JP2007329090A - 入力装置 - Google Patents

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幸治 松永
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Abstract

【課題】1つの入力信号で複数の入力状態が検出でき回路規模を削減し、また接触面積変化に対する静電容量変化を軽減でき1つの入力信号に多くの入力状態を設定可能な入力装置を提供することである。
【解決手段】第2誘電体層4Bの下側に形成する第1電極2と、第1誘電体層4Aと第2誘電体層4Bとの間に第1電極2と対向して形成し第1電極2と電気的に接続しておらず1つの第1電極2に対して2つ以上を配置する第2電極3A、3Bとで構成され、第1電極2と第2電極3A、3Bとの間の静電容量、あるいは接触物10の接触する面と第2電極3A、3Bとの間の静電容量、の少なくとも1つ以上が異なるよう構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電容量を検出して入力操作する入力装置に関し、特に回路の規模を削減して装置の小型化が可能な入力装置に関する。
静電容量を検出することによって操作者による操作を入力する入力装置は、デザインされたボタンなどが描かれた操作パネルの下側に電極を配置して構成され、また、その操作パネル下側の電極に必要な集積回路を電気的に接続して構成される。
この電極と集積回路との間の配線上の信号が入力信号であり、この入力信号は外部からの入力操作に対して状態の変化、たとえば静電容量の変化を集積回路へ伝達する役割を持っている。
静電容量を使用する入力装置は、人間の指が操作パネルのボタンへ接触したとき人間の指と操作パネルのボタンの下側に配置した電極との間に発生する静電容量を集積回路で検出することにより、ボタンへの接触・非接触、あるいは押下・非押下を判断する。
この場合、入力状態は押下・非押下の2つの状態があり、この2つの状態に入力操作の機能を割り当てることにより、入力装置は入力操作に応じた動作を実現する。
従来の静電容量を使用する入力装置としては、たとえば特許文献1に示すものがある。
図15は、特許文献1に記載の発明におけるセンサ部を示す図である。
図15に示すように、特許文献1に記載の発明では、入力装置に相当するセンサ部100に複数の電極101が配置されており、各電極101からそれぞれ配線(図示せず)を介して回路部(図示せず)へ、また、IC102へと電気的に接続されている。
また、少ない配線数で複数の入力状態を判定することが可能な静電容量を使用した入力装置としては、特許文献2に示すものがある。
図16は、特許文献2に記載の発明における入力装置を示す図である。
図16に示すように、特許文献2に記載の発明では、入力装置に対して接触・非接触することにより静電容量を変化させる、人の指の代わりに上下方向に可動する第2電極200a〜dを用いており、誘電体層201a〜dを介して第2電極200a〜dと第1電極202との間に発生する静電容量を検出している。
この図16に示す例では、複数の入力状態を検出するために、複数配置した第2電極200a〜dの直下にある誘電体層201a〜dの誘電率、または厚さ寸法を変更するか、または第2電極200a〜dの面積を変更している。
特開2005−31790号公報(図1) 特開平9−139142号公報(図1)
特許文献1に記載の発明は、一般的な静電容量を使用した入力装置であり、静電容量を検出するために設けた電極に対して1対1の関係で配線を形成する構成である。この場合、文字入力操作など複数のボタンが必要となる入力装置では、その数と同じ複数の電極を配置し、さらにそれらの電極に対応した複数の配線を形成し、かつ複数の入力信号ピンを持つ集積回路が必要であり、回路規模が増大するという問題がある。
その問題を解決するために、少ない配線数で複数の入力状態を判定することが可能な静電容量を使用した入力装置としては特許文献2に記載の発明が知られているが、この場合には以下のような問題がある。
第1の問題点は、電極を押圧することで静電容量を発生する構造では、押圧の具合、または浮遊容量の発生により検出される静電容量の値が所望の値からずれてしまい、正確な入力状態の判定ができないことがある点である。
その理由は、第2電極と誘電体層との間には押圧動作のための空間が介在し、第2電極の押し込み具合(押圧力)により誘電体層と第2電極との距離が一定とならないからである。また、特許文献2では接触物について説明されていないが、第2電極を押す接触物の存在により接触物と第1電極の間に浮遊容量が発生するからである。
第2の問題点は、人間の指などによる接触面と検出電極とで1つのコンデンサを形成する構造では、接触面の面積の増減に比例し検出される静電容量も増減してしまい、正確な入力状態の判定ができないことがある点である。
その理由は、コンデンサの静電容量は電極の面積に比例するため、片側の電極の役目をする接触物が接触圧により変形すると接触する面積が変化してしまうからである。
[発明の目的]
本発明は上記の点にかんがみてなされたものであって、
(1)1つの第1電極、あるいは入力信号で複数の異なる静電容量が検出できることにより1つの入力信号で複数の入力状態を検出することができるため、第1電極と集積回路間の配線本数の削減、入力信号ピン削減による回路規模の削減が可能であり、
(2)また、接触物の変形による接触面の面積変化に対して静電容量の変化を軽減できるため、1つの第1電極で検出できる入力状態を多くすることができる、
という上記(1)および(2)を実現する入力装置を提供することを目的とする。
本発明は、接触物の接触により静電容量を検出する入力装置において、前記接触物と接触する面を上側に有する第1誘電体層と、前記第1誘電体層の下側に形成する第2誘電体層と、前記第2誘電体層の下側の面に形成する第1電極と、前記第1誘電体層と前記第2誘電体層の間に前記第1電極と対向して形成し、前記第1電極と電気的に接続しておらず、1つの前記第1電極に対して2つ以上を配置する第2電極とから構成され、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量、あるいは前記接触物の接触する面と前記第2電極との間の静電容量、の少なくとも1つ以上が異なることを特徴とするものである。
また、前記第2電極の面積が前記接触物の接触する面積より大きいことを特徴とするものである。
また、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量が前記接触物の接触する面と前記第2電極との間の静電容量よりも小さいことを特徴とするものである。
本発明では、第1電極と第2電極との対向する面積、または接触物の接触する面と第2電極との間の対向する距離(第1誘電体層の厚さ寸法)、または第1電極と第2電極との間の対向する距離(第2誘電体層の厚さ寸法)、または第1誘電体層の誘電率、または第2誘電体層の誘電率、の少なくとも1つ以上が異なることで第1電極に発生する静電容量を変えているが、具体的には以下の構成で実現している。
たとえば、前記第2電極の面積がそれぞれ異なるものである。
さらに、第1電極は少なくとも1つ以上の第2電極と対向する面積が異なるものである。
さらに、第1誘電体層、あるいは第2誘電体層の少なくとも1つ以上の下側は階段形状に形成し、接触物と接触する面と、第2電極を配置する面と、第2電極と対向する第1電極とをそれぞれ対向して配置するものである。
また、第2電極を第1電極の上側と下側の両方に誘電体を介して形成し、対向する位置に配置されているこの第2電極どうしが電気的に接続されていることを特徴とするものである。
また、第1電極を複数個配置することを特徴とするものである。
また、第2電極の形状を円形状、または多角形状とすることを特徴とするものである。
[作用]
本発明では、接触物と第1電極との間に誘電体層で挟まれた第2電極を設けており、第2電極は第1電極と電気的に接続されていない。これにより、接触物と第2電極との間、第1電極と第2電極との間にそれぞれ静電容量を発生させることができ、大地(グランド)と第1電極との間に直列に接続されたコンデンサを形成することができる。
第1電極と第2電極との対向する面積、または接触物と第2電極との間の対向する距離、または第1電極と第2電極との間の対向する距離、または第1誘電体層の誘電率、または第2誘電体層の誘電率の少なくとも1つ以上を変えることにより、複数の異なる静電容量を第1電極から検出することができる。
また、第2電極の面積を接触物の接触する面積より大きくすることで接触面の面積が変化しても大地(グランド)と第1電極との間に検出される静電容量の変化は、従来の接触面と検出電極とで1つのコンデンサを形成する構造と比較して抑えることができる。
さらに、第1電極と第2電極との間の静電容量を、接触物と第2電極との間の静電容量より小さくすることで、接触面の面積変化による静電容量の変化を大幅に抑えることができる。
本発明によれば、
(1)1つの第1電極、あるいは入力信号で複数の異なる静電容量が検出できることにより1つの入力信号で複数の入力状態を検出することができるため、第1電極と集積回路間の配線本数の削減、入力信号ピン削減による回路規模の削減が可能であり、
(2)また、接触物の変形による接触面の面積変化に対して静電容量の変化を軽減できるため、1つの第1電極で検出できる入力状態を多くすることができる、
という上記(1)および(2)を実現する入力装置を提供することができる。
すなわち本発明によれば、1つの第1電極に複数の第2電極を形成することにより複数の異なる静電容量を検出することができ、1つの入力信号で複数の入力状態を検出できるため、第1電極と集積回路との間の配線本数の削減、および集積回路自身の規模を削減することにより、入力装置の小型化が可能であるという効果を奏することができる。
また本発明によれば、第2電極の面積を接触物の接触面の面積より大きくすることで、接触物(たとえば人間の指)の接触圧による接触面の面積変化に対して静電容量の変化を抑えることができ、限られた静電容量の範囲(最大静電容量と最小静電容量との間)に多くの検出範囲が設定可能なため、1つの第1電極で検出できる入力状態を多くすることができるという効果を奏することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による入力装置の一実施の形態の構造を示す斜視図である。
図1に示す入力装置1において、第1電極2は、導電体材料で出来ており、第2誘電体層4Bの下側に形成され、外部に設けられた回路部に電気的に接続される。検出する静電容量は、大地(グランド)と第1電極2との間に発生する。
第2電極3A、3Bは、導電体材料で出来ており、第2誘電体層4Bを介して第1電極2に対向した面に形成される。また、第2電極3A、3Bは、第1電極2やその他の金属物と電気的に接続されていない。これにより、第1電極2と第2電極3A、3Bとの間に容量成分を発生することができる。
この入力装置1では、第1電極2の面積、または第2電極3A、3Bの面積を任意に設定することによって、検出される静電容量を変えることができる。
また、第2電極3A、3Bは、第1誘電体層4A、第2誘電体層4Bのどちらに形成してもよい。
第1誘電体層4Aは、絶縁体材料で出来ており、人の指などの接触物10が直接接触する部分である。この第1誘電体層4Aは、その材料の厚さ寸法や、誘電率を任意に設定することによって、検出される静電容量を変えることができる。第1誘電体層4Aには、入力装置において入力操作の操作機能に合わせたボタン(図示せず)などをデザイン表示してもよい。
第2誘電体層4Bもまた、絶縁体材料で出来ており、その材料の厚さ寸法や、誘電率を任意に設定することによって、検出される静電容量を変えることができる。
第1誘電体層4A、第2誘電体層4Bは、単一の誘電体材料で構成されていなくてもよく、複数の異なる誘電率を有する誘電体材料を積層して形成してもよい。
また、第1電極2の下側には、外部から絶縁保護するために誘電体を形成してもよい。
さらに、第2電極3A、3Bの両方の上部に、接触物10が同時に接触した場合には、接触物10が第2電極3Aの上部に接触するときに発生する静電容量および、接触物10が第2電極3Bの上部に接触するときに発生する静電容量の和に等しい静電容量が発生する。
そのため、接触物10が第2電極3A、3Bのそれぞれ片方だけの上部に接触したときの静電容量よりも、同時に両方の上部に接触したときの静電容量は大きくなり、第1電極2から検出される静電容量はそれぞれ異なり、第2電極3A、3Bの上部をそれぞれ接触する状態と、第2電極3A、3Bの上部を同時に両方接触する状態を判別することが可能である。
本実施の形態では、第2電極3A、3Bを四角形状で記載しているが、これらの形状は円形状、または多角形状であってもよい。
図2は、図1のA−A断面図である。
検出領域5A、5Bは、誘電体層4Aの上面にあり、かつ誘電体層4Aを介してその下側に第2電極3A、3Bが配置してある。検出領域5A、5Bのそれぞれに、接触物10(図2においては図示せず)が接触することにより、第1電極2に、それぞれ異なる静電容量が発生する。
次に、図1および図2に示した実施の形態の入力装置1の動作について、さらに詳しく説明する。
図3(a)、(b)、(c)は、図1および図2に示した実施の形態の入力装置1において、接触物10が第1誘電体層4Aに接触している状態を示す図である。
なお、図3(a)では第2電極3Cの上側にある第1誘電体層4Aに接触物10が接触しており、図3(b)では第2電極3Dの上側にある第1誘電体層4Aに接触物10が接触しており、図3(c)では第2電極3Eの上側にある第1誘電体層4Aに接触物10が接触している。
本実施の形態では、第2電極3C、3D、3Eの面積を互いに異ならせることにより静電容量を変えており、図3(a)、図3(b)および図3(c)に示すように、第2電極3C、3D、3Eの順に面積を大きくしている。
図3(a)において、接触物10と第2電極3Cとの間の静電容量を静電容量C1aとし、第2電極3Cと第1電極2との間の静電容量を静電容量C1bとし、接触物10と第1電極2との間の静電容量を静電容量C1cとする。第2電極3Cの面積は、接触物10と第1誘電体層4Aとの接触面積よりも小さいため、接触物10と第1電極2との間に静電容量C1cが発生している。
図3(b)において、接触物10と第2電極3Dとの間の静電容量を静電容量C2aとし、第2電極3Dと第1電極2との間の静電容量を静電容量C2bとする。
同様に、図3(c)において、接触物10と第2電極3Eとの間の静電容量を静電容量C3aとし、第2電極3Eと第1電極2との間の静電容量を静電容量C3bとする。
第2電極3D、3Eの面積は、接触物10と第1誘電体層4Aとの接触面積よりも大きいとしている。
一例として、接触物10が人の指の場合、接触物10が第1誘電体層4Aの上面に接触するときの接触面積は直径10mmから15mmの円の面積(およそ79平方mmから177平方mm)と同等となる。このとき、第2電極3C、3D、3Eの面積をそれぞれ50平方mm、250平方mm、350平方mmと設定できる。
ここで、接触物10と第1誘電体層4Aとの接触面積はどの場合も等しいとする。これにより、第2電極3D、3Eの面積は、接触物10の接触面積よりも大きいため、静電容量C2aと静電容量C3aとは等しいことになる。
また、第2電極3Dの面積は第2電極3Eの面積よりも小さいため、静電容量C2bは静電容量C3bより小さいことになる。
大地(グランド)と第1電極2との間に発生する静電容量は、図3(a)では静電容量C1aと静電容量C1bとを直列に接続し、さらにその静電容量に並列に静電容量C1cが接続していることと等価である。
図3(b)では静電容量C2aと静電容量C2bとを直列に接続していることと等価であり、図3(c)では静電容量C3aと静電容量C3bとを直列に接続していることと等価である。
そのため、図3(a)の第1電極2に発生する静電容量を静電容量C1とし、図3(b)の第1電極2に発生する静電容量を静電容量C2とし、図3(c)の第1電極2に発生する静電容量を静電容量C3とすると、これらはそれぞれ以下の各数式で表される。
C1=1/(1/C1a+1/C1b)+C1c
C2=1/(1/C2a+1/C2b)=C2a・C2b/(C2a+C2b)
C3=1/(1/C3a+1/C3b)=C3a・C3b/(C3a+C3b)
上記の各数式において、静電容量C1a、C1b、C1c、C2a、C2b、C3a、C3bを変えることで第1電極2に発生する静電容量C1、C2、C3を変えることができる。
すなわち、本実施の形態によれば、1つの第1電極に対し、複数の互いに異なる面積を持つ第2電極を配置することによって、1つの第1電極で複数の異なる静電容量を検出することができる。
図4(a)、(b)を用いて、接触・非接触状態と、そのときの1つの第1電極から発生する静電容量、および検出範囲について説明する。
最大静電容量Cmaxは第1電極に発生する最大の静電容量であり、最小静電容量Cminは非接触の状態で第1電極に発生する最小の静電容量である。
図4(a)は、従来の入力装置であってON/OFFのような2つの入力状態を検出するものの、第1電極から発生する静電容量について示す図である。この例では、接触物が接触することによって、図4(a)に示すように静電容量が増加する。
この例において、検出範囲は、最小静電容量Cminと最大静電容量Cmaxとの間に設定され、ここでは静電容量Cxを閾値としている。この場合、最小静電容量Cminと静電容量Cxとの間は非接触状態と同等として扱われ、静電容量Cxと最大静電容量Cmaxとの間は検出範囲、つまり検出状態と同等として扱われる。
図4(b)は、最小静電容量Cminと最大静電容量Cmaxとの間に複数の入力状態を検出するために複数の検出範囲を設定した一例であり、検出範囲は、1からnまでn個設定しようとしてている。最小静電容量Cminと最大静電容量Cmaxの値は、入力装置により固有であり、多くの検出範囲を設定するためには各検出範囲の幅をできるだけ小さくする必要がある。
しかしながら、人間の指などの接触物と検出電極とによる1つのコンデンサで静電容量が形成される従来の入力装置では、接触物の接触面の面積がほぼ一定とならず接触面の面積変化に比例して静電容量が変化してしまう。
そのため、検出範囲の幅を小さくしてしまうと所望の検出範囲を選択することができなくなる。
従って、接触時の接触面の面積変化に対して静電容量の変化を抑えることができれば、検出範囲の幅を小さくでき、多くの検出範囲を設定できる。
図5(a)に従来の入力装置の構成を示し、図5(b)に本実施の形態による入力装置の構成を示す。図5(a)、(b)を参照して、接触面11の変化による静電容量の変化について説明する。
接触面11は、接触物(図示せず)が誘電体層14(図5(a))、第1誘電体層14A(図5(b))に押し当てられたときに、誘電体層14、第1誘電体層14Aの表面と接触物の表面とが接触している面であり、その面積は図5(a)、(b)ともに等しいものとする。
第1電極2A(図5(a))、第1電極12(図5(b))は、接触面11と対向して一定のギャップd1、(d2A+d2B)をおいて配置されており、その面積は、図5(a)、(b)ともに等しい、ものとする。
各ギャップの関係は、d2Aとd2Bとの和はd1と等しいものとし、ギャップd1は誘電体層14(図5(a))の厚さ寸法、ギャップd2A、d2Bはそれぞれ第1誘電体層14A(図5(b))、第2誘電体層14B(図5(b))の厚さ寸法に相当する。
図5(b)には、2つの第2電極13A、13Bが第1電極12に対向して設けてあり、第2電極13Aの上側に接触面11がある。接触面11と第2電極13Aはギャップd2Aをおいて、第1電極12とはギャップd2Bをおいた位置に配置してある。第2電極13Aの面積は、接触面11の面積より大きいものとする。
図5(a)の第1電極2Aに発生する静電容量を静電容量C4、図5(b)の第1電極12に発生する静電容量を静電容量C5とすると、これらは以下の各数式で表せる。
C4=ε×S1/d1
C5=ε/(d2A/S1+d2B/S2)
ただし、上記各数式においては、接触面11の面積をS1とし、第2電極13Aの面積をS2とし、誘電体層14、第1誘電体層14A、第2誘電体層14Bの誘電率を一定とし真空中の誘電率を掛け合わせたものをεとする。
接触状態での静電容量の変化を抑えるためには、図5(a)においては、上記静電容量C4の数式を参照すると、入力装置の構造で決定される変数ε、d1は接触時に変更することができないため、接触面11の面積S1の変化を抑える方法しかない。しかしながら、人間の指などの接触物は接触圧により変形してしまい、接触面11の面積S1が変化してしまう。接触面11の面積S1は、静電容量C4と比例関係にあるため、接触面11の増減に比例して静電容量C4も増減してしまう。
これに対して、図5(b)では、第1電極12と第2電極13Aとによる静電容量を、接触面11と第2電極13Aとによる静電容量よりも小さくすることで、接触面11の面積変化に対して静電容量C5の変化を抑えることができる。
図6に、接触物の接触面の面積が増加したときの静電容量の変化を計算したグラフの例を示す。
図6のグラフでは、図5(a)、(b)において、第2電極の面積を接触面の面積の4倍、ギャップd2Aとギャップd2Bとの比率を1対9として計算している。
なお、上記では、静電容量を調整するために誘電体層の厚さ寸法を変えているが、誘電率を変えることで静電容量を調整しても同様の特徴が得られる。
従来の入力装置(図5(a))では、接触面の面積が1.5倍に増加すると、静電容量は接触面の面積と比例関係にあるため1.5倍に増加する。
これに対して本実施の形態の入力装置(図5(b))では、接触面の面積が1.5倍に増加しても、静電容量は1.1倍にしか増加しない。
つまり、本実施の形態による入力装置は従来の入力装置と比較して、接触面の面積が変化しても静電容量の変化を抑えることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、1つの第1電極に複数の面積の異なる第2電極を形成することで、複数の異なる静電容量を検出することができ、1つの入力信号で複数の入力状態を検出することを可能にしている。
また、第2電極の面積を接触面の面積よりも大きくすることで、接触面の面積が変化しても静電容量の変化を抑えることができ、1つの第1電極で検出できる入力状態を多く設定することができる。
図7は、本実施の形態における入力装置から静電容量を検出し、入力状態を取得し、その情報に基づいた信号を出力する構成の一例を示したブロック図である。
容量検出回路部20は、入力装置の第1電極と電気的に接続され、第1電極に発生する静電容量を計測容易なように電圧または周波数に変換する。
検出判定部21は、あらかじめ設定された静電容量、または電圧、または周波数と、入力装置から得られた値とを比較して検出範囲にあるとき信号制御部22から信号を出力する。
信号制御部22からの出力信号は、信号パルスをそのまま出力するか、またはCPU等の主要な機器のフォーマットに合わせた状態に加工した後に出力する。
図8は、入力装置の第1電極から検出される測定値の時間変化、および出力信号の状態を示したものである。
図8では、接触物が検出領域5A(図2参照)に接触して、次に検出領域5B(図2参照)に接触した場合を示している。
測定値が検出領域5Aの検出範囲に一定時間あるとき、検出信号Aが生成される。同様に、測定値が検出領域5Bの検出範囲に一定時間あるとき検出信号Bが生成される。
ここで、接触物が検出領域5Bに接触したときの測定値は検出領域5Aの検出範囲を通過するが、通過する時間が設定されたある一定時間以上でないため、この検出範囲での接触状態として判定されず、検出信号は生成されない。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
この本発明の第2の実施の形態では、第1電極について工夫している。その構成を図9に示す。
第1電極32はテーパー形状をしており、第2電極33A、33Bへの対向する面積を変化させている。
第2電極33Aの面積と第2電極33Bの面積とを同一とし、誘電体層の厚さ寸法、および誘電率を一定とすると、第1電極32と対向する面積が少ない第2電極33Aの静電容量は第2電極33Bの静電容量よりも小さくなる。
これにより、第2電極33A、33Bの面積を変えることなく複数の異なる静電容量を得ることができる。
本実施の形態では、第1電極をテーパー形状としているが、本発明はこれに限られるものではなく、第1電極と少なくとも1つ以上の第2電極とが対向する面積が、それぞれ異なるようにされた形状であればよい。
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
この本発明の第3の実施の形態では、第1誘電体層、第2誘電体層についてさらに工夫している。その構成を図10(a)、(b)、(c)に示す。
図10(a)では、第1誘電体層44A1の下側(接触物の接触する面と反対側)、および第2誘電体層44B1の上側と下側を階段形状に形成している。
第2電極43A、43B、43Cが配置される面は、接触物が接触する面、および第1電極42Aと対向している。
このように構成することによって、第1電極42Aと第2電極43A、43B、43Cとの対向する距離、つまり第1電極42Aが配置されている面と、第2電極43A、43B、43Cが配置されている面との間にある第2誘電体層44B1の厚さ寸法は等しくなり、一方、接触物が接触する面と第2電極43A、43B、43Cとの対向する距離、つまり第2電極43A、43B、43Cが配置されている面にある第1誘電体層44A1の厚さ寸法は相互に異なっている。
図10(b)では、第2誘電体層44B2の下側を階段形状に形成している。
また、第2電極43A、43Bおよび43Cが配置される面は、平坦であり、接触物が接触する面、および第1電極42Aと対向している。
このように構成することによって、接触物が接触する面と第2電極43A、43B、43Cとの対向する距離、つまり第1誘電体層44A2の厚さ寸法は等しくなり、第1電極42Aと第2電極43A、43B、43Cとの対向する距離、つまり第2電極43A、43B、43Cが配置されている面にある第2誘電体層44B2の厚さ寸法は相互に異なっている。
図10(c)では、第1誘電体層44A3の下側、および第2誘電体層44B3の上側を階段形状に形成している。
このように構成することによって、第2電極43A、43B、43Cが配置されている面にある第1誘電体層44A3、および第2誘電体層44B3の厚さ寸法が異なっている。
このような本発明の第3の実施の形態によれば、第2電極43A、43B、43Cを介して第1電極42A、42Bに発生する静電容量はそれぞれ異なる値となるので、第2電極43A、43B、43Cの面積を変えなくとも複数の異なる静電容量を検出することができる。
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
本発明の第4の実施の形態では、第1誘電体層、第2誘電体層についてさらに工夫している。その構成を図11(a)、(b)に示す。
図11(a)では、第1誘電体層54A1と第1誘電体層54A2とは厚さ寸法は同一であるが、誘電率を異ならせている。一方、第2誘電体層54Bは、全面にわたって厚さ寸法、誘電率ともに同一である。
図11(b)では、第2誘電体層54B1と第2誘電体層54B2とは厚さ寸法は同一であるが、誘電率を異ならせている。一方、第1誘電体層54Aは、全面にわたって厚さ寸法、誘電率ともに同一である。
この第4の実施の形態によれば、第1誘電体層54A1、54A2、または第2誘電体層54B1、54B2の誘電率をそれぞれ異なるものにすることで、第2電極53A、53Bを介して第1電極52に発生する静電容量はそれぞれ異なる値となるので、第2電極53A、53Bの面積を変えなくとも複数の異なる静電容量を検出することができる。
また、図11(a)、図11(b)では第1誘電体層、第2誘電体層の誘電率を、第1または第2の誘電体層の片方のみ異ならせているが、第1および第2の誘電体層の両方において誘電率を異ならせるようにしてもよく、この場合でも複数の異なる静電容量を検出することができる。
また、第1誘電体層54A1、54A2、54A、第2誘電体層54B、54B1、54B2は、単一の誘電体材料で構成されていなくてもよく、複数の異なる誘電率を有する誘電体材料を積層して形成してもよい。
次に本発明の第5の実施の形態について説明する。
この本発明の第5の実施の形態では、第2電極についてさらに工夫している。その構成を図12に示す。
図12では、第2電極63A、63Cは第1誘電体層64Aと第2誘電体層64Bとの間に形成され、第2電極63B、63Dは第3誘電体層64Cの下側に形成されている。
また、第2電極63Aと63Bとは、また、第2電極63Cと63Dとはそれぞれ第2誘電体層64Bおよび第3誘電体層64Cを介して対向しており、第2電極63Aと63Bとは、また、第2電極63Cと63Dとは電気的に接続されている。電気的接続の手段としては、たとえば、第2誘電体層64Bおよび第3誘電体層64Cに、第1電極62と接触しないようにして、スルーホールを設けて接続してもよい。
図12では、第2誘電体層64Bと第3誘電体層64Cとに形成された配線接続部65A、65Bにより、第2電極63Aと63Bとを、また、第2電極63Cと63Dとを電気的に接続している。
このように構成することによって、この第5の実施の形態によれば、第2電極63A、63B、63C、63Dの面積を大きくしなくても比較的大きな静電容量を得ることができる。このため、第1電極62の面積に対して多くの第2電極63A、63B、63C、63Dを形成することができる。
また、第1誘電体層64Aの上面と直交する面であって、第2誘電体層64Bおよび第3誘電体層64Cの側面に形成された配線接続部65A、65Bに接触物(図示せず)が、直接、あるいは誘電体を介して接触することにより、第1電極62に静電容量を発生することができる。
これにより、本入力装置の検出領域において、第1電極62が配置されている領域に加えて、第1電極62が配置されていない領域で、かつ配線接続部65A、65Bが配置されている領域まで検出領域を広げることが可能となる。
次に本発明の第6の実施の形態について説明する。
この本発明の第6の実施の形態では、第1電極72を複数配置してテンキー入力に使用した入力装置70を示す。その構成を図13に示す。図13(a)は本発明の第6の実施の形態による入力装置の構造を上面から見た透視図、図13(b)は図13(a)の一部分を見た斜視図である。
複数の第1電極72のそれぞれには、複数の第2電極73A、73B、73Cが形成されている。
第2電極73A、73B、73Cの上側には、図13(b)に示すように第1誘電体層74Aが配置されボタンデザイン75A、75B、75Cが描かれている。ボタンデザイン75A、75B、75Cに人の指などの接触物が接触することで、第1電極72に静電容量が発生し、対応したボタンデザイン75A、75B、75Cに割り当てられた出力が生成される。
1つの第1電極に配置された複数の第2電極は、上述した実施の形態1から5における構造を用いることで異なる静電容量が得られるように調整する。
従来の静電容量を使用した入力装置では、テンキー入力装置を実現するにはボタンの数、すなわち16本の出力信号が必要である。それに対して、本実施の形態では、図13(a)に示すように、5本の出力信号で実現することができる。
次に本発明の第7の実施の形態について説明する。
この本発明の第7の実施の形態では、第2電極についてさらに工夫している。その構成を図14に示す。
図14では、第2電極83A、83Cは、第1誘電体層84Aと第2誘電体層84Bとの間に形成され、第1電極82と第2電極83Aとの間(第2誘電体層84B内)には、第2電極83Aと対向する第2電極83Bが配置されている。
このように構成されることによって、第2電極83Aと第2電極83Bとの間、および第1電極82と第2電極83Bとの間に新たに静電容量が形成される。
従って、第2電極83Aの上側にある第1誘電体層84Aに接触物(図示せず)が接触すると、接触物と第2電極83Aとの間、第2電極83Aと第2電極83Bとの間、第1電極82と第2電極83Bとの間に静電容量が形成され、3つのコンデンサが直列に接続されていることと等価になる。
このため、第2電極83Bの面積、または第2電極83Aと第2電極83Bとの間、または第1電極82と第2電極83Bとの間にある誘電体の厚さ寸法、または誘電率のいずれか1つ以上を変えることで、第1電極82に発生する静電容量を変えることができ、複数の異なる静電容量が得られる。
以上説明した各実施の形態では、複数の異なる静電容量を得るために、第1電極と第2電極との対向する面積、または接触物と第2電極との間の対向する距離(第1誘電体層の厚さ寸法)、または第1電極と第2電極との間の対向する距離(第2誘電体層の厚さ寸法)、または第1誘電体層の誘電率、または第2誘電体層の誘電率のいずれか1つを変えているが、2つ以上を同時に変えて本発明の入力装置を構成してもよい。
本発明の活用例として、コンピュータ、携帯情報端末、携帯電話などの入力操作部を必要とする機器がある。
本発明の第1の実施の形態における入力装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における入力装置の構造を示す断面図である。 (a)、(b)、(c)は本発明の第1の実施の形態における入力装置の接触物が接触している状態を示す断面図である。 (a)は従来の入力装置の接触状態、非接触状態と静電容量の変化、検出範囲を示す説明図であり、(b)は本発明の入力装置の接触状態、非接触状態と静電容量の変化、検出範囲を示す説明図である。 (a)は従来の入力装置の接触物が接触している状態の斜視図、(b)本発明の第1の実施の形態における入力装置の接触物が接触している状態の斜視図である。 接触面の面積、静電容量の変化を示す説明図である。 本発明の入力装置と接続し出力信号を得るまでの周辺部を示すブロック図である。 検出される測定値の時間変化、および検出信号との関係を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態における入力装置の構造を上面から見た透視図である。 (a)、(b)、(c)は本発明の第3の実施の形態における入力装置の構造を示す断面図である。 (a)、(b)は本発明の第4の実施の形態における入力装置の構造を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態における入力装置の構造を示す斜視図である。 (a)本発明の第6の実施の形態における入力装置の構造を上面から見た透視図、(b)は(a)の一部分を見た斜視図である。 本発明の第7の実施の形態における入力装置の構造を示す斜視図である。 従来の特開2005−31790号公報における図である。 従来の特開平9−139142号公報における図である。
符号の説明
1、70 入力装置
2、12、32、42A、42B、52、62、72、82 第1電極
3A、3B、13A、13B、33A、33B、43A、43B、43C、53A、53B、63A、63B、63C、63D、73A、73B、73C、83A、83B、83C 第2電極
4A、14A、44A1、44A2、44A3、54A、54A1、54A2、64A、74A、84A 第1誘電体層
4B、14B、44B1、44B2、44B3、54B、54B1、54B2、64B、84B 第2誘電体層
5A、5B 検出領域
10 接触物
11 接触面
14 誘電体層
20 容量検出回路部
21 検出判定部
22 信号制御部
64C 第3誘電体層
65A、65B 配線接続部
75A、75B、75C ボタンデザイン
C1、C2、C3、C1a、C1b、C1c、C2a、C2b、C3a、C3b、C3、C4 静電容量
d1、d2A、d2B ギャップ

Claims (15)

  1. 接触物の接触により静電容量を検出する入力装置において、
    前記接触物と接触する面を上側に有する第1誘電体層と、前記第1誘電体層の下側に形成する第2誘電体層と、前記第2誘電体層の下側の面に形成する第1電極と、前記第1誘電体層と前記第2誘電体層の間に前記第1電極と対向して形成し、前記第1電極と電気的に接続しておらず、1つの前記第1電極に対して2つ以上配置する第2電極とから構成され、
    前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量、あるいは前記接触物の接触する面と前記第2電極との間の静電容量、の少なくとも1つ以上が異なることを特徴とする入力装置。
  2. 前記第2電極の面積が前記接触物の接触する面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第1電極と前記第2電極との対向する面積がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記接触物の接触する面と前記第2電極との間にある前記第1誘電体層の厚さ寸法がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  5. 前記第1電極と前記第2電極との間にある前記第2誘電体層の厚さ寸法がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  6. 前記接触物の接触する面と前記第2電極との間にある前記第1誘電体層の誘電率がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  7. 前記第1電極と前記第2電極との間にある前記第2誘電体層の誘電率がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  8. 前記第1電極と前記第2電極とのそれぞれの対向する面積、あるいは前記接触物の接触する面と前記第2電極との間にある前記第1誘電体層の厚さ寸法、あるいは前記第1電極と前記第2電極との間にある前記第2誘電体層の厚さ寸法、あるいは前記接触物の接触する面と前記第2電極との間にある前記第1誘電体層の誘電率、あるいは前記第1電極と前記第2電極との間にある前記第2誘電体層の誘電率、の少なくとも2つ以上が異なることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の入力装置。
  9. 前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量が前記接触物の接触する面と前記第2電極との間の静電容量よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  10. 前記第2電極の面積がそれぞれ異なることを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
  11. 前記第1電極は少なくとも1つ以上の前記第2電極と対向する面積が異なることを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
  12. 前記第1誘電体層、あるいは前記第2誘電体層の少なくとも1つ以上の下側を階段形状に形成し、前記接触物と接触する面と、前記第2電極を配置する面と、前記第2電極と対向する前記第1電極とをそれぞれ対向して配置することを特徴とする請求項4または5に記載の入力装置。
  13. 前記第2電極を前記第1電極の上側と下側の両方に誘電体を介して形成し、互いに対向する位置に配置されている該第2電極どうしを電気的に接続する配線接続部をさらに有することを特徴とする請求項1ないし8のうちのいずれか1項に記載の入力装置。
  14. 前記第1電極を複数個配置することを特徴とする請求項1ないし13のうちのいずれか1項に記載の入力装置。
  15. 前記第2電極の形状を円形状、または多角形状とすることを特徴とする請求項1ないし14のうちのいずれか1項に記載の入力装置。
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