JP2007332179A - インクジェット用顔料インク - Google Patents

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Abstract

【課題】顔料の粒径やノズル径が小さくなる傾向のインクジェット記録において有用な、顔料の分散安定性に優れ、長期保存安定性に優れる顔料インクの提供。
【解決手段】顔料、水、水溶性溶剤及びポリマーを含有するインクジェット用顔料インクにおいて、該ポリマーが、下記一般式(1)で表されるアルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートモノマーを重合することによって得られるインクジェット用顔料インク。
Figure 2007332179

【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット記録方式によって吐出される顔料インクに関するものであり、特に、高温で長期間放置しても、顔料粒子の粒径やインクの粘度の変化が少なく、保存安定性に優れる顔料インクに関する。
従来のインクジェット記録に用いられるインクは、水を主成分とし、色材には主成分である水に溶解する染料を用いるものが一般的であった。近年、記録媒体上での記録物の耐候性を向上させるために、インクジェット用インクの色材として、耐候性に優れる顔料を用いる検討がなされている。しかしながら、顔料は、水性のインクに溶解しないことから、分散剤を利用する等してインク中に安定に分散させ、顔料粒子の凝集や沈降を防ぐ必要がある。これに対し、長期間に渡って顔料を安定に分散させることは困難であり、以下のように、これまでも、保存安定性に優れる顔料インクとするための様々な提案がなされている。
例えば、特許文献1には、顔料の分散剤に、特定のアニオン性界面活性剤を用いることについて提案されている。又、特許文献2には、特定の水溶性ポリマーを分散剤として用いることについての提案がある。又、特許文献3には、有機溶剤を添加することで、顔料の分散安定性を改善したインクジェット用インクが開示されている。又、特許文献4には、金属化合物や有機化合物により改質した顔料に関する提案がされており、特許文献5には、水溶性の顔料誘導体を顔料表面に吸着させた顔料に関する提案がなされている。
更には、特許文献6のように、樹脂分散型の顔料インクの製造方法を改善することについての提案もある。又、特許文献7でなされている提案によれば、インクの表面張力や粘度、導電率、pHの値が一定範囲内となるようにすることで、顔料インクのある程度の分散安定性が得られている。
特開平3−287676号公報 特開平8−3500号公報 特開平5−214284号公報 特開平11−172170号公報 特開2000−273383号公報 特開平8−209045号公報 特開2001−262015号公報
しかしながら、近年、インクジェット記録によって形成される画像をより高解像で高品位にするために、インク中の顔料の粒径や、インクを吐出させるノズル径は小さくなる傾向にある。このような状況下、顔料インクを安定に吐出させるためには、更に長期に渡って顔料の凝集や沈降を防ぐように、顔料の分散安定性や保存安定性を高めることが必要となる。
従って、本発明の目的は、インク中の顔料の粒径やインクを吐出させるノズル径がより小さくなる傾向にある近年のインクジェット記録技術において特に有用な、顔料の分散安定性に優れ、長期保存安定性に優れる顔料インクを提供することである。
上記の目的は、以下に挙げる構成の本発明にかかる顔料分散インクを用いた場合に解決される。即ち、本発明は、顔料、水、水溶性溶剤及びポリマーを含有するインクジェット用顔料インクにおいて、該ポリマーが、下記一般式(1)で表されるアルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートモノマーを重合することによって得られることを特徴とするインクジェット用顔料インクである。
Figure 2007332179
(上記一般式(1)中、R1は、水素原子又は炭素数4以下のアルキル基の何れかを表し、R2は、炭素数18以下の直鎖状或いは分岐状のアルキル基、炭素数4乃至6のシクロアルキル基及びフェニル基から選ばれる何れかを表わす。)
上記構成を有する本発明のインクジェット用顔料インクは、顔料が凝集や沈降しにくく、長期保存安定性に優れるため、該顔料インクを用いれば、より高解像で高品位の画像形成が可能となる。
本発明の好ましい形態を挙げて本発明を詳細に説明する。
前記一般式(1)で示されるモノマーと共重合させることができるものとしては、下記に挙げるような種々のモノマーが挙げられる。即ち、前記一般式(1)に記載のモノマーと共重合可能であれば、下記に挙げる疎水性官能基を有するモノマーからなるものであっても、親水性官能基を有するモノマーからなるものであっても何れでもよい。疎水性官能基を有するモノマーとしては、下記のものが挙げられる。例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ベンジル(メタ)アクリレート、ビニルナフタレン、4−ビニル安息香酸、ビニル安息香酸エステル、N−ビニルカルバゾール等、芳香族官能基を有するビニル系モノマーや;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸エステルや;
酢酸ビニル等のビニル系モノマー及びそれらのエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド変性化合物等が挙げられる。
又、親水性官能基を有するモノマーとしては、下記のものが挙げられる。例えば、アクリル酸、メタクリル酸、(無水)マレイン酸、イタコン酸、フマール酸等、カルボキシル基を含有する親水性モノマーグループ;
及び、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、エチレングリコール等の多価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステルのような水酸基を有するモノマーや;
エチレンオキサイドやプロピレンオキサイドの(メタ)アクリル酸エステル;
更には、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のアクリルアミド系モノマー;
N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミドが挙げられる。
前記一般式(1)に記載のモノマーが共重合されてなるポリマーは、ランダムポリマー、グラフトポリマー、更には、ブロックポリマー等、何れの形態のポリマーであってもよい。又、ポリマーとしては、その重量平均分子量は、1,000以上30,000以下の範囲のものが好ましく、更に好ましくは、3,000以上15,000以下の範囲のものを使用する。このようなポリマーは、水溶性ポリマーであることが望ましく、顔料インクの全質量中に、0.1質量%以上5質量%以下の範囲で含有させるのが好ましい。
本発明においては、使用する顔料を分散させる分散剤としてポリマーを用いることができる。かかる顔料分散ポリマーとしては、顔料を分散させることができるものであれば、下記に挙げるようなものを何れも使用できる。例えば、アクリルポリマー、ポリアミドポリマー、ポリエステルポリマー、ポリペプチド、セルロース及びその変性体、ポリビニルアルコール、ポリオレフィン等を顔料分散ポリマーとして用いてもよい。又、ポリマーの形態も、ランダムポリマー、グラフトポリマー、更には、ブロックポリマー等、何れであってもよい。これらポリマーの重量平均分子量は、1,000以上30,000以下の範囲であることが好ましく、更には、3,000以上15,000以下の範囲であることが好ましい。
本発明においては、顔料分散ポリマーとして、前記した一般式(1)で表されるアルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートを重合することによって得られるポリマーを用いることが特に好ましい。即ち、このような共重合ポリマーを用いることで、顔料とポリマーとの間に物理的吸着と水素結合が隣接部位で生じることが可能となる。このため、本発明のポリマーを、顔料分散ポリマーとして用いると、ポリマーが顔料に強固に吸着し、顔料インクの保存安定性を向上させることができる。
顔料表面は概して疎水性であるため、水性インク中における顔料へのポリマーの吸着は、顔料の疎水部と、ポリマー構造中の疎水部との疎水性相互作用による物理的吸着が支配的である。しかし、顔料中には親水性官能基も少量存在するために、部分的には親水性を有している。このため、顔料は、ポリマー中の親水部との間に水素結合やイオン結合を形成することができる。よって、前記一般式(1)に記載した、分子中に疎水性のアルキル基と親水性のヒドロキシル基が隣接した構造のモノマーを導入したポリマーでは、疎水性相互作用による物理的吸着と、水素結合が隣接部位で起こると考えられる。このため、上記のような構造のモノマーが共重合されてなるポリマーを使用することで、顔料へのポリマーの吸着力を増大させることができ、しかも顔料インクの保存安定性を向上させることが可能となったものと考えられる。
先に述べたように、上記の構造の共重合ポリマーは、ランダムポリマー、グラフトポリマー、更には、ブロックポリマー等の何れの形態のポリマーであってもよいが、特にグラフトポリマーであることが好ましい。又、グラフトポリマーの中でも、主鎖又は側鎖の一方が疎水性で、他方が親水性である構造がより好ましい。ポリマー中の疎水部は、疎水性の顔料表面に吸着する機能を果たし、水性溶媒との親和性が高いポリマー中の親水部は、溶媒中に広がって顔料粒子に反発力を付与する機能を果たす。そのため、前記のようなグラフトポリマーならば、疎水部と親水部が明確に分離し、疎水部と親水部それぞれの機能を有効に発現することが可能である。
特に本発明のような水性の顔料インクに用いる場合においては、主鎖が疎水性であって、且つ、側鎖が親水性であるグラフトポリマーを用いることが好ましい。このような構造のポリマーを水性の顔料インク中に含有させると、該ポリマーの疎水性の主鎖部が密に顔料表面に吸着し、又、親水性の側鎖部分が水性溶媒中に効率的に広がってより大きな反発力を付与できると考えられる。その結果、顔料インクの分散安定性をより向上させることができるようになる。
前記疎水部を形成するためのモノマーは、先に列挙した疎水性官能基を有するモノマーグループから少なくとも1つを選択して形成すればよい。一方の親水部を形成するためのモノマーは、先に列挙した親水性官能基を有するモノマーグループから少なくとも1つを選択して形成すればよい。
上記において、グラフトポリマーの疎水部の形成に使用するモノマーには、疎水性の特性を妨げない範囲で、前記した親水性モノマーを含有させてもよい。しかしながら、疎水部を形成するための疎水性モノマーの割合が少な過ぎる場合には、形成したグラフトポリマーが疎水性の顔料粒子に吸着できなくなって、分散性が充分に得られずインクの分散安定性並びに吐出安定性が低下する場合があるので好ましくない。従って、本発明で使用するグラフトポリマーは、疎水部を形成するための疎水性モノマーの割合が、疎水部を形成するためのモノマー全体の60質量%以上を占めることが好ましい。
又、グラフトポリマーの親水部の形成に使用するモノマーには、親水性の特性を妨げない範囲で、先に挙げたような疎水性モノマーを使用することができる。しかしながら、グラフトポリマーの親水部を構成する親水性モノマーの割合が少ない場合には、該ポリマー自体の水性媒体に対する溶解性が低下し、水性媒体中での顔料分散体の分散安定性が低下する。この場合には、熱エネルギーをインクに加えて発泡させることによりインクジェットヘッドからインクを吐出する際に、顔料インクの吐出安定性が損なわれる。従って、本発明で使用するグラフトポリマーは、親水部を構成する親水性モノマーの割合が、親水部全体の60質量%以上を占めるようなものであることが好ましい。
本発明で使用するグラフトポリマーは、側鎖の重量平均分子量が300以上4,000以下の範囲で、且つ、ポリマー全体の重量平均分子量と側鎖の重量平均分子量の比が、1.2:1乃至20:1の範囲のものであることが好ましい。又、イオン性基を有するポリマーで顔料を分散した場合は、水中でポリマーによる電気二重層が形成され、静電的斥力により分散安定性が増すため、本発明で使用するポリマーは、その構造中にイオン性基を有するものが好ましい。この場合のイオン性基としては、カルボキシル基、スルホン基、スルフィノ基、ホスフィノ基等が挙げられる。これらのイオン性基の含有量は、ポリマーの酸価が、50mgKOH/g以上300mgKOH/g以下となる範囲とすることが好ましい。即ち、酸価が300mgKOH/gを超えるポリマーを用いると、顔料分散液の粘度が高くなって、吐出を悪化させたり、顔料分散体の水に対する親和性が高くなりすぎて、印字物の耐水性が低下するので、好ましくない。尚、本発明におけるポリマーの重量平均分子量や酸価は常法によって測定することができる。
本発明を特徴づける、アルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートモノマーは、グラフトポリマーの疎水性の主鎖を形成するためのものであることが好ましい。又、ポリマー中におけるアルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートの割合は、ポリマーの構成材料であるモノマー中に15質量%以下の範囲で含有されることが好ましい。顔料表面の大部分は疎水性であるため、ポリマー中に上記モノマーが多すぎると、ポリマーの親水部が多くなりすぎて、顔料との物理的吸着が減少してしまうためである。
本発明において、顔料の分散剤として用いられる上記したようなポリマーは、顔料インクの全質量に対して0.1質量%以上15質量%以下の範囲で含有させることが好ましい。これら顔料分散ポリマーは、必要に応じて複数のポリマーを組み合わせて用いても、用いる顔料により異なるものを用いてもよい。
尚、顔料分散ポリマーを水性媒体に良好に溶解させるために塩基を添加してもよい。この際の塩基類としては、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミンメチルプロパノール、N,N−ジメチルエタノールアミン等の有機アミン;
或いは水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化物が好ましく使用される。
又、本発明の顔料インクには、必要に応じて、上記した分散ポリマー以外に水溶性ポリマーを添加してもよい。この際に使用する水溶性ポリマーとしては、(メタ)アクリルポリマー、ポリアミドポリマー、ポリエステルポリマー、ポリペプチド、セルロース及びその変性体、ポリビニルアルコール、ポリオレフィン等が挙げられる。これらポリマーは、顔料インクに対して上記した分散ポリマーと等量程度か、それ以下の割合で添加するのが好ましい。更に、これらの水溶性ポリマーの溶解性を向上させるために、前述したような塩基を添加してもよい。
本発明のインクジェット用顔料インク(インク或いは顔料インクともいう)は、上記したような特定の構造を有する共重合ポリマーを含むが、その他に、顔料と、水と、水溶性溶剤とを含んでなる。本発明で使用する顔料としては、無機及び有機の何れのものであってもよい。又、顔料は、インクの全質量に対して、質量比で1質量%以上20質量%以下、好ましくは2質量%以上12質量%以下の範囲で用いる。
本発明において使用される顔料としては、具体的には、黒色の顔料としてはカーボンブラックが挙げられる。例えば、ファーネス法やチャネル法で製造されたカーボンブラックであって、下記の物性を有するものを好適に用いることができる。即ち、DBP吸油量が40乃至200ml/100g、一次粒径が1乃至40mμ(nm)、BET法による比表面積が50m2/g乃至400m2/g、揮発分が0.5乃至10%、pH値が2乃至9等のものが好ましく用いられる。このような特性を有する市販品としては、例えば、No.2300、No.900、No.950、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、No.2200B(以上、三菱化成製);
RAVEN1255(コロンビア製);
REGAL400R、REGAL330R、REGAL660R、MOGUL L(以上キャボット製);
Color Black FWl、Color Black FW285、Color Black FW18、Color Black S170、Color Black S160;
HIBLACK 900、HIBLACK 890;
Printex 35、Printex U(以上、デグサ製)等があり、何れも好ましく使用することができる。
又、イエローの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Yellow 1、同2、同3、同13、同16、同74、同83、同110、同128等が挙げられる。又、マゼンタの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Red 5、同7、同12、同48(Ca)、同48(Mn)、同57(Ca)、同112、同122等が挙げられる。又、シアンの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Blue 1、同2、同3、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同22等が挙げられる。又、C.I.Vat Blue 4、同6等が挙げられる。勿論、本発明は、これらに限られるものではない。又、以上の他、新たに製造された顔料も、勿論、使用することが可能である。
本発明の顔料インクは、水と水溶性溶剤との混合溶媒を含有してなるが、これらについて説明する。本発明で使用する水としては、種々のイオンを含有する一般の水ではなく、イオン交換水(脱イオン水)を使用することが好ましい。又、水と混合して使用される水溶性溶剤としては、下記の有機溶剤を挙げることができる。例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の炭素数1乃至4のアルキルアルコール類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;
アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2乃至6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;
グリセリン;
エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;
N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルが好ましい。
上記したような水溶性有機溶剤のインク中の含有量は、一般的には、インクの全質量の3質量%以上50質量%以下の範囲であることが好ましく、特には、3質量%以上40質量%以下の範囲であることが好ましい。又、使用される水の含有量としては、インクの全質量の10質量%以上90質量%以下であることが好ましく、特には、30質量%以上80質量%以下であることが好ましい。
又、本発明のインクジェット用顔料インクは、インク全体が中性又はアルカリ性に調整されていることが好ましい。このように調整されたインクとすれば、顔料微粒子間にクーロン力による斥力が働き、分散安定性を高めることができるため、長期保存性に一層優れた顔料インクとすることが可能となる。但し、アルカリ性が強過ぎると、インクジェット記録装置に使われている種々の部材の腐食の原因となる場合があるので、7乃至10のpH範囲とするのが好ましい。
本発明のインクとしては、上記の成分の他に、必要に応じて所望の物性値を持つインクとするために、界面活性剤、消泡剤、防腐剤等を適宜に添加することができる。特に、浸透促進剤として機能する界面活性剤を、記録媒体にインクの液体成分を速やかに浸透させる役割を担うための適量を添加することが好ましい。添加量は、0.05質量%以上10質量%以下であることが好ましく、特には、0.5質量%以上5質量%以下であることが好ましい。アニオン性界面活性剤の例としては、カルボン酸塩型、硫酸エステル型、スルホン酸塩型及び燐酸エステル型等、一般に使用されているものを何れも好ましく使用することができる。
上記したような成分からなる本発明のインクの作製方法を以下に述べる。始めに、分散ポリマーと、水とが少なくとも混合された水性媒体に顔料を添加し、混合撹拌した後、後述の分散手段を用いて分散を行い、必要に応じて遠心分離処理等、粗大粒子を取り除くための分級処理を行って所望の顔料分散液を得る。次に、得られた顔料分散液に、水溶性溶剤、及び、上記で挙げたような適宜に選択された添加剤成分を加え、撹拌して本発明の顔料インクとする。
尚、分散ポリマーが、アルカリ水溶液に完全に溶解しない場合は、水性媒体に対する親和性を高めるために塩基を添加してもよい。この際に使用する塩基類としては、下記のものが挙げられる。例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミンメチルプロパノール、アンモニア等の有機アミン、或いは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基を好ましく使用できる。又、分散ポリマーを水性媒体に溶解させるために、分散ポリマーを溶解する水溶性溶剤を水性媒体に添加してもよい。
この際、用いることのできる水溶性溶剤は、前記分散ポリマーを溶解するものであれば何れでもよいが、具体的には、下記のようなものが挙げられる。例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等の低級アルコール類;
ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコール類;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;
メチルエチルケトン等のケトン類;
テトラヒドロフラン等の環状エーテル類等を好ましく用いることができる。
これら水溶性溶剤は、予めイオン交換水等を含む溶媒と混合した後、分散ポリマーを溶解してもよく、又、これら水溶性溶剤に予め分散ポリマーを溶解した後、イオン交換水等を含む溶媒と混合してもよい。又、顔料が含有されている顔料インクの作製方法においては、顔料を含む水性媒体を攪拌し、分散処理する前に、プレミキシングを30分間以上行うのが効果的である。即ち、このようなプレミキシング操作は、顔料表面の濡れ性を改善し、顔料表面への分散剤の吸着を促進することができるため、好ましい。
上記した顔料の分散処理の際に使用される分散機は、一般に使用される分散機なら、如何なるものでもよいが、例えば、ボールミル、ロールミル、サンドミル、及びナノマイザー(商品名)等が挙げられる。その中でも、高速型のサンドミルが好ましく使用される。このようなものとしては、例えば、スーパーミル、サンドグラインダー、ビーズミル、アジテータミル、グレンミル、ダイノーミル、パールミル及びコボルミル(何れも商品名)等が挙げられる。
又、インクジェット記録方法で、本発明のインクのような顔料が含有されている顔料インクを用いる場合には目詰りを生じ易い。このため、顔料インクを用いる場合には耐目詰り性等の要請から、吐出速度を遅くしたりしているが、使用する顔料インクの調製においては、最適な粒度分布を有する顔料を用いることが望まれる。従って、本発明のインクを調製する場合も、最適な粒度分布を有する顔料を用いることが好ましい。所望の粒度分布を有する顔料を得る方法としては、下記のような方法が挙げられる。即ち、分散機の粉砕メディアのサイズを小さくすること、粉砕メディアの充填率を大きくすること、処理時間を長くすること、粉砕後フィルタや遠心分離機等で分級すること、及びこれらの手法の組合せ等の手法が挙げられる。
[インクジェット記録方法及び装置]
次に、本発明のインクジェット記録方法に用いることができる記録装置について説明する。本発明のインクを用いて記録を行うのに好適な記録装置としては、これらのインクが収容されるインク収容部を有する記録ヘッドの室内のインクに、記録信号に対応した熱的又は力学的エネルギーを与え、該エネルギーによりインク液滴を発生させる装置が挙げられる。
図1に、このヘッドを組み込んだインクジェット記録装置の一例を示した。図1において、61はワイピング部材としてのブレードであり、その一端は、ブレード保持部材によって保持されて、固定端となりカンチレバーの形態をなす。ブレード61は、記録ヘッドによる記録領域に隣接した位置に配設され、又、図1に示した例の場合は、記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。62はキャップであり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して、吐出面と当接しキャッピングを行う構成を具える。更に、図1中の63は、ブレード61に隣接して設けられるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。
上記ブレード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回復部64が構成され、ブレード61及び吸収体63によってインク吐出口面の水分、塵やほこり等の除去が行われる。65は、吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する記録媒体にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は、記録ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行うためのキャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によって駆動されるベルト69と接続している。これにより、キャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接した領域の移動が可能となる。
51は、記録媒体を挿入するための給紙部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りローラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面と対向する位置へ記録媒体が給紙され、記録が進行するにつれて、排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。
上記構成において、記録ヘッド65が記録終了等でホームポジションに戻る際、吐出回復部64のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避しているが、ブレード61は移動経路中に突出している。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされる。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッドの移動経路中へ突出するように移動する。
記録ヘッド65がホームポジションから記録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード61は上記したワイピング時の位置と同一の位置にある。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の吐出口面はワイピングされる。上記した記録ヘッドのホームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘッドが記録のために記録領域を移動する間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この移動に伴って、上記ワイピングが行われる。
図2は、ヘッドにインク供給部材、例えば、チューブを介して供給されるインクを収容したインクカートリッジ45の一例を示す断面図である。ここで40は供給用インクを収納したインク収容部、例えば、インク袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。この栓42に針(不図示)を挿入することにより、インク袋40中のインクをヘッドに供給可能にできる。44は廃インクを受容するインク吸収体である。
本発明で使用されるインクジェット記録装置としては、上記の如きヘッドとインクカートリッジとが別体となったものに限らず、図3に示すようにそれらが一体になったものも好適に用いられる。図3において、70は記録ユニットであって、この中にはインクを収容したインク収容部、例えば、インク吸収体が収納されており、かかるインク吸収体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71からインク滴として吐出される構成になっている。72は記録ユニット内部を大気に連通させるための大気連通口である。この記録ユニット70は、図1で示す記録ヘッド65に代えて用いられるものであって、キャリッジ66に対して着脱自在になっている。
図4に、上述のインクジェット記録装置に搭載可能なインクジェットカートリッジの一例を示した。本例におけるカートリッジ1012は、シリアルタイプのものであり、インクジェット記録ヘッド100と、インク等の液体を収容するための液体タンク1001とで主要部が構成されている。インクジェット記録ヘッド100は、液体を吐出するための多数の吐出口832が形成されており、インク等の液体は、液体タンク1001から図示しない液体供給通路を介して液体吐出ヘッド100の共通液室へと導かれるようになっている。図4に示したカートリッジ1012は、インクジェット記録ヘッド100と液体タンク1001とを一体的に形成し、必要に応じて液体タンク1001内に液体を補給できるようにしたものであるが、この液体吐出ヘッド100に対し、液体タンク1001を交換可能に連結した構造を採用するようにしてもよい。
以下に実施例を挙げて本発明の詳細を記すが、本発明がこれらのみに限定されるものではない。尚、文中の部の表示は、指定のない限り質量基準を意味する。実施例で用いたアルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートであるエチルα−(ヒドロキシメチル)アクリレートは日本触媒社製のものを用いた。又、n−ブチルα−(ヒドロキシエチル)アクリレートは特開平7−285906号公報に記載の方法に準じて合成した。
[実施例1]
先ず、下記のようにして、実施例1で使用するランダムポリマーR1及びR2を合成した。
(ランダムポリマーR1の合成)
ランダムポリマーR1の合成材料には、2−ヒドロキシエチルアクリレート18部、n−ブチルメタクリレート57部及びメタクリル酸25部を用いた。これらのモノマーを用い、1−メトキシ−2−プロパノール500部中で、N2気流下にアゾビスイソブチロニトリルを開始剤として、75℃にて2時間反応させた。得られた反応物をヘキサン1,000部中に展開して未反応物を沈殿精製により取り除き、減圧乾燥してランダムポリマーR1を得た。このランダムポリマーR1の重量平均分子量は7,800であり、酸価は157mgKOH/gであった。
(ランダムポリマーR2の合成)
ランダムポリマーR1の合成において使用した2−ヒドロキシエチルアクリレート18部、n−ブチルメタクリレート57部、メタクリル酸25部に代えて、下記の合成材料を用いた以外は同様にして、ランダムポリマーR2を得た。即ち、エチルα−(ヒドロキシメチル)アクリレート24部、ベンジルアクリレート48部、アクリル酸28部を合成材料として用いて重合を行った。得られたランダムポリマーR2の重量平均分子量は8,200であり、酸価は196mgKOH/gであった。
(顔料分散液PK1の調製)
上記で得たランダムポリマーR1を使用して、下記の組成及び方法で顔料分散液PK1を調製した。
・ランダムポリマーR1 15部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル 50部
・イオン交換水 200部
・水酸化カリウム 1部
上記成分を混合し、樹脂分を完全に溶解させた後、カーボンブラック(Color Black FW18 デグサ製)を30部加え、30分間プレミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を行った。
・分散機:サンドグラインダー(五十嵐機械製)
・粉砕メディア:ジルコニアビーズ(1mm径)
・粉砕メディアの充填率:75%(体積)
・粉砕時間:3時間
固形分と溶剤分を酸析して分離し、分離した固形分に固形分濃度が15質量%となるように1質量%KOH水溶液を加えて顔料分散液PK1とした。
(顔料分散液PC1、PM1及びPY1の調製)
顔料分散液PK1の調製において、カーボンブラック(Color Black FW18 デグサ製)を、それぞれ下記の顔料に代えた以外は同様にして顔料分散液PC1、PM1、PY1を得た。即ち、C.I.ピグメントブルー15:3を用いて顔料分散液PC1を調製し、C.I.ピグメントレッド122を用いて顔料分散液PM1を調製し、C.I.ピグメントイエロー74を用いて顔料分散液PY1を調製した。
(顔料インクK1の調製)
下記成分を混合して、常法に従って顔料インクK1を作製した。
・顔料分散液PK1 30部
・ランダムポリマーR2 2部
・グリセリン 5部
・ジエチレングリコール 5部
・イソプロピルアルコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・イオン交換水 52部
(顔料インクC1、M1及びY1の調製)
顔料インクK1の調製において、顔料分散液PK1に代えて、顔料分散液PC1、PM1及びPY1をそれぞれに用いた以外は同様にして、顔料インクC1、M1及びY1を得た。
[実施例2]
(顔料分散液PK2の調製)
実施例1で行った顔料分散液PK1の調製において、ランダムポリマーR1に代えて、前記で調製したランダムポリマーR2を用いた以外は実施例1と同様にして、顔料分散液PK2を得た。
(顔料分散液PC2、PM2及びPY2の調製)
顔料分散液PK2の調製において、カーボンブラック(Color Black FW18 デグサ製)を、それぞれ下記の顔料に代えた以外は同様にして顔料分散液PC2、PM2及びPY2を得た。即ち、C.I.ピグメントブルー15:3を用いて顔料分散液PC2を調製し、C.I.ピグメントレッド122を用いて顔料分散液PM2を調製し、C.I.ピグメントイエロー74を用いて顔料分散液PY2を調製した。
(顔料インクK2の調製)
下記成分を混合し、常法に従って顔料インクK2を作製した。
・顔料分散液PK2 30部
・グリセリン 5部
・ジエチレングリコール 5部
・イソプロピルアルコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・イオン交換水 54部
(顔料インクC2、M2及びY2の調製)
顔料インクK2の調製において、顔料分散液PK2に代えて、顔料分散液PC2、PM2及びPY2をそれぞれ用いた以外は同様にして、顔料インクC2、M2及びY2を得た。
[実施例3]
先ず、下記のようにして、実施例3で使用するランダムポリマーR3を合成した。
(ランダムポリマーR3の合成)
実施例1で行ったランダムポリマーR1の合成で用いた2−ヒドロキシエチルアクリレート18部、n−ブチルメタクリレート57部、メタクリル酸25部に代えて下記の材料を用いた以外は同様にして、ランダムポリマーR3を得た。即ち、ランダムポリマーR3の合成では、n−ブチルα−(ヒドロキシエチル)アクリレート14部、エチルメタクリレート56部及びメタクリル酸30部を用いた。このランダムポリマーR3の重量平均分子量は7,700であり、酸価は189mgKOH/gであった。
(顔料分散液PK3の調製)
実施例1の顔料分散液PK1の調製において、ランダムポリマーR1に代えて、上記で合成したランダムポリマーR3を用いた以外は実施例1と同様にして、顔料分散液PK3を得た。
(顔料分散液PC3、PM3及びPY3の調製)
顔料分散液PK3の調製において、カーボンブラック(Color Black FW18 デグサ製)を、それぞれ下記の顔料に代えた以外は同様にして顔料分散液PC3、PM3及びPY3を得た。即ち、C.I.ピグメントブルー15:3を用いて顔料分散液PC3を調製し、C.I.ピグメントレッド122を用いて顔料分散液PM3を調製し、C.I.ピグメントイエロー74を用いて顔料分散液PY3を調製した。
(顔料インクK3、C3、M3及びY3の調製)
実施例2の顔料インクK2の調製において、顔料分散液PK2に代えて、上記で得た顔料分散液PK3、PC3、PM3及びPY3をそれぞれ用いた以外は実施例2と同様にして、顔料インクK3、C3、M3及びY3を得た。
[実施例4]
下記のようにして、実施例4で使用するグラフトポリマーG1を合成した。先ず、グラフトポリマーG1の合成に用いるマクロモノマーM1を合成し、これを用いてグラフトポリマーG1を得た。
(マクロモノマーM1の合成)
マクロモノマーM1の合成には、α−メチルスチレンダイマー10部、アクリル酸30部、n−ブチルメタクリレート12部、n−ブチルα−(ヒドロキシエチル)アクリレート8部を用いた。そして、これらの材料を、1−メトキシ−2−プロパノール500部中に、重合温度を75℃にてN2気流下に3時間かけて滴下した。この時、アゾビスイソブチロニトリルを重合開始剤に用いた。滴下後、2時間75℃に保ち、得られた反応物をヘキサン1,000部中に展開して未反応物を沈殿精製により取り除き、減圧乾燥してマクロモノマーM1を得た。このマクロモノマーM1の重量平均分子量は650であった。
(グラフトポリマーG1の合成)
グラフトポリマーG1の合成には、上記で得たマクロモノマーM1を固形分として30部、アクリル酸6部、ベンジルアクリレート52部、n−ブチルα−(ヒドロキシエチル)アクリレート12部を用いた。これらの材料を用いて、1−メトキシ−2−プロパノール500部中で、N2気流下にアゾビスイソブチロニトリルを開始剤に用い、75℃にて2時間反応させた。次に、得られた反応物をヘキサン1,000部中に展開して未反応物を沈殿精製により取り除き、減圧乾燥してグラフトポリマーG1を得た。このグラフトポリマーG1の重量平均分子量は7,600であり、酸価は171mgKOH/gであった。
(顔料分散液PK4の調製)
実施例1の顔料分散液PK1の調製において、上記で合成したランダムポリマーR1に代えて、グラフトポリマーG1を用いた以外は実施例1と同様にして、顔料分散液PK4を得た。
(顔料分散液PC4、PM4及びPY4の調製)
顔料分散液PK4の調製において、カーボンブラック(Color Black FW18 デグサ製)を、それぞれ下記の顔料に代えた以外は同様にして顔料分散液PC4、PM4及びPY4を得た。即ち、C.I.ピグメントブルー15:3を用いて顔料分散液PC4を調製し、C.I.ピグメントレッド122を用いて顔料分散液PM4を調製し、C.I.ピグメントイエロー74を用いて顔料分散液PY4を調製した。
(顔料インクK4、C4、M4及びY4の調製)
実施例2の顔料インクK2の調製において、顔料分散液PK2に代えて、顔料分散液PK4、PC4、PM4及びPY4を用いた以外は実施例2と同様にして、顔料インクK4、C4、M4及びY4を得た。
[実施例5]
(マクロモノマーM2の合成)
実施例4で行ったマクロモノマーM1の合成で用いたα−メチルスチレンダイマー10部、アクリル酸30部、n−ブチルメタクリレート12部、n−ブチルα−(ヒドロキシエチル)アクリレート8部に代えて、下記の合成材料を用いた以外は同様にして、マクロモノマーM2を得た。即ち、材料に、α−メチルスチレンダイマー10部、アクリル酸41部、エチルα−(ヒドロキシメチル)アクリレート9部を用いた以外はマクロモノマーM1の合成と同様にして、マクロモノマーM2を得た。このマクロモノマーM2の重量平均分子量は720であった。
(グラフトポリマーG2の合成)
実施例4で行ったグラフトポリマーG1の合成で用いた、マクロモノマーM1を固形分として30部、アクリル酸6部、ベンジルアクリレート52部及びn−ブチルα−(ヒドロキシエチル)アクリレート12部に代えて、下記の合成材料を用いた以外は同様にして、グラフトポリマーG2を得た。即ち、上記マクロモノマーM2を固形分として26部、n−ブチルアクリレート10部、ベンジルメタクリレート48部、エチルα−(ヒドロキシメチル)アクリレート16部を用いた以外は実施例4と同様にして、グラフトポリマーG2を得た。得られたグラフトポリマーG2の重量平均分子量は6,700であり、酸価は159mgKOH/gであった。
(顔料分散液PK5の調製)
実施例1で行った顔料分散液PK1の調製において、ランダムポリマーR1に代えて、上記で得たグラフトポリマーG2を用いた以外は実施例1と同様にして、顔料分散液PK5を得た。
(顔料分散液PC5、PM5及びPY5の調製)
顔料分散液PK5の調製において、カーボンブラック(Color Black FW18 デグサ製)を、それぞれ下記の顔料に代えた以外は同様にして顔料分散液PC5、PM5及びPY5を得た。即ち、C.I.ピグメントブルー15:3を用いて顔料分散液PC5を調製し、C.I.ピグメントレッド122を用いて顔料分散液PM5を調製し、C.I.ピグメントイエロー74を用いて顔料分散液PY5を調製した。
(顔料インクK5、C5、M5及びY5の調製)
実施例2で行った顔料インクK2の調製において、顔料分散液PK2に代えて、上記で得た顔料分散液PK5、PC5、PM5及びPY5を用いた以外は実施例2と同様にして、顔料インクK5、C5、M5及びY5を得た。
[実施例6]
(マクロモノマーM3の合成)
実施例4で行ったマクロモノマーM1の合成で用いたα−メチルスチレンダイマー10部、アクリル酸30部、n−ブチルメタクリレート12部、n−ブチルα−(ヒドロキシエチル)アクリレート8部に代えて、下記の合成材料を用いた以外は同様にして、マクロモノマーM3を得た。即ち、α−メチルスチレンダイマー10部、アクリル酸45部及びエチルメタクリレート5部を用いた以外は実施例4と同様にして、マクロモノマーM3を得た。このマクロモノマーM3の重量平均分子量は590であった。
(グラフトポリマーG3の合成)
実施例4のグラフトポリマーG1の合成で用いた、マクロモノマーM1を固形分として30部、アクリル酸6部、ベンジルアクリレート52部及びn−ブチルα−(ヒドロキシエチル)アクリレート12部に代えて、下記の合成材料を用いた以外は同様にして、グラフトポリマーG3を得た。即ち、上記マクロモノマーM3を固形分として28部、エチルアクリレート12部、ベンジルメタクリレート56部、エチルα−(ヒドロキシメチル)アクリレート4部を用いた以外は実施例4と同様にしてグラフトポリマーG3を得た。このグラフトポリマーG3の重量平均分子量は6,800であり、酸価は183mgKOH/gであった。
(顔料分散液PK6の調製)
実施例2の顔料分散液PK2の調製において、ランダムポリマーR2に代えて、上記で得たグラフトポリマーG3を用いた以外は実施例2と同様にして、顔料分散液PK6を得た。
(顔料分散液PC6、PM6及びPY6の調製)
顔料分散液PK6の調製において、カーボンブラック(Color Black FW18 デグサ製)を、それぞれ下記の顔料に代えた以外は同様にして顔料分散液PC6、PM6及びPY6を得た。即ち、C.I.ピグメントブルー15:3を用いて顔料分散液PC6を調製し、C.I.ピグメントレッド122を用いて顔料分散液PM6を調製し、C.I.ピグメントイエロー74を用いて顔料分散液PY6を調製した。
(顔料インクK6、C6、M6及びY6の調製)
実施例2の顔料インクK2の調製において、顔料分散液PK2に代えて、顔料分散液PK6、PC6、PM6及びPY6を用いた以外は実施例2と同様にして、顔料インクK6、C6、M6及びY6を得た。
[比較例1]
(顔料インクK7の調製)
下記成分を混合し、顔料インクK7とした。
・顔料分散液PK1 30部
・グリセリン 5部
・ジエチレングリコール 5部
・イソプロピルアルコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・イオン交換水 54部
(顔料インクC7、M7及びY7の調製)
顔料インクK7の調製において、顔料分散液PK1に代えて、顔料分散液PC1、PM1及びPY1をそれぞれ用いた以外は同様にして、顔料インクC7、M7及びY7を得た。
[評価]
(インクの保存安定性の試験)
上記で調製した実施例及び比較例の各色インクについて、下記の方法で保存安定性をそれぞれ評価した。顔料インクK1〜K7、C1〜C7、M1〜M7、Y1〜Y7の各インクをそれぞれを50mlずつ、内容積100mlのポリエチレン製の容器に入れ、70℃で3ヶ月保存した。そして、この保存前後のインクについて、インク中の顔料粒子の粒径と、インクの粘度を測定し、保存前後におけるこれらの値の変化率を求め、下記の基準にて保存安定性について評価した。得られた試験結果は、インクに使用した顔料種ごとに、表1から表4に示した。尚、粒径と粘度の変化率は、相対的に大きい値を相対的に小さい値で割ったものに100をかけることによって求め、保存後に数値が減少したものについてはマイナスで示した。
◎:粒径、粘度共に変化率が5%未満
○:粒径、粘度共に変化率が10%未満
×:粒径、粘度何れかの変化率が10%以上
Figure 2007332179
Figure 2007332179
Figure 2007332179
Figure 2007332179
表1から表4に示したように、実施例のインクは、いずれも保存後の粒径変化および粘度変化が少なく、保存安定性が高いことがわかった。特に実施例6では、高い保存安定性を有することが確認された。
インクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。 インクカートリッジの縦断面図である。 記録ユニットの斜視図である。 液体吐出ヘッドを備えたインクジェットカートリッジの一例を示す概略斜視図である。

Claims (6)

  1. 顔料、水、水溶性溶剤及びポリマーを含有するインクジェット用顔料インクにおいて、該ポリマーが、下記一般式(1)で表されるアルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートモノマーを重合することによって得られることを特徴とするインクジェット用顔料インク。
    Figure 2007332179
    (上記一般式(1)中、R1は、水素原子又は炭素数4以下のアルキル基の何れかを表し、R2は、炭素数18以下の直鎖状或いは分岐状のアルキル基、炭素数4乃至6のシクロアルキル基及びフェニル基から選ばれる何れかを表わす。)
  2. 前記ポリマーが、顔料の分散剤である請求項1に記載のインクジェット用顔料インク。
  3. 前記ポリマーが、グラフトポリマーである請求項1又は2に記載のインクジェット用顔料インク。
  4. 前記グラフトポリマーが、疎水性の主鎖と親水性の側鎖を有する請求項3に記載のインクジェット用顔料インク。
  5. 前記グラフトポリマーの主鎖が、アルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートモノマーを重合することによって得られる請求項4に記載のインクジェット用顔料インク。
  6. 前記ポリマーを形成するための全モノマー中に占めるアルキルα−(ヒドロキシアルキル)アクリレートモノマーの割合が、15質量%以下の範囲にある請求項1乃至5の何れか1項に記載のインクジェット用顔料インク。
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