JP2007335362A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接着部材による電子軌道のずれを低減する。
【解決手段】陽極14及び複数の画像形成部材6を有する前面板1と、互いに平行に配設された複数の陰極配線16及び複数の電子源5を有し、前記前面板と対向する背面板2と、前記背面板及び前記前面板の間に介挿され、表示領域の境界を形成する複数の板状の支持体4と、少なくとも前記各支持体と前記背面板との接合面を接着する接着部材と、を備え、前記前面板と前記背面板と前記支持体とで形成された気密空間に前記電子源及び前記画像形成部材が配置された画像表示装置100であって、前記支持体に隣接する前記陰極配線16は、表面に電極31が形成され、他の陰極配線は前記前面板に直接的に対向している。
【選択図】図1
【解決手段】陽極14及び複数の画像形成部材6を有する前面板1と、互いに平行に配設された複数の陰極配線16及び複数の電子源5を有し、前記前面板と対向する背面板2と、前記背面板及び前記前面板の間に介挿され、表示領域の境界を形成する複数の板状の支持体4と、少なくとも前記各支持体と前記背面板との接合面を接着する接着部材と、を備え、前記前面板と前記背面板と前記支持体とで形成された気密空間に前記電子源及び前記画像形成部材が配置された画像表示装置100であって、前記支持体に隣接する前記陰極配線16は、表面に電極31が形成され、他の陰極配線は前記前面板に直接的に対向している。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子源および画像形成部材を備える画像表示装置に関する。
マトリクス型の画像表示装置(マトリクス型ディスプレイ)は、互いに直交する電極群の交点を画素とし、各画素に印加する印加電圧を調整することによって画像を表示するものである。このマトリクス型の画像表示装置には、液晶ディスプレイ(LCD)の他、フィールドエミッション・ディスプレイ(以下、FEDと称する。)、エレクトロルミネセンス・ディスプレイ(EL)、発光ダイオード・ディスプレイ(LED)などが知られている。
例えば、FEDは、各画素毎に電子放出源(冷陰極源)が配置され、この電子放出源から放出された放出電子を真空中で加速し、この電子を蛍光体に照射することにより、照射された部分の蛍光体が発光するように構成されている。FED用の電子放出素子として、Spindt型やカーボンナノチューブを利用した電界放出型素子や、金属/絶縁層/金属型放出素子(MIM素子)、表面伝導型素子などが知られている。
特許文献1には、電子放出素子を設けた背面板(背面基板)と、画像形成部材を設けた前面板(前面基板)と、前面板の周縁部と背面板の周縁部とを支持する支持枠と、前面板と背面板との間に支柱として配置されるスペ−サとを備え、前面板とスペ−サとの接合部、背面板とスペ−サとの接合部、前面板と支持枠との接合部、及び背面板と支持枠との接合部にフリットガラスを用いて接合した画像表示装置が開示されている。
このような画像表示装置の場合は、スペーサの近傍から放出された電子の一部がスペーサに衝突することや、放出電子が前面基板の蛍光体やアルミバック(メタルバック)で後方散乱(反射)して、その後方散乱電子がスペーサに衝突することにより、スペーサが帯電する。スペーサが正帯電すると、電子がスペーサ方向に曲げられて(引き寄せられて)しまうために電子の軌道ずれが生じる問題点がある。
スペーサの帯電を緩和して、電子の軌道ずれを低減するために、スペーサの抵抗率を低下させる方法がある。例えば、絶縁性のスペーサに高抵抗薄膜を形成する方法や、スペーサのバルク抵抗を低減することによって抵抗率を低下させることが可能である。また、特許文献2では、スペーサを接続する配線の配線高さを他の配線に比べて高くすることが行われ、特許文献3では、スペーサ接続部材の上面とスペーサが配置されていない導体の上面とを実質的に同じ状態にすることが行われ、特許文献4では、配線上に電子軌道補正用の配線を配置し、その配線に電圧を印加することが行われている。
特開平11−317164号公報(図1)
特開2000−251785号公報(図1)
特開平8−315723号公報(図2)
特開2000−251791号公報(図2)
しかしながら、スペーサの帯電以外に、スペーサやスペーサを接着するフリットガラスがスペーサ近傍の電界を変歪させることによっても、放出電子の軌道が曲げられる。本来、前面基板と背面基板との間には平行な等電位面が形成され、等電位面の法線方向、すなわち、背面基板に垂直な方向に電子が加速されるべきものである。ところが、フリットガラスは、スペーサと背面基板の境界面あるいはスペーサと前面基板との境界面からはみ出すことがある。また、フリットガラスはスペーサよりも抵抗率が小さいため、境界面からはみ出したフリットガラスの近傍の等電位面が、フリットガラス(接着部材)の表面形状に沿って傾斜するので、傾斜した電界の方向に電子が加速され、電子軌道がずれる。
そこで、本発明は接着部材による電子軌道のずれを低減する画像表示装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の画像表示装置は、陽極(例えば、Al膜14)及び複数の画像形成部材を有する前面板(例えば、前面基板1)と、互いに平行に配設された複数の陰極配線(例えば、走査線16)及び複数の電子源(例えば、電子放出素子5)を有し、前記前面板と対向する背面板(例えば、背面基板2と、この背面基板2の表面に形成された除電用電極21)と、前記背面板及び前記前面板の間に介挿され、表示領域の境界を形成する複数の板状の支持体(例えば、スペーサ4)と、少なくとも前記各支持体と前記背面板との接合面を接着する接着部材(例えば、フリットガラス8)と、を備え、前記前面板と前記背面板と前記支持体とで形成された気密空間に前記電子源及び前記画像形成部材が配置された画像表示装置であって、前記支持体に隣接する前記陰極配線は、表面に電極(例えば、ガラス電極31)が形成され、他の陰極配線は前記前面板に直接的に対向していることを特徴とする。
これによれば、支持体に隣接する陰極配線にのみ配設された電極と、支持体及び背面板との接合面を封止する接着部材と、の近傍で等電位面が変歪する。しかしながら、少なくとも支持体と陰極配線との間の電子源の近傍で等電位面は補正され、電子軌道のずれが低減する。
また、電極の形状を、接着部材が前記接合面外にはみ出した形状に略等しくすると、電子源の位置での等電位面が背面基板に平行になる。これにより、電子軌道のずれが低減する。
本発明によれば、接着部材による電子軌道のずれを低減する画像表示装置を提供することができる。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態である画像表示装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、画像表示装置である表示パネル100の周縁部の構造図であり、前面基板1は透明なガラス板であり、背面基板2は板厚が0.5mm以上(例えば、3mm)の絶縁基板であり、ガラス板あるいはアルミナ等のセラミックス板が好適である。この前面基板1及び背面基板2の周縁部に配置され、外枠を兼ねた支持枠3はガラス板あるいはフリットガラスの整形品などから構成され、前面基板1及び背面基板2を封着部材を介して固定し、前面基板1と、背面基板2との距離を所定の値に保持している。
本発明の一実施形態である画像表示装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、画像表示装置である表示パネル100の周縁部の構造図であり、前面基板1は透明なガラス板であり、背面基板2は板厚が0.5mm以上(例えば、3mm)の絶縁基板であり、ガラス板あるいはアルミナ等のセラミックス板が好適である。この前面基板1及び背面基板2の周縁部に配置され、外枠を兼ねた支持枠3はガラス板あるいはフリットガラスの整形品などから構成され、前面基板1及び背面基板2を封着部材を介して固定し、前面基板1と、背面基板2との距離を所定の値に保持している。
支持体であるスペーサ4は、板状の薄いガラス板やアルミナ等のセラミックス板から構成され、前面基板1と、背面基板2との間に挟まれて形成された表示領域内に、前記前面基板1あるいは背面基板2にほぼ垂直で、長さ方向の位置関係を一致させて複数枚を等間隔に配列させている。なお、接着部材であるフリットガラス8は、背面基板2の表面に形成された除電用電極21とスペーサ4との接合面(境界面)を接着している。また、フリットガラス9は、前面基板1と支持枠3の接合面を気密封着し、背面基板2と支持枠3の接合面を気密封着している。また、フリットガラス8は、接合面からはみ出し、角が丸く円弧状等の非直線形状をしている。また、フリットガラス8,9の抵抗率は、スペーサ4の抵抗率よりも小さい。なお、前面基板1と背面基板2と支持枠3とで形成された密閉空間は、外界の気圧より低圧状態あるいは真空状態に保持されている。
画像形成部材6は、前面基板1の内面に画素として形成された蛍光物質(蛍光体)であり、電子が衝突することにより励起され、発光する。また、Cr膜13は、前面基板1の内面に画像形成部材6を除外した部分に形成されており、隣接する画素への漏れ光を防止する。陽極であるAl膜14は、Cr膜13及び画像形成部材6の表面(内面)に形成されており、高電圧(加速電圧)が印加される。除電用電極21は、スペーサ4の片端とSiN膜17との間に形成されており、Al膜14と共に帯電した電荷を除電する。例えば、スペーサ4の厚さが100〜200μmであり、高さが2〜3mmであり、抵抗率が109Ωcmであり、スペーサに10kVの高電圧が印加されるときは、数μAの電流が流れる。
電子源である電子放出素子5は、例えば、金属/絶縁層/金属型放出素子(MIM素子)であり、上部電極は図示しない薄膜トランジスタを介して陰極配線である走査線16に接続され、上部電極と下部電極(カソード)との間に駆動電圧が印加される。信号線18は、この薄膜トランジスタを駆動する為の信号線であり、走査線16と直交して配線されている。SiN膜17は、背面基板2に形成されており、信号線18と走査線16とを絶縁する。
ガラス電極31は、走査線16の表面に形成され、走査線16の中心軸からスペーサ4よりにずれて配置されている。また、ガラス電極31は、フリットガラス8の高さであるフリット高さHよりも低く形成され、フリットガラス8と類似する形状である。また、ガラス電極31は、フリットガラス8と同一材料を用いることにより、数十μm程度の厚みで形成することができる。また、ガラス電極31としてフリットガラスを用いる場合には、角部が丸くなるために余分な電子放出をせず、電界の集中が起こらない。
図2の構造図は、画像表示装置に配列されたスペーサ4近傍の複数の走査線16a,16b,16c,…及び複数の電子放出素子5a,5b,5c,…を示した図であり、この図を用いて電界変歪の様子を説明する。なお、電子放出素子5a,5b,5c,…は、図1の電子放出素子5に対応し、走査線16a,16b,16c,…は、図1の走査線16に対応し、画像形成部材6a、6b,6c,…は、図1の画像形成部材6に対応する。なお、前面基板1はCr膜13とAl膜14と共に前面板を構成し、背面基板2は信号線18とSiN膜17と除電用電極21と共に背面板を構成している。すなわち、前面板と背面板とスペーサ4とで形成された気密空間に電子放出素子5a,5b,5c,…、及び画像形成部材6a,6b,6c,…が配置されている。
走査線16aの表面のみにガラス電極31が形成され、他の走査線16b,16c,…の表面は直接的に前面基板1に対向している。前面板に近い等電位線12aは前面基板1に対して略平行であり、前面基板1の表面の等電位面は乱れていない。これに対して、背面板に近い等電位線12bは、フリットガラス8及びガラス電極31の表面形状に沿って変歪しており、電子放出素子5aの近傍で極小となり、背面板とほぼ平行になっている。したがって、電子放出素子5aから放出した電子は背面基板2の法線方向、すなわち、電界方向に進行する。特に極端な場合として、フリットガラス8の抵抗値が「0」であれば、フリットガラス8の表面は完全に等電位面になる。また、十分な電界変歪の効果を出すためには、スペーサ4の抵抗率が109Ωcm以上であるとき、ガラス電極31は、抵抗率107Ωcm以下の材料を用いる必要がある。
しかしながら、ガラス電極31がスペーサ4よりにずれて配置されているので、等電位線12bの極小点は、電子放出素子5aの中心位置よりもスペーサ4よりに若干ずれるので、等電位線12bは電子放出素子5aの中心付近では背面板と平行にならない。このため、電子は等電位面の法線方向に進むことから、電子放出素子5aから放出される電子は、スペーサ4の方向に若干偏向する。そして、画像形成部材6aに近づくにつれて、Al膜14に印加された高電圧により、電子は背面基板2の法線方向に加速される。この結果、電子軌道11aのように、電子は画像形成部材6aに到達し、画像形成部材6aが発光する。
また、電子放出素子5b,5c,…の近傍では、等電位線12bによる電界変歪はほとんど無い。このため、電子放出素子5b,5c,…から放出された電子は、ほとんど偏向すること無く、画像形成部材6b,6c,…に到達する。
図3は、画像表示装置の回路図であり、表示パネル100の周辺を含めたものである。電子放出素子5が接続されたスイッチング素子60が走査線16及び信号線18に沿ってマトリックス状に配線されている。走査線16の駆動電圧が、スイッチング素子60を介して、SiN膜17の基板上に形成された電子放出素子5の上部電極に印加される。走査線16に印加される駆動電圧は、ドライバ回路52により生成され、スイッチング素子60を駆動するゲート電圧は、ドライバ回路51により生成される。また、高圧発生回路53は、Al膜14に、例えば、10kVの高電圧(加速電圧)を印加している。
本実施形態の原理を明確にするため図4の比較例を用いて説明する。
図4(a)の比較例は、ガラス電極31を走査線16a,16b,16c,…の何れにも設けず、前面基板1にもフリットガラス7を設けた場合である。
フリットガラス8がスペーサ4と背面基板2との接合面に設けられ、フリットガラス7がスペーサ4と前面基板1との接合面に設けられている。このため、スペーサ4の近傍、かつ、前面基板1と背面基板2との双方の表面近傍で等電位線12が変歪し、これにより、等電位面の法線方向の電界が変歪する。背面基板2側の電界変歪によって、電子放出素子5aから放出された電子は、スペーサ4と反対側に偏向する。一方、前面基板1の表面近傍での電界変歪により、スペーサ4側に偏向するが、前面基板1の近傍では、電子は十分に加速されているので、ずれ幅は少ない。したがって、放出された電子は、全体として、スペーサ4と反対の方向に偏向し、軌道ずれd1が生じる。図4(b)の比較例は、スペーサ4の両端面に導電性膜15bを蒸着あるいはスパッタした場合であり、スペーサ4に帯電された電荷を放電させるものである。この場合でも、スペーサ4の端部側面に導電性膜15bが回り込むため、フリットガラス7,8と同様に、電界変歪が発生し、軌道ずれd2が生じる。
図4(a)の比較例は、ガラス電極31を走査線16a,16b,16c,…の何れにも設けず、前面基板1にもフリットガラス7を設けた場合である。
フリットガラス8がスペーサ4と背面基板2との接合面に設けられ、フリットガラス7がスペーサ4と前面基板1との接合面に設けられている。このため、スペーサ4の近傍、かつ、前面基板1と背面基板2との双方の表面近傍で等電位線12が変歪し、これにより、等電位面の法線方向の電界が変歪する。背面基板2側の電界変歪によって、電子放出素子5aから放出された電子は、スペーサ4と反対側に偏向する。一方、前面基板1の表面近傍での電界変歪により、スペーサ4側に偏向するが、前面基板1の近傍では、電子は十分に加速されているので、ずれ幅は少ない。したがって、放出された電子は、全体として、スペーサ4と反対の方向に偏向し、軌道ずれd1が生じる。図4(b)の比較例は、スペーサ4の両端面に導電性膜15bを蒸着あるいはスパッタした場合であり、スペーサ4に帯電された電荷を放電させるものである。この場合でも、スペーサ4の端部側面に導電性膜15bが回り込むため、フリットガラス7,8と同様に、電界変歪が発生し、軌道ずれd2が生じる。
図5(a)のグラフは、フリット高さHに対する放出された電子軌道のずれの大きさdを表している。図5(a)からわかるように、フリット高さHが高くなるほど陰極側の電界は変歪するために、結果として電子軌道のずれが大きくなる。これはスペーサ4に沿う方向の高さであるフリット高さHが高ければ高いほどスペーサ4の近傍の電界が大きく変歪するからである。
図5(b)は、電子放出素子5a,5b,5cからの電子軌道のずれの大きさ比率(%)と、スペーサからの走査線数との関係をプロットしたものである。なお、大きさ比率(%)はスペーサ4に隣接する電子放出素子5aの電子軌道のずれの大きさ比率を100%としている。また、走査線数は、スペーサ4に隣接する走査線16aが「1」であり、走査線16bに隣接する走査線16bが「2」であり、走査線16bに隣接する走査線16cが「3」であり、特に、走査線数「2」のときの電子軌道のずれの大きさ比率は10%である。
図からわかるように、スペーサ4に隣接する電子放出素子5aの電子軌道は大きく影響を受けるのに対して、スペーサ4から2列目の電子放出素子5b、3列目の電子放出素子5cへの影響は大幅に少ない。つまり、図1,2のように、スペーサ4に隣接する走査線上だけにガラス電極31を配置し、他の走査線の表面は直接前面板に対向するようにしても、電子軌道の曲がりを抑制することができる。
図1,2は、ガラス電極31の高さをフリット高さHよりも低くし、ガラス電極31の位置を走査線16aの中心軸よりもスペーサ4よりにずらしたが、ガラス電極の高さをフリット高さHと同じにする場合、ガラス電極31の位置を走査線16aの中心軸上に設けた場合、ガラス電極31を設けない場合も可能であり、図6から図8までを用いて、これらを比較検討する。
図6と図2との相違点は、走査線16の中心軸上にガラス電極31が設けられている点である。図7(a)と図2との相違点は、走査線16aの中心軸上に、フリット高さHと同じ高さのガラス電極32を設けた点であり、図7(b)と図2との相違点は、何れの走査線16a,16b,16c,…にもガラス電極を設けない点である。なお、図6においてガラス電極31の高さは、フリット高さHよりも小さい点は図2と共通する。また、図6等では、Cr膜13、Al膜14及び画像形成部材6の記載を一部省略している。
図7(a)においては、電子放出素子5aの位置は、フリットガラス8とガラス電極32との間の中点であり、電子放出素子5aの近傍の電界は背面基板2に対して略垂直方向を向く。このため、電子放出素子5aが放出する電子の軌道ずれd6は小さい。
ところが、走査線16cの表面にはガラス電極が設けられていないので、電子放出素子5bの近傍では、ガラス電極32により等電位面が傾斜し、電子放出素子5bが放出する電子が走査線16cの方向に大きく偏向する。このため、画像形成部材6bに到達するときの軌道ずれd7は大きい。なお、電子放出素子5cの両側にはガラス電極もスペーサも存在しないので、等電位面の変動は少なく、軌道ずれd8は小さい。
図7(b)においては、電子放出素子5aが放出する電子の軌道は、フリットガラス8のみの影響を受け、走査線16aの方向、すなわち、スペーサ4と反対側の方向に大きく偏向し、軌道ずれd3は大きい。一方、電子放出素子5b,5cと、フリットガラス8とは大きく離れているので、軌道ずれd4,d5は小さい。
すなわち、図7(a)のスペーサ4に隣接する走査線16aの中心軸上のみにガラス電極32を設けた場合は、ガラス電極32を挟んでスペーサ4と反対側の電子放出素子5bから放出される電子の軌道が曲げられてしまい、図7(b)のガラス電極を設けない場合のように、軌道ずれを低減する効果が小さい。しかしながら、再び図6のように、ガラス電極31の高さをフリット高さHに比べて低くすることにより軌道ずれの影響を低減させることができる。
図8(a)は、フリット高さHと同じ高さのガラス電極32を走査線16aの中心軸上でなく、スペーサ4側にずらして配置したものである。すなわち、ガラス電極32を配置する位置を走査線16aの中心軸からスペーサ4側にずらして配置することで電子軌道のずれを小さく抑えることが可能である。走査線16aの中心軸からスペーサ4側に配置すると、スペーサ4側に与える影響は大きい反面、スペーサ4と反対側に与える影響は小さい。このことは、ガラス電極32がスペーサ側の電界変歪を効果的に低減することができ、スペーサ4と反対側の電界を乱したくない部分への影響が少ないことを示している。さらに、図1,図2と同様であるが、図8(b)に示すように高さの低いガラス電極31を、走査線16aのスペーサ4よりに配置することにより、すべての電子放出素子5a,5b,5c,…から放出電子を正規の蛍光***置に最も近い位置に電子を当てることが可能となる。
以上説明したように本実施形態によれば、スペーサ4に隣接する走査線16aだけに、フリット高さHよりも低いガラス電極31を配置し、ガラス電極31を走査線16aの中心軸からスペーサ4よりにずらして配置することにより、スペーサ4に隣接する電子放出素子5aのみならず、その次(スペーサ4から2ライン目)の電子放出素子5bの軌道ずれを極力抑えることが可能である。
すなわち、電子の軌道ずれを抑えるためには接着部材であるフリットガラス8のフリット高さHを極力低くする必要があるが、製造上はフリットガラス8の高さを軌道ずれがないようにするには限界がある。フリットガラスの高さが高く電子軌道ずれに大きな影響がある場合でも、本実施形態の構成を用いることにより軌道ずれ(ビーム偏向)を抑えることが可能である。
表示パネル100は、背面基板2に形成された電子放出素子5(冷陰極源)に電圧を印加することにより各電子放出素子5から電子が放出される。約10kVの高電圧を前面基板1のメタルバック(陽極)部であるAl膜14に印加することにより、前記放出電子が加速され画像形成部材6に衝突する。画像形成部材6(蛍光体)が励起され発光することにより、画像が表示される。また、電子放出素子5(冷陰極源)からの放出電子の軌道ずれdが少ないため、正規の画像形成部材6に電子が当たらず発光しなかったり、一部の蛍光体しか発光しなかったり、発光量が低下したりすることが回避される。
また、スペーサ4に隣接する走査線16aだけ、もしくはスペーサ4の近傍だけにガラス電極31,32を配置するため、製造上容易にビーム偏向抑制が可能であり、低コストで実現できる。さらに、スペーサ4の影響で冷陰極源からの放出電子の収束率が悪いスペーサ隣接部の電子ビームの収束効果を期待できる。
なお、特許文献2に見られるようにすべての走査線にスペーサに接着するフリットと同じ高さの電極を配置すると、電界分布をビームが曲がらないようにコントロールすることが可能であるが、すべての走査線16a,16b,16c,…にガラス電極32を精度よく配置することは非常に困難である。
なお、特許文献2に見られるようにすべての走査線にスペーサに接着するフリットと同じ高さの電極を配置すると、電界分布をビームが曲がらないようにコントロールすることが可能であるが、すべての走査線16a,16b,16c,…にガラス電極32を精度よく配置することは非常に困難である。
(第2実施形態)
前記実施形態は、ガラス電極31,32にフリットガラス8と同一材料を用いたが、他の材料に変更することもできる。
また、前記のような電極形状や電極配置により電界をコントロールする以外に、抵抗率による方法も考えられる。例えば、電極高さを低くするのと同様の効果を出すためには、電極材料の抵抗率をフリットガラス8に比べて大きくする必要がある。例えば、図7(a)に示すようにフリットガラス8と電極が同じ高さの場合でも、ガラス電極の抵抗率を高くすることにより、図6に示すような電極高さを低くした場合と同じ効果が得られる。
前記実施形態は、ガラス電極31,32にフリットガラス8と同一材料を用いたが、他の材料に変更することもできる。
また、前記のような電極形状や電極配置により電界をコントロールする以外に、抵抗率による方法も考えられる。例えば、電極高さを低くするのと同様の効果を出すためには、電極材料の抵抗率をフリットガラス8に比べて大きくする必要がある。例えば、図7(a)に示すようにフリットガラス8と電極が同じ高さの場合でも、ガラス電極の抵抗率を高くすることにより、図6に示すような電極高さを低くした場合と同じ効果が得られる。
(第3実施形態)
前記各実施形態は、スペーサ4に隣接する走査線16aにのみガラス電極31,32を設けたが、すべての走査線16a,16b,16c,…にガラス電極31a,31b,31c,31d,31e,…を設けることも可能である。
図9に示すようにスペーサ4に隣接する走査線16aだけでなく、スペーサ近傍の他の走査線16b,16c,16d,…において、電極高さをスペーサから離れていくに従って徐々に低くすることにより全体的なビーム偏向が抑えられ、偏向ずれd18,d19,d20,d21,d22,…を小さくすることが可能となる。この場合もガラス電極31a,31b,31c,31d,31e,…としては、107Ωcm以下のフリットガラスや金属などの導電性電極材料を使用することで実現できる。また、この場合もガラス電極31,32の高さをガラス電極の抵抗率の変化で置き換えることが可能であるため、スペーサ4から離れるに従ってガラス電極31a,31b,31c,31d,31e,…の抵抗率を大きくすることで同様の効果が期待できる。
前記各実施形態は、スペーサ4に隣接する走査線16aにのみガラス電極31,32を設けたが、すべての走査線16a,16b,16c,…にガラス電極31a,31b,31c,31d,31e,…を設けることも可能である。
図9に示すようにスペーサ4に隣接する走査線16aだけでなく、スペーサ近傍の他の走査線16b,16c,16d,…において、電極高さをスペーサから離れていくに従って徐々に低くすることにより全体的なビーム偏向が抑えられ、偏向ずれd18,d19,d20,d21,d22,…を小さくすることが可能となる。この場合もガラス電極31a,31b,31c,31d,31e,…としては、107Ωcm以下のフリットガラスや金属などの導電性電極材料を使用することで実現できる。また、この場合もガラス電極31,32の高さをガラス電極の抵抗率の変化で置き換えることが可能であるため、スペーサ4から離れるに従ってガラス電極31a,31b,31c,31d,31e,…の抵抗率を大きくすることで同様の効果が期待できる。
(変形例)
本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記各実施形態は、ガラス電極31,32にフリットガラスを用いたが、走査線上に配置する電極材料としては金属の蒸着なども考えられるが、金属材料を電極として使う場合には、角部(頂部)から電子放出しないようにエッチングなどにより端部に曲率を持たせることが望ましい。
(2)前記各実施形態はFEDに適用したものについて説明したが、他の同様の画像表示装置、例えば、EL、プラズマディスプレイ等にも適用できる。
(3)前記各実施形態のガラス電極31,32は、単に、フリットガラスを走査線16の表面に形成して、ガラス電極31,32とフリットガラス8との形状を類似させたが、スペーサ4と厚さ及び材質が同一な絶縁物と走査線16とをフリットガラスを用いて接着するようにすれば、ガラス電極31,32をよりフリットガラス8の形状に相似させることができる。
本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記各実施形態は、ガラス電極31,32にフリットガラスを用いたが、走査線上に配置する電極材料としては金属の蒸着なども考えられるが、金属材料を電極として使う場合には、角部(頂部)から電子放出しないようにエッチングなどにより端部に曲率を持たせることが望ましい。
(2)前記各実施形態はFEDに適用したものについて説明したが、他の同様の画像表示装置、例えば、EL、プラズマディスプレイ等にも適用できる。
(3)前記各実施形態のガラス電極31,32は、単に、フリットガラスを走査線16の表面に形成して、ガラス電極31,32とフリットガラス8との形状を類似させたが、スペーサ4と厚さ及び材質が同一な絶縁物と走査線16とをフリットガラスを用いて接着するようにすれば、ガラス電極31,32をよりフリットガラス8の形状に相似させることができる。
1 前面基板(前面板)
2 背面基板(背面板)
3 支持枠
4 スペーサ(支持体)
5,5a,5b,5c 電子放出素子(電子源)
6,6a,6b,6c 画像形成部材
7,8 フリットガラス(接着部材)
9 フリットガラス(封着部材)
11,11a 電子軌道
12,12a,12b 等電位線
13 Cr膜
14 Al膜(陽極)
15a,15b 導電性膜
16,16a,16b,16c 走査線(陰極配線)
18 信号線
21 除電用電極(背面板)
31,32 ガラス電極(電極)
31a,31b,31c,31d,31e ガラス電極
51,52 ドライバ回路
53 高圧発生回路
60 スイッチング素子
100 表示パネル(画像表示装置)
2 背面基板(背面板)
3 支持枠
4 スペーサ(支持体)
5,5a,5b,5c 電子放出素子(電子源)
6,6a,6b,6c 画像形成部材
7,8 フリットガラス(接着部材)
9 フリットガラス(封着部材)
11,11a 電子軌道
12,12a,12b 等電位線
13 Cr膜
14 Al膜(陽極)
15a,15b 導電性膜
16,16a,16b,16c 走査線(陰極配線)
18 信号線
21 除電用電極(背面板)
31,32 ガラス電極(電極)
31a,31b,31c,31d,31e ガラス電極
51,52 ドライバ回路
53 高圧発生回路
60 スイッチング素子
100 表示パネル(画像表示装置)
Claims (14)
- 陽極及び複数の画像形成部材を有する前面板と、
互いに平行に配設された複数の陰極配線及び複数の電子源を有し、前記前面板と対向する背面板と、
前記背面板及び前記前面板の間に介挿され、表示領域の境界を形成する複数の板状の支持体と、
少なくとも前記各支持体と前記背面板との接合面を接着する接着部材と、
を備え、
前記前面板と前記背面板と前記支持体とで形成された気密空間に前記電子源及び前記画像形成部材が配置された画像表示装置であって、
前記支持体に隣接する前記陰極配線は、表面に電極が形成され、他の陰極配線は前記前面板に直接的に対向している
ことを特徴とする画像表示装置。 - 陽極及び複数の画像形成部材を有する前面板と、
互いに平行に配設された複数の陰極配線及び複数の電子源を有し、前記前面板と対向する背面板と、
前記背面板及び前記前面板の間に介挿され、表示領域の境界を形成する複数の板状の支持体と、
少なくとも前記各支持体と前記背面板との接合面を接着する接着部材と、
を備え、
前記前面板と前記背面板と前記支持体とで形成された気密空間に前記電子源及び前記画像形成部材が配置された画像表示装置であって、
前記陰極配線は、表面に電極が形成され、
前記電極は、前記接着部材の形状に相似することを特徴とする画像表示装置。 - 前記背面板は、背面基板と、この背面基板の表面に形成された除電用電極とを備え、
前記支持体は、前記除電用電極と前記前面板との間に介挿されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。 - 前記接着部材は、前記接合面からはみ出したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記支持体は、絶縁物により形成され、
前記接着部材及び前記電極の抵抗率は、前記支持体の抵抗率よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。 - 前記接着部材と前記電極とは、同一材料で形成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
- 前記支持体は、抵抗率109Ωcm以上の絶縁材料で形成され、
前記電極は、抵抗率107Ωcm以下の導電材料で形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像表示装置。 - 前記電極は、前記陰極配線の中心軸より前記支持体側にずれて配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記電極の高さは、前記接着部材の高さよりも低いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記電極は、前記陰極配線の中心軸より前記支持体側にずれて配置され、高さが前記接着部材の高さよりも低いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記電極の断面は、非直線形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
- 陽極及び複数の画像形成部材を有する前面板と、
互いに平行に配設された複数の陰極配線及び複数の電子源を有し、前記前面板と対向する背面板と、
前記背面板及び前記前面板の間に介挿され、表示領域の境界を形成する複数の板状の支持体と、
少なくとも前記各支持体と前記背面板との接合面を接着する接着部材と、
を備え、
前記前面板と前記背面板と前記支持体とで形成された気密空間に前記電子源及び前記画像形成部材が配置された画像表示装置であって、
前記各陰極配線は、表面に電極が形成されたことを特徴とする画像表示装置。 - 前記各陰極配線に形成された電極は、前記支持体から離れるにしたがって高さが徐々に低くなることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
- 前記各陰極配線に形成された電極は、前記支持体から離れるにしたがって抵抗率が大きくなることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006168731A JP2007335362A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006168731A JP2007335362A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007335362A true JP2007335362A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38934606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006168731A Pending JP2007335362A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007335362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017152392A (ja) * | 2011-11-29 | 2017-08-31 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 封止体 |
-
2006
- 2006-06-19 JP JP2006168731A patent/JP2007335362A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017152392A (ja) * | 2011-11-29 | 2017-08-31 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 封止体 |
US10361392B2 (en) | 2011-11-29 | 2019-07-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Sealed structure, light-emitting device, electronic device, and lighting device |
JP2020035757A (ja) * | 2011-11-29 | 2020-03-05 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 封止体 |
US11101444B2 (en) | 2011-11-29 | 2021-08-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Sealed structure, light-emitting device, electronic device, and lighting device |
JP2021182559A (ja) * | 2011-11-29 | 2021-11-25 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 封止体、発光装置、電子機器、及び、照明装置 |
JP7317902B2 (ja) | 2011-11-29 | 2023-07-31 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 封止体、発光装置、電子機器、及び、照明装置 |
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