JP2007336793A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007336793A
JP2007336793A JP2007002568A JP2007002568A JP2007336793A JP 2007336793 A JP2007336793 A JP 2007336793A JP 2007002568 A JP2007002568 A JP 2007002568A JP 2007002568 A JP2007002568 A JP 2007002568A JP 2007336793 A JP2007336793 A JP 2007336793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power conversion
circuit
signal transmission
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007002568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5170501B2 (ja
Inventor
Hiroshi Fujita
浩 藤田
Keisuke Watanabe
敬介 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007002568A priority Critical patent/JP5170501B2/ja
Publication of JP2007336793A publication Critical patent/JP2007336793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5170501B2 publication Critical patent/JP5170501B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】コストアップすることなく信号伝達素子に加わる熱ストレスを抑え、信号伝達素子の長寿命化を図ることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のインバータ装置は、制御回路と、フォトカプラと、ゲート駆動回路と、IGBTとから構成され、インバータ装置用配線基板18に実装されている。制御回路はインバータ装置用配線基板18の制御回路実装領域180aに、ゲート駆動回路はゲート駆動回路実装領域180b〜180gに、IGBTはIGBT実装領域180h〜180mにそれぞれ実装されている。フォトカプラ12〜17は、インバータ装置用配線基板18の縁部に配置されている。そのため、フォトカプラ12〜17が、インバータ装置配線基板18の外周の外気と接触しやすくなり、放熱性が向上する。これにより、配置の工夫によって、コストアップすることなくフォトカプラ12〜17に加わる熱ストレスを抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、入力される電力を異なる形態の電力に変換して出力する電力変換装置に関する。
従来、直流電力を交流電力に変換して負荷に供給するインバータ装置として、例えば特開平5−191965号公報や、特開2000−14160号公報に開示されているものがある。
特開平5−191965号公報に開示されているインバータ装置は、インバータ制御回路と、フォトカプラと、ベースドライブ回路と、インバータ回路とを備えている。インバータ制御回路から出力されるスイッチング信号は、フォトカプラを介してベースドライブ回路に入力される。ベースドライブ回路は、入力されたスイッチング信号に基づいてインバータ回路を駆動し、変換された交流電力を負荷に供給する。
特開2000−14160号公報に開示されているインバータ装置は、PWM信号伝達回路と、インバータ制御回路と、インバータ回路とから構成されている。PWM信号伝達回路は、フォトカプラを備えている。外部から供給されるPWM信号は、PWM信号伝達回路のフォトカプラを介してインバータ制御回路に入力される。インバータ制御回路は、入力されたPWM信号に基づいてインバータ回路を制御し、変換された交流電力を負荷に供給する。
特開平5−191965号公報 特開2000−14160号公報
特開平5−191965号公報に開示されているインバータ装置において、直流電力を交流電力に変換して負荷に供給する際、電子部品の損失に伴って、ベースドライブ回路やインバータ回路が発熱する。特開2000−14160号公報に開示されているインバータ装置においても、インバータ制御回路やインバータ回路が発熱する。発生した熱は、スイッチング信号やPWM信号を伝達するフォトカプラにも伝わることとなる。フォトカプラは、過度な熱ストレスが加わると、特性の劣化が促進され、寿命が短くなるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コストアップすることなく信号伝達素子に加わる熱ストレスを抑え、信号伝達素子の長寿命化を図ることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、信号伝達素子を配線基板の縁部に実装することで、コストアップすることなく放熱性を向上させ、信号伝達素子に加わる熱ストレスを抑えられることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の電力変換装置は、入力される電力を異なる形態の電力に変換する電力変換回路と、電力変換回路を制御するための制御信号を出力する制御回路と、制御回路の出力する制御信号を電気的に絶縁して電力変換回路に伝達する信号伝達素子と、電力変換回路、制御回路、及び信号伝達素子を実装し配線する配線基板とからなる電力変換装置において、信号伝達素子は、配線基板の縁部に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、コストアップすることなく、信号伝達素子に加わる熱ストレスを抑え、信号伝達素子の長寿命化を図ることができる。信号伝達素子を配線基板の縁部に実装することで、配線基板の外周の外気と接触しやすくなり、信号伝達素子の放熱性を向上させることができる。そのため、コストアップすることなく、信号伝達素子に加わる熱ストレスを抑えることができる。これにより、信号伝達素子の長寿命化を図ることができる。請求項2に記載の電力変換装置は、請求項1に記載の電力変換装置において、さらに、配線基板は、制御回路及び信号伝達素子に電源を供給する電源配線パターンを有し、電源配線パターンの少なくとも一部は、信号伝達素子の近傍に配置されていることを特徴とする。この構成によれば、信号伝達素子に加わる熱を、電源配線パターンを介してより効率的に放熱させることができる。信号伝達素子の近傍に電源配線パターンを配置することで、電源配線パターンを放熱板として機能させることができる。そのため、信号伝達素子に加わる熱をより効率的に放熱させることができる。なお、配線基板が多層構造である場合、電源配線パターンは、信号伝達素子が実装される配線層とは異なる別の配線層に形成されていてもよい。
請求項3に記載の電力変換装置は、請求項2に記載の電力変換装置において、さらに、配線基板は、制御回路から信号伝達素子に制御信号を伝達する制御信号配線パターンを有し、電源配線パターンは、制御信号配線パターンの周囲の少なくとも一部を囲むように配置されていることを特徴とする。この構成によれば、耐ノイズ性を向上させることができる。制御信号配線パターンの周囲を電源配線パターンで囲むことで、制御信号配線パターンに侵入するノイズを遮蔽することができる。そのため、耐ノイズ性を向上させることができる。なお、配線基板が多層構造である場合、電源配線パターンは、信号伝達素子が実装される配線層とは異なる別の配線層に形成されていてもよい。
請求項4に記載の電力変換装置は、請求項3に記載の電力変換装置において、さらに、電源配線パターンは、ループ形状でないことを特徴とする。この構成によれば、耐ノイズ性を確実に向上させることができる。電源配線パターンがループ形状である場合、電磁誘導によって電源配線パターンにノイズが重畳される。ノイズが重畳されると、制御信号配線パターンに侵入するノイズを充分に遮蔽できなくなる。そのため、電源配線パターンをループ形状としないことで、電磁誘導による電源配線パターンへのノイズの重畳を抑えることができる。これにより、耐ノイズ性を確実に向上させることができる。
請求項5に記載の電力変換装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の電力変換装置において、さらに、電力変換回路は、スイッチング素子と、信号伝達素子を介して伝達される制御信号に基づいてスイッチング素子をオン、オフさせるスイッチング素子駆動回路とからなり、スイッチング素子駆動回路は、信号伝達素子の実装されている配線基板上の領域よりも内側の領域に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、発熱源であるスイッチング素子駆動回路と信号伝達素子との間の距離を確保でき、信号伝達素子に伝達する熱を抑えることができる。スイッチング駆動回路は回路損失によって発熱する。スイッチング素子駆動回路を信号伝達素子の実装領域よりも内側に実装することで、スイッチング素子駆動回路と信号伝達素子との間の距離を確保できる。そのため、信号伝達素子に伝達する熱を抑えることができる。
請求項6に記載の電力変換装置は、請求項5に記載の電力変換装置において、さらに、スイッチング素子は、スイッチング素子駆動回路の実装されている配線基板上の領域よりも内側の領域に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、より高温の発熱源であるスイッチング素子と信号伝達素子との間の距離を充分に確保でき、信号伝達素子に伝達する熱を確実に抑えることができる。スイッチング素子は、スイッチング損失によって発熱し、スイッチング素子駆動回路よりも高温になる。スイッチング素子をスイッチング駆動回路の実装領域よりも内側に実装することで、スイッチング素子と信号伝達素子との間の距離を充分に確保できる。そのため、信号伝達素子に伝達する熱を確実に抑えることができる。
請求項7に記載の電力変換装置は、入力される電力を異なる形態の電力に変換する電力変換回路と、電力変換回路を制御するための制御信号を出力する制御回路と、制御回路の出力する制御信号を電気的に絶縁して電力変換回路に伝達する信号伝達素子と、電力変換回路、制御回路、及び信号伝達素子を実装し配線する配線基板とからなる電力変換装置において、電力変換回路は、スイッチング素子を有し、信号伝達素子は、スイッチング素子が実装されている配線基板上の領域よりも外側の領域に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、信号伝達素子をスイッチング素子の実装領域よりも外側に実装することで、配線基板の外周の外気と接触しやすくなり、信号伝達素子の放熱性を向上させることができる。そのため、コストアップすることなく、信号伝達素子に加わる熱ストレスを抑え、信号伝達素子の長寿命化を図ることができる。
請求項8に記載の電力変換装置は、入力される電力を異なる形態の電力に変換する電力変換回路と、電力変換回路を制御するための制御信号を出力する制御回路と、制御回路の出力する制御信号を電気的に絶縁して電力変換回路に伝達する信号伝達素子と、電力変換回路、制御回路、及び信号伝達素子を実装し配線する配線基板とからなる電力変換装置において、電力変換回路は、スイッチング素子と、信号伝達素子を介して伝達される制御信号に基づいてスイッチング素子をオン、オフさせるスイッチング素子駆動回路とを有し、スイッチング素子駆動回路は、スイッチング素子が実装されている配線基板上の領域よりも外側の領域に実装され、信号伝達素子は、スイッチング素子駆動回路が実装されている配線基板上の領域よりも外側の領域に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、信号伝達素子をスイッチング素子やスイッチング素子駆動回路の実装領域よりも外側に実装することで、配線基板の外周の外気と接触しやすくなり、信号伝達素子の放熱性を向上させることができる。そのため、コストアップすることなく、信号伝達素子に加わる熱ストレスを抑え、信号伝達素子の長寿命化を図ることができる。また、信号伝達素子、スイッチング駆動回路及びスイッチング素子が、信号の流れに従って、外側から内側に向かって実装されている。そのため、配線パターンの無駄な引き回しがなくなり、耐ノイズ性をより向上させることができる。また、電力変換装置を小型化することができる。
請求項9に記載の電力変換装置は、請求項5〜8のいずれかに電力変換装置において、さらに、スイッチング素子を冷却するための冷媒が流通する冷媒流通路を備え、冷媒流通路の一部が、配線基板の縁部に沿って配置されていることを特徴とする。この構成によれば、冷媒流通路によって、発熱源であるスイッチング素子の熱を抑えることができる。また、冷媒流通路の一部によって、信号伝達素子の熱を抑えることができる。そのため、信号伝達素子の放熱性をさらに向上させることができる。
請求項10に記載の電力変換装置は、請求項9に記載の電力変換装置において、さらに、冷媒流通路は、スイッチング素子に近接して配置される冷却管と、冷却管の一端部に連結され、冷却管に冷媒を導入する導入管と、冷却管の他端部に連結され、冷却管から冷媒を導出する導出管とによって構成され、導入管及び導出管の少なくともいずれかが、配線基板の縁部に配置されていることを特徴とする。この構成によれば、冷却管によって、発熱源であるスイッチング素子の熱を抑えることができる。また、導入管及び導出管少なくともいずれかによって、信号伝達素子の熱を抑えることができる。そのため、信号伝達素子の放熱性をさらに向上させることができる。
請求項11に記載の電力変換装置は、請求項1〜10のいずれかに記載の電力変換装置において、さらに、信号伝達素子は、制御信号を光変換し光学的に伝達するフォトカプラであることを特徴とする。この構成によれば、制御回路の出力する制御信号を電気的に確実に絶縁して電力変換回路に伝達することができる。
請求項12に記載の電力変換装置は、請求項1〜11のいずれかに記載の電力変換装置において、さらに、電力変換回路は、直流電力を交流電力に変換することを特徴とする。この構成によれば、入力される直流電力を交流電力に変換して供給することができる。
請求項13に記載の電力変換装置は、請求項1〜11のいずれかに記載の電力変換装置において、さらに、電力変換回路は、交流電力を直流電力に、又は直流電力を形態の異なる直流電力に変換することを特徴とする。この構成によれば、入力される交流電力を直流電力に、又は入力される直流電力を形態の異なる直流電力に変換して供給することができる。
次に実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る電力変換装置を、車両に搭載され、車両を走行させるための駆動力を発生する交流モータに電力を供給するインバータ装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照してインバータ装置の回路構成について説明する。ここで、図1は、第1実施形態におけるインバータ装置の回路ブロック図である。図2は、フォトカプラ周辺の回路図である。
インバータ装置は、直流電源の出力する直流電力を交流電力に変換して交流モータに供給する装置である。
図1に示すように、インバータ装置1(電力変換装置)は、電力変換回路10と、制御回路11と、フォトカプラ12〜17(信号伝達素子)とから構成されている。インバータ装置1には、平滑用コンデンサ2が並列接続された直流電源3と、回転位置検出センサ4を有する交流モータ5とがそれぞれ接続されている。また、インバータ装置1と交流モータ5の間には、交流モータ5のV相電流及びW相電流を検出するための電流センサ6、7がそれぞれ配設されている。
電力変換回路10は、直流電源3の出力する直流電力を交流電力に変換して交流モータ5に供給する回路である。電力変換回路10は、IGBT10a〜10f(スイッチング素子)と、フライホイールダイオード10g〜10lと、ゲート駆動回路10m〜10r(スイッチング素子駆動回路)とから構成されている。
IGBT10a〜10fは、オン、オフすることで直流電力を交流電力に変換するためのスイッチング素子である。IGBT10a〜10fは、3相ブリッジ接続されている。上側にある3つのIGBT10a〜10cのコレクタは平滑用コンデンサ2の一端に、下側にある3つのIGBT10d〜10fのエミッタは平滑用コンデンサ2の他端にそれぞれ接続されている。また、IGBT10a〜10fのゲートは、ゲート駆動回路10m〜10rにそれぞれ接続されている。さらに、IGBT10a、10dの接続点、IGBT10b、10eの接続点、及びIGBT10c、10fの接続点は、交流モータ5にそれぞれ接続されている。
フライホイールダイオード10g〜10lは、フライホイール電流を流すための素子である。フライホイールダイオード10g〜10lのアノードはIGBT10a〜10fのエミッタに、カソードはIGBT10a〜10fのコレクタにそれぞれ接続されている。
ゲート駆動回路10m〜10rは、フォトカプラ12〜17を介して伝達される制御回路11の出力する制御信号に基づいて、IGBT10a〜10fのゲートに電圧を印加することで、IGBT10a〜10fをオン、オフさせる回路である。ゲート駆動回路10m〜10rの入力端子はフォトカプラ12〜17に、出力端子はIGBT10a〜10fのゲートにそれぞれ接続されている。
制御回路11は、車両ECU(図略)の出力するモータトルク指令、交流モータ5の回転位置及び相電流に基づいて、電力変換回路10を制御するための制御信号を出力する回路である。制御回路11は、フォトカプラ12〜17にそれぞれ接続されている。また、回転位置検出センサ4及び電流センサ6、7にそれぞれ接続されている。
フォトカプラ12〜17は、制御回路11の出力する制御信号を光変換し、光学的に電力変換回路10に伝達する素子である。フォトカプラ12〜17の入力端子は制御回路11に、出力端子はゲート駆動回路10m〜10rにそれぞれ接続されている。
図2に示すように、フォトカプラ12は、発光部であるフォトダイオード12aと、受光部であるフォトトランジスタ12bとから構成されている。フォトダイオード12aのアノードは、制御回路11を構成する抵抗11aと、制御回路11を構成し制御信号を出力するトランジスタ11bとを介して制御回路11の電源Vccに接続されている。また、カソードは、制御回路11のグランドCGNDに接続されている。ここで、フォトダイオード12aのアノードと抵抗11aとは、後述する制御信号配線パターン182aによって接続されている。また、抵抗11aとトランジスタ11bとは、後述する制御信号配線パターン182bによって接続されている。さらに、フォトダイオード12aのカソードは、後述するグランド配線パターン181aを介してグランドCGNDに接続されている。これに対し、フォトトランジスタ12bのコレクタはゲート駆動回路10mに、エミッタはゲート駆動回路10mのグランドGGNDにそれぞれ接続されている。フォトカプラ13〜17周辺の回路も同一構成であるため、説明は省略する。これにより、制御回路11の出力する制御信号が電気的に絶縁され、ゲート駆動回路10m〜10rに伝達されることとなる。
次に、図1〜図3を参照して電力変換回路、制御回路、及びフォトカプラが実装されるインバータ装置用配線基板の構成について説明する。ここで、図3は、インバータ装置用配線基板の部分パターン図である。ただし、必要とされる配線パターン以外は省略してある。
図3に示すように、インバータ装置用配線基板18(配線基板)は、図1における電力変換回路10、制御回路11、及びフォトカプラ12〜17を実装し、互いに配線する長方形板状の多層配線基板である。インバータ装置用配線基板18の右方に形成される制御回路実装領域180aには、図1における制御回路11が実装されている。
また、インバータ装置用配線基板18の上方縁部にはフォトカプラ12〜14が、下方縁部にはフォトカプラ15〜17がそれぞれ実装されている。フォトカプラ12〜14の下方、つまり、フォトカプラ12〜14がよりも内側に形成されるゲート駆動回路実装領域180b〜180dには、図1におけるゲート駆動回路10m〜10oがそれぞれ実装されている。フォトカプラ15〜17の上方、つまり、フォトカプラ15〜17よりも内側に形成されるゲート駆動回路実装領域180e〜180gには、図1におけるゲート駆動回路10p〜10rがそれぞれ実装されている。
さらに、ゲート駆動回路実装領域180b〜180dの下方、つまり、ゲート駆動回路実装領域180b〜180dよりも内側に形成されるIGBT実装領域180h〜180jには、図1におけるIGBT10a〜10cがそれぞれ実装されている。ゲート駆動回路実装領域180e〜180gの上方、つまり、ゲート駆動回路実装領域180e〜180gよりも内側に形成されるIGBT実装領域180k〜180mには、図1におけるIGBT10d〜10fがそれぞれ実装されている。
インバータ装置用配線基板18の表面には、前述したように、フォトカプラ12〜17を制御回路11のグランドCGNDに接続するグランド配線パターン180a〜180fが形成されている。
グランド配線パターン181aは、制御回路実装領域180a、フォトカプラ12〜17、ゲート駆動回路実装領域180b〜180g、及びIGBT実装領域180h〜180mを取り囲むように形成されている。グランド配線パターン181aの一部は、フォトカプラ12、15の近傍に配置されている。インバータ装置用配線基板18の左方縁部に形成されているグランド配線パターン181aには、グランド配線パターン181aがループ形状とならないよう切断部181gが設けられている。
グランド配線パターン181bはフォトカプラ12、13の間、グランド配線パターン181cはフォトカプラ13、14の間であって、インバータ装置用配線基板18の上方縁部に形成されているグランド配線パターン181aの下方に、グランド配線パターン181aに沿ってそれぞれ形成されている。グランド配線パターン181bの長手方向両端部はフォトカプラ12、13に、グランド配線パターン181cの長手方向両端部はフォトカプラ13、14にそれぞれ近接して配置されている。
グランド配線パターン181dは、フォトカプラ14、17の間であって、インバータ装置用配線基板18の左方に形成されているグランド配線パターン181aの右方に、グランド配線パターン181aに沿って形成されている。グランド配線パターン181dの長手方向両端部は、フォトカプラ14、17に近接して配置されている。
グランド配線パターン181eはフォトカプラ16、17の間、グランド配線パターン181fはフォトカプラ15、16の間であって、インバータ装置用配線基板18の下方縁部に形成されているグランド配線パターン181aの上方に、グランド配線パターン181aに沿ってそれぞれ形成されている。グランド配線パターン181eの長手方向両端部はフォトカプラ16、17に、グランド配線パターン181fの長手方向両端部はフォトカプラ15、16にそれぞれ近接して配置されている。
グランド配線パターン181a〜181cには、フォトカプラ12〜14のフォトダイオードのカソードがそれぞれ接続されている。グランド配線パターン181d〜181fには、フォトカプラ17、16、15のフォトダイオードのカソードがそれぞれ接続されている。グランド配線パターン181a〜181fは、インバータ装置用配線基板18の内層を介して互いに接続されている。
また、インバータ装置用配線基板18の表面には、前述したように、制御回路11から出力される制御信号をフォトカプラ12〜17に伝達する制御信号配線パターン182a〜182lが形成されている。
制御信号配線パターン182aは、インバータ装置用配線基板18の上方縁部に形成されているグランド配線パターン181aと、グランド配線パターン181bの間に配置されている。制御信号配線パターン182bは、インバータ装置用配線基板18の上方縁部及び左方に形成されているグランド配線パターン181aと、グランド配線パターン181b〜181dの間に配置されている。つまり、制御信号配線パターン182a、182bは、グランド配線パターン181a〜181dのいずれかによって囲まれている。
制御信号配線パターン182c〜182lも、グランド配線パターン181aと、グランド配線パターン181b〜181fのいずれかの間に配置されている。つまり、グランド配線パターン181a〜181fのいずれかによって囲まれている。
次に、図1及び図3を参照してインバータ装置の動作について説明する。図1において、イグニッションスイッチ(図略)がオンされると、インバータ装置1は動作を開始する。車両ECUからモータトルク指令が入力されると、制御回路11は、モータトルク指令、交流モータ5の回転位置及び相電流に基づいて、制御信号を出力する。フォトカプラ12〜17は、制御信号を光変換し、光学的にゲート駆動回路10m〜10rにそれぞれ伝達する。ゲート駆動回路10m〜10rは、電気的に絶縁され伝達された制御信号に基づいて、IGBT10a〜10fをオン、オフさせ、直流電源2の出力する直流電力を交流電力に変換する。変換された交流電力は、交流モータ5に供給される。交流モータ5は、交流電力を供給されることでモータトルク指令に応じたトルクを発生し、車両を走行させる。
このとき、IGBT10a〜10fは、スイッチング損失によって発熱し高温となる。また、ゲート駆動回路10m〜10rも、回路損失によって発熱する。IGBT10a〜10f及びゲート駆動回路10m〜10rで発生した熱は、フォトカプラ12〜17に加わる。しかし、図3に示すように、フォトカプラ12〜17は、インバータ装置用配線基板18の縁部に実装されている。また、フォトカプラ12〜17の近傍には、グランド配線パターン181a〜181fのいずれかが配置されている。そのため、フォトカプラ12〜17に加わる熱を効率的に放熱させることができる。また、発熱源であるゲート駆動回路10m〜10rはフォトカプラ12〜17の内側に、さらに高温の発熱源であるIGBT10a〜10fはゲート駆動回路10m〜10rの内側にそれぞれ配置されている。そのため、発熱源との距離を確保し、フォトカプラ12〜17に加わる熱を抑えることもできる。
最後に、効果について説明する。第1実施形態態によれば、直流電力を交流電力に変換するインバータ装置1において、コストアップすることなくフォトカプラ12〜17に加わる熱ストレスを抑え、フォトカプラ12〜17の長寿命化を図ることができる。フォトカプラ12〜17をインバータ装置用配線基板18の縁部に実装することで、インバータ装置用配線基板18の外周の外気と接触しやすくなり、フォトカプラ12〜17の放熱性を向上させることができる。そのため、フォトカプラ12〜17の配置の工夫によって、コストアップすることなくフォトカプラ12〜17に加わる熱ストレスを抑えることができる。これにより、インバータ装置1のフォトカプラ12〜17の長寿命化を図ることができる。
また、第1実施形態によれば、グランド配線パターン181a〜182fがフォトカプラ12〜17の近傍に配置されることで、フォトカプラ12〜17に加わる熱を、グランド配線パターン181a〜181fを介してより効率的に放熱させることができる。フォトカプラ12〜17の近傍には、グランド配線パターン181a〜181fのいずれかが配置されている。そのため、グランド配線パターン181a〜181fが放熱板として機能し、フォトカプラ12〜17に加わる熱を、より効率的に放熱させることができる。
さらに、第1実施形態によれば、発熱源であるゲート駆動回路10m〜10rをフォトカプラ12〜17の内側に、さらに高温の発熱源であるIGBT10a〜10fをゲート駆動回路10m〜10rの内側にそれぞれ配置することで、発熱源との距離を確保し、フォトカプラ12〜17に伝達する熱を抑えることができる。
加えて、第1実施形態によれば、インバータ装置1の耐ノイズ性を向上させることができる。制御信号配線パターン182a〜182lは、グランド配線パターン181a〜181fのいずれかによって囲まれている。そのため、制御信号配線パターン182a〜182lに侵入するノイズを遮蔽することができる。また、インバータ装置用配線基板18の左方縁部に形成されているグランド配線パターン181aには、グランド配線パターン181aがループ形状とならないよう切断部181gが設けられている。そのため、グランド配線パターン181a〜181fに電磁誘導によるノイズが重畳されることがなくなり、それに伴って制御信号配線パターン182a〜182lへのノイズの侵入を抑えることができる。これにより、インバータ装置1の耐ノイズ性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のインバータ装置について説明する。第2実施形態のインバータ装置は、第1実施形態のインバータ装置に対して、IGBTとフライホイールダイオードとを一体化した半導体モジュールも用いるとともに、冷却装置を追加したものである。
まず、図4を参照してインバータ装置の構成について説明する。ここで、図4は、第2実施形態におけるインバータ装置の回路ブロック図である。ここでは、第1実施形態のインバータ装置との相違部分である半導体モジュールについてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、前述した実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
図4に示すように、インバータ装置8(電力変換装置)は、電力変換回路10と、制御回路11と、フォトカプラ12〜17(信号伝達素子)とから構成されている。電力変換回路10のIGBT10a〜10f(スイッチング素子)と、フライホイールダイオード10g〜10lとは、半導体モジュール10s〜10xとして、それぞれ一体的に構成されている。
次に、図4及び図5を参照して電力変換回路、制御回路、及びフォトカプラが実装されるインバータ装置用配線基板の構成について説明する。ここで、図5は、インバータ装置用配線基板の部分パターン図である。ただし、必要とされる配線パターン以外は省略してある。ここでは、第1実施形態のインバータ装置との相違部分である半導体モジュールの実装領域についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、前述した実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
図5に示すように、インバータ装置用配線基板19(配線基板)の上方縁部にはフォトカプラ12〜14が、下方縁部にはフォトカプラ15〜17がそれぞれ実装されている。フォトカプラ12〜14の下方、つまり、フォトカプラ12〜14がよりも内側に形成されるゲート駆動回路実装領域190b〜190dには、図4におけるゲート駆動回路10m〜10oがそれぞれ実装されている。フォトカプラ15〜17の上方、つまり、フォトカプラ15〜17よりも内側に形成されるゲート駆動回路実装領域190e〜190gには、図4におけるゲート駆動回路10p〜10rがそれぞれ実装されている。
また、ゲート駆動回路実装領域190b〜190dの下方、つまり、ゲート駆動回路実装領域190b〜190dよりも内側に形成される半導体モジュール実装領域190h〜190jには、図4における半導体モジュール10s〜10uがそれぞれ実装されている。ゲート駆動回路実装領域190e〜190gの上方、つまり、ゲート駆動回路実装領域190e〜190gよりも内側に形成される半導体モジュール実装領域190k〜190mには、図4における半導体モジュール10v〜10xがそれぞれ実装されている。半導体モジュール10s〜10xは、フォトカプラ12〜17の実装される表面側ではなく、裏面側に実装されている。
つまり、IGBT10a〜10fを含む半導体モジュール10s〜10xが実装される領域よりも外側の領域に、ゲート駆動回路10m〜10rが実装されている。ゲート駆動回路10m〜10rが実装される領域よりも外側の領域に、フォトカプラ12〜17が実装されている。
制御回路実装領域190a、グランド配線パターン191a〜191f、切断部191g、制御信号配線パターン192a〜192lは、第1実施形態における制御回路実装領域180a、グランド配線パターン181a〜181f、切断部181g、制御信号配線パターン182a〜182lと同一であるため説明を省略する。
次に、図6及び図7を参照して冷却装置の構成及び配置について説明する。ここで、図6は、冷却装置の構成配置図である。図7は、図6におけるA−A矢視断面図である。
図6及び図7に示すように、冷却装置9は、冷媒によって半導体モジュール10s〜10x、より具体的にはIGBT10a〜10fを冷却するための装置である。冷却装置9は、冷媒である冷却水が流通する冷却水流通路90(冷媒流通路)を備えている。冷却水流通路90は、冷却管90a〜90dと、導入管90eと、導出管90fとによって構成されている。
冷却管90a〜90dは、冷却水が流通することで、半導体モジュール10r〜10x、特にIGBT10a〜10fを冷却するアルミニウムからなる角筒状の部材である。冷却管90a〜90dは、側面を半導体モジュール10s〜10xに接触させた状態で、半導体モジュール10r〜10xを挟み込むように積層されて配置されている。
導入管90eは、冷却管90a〜90dに冷却水を導入するためのアルミニウムからなる円筒状の部材である。導入管90eは、インバータ装置用配線基板19の上方縁部に沿って配置され、冷却管90a〜90dの上方端部に連結されている。これにより、フォトカプラ12〜14の近傍に導入管90eが配置されることとなる。
導出管90fは、冷却管90a〜90dから冷却水を導出するためのアルミニウムからなる円筒状の部材である。導出管90fは、インバータ装置用配線基板19の下方縁部に沿って配置され、冷却管90a〜90dの下方端部に連結されている。これにより、フォトカプラ15〜16の近傍に導出管90fが配置されることとなる。
動作については、第1実施形態のインバータ装置1と同じであるため説明を省略する。
最後に、効果について説明する。第2実施形態によれば、IGBT10a〜10fを含む半導体モジュール10s〜10fや、ゲート駆動回路10m〜10rの実装領域よりも外側に、フォトカプラ12〜17を実装することで、インバータ装置用配線基板19の外周の外気と接触しやすくなり、フォトカプラ12〜17の放熱性を向上させることができる。そのため、コストアップすることなく、フォトカプラ12〜17に加わる熱ストレスを抑え、フォトカプラ12〜17の長寿命化を図ることができる。また、フォトカプラ12〜17、ゲート駆動回路10m〜10r、及びIGBT10a〜10fを含む半導体モジュール10s〜10xが、信号の流れに従って、外側から内側に向かって実装されている。そのため、配線パターンの無駄な引き回しがなくなり、耐ノイズ性をより向上させることができる。また、インバータ装置8を小型化することができる。
また、第2実施形態によれば、冷却管90a〜90dによって、発熱源であるIGBT10a〜10fを含む半導体モジュール10s〜10xの熱を抑えることができる。また、導入管90e及び導出管90fによって、フォトカプラ12〜17の熱を抑えることができる。そのため、フォトカプラ12〜17の放熱性をさらに向上させることができる。なお、第1及び第2実施形態では、本発明に係る電力変換装置を、インバータ装置に適用した例を挙げているが、これに限られるものではない。交流電力を直流電力に変化するAC/DCコンバータや、直流電力を形態の異なる直流電力に変換するDC/DCコンバータに適用することもできる。その場合においても、第1及び第2実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1及び第2実施形態では、グランド配線パターン181a〜181f、191a〜191f及び制御信号配線パターン182a〜182l、192a〜192lが、同一の配線層に形成されている例を挙げているが、これに限られるものではない。同様の配置関係を有していれば、別の配線層に形成されていてもよい。さらに、第2実施形態では、導入管90e及び導出管90fが、フォトカプラ12〜17の近傍である、インバータ制御装置用配線基板19の縁部に配置されている例を挙げているが、これに限られるものではない。導入管90e及び導出管90fの少なくともいずれかが縁部に配置されていれば、フォトカプラの冷却効果が得られる。
第1実施形態におけるインバータ装置の回路ブロック図である。 フォトカプラ周辺の回路図である。 インバータ装置用配線基板のパターン図である。 第2実施形態におけるインバータ装置の回路ブロック図である。 インバータ装置用配線基板のパターン図である。 冷却装置の構成配置図である。 図4のA−A矢視断面図である。
符号の説明
1、8:インバータ装置(電力変換装置)、10:電力変換回路、10a〜10f:IGBT(スイッチング素子)、10g〜10l:フライホイールダイオード、10m〜10r:ゲート駆動回路(スイッチング素子駆動回路)、10s〜10x:半導体モジュール、11:制御回路、12〜17:フォトカプラ(信号伝達素子)、18、19:インバータ装置用配線基板(配線基板)、180a、190a:制御回路実装領域、180b〜180g、190b〜190g:ゲート駆動回路実装領域、180h〜180m:IGBT実装領域、190h〜190m:半導体モジュール実装領域、181a〜180f、191a〜191f:グランド配線パターン(電源配線パターン)、181g、191g:切断部、182a〜182l、192a〜192l:制御信号配線パターン、2:平滑用コンデンサ、3:直流電源、4:回転位置検出センサ、5:交流モータ、6、7:電流センサ、9:冷却装置、90:冷却水流通路(冷媒流通路)、90a〜90d:冷却管、90e:導入管、90f:導出管

Claims (13)

  1. 入力される電力を異なる形態の電力に変換する電力変換回路と、該電力変換回路を制御するための制御信号を出力する制御回路と、該制御回路の出力する該制御信号を電気的に絶縁して該電力変換回路に伝達する信号伝達素子と、該電力変換回路、該制御回路、及び該信号伝達素子を実装し配線する配線基板とからなる電力変換装置において、
    該信号伝達素子は、該配線基板の縁部に実装されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記配線基板は、前記制御回路及び前記信号伝達素子に電源を供給する電源配線パターンを有し、
    該電源配線パターンの少なくとも一部は、前記信号伝達素子の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記配線基板は、前記制御回路から前記信号伝達素子に前記制御信号を伝達する制御信号配線パターンを有し、
    前記電源配線パターンは、該制御信号配線パターンの周囲の少なくとも一部を囲むように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記電源配線パターンは、ループ形状でないことを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記電力変換回路は、スイッチング素子と、前記信号伝達素子を介して伝達される前記制御信号に基づいて該スイッチング素子をオン、オフさせるスイッチング素子駆動回路とからなり、
    該スイッチング素子駆動回路は、前記信号伝達素子の実装されている前記配線基板上の領域よりも内側の領域に実装されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 前記スイッチング素子は、前記スイッチング素子駆動回路の実装されている前記配線基板上の領域よりも内側の領域に実装されていることを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 入力される電力を異なる形態の電力に変換する電力変換回路と、該電力変換回路を制御するための制御信号を出力する制御回路と、該制御回路の出力する該制御信号を電気的に絶縁して該電力変換回路に伝達する信号伝達素子と、該電力変換回路、該制御回路、及び該信号伝達素子を実装し配線する配線基板とからなる電力変換装置において、
    該電力変換回路は、スイッチング素子を有し、
    該信号伝達素子は、該スイッチング素子が実装されている該配線基板上の領域よりも外側の領域に実装されていることを特徴とする電力変換装置。
  8. 入力される電力を異なる形態の電力に変換する電力変換回路と、該電力変換回路を制御するための制御信号を出力する制御回路と、該制御回路の出力する該制御信号を電気的に絶縁して該電力変換回路に伝達する信号伝達素子と、該電力変換回路、該制御回路、及び該信号伝達素子を実装し配線する配線基板とからなる電力変換装置において、
    該電力変換回路は、スイッチング素子と、該信号伝達素子を介して伝達される該制御信号に基づいて該スイッチング素子をオン、オフさせるスイッチング素子駆動回路とを有し、
    該スイッチング素子駆動回路は、該スイッチング素子が実装されている該配線基板上の領域よりも外側の領域に実装され、
    該信号伝達素子は、該スイッチング素子駆動回路が実装されている該配線基板上の領域よりも外側の領域に実装されていることを特徴とする電力変換装置。
  9. 前記スイッチング素子を冷却するための冷媒が流通する冷媒流通路を備え、
    該冷媒流通路の一部が、前記配線基板の縁部に沿って配置されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の電力変換装置。
  10. 前記冷媒流通路は、前記スイッチング素子に近接して配置される冷却管と、該冷却管の一端部に連結され、該冷却管に冷媒を導入する導入管と、該冷却管の他端部に連結され、該冷却管から冷媒を導出する導出管とによって構成され、
    該導入管及び該導出管の少なくともいずれかが、前記配線基板の縁部に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 前記信号伝達素子は、前記制御信号を光変換し光学的に伝達するフォトカプラであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の電力変換装置。
  12. 前記電力変換回路は、直流電力を交流電力に変換することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の電力変換装置。
  13. 前記電力変換回路は、交流電力を直流電力に、又は直流電力を形態の異なる直流電力に変換することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の電力変換装置。
JP2007002568A 2006-05-16 2007-01-10 電力変換装置 Active JP5170501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007002568A JP5170501B2 (ja) 2006-05-16 2007-01-10 電力変換装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006136555 2006-05-16
JP2006136555 2006-05-16
JP2007002568A JP5170501B2 (ja) 2006-05-16 2007-01-10 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007336793A true JP2007336793A (ja) 2007-12-27
JP5170501B2 JP5170501B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=38935702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007002568A Active JP5170501B2 (ja) 2006-05-16 2007-01-10 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5170501B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010068658A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Denso Corp 電力変換装置
WO2010038541A1 (ja) 2008-09-30 2010-04-08 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
JP2012100461A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Denso Corp 電力変換回路の駆動装置
CN102570937A (zh) * 2010-12-28 2012-07-11 株式会社电装 控制器
US11336197B2 (en) 2019-09-24 2022-05-17 Hitachi Astemo, Ltd. Power conversion device

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03245769A (ja) * 1990-02-23 1991-11-01 Fuji Electric Co Ltd 高集積型パワー半導体モジュール
JPH088499A (ja) * 1994-06-17 1996-01-12 Mamoru Kadowaki 分布定数回路のプリント回路基板構造
JPH08191120A (ja) * 1995-01-10 1996-07-23 Hitachi Ltd パワー半導体素子用基板とその製造方法
WO1997039486A1 (fr) * 1996-04-15 1997-10-23 Rohm Co., Ltd. Puce de detecteur d'image, son procede de fabrication et detecteur d'image
JPH09322559A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Aisin Aw Co Ltd モータ駆動装置
JPH1168263A (ja) * 1997-08-18 1999-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子回路基板
JPH11235053A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置用スタック
JP2001352767A (ja) * 2000-06-07 2001-12-21 Toshiba Corp 電力変換器用パワーユニット
JP2002164490A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Denso Corp 積層冷却器
WO2003085814A1 (en) * 2002-04-04 2003-10-16 Hitachi, Ltd. Power converter, power system provided with same, and mobile body
JP2005093607A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Toyota Motor Corp 半導体装置
JP2005223078A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Murata Mfg Co Ltd 回路モジュール
JP2005340733A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Nec Corp ノイズ放射抑制メモリモジュール
JP2006196600A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Seiko Epson Corp 電子回路モジュール、および電子機器

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03245769A (ja) * 1990-02-23 1991-11-01 Fuji Electric Co Ltd 高集積型パワー半導体モジュール
JPH088499A (ja) * 1994-06-17 1996-01-12 Mamoru Kadowaki 分布定数回路のプリント回路基板構造
JPH08191120A (ja) * 1995-01-10 1996-07-23 Hitachi Ltd パワー半導体素子用基板とその製造方法
WO1997039486A1 (fr) * 1996-04-15 1997-10-23 Rohm Co., Ltd. Puce de detecteur d'image, son procede de fabrication et detecteur d'image
JPH09322559A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Aisin Aw Co Ltd モータ駆動装置
JPH1168263A (ja) * 1997-08-18 1999-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子回路基板
JPH11235053A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置用スタック
JP2001352767A (ja) * 2000-06-07 2001-12-21 Toshiba Corp 電力変換器用パワーユニット
JP2002164490A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Denso Corp 積層冷却器
WO2003085814A1 (en) * 2002-04-04 2003-10-16 Hitachi, Ltd. Power converter, power system provided with same, and mobile body
JP2005093607A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Toyota Motor Corp 半導体装置
JP2005223078A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Murata Mfg Co Ltd 回路モジュール
JP2005340733A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Nec Corp ノイズ放射抑制メモリモジュール
JP2006196600A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Seiko Epson Corp 電子回路モジュール、および電子機器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010068658A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Denso Corp 電力変換装置
WO2010038541A1 (ja) 2008-09-30 2010-04-08 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
US8228700B2 (en) 2008-09-30 2012-07-24 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Power conversion device
JP2012100461A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Denso Corp 電力変換回路の駆動装置
CN102570937A (zh) * 2010-12-28 2012-07-11 株式会社电装 控制器
JP2012143037A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Denso Corp コントローラ
US11336197B2 (en) 2019-09-24 2022-05-17 Hitachi Astemo, Ltd. Power conversion device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5170501B2 (ja) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5171520B2 (ja) 電力変換装置
JP4452952B2 (ja) 電力変換装置
JP5206102B2 (ja) 半導体装置
JP3501685B2 (ja) 電力変換装置
JP4293246B2 (ja) 電力変換装置
JP3676719B2 (ja) 水冷インバータ
US20090174353A1 (en) Motor control device
JP5170501B2 (ja) 電力変換装置
TWI295368B (ja)
JP5488540B2 (ja) 半導体モジュール
US20210125904A1 (en) Semiconductor module and power conversion apparatus
JP5467933B2 (ja) 半導体装置
JPH11346480A (ja) インバータ装置
JP2008060430A (ja) 電力変換装置
JP5975789B2 (ja) パワー半導体モジュール
JP2015029403A (ja) 半導体装置
JP6745991B2 (ja) 半導体パワーモジュール
CN116325135A (zh) 半导体封装、半导体装置以及电力变换装置
SE513419C2 (sv) Anordning innefattande en elektrisk maskin med styrutrustning som har kylning
JP2007266527A (ja) 車両用インバータ装置
CN110741547B (zh) 电子控制装置以及使用该电子控制装置的电动动力转向装置
JP6973313B2 (ja) 電力変換装置
JP7099938B2 (ja) パワー半導体装置
JP7052609B2 (ja) 電力変換装置
JP4487962B2 (ja) インバータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5170501

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250