JP2007326380A - セキュリティ装置および監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが監視モードをOFF設定することがなくなるように監視機能を有効に働かせること。
【解決手段】主制御装置3が、監視対象との温度差に基づく認識画像から監視対象の動きを監視する第2の画像認識装置2により出力される認識画像の特徴抽出を行い、監視対象が人であると判定されたときに、監視対象を撮影することにより取得される画像から窓枠を認識する第1の画像認識装置1により出力される窓枠を基準に、第2の画像認識装置2により出力される窓枠内外における監視対象の動きを判別する。
【選択図】図1

Description

この発明は、セキュリティ装置および監視方法に関する。
カーセキュリティの分野では、不審者の車両への接近、車両付近でのうろつき、車両への不正な侵入を検出するためにドップラセンサが使用される(例えば、特許文献1参照)。ドップラセンサは、アンテナから発信されるマイクロ波を監視対象に放射し、反射してきたマイクロ波の周波数を監視することにより物体の動きを検出するものである。すなわち、監視対象が動いている場合はドップラ効果により反射波の周波数が変化し、この周波数変化を検出することにより物体の動きを検出することができる。
ところで、簡易取り付けタイプのカーセキュリティ装置は、ドップラセンサが内蔵された本体をサンバイザ等に取り付けて動作させ、動く物が検出されると警告を発し、あるいはリモコンに通知する仕組みになっている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1に開示されたカーセキュリティ装置によれば、ユーザが車両から離れると監視モードがONになり、近づくとOFFになるため、設定モードの切替えの必要がなく、監視モードになった場合、ドップラセンサが、不審者のうろつき、接近、侵入を検知し、犯行に及ぶ前に警告音を発する。このため、不審者を、威嚇、撃退することができる。
特開2005−259065号公報 「OMRON Carmoni500」、インターネットURL<http://www.carmoni.com/details/carmoni500.html>(2006年4月22日閲覧)
ところで、ドップラセンサは、原理的に動く物体全てに反応してしまうため、車両の窓ガラスに枯れ葉が落ちてきた場合や、雨のしずく等にも反応し、したがって、侵入者がいないにもかかわらず警告が発せられ、誤動作することが多々ある。特に、雨の日等において、感度を高く設定した場合、窓ガラスを流れる雨水に反応し、誤検出が頻繁に発生する。逆に、感度を低く設定した場合、本来の目的が達成できないことも想定される。結果として、ユーザはカーセキュリティ装置の監視モードをOFF設定し、せっかく用意された監視機能を使わないままの状態を維持しておくことが多々ある。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、誤検出を減らし、結果としてユーザが監視モードをOFF設定することがなくなるように監視機能を有効に働かせることのできる、セキュリティ装置および監視方法を提供することを目的とする。
この発明に係るセキュリティ装置は、監視対象の撮影画像から画像認識により窓枠を識別する第1の画像認識装置と、 監視対象の温度分布に基づく認識画像を生成して監視対象を検出する第2の画像認識装置と、 第2の画像認識装置により出力される認識画像から監視対象が人であると判定されたときに、その監視対象が窓枠の内か外かを判定し、この判定結果に応じて異常を報知する主制御装置と、を備える。
また、この発明のセキュリティ装置において、主制御装置は、第2の画像認識装置により出力される認識画像の特徴を抽出して監視対象が人であると判定するようにしてもよい。
また、この発明のセキュリティ装置において、主制御装置は、窓枠内でのみ監視対象を検出したときに車両付近でのうろつきと判定し、窓枠外でも監視対象を検出したときに車内への侵入と判定し、それぞれ区別して報知するようにしてもよい。
この発明に係るセキュリティ装置は、監視対象の撮影画像を出力する第1のセンサと、監視対象の温度分布を測定する第2のセンサと、第1のセンサから出力される撮影画像から画像認識により窓枠を識別するとともに、第2のセンサから出力される温度分布に基づく認識画像を生成し、生成された認識画像により監視対象が人であると判定されたときに、その監視対象が窓枠の内か外かを判定し、この判定結果に応じて異常を報知する主制御装置と、を備える。
この発明に係る監視方法は、監視対象の撮影画像から画像認識により窓枠を識別するステップと、監視対象の温度分布に基づく認識画像を生成して監視対象を検出するステップと、その認識画像に基づき監視対象が人であるか否かを判定するステップと、認識画像に基づき監視対象が人であると判定したときに、その監視対象がその窓枠の内か外かを判定し、この判定結果に応じて異常を検知するステップとを備える。
この発明によれば、誤検出を減らし、結果としてユーザが監視モードをOFF設定することがなくなるように監視機能を有効に働かせることができる。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に係るセキュリティ装置の内部構成を示すブロック図である。ここでは、カーセキュリティを想定しているため、ここに示すセキュリティ装置は、車内のサンバイザやルームミラー等、車内全容を見渡せる位置に設置してあるものとする。
セキュリティ装置は、第1の画像認識装置としてのCCD(Charge Coupled Device)センサ画像認識装置1と、第2の画像認識装置としての赤外線センサ画像認識装置2と、主制御装置3とで構成される。
CCDセンサ画像認識装置1は、監視カメラなどに用いられ可視画像を撮像するCCDカメラとその画像認識装置を有し、赤外線センサ画像認識装置2は、赤外線画像を撮像する赤外線カメラとその画像認識装置を有する。
CCDセンサ画像認識装置1は、監視対象の撮影画像を認識して認識画像を生成する他、その認識画像から車内の窓枠を識別し、その認識画像および窓枠形状を主制御装置3へ出力する。また、赤外線センサ画像認識装置2は、 監視対象との温度差に基づく認識画像から監視対象の動きを監視してその認識画像を主制御装置3へ出力する。主制御装置3は、赤外線センサ画像認識装置2により出力される認識画像の特徴抽出を行い、監視対象が人であると判定されたときに、CCDセンサ画像認識装置1により出力される窓枠形状を基準に、赤外線センサ画像認識装置2により出力される窓枠内外における監視対象の動きを判別し、異常発生を外部(例えば、リモコン)へ報知する。なお、ここで使用される赤外線センサ画像認識装置2は、赤外線カメラを用いて監視対象を撮影し、生成される温度画像から動く対象を認識する装置として用いられる。
図2は、図1に示す主制御装置3の内部構成を示すブロック図である。主制御装置3は、認識画像位置合わせ制御部31と、窓枠形状保持部32と、監視対象判定部33と、動態検出部34と、報知出力部35とで構成される。認識画像位置合わせ制御部31は、本セキュリティ装置がセットアップモード(監視対象の動きを判別する監視モードに先立ち実行されるモード)に設定されたとき、CCDセンサ画像認識装置1および赤外線センサ画像認識装置2により出力される認識画像を取得し、両認識画像が重なるように位置合わせを行い、位置合わせが終了したタイミングで監視モードにモード変更して動態検出部34による動態監視機能を起動する。
窓枠形状保持部32には、CCDセンサ画像認識装置1により識別された窓枠形状のデータが保持され、動態検出部34へ供給される。動態検出部34へは他に、監視対象判定部33からの出力が供給されている。監視対象判定部33は、赤外線センサ認識装置2から出力される認識画像に基づき、監視対象が物体であるか人であるかを判定し、動態判定部34に出力する。ここでは、監視対象を人としており、形状があらかじめ特定できるため人の形状特徴を抽出する方法が採られる。なお、形状があらかじめ特定できない場合は、基準画像と入力画像を順次比較する背景比較方式、あるいは時々刻々変化する入力画像を一つ手前のフレーム画像と比較するフレーム比較方式を用いる。これら方式を採用する場合は、画像を分割したブロック単位での平均輝度値の差分を計算し、ブロック毎閾値処理して決められた差分以上のブロック個数があるときに動きや形状変化がある候補領域とし、そのプロックの個数をカウントして監視対象とする人の大きさに対応する個数となったときに、人と判定するために有効な信号を出力する。
動態検出部34は、セキュリティ装置が監視モードに設定され、監視対象判定部33による特徴抽出の結果、監視対象が人であるとの判定結果が得られた場合にのみ起動される。動態検出部34は、窓枠形状記憶部32から車内の窓枠に関する形状データを読み取り、この窓枠形状を基準に、赤外線センサ画像認識装置2により出力される窓枠内外における監視対象の動きを判別し、報知出力部35を介して異常が発生したことを外部(例えば、リモコン)へ報知する。具体的に、動態検出部34は、窓枠内でのみ監視対象の動きを検出したときに不審者が車両へ接近している、もしくは車外でうろついていると判定し、窓枠外でも監視対象の動きを検出したときに車内への侵入と判定し、報知出力部35へ出力する。報知出力部35は、接近もしくは車外でのうろつきと、車内への侵入とを区別し、それぞれ、警告、警報を発する他、リモコン等外部へ報知する。
図3〜図5は、本実施の形態1に係るセキュリティ装置の動作を説明するフローチャートであり、それぞれ、CCDセンサ画像認識装置1、赤外線センサ画像認識装置2、主制御装置3の動作を分けて説明している。なお、図5は、この発明の実施形態に係るセキュリティ装置における監視方法の各工程についても合わせて説明している。以下、図3〜図5のフローチャートを参照しながら、図1、図2に示すこの発明の実施の形態1の動作について詳細に説明する。
まず、図3のフローチャートにおいて、CCDセンサ画像認識装置1は、車内全容を撮影しているCCDカメラにより取得される画像を、画像認識して車内窓枠を識別する(ステップS31、ステップS32)。続いて、窓枠が認識されたか否かを判定し(ステップS33)、認識されると、監視対象に影響されないように(監視対象の動きによって上書きされないように)その窓枠形状および位置を内蔵のメモリ(不図示)に記憶する(ステップS34)。そして、その識別された窓枠形状に関するデータは主制御装置3に転送される。主制御装置3は、窓枠内に映し出される監視対象は車外、窓枠外に映し出される監視対象は車内に居ると判定する。つまり、主制御装置3は、車内からの映像で、窓枠内でのみ動きが検出された場合には車外で発生したイベント(窓ガラスの外で発生した出来事)であると判定し、窓枠外でも動きが検出された場合は、車内で発生したイベントであると判定する。
図4のフローチャートにおいて、赤外線センサ画像認識装置2は、車内全容を撮影している赤外線カメラにより検出される温度差情報から赤外線画像(温度差画像)を生成し、動く監視対象を画像認識により識別する(ステップS41、S42)。続いて、画像認識により得られた認識画像を主制御装置3へ転送する(ステップS43)。
図5のフローチャートにおいて、主制御装置3は、まず、内蔵メモリの任意のアドレス位置に割り当てた内部フラグ(不図示)を参照してセキュリティ装置のモード判定を行う(ステップS51)。モード判定の結果、セキュリティ装置がセットアップモードにあると判定された場合、主制御装置3は、CCDセンサ画像認識装置1と赤外線センサ画像認識装置2のそれぞれから認識画像を取得する(ステップS52)。そして、認識画像位置合わせ制御部31により、後述する窓枠内外での監視対象の動き検出のために、両認識画像がともに重なるように位置合わせを行う(ステップS53)。ここで、位置合わせは、例えば、CCDカメラあるいは赤外線カメラの光軸の向きを手動で、もしくは自動で調整することにより実現される。セットアップモードでは、例えば被写界内に人が立ってその人の認識画像に基づいて調整が行われる。
認識画像位置合わせ制御部31による位置合わせ操作が終了した後、主制御装置3は、上記した内部フラグを更新して監視モードに設定する(ステップS54)。続いて主制御装置3は、更なるモード判定の結果、セキュリティ装置が監視モードにあると判定された場合、CCDセンサ画像認識部1が識別した窓枠形状を取得して窓枠形状保持部32に保持する(ステップS55)。一方、監視対象検出部33は、赤外線センサ画像認識装置2によって出力される認識画像の特徴抽出を行い、その結果、監視対象が人であるか物体であるかの動態検出を行う(ステップS56)。ここで、人であると判定された場合、動態検出部34による動態検出を起動するために必要な信号を出力する。人でないと判定された場合は、動態検出部34が起動されず、この回の処理は終了する。
上記により起動された動態検出部34は、窓枠形状保持部32に保持された窓枠形状を基準に、赤外線センサ画像認識装置2により出力される認識画像に基づく監視対象の動きが窓枠内外のいずれのものかを判別する(ステップS57)。窓枠外の領域には、車の車体が存在し、外部からの赤外線が遮断されるため、窓枠の内側か外側かの判別が可能となる。具体的に、動態検出部34は、窓枠内でのみ人の動きを検出したときに、車両への接近、もしくは車外での不審者のうろつきと判定し、窓枠外でも人の動きを検出したときに、車両内部への不審者侵入と判定し、これらイベント発生につき、それぞれ警告と警報で区別して報知出力部35へ出力する(ステップS58、S59)。
これをうけた報知部出力部35は、異常が発生したことをセキュリティ装置内で警告音、あるいは警報音を発することにより外部へ報知し、更に、リモコン等によりイベント発生をユーザへ報知する。
上記したこの発明の実施の形態1によれば、主制御装置3が、赤外線画像認識装置2による監視対象の温度差の認識と、CCDカメラ画像認識装置1による形状の認識とを組み合わせ監視をすることで、監視対象が人か物かを認識し、監視対象が人である場合のみ動態検出を行うため、車両の窓ガラスに枯れ葉が落ち、あるいは窓ガラスに雨のしずくが流れても反応することはなく、精度の高い監視機能を実現できる。結果として、ユーザが監視モードをOFF設定することがなくなり、セキュリティ装置が持つ監視機能を常に有効に働かせることができる。また、CCDカメラ画像認識装置1が窓枠形状を識別して主制御装置3へ転送し、主制御装置3が、車内で発生したイベントか車外で発生したイベントかを識別できるため、警告や、警報により等、イベントの種類により区別して報知し、また、リモコン等を介してユーザに通知することが可能である。
(実施の形態2)
図6は、この発明の実施の形態2に係るセキュリティ装置の内部構成を示すブロック図である。図1に示す実施の形態1との差異は、CCDセンサ4と赤外線センサ5が主制御装置6に接続されており、このため、主制御装置6が画像認識機能を持つことにある。したがって、主制御装置6の負荷は大きくなるが、その分、CCDセンサ4、赤外線センサ5が分担する負荷が軽減され、セキュリティ装置をコンパクトな構成にすることができる。
図7は、図6に示す主制御装置6の内部構成を示すブロック図である。ここでは、主制御装置6は、実施の形態1における主制御装置(図2)が持つ構成(認識画像位置合わせ制御部31、窓枠形状保持部32、監視対象判定部33、動態検出部34、報知出力部35)に、更に、撮影画像取得部61と、画像認識部62と、温度差検出部63と、認識画像生成部64とが付加され構成されている。図7において、第1のセンサとして接続されるCCDセンサ4は、監視対象の撮影画像を主制御装置6の撮影画像取得部61へ供給する。また、第2のセンサとして接続される赤外線センサ5は、監視対象との温度差を測定して温度差検出部63へ供給する。
画像認識部62は、撮影画像取得部61を介して出力される撮影画像を画像認識してその認識画像を認識画像位置合わせ制御部66へ供給する他、車内の窓枠を識別して窓枠形状保持部65に保持する。一方、認識画像生成部64は、赤外線センサ5から出力される温度差に基づく認識画像を生成して認識画像位置合わせ制御部66および監視対象判定部67へ供給する。なお、認識画像位置合わせ制御部66は、それぞれの認識画像が重なるように位置合わせを行い、また、動態検出部68は、監視対象判定部67において認識画像生成部64により出力される認識画像が人であると判定されたときに起動され、その認識画像から窓枠の内外における人の動きを判定し、報知出力部69により異常発生を外部へ報知することは実施の形態1と同様である。
図8は、この発明の実施の形態2に係るセキュリティ装置の動作を説明するフローチャートである。図8はまた、この発明の実施形態に係るセキュリティ装置における動態監視方法の各工程についても合わせて示している。以下、図8のフローチャートを参照しながら、図6、図7に示すこの発明の実施の形態2に係るセキュリティ装置の動作について詳細に説明する。
図8のフローチャートにおいて、主制御装置6は、CCDセンサ4により撮像される撮像画像を撮影画像取得部61で取得し、また、赤外線センサ5によって測定される温度差情報を温度差検出部63にて検出する(ステップS81)。ここで取得された撮影画像は画像認識部62へ出力され、画像認識部62で認識画像が生成され、また、検出された温度差情報は認識画像生成部64へ出力され、認識画像生成部64で検出された温度差情報に基づく認識画像が生成される(ステップS82)。
続いて、主制御装置3は、内部フラグを参照してセキュリティ装置のモード判定を行う(ステップS83)。モード判定の結果、セキュリティ装置がセットアップモードにあると判定された場合、主制御装置3は、画像認識部62と認識画像生成部64のそれぞれから認識画像を取得する(ステップS84)。そして、認識画像位置合わせ制御部66により、窓枠内外での監視対象の動き検出のために、両認識画像がともに重なるように位置合わせを行う(ステップS85)。
認識画像位置合わせ制御部31による位置合わせ操作が終了した後、主制御装置3は、上記した内部フラグを更新して監視モードに設定する(ステップS86)。続いて主制御装置3は、更なるモード判定の結果、セキュリティ装置が監視モードにあると判定された場合、画像認識部62が識別した窓枠形状を取得して窓枠形状保持部65に保持する(ステップS87)。一方、監視対象検出部67は、認識画像生成部64によって出力される認識画像の特徴抽出を行い、その結果、監視対象が人である場合に限り動態検出を行う(ステップS88)。ここで、人であると判定された場合、動態検出部68による動態検出を起動するために必要な信号を出力する。
上記により起動された動態検出部68は、窓枠形状保持部65に保持された窓枠形状を基準に、認識画像生成部64により出力される窓枠内外における監視対象の動きを判別する(ステップS89)。具体的に、動態検出部68は、窓枠内でのみ人の動きを検出したときに、車両への接近、もしくは車外での不審者のうろつきと判定し、窓枠外でも人の動きを検出したときに、車両内部への不審者侵入と判定し、これらイベント発生につき、それぞれ警告と警報で区別して報知出力部69へ出力する(ステップS90、S91)。これをうけた報知部出力部69は、異常が発生したことをセキュリティ装置内で警告音、あるいは警報音を発することにより外部へ報知し、更に、リモコン等によりイベント発生をユーザへ報知する。
上記したこの発明の実施の形態2によれば、主制御装置3が、CCDセンサ4を介して取得される車内映像と、赤外線センサ5を介して検出される温度差情報に基づく認識画像とを組み合わせて監視を行うことにより、監視対象が人である場合にのみ動態検出を行うため、車両の窓ガラスに枯れ葉が落ち、あるいは窓ガラスに雨のしずくが流れても反応することはなく、精度の高い監視機能を実現できる。結果として、ユーザが監視モードをOFF設定することがなくなり、セキュリティ装置が持つ監視機能を常に有効に働かせることができる。なお、実施の形態1と比較して主制御装置6の負荷が増える分、CCDセンサ4、赤外線センサ5の負荷が軽減され、セキュリティ装置をコンパクトに構成することができる。
なお、上記したこの発明の実施の形態1、2では、カーセキュリティを前提に説明したが、いずれもホームセキュリティにも応用が可能である。また、第1の画像認識装置(あるいは第1のセンサ)として、画像認識装置1(CCDセンサ4)、第2の画像認識装置(あるいは第2のセンサ)として画像認識装置2(赤外線センサ5)を用いて説明したが、監視対象の形状と温度差の認識ができるセンサであればいずれも代替が可能であり、また、その組み合わせも任意である。
更に、上記したこの発明の実施の形態1、2では、車内前方から後方にセキュリティ装置を向けて設置する例について説明したが、車内天井中央近傍に広角のセンサを内蔵したセキュリティ装置を取り付け、あるいは各方向に複数のセンサを内蔵したセキュリティ装置を設置することも可能であり、この場合、一層精度の高いカーセキュリティを実現できる。
また、車両に搭載されたカーナビゲーション装置と連携し、カーナビゲーション装置が持つ時間情報や位置情報とともにCCDセンサ画像認識装置1が撮影して取得した画像を記録することで不測の事態発生したときの立証手段としても応用が可能である。更に、カーステレオやカーナビゲーション装置と連携し、警告や警報をスピーカから大音量で出力することも可能であり、この場合、不審者に対する威嚇効果も得ることができる。
なお、主制御装置3は、ハードウェア的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、およびその周辺LSIから成るICチップにより構成されるものとし、マイクロプロセッサがROMに記録されたプログラムを逐次読み出し実行することにより、RAMを含む周辺LSIを制御して上記した主制御装置1、6が持つ機能を実行するものである。このとき、窓枠形状保持部32、65はRAMに割り付けられて記憶され、また、認識画像位置合わせ制御部31、66、監視対象判定部33、67、動態検出部34、68、報知部36、69、撮影画像取得部61、画像認識部62、温度差検出部63、認識画像生成部64のそれぞれが持つ機能は、マイクロプロセッサがROMに記録されたプログラムを逐次読み出し実行することにより実現されるものである。なお、上記した各構成の少なくとも一つは専用のハードウェアにより実現されても良い。この場合、一層の高速処理が期待できる。
以上、この発明の実施の形態につき図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
この発明の実施の形態1に係るセキュリティ装置の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す主制御装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るセキュリティ装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るセキュリティ装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るセキュリティ装置における動態監視方法の各工程を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るセキュリティ装置の内部構成を示すブロック図である。 図6に示す主制御装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るセキュリティ装置における動態監視方法の各工程を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 CCDセンサ画像認識装置(第1の画像認識装置)
2 赤外線センサ画像認識装置(第2の画像認識装置)
3、6 主制御装置
4 CCDセンサ(第1のセンサ)
5 赤外線センサ(第2のセンサ)
31、66 認識画像位置合わせ制御部
32、65 窓枠形状保持部
33、67 監視対象判定部
34、68 動態検出部
35、69 報知出力部

Claims (5)

  1. 監視対象の撮影画像から画像認識により窓枠を識別する第1の画像認識装置と、
    上記監視対象の温度分布に基づく認識画像を生成して監視対象を検出する第2の画像認識装置と、
    上記第2の画像認識装置により出力される認識画像から監視対象が人であると判定されたときに、その監視対象が上記窓枠の内か外かを判定し、この判定結果に応じて異常を報知する主制御装置と、
    を備えることを特徴とするセキュリティ装置。
  2. 前記主制御装置は、前記第2の画像認識装置により出力される認識画像の特徴を抽出して監視対象が人であると判定することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
  3. 前記主制御装置は、前記窓枠内でのみ前記監視対象を検出したときに車両付近でのうろつきと判定し、前記窓枠外でも前記監視対象を検出したときに車内への侵入と判定し、それぞれ区別して報知することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
  4. 監視対象の撮影画像を出力する第1のセンサと、
    上記監視対象の温度分布を測定する第2のセンサと、
    上記第1のセンサから出力される撮影画像から画像認識により窓枠を識別するとともに、上記第2のセンサから出力される温度分布に基づく認識画像を生成し、生成された認識画像により上記監視対象が人であると判定されたときに、その監視対象が上記窓枠の内か外かを判定し、この判定結果に応じて異常を報知する主制御装置と、
    を備えることを特徴とするセキュリティ装置。
  5. 監視対象の撮影画像から画像認識により窓枠を識別するステップと、
    上記監視対象の温度分布に基づく認識画像を生成して監視対象を検出するステップと、
    上記認識画像に基づき監視対象が人であるか否かを判定するステップと、
    上記認識画像に基づき監視対象が人であると判定したときに、その監視対象が上記窓枠の内か外かを判定し、この判定結果に応じて異常を報知するステップと、
    を備えることを特徴とする監視方法。
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