JP2007336776A - 電源制御装置及び電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、複数の電力出力系統を有する電源部の一部の電力出力系統に異常が発生した場合の電力制御を適切に行う電源制御装置及び電気機器に関する。
【解決手段】複合装置1は、複数の電源モジュール101〜106を有する電源部100の一部の制御用電源モジュール101〜104に異常が発生したことを制御用電源異常検出モジュール107が検出すると、該制御用電源異常検出モジュール107が、電源部100から電力供給を受けて動作する複数のスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70のうち、該異常発生時の動作モードで使用するユニット10、30、60、70以外のユニット10、30、60、70の動作を停止させる。したがって、少なくとも実行中の動作モードで使用するユニット10、30、60、70の動作を継続させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電源制御装置及び電気機器に関し、詳細には、複数の電力出力系統を有する電源部の一部の電力出力系統に異常が発生した場合の電力制御を適切に行う電源制御装置及び電気機器に関する。
複写装置、ファクシミリ装置、プリンタ装置、複合装置、スキャナ装置等の各種電気機器は、その機能が高機能化するのに伴って、電源部の出力容量及び出力系統の数が、増大化する傾向にある。特に、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等の複数の機能を有する複合装置においては、各種の機能を制御する必要上、1台の複合装置の中に、多数の処理装置(CPU)を含む制御回路を搭載した複数のモジュールを有するようになり、これら複数のモジュールの回路素子に所定の電力を供給する必要性から電源部も大容量化及び多出力化し、同一レベルの電力を出力する複数の電力出力系統を備えた電源部が採用されるようになってきている。
一方、電気機器においては、高機能化による電源部の大容量化、多出力化とは逆に、電気機器の設置の省スペース化や電源部の共通化が求められ、1つの電気機器に複数の電源部を搭載するようになってきている。特に、核となる機能を実現する制御板に拡張ボードを追加することで、機能を追加拡張することのできる複合装置等の電気機器に対しては、電源部の複数化が顕著であり、核となる機能に対して必要十分な電源部を標準搭載するだけでなく、機能を追加拡張する場合に、電源部も追加装着が必要となるものもある(特許文献1等参照)。
このように複数の電源部を含めて複数の電力出力系統を有する電源部、すなわち、複数電源モジュールを搭載する電気機器においては、一部の電源モジュールに異常が発生した場合の対応策が重要な課題となる。
そして、従来、電源装置の出力に接続される制御回路部品等の各種負荷を保護するために、電源装置の出力異常を検知して、異常が発生した場合には、電源装置の出力を停止する技術が提案されている(特許文献2参照)。
ところが、この従来技術にあっては、電源部が複数の電力出力系統を備えていても、その複数の電力出力系統のうち一部の電力出力系統に異常があった場合であっても、電源部全体の出力を停止してしまうため、異常の発生していない電力出力系統を利用して所定の機能は維持できるにもかかわらず、全体の機能が使用できない状態となってしまうという問題がある。
そこで、従来、電源装置の一部出力に異常が発生しても、この電源装置が搭載された装置全体の機能停止を低減するために、電源装置の同レベルの出力電力を出力する複数の出力部に接続される複数の負荷に予め優先順位を定め、負荷のうち優先順位のより高い負荷に接続された電源装置の出力部に異常が発生した場合、この出力を停止するとともに、優先順位のより低い負荷に接続されている電源装置の出力部から優先順位の高い負荷に電力を供給する技術が提案されている(特許文献3参照)。
特開平8−286572号公報 特開平2−68570号公報 特開平9−168243号公報
しかしながら、上記特許文献3記載の従来技術にあっては、電気機器の備えている複数の動作モードのうち、現在の動作モードの実行に必要な機能モジュールを適切に選択して動作させることができず、改良の必要があった。
すなわち、複合装置等の多機能化された電気機器にあっては、複数の機能モジュールの動作の優先順位を予め設定することは困難であり、その電気機器の動作モード(ジョブ)によって、該動作モードの実行に必要な機能モジュールの優先順位は切り換わる。
例えば、複合装置の場合、その機能モジュールは、画像形成するプロッタエンジン、原稿の画像を読み取るスキャナエンジン、装置全体の制御を行うコントローラ、ファクシミリ通信を行うファクシミリユニット、各種データの記憶を行うメモリモジュール、複合装置の操作を行う操作部等があり、また、複合装置の主要な動作モードにおいて必要な機能モジュールは、コピーモードでは、プロッタエンジンとスキャナエンジン、プリントモードでは、プロッタエンジンとコントローラまたはメモリモジュール、スキャンモードでは、スキャナエンジンとメモリモジュール、ファクシミリ送信モードでは、ファックスユニットとスキャナエンジンまたはメモリモジュール、ファクシミリ受信モードでは、ファックスユニットとプロッタエンジンまたはメモリモジュール等である。
すなわち、「コピーモード」では、操作部からの操作により、スキャナエンジンで読み取った画像データがプロッタエンジンに転送され、用紙に出力される。また、スキャナエンジンの生産性がプロッタエンジンの生産性よりも高い場合は、スキャナエンジンとプロッタエンジンの間にメモリモジュールを介在することにより生産性の差異を吸収することもできる。
また、「プリントモード」では、外部のパーソナルコンピュータ等から転送されてきたデータをコントローラでフォーマット変換した画像データをプロッタエンジンに転送して、プリンタエンジンで用紙に出力する。
さらに、「スキャンモード」では、スキャナエンジンで読み取った画像データがメモリモジュールに格納される。スキャンモードの操作は、コントローラを介して外部のパーソナルコンピュータで行うこともできるし、操作部を介して行うこともできる。
また、「ファクシミリ送信モード」では、操作部からの操作により、スキャナエンジンで読み取った画像データがファクシミリユニットを介して公衆回線に出力される。また、メモリモジュール内の画像データをファクシミリユニットを介して公衆回線に出力することもできる。
さらに、「ファクシミリ受信モード」では、公衆回線から転送される画像データがファクシミリユニットを介してプロッタエンジンに転送され、用紙に出力される。また、ファクシミリユニットから画像データをメモリモジュールに格納することもできる。
このように、複合装置の複数の機能モジュールのうち、複合装置の動作モードによって動作する機能モジュールが異なり、同じ動作モードであっても、例えば、メモリモジュールを使用するか否かで、さらに、動作する機能モジュールが異なることとなり、複合装置の動作モード(ジョブ)によって、機能モジュールの優先順位が変化する。
したがって、特許文献3記載の従来技術にあっては、電源部の一部の電力出力系統に異常が発生した場合に、電気機器の動作モードに応じた機能モジュールの選択を行って電力供給をし、重要な機能モジュールの動作を確保して、電気機器の適切な動作を行わせる上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、電源部の複数電力出力系統の一部の電力出力系統に異常が発生した場合にも、安定した動作を確保する電源制御装置及び電気機器を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の電源制御装置は、複数の電力出力系統を有する電源部から電力供給を受けて動作する複数の機能モジュールのうち任意の機能モジュールが動作することで各種動作モードを実行する該機能モジュールでの電力消費を制御する電源制御装置であって、前記電源部の各電力出力系統の異常発生の有無を検出する異常検出手段と、該異常検出手段が該電源部の一部の電力出力系統の異常発生を検出すると、前記複数の機能モジュールのうち、該異常発生時の動作モードで使用する前記機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させる電源制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
請求項2記載の発明の電気機器は、複数の電力出力系統を有する電源部から電力供給を受けて動作する複数の機能モジュールのうち任意の機能モジュールを使用して実行する動作モードを複数備えた電気機器において、前記電源部の各電力出力系統の異常発生の有無を検出する異常検出手段と、該異常検出手段が該電源部の一部の電力出力系統の異常発生を検出すると、前記複数の機能モジュールのうち、該異常発生時の動作モードで使用する前記機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させる電源制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
上記各場合において、例えば、請求項3に記載するように、前記異常検出手段は、前記電源部の各電力出力系統の出力電圧に基づいて各電力出力系統の異常発生の有無を検出するものであってもよい。
また、例えば、請求項4に記載するように、前記異常検出手段は、前記電源部の各電力出力系統の温度に基づいて各電力出力系統の異常発生の有無を検出するものであってもよい。
さらに、例えば、請求項5に記載するように、前記電源制御手段は、前記電源部から前記機能モジュールへの電源の供給を遮断して、該機能モジュールの動作を停止させるものであってもよい。
また、例えば、請求項6に記載するように、前記機能モジュールは、制御系と駆動負荷系を有する機能モジュールが存在し、前記電源部は、該機能モジュールの制御系に電力を供給する制御系電力出力系統と該駆動負荷系に電力を供給する駆動系電力出力系統を有し、前記異常検出手段は、該電源部の該制御系電力出力系統の異常発生の有無を検出し、前記電源制御手段は、先に、該電源部の駆動系電力出力系統から該機能モジュールの駆動系負荷系への電力供給を遮断し、その後、該電源部の制御系電力出力系統から該機能モジュールの制御系への電力供給を遮断してもよい。
さらに、例えば、請求項7に記載するように、前記電源制御手段は、前記機能モジュールの動作クロックを低下または停止させて、該機能モジュールの動作を停止させるものであってもよい。
また、例えば、請求項8に記載するように、前記電源制御手段は、前記機能モジュールをリセットさせることで、該機能モジュールの動作を停止させるものであってもよい。
さらに、例えば、請求項9に記載するように、前記電源制御手段は、前記複数の機能モジュールのうち他の機能モジュールの動作を制御する制御機能モジュールに組み込まれていてもよい。
また、例えば、請求項10に記載するように、前記電源制御手段は、前記複数の機能モジュールのうち他の機能モジュールの動作を指示操作する操作機能モジュールに組み込まれていてもよい。
さらに、例えば、請求項11に記載するように、前記電源制御手段は、前記複数の機能モジュールに組み込まれており、前記動作モードに応じて該電源制御手段の組み込まれている機能モジュールが切り換わって、該電源制御手段によって前記電源制御機能を実行してもよい。
本発明の電源制御装置によれば、複数の電力出力系統を有する電源部の一部の電力出力系統に異常が発生すると、該電源部から電力供給を受けて動作する複数の機能モジュールのうち、該異常発生時の動作モードで使用する機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させるので、少なくとも実行中の動作モードで使用する機能モジュールの動作を確保して、該動作モードの実行を継続させることができ、電源部の一部の電力出力系統に故障等が発生しても、実行中の動作ジョブを確実に実行して、利用性を向上させることができる。
また、本発明の電気機器によれば、複数の電力出力系統を有する電源部の一部の電力出力系統に異常が発生すると、該電源部から電力供給を受けて動作する複数の機能モジュールのうち、該異常発生時の電気機器の動作モードで使用する機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させるので、少なくとも実行中の動作モードで使用する機能モジュールの動作を確保して、該動作モードの実行を継続させることができ、電源部の一部の電力出力系統に故障等が発生しても、実行中の動作ジョブを確実に実行して、利用性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図12は、本発明の電源制御装置及び電気機器の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の電源制御装置及び電気機器の第1実施例を適用した複合装置1の正面概略構成図である。
図1において、複合装置(電気機器)1は、本体筐体2の上面部に、コンタクトガラス3が配設されており、コンタクトガラス3の下方の本体筐体2の内部に、図示しない第1キャリッジに搭載されたランプ4と第1ミラー5、図示しない第2キャリッジに搭載された第2ミラー6と第3ミラー7、レンズ8及びCCD9からなるスキャナエンジンユニット10が配設されている。
スキャナエンジンユニット10は、第1キャリッジ及び第2キャリッジが、図示しないモータにより駆動されて、図1の左右方向である副走査方向に移動し、コンタクトガラス3上に固定的にセットされた原稿を主走査及び副走査して、原稿の画像を読み取る。
複合装置1は、本体筐体2の上部にADF(Auto Document Feeder)20がコンタクトガラス3の上面を開閉可能に取り付けられており、ADF20は、開くことで、コンタクトガラス3上に原稿をセット可能となっていて、コンタクトガラス3上に原稿がセットされた状態で閉じられると、当該原稿をコンタクトガラス3に押しつける圧板の機能も有している。
ADF20は、原稿台21、給送ローラ22、給送ベルト23、該給送ベルト23に沿って複数配設された搬送ローラ24、排紙ローラ25、排紙台26及び原稿セット検知センサ27等が配設されている。
ADF20は、原稿台21に原稿がその画像面を上にして原稿束がセットされている状態で、図示しない操作表示部上のスタートキーが押下されると、給送ローラ22により原稿台21上にセットされた原稿束の一番下の原稿から1枚ずつ分離して、給送ベルト23に送り出し、給送ベルト23に送り出した原稿を搬送ローラ24で移動される給紙ベルト23によってコンタクトガラス3上の所定の位置に給送する。
複合装置1は、コンタクトガラス3上の原稿を、スキャナエンジンユニット10によってその画像情報を読み取った後に、給送ベルト23、排送ローラ25によって排紙台26上に排出する。
このADF20は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。
複写装置1は、原稿セット検知センサ27が原稿台21上に次の原稿が有ることを検知すると、上記同様に、原稿台21上の一番下の原稿を給送ローラ22及び給送ベルト23でコンタクトガラス3上の所定の位置に給送し、コンタクトガラス3上の原稿の画像情報を、スキャナエンジンユニット10で読み取った後、給送ベルト23、排送ローラ25によって排紙台26上に排出する。なお、給送ローラ22、給送ベルト23及び排送ローラ25は、図示しない搬送モータによって駆動される。
複写装置1は、本体筐体2内のスキャナエンジンユニット10の下方に、プロッタエンジンユニット30が配設されており、プロッタエンジンユニット30は、感光体(例えば、感光体ドラム)31、書込ユニット32、現像部33、搬送ベルト34、定着部35、搬送切換排紙部36、両面入紙搬送路37、反転排紙搬送路38、反転ユニット39、両面搬送ユニット40、給紙部群41、搬送ユニット42及び排紙トレイ43等が配設されている。
プロッタエンジンユニット30は、図示しないメインモータにより図1の時計方向に回転駆動される感光体31の表面を、図示しない帯電器により一様に帯電させ、その感光体31の表面にスキャナエンジンユニット10で読み取られた画像情報または図示しない外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)から送られてきたデータに基づいて書込ユニット32により書き込ませて、静電潜像を形成させる。プロッタエンジンユニット30は、静電潜像の形成された感光体31に、現像部33からトナーを供給して、トナー画像として顕像化し、感光体31上の顕像化したトナー画像を転写機能を兼ね備えた搬送ベルト34で、給紙部群41の1つから給紙されて搬送ユニット42で搬送されてきた用紙Pに転写させる。プロッタエンジンユニット30は、トナー画像の転写された用紙Pを搬送ベルト34で定着部35に搬送させて、定着部35で定着処理を行わせた後、搬送切換排紙部36に送って、搬送切換排紙部36で、搬送経路の切り換えを行う。搬送切換排紙部36は、用紙Pをそのまま排紙するときには、本体筐体2の側面に設けられた排紙トレイ43上に排紙させる。プロッタエンジンユニット30は、転写の完了した感光体31を図示しないクリーニング部でクリーニングして残留トナーを除去し、図示しない除電部で除電した後、再度、帯電部で一様に帯電させて、次の画像形成に供する。
搬送切換排紙部36には、両面入紙搬送路37と反転排紙搬送路38によって、用紙Pの表裏面を反転させる反転ユニット39と反転ユニット39で反転された用紙Pを再度搬送ユニット42を介して感光体31と搬送ベルト34との間に搬送する両面搬送ユニット40が接続されており、搬送切換排紙部36は、反転排紙または両面記録が選択されていると、片面に画像が形成されて定着の完了した用紙Pを反転排紙搬送路38を介して反転ユニット39に送り込む。
反転ユニット39は、反転排紙が選択されていると、搬送切換排紙部36から送り込まれてくる用紙Pを一旦引き込んで用紙Pの表裏面を反転させた状態で、反転排紙搬送路38を介して搬送切換排紙部36に送り出し、搬送切換排紙部36は、反転ユニット39で表裏面の反転された用紙Pを排紙トレイ43上に排出する。
両面搬送ユニット40は、両面記録が選択されていると、反転ユニット39が一旦引き込んで表裏面を反転させた用紙Pを引き込んで、搬送ユニット42に送り出し、搬送ユニット42が、再度、感光体31と搬送ベルト34との間に搬送させて、裏面への画像形成に供する。
上記給紙部群41は、第1給紙部51から第3給紙部53の3つの給紙部を備え、各給紙部51〜53は、それぞれ第1給紙トレイ51a〜第3給紙トレイ53aと、各給紙トレイ51a〜53a内の用紙Pを1枚ずつ分離して搬送ユニット42に送り出す給紙ローラ部51b〜53bを備えている。給紙部群41は、選択された給紙部51〜53の給紙ローラ部51b〜53bを駆動させて、該選択された給紙部51〜53の給紙トレイ51a〜53a内の用紙Pを1枚ずつ分離して搬送ユニット42に送り出す。
搬送ユニット42は、給紙部群41の給紙部51〜53から送り出された用紙Pを感光体31と搬送ベルト34との間に搬送する。
そして、複合装置1は、図2に示すようにブロック構成されており、上記スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30を備えているとともに、FAXユニット60、コントローラ70及びハードディスク(HDD)80等を備えている。複合装置1は、HDD80がコントローラ70に接続されて、コントローラ70の制御下でデータの書き込み及び読み出しが行われ、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70が、画像データバス90で接続されている。また、複合装置1は、図1及び図2には図示しないが操作表示部を備えており、操作表示部には、複合装置1に各種動作を行わせるための操作キー及び操作キーから入力操作された内容や複合装置1からユーザに通知する各種情報を表示する表示部(例えば、LCD(Liquid Crystal Display))等が設けられている。
この複合装置1は、上記各ユニット10、30、60及びコントローラ70、HDD80を利用して、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能及びファクシミリ機能の各動作機能を実行し、操作表示部のアプリケーション切換キー等によりコピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能を順次切り換えて選択することができる。複合装置1は、コピー機能が選択されたときには、コピーモードとなり、プリンタ機能が選択されたときには、プリントモードとなり、スキャン機能が選択されたときには、スキャンモードとなり、ファクシミリモードが選択されたときには、ファクシミリモードとなる。
以下、複合装置1は、各動作モードでの動作処理を順次説明する。まず、コピーモードのうち、ADF20を用いたコピーモードでは、複合装置1は、原稿台21に原稿がその画像面を上にしてセットされて、操作表示部上のスタートキーが押下されると、一番下の原稿から給送ローラ22と給送ベルト23によってコンタクトガラス3上の所定の位置に給送し、コンタクトガラス3上の原稿を、スキャナエンジンユニット10によって走査してその画像情報を読み取る。複合装置1は、画像情報の読み取りの完了した原稿を、給送ベルト23及び排送ローラ25によって排紙台26上に排出する。ADF20を用いないコピー処理では、ADF20を開いてコンタクトガラス3上にセットされた原稿の画像をスキャナエンジンユニット10によって読み取る。複合装置1は、スキャナエンジンユニット10で原稿から読み取った画像データをプロッタエンジンユニット30の書込ユニット32に渡して、書込ユニット32で光情報に変換して、一様に帯電されている感光体31に照射して、静電潜像を形成する。プロッタエンジンユニット30は、上述のように、感光体31上の静電潜像を現像部33からトナーを供給して、トナー画像として顕像化し、顕像化したトナー画像を転写機能を兼ね備えた搬送ベルト34で、給紙部群41の1つから給紙されて搬送ユニット42で搬送されてきた用紙Pに転写させる。プロッタエンジンユニット30は、トナー画像の転写された用紙Pを搬送ベルト34で定着部35に搬送して、定着部35で定着処理を行った後、搬送切換排紙部36に送って、搬送切換排紙部36で、搬送経路の切り換えを行う。搬送切換排紙部36は、用紙Pをそのまま排紙するときには、本体筐体2の側面に設けられた排紙トレイ43上に排紙し、反転排紙または両面記録が選択されていると、反転ユニット39や両面搬送ユニット40を利用して、反転排紙または両面記録を行うことで、コピー動作処理を行う。
次に、プリントモードでは、複合装置1は、スキャナエンジンユニット10からの画像データの代わりに、外部(パーソナルコンピュータ等)からの画像データを、コントローラ70でフォーマット変換して、プロッタエンジンユニット30の書込ユニット32に入力し、上記同様に、プロッタエンジンユニット30で、片面記録、反転排紙、両面記録に応じて画像形成することで、プリント動作処理を行う。
また、スキャンモードでは、複合装置1は、上述のようにして、スキャナエンジンユニット10で読み取った原稿の画像データを、コントローラ70を経由してハードディスク(HDD)80に格納し、その後、必要に応じて、外部のパーソナルコンピュータ等に転送する。このスキャンモードの操作は、操作表示部で行うこともできるし、コントローラ70を介して外部のパーソナルコンピュータ等で行うこともできる。
さらに、ファクシミリ送信モードでは、複合装置1は、スキャナエンジンユニット10からの画像データをFAXユニット60に渡して、FAXユニット60の送信部からモデムを介して公衆回線に送信し、また、予めHDD80に格納されている画像データのうち送信対象の画像データをHDD80から読み出して、FAXユニット60の送信部に渡して、FAXユニット60の送信部からモデムを介して公衆回線に送信する。
また、ファクシミリ受信モードでは、複合装置1は、公衆回線からモデムを介してFAXユニット60の受信部で画像データを受信し、該受信した画像データを、プロッタエンジンユニット30の書込ユニット32に渡して、上述のように、プロッタエンジンユニット30によって該受信した画像データに基づいて用紙P上に画像を形成する。なお、ファクシミリ受信モードでは、複合装置1は、受信した画像データを書込ユニット32に渡してプロッタエンジンユニット30で用紙Pに画像形成する代わりに、HDD80に格納してもよい。
そして、複合装置1は、図3に示す電源部100を備えており、電源部100は、複数(図3では、4つ)の電力出力系統として制御用電源モジュール101〜104、駆動用電源モジュール105及び監視用電源モジュール106を備えているとともに、制御用電源異常検出モジュール(異常検出手段、電源制御手段)107等を備えている。
各制御用電源モジュール101〜104は、外部商用電源から制御用の電源を生成して、複合装置1の各部10、30、60、70に制御用の電源母線Psを介して制御用の電力として供給するとともに、その出力電源電圧を制御用電源異常検出モジュール107に入力する。この制御用電源モジュール101〜104は、例えば、FAXユニット60が拡張オプションユニットであって未装着の場合、制御用電源モジュール101〜103の総電力供給能力が、プロッタエンジンユニット30、スキャナエンジンユニット10、コントローラ70ならびにHDD80の各動作モードにおける制御用電源の最大電力を賄うのに十分な電力供給能力を有していればよく、FAXユニット60が拡張された場合、電源部100に対して更に制御用電源モジュール104を装着するようにしてもよい。
監視用電源モジュール106は、制御用電源異常検出モジュール107専用の電源モジュールであるが、制御用電源異常検出モジュール107の電源は、専用の監視用電源モジュール106を用いる場合に限るものではなく、他の制御用電源モジュール101〜104の出力を用いたり、駆動用電源モジュール105を電圧レギュレータ等で降圧して制御用電源異常検出モジュール107の電源に用いてもよい。
駆動用電源モジュール105は、主にプロッタエンジンユニット30のモータ、クラッチ、ソレノイド等の駆動部(駆動負荷)に電力を供給するものであり、駆動用電源母線Pdを介して駆動用電力を供給する。
制御用電源異常検出モジュール107は、制御用電源モジュール101〜104の出力状態を監視し、少なくとも1つの制御用電源モジュール101〜104の異常を検出すると、制御停止信号を、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70のうち、適切なユニット10、30、60、70に出力して、該ユニット10、30、60、70の動作を停止させる。
この制御用電源異常検出モジュール107は、図4に示すように回路構成されており、各制御用電源モジュール101〜104に対応して設けられている制御用電源異常検出回路111〜114、NAND回路115及びモード判定部116等を備えている。
各制御用電源異常検出回路111〜114には、上記制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が入力されており、各制御用電源異常検出回路111〜114は、入力される制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が正常であると、H(ハイ)レベルの制御用電源異常検出信号をNAND回路115に出力し、入力される制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が異常であると、L(ロー)レベルの制御用電源異常検出信号をNAND回路115に出力する。
NAND回路115は、各制御用電源異常検出回路111〜114から入力される全ての制御用電源異常検出信号が正常を示すHレベルであると、Hレベルの制御用電源異常検出信号をモード判定部116に出力し、各制御用電源異常検出回路111〜114から入力される制御用電源異常検出信号のうち1つでも異常を示すLレベルであると、Lレベルの制御用電源異常検出信号をモード判定部116に出力する。これら制御用電源異常検出回路111〜114及びNAND回路115は、全体として異常検出手段として機能している。
モード判定部(電源制御手段)116は、複合装置1の現在の動作モードを認識しており、認識した動作モードにおいてスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70の中で稼働中のユニット、待機中のユニットを把握している。モード判定部116は、初期値として制御停止信号をHレベルとし、複合装置1の動作モードが確定していないときを含め、通常状態では、Hレベルの制御停止信号をユニット10、30、60、70に出力し、NAND回路115からの制御用電源異常検出信号を判定して、制御用電源異常検出信号がLレベルであると、すなわち、制御用電源モジュール101〜104のうち少なくとも1つの制御用電源モジュール101〜104の出力が異常であった場合には、待機中のユニット10、30、60、70に対してLレベルの制御停止信号を出力する。
なお、図4の制御用電源異常検出モジュール107では、制御用電源異常検出回路111〜114の出力する制御用電源異常検出信号をNAND回路115で合成してモード判定部116に入力しているが、各制御用電源異常検出回路111〜114の出力する制御用電源異常検出信号を独立してモード判定部116に入力してもよい。このようにすると、モード判定部116が、制御用電源異常検出回路111〜114からの制御用電源異常検出信号の状態をそれぞれ独立して判定することができ、1つの制御用電源モジュール101〜104の異常であるのか、複数の制御用電源モジュール101〜104が同時に異常であるのか、また、どの制御用電源モジュール101〜104が異常であるのかを判別することができる。
上記制御用電源異常検出回路111〜114は、図5に示すように回路構成されており、それぞれコンパレータ111Cp〜1114Cp、分圧抵抗111Ra、111Rb〜114Ra〜114Rb及び抵抗114Rc〜114Rcを備えている。各制御用電源異常検出回路111〜114は、そのコンパレータ111Cp〜114Cpの+入力端子に、それぞれ制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が入力されており、コンパレータ111Cp〜114Cpの−入力端子に、分圧抵抗111Ra、111Rb〜114Ra〜114Rbの分圧電圧が制御用電源モジュール101〜104の異常を検出するための規定値として入力されている。各制御用電源異常検出回路111〜114は、対応する制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が正常値、すなわち、分圧抵抗111Ra、111Rb〜114Ra〜114Rbで設定される分圧電圧である規定値よりも高い場合には、Hレベルの制御用電源異常検出信号をNAND回路115に出力し、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が異常値、すなわち、分圧抵抗111Ra、111Rb〜114Ra〜114Rbの分圧電圧(規定値)よりも低い場合には、Lレベルの制御用電源異常検出信号をNAND回路115に出力する。例えば、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧保証値を5V±3%としたとき、分圧抵抗111Ra、111Rb〜114Ra〜114Rbの分圧電圧(規定値)を4.8Vとすることにより、通常の正常状態では、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧は正常値(上記の場合、5V±3%)を示すので、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧の異常の有無を適切に検出することができる。
また、上記スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70のうち、プロッタエンジンユニット30を除いた各ユニット10、60、70は、例えば、図6にその制御回路のみを示すように、制御用電源遮断用のリレー120が、電源部100からの制御用電源の供給される電源母線Psと各ユニット10、60、70の制御デバイス130、131及びリセットIC(Integrated Circuit:集積回路)132との間に、配設されており、リレー120には、制御用電源異常検出モジュール107から制御停止信号が入力される。リレー120は、制御停止信号がHレベルのときには、オンして、電源部100からの制御用電源を制御デバイス130、131及びリセットIC132に供給し、制御停止信号がLレベルのときには、オフして、電源部100からの制御用電源の制御デバイス130、131及びリセットIC132への供給を停止する。リセットIC132は、リレー120がオフして、制御用電源の供給が停止されると、制御デバイス130、131の処理動作を停止させるために、制御デバイス130、131をリセットする。
そして、上記プロッタエンジンユニット30は、例えば、図7にその制御回路と負荷を示すように、制御用電源遮断用のリレー121が、電源部100の制御用電源モジュール101〜104からの制御用電源の供給される電源母線Psとプロッタエンジンユニット30の制御デバイス133、134及びリセットIC135との間に、配設されており、また、駆動用電源遮断用のリレー122が、電源部100の駆動用電源モジュール105からの駆動用電源の供給される電源母線Pdとプロッタエンジンユニット30の負荷136との間に、配設されている。リレー121及びリレー122には、制御用電源異常検出モジュール107から制御停止信号が入力され、リレー121は、制御停止信号がHレベルのときには、オンして、電源部100の制御用電源モジュール101〜104からの制御用電源を制御デバイス133、134及びリセットIC135に供給し、制御停止信号がLレベルのときには、オフして、電源部100の制御用電源モジュール101〜104からの制御用電源の制御デバイス133、134及びリセットIC135への供給を停止する。リレー122は、制御停止信号がHレベルのときには、オンして、電源部100の駆動用電源モジュール105からの駆動用電源を負荷136に供給し、制御停止信号がLレベルのときには、オフして、電源部100の駆動用電源モジュール105からの駆動用電源の負荷136への供給を停止する。この負荷136は、例えば、プロッタエンジンユニット30のモータ、クラッチ、ソレノイド等の駆動負荷である。すなわち、プリンタエンジンユニット30は、制御系と駆動負荷系を有している。
また、リセットIC132は、リレー121がオフして、制御用電源の供給が停止されると、制御デバイス133、134の処理動作を停止させるために、制御デバイス133、134をリセットする。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置1は、制御用電源異常検出モジュール107が制御用電源モジュール101〜104のうち少なくとも1つ以上の異常を検出すると、そのときの複合装置1の動作モードに応じて不要なユニット10、30、60、70への電源の供給を遮断して対応するユニット10、30、60、70の動作を停止させる。
すなわち、複合装置1は、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60、コントローラ70及びコントローラ70の制御下のHDD80等を機能モジュールとして備えており、電源部100の制御用電源モジュール101〜104からの制御用電源と駆動用電源モジュール105からの駆動用電源により、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能及びファクシミリ機能の各動作機能を実行する。そして、複合装置1は、操作表示部のアプリケーション切換キー等によりコピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能を順次切り換えて選択することができ、コピー機能が選択されたときには、コピーモードとなり、プリンタ機能が選択されたときには、プリントモードとなり、スキャン機能が選択されたときには、スキャンモードとなり、ファクシミリモードが選択されたときには、ファクシミリモードとなる。
そして、複合装置1は、制御用電源モジュール101〜104の異常の有無を制御用電源異常検出モジュール107で検出し、制御用電源異常検出モジュール107が、制御用電源モジュール101〜104の少なくとも1つの異常を検出すると、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60、コントローラ70のうち、当該制御用電源モジュール101〜104の異常検出時の複合装置1の動作モードに応じて不要なスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60、コントローラ70の動作を停止させる。
具体的には、制御用電源異常検出モジュール107は、図4に示したように、その各制御用電源異常検出回路111〜114に、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が入力されており、各制御用電源異常検出回路111〜114は、入力される制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が正常であると、H(ハイ)レベルの制御用電源異常検出信号をNAND回路115に出力し、入力される制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が異常であると、L(ロー)レベルの制御用電源異常検出信号をNAND回路115に出力する。NAND回路115は、各制御用電源異常検出回路111〜114から入力される全ての制御用電源異常検出信号が正常を示すHレベルであると、Hレベルの制御用電源異常検出信号をモード判定部116に出力し、各制御用電源異常検出回路111〜114から入力される制御用電源異常検出信号のうち1つでも異常を示すLレベルであると、Lレベルの制御用電源異常検出信号をモード判定部116に出力する。
そして、モード判定部116は、複合装置1の現在の動作モードを認識しており、認識した動作モードにおいてスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70の中で稼働中のユニット、待機中のユニットを把握している。モード判定部116は、初期値として制御停止信号をHレベルとし、複合装置1の動作モードが確定していないときを含め、通常状態では、Hレベルの制御停止信号をユニット10、30、60、70に出力し、NAND回路115からの制御用電源異常検出信号を判定して、制御用電源異常検出信号がLレベルであると、すなわち、制御用電源モジュール101〜104のうち少なくとも1つの制御用電源モジュール101〜104の出力が異常であった場合には、待機中のユニット10、30、60、70に対してLレベルの制御停止信号を出力する。
例えば、制御用電源モジュール101〜104のうち、一部の電源モジュール(例えば、電源モジュール101)が故障した場合、制御用電源モジュール101〜104の負荷は、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60、コントローラ70及びHDD80であり、正常な状態のときには4つの制御用電源モジュール101〜104の総電力供給能力で賄っていたのに対して、1つ、例えば、制御用電源モジュール101が故障したことにより、同一の負荷を3つの制御用電源モジュール102〜104の総電力供給能力で賄わなければならなくなる。そのため、異常の発生していない他の3つの制御用電源モジュール102〜104は想定以上の出力電流となることから、過電流検出が機能して制御用電源モジュール102〜104が出力を遮断し、複合装置1は全てが停止状態となる。その結果、制御用電源モジュール101〜104の異常が、例えば、コピー動作等のジョブ実行中に発生すると、実行中のジョブが失われて、利用性が損なわれる。
そこで、本実施例の複合装置1は、このように制御用電源モジュール101〜104に異常が発生した場合に、そのときの複合装置1の動作モードに応じて不要なスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60、コントローラ70及びHDD80の動作を停止させる。
具体的には、制御制御用電源異常検出モジュール107のモード判定部116は、動作モードがコピーモード、すなわち、コピージョブ実行中に電源部100の制御用電源モジュール101〜104の異常発生を認識すると、コピーモードにおける稼働中ユニットであるプロッタエンジンユニット30とスキャナエンジンユニット10のジョブの継続を優先させるために、待機中のユニットであるコントローラ70とFAXユニット60に対して制御停止信号を出力する。また、コピーモードであっても、スキャナエンジンユニット10からコントローラ70を介して一旦HDD80に画像データを蓄積して、画像データの蓄積が完了すると、HDD80からプロッタエンジンユニット30へと画像データを転送してプリントジョブを実行するようなコピーモードであれば、モード判定部116は、プロッタエンジンユニット30とHDD80を制御するコントローラ70のジョブの継続を優先させ、スキャナエンジンユニット10とFAXユニット60に対してLレベルの制御停止信号を出力する。
また、制御制御用電源異常検出モジュール107のモード判定部116は、動作モードがプリントモード、すなわち、プリントジョブ実行中に電源部100の制御用電源モジュール101〜104の異常発生を認識すると、プリントモードにおける稼働中ユニットであるプロッタエンジンユニット30とコントローラ70のジョブの継続を優先させるために、待機中のユニットであるスキャナエンジンユニット10とFAXユニット60に対してLレベルの制御停止信号を出力する。
さらに、制御制御用電源異常検出モジュール107のモード判定部116は、動作モードがスキャナモード、すなわち、スキャンジョブ実行中に電源部100の制御用電源モジュール101〜104の異常発生を認識すると、スキャンモードにおける稼働中ユニットであるスキャナエンジンユニット10とHDD80を制御するコントローラ70のジョブの継続を優先させるために、待機中のユニットであるプロッタエンジンユニット30とFAXユニット60に対してLレベルの制御停止信号を出力する。
また、制御制御用電源異常検出モジュール107のモード判定部116は、動作モードがファクシミリ送信モード、すなわち、ファクシミリ送信ジョブ実行中に電源部100制御用電源モジュール101〜104の異常発生を認識すると、ファクシミリ送信モードにおける稼働中ユニットであるスキャナエンジンユニット10とFAXユニット60のジョブの継続を優先させるために、待機中のユニットであるプロッタエンジンユニット30とコントローラ70に対してLレベルの制御停止信号を出力する。また、ファクシミリ送信モードであっても、事前にHDD80に蓄積されている画像データをFAXユニット60へ転送してファクシミリ送信するファクシミリ送信モードであれば、HDD80を制御するコントローラ70とFAXユニット60のジョブの継続を優先させ、プロッタエンジンユニット30とスキャナエンジンユニット10に対してLレベルの制御停止信号を出力する。
さらに、制御制御用電源異常検出モジュール107のモード判定部116は、動作モードがファクシミリ受信モード、すなわち、ファクシミリ受信ジョブ実行中に電源部100制御用電源モジュール101〜104の異常発生を認識すると、ファクシミリ受信モードにおける稼働中ユニットであるプロッタエンジンユニット30とFAXユニット60のジョブの継続を優先させるために、待機中のユニットであるスキャナエンジンユニット10とコントローラ70に対してLレベルの制御停止信号を出力する。また、ファクシミリ受信モードであっても、FAXユニット60で受信した画像データをHDD80に蓄積するファクシミリ受信モードであれば、HDD80を制御するコントローラ70とFAXユニット60のジョブの継続を優先させ、プロッタエンジンユニット30とスキャナエンジンユニット10に対してLレベルの制御停止信号を出力する。
そして、各スキャナエンジンユニット10、FAXユニット60及びコントローラ70は、図6に示したように、制御用電源遮断用のリレー120が、電源部100からの制御用電源の供給される電源母線Psと各ユニット10、60、70の制御デバイス130、131及びリセットIC132との間に、配設されており、このリレー120に、制御用電源異常検出モジュール107から制御停止信号が入力される。
リレー120は、制御停止信号がHレベルのときには、オンして、電源部100からの制御用電力を制御デバイス130、131及びリセットIC132に供給し、制御停止信号がLレベルのときには、オフして、電源部100からの制御用電源の制御デバイス130、131及びリセットIC132への供給を停止する。リセットIC132は、リレー120がオフして、制御用電力の供給が停止されると、制御デバイス130、131の処理動作を停止させるために、制御デバイス130、131をリセットする。
そして、上記プロッタエンジンユニット30は、図7に示したように、制御用電源遮断用のリレー121が、電源部100の制御用電源モジュール101〜104からの制御用電力の供給される電源母線Psとプロッタエンジンユニット30の制御デバイス133、134及びリセットIC135との間に、配設されており、また、駆動用電源遮断用のリレー122が、電源部100の駆動用電源モジュール105からの駆動用電力の供給される電源母線Pdとプロッタエンジンユニット30の負荷136との間に、配設されている。これらのリレー121及びリレー122に、制御用電源異常検出モジュール107のモード判定部116から制御停止信号が入力され、リレー121は、制御停止信号がHレベルのときには、オンして、電源部100の制御用電源モジュール101〜104からの制御用電力を制御デバイス133、134及びリセットIC135に供給し、制御停止信号がLレベルのときには、オフして、電源部100の制御用電源モジュール101〜104からの制御用電力の制御デバイス133、134及びリセットIC135への供給を停止する。リレー122は、制御停止信号がHレベルのときには、オンして、電源部100の駆動用電源モジュール105からの駆動用電力を負荷136に供給し、制御停止信号がLレベルのときには、オフして、電源部100の駆動用電源モジュール105からの駆動用電力の負荷136への供給を停止する。
このプロッタエンジンユニット30の動作停止に際しては、制御制御用電源異常検出モジュール107は、最初に、駆動用電源モジュール105からの駆動用電力をオン/オフするリレー122への制御停止信号をLレベルとし、一定時間経過後に、生業用電源モジュール101〜104からの制御用電力をオン/オフするリレー121への制御停止信号をLレベルとして、まず、負荷136を駆動用電力の電源母線Pdから切り離して駆動用電力をオフにした後、一定時間経過後に、制御デバイス133、134を制御用電力の電源母線Psから切り離して制御用電力をオフにする。
このように、本実施例の複合装置1は、複数の電源モジュール101〜106を有する電源部100のうち制御用電源モジュール101の一部の制御用電源モジュール101〜104に異常が発生すると、電源部100から電力供給を受けて動作する複数の機能モジュールであるスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70のうち、該異常発生時の動作モードで使用するユニット10、30、60、70以外のユニット10、30、60、70の動作を停止させている。
したがって、少なくとも実行中の動作モードで使用するユニット10、30、60、70の動作を確保して、該動作モードの実行を継続させることができ、電源部100の一部の制御用電源モジュール101〜104に故障等が発生しても、実行中の動作ジョブを確実に実行して、利用性を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、電源部100の電源モジュール101〜105からのスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70への電力の供給を停止して、各ユニット10、30、60、70の動作を停止させている。
したがって、現在の動作モードの実行に不要なユニット10、30、60、70の動作を完全に停止させることができ、電源部100の供給可能な電力をより一層有効に利用することができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、制御用電源モジュール101〜104の異常を該制御用電源モジュール101〜104の出力電圧に基づいて検出している。
したがって、簡単な回路構成で、制御用電源モジュール101〜104の異常の有無を正確に検出することができる。
なお、制御用電源異常検出回路111〜114は、上記図5の回路構成のものに限るものではなく、例えば、図8に制御用電源異常検出回路111aについて、その回路構成を示すように、コンパレータ111Cp、分圧抵抗111Ra、111Rb及び抵抗114Rcと同様の構成の回路であるコンパレータ111Cp2、分圧抵抗111Ra2、111Rb2及び抵抗114Rc2を、制御用電源モジュール101とNAND回路115との間に設けるとともに、コンパレータ111Cpとコンパレータ111Cp2の出力を合成するAND回路111ADを設けて、AND回路111ADの出力をNAND回路115に入力してもよい。
この制御用電源異常検出回路111aは、一方のコンパレータ111Cp、111Cp2、例えば、コンパレータ111Cpを制御用電源モジュール101の出力電圧が低い場合(4.8V以下)、他方のコンパレータ111Cp、111Cp2、例えば、コンパレータ111Cp2を制御用電源モジュール101の出力電圧が高い場合(5.2V以上)を検出するように、対応するコンパレータ111Cp、111Cp2の−入力端子に入力される規定値を、それぞれの分圧抵抗111Ra、111Rbと分圧抵抗111Ra2、111Rb2で設定する。そして、各コンパレータ111Cpとコンパレータ111Cp2の出力をAND回路111ADでAND合成して、NAND回路115に出力する。なお、この場合、図6には図示しないが、他の制御用電源異常検出回路112a〜114aについても、同様の回路構成とする。
このようにすると、制御用電源モジュール101〜104が適正範囲にあるか否かを適切に検出して、NAND回路115に制御用電源異常検出信号を出力することができ、より一層適切な異常検出を行うことができる。
また、上記制御用電源異常検出回路111〜114及び制御用電源異常検出回路114aは、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧に基づいて制御用電源モジュール101〜104の異常の有無を検出しているが、制御用電源モジュール101〜104の異常の有無の検出は、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧に基づくものに限るものではなく、例えば、図9に示すように、制御用電源モジュール101〜104の温度に基づいて制御用電源モジュール101〜104の異常の有無を検出してもよい。
図9は、制御用電源モジュール101の異常の有無を検出する制御用電源異常検出回路111bについて、その回路構成を示しており、制御用電源異常検出回路114bは、コンパレータ111Cp3、分圧抵抗111Ra3、111Rb3、抵抗111Rc3及び抵抗111Rdを備えており、制御用電源モジュール101は、内部温度を検出するサーミスタ101Sを備えている。制御用電源モジュール101〜104のサーミスタ101Sは、その一方が、制御用電源異常検出回路114bのコンパレータ111Cp3の+入力端子に接続され、その他方が、接地されている。サーミスタ101Sの接続されているコンパレータ111Cp3の+入力端子は、電圧変換用の抵抗111Rdを介して所定電圧電源に接続されており、コンパレータ111Cp3の+入力端子には、サーミスタ101Sの検出する制御用電源モジュール101の温度を抵抗111Rdで電圧に変換した温度変換電圧が入力される。コンパレータ111Cp3は、その+入力端子に入力される温度変換電圧を、分圧抵抗111Ra3、111Rb3で設定される規定電圧(規定温度)と比較し、制御用電源モジュール101の検出温度が規定温度より高い場合を異常と判定する。なお、図9では、制御用電源モジュール101と制御用電源モジュール101に対応する制御用電源異常検出回路111bについてのみ示しているが、他の制御用電源モジュール101〜104と該制御用電源モジュール101〜104に対応する制御用電源異常検出回路112b〜114bについても同様である。
このようにすると、制御用電源モジュール101〜104の異常の有無を温度に基づいてより適切に検出することができ、電源部100の故障等の異常が発生した場合に、2次破壊による電源部100の電力出力が異常に陥る前に、制御用電源モジュール101〜104の故障等の異常の発生を検出することができる。
また、上記図6及び図7では、制御用電源モジュール101〜104からの電源母線Psを遮断し、また、駆動用電源モジュール105からの電源母線Pdを遮断することで、対象としているユニット10、30、60、70の動作を停止させているが、ユニット10、30、60、70の動作を停止させる方法は、電源の供給を遮断するものに限るものではなく、例えば、図10に示すように、ユニット10、30、60、70の制御デバイスへの動作を制御する動作クロックを最小にすることで行ってもよい。
図10は、上記図6のユニット10、60、70の制御デバイス130の場合を示しており、制御デバイス130は、その電源入力ポートに制御用電源モジュール101〜104からの制御用電源が電源母線Psを介して供給され、そのI/OポートAに、制御用電源異常検出モジュール107からの制御停止信号が入力され、また、そのクロックポートに、制御デバイス130の動作クロックを生成する水晶発振器130aが接続され、さらに、そのリセットポートに、リセットIC132が接続されている。
制御デバイス130は、I/OポートAに入力されている制御停止信号がHレベルからLレベルに変化すると、内部レジスタの設定を変更して、水晶発振器130aから入力されている動作クロックを最小に変更して、その動作を停止状態と同様の状態にする。
なお、上記説明では、制御デバイス130は、I/OポートAに入力されている制御停止信号がHレベルからLレベルに変化すると、動作クロックを最小に変更しているが、省電力モードを備えている場合には、省電力モードに移行してもよい。
また、上記説明では、制御デバイス130について説明したが、他の制御デバイス131、133、134についても同様である。
このようにすると、特別なハードウェアを追加することなく、簡単かつ容易にユニット10、30、60、70の動作を停止させることができる。
また、図10では、制御デバイス130が、水晶発振器130aから入力されたクロックを、制御デバイス130の内部でその動作クロックを最小にしているが、図11に示すように、水晶発振器130aのクロック出力を停止させてもよい。
すなわち、図11において、制御デバイス130は、その電源入力ポートに制御用電源モジュール101〜104からの制御用電源が電源母線Psを介して供給され、そのI/OポートAに、制御用電源異常検出モジュール107からの制御停止信号が入力され、また、そのクロックポートに、制御デバイス130の動作クロックを生成する水晶発振器130aが接続され、さらに、そのリセットポートに、リセットIC132が接続されている。
そして、水晶発振器130aは、イネーブル端子を備えており、イネーブル端子がLレベルのときに出力を停止するようになっている。水晶発振器130aのイネーブル端子は、制御デバイス130のI/OポートBに接続されている。
制御デバイス130のI/OポートBは、初期値では、入力ポート(外部から見たときはH−Z状態)となっており、このときI/OポートBをHレベルに固定するために抵抗130bでプルアップされている。また、制御デバイス130は、その内部レジスタをセットすることにより、I/OポートBを出力ポートとして動作させることができ、I/OポートBを、通常状態ではHレベルを出力するように制御する。
そして、制御デバイス130は、制御用電源異常検出モジュール107からの制御停止信号の論理をI/OポートAで検出し、I/OポートAの制御停止信号がHレベルからLレベルに変化すると、I/OポートBをLレベルに設定して、水晶発振器130aの出力を停止させる。
なお、上記説明では、制御デバイス130について説明したが、他の制御デバイス131、133、134についても同様である。
このようにすると、特別なハードウェアを追加することなく、簡単かつ容易にユニット10、30、60、70の動作を停止させることができる。
さらに、上記図6〜図11では、電源(電力)の遮断または動作クロックの停止で制御デバイスの動作、すなわち、対象としているユニット10、30、60、70の動作を停止させているが、ユニット10、30、60、70の動作を停止させる方法は、上記方法に限るものではなく、例えば、図12に制御デバイス130の場合について示すように、ユニット10、30、60、70の制御デバイスを強制リセットさせることで、行ってもよい。
図12において、制御デバイス130は、その電源入力ポートに制御用電源モジュール101〜104からの制御用電力が電源母線Psを介して供給され、そのI/OポートAに、制御用電源異常検出モジュール107からの制御停止信号が入力され、また、そのリセットポートに、リセットIC132が接続されている。
リセットIC132は、オープンドレイン出力となっており、リセットIC132の出力には、トランジスタ130cのコレクタが接続されており、その前段として、トランジスタ130cのベースに、トランジスタ130dのコレクタが接続されている。
トランジスタ130dは、そのベースが制御デバイス130のI/OポートBに接続されており、I/OポートBがLレベルになると、トランジスタ130d、トランジスタ130cがオンして、制御デバイス130のリセット端子がLレベルとなる。
制御デバイス130は、そのI/OポートBの初期値が、入力ポート(外部から見たときはH−Z状態)となっており、このときI/OポートBをHレベルに固定するために抵抗でプルアップされている。また、制御デバイス130は、その内部レジスタをセットすることにより、I/OポートBを出力ポートとして動作させる。I/OポートBは、通常状態ではHレベルを出力するように制御される。
また、制御デバイス130は、制御用電源異常検出モジュール107からの制御停止信号の論理をI/OポートAで検出している。
制御用電源異常検出モジュール107が電源部100の異常発生を認識して、対象ユニット10、30、60、70に対する制御停止信号をLレベルにすると、制御デバイス130は、I/OポートAがHレベルからLレベルに変化したことを検出する。制御デバイス130は、I/OポートAの制御停止信号がHレベルからLレベルに変化すると、I/OポートBをLレベルに設定し、I/OポートBがLれべるになると、トランジスタ130d、トランジスタ130cがオンし、制御デバイス130のリセット端子がLレベルとなって、制御デバイス130が強制リセットされる。
このようにすると、比較的簡単なハードウェアを用いて、簡単かつ容易にユニット10、30、60、70の動作を停止させることができる。
図13及び図14は、本発明の電源制御装置及び電気機器の第2実施例を示す図であり、図13は、本発明の電源制御装置及び電気機器の第2実施例を適用した複合装置140の要部ブロック構成図である。
本実施例の複合装置140は、コントローラ143が、複数の機能モジュール(ユニット)のうち、電源部100の異常発生時の動作モードで使用している機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させる電源制御手段として機能するものである。
なお、本実施例の複合装置140は、上記第1実施例の複合装置1と同様の複合装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例の複合装置1と同様の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な詳細な説明を省略する。
図13において、複合装置140は、上記第1実施例と同様のスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60を機能モジュールとして備え、また、HDD80を備えているとともに、電源部141、コントローラ(制御機能モジュール)143及び操作表示部144等を備えている。
電源部141は、上記第1実施例の電源部100と同様の制御用電源モジュール101〜104、駆動用電源モジュール105及び監視用電源モジュール106を備えているとともに、制御用電源異常検出モジュール(異常検出手段)142を備えている。
各制御用電源モジュール101〜104は、外部商用電源から制御用の電源を生成して、複合装置140の各部10、30、60、143に制御用の電源母線Psを介して制御用の電力として供給するとともに、その出力電源電圧を制御用電源異常検出モジュール142に入力する。
制御用電源異常検出モジュール142は、上記第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107の制御用電源異常検出回路111〜114とNAND回路115と同様の回路部分を収納しており、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が正常であると、H(ハイ)レベルの制御用電源異常検出信号をコントローラ143に出力し、また、入力される制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が異常であると、L(ロー)レベルの制御用電源異常検出信号をコントローラ143に出力する。
コントローラ143は、複合装置140の各部を制御して複合装置140としての機能を実行するとともに、その内蔵するCPU(Central Processing Unit )のI/Oポートに並列に制御用電源異常検出信号が入力されることで、上記第1実施例の制御電源異常検出モジュール107のモード判定部116と同様の機能をCPUが実行して電源制御手段としての機能を実行して、HDD80の動作を制御し、また、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及び操作表示部144に制御用電源異常検出信号の出力制御を行う。
すなわち、コントローラ143は、複合装置140の現在の動作モードを認識しており、認識した動作モードにおいてスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60、コントローラ70、HDD80及び操作表示部144の中で稼働中のユニット、待機中のユニットを把握している。コントローラ143は、初期値として制御停止信号をHレベルとし、複合装置1の動作モードが確定していないときを含め、通常状態では、Hレベルの制御停止信号をユニット10、30、60、70、144に出力し、制御用電源異常検出モジュール142からの制御用電源異常検出信号を判定して、制御用電源異常検出信号がLレベルであると、すなわち、制御用電源モジュール101〜104のうち少なくとも1つの制御用電源モジュール101〜104の出力が異常であった場合には、待機中のユニット10、30、60、70、144に対してLレベルの制御停止信号を出力するとともに、該動作モードに応じてHDD80の動作制御を行う。
複合装置140は、制御用電源異常検出モジュール142及びコントローラ143の駆動電源として、監視用電源モジュール106の出力電力が用いられている。
この複合装置140は、制御用電源モジュール101〜104の異常の有無を制御用電源異常検出モジュール142で検出し、制御用電源異常検出モジュール142が、制御用電源モジュール101〜104の異常を検出すると、コントローラ432が、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及び操作表示部144のうち、当該制御用電源モジュール101〜104の異常検出時の複合装置140の動作モードに応じて不要なスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及び操作表示部144の動作を停止させる。
そして、本実施例の複合装置140は、そのユニット間通信を図14に示すようにコントローラ143を中心に行っており、画像データバスは、図2に示した場合と同様に、
ユニット110、30、60、143、144で共有しているが、複合装置140のシステム全体を制御しているのは画像データを蓄積するHDD80を管理・制御するコントローラ143となっている。すなわち、コピーモード、プリントモード、スキャンモード、ファクシミリ送信モード、ファクシミリ受信モードのいずれのモードにおいても、HDD80を使用する場合があり、HDD80を制御するコントローラ143が常に稼働中ユニットとなり得るためである。そして、ユーザが複合装置140へのモード入力を行う場合、操作表示部144を介して実行することになるため、操作表示部144とコントローラ143が通信することで、コントローラ143が複合装置140の動作モードを把握する。
したがって、本実施例の複合装置140は、コントローラ143が、機能的に複合装置140のモードを把握している必要がある。すなわち、第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107のモード判定部116の機能とコントローラ143の機能は重複しているため、コントローラ143が制御用電源異常検出モジュール107の機能そのもの、あるいは少なくともモード判定部116の機能を兼用することにより、システム構成の簡略化・単純化が可能となる。
このように、本実施例の複合装置140は、コントローラ143が、第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107の機能そのもの、あるいは少なくともモード判定部116の機能を兼用しているので、複合装置140全体のシステム構成を簡略化・単純化することができる。
なお、図13では、第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107の制御用電源異常検出回路111〜114とNAND回路115の回路部分を備えている制御用電源異常検出モジュール142を電源部141に設けて、第1実施例のモード判定部116をコントローラ143に設けているが、制御用電源異常検出モジュール142を含めて、モード判定部116の部分もコントローラ143に設けてもよい。
また、制御用電源異常検出モジュール142としては、図5の構成のものに限るものではなく、図8または図9の構成のものであってもよい。
図15は、本発明の電源制御装置及び電気機器の第3実施例を適用した複合装置150の要部ブロック構成図である。
本実施例の複合装置150は、操作表示部153が、複数の機能モジュールのうち、電源部150の異常発生時の動作モードで使用している機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させる電源制御手段として機能するものである。
なお、本実施例の複合装置150は、上記第1実施例の複合装置1と同様の複合装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例の複合装置1と同様の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な詳細な説明を省略する。
図15において、複合装置150は、上記第1実施例と同様のスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60、コントローラ70を機能モジュールとして備え、また、HDD80を備えているとともに、電源部151、電源部151内の制御用電源異常検出モジュール152及び操作表示部(操作機能モジュール)153等を備えている。
電源部151は、上記第1実施例の電源部100と同様の制御用電源モジュール101〜104、駆動用電源モジュール105及び監視用電源モジュール106を備えているとともに、制御用電源異常検出モジュール(異常検出手段)152を備えている。
各制御用電源モジュール101〜104は、外部商用電源から制御用の電源を生成して、複合装置150の各部10、30、60、70、153に制御用の電源母線Psを介して制御用の電力として供給するとともに、その出力電源電圧を制御用電源異常検出モジュール152に入力する。
制御用電源異常検出モジュール152は、上記第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107の制御用電源異常検出回路111〜114及びNAND回路115と同様の回路部分を収納しており、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が正常であると、H(ハイ)レベルの制御用電源異常検出信号を操作表示部153に出力し、また、入力される制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が異常であると、L(ロー)レベルの制御用電源異常検出信号を操作表示部153に出力する。
操作表示部153は、複合装置150に各種動作を行わせるための操作キー及び操作キーから入力操作された内容や複合装置150からユーザに通知する各種情報を表示する表示部(例えば、LCD)等が設けられている。
複合装置150は、制御用電源異常検出モジュール152及び操作表示部153の駆動電源とし、監視用電源モジュール106の出力電力を用いている。
複合装置150は、操作表示部153のアプリケーション切換キーの操作またはタッチパネルを備えたLCDに表示される機能ボタンのタッチ操作等によりコピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能を順次切り換えて選択することができ、コピー機能が選択されたときには、コピーモードとなり、プリンタ機能が選択されたときには、プリントモードとなり、スキャン機能が選択されたときには、スキャンモードとなり、ファクシミリモードが選択されたときには、ファクシミリモードとなる。操作表示部153は、その内蔵するCPUの制御下で、操作表示部153としての動作機能を実行するとともに、複数の機能モジュールであるユニット(スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70)のうち、電源部150の異常発生時の動作モードで使用しているユニット以外のユニットの動作を停止させる電源制御手段として機能する。
この操作表示部153は、操作表示部153としての機能を実行制御するためのCPUを内蔵しており、その内蔵するCPUのI/Oポートに並列に制御用電源異常検出モジュール152から制御用電源異常検出信号が入力されることで、上記第1実施例の制御電源異常検出モジュール107のモード判定部116としての機能を操作表示部153のCPUが実行して、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70に制御用電源異常検出信号の出力制御を行う。
すなわち、操作表示部153は、複合装置140の現在の動作モードを認識しており、認識した動作モードにおいてスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70の中で稼働中のユニット、待機中のユニットを把握している。操作表示部153は、初期値として制御停止信号をHレベルとし、複合装置150の動作モードが確定していないときを含め、通常状態では、Hレベルの制御停止信号をユニット10、30、60、70に出力し、制御用電源異常検出モジュール152のNAND回路115からの制御用電源異常検出信号を判定して、制御用電源異常検出信号がLレベルであると、すなわち、制御用電源モジュール101〜104のうち少なくとも1つの制御用電源モジュール101〜104の出力が異常であった場合には、待機中のユニット10、30、60、70に対してLレベルの制御停止信号を出力する。
この複合装置150は、制御用電源モジュール101〜104の異常の有無を制御用電源異常検出モジュール152で検出し、制御用電源異常検出モジュール152が、制御用電源モジュール101〜104の異常を検出すると、操作表示部153が、スキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70のうち、当該制御用電源モジュール101〜104の異常検出時の複合装置150の動作モードに応じて不要なスキャナエンジンユニット10、プロッタエンジンユニット30、FAXユニット60及びコントローラ70の動作を停止させる。
また、操作表示部153は、機能的に複合装置150のモードを把握しており、ユーザが選択したモードが何であるのかを表示部に表示したり、プリントモード、ファクシミリ受信モード等のようにネットワークからの処理を実行中であることを表示部に表示したりする。
そして、本実施例の複合装置150は、第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107のモード判定部116の機能と操作表示部153の機能が重複しているため、操作表示部153が、制御用電源異常検出モジュール107の機能そのもの、あるいは少なくともモード判定部116の機能を兼用して、当該機能を実行する。このようにすると、システム構成の簡略化・単純化が可能となる。
このように、本実施例の複合装置150は、操作表示部153が、第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107の機能そのもの、あるいは少なくともモード判定部116の機能を兼用しているので、複合装置150全体のシステム構成を簡略化・単純化することができる。
なお、図15では、第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107の制御用電源異常検出回路111〜114及びNAND回路115と同様の回路部分を備えている制御用電源異常検出モジュール152を電源部151に設けて、第1実施例のモード判定部116と同様の回路部を操作表示部153に設けているが、制御用電源異常検出モジュール152を含めて、モード判定部116の部分も操作表示部153に設けてもよい。
また、制御用電源異常検出モジュール152としては、図5の構成のものに限るものではなく、図8または図9の構成のものであってもよい。
図16は、本発明の電源制御装置及び電気機器の第4実施例を適用した複合装置160の要部ブロック構成図である。
本実施例の複合装置160は、複数の機能モジュールのうち、電源部160の異常発生時の動作モードで使用している機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させる電源制御手段として機能するユニットが動作モードによって変化するものである。
なお、本実施例の複合装置160は、上記第1実施例の複合装置1と同様の複合装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例の複合装置1と同様の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な詳細な説明を省略する。
図16において、複合装置160は、機能モジュールとして、スキャナエンジンユニット10a、プロッタエンジンユニット30a、FAXユニット60a、コントローラ70a、HDD80及び操作表示部163を備えているとともに、電源部161及び電源部161内の制御用電源異常検出モジュール162等を備えている。
電源部161は、上記第1実施例の電源部100と同様の制御用電源モジュール101〜104と駆動用電源モジュール105を備えているとともに、制御用電源異常検出モジュール162を備えているが、監視用電源モジュール106を備えていない。
各制御用電源モジュール101〜104は、外部商用電源から制御用の電源を生成して、複合装置160の各ユニット10a、30a、60a、70a、163に制御用の電源母線Psを介して制御用の電力として供給するとともに、その出力電源電圧を制御用電源異常検出モジュール162に入力する。
制御用電源異常検出モジュール162は、上記第1実施例の制御用電源異常検出モジュール107の制御用電源異常検出回路111〜114及びNAND回路115と同様の回路部分を収納しており、制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が正常であると、H(ハイ)レベルの制御用電源異常検出信号を各ユニット10a、30a、60a、70a、163に出力し、また、入力される制御用電源モジュール101〜104の出力電圧が異常であると、L(ロー)レベルの制御用電源異常検出信号を各ユニット10a、30a、60a、70a、163に出力する。
そして、スキャナエンジンユニット10a、プロッタエンジンユニット30a、FAXユニット60a、コントローラ70a及び操作表示部163は、複合装置160の動作モードに応じて、複数のユニット(スキャナエンジンユニット10a、プロッタエンジンユニット30a、FAXユニット60a、コントローラ70a及び操作表示部163)のうち、電源部160の異常発生時の動作モードで使用している機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させる機能である電源制御機能を、切り換えて実行する。
すなわち、コピーモード、プリントモード、スキャンモード、ファクシミリ送信モード、ファクシミリ受信モードにおいても、HDD80を使用しない場合、各動作モードにおいて最低限必要な稼働ユニットは以下のとおりである。すなわち、コピーモードでの稼働ユニットは、プロッタエンジンユニット30aとスキャナエンジンユニット10a、プリントモードでの稼働ユニットは、コントローラ70aとプロッタエンジンユニット30、スキャンモードでの稼働ユニットは、スキャナエンジンユニット10aとコントローラ70a、ファクシミリ送信モードでの稼働ユニットは、FAXユニット60aとスキャナエンジンユニット10a、ファクシミリ受信モードでの稼働ユニットは、FAXユニット60aとプロッタエンジンユニット30aである。
このように、最低限必要な稼働ユニットは、各動作モードによって異なっているので、制御用電源異常検出モジュール162は、図4に示した制御用電源異常検出モジュール107のNAND回路115より前段の回路部と同様の回路のみを備え、モード判定部116と同様の回路については各ユニット(スキャナエンジンユニット10a、プロッタエンジンユニット30a、FAXユニット60a、コントローラ70a及び操作表示部163)が兼務する。
そして、複合装置160は、スキャナエンジンユニット10a、プロッタエンジンユニット30a、FAXユニット60a、コントローラ70a及び操作表示部163がそれぞれ制御停止信号線164で接続されていて、制御用電源異常検出モジュール162の制御用電源異常検出信号の論理(H/L)を検出して待機中ユニット(スキャナエンジンユニット10a、プロッタエンジンユニット30a、FAXユニット60a、コントローラ70a及び操作表示部163)に対するLレベルの制御停止信号を生成して、制御停止信号線164を介して他のユニットに出力するモード判定部116の機能、すなわち、電源制御機能を実行するユニット(スキャナエンジンユニット10a、プロッタエンジンユニット30a、FAXユニット60a、コントローラ70a及び操作表示部163)が、各動作モードにおいて切り換わる。
例えば、コピーモードが選択されている場合、電源制御機能を実行するユニットをプロッタエンジンユニット30aとし、電源装置160の異常発生を認識すると、プロッタエンジンユニット30aがコピーモードにおける稼働中ユニットであるプロッタエンジンユニット30a自身とスキャナエンジンユニット10aのジョブの継続を優先させるために、待機中のユニットであるコントローラ70aとFAXユニット60aに対して制御停止信号先164を介してLレベルの制御停止信号を出力する。
同様に、複合装置160は、プリントモードが選択された場合には、電源制御機能を実行するユニットをコントローラ70aとし、スキャンモードが選択された場合には、電源制御機能を実行するユニットをスキャナエンジンユニット10aとし、ファクシミリ送信モードとファクシミリ受信モードが選択された場合には、電源制御機能を実行するユニットをFAXユニット60aとする。
また、複合装置160は、上記動作モード以外に、ユーザあるいはネットワークからのジョブを待っている状態、すなわち待機モードが存在し、この待機モードにおいて、電源制御機能を実行するユニットが必要となる。
ところが、待機モードにおいては、現在実行中の動作ジョブが存在しないため、電源装置160の異常発生を認識した場合に動作を優先させるべきユニットは存在しない。
したがって、待機モードにおいては、複合装置160は、電源制御機能を実行するユニットを、操作表示部163とし、操作表示部163が、電源装置160の異常発生を検出すると、その他のユニットに対して、Lレベルの制御停止信号を出力した後に、操作表示部163に装着されているLCD等の表示部に電源装置160の故障を報知する。
このように、本実施例の複合装置160は、電源制御機能を各ユニット10a、30a、60a、70a、163に分散させることで、一部のユニットや電源部161に負荷が集中することを防止しつつ、少なくとも実行中の動作モードで使用するユニット10a、30a、60a、70a、80の動作を確保して、該動作モードの実行を継続させることができ、電源部161の一部の制御用電源モジュール101〜104に故障等が発生しても、実行中の動作ジョブを確実に実行して、利用性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、電源部の複数の電源出力系統のうち一部に異常が発生しても、動作中の機能モジュールを優先させて動作させる電源制御装置及び電気機器に適用することができる。
本発明の電源制御装置及び電気機器の第1実施例を適用した複合装置の正面概略構成図。 図1の複合装置の概略ブロック構成図。 図1の電源部のブロック構成図。 図3の制御用電源異常検出モジュールの回路構成図。 図4の制御用電源異常検出回路の回路構成図。 図2及び図3のプロッタエンジンユニット以外の各ユニットの電源遮断用のリレーを示す要部回路図。 図2及び図3のプロッタエンジンユニットの電源遮断用のリレーを示す要部回路図。 図4の制御用電源異常検出回路の他の構成例を示す回路図。 図4の制御用電源異常検出回路の制御用電源モジュールの温度による異常検出を行う構成例を示す回路図。 図2及び図3のユニットのデバイスの動作クロックを最小にして動作を停止させる場合の要部回路図。 図2及び図3のユニットのデバイスの動作クロックを停止させて動作を停止させる場合の要部回路図。 図2及び図3のユニットのデバイスにリセットをかけて動作を停止させる場合の要部回路図。 本発明の電源制御装置及び電気機器の第2実施例を適用した複合装置の正面概略構成図。 図13の複合装置のブロック構成図。 本発明の電源制御装置及び電気機器の第3実施例を適用した複合装置の正面概略構成図。 本発明の電源制御装置及び電気機器の第4実施例を適用した複合装置の正面概略構成図。
符号の説明
1 複合装置
2 本体筐体
3 コンタクトガラス
4 ランプ
5 第1ミラー
6 第2ミラー
7 第3ミラー
8 レンズ
9 CCD
10 スキャナエンジンユニット
20 ADF
21 原稿台
22 給送ローラ
23 給送ベルト
24 搬送ローラ
25 排紙ローラ
26 排紙台
27 原稿セット検知センサ
30 プロッタエンジンユニット
31 感光体
32 書込ユニット
33 現像部
34 搬送ベルト
35 定着部
36 搬送切換排紙部
37 両面入紙搬送路
38 反転排紙搬送路
39 反転ユニット
40 両面搬送ユニット
41 給紙部群
42 搬送ユニット
43 排紙トレイ
51〜53 給紙部
51a〜53a 給紙トレイ
51b〜53b 給紙ローラ部
60 FAXユニット
70 コントローラ
80 ハードディスク(HDD)
90 画像データバス
101〜104 制御用電源モジュール
101S サーミスタ
105 駆動用電源モジュール
106 監視用電源モジュール
107 制御用電源異常検出モジュール
111〜114、111a、111b 制御用電源異常検出回路
111AD AND回路
115 NAND回路
116 モード判定部
111Cp〜1114Cp、111Cp2、111Cp3 コンパレータ
111Ra、111Rb〜114Ra〜114Rb 分圧抵抗
111Ra2、111Rb2 分圧抵抗
111Ra3、111Rb3 分圧抵抗
111Rd 抵抗
114Rc〜114Rc 抵抗
120 リレー
130、131 制御デバイス
130a 水晶発振器
130b 抵抗
130c、130d トランジスタ
132 リセットIC
133、134 制御デバイス
135 リセットIC
136 負荷
Ps 電源母線
Pd 電源母線
140 複合装置
141 電源部
142 制御用電源異常検出モジュール
143 コントローラ
144 操作表示部
150 複合装置
151 電源部
151 電源部
152 制御用電源異常検出モジュール
153 操作表示部
160 複合装置
10a スキャナエンジンユニット
30a プロッタエンジンユニット
60a FAXユニット
70a コントローラ
80 HDD
163 操作表示部
161 電源部
162 制御用電源異常検出モジュール
163 操作表示部

Claims (11)

  1. 複数の電力出力系統を有する電源部から電力供給を受けて動作する複数の機能モジュールのうち任意の機能モジュールが動作することで各種動作モードを実行する該機能モジュールでの電力消費を制御する電源制御装置であって、前記電源部の各電力出力系統の異常発生の有無を検出する異常検出手段と、該異常検出手段が該電源部の一部の電力出力系統の異常発生を検出すると、前記複数の機能モジュールのうち、該異常発生時の動作モードで使用する前記機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させる電源制御手段と、を備えていることを特徴とする電源制御装置。
  2. 複数の電力出力系統を有する電源部から電力供給を受けて動作する複数の機能モジュールのうち任意の機能モジュールを使用して実行する動作モードを複数備えた電気機器において、前記電源部の各電力出力系統の異常発生の有無を検出する異常検出手段と、該異常検出手段が該電源部の一部の電力出力系統の異常発生を検出すると、前記複数の機能モジュールのうち、該異常発生時の動作モードで使用する前記機能モジュール以外の機能モジュールの動作を停止させる電源制御手段と、を備えていることを特徴とする電気機器。
  3. 前記異常検出手段は、前記電源部の各電力出力系統の出力電圧に基づいて各電力出力系統の異常発生の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の電源制御装置または請求項2記載の電気機器。
  4. 前記異常検出手段は、前記電源部の各電力出力系統の温度に基づいて各電力出力系統の異常発生の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の電源制御装置または請求項2記載の電気機器。
  5. 前記電源制御手段は、前記電源部から前記機能モジュールへの電源の供給を遮断して、該機能モジュールの動作を停止させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源制御装置または電気機器。
  6. 前記機能モジュールは、制御系と駆動負荷系を有する機能モジュールが存在し、前記電源部は、該機能モジュールの制御系に電力を供給する制御系電力出力系統と該駆動負荷系に電力を供給する駆動系電力出力系統を有し、前記異常検出手段は、該電源部の該制御系電力出力系統の異常発生の有無を検出し、前記電源制御手段は、先に、該電源部の駆動系電力出力系統から該機能モジュールの駆動系負荷系への電力供給を遮断し、その後、該電源部の制御系電力出力系統から該機能モジュールの制御系への電力供給を遮断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源制御装置または電気機器。
  7. 前記電源制御手段は、前記機能モジュールの動作クロックを低下または停止させて、該機能モジュールの動作を停止させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源制御装置または電気機器。
  8. 前記電源制御手段は、前記機能モジュールをリセットさせることで、該機能モジュールの動作を停止させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源制御装置または電気機器。
  9. 前記電源制御手段は、前記複数の機能モジュールのうち他の機能モジュールの動作を制御する制御機能モジュールに組み込まれていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電源制御装置または電気機器。
  10. 前記電源制御手段は、前記複数の機能モジュールのうち他の機能モジュールの動作を指示操作する操作機能モジュールに組み込まれていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電源制御装置または電気機器。
  11. 前記電源制御手段は、前記複数の機能モジュールに組み込まれており、前記動作モードに応じて該電源制御手段の組み込まれている機能モジュールが切り換わって、該電源制御手段によって前記電源制御機能を実行することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電源制御装置または電気機器。
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