JP2007511299A - 粉末注射剤のプレミックス注射器 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作ミスをなくし、輸送、取り出し、使用過程における損壊を防止する。実用性及び進歩性のある新しいデザインとする。産業界における幅広い普及と応用に適するものとする。
【解決手段】医療分野で使われる粉末注射剤のプレミックス注射器である。連通パイプによって、希釈液の入った溶媒瓶と薬剤粉末の入った溶質瓶を外力の作用で連通させる。希釈液を圧力の作用によって、連通パイプを通じて溶質瓶内に注入させ、薬剤粉末を溶解してから、均一に混合した後、直接患者に注射するか、輸液瓶あるいは輸液パイプに投与する。溶媒瓶と溶質瓶はすべてキットカバー内に入っているため、汚染と二次感染のおそれがない。プランジャーカバーに設けたロックがキットカバーのストップ溝に入っており、ストップ溝とロックの相互作用を利用することで、限界のところでストップさせ得る機能のみならず、自動的ロック機能もある。溶質瓶と溶媒瓶の導通時におけるプランジャーの押し度合いと針を押す力の度合いをコントロールでき、針を押す力の度合いを分かりやすくすることもできる。
【選択図】図1
【解決手段】医療分野で使われる粉末注射剤のプレミックス注射器である。連通パイプによって、希釈液の入った溶媒瓶と薬剤粉末の入った溶質瓶を外力の作用で連通させる。希釈液を圧力の作用によって、連通パイプを通じて溶質瓶内に注入させ、薬剤粉末を溶解してから、均一に混合した後、直接患者に注射するか、輸液瓶あるいは輸液パイプに投与する。溶媒瓶と溶質瓶はすべてキットカバー内に入っているため、汚染と二次感染のおそれがない。プランジャーカバーに設けたロックがキットカバーのストップ溝に入っており、ストップ溝とロックの相互作用を利用することで、限界のところでストップさせ得る機能のみならず、自動的ロック機能もある。溶質瓶と溶媒瓶の導通時におけるプランジャーの押し度合いと針を押す力の度合いをコントロールでき、針を押す力の度合いを分かりやすくすることもできる。
【選択図】図1
Description
本発明は、医療分野で使われる注射器、特に、粉末注射剤に薬剤をプレミックスする注射器に関するものである。
これは、連通パイプによって希釈液の入った溶媒瓶と薬剤粉末の入った溶質瓶を外力を介して連通させ、圧力により希釈液を連通パイプを経由して溶質瓶内に注入してから、薬剤粉末を溶解させ、均一に混合した後に、患者に直接注射により投与するか、または、輸液瓶若しくは輸液パイプに注入する。汚染と二次感染を防止するため、溶媒瓶と溶質瓶は、すべてキットカバー内に入っている。プランジャーカバーに設けられているロックがキットカバーに設けられているストップ溝に嵌っている。それは、ストップ溝とロックとの相互作用を利用することによって、溶質瓶と溶媒瓶が導通された時における力の度合いと針の押し具合を制御することが出来るし、自動的なロック機能があるため、操作ミスもしくは輸送、取り出し、使用過程における損壊を防止することができるので、非常に実用性及び進歩性を有する新しいデザインとなり、産業界での幅広い普及・応用に最適である。
従来、一般的に使われている医療用注射器とアンプル及び希釈液は、それぞれ独立したものである。それで、看護婦が患者に粉末剤(例えば、ペニシリンなど)を注射する場合、先ず注射器に希釈液を注入してからアンプルに刺し、希釈液を押し出してから粉末剤を溶解させる。その後、もう一度注射器に注入して注射するか、または、輸液瓶に注入するか、あるいは、輸液パイプで静注する。上述した薬の混合作業過程で使われる物品が多く、プロセスが複雑なため、注射器が汚染を受けやすいだけでなく、薬の混合ミスによって医療事故を起こす恐れがある。そして、このような注射器では、看護婦に対する作業が厳しく、うっかりミスが全く許されないので、看護婦としては、心理上ストレスを大いに感じる。
本出願人の主たる発明者は、「粉末注射剤圧力付きアンプル式注射器」という特許を出願したことがある。その全体の構造は、粉末剤をチューブに入れ、プランジャーの前端にある棘針によって、チューブに差し込むことで、薬剤粉末を圧力により溶質瓶内の希釈液と均一に混合させてから注射を行なう。この注射器は構造が簡単であり、進歩性も有しているが、実際に使用するとその構造に若干の欠陥があることに気づいたため、その注射器を実際使用しても期待していた最高の使用効果を得ることができなかったのである。その欠陥は以下の通りである。
(1) まず、チューブと溶質瓶の外に保護カバーがないこと。それらの内部接続口にゴム栓がなく、針先に針カバーがないため、密封効果が悪く、汚染または二次感染につながりやすい。
(2) また、看護婦が手作業で使用する場合、プランジャーを押す力の度合いを制御しずらく、針を押す深さがコントロールできないので、実用性がないのである。
(3) そして、チューブと溶質瓶との間隔が短く、接続がしっかりしておらず、揺れが発生しやすいので、輸送・取り出しまたは使用過程において、不意に外力をかけられると、それらの構成部品が離脱して損壊し、あるいは、それらが時間前に導通するおそれがある。
(2) また、看護婦が手作業で使用する場合、プランジャーを押す力の度合いを制御しずらく、針を押す深さがコントロールできないので、実用性がないのである。
(3) そして、チューブと溶質瓶との間隔が短く、接続がしっかりしておらず、揺れが発生しやすいので、輸送・取り出しまたは使用過程において、不意に外力をかけられると、それらの構成部品が離脱して損壊し、あるいは、それらが時間前に導通するおそれがある。
上述したものより以前のものは、現在一般に使われている注射器の構造であるが,この構造では、汚染または二次汚染を引き起こしやすいだけではなく、使用上の不便さと安全上の恐れなどが存在しているため、全体としては、実用性にかけ離れているのである。
したがって、上述したものより以前に既存する注射器は、多くの欠陥があり、そして、製品化されていないので、さらなる改善を必要とする。
既存の粉末注射剤を混合して注射する場合に存在する欠陥を解決するため、関連メーカーは、常々工夫を凝らして解決策を探ってきたが、現在まで適用性のあるデザインは見付からなかった。この問題は、もちろん各業者が早急に解決すべき急務である。
既存の注射器に存在する汚染または二次汚染という欠陥を解決するため、関連メーカーは、常々工夫を凝らして解決策を探ってきたが、現在まで適用性のあるデザインは見付からなかった。そこで、いかに汚染または二次感染のおそれのない混合注射方式を研究開発するかは、業界が直面している改善のためのターゲットとなっている。
既存の注射器に存在する操作の不便さという欠陥を解決するため、手作業時における利便性、プランジャーの押し度合いと針を押す力の度合いをコントロールでき、かつ輸送・取り出しの過程において損壊しにくい粉末注射剤を組み合わせた注射器の提供が必要となってきた。それで、関連メーカーは、常々工夫を凝らして解決策を探ってきたが、現在まで適用性のあるデザインは見付からなかった。しかし、一般に使われている製品は、上述した欠陥を解決できる構造ではない。これは、関連業者が直面している早急に解決すべき問題点である。
上述した既存の注射器に存在する欠陥を勘案して、本発明者等は長年にわたるこのような製品のデザイン・製造で積み重ねてきた豊富な実務経験及び専門知識に基づいて、新型構造を有する粉末注射剤をプレミックスする注射器、市販されている既存の通常の注射器の構造を改良し得る実用性のある注射器の研究開発と革新を積極的に進めてきた。不断の研究と設計を重ね、サンプルの試作と改良を繰り返した結果、ようやく実用価値のある本発明に至った。
本発明は、既存の注射器に存在する欠陥を克服し得る新規な構造の粉末注射剤のプレミックス注射器の提供を主な目的とする。汚染または二次感染を解決することを技術的課題とし、汚染と二次感染をなくし、さらに実用性を有するとともに、経済効率を大いに向上させ、全体的に効果を増進させるものであって、産業上の利用価値を有するものである。
本発明は、操作の不便さ、針を押す力の度合いをコントロールできないことを解決することを技術的課題とし、操作が便利であり、かつストロークリミット付きで、プランジャーの押す力の度合い及び針を押す力の度合いをコントロールできる新規な構造の粉末注射剤のプレミックス注射器の提供をもう一つの目的とする。
本発明は、チューブと溶質瓶との接続状態が良好でないことにより輸送・取り出し過程において損壊しやいことを解決することを技術的課題とし、ロック機能を有する新規な構造の粉末注射剤のプレミックス注射器の提供をもう一つの目的とする。
本発明は、溶媒瓶と溶質瓶の導通後、再び拔き出した時に、圧力が大きいため、薬液が戻ること及び針ラックが滑り、元の位置に戻ることを解決することを技術的課題とし、構造上の更なる合理化をはかり、薬液の還流と針ラックが滑りによる元の位置へ戻ることを防止する新規な構造の粉末注射剤のプレミックス注射器の提供をもう一つの目的とする。
本発明の目的及び解決すべき主要な技術的課題は、下記の技術的手段によって実現できる。本発明に係る粉末注射剤のプレミックス注射器は、プランジャー、キットカバー、溶媒瓶、連通パイプ、溶質瓶と両頭針から構成されるものである。そのうち、プランジャーはキットカバーと溶媒瓶の上部にあり、溶媒瓶と溶質瓶はすべてキットカバー内に入っており、溶媒瓶は溶質瓶の上にある。溶質瓶の下部が両頭針に接続し、溶媒瓶と溶質瓶との間に、両端が尖った中空状の連通パイプが設けられ、この連通パイプの一端が、溶媒瓶の下端瓶口に接続されている針ラックに固定されている。この針ラックの内側に突起が二つ以上あり、溶媒瓶の下端瓶口に接触している。溶媒瓶、ゴム栓の中心にガイド穴があり、溶質瓶の下部接続口にも医療用ゴムまたは無毒ゴムで形成されたゴム栓がある。ゴム栓の中心にガイド穴がある。ピストンは溶質瓶内に入っている。両頭針の一端が溶質瓶の下端接続口に接続されている針ラックに固定されている。この針ラックの内側に突起が二つ以上あり、溶質瓶の下端瓶口に接触している。保護カバーがゴム栓、針ラック及び両頭針を覆っている。そして、前記突起はそれぞれ凸点、凸稜、凸フック、凸リングなどである。
本発明の目的及び解決すべき技術的課題は、下記の技術的手段によっても実現できる。
前述の粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶は内圧を加えられた溶媒瓶であり、溶媒瓶はチューブ内に設けられている。チューブが溶質瓶内に入り、溶質瓶とチューブはそれぞれキットカバー内に入っている。チューブの下端にある穴付きの端面がピストンに接触している。
前述の粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶内は常圧の溶媒瓶である。溶媒瓶内の上端にピストンが設置されていてこのピストンはプランジャーの下方に位置する。そして、溶媒瓶が溶質瓶内に入るか、溶質瓶が溶媒瓶内に入るか、あるいは、溶媒瓶と溶質瓶の外径が同じであって溶質瓶内にあるピストンの上縁にクッションが設置されている。
前述の粉末注射剤混合注射器では、溶媒瓶に内圧をかけられている。そして、キットカバーにストップ溝が設けられ、ストップ溝は二つの互いに連通する逆L字状の第一ストップ溝と第二ストップ溝からなる。プランジャーと一体になったプランジャーカバーに、プランジャーカバーに垂直の端部外周面方向のロックが設けられ、このロックが第一ストップ溝または第二ストップ溝に入っている。そして、プランジャーカバーの両側の下縁にプランジャーカバーの軸心線に対して対称に二つのプラグが設けられ、前記チューブの両側の上縁に、チューブの中軸線に対して対称に二つのプラグ位置に対応する差込溝が二つある。二つのプラグがそれぞれ二つの差込溝に差し込まれている。前記キットカバーの断面は、円形、方形、長方形、楕円形、三角形、五角形、六角形、外方内円形などである。
前述の粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶に内圧をかけられている。そして、キットカバーにストップ溝が二つ設けられ、両ストップ溝はキットカバーの中心軸線と対称軸とし、キットカバーの両側に対称に形成されている。両ストップ溝はいずれも二つの互いに連通する逆L字状の第一ストップ溝と第二ストップ溝である。プランジャーと一体になったプランジャーカバーに、プランジャーカバーの端部外周面に垂直方向で、かつプランジャーカバーの軸心線に対して対称にロックが二つ設けられ、それぞれ第一ストップ溝または第二ストップ溝に入っている。
前述の粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶内は常圧である。キットカバーにストップ溝が設けられている。ストップ溝は互い連通する二つの直角状の段部である。プランジャーと一体になったプランジャーカバーに、ロックが設けられ、このロックがストップ溝の最上端にある比較的短い部分に入っている。キットカバーに確認窓が縦方向に設置されている。キットカバーの断面は円形、方形、長方形、楕円形、三角形、五角形、六角形、外方内円形などである。
前述の粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶内は常圧である。ストップ溝がキットカバーの内壁に入っており、ストップ溝は互いに連通する二つの直角状の段部である。キットカバーの断面は円形、方形、長方形、楕円形、三角形、五角形、六角形、外方内円形などである。
前述の粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶内は常圧である。キットカバーにストップ溝が二つ設けられている。両ストップ溝はキットカバーの中心軸線を対称軸とし、キットカバーの両側に対称に形成されている。ストップ溝は互いに連通する二つの直角状の段部である。プランジャーと一体になったプランジャーカバーに二つのロックが対称に設けられている。両ロックはそれぞれ二つのストップ溝の最上端にある比較的短い部分に入っている。キットカバーにキットカバーの軸心線に対して対称に二つの確認窓が縦方向に設置されている。
前述の粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶内は常圧である。キットカバーに二つのストップ溝が設けられている。両ストップ溝はキットカバーの中心軸線を対称軸とし、キットカバーの両内側に対称に形成され、ストップ溝は互いに連通する二つの直角状の段部である。プランジャーと一体になったプランジャーカバーに、二つのロックが対称に設けられている。両ロックはそれぞれ二つのストップ溝の最上端にある比較的短い部分に入っている。キットカバーにキットカバーの軸心線に対して対称に二つの確認窓が縦方向に設置されている。
本発明は従来技術に比べると、下記の点において、メリットと効果があることは明らかである。
本発明は、既存の技術に比べるとメリットと有益な効果を有することは明らかである。上記技術的手段から分かるように、本発明は使用時、既存の注射器に存在する欠陥が全くないだけでなく、構造的にもさらに安定し、多様化されるので、極めて実用性に富み、産業上において幅広く利用される価値を有する。そして、本発明のメリットについて、以下説明する。
(1) 本発明が提供する粉末注射剤のプレミックス注射器は、希釈液の入った溶媒瓶と薬剤粉末の入った溶質瓶及び両頭針を一体に組み合わせたものであり、構造が簡単であるのみならず、操作プロセスが簡単であるから、作業時間を短縮することができ、仕事の効率が向上することにより、仕事のハードさを軽減できるので、大幅にコストをダウンできるだけでなく、経済効率も向上できると同時に、看護婦の操作ミスを回避することができることから、看護婦の受ける心理上ストレスを軽減できる。
(2) 本発明が提供する粉末注射剤のプレミックス注射器は、一般に使われている注射器に少しだけの構造的改良を加えるだけであるから、構造がコンパクトであり、製造原価も下がったので、コスト的にも有利で、本製品がなし遂げる効用及び使用の実用性以上の価値があり、産業上非常に利用価値がある。
(3) 本発明が提供する粉末注射剤のプレミックス注射器は、構造が簡単であるのみならず、キットカバーにストップ溝が設けられていること及びプランジャーカバーに設けられているロックの相互作用を活用することにより、限界のところでストップさせ得る機能のみならず、ロック機能もある。そして、導通時のプランジャーの度合いと針を押す力の度合いをコントロールでき、溶質瓶と溶媒瓶との固定をしっかりすることができるので、操作ミスまたは輸送、取り出し、使用過程における損壊を防止できる。しかも、使用上、非常に実用に適しており、使用者が良く使う注射器製品に対するニーズに十分対応できることから、消費者に最適な選択を与えれらるので、全体の効率性を大幅に向上でき、実用に最適である。
(4) 本発明は確実に実用上の効果を達成でき、使用に便利なだけではなく、複雑な作業を必要とせず、かつ溶質瓶と溶媒瓶がすべてキットカバー内に入るという構成を採用し、ゴム栓と保護カバーなどを利用する。そして、本発明は、製造時において必要な薬剤粉末及びそれに応じた希釈液を所定量入れることができるので、無菌度が高く、汚染と二次汚染を回避できる。注射器全体は無菌包装であり、操作段階では空気に接触しないし、かつ一回しか使用できないので、二重使用の恐れを解消することができる。
(5) 本発明は、プランジャーカバーにプラグを設けること及びチューブに差込溝を設けることのほか、針ラックが瓶口に沿って摺動する機構を加えることから、本発明の構造がさらに合理化された。両アンプルが導通された後、連通パイプを抜き出すことで、溶質瓶に入った薬液が圧力増大により還流するのを防止でき、針ラックが移動した後に元の位置に戻ることを回避でき、自己廃棄の機能があるので、本発明の一回のみの使用を確保したことから、疾病の伝播を防止できる。
(6) 本発明は、構造に関する設計では、使用上の実用性及びコストの効率の面において、確かに産業の発展ニーズに合致しており、ここに開示した構造は今までにない新しいデザインである。この構造は、いかなる刊行物にも掲載されていないし、出願前類似的特徴を有する構造が公開または開示されたことがなく、類似製品が市販されていることもない。すなわち、この種製品では、類似的構造を有するデザインが発表または使用されていないため、確かに新規なものである。
(7) 本発明の構造は既存の注射器に比べると、技術的に進歩性を有し、独特な構造的特徴及び機能も既存の注射器でははるかに及ばないものであり、既存の注射器より、技術上はるかに進歩しているほか、数多くの効用もあり、確かに創造性に優れている。
(8) 本出願人は、十数年間にわたるこの種の製品の研究開発経験を持っており、既存の注射器の構造に存在する問題点及び欠陥を十分理解している。そして、本発明は上述の欠陥を対象として研究開発して作り出したものであり、所期の目的及び効果を明らかに達成でき、本注射器における空間での構造では明らかに一種斬新であると同時に、既存の注射器に比べて明らかに優れている。さらに、既存の通常製品に比べると、技術的に進歩性と実用性を有し、使いやすさと実用的であるという優良性をもたらすため、明らかに実用性を有している。
以上をまとめると、本発明に係る特殊構造の粉末注射剤のプレミックス注射器は、上述の多くのメリット及び実用価値を有しており、空間とする構造では明らかに一種斬新であり、既存の注射器製品に比べると、明らかに優れており、構造もコンパクトであるため、実用に適しており、産業上幅広い利用価値を持っている。技術の発展に限りのある分野において、構造上または機能上いずれも比較的大きな改良であり、技術上でも比較的大きな進歩を遂げた。そして、使いやすさと実用的であるという効果をもたらし、効果の面で明らかに増進しており、明らかに実用性を有する製品であり、新規で、かつ、進歩性を有し、しかも、実用上新しいデザインと言える。
次に、添付図面を参照しながら比較的効果の良い実施例に基いて、本発明に係る粉末注射剤のプレミックス注射器の具体的な実施形態、構造、特徴及びその効用について、以下詳しく説明する。
(実施例1)
図10、図11に示すように、本発明の一例である粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶8に圧力がかかっておらず、常圧でありかつ希釈液18が入っている。これは主にプランジャー1、円柱形キットカバー5、溶媒瓶8、連通パイプ14、溶質瓶10と両頭針16から構成されている。そして、プランジャー1はキットカバー5と溶媒瓶8の上部に設置されており、溶媒瓶8と溶質瓶10はすべてキットカバー5内に入っている。溶媒瓶8は、溶質瓶10の上に設置され、かつ溶媒瓶8が溶質瓶10内に入っている。両者は互いに摺動するように配置される。溶質瓶10の下部は両頭針16に接続される。
図10、図11に示すように、本発明の一例である粉末注射剤のプレミックス注射器では、溶媒瓶8に圧力がかかっておらず、常圧でありかつ希釈液18が入っている。これは主にプランジャー1、円柱形キットカバー5、溶媒瓶8、連通パイプ14、溶質瓶10と両頭針16から構成されている。そして、プランジャー1はキットカバー5と溶媒瓶8の上部に設置されており、溶媒瓶8と溶質瓶10はすべてキットカバー5内に入っている。溶媒瓶8は、溶質瓶10の上に設置され、かつ溶媒瓶8が溶質瓶10内に入っている。両者は互いに摺動するように配置される。溶質瓶10の下部は両頭針16に接続される。
キットカバー5にストップ溝4が二つ設けられ、ストップ溝4はキットカバーの中心軸線を対称軸とし、キットカバー5の両側に対称に設形成されている。ストップ溝4は互いに連通する二つの直角状の段部であり、そのうち、第一段の比較的長い部分の長さは、針状の連通パイプ14がゴム栓12とピストン9を同時に刺し通すことを満足する長さである。第二段の比較的長い部分は、看護婦が針を押す力の度合いをコントロールするのに便利な長さである。そして、二つの比較的短い部分は、自動的ロックを実現するために設計したものである。すなわち、プランジャー1と一体になったプランジャーカバー2に二つのロック3が対称に設けられ、それぞれが二つのストップ溝4の比較的短い部分に入り、かつストップ溝4と摺動するように配置することで、自動的ロックの目的を図った。製品出荷時に、ロック3がストップ溝4の最上端にある比較的短い部分内にあり、自動的ロック状態が保持されている。薬剤粉末と希釈液との混合状況を把握しやすくするため、キットカバー5に確認窓6が縦方向に設置されており、必要に応じて、図10の点線に示すように、長く設計することで、連通パイプ14がゴム栓12及びピストン9を刺し通す状況を確認することができる。
溶媒瓶8内の上端にピストン17が設置されていてこのピストン17はプランジャー1の下方に位置する。溶媒瓶8と溶質瓶10との間に、両端が尖った中空状の連通パイプ14が設けられ、この連通パイプ14の一端が溶媒瓶8下端の針ラック13に固定されている。針ラック13の両内側に二つの突起25が形成され、両突起25は溶媒瓶8の下端瓶口に接触している。溶媒瓶8と溶質瓶10の下方接続口に、それぞれ医療用ゴムまたは無毒ゴムで形成されたゴム栓12とゴム栓15が設置されている。ゴム栓12とゴム栓15の中心に、それぞれガイド穴26とガイド穴29が設けられている。ピストン9は溶質瓶10内に入っており、かつ溶媒瓶8の下方にある。両頭針16の一端は溶質瓶10の下端にある針ラック11に固定されている。針ラック11の両内側に二つの突起28が形成されている。突起28は溶質瓶10の下端瓶口に接触している。前記二つの突起25、28は凸点である。保護カバー7はゴム栓15、針ラック11及び両頭針16を覆っている。
使用する場合、まずプランジャー1を回して、ロック3がストップ溝4の最上端にくるようにする。それから、手でプランジャー1を押さえ、ロック3をストップ溝4に沿って第一段の一番下端に移動させて停止させる。プランジャーカバー2を通じて溶媒瓶8に圧力をかけ、ラック13に固定されている針状の連通パイプ14がラック13の摺動に従って、同時にゴム栓12及びピストン9を刺し通す。この場合、溶媒瓶8と溶質瓶10は連通パイプ14によって導通され、プランジャー1を押す力により溶媒瓶8内に発生した圧力の働きで、希釈液は溶質瓶10内に入り、薬剤粉末を均一に溶解する。その後、前端の保護カバー7を取り除いて、両頭針16を肌肉または輸液瓶もしくは輸液パイプ内に刺してから、再度プランジャー1を回して、ロック3がストップ溝4の第二段に入るようにして、引き続きプランジャー1を押して、ピストン9を下へ動かす。すなわち、混合薬液を押して、両頭針16を通じて患者の肌肉または輸液瓶または輸液パイプ内に入れることで、一回の操作が終わる。両頭針16が針ラック11に固定されているので、肌肉または輸液瓶に刺さった時、針ラック11は上へ摺動し、両頭針16が溶質瓶10のゴム栓15を刺し通すので、薬液が両頭針16を通じて患者の体または輸液瓶に入る。
溶媒瓶8と溶質瓶10はすべてキットカバー5内に入っており、一体となっているため、一回だけしか使用できないように設計されているので、使用後廃棄することになる。従って、実質的に自己廃棄型の注射器であり、二次感染の問題がないので、安全な製品である。
(実施例2)
溶媒瓶10内は常圧であり、ストップ溝4内がキットカバー5の内壁に入っている。キットカバー5の断面は、円形、方形、長方形、楕円形、三角形、五角形、六角形、または外方内円形である。前記突起25と突起28は三つの凸稜または凸フックであり、その他の構造は実施例1と同じである。
溶媒瓶10内は常圧であり、ストップ溝4内がキットカバー5の内壁に入っている。キットカバー5の断面は、円形、方形、長方形、楕円形、三角形、五角形、六角形、または外方内円形である。前記突起25と突起28は三つの凸稜または凸フックであり、その他の構造は実施例1と同じである。
(実施例3)
図10、12に示すように、溶媒瓶8内は常圧である。そして、溶質瓶10は溶媒瓶8内に入っている。前記突起25と突起28はそれぞれ5つあり、その他の構造は実施例1と同じである。
図10、12に示すように、溶媒瓶8内は常圧である。そして、溶質瓶10は溶媒瓶8内に入っている。前記突起25と突起28はそれぞれ5つあり、その他の構造は実施例1と同じである。
(実施例4)
図10、13に示すように、溶媒瓶10内は常圧である。そのうち、溶媒瓶8と溶質瓶10の外径が同じで、溶質瓶10内のピストン9の上縁にクッション30が設けられている。前記突起28と突起25はそれぞれ三つあり、凸リングである。その他の構造は実施例1と同じである。
図10、13に示すように、溶媒瓶10内は常圧である。そのうち、溶媒瓶8と溶質瓶10の外径が同じで、溶質瓶10内のピストン9の上縁にクッション30が設けられている。前記突起28と突起25はそれぞれ三つあり、凸リングである。その他の構造は実施例1と同じである。
(実施例5)
図1に示すように、本実施例の特徴は、溶媒瓶8内に圧力をかけられた溶媒瓶8であり、溶媒瓶8はチューブ19内に入っており、チューブ19は溶質瓶10に入り、溶質瓶10内に沿って摺動する。溶質瓶10とチューブ19はすべてキットカバー5内に設置されており、チューブ19の下端に穴27が形成されており、その端面がピストン9に接触している。この実施例では、プランジャー1、キットカバー5、溶媒瓶8、連通パイプ14、溶質瓶10と両頭針16から構成されている。そして、プランジャー1はキットカバー5と溶媒瓶8の上部に設置され、溶媒瓶8と溶質瓶10はいずれもキットカバー5内に入っている。溶媒瓶8は溶質瓶10の上に設置されており、溶質瓶10の下部が両頭針16に接続されている。前記溶媒瓶8と溶質瓶10との間に、両端が尖った中空状の連通パイプ14が設けられている。この連通パイプ14の一端は溶媒瓶8の下端瓶口に接続された針ラック13に接続されている。図6に示すように、針ラック13の内側に突起25が三つ形成され、突起25は溶媒瓶8の下端瓶口に接触している。図1、図6、図8に示すように、溶媒瓶8の下方の接続口に医療用ゴムまたは無毒ゴムで形成されたゴム栓12が設置され、ゴム栓12の中心にガイド穴26が設けられている。図1、図7、図9に示すように、溶質瓶10の下方の接続口に、医療用ゴムまたは無毒ゴムで形成されたゴム栓15が設置され、ゴム栓15の中心にガイド穴29が設けられている。ピストン9は溶質瓶10内に入っている。図1に示すように、前記両頭針16の一端は溶質瓶10の下端接続口に接続された針ラック11に固定されている。図7、9に示すように、針ラック11の内側に、突起28が三つ形成され、突起28溶質瓶10の下端瓶口に接触している。保護カバー7はゴム栓15、針ラック11及び両頭針16を覆っている。突起25と突起28は凸リングであり、瓶口に沿って摺動でき、瓶口の外にある段部とうまく組み合わせることができる構造であるものならば、すべて使用できる。
図1に示すように、本実施例の特徴は、溶媒瓶8内に圧力をかけられた溶媒瓶8であり、溶媒瓶8はチューブ19内に入っており、チューブ19は溶質瓶10に入り、溶質瓶10内に沿って摺動する。溶質瓶10とチューブ19はすべてキットカバー5内に設置されており、チューブ19の下端に穴27が形成されており、その端面がピストン9に接触している。この実施例では、プランジャー1、キットカバー5、溶媒瓶8、連通パイプ14、溶質瓶10と両頭針16から構成されている。そして、プランジャー1はキットカバー5と溶媒瓶8の上部に設置され、溶媒瓶8と溶質瓶10はいずれもキットカバー5内に入っている。溶媒瓶8は溶質瓶10の上に設置されており、溶質瓶10の下部が両頭針16に接続されている。前記溶媒瓶8と溶質瓶10との間に、両端が尖った中空状の連通パイプ14が設けられている。この連通パイプ14の一端は溶媒瓶8の下端瓶口に接続された針ラック13に接続されている。図6に示すように、針ラック13の内側に突起25が三つ形成され、突起25は溶媒瓶8の下端瓶口に接触している。図1、図6、図8に示すように、溶媒瓶8の下方の接続口に医療用ゴムまたは無毒ゴムで形成されたゴム栓12が設置され、ゴム栓12の中心にガイド穴26が設けられている。図1、図7、図9に示すように、溶質瓶10の下方の接続口に、医療用ゴムまたは無毒ゴムで形成されたゴム栓15が設置され、ゴム栓15の中心にガイド穴29が設けられている。ピストン9は溶質瓶10内に入っている。図1に示すように、前記両頭針16の一端は溶質瓶10の下端接続口に接続された針ラック11に固定されている。図7、9に示すように、針ラック11の内側に、突起28が三つ形成され、突起28溶質瓶10の下端瓶口に接触している。保護カバー7はゴム栓15、針ラック11及び両頭針16を覆っている。突起25と突起28は凸リングであり、瓶口に沿って摺動でき、瓶口の外にある段部とうまく組み合わせることができる構造であるものならば、すべて使用できる。
図1、図2に示すように、キットカバー5にストップ溝4が二つ設けられている。両ストップ溝4はキットカバー5の中心軸線を対称軸とし、キットカバー5の両側に対称に設けられている。二つのストップ溝4はいずれも二つの互いに連通する逆L字状の第一ストップ溝21と第二ストップ溝23である。プランジャー1と一体になったプランジャーカバー2にプランジャーカバー2の端部外周面に垂直方向のロック3が設けられ、かつプランジャーカバー2の軸心線に対して対称の二つのロック3は、それぞれ第一ストップ溝21と第二ストップ溝23内に入って摺動する。
図3、図4、図5に示すように、前記プランジャーカバー2の両側にある下縁に、プランジャーカバー2の軸心線に対して対称の二つのプラグ24が設けられている。前記チューブ19の両側の上縁に、チューブの中軸線に対して対称に、二つのプラグ24位置に対応する差込溝22が二つ設置されている。二つのプラグ24はそれぞれ二つの差込溝22内に差し込まれている。前記キットカバー5の断面は円形である。
本実施例においては、製品を作る時、薬剤粉末20の入った溶質瓶10と希釈液18の入った溶媒瓶8を予めキットカバー5内に入れる。初期状態において、ロック3は第一ストップ溝21の上端にある。すなわち、Aの位置にある(図2、図3参照)。
本実施例においては、製品を作る時、薬剤粉末20の入った溶質瓶10と希釈液18の入った溶媒瓶8を予めキットカバー5内に入れる。初期状態において、ロック3は第一ストップ溝21の上端にある。すなわち、Aの位置にある(図2、図3参照)。
注射する場合、まず少しだけプランジャー1を押して、ロック3が第一ストップ溝21内に入るように回してから、もう一度プランジャー1を押す。プランジャーカバー2によって、チューブ19に沿って動くように溶媒瓶8を押して、ロック3が第一ストップ溝21に沿って端に摺動するまで動かす。すなわち、Bの位置まで動かす。この時、プランジャーカバー2にあるプラグ24がチューブ19の差込溝22内に入る(図4参照)。この過程において、両端が尖った連通パイプ14が圧力の作用を受けて、それぞれピストン9とゴム栓12を刺し通すので、溶媒瓶8と溶質瓶10が導通する。溶媒瓶8内の希釈液18は、内圧の作用によって、導通パイプ14を通じて自動的に溶質瓶10内に注入され、薬剤粉末20を溶解する。同時に、針ラック13は溶媒瓶8の瓶口に沿ってその端面まで摺動し、ゴム栓12に接触する(図8参照)。この過程において、チューブ19及びピストン9は相対的に動くものであり、両頭針16はまだゴム栓15を刺していない。
上記過程終了後、プランジャー1を上へ引いて回し、ロック3を第一ストップ溝21と第二ストップ溝23とが接続しているところを通って、第二ストップ溝23の上端まで動かす。すなわち、Cの位置まで動かす。この動作の過程において、プラグ24が差込溝22から離脱して、プラグ24が差込溝22の上縁にくる。同時に、プランジャー1を引くことによって、溶媒瓶8及び針ラック13が上へ動かされるので、連通パイプ14の下端がピストン9から拔き出され、溶媒瓶8と溶質瓶10との間の導通が中断されることになり、溶質瓶10の内圧が大きいことによる薬液の還流を防止することができる。
次の段階で、人体に注射を行なうか、輸液瓶あるいは輸液パイプに薬剤を投与する。両頭針16が人体、輸液瓶あるいは輸液パイプに刺された時、その反作用力は、針ラック11の端面がゴム栓15に接触するまで、針ラック11は溶質瓶10の瓶口に沿って摺動できる(図9参照)。この時、両頭針16は既にゴム栓15を刺し通して、ロック3が第二ストップ溝23に沿って、その底端まで下降する。すなわち、Dの位置まで降りる。プランジャーカバー2にあるプラグ24がチューブ19の上縁に対する圧力によって、チューブ19の端面がピストン9を圧迫し、薬液を両頭針16を通じて人体、輸液瓶あるいは輸液パイプに注入され、全体の注射過程が全て終了することになる。
針ラック13と針ラック11に突起25と突起28が形成されているため、針ラック13と針ラック11の端面はそれぞれゴム栓12とゴム栓15に接触した後、突起25と突起28はそれぞれ溶媒瓶8の瓶口と溶質瓶10の瓶口にある台に引っ掛り、プランジャー1を上へ引くまたは両頭針16を人体から拔き出す時に、針ラック13と針ラック11が元の位置へ戻ることを防止でき、それによって、使用性能が確保できると同時に、自己廃棄の働きが与えられ、本発明に係る製品の使い捨てを確保することができる。
本発明の具体的な実施形態は、以下の実施例及びその添付図面により詳しく説明する。
上述したことは、本発明の比較的良好な実施例だけを示したものであり、本発明にいかなる形式上の制限を与えるものではない。本技術に詳しいいかなる者が上に開示した技術内容に基いて多少の変更を加えたり、同等の効果が発揮される範囲内で実施したり、あるいは、本発明から逸脱しない範囲内で本発明と実質的に同一の技術内容に基づいて行われる変更や置き換えは、すべて本発明の技術的範囲に包含されるものである。
1…プランジャー、
2…プランジャーカバー、
3…ロック、
4…ストップ溝、
5…キットカバー 、
6…確認窓、
7…保護カバー、
8…溶媒瓶、
9…ピストン、
10…溶質瓶、
11…ラック、
12…ゴム栓、
13…ラック、
14…連通パイプ、
15…ゴム栓、
16…両頭針、
17…ピストン、
18…希釈液、
19…チューブ、
20…薬剤粉末、
21…第一ストップ溝、
22…差込溝、
23…第二ストップ溝、
24…プラグ、
25…突起、
26…ガイド穴、
27…穴、
28…突起、
29…ガイド穴、
30…クッション。
2…プランジャーカバー、
3…ロック、
4…ストップ溝、
5…キットカバー 、
6…確認窓、
7…保護カバー、
8…溶媒瓶、
9…ピストン、
10…溶質瓶、
11…ラック、
12…ゴム栓、
13…ラック、
14…連通パイプ、
15…ゴム栓、
16…両頭針、
17…ピストン、
18…希釈液、
19…チューブ、
20…薬剤粉末、
21…第一ストップ溝、
22…差込溝、
23…第二ストップ溝、
24…プラグ、
25…突起、
26…ガイド穴、
27…穴、
28…突起、
29…ガイド穴、
30…クッション。
Claims (9)
- プランジャー1、キットカバー5、溶媒瓶8、連通パイプ14、溶質瓶10と両頭針16からなり、プランジャー1はキットカバー5と溶媒瓶8の上部に設置され、溶媒瓶8と溶質瓶10はすべてキットカバー5内に入っており、溶媒瓶8は溶質瓶10の上に設置され、溶質瓶10の下部は両頭針16に接続され、前記溶媒瓶8と溶質瓶10との間に、両端が尖った中空状の連通パイプ14が一つ設けられ、この連通パイプ14の一端は溶媒瓶8の下端瓶口に接続された針ラック13に固定され、この針ラック13の内側には二つ以上の突起25が形成され、前記各突起25は溶媒瓶8の下端瓶口に接触し、溶媒瓶8の下部接続口には医療用ゴムまたは無毒ゴムで形成されたゴム栓12が設置され、ゴム栓12の中心にガイド穴26が設けられ、溶質瓶10の下部接続口には医療用ゴムまたは無毒ゴムで形成されたゴム栓15が設置され、ゴム栓15の中心にガイド穴29が設けられ、ピストン9は溶質瓶10内に取り付けられ、前記両頭針16の一端は溶質瓶10の下端接続口に接続された針ラック11に固定され、この針ラック11の内側に二つ以上の突起28が形成され、各突起28は溶質瓶10の下端瓶口に接触し、保護カバー7がゴム栓15、針ラック11及び両頭針16を覆っており、前記突起25と突起28は凸点、凸稜、凸フック、凸リングなどであることを特徴とする粉末注射剤のプレミックス注射器。
- 溶媒瓶8が内圧をかけられた溶媒瓶8であり、溶媒瓶8がチューブ19内に設置され、チューブ19が溶質瓶10内に入り、溶質瓶10とチューブ19がそれぞれキットカバー5内に入っており、チューブ19の下端にある穴27付きの端面がピストン9に接触していることを特徴とする請求項1記載の粉末注射剤のプレミックス注射器。
- 溶媒瓶8が常圧の溶媒瓶8であり、溶媒瓶8の上端にピストン17が設置されていてこのピストン17はプランジャー1の下方に位置し、溶媒瓶8が溶質瓶10に入るか、溶質瓶10が溶媒瓶8に入るか、あるいは、溶媒瓶8と溶質瓶10の外径が同じであって溶質瓶10にあるピストン9の上縁にクッション30が設置されていることを特徴とする請求項1記載の粉末注射剤のプレミックス注射器。
- キットカバー5にストップ溝4が設けられ、ストップ溝4は二つの互いに連通する逆L字状の第一ストップ溝21と第二ストップ溝23であり、プランジャー1と一体になったプランジャーカバー2に、プランジャーカバー2に垂直の端部外周面方向のロック3が設けられ、このロック3が第一ストップ溝21または第二ストップ溝23に入り、前記プランジャーカバー2の両側の下縁にプランジャーカバー2の軸心線に対して対称に二つのプラグ24が設けられ、前記チューブ19の両側の上縁に、チューブ19の中軸線に対して対称に二つのプラグ24位置に対応する二つの差込溝22が設けられ、二つのプラグ24がそれぞれ二つの差込溝22内に差し込まれており、前記キットカバー5の断面が円形、方形、長方形、楕円形、三角形、五角形、六角形、外方内円形などであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の粉末注射剤のプレミックス注射器。
- キットカバー5にストップ溝4が二つ設けられ、両ストップ溝4はキットカバー5の中心軸線を対称軸とし、キットカバー5の両側に対称に形成され、両ストップ溝4はいずれも二つの互いに連通する逆L字状の第一ストップ溝21と第二ストップ溝23であり、プランジャー1と一体になったプランジャーカバー2に、プランジャーカバー2の端部外周面に垂直方向で、かつプランジャーカバー2の軸心線に対して対称に二つのロック3が設けられ、それぞれ第一ストップ溝21または第二ストップ溝23に入っていることを特徴とする請求項4記載の粉末注射剤のプレミックス注射器。
- キットカバー5にストップ溝4が設けられ、ストップ溝4は互いに連通する二つの直角状の段部であり、プランジャー1と一体になったプランジャーカバー2にロック3が設けられ、このロック3がストップ溝4の最上端にある比較的短い部分に入り、キットカバー5に確認窓6が縦方向に設置され、キットカバー5の断面が円形、方形、長方形、楕円形、三角形、五角形、六角形、外方内円形などであることを特徴とする請求項1または請求項3記載の粉末注射剤のプレミックス注射器。
- ストップ溝4がキットカバー5の内壁に入っており、ストップ溝4は互いに連通する二つの直角状の段部であり、キットカバー5の断面が円形、方形、長方形、楕円形、三角形、五角形、六角形、外方内円形などであることを特徴とする請求項1または請求項3記載の粉末注射剤のプレミックス注射器。
- キットカバー5にストップ溝4が二つ設けられ、両ストップ溝4はキットカバーの中心軸線を対称軸とし、キットカバー5の両側に対称に形成され、ストップ溝4が互いに連通する二つの直角状の段部であり、プランジャー1と一体になったプランジャーカバー2に二つのロック3が対称に設けられ、両ロック3がそれぞれ二つのストップ溝4の最上端にある比較的短い部分に入っており、キットカバー5にキットカバー軸心線に対して対称に二つの確認窓6が縦方向に設置されていることを特徴とする請求項6記載の粉末注射剤のプレミックス注射器。
- キットカバー5に二つのストップ溝4が設けられ、両ストップ溝4はキットカバー5の中心軸線を対称軸とし、キットカバー5の両内側に対称に形成され、ストップ溝4は互いに連通する二つの直角状の段部であり、プランジャー1と一体になったプランジャーカバー2に、二つのロック3が対称に設けられ、両ロック3がそれぞれ二つのストップ溝4の最上端にある比較的短い部分に入り、キットカバー5にキットカバーの軸心線に対して対称に二つの確認窓6が縦方向に設置されていることを特徴とする請求項7記載の粉末注射剤のプレミックス注射器。
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