JP2007333293A - ループ式ヒートパイプ - Google Patents

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保利 山中
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Abstract

【課題】 簡単な手段を採用するだけで性能の向上を図ることのできるループ式ヒートパイプを提供する。
【解決手段】 水タンク13の冷媒下流タンク25側に冷却水導入パイプ21を設け、水タンク13の冷媒上流タンク24側に冷却水排出パイプ22を設けて、冷媒の液化凝縮側から冷媒の未凝縮側へ向けて冷却水を流すことにより、凝縮器15で液化した液冷媒は、未加熱あるいは加熱初期の温度の低い冷却水により冷却され、蒸発器14へ戻される液冷媒を過冷却できる。これによって、蒸発器14に戻される液冷媒と、蒸発器14で蒸発した蒸発冷媒との温度差を大きくすることができ、熱回収効率(ポンプ効率)を高めることができる。さらに、凝縮器15における冷媒の流れ方向と冷却水の流れ方向を対向流としたことで、水タンク13から流出する冷却水の温度を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加熱流体の熱によって冷媒を蒸発させ、その蒸発冷媒を被加熱流体で冷却して蒸発冷媒が凝縮する際の凝縮潜熱にて被加熱流体を加熱するループ式ヒートパイプに関し、例えば排熱回収装置等に用いて好適な技術に関する。
ループ式ヒートパイプの一例として、例えば特許文献1に開示したものが知られている。特許文献1は、冷媒を加熱して蒸発させる蒸発器、および冷媒を冷却して凝縮させる凝縮器を備えるループ式ヒートパイプの運転を、凝縮器で凝縮した液冷媒を蒸発器に戻す通路の開閉を行う開閉弁(運転停止手段の一例)により制御するものである。このループ式ヒートパイプは、開閉弁の上流側(凝縮器側)に液冷媒を貯溜可能な液冷媒貯溜部を備えるものであり、特許文献1における液冷媒貯溜部は、開閉弁とともに凝縮器の外部に設けられている。
凝縮器は、被加熱流体が流れる水タンク内に配置されて、凝縮器に導かれた蒸発冷媒と水タンク内を流れる被加熱流体との熱交換を行い、蒸発冷媒が凝縮する際の凝縮潜熱にて被加熱流体を加熱する。
特開平4−45393号公報
この種のループ式ヒートパイプでは、常に被加熱流体の加熱性能の向上が望まれる。
本発明は、簡単な手段を採用するだけで従来より性能を向上させることのできるループ式ヒートパイプを提供することを目的としている。
[請求項1の手段]
従来のループ式ヒートパイプでは、被加熱流体の流れ方向は何ら考えられておらず、配管の取り回しの容易さなど、成り行きで被加熱流体を流していた。
これに対し、請求項1の手段を採用するループ式ヒートパイプは、方向限定手段(21、22)によって冷媒の液化凝縮側から冷媒の未凝縮側へ向けて被加熱流体を流すように限定する。請求項1のループ式ヒートパイプは、この限定を採用することにより、次の作用および効果を得ることができる。
(第1の作用および効果)
方向限定手段(21、22)によって冷媒の液化凝縮側から冷媒の未凝縮側へ向けて被加熱流体を流すことにより、冷媒の液化凝縮側では、未加熱あるいは加熱初期の温度の低い被加熱流体により、凝縮した液冷媒を冷却する。
これにより、液冷媒を低い温度まで冷却することができる。即ち、液冷媒を過冷却化(スーパークール化)できる。このように、液冷媒を過冷却することにより、蒸発器(14)へ戻される液冷媒の温度が低くなる。これによって、蒸発器(14)に戻される液冷媒側(未加熱側)と、蒸発器(14)で蒸発した蒸発冷媒側(加熱後側)との温度差を大きくすることができ、蒸発器(14)において冷媒の吸熱量を大きくできる。
このように、蒸発器(14)において冷媒の吸熱量を大きくできることにより、ループ式ヒートパイプの熱回収効率(ポンプ効率)を高めることができる。
(第2の作用および効果)
凝縮器(15)に導かれた蒸発冷媒は、凝縮器(15)に導かれた直後は熱く、凝縮が進むにつれて温度が低下する。即ち、冷媒の未凝縮側が熱く、冷媒の液化凝縮側に向かうにつれて温度が低下する。
方向限定手段(21、22)によって冷媒温度の低い液化凝縮側から、冷媒温度の高い未凝縮側へ被加熱流体を流すことにより、冷媒温度の低い液化凝縮側で加熱されて温度上昇した被加熱流体を、さらに冷媒温度の高い未凝縮側で加熱することができ、結果的に凝縮器(15)で加熱された後の被加熱流体の温度を高めることができる。
(効果のまとめ)
請求項1の手段を採用するループ式ヒートパイプは、上記「第1の作用および効果」で示したループ式ヒートパイプのポンプ効率を高める効果と、上記「第2の作用および効果」で示した被加熱流体の温度を高める効果とを得ることができる。
即ち、方向限定手段(21、22)によって被加熱流体の流れ方向を限定するという簡単な手段を採用するだけで、従来では想到できなかった上記2つの優れた効果を得ることができ、上記2つの優れた効果によりループ式ヒートパイプの性能を向上させることができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用するループ式ヒートパイプは、凝縮した液冷媒を貯溜可能な液冷媒貯溜部(29)を備え、方向限定手段(21、22)は、液冷媒貯溜部(29)側から冷媒の未凝縮側へ向けて被加熱流体を流す。
これにより、凝縮器(15)で液化した液冷媒を、未加熱あるいは加熱初期の温度の低い被加熱流体によって冷却することができ、蒸発器(14)に戻される液冷媒を過冷却することができる。
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用するループ式ヒートパイプにおける液冷媒貯溜部(29)は、凝縮器(15)の一部である。
即ち、液冷媒貯溜部(29)は、凝縮器(15)において液冷媒が貯溜可能な部分である。これにより、凝縮器(15)において液冷媒が貯溜する側から冷媒の未凝縮側へ向けて被加熱流体を流すことにより、蒸発器(14)に戻される液冷媒を過冷却することができる。
[請求項4の手段]
請求項4の手段を採用するループ式ヒートパイプは、蒸発器(14)による冷媒の蒸発を停止する運転停止手段を備え、この運転停止手段は、凝縮器(15)で凝縮した液冷媒を蒸発器(14)に戻す通路を閉塞する開閉弁(16)である。
開閉弁(16)により液冷媒を蒸発器(14)に戻す通路を閉塞することにより、蒸発器(14)で蒸発する冷媒がなくなり(あるいは減少し)、その結果蒸発器(14)での冷媒の蒸発が停止して、ループ式ヒートパイプの運転が停止する。
[請求項5の手段]
請求項5の手段を採用するループ式ヒートパイプは、蒸発器(14)による冷媒の蒸発を停止する運転停止手段を備え、この運転停止手段は、蒸発器(14)へ導かれる加熱流体の供給量を抑制する加熱流体抑制手段である。
加熱流体抑制手段により蒸発器(14)へ導かれる加熱流体の供給量を抑制することで、蒸発器(14)における冷媒の蒸発が停止し(あるいは減少し)、その結果ループ式ヒートパイプの運転が停止する。
[請求項6の手段]
請求項6の手段を採用するループ式ヒートパイプは、自動車の排熱回収を行う排熱回収装置(7)に適用され、熱源流体は、燃料の燃焼により出力を発生するエンジン(1)の排気ガスであり、被加熱流体は、エンジン(1)の冷却水である。
これにより、排熱回収装置(7)の性能を、ループ式ヒートパイプのポンプ効率を高める効果と、冷却水の加熱効率を高める効果とで、高めることができる。
ループ式ヒートパイプは、例えば自動車の排熱を回収する排熱回収装置(7)に搭載される。この排熱回収装置(7)は、蒸発器(14)と凝縮器(15)を用いたループ式のヒートパイプによって、エンジン(1)の排気ガスの熱によりエンジン(1)の冷却水を加熱するものであり、冷媒の液化凝縮側から冷媒の未凝縮側へ向けて被加熱流体を流す方向限定手段(21、22)を備える。
冷媒の液化凝縮側から冷媒の未凝縮側へ向けて被加熱流体を流すことにより、ループ式ヒートパイプのポンプ効率を高める効果と、冷却水の加熱効率を高める効果とを得ることができ、その結果、排熱回収装置(7)の性能を向上させることができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施例との対応関係を示すものである。
本発明を排熱回収装置に適用した実施例1を、図1、図2を参照して説明する。
なお、この実施例1では、先ず「熱回収装置の基本構成」を説明し、その後で「実施例1の特徴」を説明する。
〔熱回収装置の基本構成〕
車両に搭載される水冷式のエンジン(内燃機関)1は、燃料の燃焼により車両走行用の回転出力を発生するものであり、エンジン1の発熱を抑える冷却水回路と、燃料を燃焼させた後の排気ガスを大気中に放出する排気管2とを備える。
冷却水回路には、ラジエータ回路3、ヒータ回路4および排熱回収回路5が設けられている。
排気管2には、排気ガスの浄化を行う触媒コンバータ6および排熱回収装置7が設けられている。
(冷却水回路の説明)
ラジエータ回路3、ヒータ回路4および排熱回収回路5を説明する。
ラジエータ回路3は、ウォータポンプ8により循環される冷却水を外気と熱交換して冷却するラジエータ9を備える。また、ラジエータ回路3には、ラジエータ9を迂回して冷却水を流すラジエータバイパス10が設けられている。さらに、ラジエータ回路3には、サーモスタット11が設けられている。
このサーモスタット11は、ラジエータ9を通過する冷却水量と、ラジエータバイパス10を通過する冷却水量との割合を調整して、冷却水の温度を所定の温度範囲(例えば80℃〜100℃)に保つものであり、例えば暖機時など冷却水温度が低い状態においてラジエータバイパス10側の冷却水量を増加させて、暖機を促進するようになっている。
ヒータ回路4は、ラジエータ回路3のエンジン出口部とは異なる部位から冷却水が流出して、排熱回収回路5の下流側に合流する回路となっている。ヒータ回路4の途中には、ヒータコア12が設けられている。ヒータコア12は、車室内空調用のダクト内に配置されて、ダクト内を流れる空気と冷却水とを熱交換し、車室内に吹き出される空気を加熱するようになっている。
排熱回収回路5は、ラジエータ回路3のエンジン出口部から分岐して、ウォータポンプ8に接続される冷却水回路であり、ウォータポンプ8の作動により冷却水が循環するようになっている。排熱回収回路5の途中には、排熱回収装置7における水タンク13が接続されている。
(排熱回収装置7の説明)
排熱回収装置7は、冷媒の蒸発と凝縮によって熱の運搬を行うループ式ヒートパイプを用いて、触媒コンバーダ6を通過した後の排気ガスの熱で、排熱回収回路5を流れる冷却水を加熱するものであり、ループ式ヒートパイプを成す蒸発器14および水タンク13内に収容される凝縮器15を一体的に設け、内圧に応じてループ式ヒートパイプの作動を制御する差圧弁16を組付けたものである。
ここで、蒸発器14と、水タンク13内に収容される凝縮器15は、耐腐食性を備える部材(ステンレス等)をろう付け等の接合技術で一体化したものであり、接合後に差圧弁16が排熱回収装置7に組付けられる。
排熱回収装置7には、図示しない封入部が設けられている。この封入部は、排熱回収装置7内を真空引き(減圧)し、冷媒を封入した後に封止したものである。
この実施例では、冷媒の一例として水を使用している。水の沸点は、1気圧で100℃であるが、排熱回収装置7内が減圧(例えば、0.01気圧)されて、沸点が5℃〜10℃にされている。なお、冷媒として、水の他に、アルコール、フロロカーボン、フロン等を用いても良い。
蒸発器14は、排気管2を通過する排気ガスと、内部の水との熱交換を行う熱交換器(例えば、積層型の熱交換器、ヘッダ型の熱交換器、ドロンカップ型の熱交換器)であり、熱交換部17、下タンク18および上タンク19を備える。
熱交換部17は、例えば直線状に伸びるチューブ17aとフィン17bとを交互に積層した構造を採用するものであり、車両にはチューブ17aの長手方向を天地方向に向けて搭載される。なお、冷媒の蒸発能力が下がるものの排気効率を高める目的や、耐久性を高める目的でフィン17bを無くしたものであっても良い。
下タンク18は、熱交換部17の下部(車両搭載時における下側)に設けられて、差圧弁16を介して供給される凝縮水を各チューブ17aに分配するものである。
上タンク19は、熱交換部17の上部(車両搭載時における上側)に設けられて、各チューブ17a内を上昇した蒸発冷媒を収集して凝縮器15に導くものである。
凝縮器15は、冷却水が流れる水タンク13の内部に配置されるものである。
水タンク13は、蒸発器14との間を冷却水が流れる容器であり、例えば蒸発器14の側面に接合される水タンクプレートと、凝縮器15を収容する水タンクカップとを接合した構造を採用している。この水タンク13には、冷却水を水タンク13内に導く冷却水導入パイプ21と、水タンク13内を通過した冷却水を排出する冷却水排出パイプ22とが接合されている。
なお、水タンク13における冷却水の流れ方向については後述する。
凝縮器15は、蒸発器14から供給される蒸発冷媒と、水タンク13内を流れる冷却水の熱交換を行う熱交換器(例えば、積層型の熱交換器、ヘッダ型の熱交換器、ドロンカップ型の熱交換器)であり、この実施例1の凝縮器15は、蒸発器14の側面(車両搭載時の水平方向の隣部)に設けられている。
凝縮器15は、熱交換部23、冷媒上流タンク24および冷媒下流タンク25を備える。
熱交換部23は、例えば直線状に伸びるチューブ23aを所定の間隙(冷却水が通過する間隙)を隔てて積層したものであり、車両搭載時にはチューブ23aの長手方向が天地方向に向けられる。なお、冷却水の加熱効率を高める目的でチューブ23aの表面にはフィン23b(符号、図4参照)や凹凸等が設けられている。
冷媒上流タンク24は、熱交換部23の上部(車両搭載時における上側)に設けられて、蒸発器14の上タンク19から供給される蒸発冷媒を各チューブ23aに分配するものである。
冷媒下流タンク25は、熱交換部23の下部(車両搭載時における下側)に設けられて、各チューブ23a内で液化凝縮した凝縮水を収集して差圧弁16に導くものである。
(運転停止手段の説明)
排熱回収装置7は、蒸発器14による冷媒の蒸発を停止する運転停止手段を備える。
この実施例1に示す運転停止手段は、凝縮器15で凝縮した液冷媒を蒸発器14に戻す通路を開閉する差圧弁16(開閉弁の一例)である。
差圧弁16は、排熱回収装置7の内圧が上昇した際に、蒸発器14の下タンク18と凝縮器15の冷媒下流タンク25の連通を遮断して排熱回収装置7の昇圧破損を防ぎ、排熱回収装置7の内圧が低下すると蒸発器14の下タンク18と凝縮器15の冷媒下流タンク25とを連通させて排熱回収を再開させるものである。
差圧弁16は、排熱回収装置7の内圧と、大気圧との差圧に基づいて、凝縮器15における冷媒下流タンク25と、蒸発器14における下タンク18との連通、あるいは遮断を行う開閉弁であり、大気圧が一定と仮定すると、(1)排熱回収装置7の内圧が所定の閉弁圧Pcに達すると、蒸発器14の下タンク18と凝縮器15の冷媒下流タンク25の連通を遮断し、(2)排熱回収装置7の内圧が所定の開弁圧Po(閉弁圧Pcより低い値)に低下すると、蒸発器14の下タンク18と凝縮器15の冷媒下流タンク25とを連通させる。
差圧弁16の一例を具体的に説明する。
差圧弁16は、ハウジング26、弁体27、ダイアフラム28およびリターンスプリング(図示しない)を備える。
ハウジング26は、冷媒下流タンク25の内部に主要部が挿入される略筒状の固定部材であり、内部において弁体27を軸方向に移動可能に支持する。
ハウジング26の内部空間26aは、内外を連通するサイドポート26bによって、冷媒下流タンク25内と連通しており、冷媒下流タンク25の液冷媒がサイドポート26bを介して流入する。
また、ハウジング26の内部空間26aは、弁体27によって開閉される弁開口26cを介して蒸発器14の下タンク18内と連通しており、弁開口26cが開かれることで、内部空間26aの液冷媒が下タンク18に戻される。
弁体27は、ハウジング26内において軸方向に変位可能に支持されるものであり、弁体27の軸方向の変位に伴って弁開口26cを開閉する弁傘27aを備える。
ダイアフラム28は、内圧と大気圧との圧力差によって弁体27を軸方向へ変位させるとともに、ダイアフラム28の反転動作によってヒステリシスを作り出して差圧弁16のハンチングを防ぐものである。
リターンスプリングは、大気側から弁体27を開弁方向へ付勢するバネ部材であり、リターンスプリングの付勢力を調整することで、ダイアフラム28が開弁方向へ反転する開弁圧Poおよびダイアフラム28が閉弁方向へ反転する閉弁圧Pcを調整できる。
閉弁圧Pcの具体的な一例を示すと、閉弁圧Pcは、冷却水の温度が暖機が完了する直前の温度(例えば70℃)で、エンジン1の運転負荷が中負荷の時(ハーフスロットル)の排熱回収装置7の内圧に設定されている。
開弁圧Poの具体的な一例を示すと、開弁圧Poは、冷却水の温度が暖機が完了する直前の温度(例えば70℃)で、エンジン1がアイドリング時(無負荷運転時)の排熱回収装置7の内圧に設定されている。
(排熱回収装置7の作動説明)
エンジン1が始動すると、それに伴いウォータポンプ8が作動し、冷却水がラジエータ回路3、ヒータ回路4および排熱回収回路5を循環する。一方、エンジン1の燃焼に伴い生成された排気ガスは、排気管2を流れ、触媒コンバータ6および排熱回収装置7の蒸発器14を経て大気中に放出される。
排気ガスが蒸発器14を通過する際に、蒸発器14内の水を加熱する。蒸発器14内の水は、排気ガスから受熱して沸騰気化し、蒸発冷媒となってチューブ17aを上昇し、上タンク19で収集されて、凝縮器15の冷媒上流タンク24内に導かれる。凝縮器15に導かれた蒸発冷媒は、水タンク13内を流れる冷却水により冷却されて凝縮水となる。
ここで、始動直後において、排熱回収装置7の内圧が閉弁圧Pcに達していない場合、差圧弁16が開いているため、凝縮器15で液化凝縮した凝縮水は差圧弁16を介して蒸発器14の下タンク18内に戻され、上記の排熱回収サイクルを繰り返す。
排気ガスの熱は、蒸発器14内の水に伝達されて、蒸発冷媒となって凝縮器15へ輸送され、凝縮器15で蒸発冷媒が凝縮する際に凝縮潜熱として放出され、排熱回収回路5を流れる冷却水を積極的に加熱する。なお、排気ガスの熱の一部は、蒸発器14および凝縮器15を構成する部材を熱伝導して排熱回収回路5を流れる冷却水を加熱する。
この結果、エンジン1の暖機が促進されることになり、エンジン1のフリクション低減がなされるとともに、エンジン暖機促進のための燃料増量期間(オートチョークの作動期間)の短縮等が図られて燃費性能が向上する。
エンジン1の始動後、エンジン負荷が増加するなどして排気ガスの温度が上昇すると、蒸発器14における水の加熱が増すため、蒸発器14で発生する蒸発冷媒量が増えて排熱回収装置7内の内圧が上昇する。
排熱回収装置7の内圧が閉弁圧Pcに達すると、差圧弁16が閉じ、凝縮器15で液化凝縮した凝縮水は蒸発器14に戻らなくなる。すると、蒸発器14では水が補充されなくなるため、蒸発が減少して排熱回収サイクルが停止する。一方、凝縮器15では蒸発冷媒の凝縮が進むため、排熱回収装置7の内圧が低下する。
排熱回収装置7の内圧が開弁圧Poまで低下すると、差圧弁16が再び開き、凝縮器15で液化凝縮した凝縮水が差圧弁16を介して蒸発器14の下タンク18内に戻され、再び蒸発器14内で水が蒸発を開始して、排熱回収サイクルが再開される。
〔実施例1の特徴〕
排熱回収装置7には、エンジン始動後の暖機期間の短縮を図る目的で、排熱回収装置7による冷却水の加熱性能の向上が望まれる。
そこで、この実施例1の排熱回収装置7は、冷媒の液化凝縮側(冷媒下流タンク25側)から冷媒の未凝縮側(冷媒上流タンク24側)へ向けて冷却水を流す方向限定手段を採用している。
具体的な方向限定手段は、冷却水を水タンク13内に導く冷却水導入パイプ21を凝縮器15における冷媒流れ方向の最下流側に設け、水タンク13内を通過した冷却水を排出する冷却水排出パイプ22を凝縮器15における冷媒流れ方向の最上流側に設けるものである。即ち、この実施例1では、水タンク13の下部に冷却水導入パイプ21を設け、水タンク13の上部に冷却水排出パイプ22を設けるものである。
(第1の作用および効果)
水タンク13の下部に冷却水導入パイプ21を設け、水タンク13の上部に冷却水排出パイプ22を設けて、冷媒の液化凝縮側(冷媒下流タンク25側:下部)から冷媒の未凝縮側(冷媒上流タンク24側:上部)へ向けて冷却水を流すことにより、凝縮器15で液化した液冷媒は、未加熱あるいは加熱初期の温度の低い冷却水により冷却される。
これにより、液冷媒を低い温度まで冷却することができる。即ち、液冷媒を過冷却化(スーパークール化)できる。液冷媒を過冷却することにより、蒸発器14へ戻される液冷媒の温度が低くなる。これによって、蒸発器14に戻される液冷媒と、蒸発器14で蒸発した蒸発冷媒との温度差を大きくすることができ、蒸発器14において排気ガスから得る熱量を大きくできる。
このように、蒸発器14において排気ガスから得る熱量を大きくできることにより、排熱回収装置7における熱回収効率(ポンプ効率)を高めることができる。
(第2の作用および効果)
凝縮器15に導かれた蒸発冷媒は、凝縮器15に導かれた直後は熱く、凝縮が進むにつれて温度が低下する。即ち、冷媒の未凝縮側(冷媒上流タンク24側:上部)が熱く、冷媒の液化凝縮側(冷媒下流タンク25側:下部)に向かうにつれて温度が低下する。
排熱回収装置7は、上述したように、水タンク13の下部に冷却水導入パイプ21を設け、水タンク13の上部に冷却水排出パイプ22を設けて、冷媒の液化凝縮側(冷媒下流タンク25側:下部)から冷媒の未凝縮側(冷媒上流タンク24側:上部)へ向けて冷却水を流す。これにより、冷媒温度の低い液化凝縮側で加熱されて温度上昇した冷却水を、さらに冷媒温度の高い未凝縮側で加熱することができ、結果的に水タンク13を通過した冷却水(凝縮器15で加熱された冷却水)の温度を高めることができる。
(第3の作用および効果)
排熱回収装置7は、上述したように、夏場のエンジン高負荷時等にオーバーヒートを回避する目的、および排熱回収装置7の内圧上昇による破損を回避する目的で、差圧弁16が閉じる。このため、差圧弁16は凝縮器15の最下部に配置され、凝縮器15の冷媒下流側で、且つ差圧弁16(具体的には弁開口26c)の冷媒上流側には、凝縮した液冷媒を貯溜可能な液冷媒貯溜部29が形成される。
そして、差圧弁16が閉じた状態では、液冷媒貯溜部29に多くの液冷媒が貯溜される。
一方、差圧弁16が開いた状態では、液冷媒貯溜部29の液高(凝縮器15における液冷媒の液面位置)と、蒸発器14の液高(蒸発器14における液冷媒の液面位置)との液面差により、凝縮器15の液冷媒が蒸発器14に戻される。このため、凝縮器15の冷媒下流側で、且つ差圧弁16(具体的には弁開口26c)の冷媒上流側には、差圧弁16が開いた状態であっても、凝縮した液冷媒が貯溜する液冷媒貯溜部29が形成される。
即ち、実施例1の排熱回収装置7は、凝縮器15の下部に凝縮した液冷媒を貯溜可能な液冷媒貯溜部29を備えるものであり、方向限定手段(水タンク13の下部に冷却水導入パイプ21を設ける構造)によって、液冷媒貯溜部29側から冷媒の未凝縮側へ向けて冷却水を流すようになっている。
これにより、凝縮器15で液化した液冷媒を、未加熱あるいは加熱初期の温度の低い冷却水によって冷却することができ、蒸発器14に戻される液冷媒を確実に低い温度に冷却できる。
実施例2を図3を参照して説明する。なお、以下の実施例において、上記実施例と同一符号は同一機能物を示すものである。
上記の実施例1の排熱回収装置7は、凝縮器15のチューブ23aを縦方向に配置して、自重により凝縮器15の下部へ液冷媒が導かれる例を示した。
これに対し、この実施例2の排熱回収装置7は、凝縮器15のチューブ23aを横方向に配置するものである。
具体的に、実施例2の排熱回収装置7は、凝縮器15が蒸発器14の上部(車両搭載時の天方向の隣部)に設けられ、凝縮器15のチューブ23aが横方向(車両搭載時の水平方向)に延びて配置されるものである。
凝縮器15の冷媒上流タンク24は、蒸発器14の上タンク19と直接的に連通している。
凝縮器15の冷媒下流タンク25の内部には、実施例1と同様、差圧弁16が配置されている。
差圧弁16の出口と蒸発器14の下タンク18とは、液冷媒戻し通路31を介して接続されている。なお、液冷媒戻し通路31を蒸発器14の外部ではなく、蒸発器14内の一部のチューブ17aを用いて構成する場合は、液冷媒戻し通路31となるチューブ17aは断熱構造を採用し、戻される液冷媒を蒸発させないようにする必要がある。
凝縮器15のチューブ23aは、略水平方向に延びて車両に搭載されるが、冷媒上流タンク24に供給される蒸発冷媒の圧力によってチューブ23a内の冷媒は冷媒下流タンク25に流れ、凝縮した液化冷媒が冷媒下流タンク25に収集される。
このように、凝縮器15のチューブ23aを横方向に配置しても、凝縮器15の冷媒下流側(冷媒下流タンク25側)に蒸発器14へ戻される液冷媒が集められる。そこで、方向限定手段を採用し、水タンク13における冷媒下流タンク25側(図3中、右側)に冷却水導入パイプ21を設け、水タンク13における冷媒上流タンク24側(図3中、左側)に冷却水排出パイプ22を設けて、冷媒の液化凝縮側(冷媒下流タンク25側)から冷媒の未凝縮側(冷媒上流タンク24側)へ向けて冷却水を流すことにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
実施例3を図4を参照して説明する。
上記実施例1、2の排熱回収装置7は、運転停止手段の一例として、凝縮器15で凝縮した液冷媒を蒸発器14に戻す通路を開閉する差圧弁16(開閉弁の一例)を用いる例を示した。
これに対し、この実施例3の排熱回収装置7は、図4に示すように、実施例1、2で示した差圧弁16を用いないものであり、代わりに蒸発器14へ導かれる排気ガスの供給量(通過量)を抑制する加熱流体抑制手段によって蒸発器14による冷媒の蒸発を停止する運転停止手段を採用している。
具体的に、加熱流体抑制手段は、排気通路に設けた排気ガスの切換手段(図示しない)であり、蒸発器14を通過する排気ガスの量をコントロールすることで、蒸発器14による冷媒の蒸発をコントロールするものである。
このように、実施例1、2で示した差圧弁16を廃止しても、凝縮器15の下流側には蒸発器14へ戻される液冷媒が集められる。そこで、方向限定手段を採用し、水タンク13の冷媒下流タンク25側(図4中、下側)に冷却水導入パイプ21を設け、水タンク13の冷媒上流タンク24側(図4中、上側)に冷却水排出パイプ22を設けて、冷媒の液化凝縮側(冷媒下流タンク25側)から冷媒の未凝縮側(冷媒上流タンク24側)へ向けて冷却水を流すことにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、図4では、蒸発器14および凝縮器15をドロンカップ型の熱交換器で設ける例を示しているが、積層型の熱交換器、ヘッダ型の熱交換器など、他の形式の熱交換器を用いても良いことは言うまでもない。
また、図4では、上タンク19と冷媒上流タンク24とを蒸発冷媒送り通路32で結び、下タンク18と冷媒下流タンク25とを液冷媒戻し通路31で結ぶ例を示すが、上タンク19と冷媒上流タンク24とを直接接続し、下タンク18と冷媒下流タンク25とを直接接続する構造であっても良い。
さらに、下タンク18と冷媒下流タンク25とを接続する通路に絞り等を設けても良い。
〔変形例〕
上記の実施例1、2では、開閉弁の一例として差圧弁16を用いる例を示したが、冷却水の温度により開閉するサーモバルブ、運転状態(検出値、予測値)に基づいて制御装置(ECU)により開閉操作される電動バルブ(例えば、電磁弁)などを用いても良い。
上記の実施例では、凝縮器15の内部(具体的には冷媒下流タンク25内)に開閉弁(実施例中では差圧弁16)を配置する例を示したが、凝縮器15の下方に開閉弁を配置しても良い。その場合、開閉弁が液冷媒貯溜部29の一部を構成するため、方向限定手段は開閉弁→凝縮器15の冷媒下流タンク25側の順に被加熱流体(実施例中では冷却水)を流すものである。
上記の実施例では熱源流体として排気ガスを用いる例を示したが、バッテリの排熱、インバータ等の排熱、インタークーラの排熱など、他の排熱を熱源流体として用いても良い。
上記の実施例では、車両に搭載されるループ式ヒートパイプに本発明を適用する例を示したが、固定設備として用いられるループ式ヒートパイプに本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、被加熱流体の一例として冷却水を例に示したが、暖房装置における暖房用熱媒体など、他の流体であっても良い。
排熱回収装置の概略図である(実施例1)。 排熱回収装置にかかる車両構成図である(実施例1)。 排熱回収装置の概略図である(実施例2)。 排熱回収装置の概略図である(実施例3)。
符号の説明
1 エンジン
7 排熱回収装置(ループ式ヒートパイプ)
13 水タンク
14 蒸発器
15 凝縮器
16 差圧弁(開閉弁、運転停止手段)
21 冷却水導入パイプ(方向限定手段)
22 冷却水排出パイプ(方向限定手段)
29 液冷媒貯溜部

Claims (6)

  1. 熱源流体と熱交換して冷媒を蒸発させる蒸発器(14)と、
    被加熱流体と熱交換して蒸発冷媒を液化凝縮させる凝縮器(15)と、
    冷媒の液化凝縮側から冷媒の未凝縮側へ向けて被加熱流体を流す方向限定手段(21、22)と、
    を備えるループ式ヒートパイプ。
  2. 請求項1に記載のループ式ヒートパイプにおいて、
    このループ式ヒートパイプは、凝縮した液冷媒を貯溜可能な液冷媒貯溜部(29)を備え、
    前記方向限定手段(21、22)は、前記液冷媒貯溜部(29)側から冷媒の未凝縮側へ向けて被加熱流体を流すことを特徴とするループ式ヒートパイプ。
  3. 請求項2に記載のループ式ヒートパイプにおいて、
    前記液冷媒貯溜部(29)は、前記凝縮器(15)の一部であることを特徴とするループ式ヒートパイプ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のループ式ヒートパイプにおいて、
    このループ式ヒートパイプは、前記蒸発器(14)による冷媒の蒸発を停止する運転停止手段を備え、
    この運転停止手段は、前記凝縮器(15)で凝縮した液冷媒を前記蒸発器(14)に戻す通路を閉塞する開閉弁(16)であることを特徴とするループ式ヒートパイプ。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のループ式ヒートパイプにおいて、
    このループ式ヒートパイプは、前記蒸発器(14)による冷媒の蒸発を停止する運転停止手段を備え、
    この運転停止手段は、前記蒸発器(14)へ導かれる加熱流体の供給量を抑制する加熱流体抑制手段であることを特徴とするループ式ヒートパイプ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のループ式ヒートパイプにおいて、
    このループ式ヒートパイプは、自動車の排熱回収を行う排熱回収装置(7)に適用され、
    熱源流体は、燃料の燃焼により出力を発生するエンジン(1)の排気ガスであり、
    被加熱流体は、前記エンジン(1)の冷却水であることを特徴とするループ式ヒートパイプ。
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