JP2007331164A - 記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数のノズルを配置したライン型の液滴吐出ヘッドにおいて、故障が検知された場合に故障箇所を使用せずに印字するように制御し、ヘッド交換等の修理が完了されるまでの間、暫定的な印字を可能とする液滴吐出ヘッドを有する記録装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】液滴吐出ヘッド30を有する記録装置は、液滴吐出ヘッド30の故障箇所36の位置を特定した場合に、該故障箇所36の位置に存在する吐出素子を使用せずに印字するように、液滴吐出ヘッド30と用紙P4の相対位置を制御する。具体的には、用紙P4を用紙搬送方向Xに交差する方向Bに移動することにより、又は液滴吐出ヘッド30を用紙搬送方向Xに交差する方向Cに移動することによって、液滴吐出ヘッド30と用紙P4の相対位置を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録装置及びその制御方法に係り、特に、多数のノズルを配置したライン型の液滴吐出ヘッドを有する記録装置において、ノズルや吐出素子等の一部が故障した場合に、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する液滴吐出ヘッドを有する記録装置及びその制御方法に関する。
ヘッドを往復走査する従来のPWA方式のインクジェット記録装置においては、高速印字のためにノズル数を増加すると、ヘッド質量も増加してヘッド走査機構への負担が大きくなるため、多ノズル化には限界があった。また、往復走査の反転時に余分な走査距離が生じるため、高速化を図る上で不利になる。
これらを解決する方法として、印刷方向に解像度と同ピッチで多数のノズルを配置したフルライン/印字媒体幅のインクジェットヘッド(FWA方式)が知られている。しかし、多数のノズルを備えたラインヘッドは、一体化して単一のヘッドとして製造すると、歩留まりが低下したり、高額な製造設備(例えば、大口径シリコンプロセス装置)を必要とする等の問題がある。
そこで、比較的ノズル数の少ないヘッドユニットをライン状に複数個接続し、長尺化する技術が知られている。例えば、金属等のベースプレート上に圧力発生素子が設けられた複数の素子基板(ユニット)をライン状に並べて接着固定し、この素子基板上にノズル及びインク流路を備えた長尺部材を接合してラインヘッドを実現する技術(例えば、特許文献1参照。)、ベースプレートは用いずにヘッドチップ(ユニットに相当)を並べて接合していく方式(例えば、特許文献2参照。)、フレームにヘッドチップ(ユニット)を千鳥状配列した構造(例えば、特許文献3参照。)が知られている。
しかし、特許文献1乃至特許文献3のような長尺の記録ヘッドを有する装置は、多数のノズルや吐出素子(サーマルヘッドや圧電素子等)やこれらを個別に制御・駆動するための駆動系を有し、これらの内の一部が機能しなくなると、ドット抜け等の画像不具合が発生してしまうという問題があった。
この問題に対し、複数の記録素子を複数ブロックに分割してブロック毎に順次駆動するヘッドにおいて、複数ブロック中に故障ブロックが発生した場合に、所定ライン分の画像を故障ブロックを除く正常なブロックを駆動して記録した後、用紙を記録前の位置に戻し、ヘッドを移動して故障ブロックの部分を他の正常なブロックで代用して所定ライン分の画像を記録する方式(例えば、特許文献4参照。)が提案されている。
また、故障したノズルを基準にした近傍のノズルの駆動を事前に判定し、この判定結果に基づいてノズルに対する印刷結果の相対位置を変化させるように、各ノズルの駆動を切り替えて印刷結果の著しい品質低下を防止する方式(例えば、特許文献5参照。)も提案されている。
特開平10−181004公報 特開2003−266710公報 特開2001−199074公報 特開2003−1806公報 特開2002−11857公報
しかしながら、特許文献4の方式では、一度記録した後に用紙を元の位置に戻して再度記録するために処理速度が低下するという問題点がある。また、特許文献5の方式では、ノズルに対する印刷結果の相対位置を変化させる範囲を故障したノズルの近傍に限っているため、印刷結果の品質低下の防止には限度があり、更に、故障ノズルが多数の場合には対処が困難であるという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、多数のノズルを配置したライン型の液滴吐出ヘッドにおいて、故障が検知された場合に故障箇所を使用せずに印字するように制御し、ヘッド交換等の修理が完了されるまでの間、暫定的な印字を可能とするライン型の液滴吐出ヘッドを有する記録装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の記録装置は、記録媒体の搬送方向に交差する方向に複数の吐出素子を配列して構成された液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドの故障を検知する故障検知手段と、前記故障検知手段が検知した故障箇所の位置を特定する故障箇所特定手段と、前記故障箇所特定手段が特定した故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する印字制御手段と、を有する。
請求項1記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないため、ドット抜け等の出力画像の不具合を回避できる。従って、直ちに装置故障とするのではなく、故障箇所を修理するまで暫定使用が可能となる。
請求項2記載の記録装置は、請求項1記載の記録装置において、前記印字制御手段は、前記液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更すること、及び印字形態を印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することの少なくとも一方を行うことによって前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更すること、及び印字形態を印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することの少なくとも一方を行うことによって、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように暫定的な印字が可能となる。
請求項3記載の記録装置は、記録媒体の搬送方向に交差する方向に複数の吐出素子を配列して構成された液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドの故障を検知する故障検知手段と、前記故障検知手段が検知した故障箇所の位置を特定する故障箇所特定手段と、前記故障箇所の位置と印字データとを対比し、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能か不可能かを判定する印字可否判定手段と、前記印字可否判定手段の判定結果に基づいて、前記故障箇所特定手段が特定した故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する印字制御手段と、を有する。
請求項3記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字データに基づくサイズの記録媒体への印字データに基づく印字形態による印字の可否を予め判定するため、出力画像の不具合等による記録媒体の無駄遣いを回避することができる。
請求項4記載の記録装置は、請求項3記載の記録装置において、前記印字制御手段は、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能と判定された場合には、前記液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更することによって前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能と判定された場合には、液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更することによって、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更しない暫定的な印字が可能となる。
請求項5記載の記録装置は、請求項3又は請求項4記載の記録装置において、前記印字制御手段は、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が不可能と判定された場合には、印字形態を印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することによって前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が不可能と判定された場合には、印字形態を変更することによって、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しない暫定的な印字が可能となる。
請求項6記載の記録装置は、請求項2、請求項4又は請求項5の何れか1項記載の記録装置において、前記印字データに基づく印字が可能な印字形態は、前記印字データを複数の記録媒体に印字可能な分割印字データに分割して印字する印字形態、前記印字データを記録媒体のサイズに合わせて縮小又は拡大して印字する印字形態、又は、前記印字データに基づく印字における記録媒体のサイズよりも小さいサイズの記録媒体へ印字する印字形態である、ことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、予め定めた印字形態や品質(記録媒体サイズ)とは異なるが、暫定的な印字が可能となる。
請求項7記載の記録装置は、請求項2、請求項4乃至請求項6の何れか1項記載の記録装置において、内部に記録媒体を案内する給紙ガイドを含み、印字前の記録媒体を収容する給紙ストッカを有し、前記印字制御手段が、前記給紙ガイドを前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動して前記相対位置を変更する、ことを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、簡易な構成及び低コストで記録媒体の位置を変更することにより、液滴吐出ヘッドと記録媒体の相対位置を変更することができる。特に液滴吐出ヘッドが大型の場合、ヘッドの位置はそのままで相対位置を変更できる。
請求項8記載の記録装置は、請求項2、請求項4乃至請求項7の何れか1項記載の記録装置において、前記液滴吐ヘッドの前記記録媒体搬送方向上流側に記録媒***置変更手段を有し、前記印字制御手段が、前記記録媒***置変更手段によって前記記録媒体を前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動して前記相対位置を変更する、ことを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、給紙ストッカを大型化することなく、即ち、複数の給紙ストッカの設置が困難になることなく、記録媒体の位置を変更することができる。
請求項9記載の発明は、請求項7又は請求項8記載の記録装置において、内部に記録媒体を案内する排紙ガイドを含み、印字後の記録媒体が排出される排紙ストッカを有し、前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動した前記記録媒体の位置に合わせて、前記排紙ストッカに前記記録媒体が排出されるよう前記排紙ガイドが移動する、ことを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、排紙ストッカ内の記録媒体ガイドの位置を移動することで、様々な位置を通る記録媒体の各々が乱雑に排紙されることなく、例えば、ジョブ単位での排紙分をまとめて排紙ストッカに保持でき、他のジョブの印刷物との混在を回避できる。
請求項10記載の記録装置は、請求項2、請求項4乃至請求項9の何れか1項記載の記録装置において、前記印字制御手段が、前記液滴吐出ヘッドの位置を前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動することによって前記相対位置を変更する、ことを特徴とする。
請求項10記載の発明によれば、特に、厚紙や連続紙のように給紙部又は紙送機構で記録媒体の位置を変更することが困難な場合に、相対位置を変更することができる。
請求項11記載の記録装置は、請求項1乃至請求項10の何れか1項記載の記録装置において、前記故障箇所特定手段が特定した故障箇所の位置を記憶する故障箇所記憶手段を有し、該記憶した故障箇所の位置が参照可能である、ことを特徴とする。
請求項11記載の発明によれば、故障情報を記憶することで、随時(例えば、印字ジョブ受信時)故障情報を参照でき、故障箇所を使用しない印字が可能となる。
請求項12記載の記録装置の制御方法は、記録媒体の搬送方向に交差する方向に複数の吐出素子を配列して構成された液滴吐出ヘッドを有する記録装置の制御方法であって、前記液滴吐出ヘッドの故障を検知し、前記検知した故障箇所の位置を特定し、前記特定した故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する。
請求項12記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないため、ドット抜け等の出力画像の不具合を回避できる。従って、直ちに装置故障とするのではなく、故障箇所を修理するまで暫定使用が可能となる。
請求項13記載の制御方法は、請求項12記載の制御方法において、前記液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更すること、及び印字形態を前記印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することの少なくとも一方を行うことによって、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する、ことを特徴とする。
請求項13記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更すること、及び印字形態を印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することの少なくとも一方を行うことによって、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように暫定的な印字が可能となる。
請求項14記載の制御方法は、記録媒体の搬送方向に交差する方向に複数の吐出素子を配列して構成された液滴吐出ヘッドを有する記録装置の制御方法であって、前記液滴吐出ヘッドの故障を検知し、前記検知した故障箇所を特定し、前記故障箇所の位置と印字データとを対比し、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能か不可能かを判定し、前記判定の結果に基づいて、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、前記特定した故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する。
請求項14記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字データに基づくサイズの記録媒体への印字データに基づく印字形態による印字の可否を予め判定するため、出力画像の不具合等による記録媒体の無駄遣いを回避することができる。
請求項15記載の制御方法は、請求項14記載の制御方法において、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能と判定された場合には、前記液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更することによって、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する、ことを特徴とする。
請求項15記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能と判定された場合には、液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更することによって、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更しない暫定的な印字が可能となる。
請求項16記載の制御方法は、請求項14又は請求項15記載の制御方法において、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が不可能と判定された場合には、印字形態を前記印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することによって、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する、ことを特徴とする。
請求項16記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能と判定された場合には、印字形態を変更することによって、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しない暫定的な印字が可能となる。
請求項17記載の記録装置は、請求項13、請求項15又は請求項16の何れか1項記載の制御方法において、前記印字データに基づく印字が可能な印字形態は、前記印字データを複数の記録媒体に印字可能な分割印字データに分割して印字する印字形態、前記印字データを記録媒体のサイズに合わせた縮小又は拡大して印字する印字形態、又は、前記印字データに基づく印字における記録媒体のサイズよりも小さいサイズの記録媒体へ印字する印字形態である、ことを特徴とする。
請求項17記載の発明によれば、予め定めた印字形態や品質(記録媒体サイズ)とは異なるが、暫定的な印字が可能となる。
請求項18記載の記録装置は、請求項13、請求項15乃至請求項17記載の制御方法において、前記記録装置は、内部に記録媒体を案内する給紙ガイドを含んで印字前の記録媒体を収容する給紙ストッカを有し、前記給紙ガイドを前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動して前記相対位置を変更する、ことを特徴とする。
請求項18記載の発明によれば、簡易な構成及び低コストで記録媒体の位置を変更することにより、液滴吐出ヘッドと記録媒体の相対位置を変更することができる。特に液滴吐出ヘッドが大型の場合、ヘッドの位置はそのままで相対位置を変更できる。
請求項19記載の制御方法は、請求項13、請求項15乃至請求項18の何れか1項記載の制御方法において、前記記録装置は、前記液滴吐出ヘッドの前記記録媒体搬送方向上流側に記録媒***置変更手段を有し、該記録媒***置変更手段によって前記記録媒体を前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動して前記相対位置を変更する、ことを特徴とする。
請求項19記載の発明によれば、給紙ストッカを大型化することなく、即ち、複数の給紙ストッカの設置が困難になることなく、記録媒体の位置を変更することができる。
請求項20記載の記録装置は、請求項18又は請求項19記載の制御方法において、前記記録装置は、内部に記録媒体を案内する排紙ガイドを含んで印字後の記録媒体が排出される排紙ストッカを有し、前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動した前記記録媒体の位置に合わせて、前記排紙ストッカに前記記録媒体が排出されるよう前記排紙ガイドを移動する、ことを特徴とする。
請求項20記載の発明によれば、排紙ストッカ内の記録媒体ガイドの位置を移動することで、様々な位置を通る記録媒体の各々が乱雑に排紙されることなく、例えば、ジョブ単位での排紙分をまとめて排紙ストッカに保持でき、他のジョブの印刷物との混在を回避できる。
請求項21記載の記録装置は、請求項13、請求項15乃至請求項20の何れか1項記載の制御方法において、前記液滴吐出ヘッドの位置を前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動することによって前記相対位置を変更する、ことを特徴とする。
請求項21記載の発明によれば、特に、厚紙や連続紙のように給紙部又は紙送機構で記録媒体の位置を変更することが困難な場合に、相対位置を変更することができる。
請求項22記載の記録装置は、請求項12乃至請求項21の何れか1項記載の記録装置において、前記特定した故障箇所の位置を記憶し、該記憶した故障箇所の位置が参照可能である、ことを特徴とする。
請求項22記載の発明によれば、故障情報を記憶することで、随時(例えば、印字ジョブ受信時)故障情報を参照でき、故障箇所を使用しない印字が可能となる。
本発明によれば、多数のノズルを配置したライン型の液滴吐出ヘッドを有する記録装置において、液滴吐出ヘッドに故障が検知された場合に、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御し、ヘッド交換等の修理が完了されるまでの間、暫定的な印字が可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係る記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。この記録装置10は、複数の吐出素子を備えて用紙搬送方向に交差する方向に延伸させて配置されたライン型の液滴吐出ヘッドを有するラインプリンタであり、ホスト装置1(パーソナルコンピュータ等)より出力される印字データ等を印刷する。
この記録装置10は、ホスト装置1よりインタフェース(不図示)を介して送信される印字データ等に基づいて液滴吐出ヘッド30により記録媒体20に印字する。故障検知手段14は液滴吐出ヘッド30の故障を検知し、故障箇所特定手段16は液滴吐出ヘッド30に故障が検知された場合に故障箇所の位置を特定する。印字可否判定手段18は故障箇所特定手段16が特定した故障箇所の位置とホスト装置1より送信された印字データとを対比して、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せずに、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字の可否を判定する。また、印字可否判定手段18の判定結果はインタフェースを介してホスト装置1に通知される。印字制御手段12は印字可否判定手段18の判定結果に基づいて、故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように、液滴吐出ヘッド30又は記録媒体20の位置を変更することによって液滴吐出ヘッド30と記録媒体20との相対位置を変更する。
図2はライン型の液滴吐出ヘッド30を示す。液滴吐出ヘッド30は、長尺基板31、複数の液滴吐出ユニット32、及び複数のスペーサ部材35を含んで構成されている。長尺基板31は、用紙の搬送方向Xと交差する方向(紙幅方向)Yに長尺とされ、下面にはスペーサ部材35が取り付けられている。スペーサ部材35は板状であり、各記録ヘッドユニット32毎に配置され、長尺基板31にねじ止めされており、長尺基板31から取り外し可能となっている。
液滴吐出ヘッド30には、紙幅方向Yに複数の液滴吐出ユニット32が並んで配置されている。図2(B)に示すように、液滴吐出ユニット32には紙幅方向Yにライン状に複数のノズル34が形成されており、また、内部にはインクを吐出させるための圧電素子、振動板、圧力室などが備えられている。そして、搬送される用紙に対し、ノズル34からインク滴を吐出することで用紙上に印字データを記録する。
次に、本実施の形態における記録装置10の作用を、図3に示したフローチャートに沿って説明する。
最初に、ステップ110で故障検知手段14からの検知信号に基づいて、液滴吐出ヘッド30に故障が発生したか否かを判定する。この判定は後述の故障箇所の検知と共に定期的に行う。定期的とは、例えば、記録装置10の電源オンの直後や電源オフの直前の待機時等である。本実施の形態では、記録装置10の電源オンの直後に制御が開始され、故障の検知及び検知結果の判定を行う。故障が検知されなかった場合にはステップ190に進んで印字データに基づく印字、即ち、通常の印字を行い、故障が検知された場合にはステップ120に進む。
ステップ120では、故障箇所特定手段16からの信号に基づいて、液滴吐出ヘッド30の故障箇所の位置を特定すると同時に、故障の有無及び故障箇所の位置を示すデータを保存記憶する。記憶しておくことで、故障箇所の位置を随時参照できるので故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しない印字を容易に行うことができる。
故障検知手段14による液滴吐出ヘッド30の故障の検知及び故障箇所特定手段16による液滴吐出ヘッド30の故障箇所の位置の特定方法としては、液滴吐出ヘッド30の個々の吐出素子毎に又は吐出素子グループ単位で静電容量を測定して所定量以上認められない場合に故障と認定する方法や、出力画像を光学スキャンしてインクが付着していない部位に対応するノズルの位置を故障箇所と認定する方法等がある。
ステップ130では、液滴吐出ヘッド30の故障箇所に応じて印刷可能な最大用紙サイズを設定する。例えば、図5に示すように、液滴吐出ヘッド30の記録領域幅PWがA3幅であるが、故障箇所36が複数箇所に亘るため、故障箇所36の位置に存在する吐出素子を使用せずに印刷できる最大の用紙がA6サイズの用紙P6である場合には、最大用紙サイズを「A6」に設定する。
ステップ140では、ステップ130で印刷可能な最大用紙サイズを設定できたか否かを判定する。設定できた場合にはステップ150に進み、設定できなかった場合、即ち、故障箇所が多すぎて最小用紙サイズにも印字できない場合には、印字処理を行わずに処理を終了する。この際、故障アラームを報知したり、故障を知らせるメッセージを印字ジョブ送信者に送信して修理を促してもよい。
ステップ150では、印字すべきジョブの有無を判定する。即ち、記録装置10に接続されたホスト装置1よりインタフェースを介して送信された印字待ち状態の印字データが存在するか否かを判定する。印字ジョブが存在しないと判定された場合には該判定が肯定されるまで判定を繰り返し、印字ジョブが存在すると判定された場合にはステップ160に進む。
ステップ160では、印字データと液滴吐出ヘッド30の故障箇所の位置とを照合し、印字データに基づく印字(即ち、印字ジョブの送信者により予め定められた用紙サイズ及び印字形態による印字。以下「所望印字」という。)が可能か否かを判定する。所望印字が可能な場合とは、故障箇所はあるが所望印字には不要な位置である場合と、図4に示すように液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置を変更することによって可能である場合とがあり、何れの場合にもステップ170に進む。所望印字が不可能な場合とは図5に示すように所望印字がA4サイズの用紙への印字であるが、液滴吐出ヘッド30の故障箇所36が広範囲に亘るためA4サイズの用紙への印字ができない場合であり、この場合はステップ200に進む。
ステップ170では、所望印字を行うのに液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置制御の要否を判定する。液滴吐出ヘッド30に故障がある場合でも、故障箇所が所望印字に不要な位置であれば相対位置制御は不要であり、故障箇所が所望印字に必要な位置であれば相対位置制御が必要となる。相対位置制御が必要な場合にはステップ180に進み、不要な場合にはステップ190に進む。
ステップ180では、液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置を制御する。図4は相対位置関係の変更手段を示す。図4(A)は液滴吐出ヘッド30の記録領域幅PWがA3幅であり、A4サイズの用紙P4に印字する場合の例である。同図のように用紙P4と液滴吐出ヘッド30の故障箇所36が重なっている場合には出力画像にドット抜けが発生するため、これを避けるために液滴吐出ヘッド30と用紙P4の相対位置関係を変更する必要が生じる。この相対位置関係を変更するには2つの方法がある。
1つは、図4(B)に示すように、用紙P4の位置を変更する方法である。液滴吐出ヘッド30に対して用紙P4の位置を用紙搬送方向Xに交差する方向(図中矢印B)に移動することによって相対位置を変更し、使用するノズルを変更して故障箇所36を使用せずに印字するよう制御する。
もう1つは、図4(C)に示すように、液滴吐出ヘッド30の位置を変更する方法である。用紙P4に対して液滴吐出ヘッド30を用紙搬送方向Xに交差する方向(図中矢印C)に移動することによって相対位置を変更し、使用するノズルを変更して故障箇所36を使用せずに印字するよう制御する。
また、前述の用紙位置の変更には、給紙時に変更する方法と用紙搬送時に変更する方法がある。
図9は、給紙時に用紙位置を変更する例である。同図に示すように、記録装置10は用紙を積載して収容する給紙ストッカ40を備え、給紙ストッカ40の用紙Pは給紙ガイド42の間に載置されている。給紙ガイド42を紙幅方向Yに動かして給紙位置を移動することによって用紙位置を変更する。その後、液滴吐出ヘッド30が配置された用紙搬送部(不図示)に搬送されて印字する。
尚、用紙位置を変更する方法として、例えば、給紙時に用紙位置を変更し、用紙搬送時には、変更された用紙位置を微調整する、といった給紙時及び用紙搬送時の双方を併用する方法を採用しても良い。
図10は、用紙搬送時に用紙位置を変更する例である。この場合は、給紙ストッカ40と搬送ベルト46との間に用紙位置変更ベルト45を設置する。給紙ストッカ40から給紙された用紙Pは、用紙位置変更ベルト45により紙幅方向Yに用紙位置が変更された後、上部に液滴吐出ヘッド30が配置された搬送ベルト46に搬送されて印字する。
図9及び図10に示すように、給紙時に用紙位置を変更する場合も、用紙搬送時に用紙位置を変更する場合も、排紙ストッカ41に備わった排紙ストッカ43も用紙位置の変更に合わせて位置を変更して、用紙Pは排紙ガイド43の間に排紙される。
次に、ステップ190では、予め定められた用紙サイズ及び印字形態に基づく印字、即ち、所望印字を行う。ここで所望印字を行うのは以下の場合である。ステップ110で液滴吐出ヘッド30に故障なしと判定された場合、ステップ110で故障有りと判定されたがステップ170で液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置を変更しなくても印字可能と判定された場合、及びステップ170で液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置の変更が必要と判定された場合の3つのケースがあり得る。このうち、前2つのケースでは、所望印字とは液滴吐出ヘッド30の位置も用紙の位置も変更しない通常の印字を行うことになる。
ステップ200では、所望印字が不可能であることを印字ジョブの送信者に通知し、対応策を問い合わせる。所望印字とは異なる印字形態での暫定的な印字を行うか、或いは印字を行わないか、ジョブ送信者の判断を仰ぐ。この通知は、記録装置10からインタフェースを介してジョブ送信者が走査するホスト装置1の画面へメッセージを表示し、判断結果の入力を促すことによって行う。
続くステップ210では、印字ジョブの送信者から通知された判断結果が印字必要の場合にはステップ220に進み、印字不要の場合にはステップ270に進んで印字ジョブの印字を中止する。
ステップ220では、印字データを印字するために液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置を変更するか否かを判定する。後述のように分割印字や縮小印字などの印字形態を変更するだけで印字可能な場合には、液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置の制御は行わないという選択も可能である。相対位置の変更が必須ではない場合には、相対位置を変更するか否かについては、予めどちらを優先するかを定めておくか、或いは印字ジョブ送信者の選択に委ねるなどの方法がある。液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置を変更した上で印字形態を変更する場合にはステップ230に進み、相対位置は変更せずに印字形態のみを変更する場合にはステップ240に進む。
ステップ230では、ステップ180と同様に液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置を制御する。
ステップ240では、変更する印字形態の選択を行う。これは所望印字が不可能な場合に暫定的な印字形態として、印字データを複数の用紙に分割して印字するか、或いは縮小又は拡大して印字するかの選択である。この選択も前述の相対位置を変更するか否かの選択と同様に、予めどちらを優先するかを定めておくか、或いは印字ジョブ送信者の選択に委ねてもよい。印字形態の変更方法として分割印字を選択した場合にはステップ250に進み、縮小又は拡大印字を選択した場合にはステップ260に進む。
ステップ250では、分割印字を行う。図6は、相対位置を変更して分割印字を行う場合の例を示す。図6(A)は、液滴吐出ヘッド30の記録領域幅PWがA3幅であり、故障箇所36を使用せずに印字可能な上限がA6サイズの用紙P6の場合である。このようなケースでは、図6(B)に示すように、故障箇所36があってA4サイズの用紙P4に印字することができない。このため、用紙P6に変更して分割印字するが、図6(C)に示すように、用紙P6に変更しても本来の給紙位置37が故障箇所36を包含してしまう場合には、液滴吐出ヘッド30と用紙位置との相対位置を変更した上で、用紙P6に分割印字を行う。
ステップ260では、縮小又は拡大印字を行う。図7は、相対位置を変更して縮小又は拡大印字を行う場合の例を示す。図7(A)は、液滴吐出ヘッド30の記録領域幅PWがA3幅であり、故障箇所36を使用せずに印字可能な上限がA6サイズの用紙P6の場合である。このようなケースでは、図7(B)に示すように、故障箇所36があってA4サイズの用紙P4に印字することができない。このため、用紙P6に変更して縮小印字するが、図7(C)に示すように、用紙P6に変更しても本来の給紙位置37が故障箇所を包含してしまう場合には、液滴吐出ヘッド30と用紙位置との相対位置を変更した上で、用紙P6に縮小印字を行う。
ここで、縮小印字だけでなく拡大印字も含めているのは、例えば、通常通りに印字すると液滴吐出ヘッド30の故障箇所36が印字部分と重なって、出力画像にドット抜けが発生して判別不能な画像や文字の出力が発生する場合に、印字データを拡大して引き伸ばすことにより印字データに隙間が生じ、故障箇所36がこの隙間部分と重なることにより、ドット抜けが生じなくなる場合を考慮している。
上述の分割印字、及び縮小又は拡大印字は、何れも液滴吐出ヘッド30と用紙との相対位置の変更を伴って印字形態を変更する実施例であるが、前述のように相対位置を変更せずに印字形態のみを変更する場合も考えられる。図8は、その例を示す。
図8(A)に示すように、所望の印字形態が図示の通りであり、所望の記録用紙がA4サイズの用紙P4である場合に、故障箇所36が印字データと重なりドット抜けが発生してしまう。このようなケースでは、用紙P4はA4サイズのままで、かつ、液滴吐出ヘッド30との相対位置も変更せずに故障箇所36を使用しないように、分割又は縮小印字する方法もある。
即ち、図8(B)のように、所望のA4サイズの用紙P4に故障箇所を避けて複数の用紙に分割印字する方法と、図8(C)に示すように、A4サイズの用紙P4に故障箇所を避けて縮小印字する方法である。
以上、分割印字、及び縮小又は拡大印字について述べたが、これらの機能は単独で使用するだけでなく、例えば、分割印字すると同時に縮小印字するなどのように、同時に2つの機能を使用することもできる。
最後に、ステップ280では、ステップ190、ステップ250、ステップ650で印字した後、又はステップ270で印字を中止した後に、記録装置10が動作している場合にはステップ150に戻って、次の印字ジョブの有無を判定して、上述の処理を繰り返す。また、記録装置10が停止した場合には、全ての処理を終了する。
尚、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱しない範囲で適用可能である。
本実施の形態に係る液滴吐出装置を含む記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。 液滴吐出ヘッドを模式的に示す、(A)は側面図であり、(B)は下面図である。 本実施の形態に係る液滴吐出装置を含む記録装置の制御の流れを示すフローチャートである。 液滴吐出ヘッドと用紙の相対位置の変更手段を示す図である。 記録可能サイズの上限設定を示す図である。 相対位置を変更して分割印字する実施例を示す図である。 相対位置を変更して縮小印字する実施例を示す図である。 相対位置を変更せずに分割印字又は縮小印字する実施例を示す図である。 給紙ストッカ内で用紙位置を変更する実施例、及び排紙位置を用紙位置に合わせて変更する実施例を示す図である。 用紙位置変更ベルトで用紙位置を変更する実施例を示す図である。
符号の説明
1 ホスト装置
10 記録装置
12 印字制御手段
14 故障検知手段
16 故障箇所特定手段
18 印字可否判定手段
20 記録媒体
30 液滴吐出ヘッド
40 給紙ストッカ(ホッパ)
41 排紙ストッカ(トレイ)
42 給紙ガイド
43 排紙ガイド
44 給紙ローラ
45 用紙位置変更ベルト
46 搬送ベルト

Claims (22)

  1. 記録媒体の搬送方向に交差する方向に複数の吐出素子を配列して構成された液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドの故障を検知する故障検知手段と、
    前記故障検知手段が検知した故障箇所の位置を特定する故障箇所特定手段と、
    前記故障箇所特定手段が特定した故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する印字制御手段と、
    を有する記録装置。
  2. 前記印字制御手段は、前記液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更すること、及び印字形態を印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することの少なくとも一方を行うことによって前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する請求項1記載の記録装置。
  3. 記録媒体の搬送方向に交差する方向に複数の吐出素子を配列して構成された液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドの故障を検知する故障検知手段と、
    前記故障検知手段が検知した故障箇所の位置を特定する故障箇所特定手段と、
    前記故障箇所の位置と印字データとを対比し、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能か不可能かを判定する印字可否判定手段と、
    前記印字可否判定手段の判定結果に基づいて、前記故障箇所特定手段が特定した故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する印字制御手段と、
    を有する記録装置。
  4. 前記印字制御手段は、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能と判定された場合には、前記液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更することによって前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する請求項3記載の記録装置。
  5. 前記印字制御手段は、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が不可能と判定された場合には、印字形態を印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することによって前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する請求項3又は請求項4記載の記録装置。
  6. 前記印字データに基づく印字が可能な印字形態は、前記印字データを複数の記録媒体に印字可能な分割印字データに分割して印字する印字形態、前記印字データを記録媒体のサイズに合わせて縮小又は拡大して印字する印字形態、又は、前記印字データに基づく印字における記録媒体のサイズよりも小さいサイズの記録媒体へ印字する印字形態である請求項2、請求項4又は請求項5の何れか1項記載の記録装置。
  7. 内部に記録媒体を案内する給紙ガイドを含み、印字前の記録媒体を収容する給紙ストッカを有し、
    前記印字制御手段が、前記給紙ガイドを前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動して前記相対位置を変更する請求項2、請求項4乃至請求項6の何れか1項記載の記録装置。
  8. 前記液滴吐ヘッドの前記記録媒体搬送方向上流側に記録媒***置変更手段を有し、
    前記印字制御手段が、前記記録媒***置変更手段によって前記記録媒体を前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動して前記相対位置を変更する請求項2、請求項4乃至請求項7の何れか1項記載の記録装置。
  9. 内部に記録媒体を案内する排紙ガイドを含み、印字後の記録媒体が排出される排紙ストッカを有し、
    前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動した前記記録媒体の位置に合わせて、前記排紙ストッカに前記記録媒体が排出されるよう前記排紙ガイドが移動する請求項7又は請求項8記載の記録装置。
  10. 前記印字制御手段が、前記液滴吐出ヘッドの位置を前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動することによって前記相対位置を変更する請求項2、請求項4乃至請求項9の何れか1項記載の記録装置。
  11. 前記故障箇所特定手段が特定した故障箇所の位置を記憶する故障箇所記憶手段を有し、
    該記憶した故障箇所の位置が参照可能である請求項1乃至請求項10の何れか1項記載の記録装置。
  12. 記録媒体の搬送方向に交差する方向に複数の吐出素子を配列して構成された液滴吐出ヘッドを有する記録装置の制御方法であって、
    前記液滴吐出ヘッドの故障を検知し、
    前記検知した故障箇所の位置を特定し、
    前記特定した故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する制御方法。
  13. 前記液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更すること、及び印字形態を前記印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することの少なくとも一方を行うことによって、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する請求項12記載の制御方法。
  14. 記録媒体の搬送方向に交差する方向に複数の吐出素子を配列して構成された液滴吐出ヘッドを有する記録装置の制御方法であって、
    前記液滴吐出ヘッドの故障を検知し、
    前記検知した故障箇所を特定し、
    前記故障箇所の位置と印字データとを対比し、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能か不可能かを判定し、
    前記判定の結果に基づいて、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、前記特定した故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する制御方法。
  15. 前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が可能と判定された場合には、前記液滴吐出ヘッドと記録媒体との相対位置を変更することによって、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する請求項14記載の制御方法。
  16. 前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用せず、かつ印字形態を変更せずに印字データに基づく印字が不可能と判定された場合には、印字形態を前記印字データに基づく印字が可能な印字形態に変更することによって、前記故障箇所の位置に存在する吐出素子を使用しないように印字を制御する請求項14又は請求項15記載の制御方法。
  17. 前記印字データに基づく印字が可能な印字形態は、前記印字データを複数の記録媒体に印字可能な分割印字データに分割して印字する印字形態、前記印字データを記録媒体のサイズに合わせた縮小又は拡大して印字する印字形態、又は、前記印字データに基づく印字における記録媒体のサイズよりも小さいサイズの記録媒体へ印字する印字形態である請求項13、請求項15又は請求項16の何れか1項記載の制御方法。
  18. 前記記録装置は、内部に記録媒体を案内する給紙ガイドを含んで印字前の記録媒体を収容する給紙ストッカを有し、
    前記給紙ガイドを前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動して前記相対位置を変更する請求項13、請求項15乃至請求項17記載の制御方法。
  19. 前記記録装置は、前記液滴吐出ヘッドの前記記録媒体搬送方向上流側に記録媒***置変更手段を有し、
    該記録媒***置変更手段によって前記記録媒体を前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動して前記相対位置を変更する請求項13、請求項15乃至請求項18の何れか1項記載の制御方法。
  20. 前記記録装置は、内部に記録媒体を案内する排紙ガイドを含んで印字後の記録媒体が排出される排紙ストッカを有し、
    前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動した前記記録媒体の位置に合わせて、前記排紙ストッカに前記記録媒体が排出されるよう前記排紙ガイドを移動する請求項18又は請求項19記載の制御方法。
  21. 前記液滴吐出ヘッドの位置を前記記録媒体搬送方向に交差する方向に移動することによって前記相対位置を変更する請求項13、請求項15乃至請求項20の何れか1項記載の制御方法。
  22. 前記特定した故障箇所の位置を記憶し、
    該記憶した故障箇所の位置が参照可能である請求項12乃至請求項21の何れか1項記載の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012166444A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Canon Inc 印刷制御装置、方法及びプログラム
JP2019034479A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置、印刷装置、印刷制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP7473525B2 (ja) 2021-12-24 2024-04-23 芝浦メカトロニクス株式会社 錠剤印刷装置および錠剤印刷方法

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