JP2007326431A - シールダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】容易な技術による製造が可能であり、かつ軽衝突時に熱交換器が破損してしまうことを防止できるシールダクトを提供する。
【解決手段】車両のバンパ部材40と車両内のバンパ部材40の後方に配置される熱交換器1、2との間であって、熱交換器1、2より空気流れ上流側に位置する第1の空間131を、車両内の第1の空間131を除く第2の空間132と車両幅方向で仕切るように、第1の空間131の周囲に配置され、空気流れ上流側の端部はバンパ部材40と接触可能となっており、空気流れ下流側の端部は熱交換器1、2を含む冷却機器に支持されているシールダクトであって、単一の素材にて構成され、それ自身で第1の空間131と第2の空間132とを仕切る板形状のシール部材5を設け、シール部材5に、車両前方からの外力による変位を吸収する変位吸収部を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された熱交換器の近傍に配置されるシールダクトに関する。
従来、車両のフロントバンパと車両のフロントバンパ後方に搭載されているラジエータやコンデンサ等の熱交換器との間に、シールダクトが配置されている(例えば、特許文献1、2参照)。
このシールダクト105は、図19に示すように、バンパ部材(バンパーカバーおよびバンパーリーンフォース)140とクーリングモジュールとの間の空間131と、その空間を除く、バンパ部材140、ボンネットおよびアンダーカバー(ともに図示せず)で囲まれた空間132とを、車両左右方向、すなわち車幅方向で仕切るものである。
このようにシールダクト105を配置することで、例えば、バンパ部材140とクーリングモジュールとの間の空間に取り入れられた外気が、クーリングモジュール内に供給されずに、車幅方向に逃げてしまうのを防止することができる。また、クーリングモジュールの後方に位置するエンジンルーム(図示せず)からの熱風が、バンパ部材140とクーリングモジュールとの間の空間に回り込むのを防止し、クーリングモジュールの前に熱風が回り込むことによって生じるコンデンサ101の冷却効率低下を抑制できる。
このシールダクト105をすべて樹脂で構成した場合、シールダクト105とバンパ部材140との間に、数mm程度の隙間が設けられる。車両の振動によってシールダクト105とバンパ部材140との間に生じた応力により、シールダクト105が破壊されたり、車両の振動によってシールダクト105とバンパ部材140との接触および非接触による音が発生したりするのを防止するためである。このため、シールダクト105をすべて樹脂で構成した場合では、シールダクト105とバンパ部材140との間に隙間があることから、シール効果が低いという問題があった。
これに対して、図20に示すように、シールダクト105を、板部151とその外周に一体的に固定されたゴム板部152で構成した場合では、ゴム板部152は変形可能であり、車両の振動を吸収できるため、シールダクト105のゴム板部152をバンパ部材140に接触させることができる。このため、シールダクト105とバンパ部材140との間に隙間を設ける必要がないことから、高いシール効果が得られる。
実用新案登録第2502184号公報 特開2003−327163号公報
しかしながら、上記のような図20に示すシールダクトでは、樹脂板の外周にゴム板を形成するために、2色成形という特殊な成形技術が必要となる。このため、製造コストが高くなってしまうという問題がある。
また、シールダクト105は、図20および図21に示すように、ラジエータ102のタンク部120にタッピンネジ180等の締結手段によって固定されている。車両が低速で何らかに衝突する(以下、軽衝突という)場合、特に車両前方からの衝突においては、バンパ部材140が座屈し、シールダクト105がバンパ部材140に押されるように車両後方側に移動する。このため、シールダクト105がラジエータ(熱交換器)102のタンク部120を押してしまい、タンク部120が破損してしまう。熱交換器は周辺機器に比べ価格が高いため、熱交換器が破損すると多額の修理費用かかるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、容易な技術による製造が可能であり、かつ軽衝突時に熱交換器が破損してしまうことを防止できるシールダクトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、車両のバンパ部材(40)と車両内のバンパ部材(40)の後方に配置される熱交換器(1、2)との間であって、熱交換器(1、2)より空気流れ上流側に位置する第1の空間(131)を、車両内の第1の空間(131)を除く第2の空間(132)と車両幅方向で仕切るように、第1の空間(131)の周囲に配置され、空気流れ上流側の端部はバンパ部材(40)と接触可能となっており、空気流れ下流側の端部は熱交換器(1、2)を含む冷却機器に支持されているシールダクトであって、単一の素材にて構成され、それ自身で第1の空間(131)と第2の空間(132)とを仕切る板形状のシール部材(5)を備え、シール部材(5)には、車両前方からの外力による変位を吸収する変位吸収部が形成されていることを第1の特徴としている。
なお、本明細書中において「冷却機器」とは、熱交換器、または熱交換器に対して位置が固定されているもの(例えば、ファンシュラウドおよびキャリア)をいう。
このように、シール部材(5)に変位吸収部を形成することで、シール部材(5)において車両の振動を吸収できるため、シール部材(5)をバンパ部材(40)に接触させることができる。このため、シール部材(5)とバンパ部材(40)との間に隙間を設ける必要がないので、高いシール効果を得ることができる。このとき、シール部材(5)は単一の材質で形成されているため、容易な技術による製造が可能となる。
さらに、シール部材(5)に変位吸収部を形成することで、軽衝突(外力)による変位を吸収することができる。これにより、外力が冷却機器に伝達することを防止し、熱交換器(1、2)の破損を防止することができる。
また、変位吸収部は、弾性変形可能な弾性変形部(5a、5b、5c)で構成できる。
また、弾性変形部を、シール部材(5)の車両前方側の端部(5a)においてバンパ部材(40)に対向するように設けられた湾曲面とすることができる。
また、シール部材(5)の車両後方側の端部(5c)より車両後方側に、車両内で位置が固定されているストッパ(7)を設け、弾性変形部を、シール部材(5)の車両後方側の端部(5c)においてストッパ(7)に対向するように設けられた湾曲面としてもよい。
これにより、軽衝突(外力)によりシール部材(5)が車両後方側に移動した場合に、シール部材(5)の車両後方側の端部(5c)がストッパ(7)と接触して弾性変形することで、変位を吸収することができる。このため、外力が冷却機器に伝達することを防止し、熱交換器(1、2)の破損を防止することができる。
また、湾曲面を、筒状部の外周面を構成するようにしてもよい。
また、本発明では、シール部材(5)には、車両後方側の端部(5c)から車両前方側に向かって切り欠かれた一対の切り欠き部(51)により挟まれた挿入部(50)が変位吸収部として設けられており、冷却機器には、挿入部(50)が車両後方側に向かって挿入される被挿入部(22)が設けられており、シール部材(5)は、挿入部(50)が被挿入部(22)に挿入されることにより、車両前後方向にスライド可能に支持されていることを第2の特徴としている。
これにより、軽衝突(外力)によりシール部材(5)が車両後方側に移動した際に、挿入部(50)が被挿入部(22)に挿入された状態でシール部(5)が車両後方側にスライドすることにより、変位を吸収することができる。このため、外力が冷却機器に伝達することを防止し、熱交換器(1、2)の破損を防止することができる。
また、冷却機器に設けられた被挿入部(22)にシール部材(5)の挿入部(50)を挿入するだけで、冷却機器にシール部材(5)を固定することができるため、組み付け性を向上させることができる。
この場合、熱交換器(1、2)に、熱媒体の熱交換を行う熱交換コア部(11、21)に流れる熱媒体の流路を構成するタンク部(10、20)を設け、被挿入部(22)を、タンク部(10、20)に設けることができる。
また、交換器(1、2)の空気流れ下流側に、熱交換器(1、2)に空気を供給する送風機を保持するとともに、熱交換器(1、2)から送風機に至る空気通路を形成するファンシュラウド(3)を設け、被挿入部(22)を、ファンシュラウド(3)に設けることができる。
また、熱交換器(1、2)を、キャリア(6)を介して車両ボディに組み付け、被挿入部(22)を、キャリア(6)に設けることができる。
また、本発明は、シール部材(5)には、切り欠き部(51)の車両前方側の端部から車両前方側に延長するように切り込まれた切り込み部(52)が形成されていることを第3の特徴としている。
これにより、軽衝突(外力)によりシール部(5)が車両後方側に移動した際に、被挿入部(22)を、挿入部(50)より車両前方側に形成されている切り込み部(52)に嵌合することができる。このため、シール部(5)の車両後方側にスライド可能な距離をより長くすることができる。これにより、より大きな変位を吸収することができるので、外力が冷却機器に伝達することをより防止し、熱交換器(1、2)の破損をより防止することができる。
また、本発明では、シール部材(5)は、固定部材(9)を介して冷却機器に固定されており、固定部材(9)は、シール部材(5)および冷却機器より破断強度が弱くなっていることを第4の特徴としている。
これにより、軽衝突によりシール部(5)に外力がかかった場合に、シール部(5)および冷却機器より破断強度が弱いクリップ(9)を破損させて、変位を吸収することができる。このため、熱交換器(1、2)の破損を防止することができる。
また、本発明では、熱交換器は、冷凍サイクル内を循環する冷媒と空気とを熱交換して前記冷媒を凝縮させるコンデンサ(1)、および前記コンデンサ(1)より車両後方側に配置され、冷却水と空気とを熱交換して前記冷却水を冷却するラジエータ(2)であり、コンデンサ(1)は、冷媒の熱交換を行うコンデンサコア(11)に流れる冷媒の流路を構成するコンデンサタンク(10)を有しており、ラジエータ(2)は、冷却水の熱交換を行うラジエータコア(21)に流れる冷却水の流路を構成するラジエータタンク(20)を有しており、ラジエータタンク(20)における車両前方側の角部は、滑らかな曲面形状になっており、シール部材(5)は、コンデンサタンク(10)に車両前後方向にスライド可能に支持されており、変位吸収部は、シール部材(5)の車両後方側の端部(5c)が車両幅方向外側に向かって傾斜していることにより構成されていることを第5の特徴としている。
これにより、軽衝突によりシール部材(5)に車両前方側からの外力がかかった場合に、シール部材(5)を、ラジエータタンク(20)における車両前方側の角部の曲面形状に沿うように車両後方側に導くことができる。これにより、軽衝突(外力)による変位を吸収することができる。このとき、シール部材(5)は、ラジエータタンク(20)とスムーズに接触するため、ラジエータタンク(20)の破損を防止することができる。
また、弾性変形部を、車両前後方向に伸縮可能な蛇腹形状部(5b)としてもよい。
また、変位吸収部は、車両前方からの外力による破断強度がシール部材(5)における他の部位より弱い脆弱部(5d、5e)で構成できる。
これにより、軽衝突によりシール部(5)に外力がかかった場合に、シール部(5)を脆弱部(5d、5e)において破損させることにより、変位を吸収することができる。このため、外力が冷却機器に伝達することを防止し、熱交換器(1、2)の破損を防止することができる。
また、脆弱部は、シール部材(5)における他の部位より肉厚が薄くなっている破断用切り欠き部(5d)で構成できる。
また、脆弱部を、シール部材(5)に形成された屈曲部(5e)で構成してもよい。
また、本発明は、車両のバンパ部材(40)の後方に配置される熱交換器(1、2)と、熱交換器(1、2)を車両ボディに取り付ける組付部材と、車両前方側から熱交換器(1、2)に空気を導くシールダクトとを備え、シールダクトの車両前方側の端部が、バンパ部材(40)と接触可能に組み付けられる熱交換器ユニットであって、シールダクトは、単一の素材からなり、車両前方からの外力による変位を吸収する変位吸収部が形成された板形状のシール部材(5)を有しており、シール部材(5)は、組付部材、もしくは熱交換器(1、2)に支持されていることを第6の特徴としている。
このように、シール部材(5)に変位吸収部を形成することで、シール部材(5)において車両の振動を吸収できる。このため、シール部材(5)とバンパ部材(40)との間に隙間を設ける必要がなくなるので、高いシール効果を得ることができる。このとき、シール部材(5)は単一の材質で形成されているため、容易な技術による製造が可能となる。
さらに、シール部材(5)に変位吸収部を形成することで、軽衝突(外力)による変位を吸収することができる。これにより、外力が冷却機器に伝達することを防止し、熱交換器(1、2)の破損を防止することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。本第1実施形態は、バンパ部材とクーリングモジュールとの間の第1の空間131(図19参照)と、その周囲の第2の空間132(図19参照)とを車両幅方向で仕切るように車両に搭載されるシールダクトに本発明を適用したものである。図1は本第1実施形態に係るシールダクトを示す分解斜視図であり、図2は本第1実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。
図1および図2に示すように、本第1実施形態のコンデンサ1とラジエータ2は、後述するファンシュラウド3内に組み込まれて、送風機(図示せず)とともに一体の組立構造体、すなわち、クーリングモジュールを構成している。なお、ファンシュラウド3は、コンデンサ1およびラジエータ2に空気を送風する送風機とラジエータ1との隙間を閉塞して送風機にて誘起された空気流が熱交換器を迂回して流れることを防止する機能と、送風機を支持する機能とを有している。なお、コンデンサ1およびラジエータ2をまとめて熱交換器1、2ともいう。
コンデンサ1は、冷凍サイクル(図示せず)内を循環する冷媒と外気とを熱交換して冷媒を冷却する熱交換器である。また、ラジエータ2は、エンジン冷却水と外気とを熱交換してエンジン冷却水を冷却する熱交換器である。なお、冷媒およびエンジン冷却水が、本発明の熱媒体に相当している。
なお、図1および図2ではコンデンサ1およびラジエータ2の具体的構成の図示を省略しているが、コンデンサ1およびラジエータ2は、周知のごとく扁平チューブとコルゲートフィンとの組み合わせからなる熱交換コア部と、熱交換コア部の扁平チューブに対して冷媒または冷却水の分配、集合の役割を果たすタンク部とを備えている。
コンデンサ1におけるタンク部(以下、コンデンサタンク10という)は、通常、熱交換コア部(以下、コンデンサコア11という)の左右両側に配置されている。同様に、ラジエータ2におけるタンク(以下、ラジエータタンク20という)も、熱交換コア部(以下、ラジエータコア21という)の左右両側に配置されている。
コンデンサ1は、クーリングモジュールのうち最上流部(最前方部)に配置され、コンデンサ1の下流側にラジエータ2が配置されている。また、ラジエータ2の下流側(最下流部)に、送風機(図示せず)が配置されている。本第1実施形態では、熱交換器1、2は車両の前端部、換言すると、エンジンルーム(図示せず)の前端部においてバンパーリーンフォース4の車両後方側に搭載されている。
ここで、バンパーリーンフォース4とは、車両の前端部にて車両幅方向に延びて車両前面側からの衝突力を吸収する梁状のもので、通常、金属にて断面矩形状に形成されている。バンパーリーンフォース4の車両幅方向の左右両端部は応力吸収部(図示せず)を介して車両ボディのサイドメンバー(図示せず)に連結される。この応力吸収部は、一般にクラッシュボックスと称され、衝突力により容易に変形可能な部材である。
図3は、本第1実施形態に係るシールダクトを示す側面断面図である。図3に示すように、バンパーリーンフォース4の前面側には樹脂製の意匠部品としてのバンパーカバー4aが配置され、このバンパーカバー4aによりバンパーリーンフォース4の前面側を覆うようになっている。なお、バンパーリーンフォース4およびバンパーカバー4aをまとめてバンパ部材40ともいう。
図1および図2に戻り、ラジエータ2のラジエータタンク21には、車両前方側に突出するシール部材5がそれぞれ設けられている。シール部材5によって、バンパ部材40とクーリングモジュールとの間の第1の空間131(図19参照)と、その周囲の第2の空間132(図19参照)とが車両幅方向で仕切られている。シール部材5は、エンジンルーム(図示せず)の熱気が熱交換器1、2の前面側に回り込むことを抑制するとともに、車両前方側に存在する新気(熱気が混入していない空気)を熱交換器1、2に導くようになっている。
図2に示すように、シール部材5における(車両前方側)の端部(以下、前端部5aという)は、車両後方側に向けて湾曲する湾曲形状になっている。この湾曲形状は、シール部材5の板面が車両後方側に向かって湾曲面をなすことにより形成されている。このため、前端部5aは弾性変形可能になっている。また、シール部材5の前端部5aの湾曲面は、バンパ部材40と対向しており、バンパ部材40と接触可能になっている。なお、シール部材5の前端部5aの湾曲面が、本発明の弾性変形部(変位吸収部)に相当している。
図4は図1のA部拡大図で、図5は図1のA部分解斜視図である。図4および図5に示すように、ラジエータタンク20の側面(車両幅方向外側の面)には、後述する挿入部50が車両前後方向に挿入される被挿入部22が設けられている。被挿入部22は、車両前後方向に貫通する貫通孔を有している。本実施形態では、被挿入部22は、図5に示すようにラジエータタンク20の側面に略平行な第1の面22aと、第1の面22aの車両上下方向両端部からラジエータタンク20の側面に向かって延びる2つの第2の面22bを有している。そして、第1の面22a、第2の面22bおよびラジエータタンク20の側面により形成される空間が貫通孔となっており、後述する挿入部50が挿入されるようになっている。また、本実施形態では、図3に示すように、被挿入部22は車両上下方向に並列に3つ設けられている。
図4および図5に示すように、シール部材5の車両後方側の端部には、ラジエータタンク20の被挿入部22に挿入される挿入部50が形成されている。具体的には、シール部材5には、車両後方側の端部から車両前方に向かって切り欠かれた一対の切り欠き部51が形成されている。一対の切り欠き部51に挟まれた部位が、挿入部50となっている。
2つの切り欠き部51は、それぞれ被挿入部22の第2の面22bに係止されるようになっている。そして、挿入部50が被挿入部22に挿入されるとともに、切り欠き部51が被挿入部22の第2の面22bに係止されることで、被挿入部22に挿入部50が挿入された状態で支持されている。これにより、シール部材5が、車両前後方向にスライド可能にラジエータタンク20に支持されている。
ここで、挿入部50の車両上下方向の辺を側辺50aといい、側辺50aと切り欠き部51の車両前方側の端部とが接触する部位を根元50bという。シール部材5には、切り欠き部51、より詳細には挿入部50における側辺50aの根元50bから車両前方側に延長するように切り込まれた切り込み部52が形成されている。切り込み部52は、挿入部50の側辺50aと連続的に設けられている。このため、シール部材5に外力がかかった際に、シール部材5が車両後方側にスライドし、切り込み部52が被挿入部22に係止されるようになっている。
図4に示すように、挿入部50には、被挿入部22の位置決めおよび固定のための突起部53が、車両前後方向に並列に2つ配置されている。2つの突起部53間の長さは、被挿入部の第2の面22bの車両前後方向の長さと略同一になっており、被挿入部22に挿入部50が挿入された際に、被挿入部22は2つの突起部53間に車両前後方向にスライド可能に支持されるようになっている。
次に、本第1実施形態のシールダクトの作用について説明する。
軽衝突によりバンパーリーンフォース4が座屈すると、シール部材5の前端部5aが弾性変形する。これにより、軽衝突(外力)による変位を、シール部材5の前端部5aにおいて吸収することができる。
また、シール部材5の前端部5aの弾性変形のみでは吸収できないような大きさの外力がかかった場合には、シール部材5が車両後方側に移動する。このとき、挿入部50が被挿入部22に挿入された状態で車両後方側にスライドし、挿入部50と連続的に形成されている切り込み部52が被挿入部22の第2の面22bに係止される。これにより、軽衝突(外力)による大きな変位を、シール部材5において吸収することができる。
以上説明したように、シール部材5の前端部5aを弾性変形可能な形状とすることで、車両の振動を吸収できるため、シール部材5をバンパ部材に接触させることができる。このため、シールダクトとバンパーカバーとの間に隙間を設ける必要がないことから、高いシール効果が得られる。このとき、シール部材5は単一の材質(樹脂)で形成されているため、容易な技術による製造が可能となる。よって、製造コストを低減させることができる。
さらに、シール部材5の前端部5aを弾性変形可能な形状とすることで、軽衝突(外力)による変位を吸収することができる。これにより、外力がラジエータタンク20に伝達することを防止し、ラジエータタンク20の破損を防止することができる。したがって、軽衝突時に熱交換器1、2が破損してしまうことを防止できる。
また、ラジエータタンク20にシール部材5の挿入部50が挿入される被挿入部22を設け、シール部材5を車両前後方向にスライド可能にラジエータタンク20に支持することで、軽衝突(外力)による変位をさらに吸収することができる。これにより、外力がラジエータタンク20に伝達することをより防止し、ラジエータタンク20の破損をより防止することができる。したがって、軽衝突時に熱交換器1、2が破損してしまうことをより防止できる。
また、シール部材5に、挿入部50と連続的に切り込み部52を形成することで、軽衝突(外力)によりシール部5が車両後方側に移動した際に、被挿入部22を、挿入部50より車両前方側に形成されている切り込み部52に嵌合することができる。このため、シール部5の車両後方側にスライド可能な距離をより長くすることができる。これにより、さらに大きな変位を吸収することができるので、外力がラジエータタンク20に伝達することをさらに防止し、熱交換器1、2の破損をより確実に防止することができる。
また、ラジエータタンク20に設けられた被挿入部22にシール部材5の挿入部50を挿入するだけで、ラジエータタンク20にシール部材5を固定することができるため、組み付け性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6に基づいて説明する。本第1実施形態は、上記第1実施形態に比較して、シール部材5の前端部5aの形状が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本第2実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。図6に示すように、本実施形態におけるシール部材5の前端部5aは、略円筒形状になっている。この前端部5aは、径方向が車両前後方向になるように、すなわち車両上下方向から見た断面がリング状となるように構成されている。このため、シール部材5は、前端部5aにおいて弾性変形可能になっている。これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、シール部材5の前端部5aの略円筒形状が、本発明の弾性変形部(変位吸収部)に相当している。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図7に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第1実施形態に比較して、シール部材5の形状が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本第3実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。図7に示すように、本実施形態のシール部材5における切り込み部52(図4参照)より車両前方側の部位は、車両前後方向に伸縮可能な蛇腹形状になっている。この蛇腹形状の部位(以下、蛇腹形状部5bという)は、シール部材5の板面を蛇腹状に折り曲げることにより形成されている。このため、シール部材5は弾性変形可能になっている。これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、シール部材5の蛇腹形状部5bが、本発明の弾性変形部(変位吸収部)に相当している。
(第4実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8および図9に基づいて説明する。本第4実施形態は、上記第1実施形態に比較して、シール部材5を支持する位置が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図8は本第4実施形態に係るシールダクトを示す分解斜視図であり、図9は本第4実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。図8および図9に示すように、本実施形態の被挿入部22は、ファンシュラウド3における車両幅方向外側の面、すなわちファンシュラウド3におけるラジエータタンク20の側面(車両幅方向外側の面)に対向する部位の車両幅方向外側の面に設けられている。このため、シール部材5は、ファンシュラウド3に支持されている。
また、ファンシュラウド3には、車両ボディへの組付部材(図示せず)が組み付けられている。もしくは、組み付け部材(図示せず)は、ファンシュラウド3に一体に成形されている。
これにより、外力がファンシュラウド3に伝達することを防止し、ファンシュラウド3の破損を防止することができる。ファンシュラウド3が破損しなければ熱交換器1、2は破損しないため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図10および図11に基づいて説明する。本第5実施形態は、上記第1実施形態に比較して、シール部材5を支持する位置が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図10は本第5実施形態に係るシールダクトを示す分解斜視図であり、図11は本第5実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。
図10および図11に示すように、本実施形態の熱交換器1、2は、キャリア(組付部材)6を介して車両ボディに固定されている。キャリア6は、文献によってはフロントエンドパネルまたはラジエータサポートとも呼ばれる。また、キャリア6は、上方側および下方側に位置して水平方向に延びる2つの梁部材6a、および上下方向に延びて2つの梁部材6aを連結する支柱部6bからなる矩形枠状のパネル本体部を有している。
また、本実施形態の被挿入部22は、キャリア6の支柱部6bにおける車両内側(熱交換器1、2側)の面に設けられている。このため、シール部材5は、キャリア6に支持されている。
これにより、外力がキャリア6に伝達することを防止し、キャリア6の破損を防止することができる。キャリア6が破損しなければ熱交換器1、2は破損しないため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について図12に基づいて説明する。本第6実施形態は、上記第1実施形態に比較して、弾性変形部をシール部材5の車両後方側の端部に設けた点が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、本第6実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。図12に示すように、ラジエータタンク20には、ラジエータタンク20の側面から車両幅方向外側に突出する板状のストッパ7が設けられている。ストッパ7は、車両内で位置が固定されており、本実施形態ではラジエータタンク20と別体として設けられている。
また、シール部材5における車両後方側の端部(以下、後端部5cという)は、車両前方側に向けて湾曲する曲面形状になっている。この曲面形状は、シール部材5の板面が車両前方側に向かって湾曲面をなすことにより形成されている。このため、後端部5cは弾性変形可能になっている。また、シール部材5の後端部5cの湾曲面は、ストッパ7と対向しており、ストッパ7と接触可能になっている。なお、シール部材5の後端部5cの湾曲面が、本発明の弾性変形部(変位吸収部)に相当している。
次に、本第6実施形態のシールダクトの作用について説明する。
軽衝突によりバンパーリーンフォース4が座屈すると、バンパーリーンフォース4に押されるようにシール部材5が車両後方側に移動する。このとき、シール部材5の後端部5cとストッパ7とが接触し、後端部5cが弾性変形する。これにより、軽衝突(外力)による変位を、シール部材5の後端部5cにおいて吸収することができる。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について図13および図14に基づいて説明する。本第7実施形態は、上記第6実施形態に比較して、シール部材5を支持する位置が異なるものである。上記第6実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図13は本第7実施形態に係るシールダクトを示す分解斜視図であり、図14は本第7実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。図13および図14に示すように、本実施形態の被挿入部22は、ファンシュラウド3における車両幅方向外側の面、すなわちファンシュラウド3におけるラジエータタンク20の側面(車両幅方向外側の面)に対向する部位の車両幅方向外側の面に設けられている。このため、シール部材5は、ファンシュラウド3に支持されている。
また、ストッパ7は、ファンシュラウド3におけるラジエータタンク20の側面に対向する部位に、車両幅方向外側に突出するように設けられている。ストッパ7は、シール部材5より車両後方側に配置されている。本実施形態では、ストッパ7は、ファンシュラウド3と一体に成形されている。
これにより、上記第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について図15に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図15は本第8実施形態に係るシールダクトを示す拡大平面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)はダクト部材5に車両前方側から外力がかかった状態を示している。
図15(a)に示すように、本実施形態の被挿入部22は、ラジエータタンク20の車両幅方向外側(ラジエータコア21から遠い側)の端部に設けられている。ラジエータタンク20における被挿入部22より車両後方側には、ラジエータタンク20の側面から車両幅方向外側に突出する板状のストッパ7が設けられている。本実施形態では、ストッパ7はラジエータタンク20と一体に成形されている。また、ストッパ7の端部とラジエータタンク20とが接触する部位(以下、ストッパ根元部7aという)は、被挿入部22よりラジエータコア21側に配置されており、ラジエータタンク20における被挿入部22とストッパ根元部7aとの間の壁面は、車両前後方向に対して傾斜している。本実施形態では、ラジエータタンク20における被挿入部22とストッパ根元部7aとの間の壁面は、滑らかな曲面形状となっている。
シール部材5における被挿入部22より車両後方側の部位は、ラジエータタンク20の湾曲した壁面に沿うように車両幅方向内側に向かって傾斜している。なお、「車両幅方向内側に向かって傾斜」とは、本実施形態のようにシール部材5が一箇所で屈曲しているものの他に、数カ所で屈曲しているものや、湾曲しているものでもよい。
また、シール部材5の後端部5cは、シール部材5が車両後方側に移動した際にストッパ7と接触するようになっている。また、シール部材5における被挿入部22の車両後方側には、シール部材の5の板面を切り欠いた破断用切り欠き部5dが形成されている。なお、破断用切り欠き部5dが、本発明の脆弱部(変位吸収部)に相当している。
次に、本第8実施形態のシールダクトの作用について、図15(b)を参照にして説明する。
軽衝突によりバンパーリーンフォース4(図9参照)が座屈すると、バンパーリーンフォース4に押されるようにシール部材5が車両後方側に移動する。このとき、挿入部50が被挿入部22に挿入された状態で車両後方側にスライドし、挿入部50と連続的に形成されている切り込み部52が被挿入部22の第2の面22bに係止される。これにより、軽衝突(外力)による変位を、シール部材5において吸収することができる。
同時に、本実施形態では、シール部材5が車両後方側に移動すると、シール部材5の後端部5cがストッパ7と接触し、シール部材5は破断用切り欠き部5dにおいて折損する。これにより、軽衝突(外力)による変位を、シール部材5が折損することにより吸収することができる。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態について図16に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図16は本第9実施形態に係るシールダクトを示す拡大平面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)はダクト部材5に車両前方側から外力がかかった状態を示している。
図16(a)に示すように、本実施形態のラジエータタンク20における車両前方側の角部は、滑らかな曲面形状となっている。
また、被挿入部22は、コンデンサ1のコンデンサタンク10に設けられている。このため、シール部材5は、コンデンサ1に支持されている。シール部材5の後端部5cは、車両幅方向外側に向かって傾斜している。より詳細には、シール部材5の後端部5cは、ラジエータタンク20の角部の曲面形状に沿って屈曲しており、シール部材5が車両後方側に移動した際に、ラジエータタンク20の曲面形状に沿って移動するように導く(ガイドする)ようになっている。なお、「車両幅方向外側に向かって傾斜」とは、本実施形態のようにシール部材5が一箇所で屈曲しているものの他に、数カ所で屈曲しているものや、湾曲しているものでもよい。
次に、本第9実施形態のシールダクトの作用について、図16(b)を参照にして説明する。
軽衝突によりバンパーリーンフォース4(図9参照)が座屈すると、バンパーリーンフォース4に押されるようにシール部材5が車両後方側に移動する。このとき、挿入部50が被挿入部22に挿入された状態で車両後方側にスライドし、挿入部50と連続的に形成されている切り込み部52が被挿入部22の第2の面22bに係止される。これにより、軽衝突(外力)による変位を、シール部材5において吸収することができる。
同時に、本実施形態では、シール部材5は、ラジエータタンク2の角部の曲面形状に沿って車両後方側に導かれる。これにより、軽衝突(外力)による変位を逃がし、ラジエータタンク20に伝達しないようにすることができる。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第10実施形態)
次に、本発明の第10実施形態について図17に基づいて説明する。本第10実施形態は、上記第1実施形態に比較して、ラジエータタンク20にシール部材5を固定する方法が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図17は本第10実施形態に係るシールダクトを示す拡大平面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)はダクト部材5に車両前方側から外力がかかった状態を示している。図17(a)に示すように、本実施形態のシール部材5は、その後端部5cにおいて、ラジエータタンク20にボルト8により締結固定されている。また、シール部材5には、シール部材5の板面が略くの字形状に屈曲した屈曲部5eが形成されている。なお、屈曲部5eが、本発明の脆弱部(変位吸収部)に相当している。
次に、本第11実施形態のシールダクトの作用について、図18(b)を参照にして説明する。
軽衝突によりバンパーリーンフォース4(図9参照)が座屈すると、バンパーリーンフォース4に押されるようにシール部材5が車両後方側に移動する。このとき、シール部材5の屈曲部5eに応力が集中するため、シール部材5は屈曲部5eにおいて折損する。これにより、軽衝突(外力)による変位を、シール部材5からラジエータタンク20に伝達させないようすることができるため、ラジエータタンク20の破損を防止できる。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第11実施形態)
次に、本発明の第11実施形態について図18に基づいて説明する。本第11実施形態は、上記第4実施形態に比較して、ファンシュラウド3にシール部材5を固定する方法が異なるものである。上記第4実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図18は本第11実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)はダクト部材5に車両前方側から外力がかかった状態を示している。図18(a)に示すように、本実施形態のシール部材5は、その後端部5cにおいてファンシュラウド3にクリップ(固定部材)9により固定されている。このクリップ9は、シール部材5およびファンシュラウド3より破断強度が弱くなっている。
次に、本第11実施形態のシールダクトの作用について、図18(b)を参照にして説明する。
軽衝突によりバンパーリーンフォース4(図9参照)が座屈すると、バンパーリーンフォース4に押されるようにシール部材5が車両後方側に移動する。このとき、シール部材5およびファンシュラウド3より破断強度の弱いクリップ9のみが破損することで、軽衝突(外力)による変位を吸収することができる。このため、ファンシュラウド3が破損してしまうことを防止できる。したがって、上記第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、被挿入部22を3つ設けたが、これに限らず、少なくとも1つ設ければよい。
また、上記第2実施形態では、シール部材5の前端部5aを筒形状(略円筒形状)としたが、これに限らず、シール部材5の後端部5cを筒形状としてもよい。
また、上記第8実施形態では、脆弱部をシール部材5を切り欠いた破断用切り欠き部5dとし、第10実施形態では、脆弱部をシール部材5の板面を屈曲させた屈曲部5eとしたが、これに限らず、例えばシール部材5における他の部位より板厚の薄い薄肉部としてもよい。
また、上記第10実施形態では、シール部材5をラジエータタンク20に固定し、上記第11実施形態では、シール部材5をファンシュラウド3に固定したが、これに限らず、冷却機器であれば例えばキャリア6等の他の部材に固定するようにしてもよい。
また、上記各実施形態は、適宜組み合わせて用いることができる。
第1実施形態に係るシールダクトを示す分解斜視図である。 第1実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。 第1実施形態に係るシールダクトを示す側面断面図である 図1のA部拡大図である。 図1のA部分解斜視図である。 第2実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。 第3実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。 第4実施形態に係るシールダクトを示す分解斜視図である。 第4実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。 第5実施形態に係るシールダクトを示す分解斜視図である。 第5実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。 第6実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。 第7実施形態に係るシールダクトを示す分解斜視図である。 第7実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。 第8実施形態に係るシールダクトを示す拡大平面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)はダクト部材5に車両前方側から外力がかかった状態を示している。 第9実施形態に係るシールダクトを示す拡大平面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)はダクト部材5に車両前方側から外力がかかった状態を示している。 第10実施形態に係るシールダクトを示す拡大平面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)はダクト部材5に車両前方側から外力がかかった状態を示している。 第11実施形態に係るシールダクトを車両上方側から見た要部断面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)はダクト部材5に車両前方側から外力がかかった状態を示している。 従来のシールダクトを示す平面図である。 従来のシールダクトを示す分解斜視図である。 従来のシールダクトを車両上方側から見た要部断面図である。
符号の説明
1…コンデンサ(熱交換器)、2…ラジエータ(熱交換器)、3…ファンシュラウド、5…シール部材、5d…破断用切り欠き部(脆弱部)、5e…屈曲部(脆弱部)、6…キャリア、7…ストッパ、9…クリップ(固定部材)、10…コンデンサタンク、11…コンデンサコア、20…ラジエータタンク、21…ラジエータコア、22…被挿入部、40…バンパ部材、50…挿入部、51…切り欠き部、52…切り込み部。

Claims (17)

  1. 車両のバンパ部材(40)と車両内の前記バンパ部材(40)の後方に配置される熱交換器(1、2)との間であって、前記熱交換器(1、2)より空気流れ上流側に位置する第1の空間(131)を、車両内の前記第1の空間(131)を除く第2の空間(132)と車両幅方向で仕切るように、前記第1の空間(131)の周囲に配置され、空気流れ上流側の端部は前記バンパ部材(40)と接触可能となっており、空気流れ下流側の端部は前記熱交換器(1、2)を含む冷却機器に支持されているシールダクトであって、
    単一の素材にて構成され、それ自身で前記第1の空間(131)と前記第2の空間(132)とを仕切る板形状のシール部材(5)を備え、
    前記シール部材(5)には、車両前方からの外力による変位を吸収する変位吸収部が形成されていることを特徴とするシールダクト。
  2. 前記変位吸収部は、弾性変形可能な弾性変形部(5a、5b、5c)であることを特徴とする請求項1に記載のシールダクト。
  3. 前記弾性変形部は、前記シール部材(5)の車両前方側の端部(5a)において前記バンパ部材(40)に対向するように設けられた湾曲面であることを特徴とする請求項2に記載のシールダクト。
  4. 前記シール部材(5)の車両後方側の端部(5c)より車両後方側には、車両内で位置が固定されているストッパ(7)が設けられており、
    前記弾性変形部は、前記シール部材(5)の車両後方側の端部(5c)において前記ストッパ(7)に対向するように設けられた湾曲面であることを特徴とする請求項2または3に記載のシールダクト。
  5. 前記湾曲面が、筒状部の外周面を構成していることを特徴とする請求項3または4に記載のシールダクト。
  6. 前記シール部材(5)には、車両後方側の端部(5c)から車両前方側に向かって切り欠かれた一対の切り欠き部(51)により挟まれた挿入部(50)が前記変位吸収部として設けられており、
    前記冷却機器には、前記挿入部(50)が車両後方側に向かって挿入される被挿入部(22)が設けられており、
    前記シール部材(5)は、前記挿入部(50)が前記被挿入部(22)に挿入されることにより、車両前後方向にスライド可能に支持されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のシールダクト。
  7. 前記熱交換器(1、2)は、前記熱媒体の熱交換を行う熱交換コア部(11、21)に流れる前記熱媒体の流路を構成するタンク部(10、20)を有しており、
    前記被挿入部(22)は、前記タンク部(10、20)に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のシールダクト。
  8. 前記熱交換器(1、2)の空気流れ下流側には、前記熱交換器(1、2)に空気を供給する送風機を保持するとともに、前記熱交換器(1、2)から前記送風機に至る空気通路を形成するファンシュラウド(3)が設けられており、
    前記被挿入部(22)は、前記ファンシュラウド(3)に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のシールダクト。
  9. 前記熱交換器(1、2)は、キャリア(6)を介して車両ボディに組み付けられており、
    前記被挿入部(22)は、前記キャリア(6)に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のシールダクト。
  10. 前記シール部材(5)には、前記切り欠き部(51)の車両前方側の端部から車両前方側に延長するように切り込まれた切り込み部(52)が形成されていることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1つに記載のシールダクト。
  11. 前記シール部材(5)は、固定部材(9)を介して前記冷却機器に固定されており、
    前記固定部材(9)は、前記シール部材(5)および前記冷却機器より破断強度が弱くなっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のシールダクト。
  12. 前記熱交換器は、冷凍サイクル内を循環する冷媒と空気とを熱交換して前記冷媒を凝縮させるコンデンサ(1)、および前記コンデンサ(1)より車両後方側に配置され、冷却水と空気とを熱交換して前記冷却水を冷却するラジエータ(2)であり、
    前記コンデンサ(1)は、前記冷媒の熱交換を行うコンデンサコア(11)に流れる前記冷媒の流路を構成するコンデンサタンク(10)を有しており、
    前記ラジエータ(2)は、前記冷却水の熱交換を行うラジエータコア(21)に流れる前記冷却水の流路を構成するラジエータタンク(20)を有しており、
    前記ラジエータタンク(20)における車両前方側の角部は、滑らかな曲面形状になっており、
    前記シール部材(5)は、前記コンデンサタンク(10)に車両前後方向にスライド可能に支持されており、
    前記変位吸収部は、前記シール部材(5)の車両後方側の端部(5c)が車両幅方向外側に向かって傾斜していることにより構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のシールダクト。
  13. 前記弾性変形部は、車両前後方向に伸縮可能な蛇腹形状部(5b)であることを特徴とする請求項2ないし12のいずれか1つに記載のシールダクト。
  14. 前記変位吸収部は、車両前方からの外力による破断強度が前記シール部材(5)における他の部位より弱い脆弱部(5d、5e)であることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載のシールダクト。
  15. 前記脆弱部は、前記シール部材(5)における他の部位より肉厚が薄くなっている破断用切り欠き部(5d)であることを特徴とする請求項14に記載のシールダクト。
  16. 前記脆弱部は、前記シール部材(5)に形成された屈曲部(5e)であることを特徴とする請求項14または15に記載のシールダクト。
  17. 車両のバンパ部材(40)の後方に配置される熱交換器(1、2)と、
    前記熱交換器(1、2)を車両ボディに取り付ける組付部材と、
    車両前方側から前記熱交換器(1、2)に空気を導くシールダクトとを備え、
    前記シールダクトの車両前方側の端部が、前記バンパ部材(40)と接触可能に組み付けられる熱交換器ユニットであって、
    前記シールダクトは、単一の素材からなり、車両前方からの外力による変位を吸収する変位吸収部が形成された板形状のシール部材(5)を有しており、
    前記シール部材(5)は、前記組付部材、もしくは前記熱交換器(1、2)に支持されていることを特徴とする熱交換器ユニット。
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