径の繊維を意味しており、例えば、平均約0.5ないし約50ミクロンの直径を持ち、或いはより特定的にはミクロ繊維は、平均約2ミクロンないし約40ミクロンの直径を持つことができる。よく使用される別の繊維直径の表わし方にデニールがあり、これは繊維9000メートル当たりのグラムで定められ、ミクロンの繊維直径を2乗し、グラム/ccの密度を掛けて、0.00707を掛けて換算することができる。より低いデニールは、より微細な繊維を表わし、より高いデニールは、厚い又は重たい繊維を表わす。例えば、15ミクロンとして与えられたポリプロピレン繊維の直径は、二乗され、その結果に0.89g/ccを掛け、更に0.00707を掛けてデニールに換算される。このように、15ミクロンのポリプロピレン繊維は、約1.42デニール(152x0.89x0.00707=1.415)である。米国以外では、計測単位は、「テックス」がより一般的であり、これは繊維のキロメートル当たりのグラムとして定められる。テックスは、デニール/9で計算することができる。
ここで用いられる「低プロフィール」という用語は、使い棄て吸収性ライナー又はその部品のいずれか該当するものの厚さを意味し、以下に示すテスト方法で計測された厚さによって求められ、約1ミリメートル(mm)から0mmより大きい値までの範囲の厚さを含む。
ここで用いられる「機械方向(MD)」という用語は、不織繊維材料又は層の形成中に繊維が堆積される形成表面が移動する方向を意味する。
ここで用いられる「機械横方法(CD)」という用語は、機械方向に本質的には垂直で、上記した機械方向の平面内における方向を意味する。
「ボンデッドカーデッド」という用語は、ステープル繊維をコーミング又はカーディングユニットに通して、ステープル繊維を分離又は破壊し、機械方向に配列させて、全体的には機械方向に繊維不織層を形成することによって形成される材料又は層を意味する。この材料は、これに限定されるものではないが、ニードルパンチ、水圧交絡、及びステッチ接着などの機械接着を含む方法によって、互いに接着されて不織層を形成することができる。
ここで用いられる材料の「WVTR」は、水蒸気透過率のことであり、材料の通気性に基づいて、着用した時どの程度心地よい材料であるかを示すものである。WVTRは、Water Vopor Transmission of Materials、表示番号E−96−80の、ASTM標準テスト法によって計測される。
当技術において遭遇する前述の困難さ及び問題点に対処するために、毎日の使用において、心地よさを損なわない軽い吸収性保護を与える、非常に薄い、すなわち低プロフィールの吸収性物品が開発された。消費者は、毎日の使用において、自分の身体と下着の間に異物があると自由の感覚を損なう傾向にあり、なるべく感じたくないという理由から低プロフィールは重要である。心地よさを考慮すると、消費者が望む重要な知覚信号は、消費者の肌が乾燥していると感じ続けることにある。このように、肌と直接接触する部分から、身体液体又は湿分(例えば、汗、膣排出物、尿漏れ、又は同様のものを原因とする)を移動させやすくすることができる本発明の吸収性製品は、使用者に新鮮な感覚を与えるものである。本発明の目的及び特性がこれより述べられ、以下の説明により明らかとなり、かつ本発明の実施により理解されるであろう。本発明の付加的特性は、記された説明及びその特許請求の範囲、及び添付図面に示される製品及び方法によって、理解され達成されるであろう。
一態様においては、本発明は、下着の股部分で使用される使い棄て吸収性ライナーを提供する。ライナーは、上部表面及び対向する底部表面を持ち、親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維から成るカバー層を含む。ある量の親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維が、上部表面に置かれ、カバー層のミクロ繊維混合物の総重量に対して、上部表面に置かれた量の親水性ミクロ繊維より多い量の疎水性ミクロ繊維が、上部表面に置かれる。ライナーは、取り外し可能な後部層と上部表面及び対向する底部表面を持つ液体不透過性バッフル層を含み、バッフル層はカバー層と後部層の間に配置される。吸収性ライナーは、低プロフィール及び約2グラムから約10グラムの範囲の吸収能力を持つ。
別の態様においては、本発明は、下着の股部分に使用される使い棄て吸収性ライナーを提供する。ライナーは、上部表面と反対側の底部表面とを持ち、親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維から成るカバー層を含む。ある量の親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維が、上部表面に配置され、カバー層のミクロ繊維混合物の総重量に基づいて、上部表面には親水性ミクロ繊維より多い量の疎水性ミクロ繊維が配置される。ライナーは、取り外し可能な後部層と、上部表面及び反対側の底部表面を持つ液体不透過性バッフル層とを含み、バッフル層はカバー層と後部層の間に配置される。吸収性ライナーは、低プロフィール及び約30秒より小さい吸収性取り込み率を持つ。
更に別の態様においては、本発明は、下着の股部分に使用される使い棄て吸収性ライナーを提供する。ライナーは、上部表面及び対向する底部表面を持ち、親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維から成るカバー層を含む。ある量の親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維が、上部表面に配置され、カバー層のミクロ繊維混合物の総重量に基づいて、上部表面には親水性ミクロ繊維より多い量の疎水性ミクロ繊維が配置される。ライナーは、取り外し可能な後部層と上部表面及び対向する底部表面を持つ液体不透過性バッフル層を含み、バッフル層はカバー層と後部層の間に配置される。吸収性ライナーは、低プロフィール及び約2グラムから約10グラムの範囲の吸収能力を持ち、約30秒より小さい吸収性取り込み率を持つ。
更に他の態様においては、本発明は、層についての様々な形状及び任意の特性、並びに、現存のライナーでは得られない特有の密度特性を提供する。
カバー層には、流体移送を改善するために様々な処理を施すことができるが、流体移送を改善するだけの処理は、製造費用を節約するためには省略することが好ましく、及び/又は、一般的に肌にやさしい材料を使用する方が、使用者の肌近くの環境を改善するか又は使用者の肌の健康を実際に改善するためには好ましい。
前述した一般的な説明及び以下の詳細な説明は例示的なものであって、特許請求の範囲に記載した本発明を更に説明することを意図するものであると理解すべきである。本明細書に組み込まれ、その一部となる添付図面は、本発明の使い棄て吸収性ライナーを示し、かつ、該ライナーの更なる理解に寄与するものである。
図面は単に例示的なものであり、特許請求の範囲の範囲を限定する意図はない。図面に描かれた同様の部分は、同じ参照番号によって示される。
本発明の吸収性ライナーは、改善された心地よさ、保護及びライナー製品の吸収性を付与し、これは、例えば、比較的高い密度及び/又は比較的高い吸収能力及び/又は比較的高い取り込み率などの特性の組み合わせを持っているからであり、従来はライナーにおいては得られなかった望ましい程度の厚さすなわちプロフィール、及び可撓性を維持する。ライナーの感触及び性能は、厚さ、可撓性、手触り、柔軟性、吸収性及びバリア特性を含む材料の特性の1つ又はそれ以上により特徴付けられることが多い。柔軟な心地よさ及び乾燥した感触及び適当な吸収性を持つライナーを準備する場合には、ライナー及びその層、例えば低プロフィール、密度、可撓性、吸収率及び吸収能力の特性の平衡を保つことが重要である。しかしながら、これらの特性は相互依存、すなわち1つの特性を変更すると別の特性(及びライナー全体の感触及び特性)に逆の影響を与えることとなるので、困難な作業である。典型的には、厚さすなわちプロフィールが減少すると、吸収性(割合及び/又は能力に関して)は減少する。これとは異なるが、同様に問題になるものとしては、典型的には、基本重量が増加すると、厚さは増加し、かつ可撓性は減少する。更に別のものであるが、同様に問題になるものとしては、典型的には、密度が増加すると、吸収性(割合及び/又は能力に関して)は減少する。このように、心地よさ/感触及び吸収性を高めるために、全体的にあまり望ましくない特性を持つ製品を結果として生み出さないように、特性を変化させる場合には、得られる結果に十分に注意を払わなければならない。
これらの困難性を考慮に入れて、かつ実験を通して、本発明は、以前可能だったよりも更に心地よく、乾燥した感触を得るために、選択的に隔離し、かつ変化させるためのある特性を発見した。本発明においては、発明者らは、厚さを低プロフィールに維持することができ、かつ望ましい可撓性を維持しながら吸収性を増加させることができることを見出した。例として、かつ限定的な意味をもたないものとして、本発明の吸収性ライナーは、例えば低プロフィール、約2グラムから約10グラムの範囲の吸収能力(以下のテスト法で求められるような)及び約30秒より小さい吸収性取り込み率(以下のテスト法で求められるような)などの特性及び範囲を持つことができる。代替的には、又は付加的に、本発明の吸収性ライナーは、例えば約0.1mmから約0.5mmのピークから谷までの深さ(以下のテスト法で求められるような)及び約0.5mmから約3mmのピーク間ピーク距離(以下のテスト法で求められるような)などの特性及びその範囲を持つことができる。
図を参照し、更に図1及び2を見ると、着用者の股部分において使用するための使い棄て吸収性ライナーが描かれている。ライナー1は、上部表面及びそれと反対側の底部表面を持つカバー層6を含む。カバー層は、親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維の混合物を含み、ある量の親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維が、上部表面に置かれるが、カバー層のミクロ繊維混合物の総重量に基づいて、上部表面には、親水性ミクロ繊維の量より多い量の疎水性ミクロ繊維が置かれる。これに関して、例えば、親水性ミクロ繊維が、カバー層においてミクロ繊維混合物の総重量に対し65%より多く80%までのミクロ繊維を含み、疎水性ミクロ繊維が、カバー層の残りのミクロ繊維混合物を含むものであれば、使い棄て吸収性ライナーの低プロフィール、吸収能力及び吸収取り込み率において優れた結果が見られた。
作動の特定の理論に制限されるものではないが、カバー層におけるこれら2つの型の繊維の特定の分布は、層の吸収性に貢献するものであり、すなわち疎水性ミクロ繊維の割合を、カバー層の下着側(カバー層の底部表面)よりもカバー層の使用者側(カバー層の上部表面)の方で高くすると、液体又は流体取り込みを妨げる高い疎水性の表面を必要とせずに、使用者側を比較的乾燥させ、或いは使用者に比較的乾燥した感覚を与えることができる。すなわち、カバー層は、該カバー層の使用者側が、カバー層の下着側より疎水性であり、しかもライナー製品は高い吸収性取り込み率を維持できるような形で、ミクロ繊維混合物に好ましいz方向の勾配を持つことができる。カバー層のより親水性である底部表面と流体連通する、比較的疎水性のカバー層の上部表面は、使用者に上部表面が乾燥している感覚を与えるが、カバー層の底部表面への身体液体の吸い上げを容易にする効果的な方法を提供し、カバー層の吸収性能力を十分に利用するものである。少し違う言い方をすると、本発明のライナーの勾配構造は、吸収性取り込み率をほとんど阻害することなく、高い割合の親水性ミクロ繊維に向かって流体又は液体を吸い上げることができ、したがって、疎水性及び親水性ミクロ繊維の混合物、すなわちミクロ繊維の混合物の優れた一体的マトリックスにより与えられる液体管理を通して吸収能力を高めることとなる。
本発明のこのような特性を考慮する別の方法として、吸収性ライナーは、低プロフィール及び約2グラムから約10グラムの範囲の吸収能力を持つ。利点を増加させるために、ライナーは、約3グラムから約9グラム又は約4グラムから約8グラムの範囲、及びいずれかの上記範囲の端の組み合わせの吸収能力を持つことは、利点をもたらす。代替的に、又は付加的に、吸収性ライナーは、低プロフィール及び約30秒より小さい吸収性取り込み率を持つ。この利点を増加させるために、ライナーは、約20秒より小さい、又は約10秒より小さい吸収性取り込み率を持つことが好ましい。代替的に、又は付加的に、吸収性ライナーは、約0.2グラム/立方センチメートルより大きい密度を持つことができる。この利点を増加させるために、ライナーは、約0.225グラム/立方センチメートルより大きい、又は約0.25グラム/立方センチメートルより大きい密度を持つことが好ましい。
図3−4を参照して、ライナー、特定的にはカバー層の機能を高めるように貢献すると考えられる別の特徴を説明する。特定的には、細長いMD方向ピーク16及び谷18が、カバー層のCDに互いに離れた状態で形成されている、カバー層6の上部表面のミクロ繊維が描かれている。作動の特定の理論に制限されるものではないが、繊維のMD方向は、ライナーの縦方向への流体分布に有効で、カバー層を効率的に使用することができ、これは吸い上げ領域がMD方向に細長い場合には、あまり配向されていない構造の円形の吸い上げ領域を形成する場合と比べて、流体がライナーの縁部又は周辺に到着する前に、そこにある多くの有効な孔容積が流体を十分に吸い上げて充填される(すなわち、実際の使用においてはほとんどがそうであるが、液体の供給元がライナーの中央部にあると仮定して)からであると考えられている。更に、CDに定められたピークと谷は、ウエブの表面上の更に微細な特徴の孔の大きさを備える構造と比較して、流体取り込みを促進する大きな表面の孔を付与することができる。利点を増加させるために、カバー層は、約0.1mmと約0.5mmの間或いは約0.2mmと約0.4mmの間の、細長いMD方向ピークから谷のピークから谷までの深さを持つことが好ましい。利点を増加させるために、カバー層は、約0.5mmと約3mmの間の、約0.5mmと約2.5mmの間の、又は約0.5mmと約2mmの間の、CDと比較して細長いMD方向ピークのピーク間距離を、これらの組み合わせとして又はいずれかを選択的に持つことは有利である。
このようなカバー層は、軽い月経のために使用するか又は薬剤の投与のために使用するのに優れたものである。更に優れた型のカバー層は、肌の周囲環境を改善するか又は肌の健康を実際に改善するために、ローション又は薬剤処理を組み込むものである。このような処理は、アロエ、ビタミンE、重炭酸ナトリウム、及び当業者に知られた或いは後日開発された他の調合剤を含む。
親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維は、これらが望ましい湿潤性又は非湿潤性を持つ限り、合成繊維又は天然繊維のいずれでもよく、カバーは、ボンデッドカーデッド層として形成することができる。合成繊維は、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、レーヨン、アクリル、超吸収体、LYOCELL(登録商標)、再生セルロース、及び当業者に知られた他の適当な合成繊維を含む。多くのポリオレフィンが繊維製造にとって利用可能であり、例えば、低密度ポリエチレンのDow Chemical’s ASPUN(登録商標)6811Aライナー、2553LLDPE及び高密度のポリエチレンの25355及び12350などのポリエチレンが、適当なポリマーである。ポリエチレンは、それぞれ約26、40、25、及び12の溶融流量を持つ。ポリプロピレンを形成する繊維は、Exxon Chemical Company’s ESCORENE(登録商標)PD3445ポリプロピレン及びMontell Chemical Co.のPF304を含む。他のポリオレフィンも利用可能である。
天然繊維は、毛、綿、アマ、アサ、及び木質パルプを含む。木質パルプは、DR−1654(アラバマ州、コーサのUS Alliance Pulp Mills)のような標準軟材フラフグレードを含む。繊維に本来備わっている特徴及びその加工力を高めるために、パルプは変成処理することができる。捲縮加工が、例えば従来の方法によって繊維に施される。カールが、例えば化学処理又は機械的ひねりを含む方法によって、繊維に施される。カールは、典型的には、架橋結合又は剛性化の前に施される。パルプは、ホルムアルデヒド又はその派生物、グルタルアルデヒド、エピクロロヒドリン、尿素又は尿素派生物のようなメチロレート化合物、無水マレイン酸のようなジアルデヒド、非メチロレート尿素派生物、クエン酸又は他のポリカルボキシル酸などの架橋結合剤を使用して剛性化される。これらの薬剤には、環境及び健康問題のため、他のものより好まれないものもある。パルプは、シルケット加工のような、熱又は腐食性処理を使用しても剛性化できる。これらの型の繊維の例は、ワシントン州、タコマにあるWeyerhaeuser Corporationより入手可能である、湿潤係数を高める化学的に架橋結合された南方軟材パルプ繊維を持つNHB416を含む。他の使用できるパルプは、同じくWeyerhaeuserより入手可能である、デボンデッドパルプ(NF405)及び非デボンデッドパルプ(NB416)である。テネシー州、メンフィスにあるBuckeye Technologies,Incより入手可能なHPZ3は、繊維に、乾燥及び湿潤剛性、更に弾性を付加して与えることに加え、カール及びねじりを固定する化学的処理をされている。別の適当なパルプは、Buckeye HP2パルプがあり、更に他に、International Paper Corporationより入試可能なIP Supersoftがある。適当なレーヨン繊維は、アラバマ州アクシスにある、Acordis Cellulose Fibers Incorporatedより入手可能な1.5デニールのMerge18453がある。
再び図2を参照すると、ライナーは、取り外し可能な後部層14、及び上部表面及び対向する底部表面を持つ液体不透過性のバッフル層12を含み、バッフル層は、カバー層と後部層の間に配置されている。バッフル層の上部表面は、カバーの底部表面に固定されるか、或いはここに教示されているように、その間に別の層又は材料が存在させることができる。代替的に又は付加的に、後部層は、バッフル層の底部表面に取り外し可能な状態で固定されるか、又はここで教示されているように、その間に別の層又は材料が存在させることができる。
バッフル層は、着用者の衣類又は下着を汚損させないように、液体不透過性である。不透過性バッフル層は、薄いフィルムで形成されることが好ましく、一般的には、他の材料も使用できるがプラスチックから形成することができる。不織層、フィルム又はフィルム被膜された不織成物も同様にバッフルとして使用することができる。バッフルに適当なフィルム化合物は、約0.5mil(0.012ミリメートル)ないし約5.0mil(0.12ミリメートル)の最初の厚さを有することができるポリエチレンフィルムを含む。バッフル層は、液体には実質的に不透過性であるが、蒸気又は気体には透過性である、蒸気又は気体透過性でマイクロポーラスの「通気性」材料により任意に形成することができる。通気性は、例えば、フィルムポリマー組成物に充填剤を使用し、充填剤/ポリマー組成物をフィルムに押し出し、次に充填剤粒状物の周囲に十分な空洞を形成するようにフィルムを延伸することにより、フィルムを通気性にして、ポリマーフィルムにすることができる。一般的には、充填剤を多く使用すると、延伸の度合いが大きくなり、通気性の度合いも大きくなる。オレフィン、ナイロン、ポリエステル又は、例えばポリエチレン及びポリプロピレンなどのコポリマーのような他の適当な熱可塑性材料も使用することができる。
優れたものとしては、本発明の吸収性ライナーは、吸収体ではあるが、大量の液体を吸収し、二次的には固形物を収容するように形成された通常の個人用ケア−製品の衛生ナプキン又はパッドのように芯部分を含むものではない。芯なしでも、本発明は、使用者と彼/彼女の下着の間に置かれる吸収性ライナーをあまり意識することなく、使用者に大きな安心感を与えることができる。しかしながら、本発明の望ましい特性が得られる限り、様々な他の層が本発明の吸収性ライナーに含まれる。このような他の層は、サージ層である場合があり、これはカバー層とバッフル層の間に置かれ、その名前が示すように、液体のサージを受けるように形成することができ、カバー層の芯は、時間と共により均等に液体を吸収することができる。分散層も本発明に含ませることができる。分散層は、カバー層に隣接して置かれ、サージ層から液体を受け取り、カバー層の他の領域に分散させる。この方法においては、カバー層が最初に受け取った部分の近傍においてだけ液体を吸収するのではなく、吸収性カバー層は、吸収性ライナー全体にわたって使用される。
吸収性ライナー1を下着に接着するための接着剤(図示されず)又は他の類似した機能を持つ材料が、使用中にライナーを置いた位置に維持するために、バッフル層12の底部表面の少なくとも一部に施される。接着剤は、あらゆる効率的なパターンで付与することができる。接着剤は、例えば、中央から下に向く細いストリップ、ライナーの幅が最も狭い点の幅と等しい幅の長方形の形状でライナーを覆う広幅ストリップとして施されるか、又はライナー後部全体を覆うことができる。狭い幅のストリップの接着剤は、接着剤が通気性を損なう傾向にあるので、より通気性のある実施形態にとって適切である。接着剤が狭いストリップの中央領域3に施される場合は、付加される接着剤は側部領域4、5の下方の後部に付与される。
取り外し可能な後部層14、例えば、剥離可能な又は取り外し可能な紙が、バッフル層の底部表面上の接着剤に付与される。後部層14は、ライナーをパンティー上に配置する前に、使用者によって接着剤から取り外される。
本発明は、従来の下着又は革紐状スタイルのパンティー又は下着とともに使用することができる、変換可能な、使い棄て吸収性ライナーを含む。図1に示されるように、ライナー1は、僅かに「砂時計型」の形状を有する。ビキニパンティーの形状にほぼ対応して、エンボス加工2の単線があるが、これはライナーを折りたたむために使用され、ライナーの3つの分割した領域を定めるものである。中央領域3は、ライナーがいずれのスタイルのパンティーにも付与される時の吸収機能を持つ領域である。周辺部は、ライナーが通常の砂時計型パンティーに付与される時には吸収機能を持ち、革紐状パンティーと使用される時は折りたたみ(エンボス加工)線2に沿ってパンティーの下に折りたたまれる側部領域4、5を含む。図1に示される単線のいずれの側部ででも折りたためるように、付加的エンボス線を有することが可能であり、本出願の譲渡人が係属出願中の2002年6月20日付けの「DUAL−USE PANTILINER」という名称のWO 02/47596に注意が向けられる。
比較的均一に混合させた80%のポリプロピレンミクロ繊維と20%のレーヨンミクロ繊維(27gsm)を持つ第一濃度のカーデッドミクロ繊維が、比較的均一に混合させた100%のレーヨンミクロ繊維(53gsm)を持つ第二濃度のカーデッドミクロ繊維に結合させることによって準備された。他の繊維デニール及び長さを持つ繊維を使用することもできるが、この例のすべてのミクロ繊維は、1.7デニールで長さが40mmであった。ミクロ繊維は、ここで述べているように捲縮されたが、捲縮されていない単一成分繊維及び/又は二成分繊維も使用することができる。80gsmのボンデッドカーデッドカバー層を形成するために、ミクロ繊維の濃度は、高圧の水圧交絡工程に曝される間、孔あきベルト上で支持される。真空が孔あきベルトの下に付与され、余分な流体が水圧交絡された層から引き抜かれる。交絡の後、層は、非圧縮乾燥作業に移される。疎水性繊維をカバー層の身体側に向けて凝縮させて使用すると、カバー層は、肌を乾燥状態で維持するか又は少なくとも乾燥しているように感じさせる。本実施例のカバー層の基本重量は、層のミクロ繊維の総重量に対する約30%が疎水性繊維、残りの70%が親水性ミクロ繊維である。
カバー層は、次に別々にエンボス加工された。カバー層は非常に薄いので、エンボス加工ギャップはほとんど計測できず、すなわち、パターンロール及びアンビルロールは、高品質エンボスパターンを与えるためにほとんど接触する状態で置かれる。バッフル層及びカバー層は、一緒にエンボス加工されないが、これはバッフル層が、このように小さい加工ギャップにおいては、エンボス加工機によって切断されやすいからである。WO 02/47596と一致する折りたたみ線が、通常のパンティー及び革紐状パンティーに二重適合を付与するために使用された。
カバー層の機械方向(MD)可撓性と横断方向(CD)可撓性は等しくなかった。MDは、WO 02/47596のエンボス加工された折りたたみ線における折りたたみを助けることができる比まで、CDより可撓性が低かった。カバー層のMD及びCDの可撓性が同じであれば、折り線をエンボス加工線に沿った方向にするほどの剛性が材料になくなり、WO 02/47596の折りたたみ線は、容易には折りたためなくなる。典型的なCD/MDは、20%より大きいものである。
次に、芳香剤がカバー層の底側に付与された。加圧されたタンクがアプリケーターに一定した圧力を供給した。添加量は、アプリケーターのタイミングによって制御された。芳香剤が吹きつけられる時、スプレーの速度にクッション効果を与えるために、スプレー付与システムは100%ウールフェルトを使用した。機械が作動すると、フェルトは芳香剤により飽和され、フェルトはその芳香剤をカバー層に移す。芳香剤は、イソプロピルミリステートで2:1に希釈されたオイルベースの化合物であった。特定の重力は、およそ0.846−0.854であり、25℃で4−5mPasの範囲の粘性があった。ラベンダー、カモミール、アロエベラ及び緑茶のような天然抽出物は、毎日使用するたびに自然の新鮮さを与えることができる程度に、各々の芳香剤が形成された。
芳香剤が付与された後、(40gsmの)バッフル層は、連続フィラメント渦巻き上塗布又はスロット塗布のいずれかによる熱溶融接着剤で積層された。バッフル層は、使用者のパンティーから汚損された物質を離しておくために、液体の透過に対して不透過性のフィルム(例えば、約0.15mmの厚さ)であった。不透過性バッフル層は、ほとんどがポリエチレンで形成された薄いフィルムであるが、このフィルムには他のポリマーも使用することができる。バッフルフィルムは、液体不透過性であったが、ポリマー組成物に充填材を埋め込むことにより通気性にされた。バッフルフィルムは、押し出され、次にMDに延伸された。この延伸工程の間に、フィルムを「通気性」にするために、充填材の周囲に空洞が形成された。フィルムの基本重量の範囲は30−50gsmであった。
カバー層及びバッフル層が積層された後、衣類接着剤及び後部層(例えば、約0.06mmの剥離紙ストリップ)が、バッフル層の底側に接着された。衣類接着剤は、布材料に高度な取り付け粘着の特性を持ち、取り除いた後もあまり残留しない。衣類接着剤は、紙剥離ストリップにスロット被膜され、次に接着剤及び剥離紙両方がバッフル層に積層された。
製品は、次にダイスによって、長さ150mm、広幅部(CD)の幅が57mm、中央部(CD)の幅が44mmの寸法の砂時計型形状に切り取られた。ライナー製品の厚さは約0.70mmであった。
本製品は、図1に示されるように、砂時計型形状を持つ通常のパンティーに適用することができるように、砂時計型形状のライナーに形成した。この製品は、側部領域を下方向に折り曲げ、パンティーの周囲を包むことによって、革紐状ライナーとして使用するために容易に変換できることがわかった。この吸収性ライナー製品は、0.80mmの低プロフィール、200gsmの基本重量、0.25g/ccの密度、5.38gの吸収能力、及び8.5秒の吸収体取り込み率を有し、これはすべて、以下に述べるテスト方法によって求められたものである。
テスト方法
ここに述べられているテストが、吸収性ライナー又はその部分のいずれか該当するものである試料が、23±1℃及び50±2%RHのTAPPI標準条件に24時間置かれ、テストされた。述べられたテスト装置は例示的なものであり、テストを実施するために使用されるべきであるが、しかしながら与えられたテストに関してすべての物質が同等である代替的装置も使用することができる(テスト結果に矛盾がある場合は、例示的装置からのテスト結果が比較対照にされる)。
厚さ測定
本発明の吸収性ライナー、又は層のいずれか該当するものの「厚さ」は、日本のKato Tech Co.,Ltdにより製造されたCompression Tester KES−FB−2型を使用して求められる。試料の厚さは、各々が2cm2の面積を持つ2つの円形ステンレススチールプランジャの間で試料が単一サイクル圧縮されることより求められる。圧縮の速度は20ミクロン/秒である。圧力が50グラム/cm2(gf/cm2)のレベルになると、上方プランジャが同じ20ミクロン/秒の速度で収縮し、圧縮された材料の回復が始まる。厚さは、サンプルの圧縮中においてプランジャが最初に互いの方向に移動する際の圧力が0.5gf/cm2になるように定められる。このテストは、テストプランジャの中央が試料ライナーの中央(縦方向端部の間の中央地点と側部幅の間の中央地点)に置かれた状態で、完成されたライナー試料により実行される。5個の試料がこの方法でテストされ、各々の試料のミリメートルの100分の1の単位に最も近い数字を厚さとし、その厚さを全部足して、合計した全部の厚さを5で割ることにより、ライナー又は層のいずれか該当するものの厚さが求められ、これはここに説明され、かつ、特許請求の範囲に述べられている。
吸収能力測定
本発明の吸収性ライナーの「吸収能力」は、生理的食塩水(すなわち、0.9+/−0.005%生理的食塩水濃度の蒸留水)を試料ライナー製品に与えて、試料に液体を吸収させ、側部又は端部のいずれにしても最初に生理的食塩水が漏れ始める地点を計測することにより求められるものである。60mlの生理的食塩水を入れる、通常の平均直径を持つ注入器が準備される。試料ライナーは、試料を支持するのに十分な大きさの作業表面に水平に、身体側を上向きにした状態で平坦に置かれ、試料の周囲に少なくとも2.5cmの空いた周辺部作業表面を準備する。次に、連続掃引運動で試料に、MD方向(試料の長さ)に生理的食塩水を均一に放出する。生理的食塩水を均一に放出することに、気をつけなければならない。試料の側部又は端部のいずれにしても、最初に漏れが始まったことが目で確かめられた時に、注入器からの生理的食塩水の流れを止める。試料の吸収能力は、注入器に最初に入っていた生理的食塩水の容量(グラム)から、注入器からの生理的食塩水の流れを止めた時に注入器に残っていた最終的な生理的食塩水の容量(グラム)を引いたものである。統計的に意義のある試料の数(例えば10)がこの方法でテストされ、各々の試料の吸収能力を全部足して、合計した数字を10で割ることにより、吸収性ライナーの平均吸収能力(グラム)が求められる。次に、平均吸収能力に、75.2平方センチメートルを試料ライナーの上部表面の表面積(平方センチメートル)で割った値を掛けて(すなわち、吸収性能力を求めるためにテストした10の試料の平均表面積を求めることにより)、ここで説明され、特許請求の範囲に記載されている吸収性ライナーの吸収能力(グラム)を求める。
吸収性取り込み率の計測
本発明の吸収性ライナーの「吸収性取り込み率」は、特定の量の生理的食塩水(すなわち、0.9+/−0.005%生理的食塩水濃度の蒸留水)が試料吸収性ライナーに吸収されるまでの、最も近い時点までの時間を求めることにより得られる。次のような装置が使用される。すなわち、5秒間に1mlの流量を吐出することができる通常の注入ポンプ。少なくとも5ml容量の生理的食塩水のためのシリンジ。例えば、ストップウオッチ、VWR Scientific Products部品番号62379−218、又は同等のものなどのデジタルで1秒又はこれ以下を読取ることができる計時装置。十分な生理的食塩水。試料は次のようにして準備される。試料ライナーを製品小袋又は梱包から取り出し、そのとき製品を延伸したり又は引き伸ばしたりしないように注意し、試料を支持するのに十分な大きさの作業表面に水平に、身体側を上向きにした状態で平坦に置き、試料の周囲に少なくとも2.5cmの空いた周辺部作業表面を準備する。このテストは、テストプランジャの中央が試料ライナーの中央(縦方向端部の間の中央地点と側部幅の間の中央地点)に置かれた状態で、完成されたライナー試料で実行される。注入ポンプに関しては、注入ポンプをプログラムするために使用される重要な手順に対しては、製造者の指示を参照する。各々の製品は、放出の間に、全体で1mlの生理的食塩水を受け取るようにしなければならない。5秒間に1mlの割合で、1mlの人工尿を放出するように注入ポンプをプログラムする。生理的食塩水の放出を開始し、同時に時計を作動させる。生理的食塩水の進行を手作業で観察する。生理的食塩水が完全に試料に吸収されたら(すなわち、繊維の上部表面の空洞間上部に液体が残っていないことが視認される)、計時装置を止める。吸収性取り込み率として、最も近い時点までの時間を記録する。統計的に必要な数の試料(例えば10)がこの方法でテストされ、各々の試料の吸収性取り込み率を全部足して、その合計値を10で割ることにより、ここで説明され、特許請求の範囲に記載されている吸収性取り込み率を求める。
基本重量測定
吸収性ライナー又は部品のいずれか該当するものの基本重量(平方メートル当たりのグラム、g/m2又はgsm)が、ライナーの製造後で、かつ添加剤又は処理で被膜される前に、乾燥時重量を面積(平方メートル)で割って計算される。統計的に必要な数の試料(例えば10)がこの方法でテストされ、各々の計測された試料の基本重量を全部足して、その合計値を計測された試料の全部の数で割ることにより、ここで説明され、特許請求の範囲に記載されている吸収性ライナー又は部品のいずれか該当するものの基本重量が求められる。
密度測定
吸収性ライナー、又はその該当する部品の密度は、「乾燥時密度」であり、製造後で、かつ添加剤又は処理で被膜される前に、基本重量(平方メートル当たりのグラム、g/m2又はgsm)が、ライナー、又はその該当する部品の厚さで割って計算される。統計的に必要な数の試料(例えば10)がこの方法でテストされ、各々の計測された試料の密度を全部足して、その合計値を計測された試料の全部の数で割ることにより、ここで説明され、特許請求の範囲に記載されている吸収性ライナー又はその部品のいずれか該当するものの密度が求められる。
ピークから谷までの深さ計測
本発明の吸収性ライナーの「ピークから谷までの深さ」は、2002年5月28日付けのChen他の米国特許第6,395,957号に記載されているCADEYES光学モアレ干渉計測法を使用して求められるが、38−mm視野装置の代わりに5−mm視野装置を使用し、これは更に、1997年3月4−5日付けのミシガン州ディアボーンのJ.D.Lindsay及びL.Biemanによる「Exploring Tactile Properties of Tissue with Moire Interferometry」のProceedings of the Non−contact,Three−dimensional Gaging Methods and Technologies Workshop,Society of Manufacturing Engineers、及びジョージア州アトランタ所在のTappi Pressの1997年10月6−9日付のテネシー州ナッシュビルのJ.D,Lindsay及びL.Biemanによる「Exploring Tactile Properties of Tissue with Moire Interferometry」のProceedings of the Tappi Engineering and Papermakers Conference:Forming Bonds for Better PapermakingのVol.2,pp.979−992に記載されている。統計的に必要な数の試料(例えば10)がこの方法でテストされ、各々の計測されたピーク・谷のピークから谷までの深さを全部足して、その合計値を計測されたピーク・谷の全部の数で割ることにより、ここで説明され、特許請求の範囲に記載されている、吸収性ライナーのカバー層のCD方向において互いが間隔を持つ細長いMD方向ピークのピークから谷までの深さが求められる。
ピーク・谷分割測定
本発明の吸収性ライナーの「ピークから谷までの深さ」は、2002年5月28日付けのChen他の米国特許第6,395,957号に記載されているCADEYES光学波紋干渉計法を使用して求められるが、38−mm視野装置の代わりに5−mm視野装置を使用し、これは更に、1997年3月4−5日付けのミシガン州ディアボーンのJ.D.Lindsay及びL.Biemanによる「Exploring Tactile Properties of Tissue with Moire Interferometry」のProceedings of the Non−contact,Three−dimensional Gaging Methods and Technologies Workshop,Society of Manufacturing Engineers、及びジョージア州アトランタ所在のTappi Pressの1997年10月6−9日付のテネシー州ナッシュビルのJ.D,Lindsay及びL.Biemanによる「Exploring Tactile Properties of Tissue with Moire Interferometry」のProceedings of the Tappi Engineering and Papermakers Conference:Forming Bonds for Better PapermakingのVol.2,pp.979−992に記載されている。統計的に必要な数の試料がこの方法でテストされ、ピークに近接する、計測されたピーク間距離を全部足して、その合計値を計測された近接するピークの全部の数で割ることにより、ここで説明され、特許請求の範囲に記載されている、吸収性ライナーのカバー層のCD方向に対する細長いMD方向ピークのピーク間距離が求められる。
本明細書において引用されている出版物,特許及び特許文献はすべて、個々に引用により組み込まれたものとして、引用によりここに組み入れられる。一貫性を欠く記載があれば、ここでの定義を含む意味で、本明細書の開示が優先する。本発明は、特定の態様に対して詳細に説明しているが、前述した理解を得る時に、当業者は、これらの態様の修正、変更及び同等のものを容易に認識することができ、これは、本発明の意図及び範囲内であり、添付された特許請求の範囲にしたがって評価されるべきであることが認識されるであろう。
砂時計型形状を持つ本発明のライナー1の図である。ライナーは、革紐状パンティーの形状におよそ対応するエンボス加工2の単線を持ち、これは、線を折りたたむために使用され、ライナーの3つの分離した領域、すなわち中央領域3及び側部領域4、5を定める。側部領域は、革紐状又は他の新しい形状のパンティーを使用する時に、折りたたみ(エンボス加工)線に沿ってパンティーの下に折りたたむことができる。 図1のライナーを線2−2で切り取った拡大断面図であり、ライナーの各々の層と他の層を比較した厚さが描かれているが、各々の層の正確な厚さ寸法は、描かれていない。 本発明の吸収性ライナーのカバー層の上部表面の一部分を、低い角度の反射光のもとで倍率12Xで撮った顕微鏡写真であり、カバー層のMDは、下から上に向かう方向に及び写真の反対方向に対応している。 図3で見られる上部表面の一部分を、低い角度の反射光のもとで倍率32Xで撮った顕微鏡写真である。
符号の説明
1 吸収性ライナー
2 エンボス加工線
3 中央領域
4 側部領域
5 側部領域
6 カバー層
12 バッフル層
14 後部層
16 ピーク
18 谷

Claims (20)

  1. 下着の股部分において使用するための使い棄て吸収性ライナーであって、
    上部表面と反対側の底部表面とを持ち、親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維の混合物を含み、ある量の親水性マクロ繊維と疎水性マクロ繊維が前記上部表面に配置され、カバー層の前記ミクロ繊維混合物の総重量に基づいて、前記上部表面には親水性ミクロ繊維の量より多い量の疎水性ミクロ繊維が配置されているカバー層と、
    取り外し可能な後部層と、
    上部表面と反対側の底部表面とを持つ流体不透過性バッフル層と、
    から成り、
    前記バッフル層は、前記カバー層と前記後部層の間に配置され、
    前記吸収性ライナーは、低いプロフィール及び約2グラムから約10グラムの範囲の吸収能力を持つことを特徴とする吸収性ライナー。
  2. 下着の股部分において使用するための使い棄て吸収性ライナーであって、
    上部表面及び対向する底部表面を持ち、親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維の混合物を含み、カバー層のミクロ繊維混合物の総重量に基づいて、前記上部表面には親水性ミクロ繊維の量より多い量の疎水性ミクロ繊維が配置されているカバー層と、
    取り外し可能な後部層と、
    上部表面と反対側の底部表面とを持つ流体不透過性バッフル層と、
    から成り、
    前記バッフル層は、前記カバー層と前記後部層の間に配置され、
    前記吸収性ライナーは、低いプロフィール及び約30秒より小さい吸収性取り込み率を持つことを特徴とする吸収性ライナー。
  3. 下着の股部分において使用するための使い棄て吸収性ライナーであって、
    上部表面及び対向する底部表面を持ち、親水性ミクロ繊維及び疎水性ミクロ繊維の混合物を含み、カバー層のミクロ繊維混合物の総重量に基づいて、前記上部表面には親水性ミクロ繊維の量より多い量の疎水性ミクロ繊維が配置されているカバー層と、
    取り外し可能な後部層と、
    上部表面と反対側の底部表面とを持つ流体不透過性バッフル層と、
    から成り、
    前記バッフル層は、前記カバー層と前記後部層の間に配置され、
    前記吸収性ライナーは、低いプロフィール、約2グラムから約10グラムの範囲の吸収能力、及び約30秒より小さい吸収性取り込み率を持つことを特徴とする吸収性ライナー。
  4. 前記バッフル層の前記上部表面は、前記カバーの前記底部表面に固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  5. 前記後部層は、前記バッフル層の前記底部表面に取り外し可能に固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  6. 前記バッフル層の前記上部表面が前記カバーの前記底部表面に固定され、前記後部層が前記バッフル層の前記底部表面に取り外し可能に固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  7. 前記吸収能力は、約3グラムと約9グラムの間であることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  8. 前記吸収能力は、約4グラムと約8グラムの間であることを特徴とする請求項7に記載の吸収性ライナー。
  9. 前記吸収性取り込み率は、約20秒より小さいことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  10. 前記吸収性取り込み率は約10秒より小さいことを特徴とする請求項9に記載の吸収性ライナー。
  11. 前記吸収性ライナーは、約0.2グラム/立方センチメートルより大きい密度を持つことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  12. 前記吸収性ライナーは、約0.225グラム/立方センチメートルより大きい密度を持つことを特徴とする請求項11に記載の吸収性ライナー。
  13. 前記吸収性ライナーは、約0.25グラム/立方センチメートルより大きい密度を持つことを特徴とする請求項11に記載の吸収性ライナー。
  14. 前記ライナーは、周辺部、中央領域及び2つの側部領域を定める少なくとも1つの折り線を含み、前記折り線に沿って前記ライナーを折りたたむことにより大きさを適合させることができることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  15. 下着取り付け材料が、前記バッフル層の前記底部表面の少なくとも一部に施されることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  16. 前記カバー層は、前記ミクロ繊維混合物の不織一体的マトリックスであることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  17. 前記カバー層の前記上部表面の前記ミクロ繊維は、互いにCD方向に離れた細長いMD方向のピーク・谷状に形成されることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
  18. 前記細長いMD方向ピーク・谷の前記ピークから谷までの深さは、約0.1mmから約0.5mmの間であり、好ましくは、前記CDに対して前記細長いMD方向ピークの前記ピーク間距離は、約0.5mmから約3mmの間であることを特徴とする請求項17に記載の吸収性ライナー。
  19. 前記CDに対する前記細長いMD方向ピークの前記ピーク間距離は、約0.5mmから約3mmの間であることを特徴とする請求項17に記載の吸収性ライナー。
  20. 前記親水性ミクロ繊維は、前記カバー層のミクロ繊維混合物の総重量に対して、65%より大きく80%までであり、前記親水性ミクロ繊維が、残りの前記カバー層の前記ミクロ繊維混合物を構成することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の吸収性ライナー。
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