JP2007323418A - 画像合成装置および画像合成プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】手動で入力された画像と、カメラで撮影された画像とを、当該カメラのカメラパラメータに連動して合成する画像合成装置を提供する。
【解決手段】カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値を、実空間に対応した実座標系の座標値に変換する第1座標変換手段12と、第1座標変換手段12で変換された座標値を記憶する座標記憶手段113と、座標記憶手段113に記憶された座標値を、カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータθを用いて、画像座標系の座標値に変換する第2座標変換手段13と、第2座標変換手段13で変換された座標値で示される位置に、入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する画像生成手段14と、画像生成手段14で生成された画像とカメラ画像とを合成する画像合成手段15とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、生成された画像とカメラで撮影された画像を示すカメラ画像とを合成する画像合成装置および画像合成プログラムに関する。
一般に、学習や解説のため文字や図形を表示する場合に、例えば、黒板(またはホワイトボード等)とチョーク(またはマグネット等)とが用いられている。例えば、スポーツの学習や解説では、コーチ等がチョークで黒板に、戦術を説明するための図形等を描いて呈示したり、戦術の分析を行ったりしている。また、このような単なる黒板ではなく、画面に映像を表示し、表示された映像上に、予め定められたアイコンや、手動で入力される任意の曲線など(手動入力画像)を合成表示するビデオ画面チョークボード装置が知られている。このような装置で合成された合成映像は、放送番組(例えば、スポーツ番組)において実際に利用されているのが現状である。
また、タッチパネル付きコンピュータ内蔵のディスプレイと、ビデオキャプチャと、ハードディスクと、VTRとを備えたスポーツコーチングシステムについても知られている(特許文献1参照)。このスポーツコーチングシステムでは、ディスプレイに人物等の静止画を表示しているときに、ペンでタッチパネルに描いた図形等(手動入力画像)を、静止画に重ねて表示させることができるものであり、表示された表示データは必要に応じてハードディスクに保存される。
特開2003−180895号公報(段落0010−0015、図1)
しかしながら、従来のスポーツコーチングシステムでは、静止画の場合にしか、ペンでタッチパネルに描いた軌跡を合成表示することができなかった。
また、従来のビデオ画面チョークボード装置では、カメラで撮影された画像(以下、カメラ映像という)のカメラパラメータが変化したときに、カメラパラメータが変化する前に入力した手動入力画像がディスプレイにそのまま表示されることになる。ここで、カメラパラメータとは、例えば、パン、ズーム等のカメラ姿勢を含むカメラに係る各種のパラメータのことである。例えば、仮に、カメラ映像のあるフレームにおいて表示画面中で左に表示されている人物等の画像オブジェクトに対して矢印(手動入力画像)が入力された後で、別のフレームにおいてカメラが左にパンするカメラ映像に変化したとする。この場合、画像オブジェクトは、表示画面中で右に表示される。ところが、この画像オブジェクトに対して入力された矢印は、表示画面中で左に表示されたままとなる。したがって、入力された矢印が意味をなさなくなる。そのため、この残存している矢印を消去して、カメラアングル(カメラパラメータ)変化後の位置に、矢印を改めて入力しなければならない。
特に、カメラ映像と手動入力画像との合成映像を、放送番組に利用する場合に、解説者等が手動入力画像を入力しているときにカメラアングルが変化すると、前記したように変化前のカメラアングルで手動入力画像が表示されるので、視聴者は違和感を感じることとなってしまう。そのため、現状の放送では、固定されたカメラアングルの映像のみを使用するか、あるいは、映像を静止させた状態で手動入力画像を入力しなければならない。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、手動で入力された画像と、カメラで撮影された画像とを、当該カメラのカメラパラメータに連動して合成する画像合成装置および画像合成プログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の画像合成装置は、カメラで撮影された被写体の画像を示すカメラ画像と、前記カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成する画像合成装置であって、座標記憶手段と、座標変換手段と、画像生成手段と、画像合成手段とを備えることとした。
かかる構成によれば、画像合成装置は、前記入力画像座標系の座標値を座標記憶手段に記憶する。そして、画像合成装置は、座標変換手段によって、画像座標系の座標値を実空間に対応した実座標系の座標値に変換してから、前記変換された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータを用いて画像座標系の座標値に変換する一連の変換を示す変換規則を用いて、前記座標記憶手段に記憶された座標値を変換する。ここで、カメラパラメータには、例えば、カメラの設置場所やカメラ高さを示す3次元座標、カメラのパン軸、チルト軸、ズーム量、フォーカス位置等の操作を反映したカメラ姿勢を示す軸移動角度や軸移動距離等が含まれる。そして、画像合成装置は、画像生成手段によって、前記座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、画像合成手段によって、前記画像生成手段で生成された画像と前記カメラ画像とを合成する。
また、請求項2に記載の画像合成装置は、請求項1に記載の画像合成装置において、前記座標記憶手段に記憶された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する第2画像生成手段をさらに備えることとした。
かかる横成によれば、画像合成装置は、入力された座標値を座標記憶手段に記憶しているので、第2画像生成手段によって、入力された座標値で示される位置に画像を生成する。したがって、第2画像生成手段によって生成された画像は、入力された座標値で示される画像の形状を忠実に再現できる。
また、前記目的を達成するために、本発明の請求項3に記載の画像合成装置は、カメラで撮影された被写体の画像を示すカメラ画像と、前記カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成する画像合成装置であって、第1座標変換手段と、座標記憶手段と、第2座標変換手段と、画像生成手段と、画像合成手段とを備えることとした。
かかる構成によれば、画像合成装置は、第1座標変換手段によって、前記入力画像座標系の座標値を、実空間に対応した実座標系の座標値に変換する。ここで、変換は、例えば、線形変換や非線形変換等である。そして、画像合成装置は、前記第1座標変換手段で変換された座標値を座標記憶手段に記憶する。そして、画像合成装置は、第2座標変換手段によって、前記座標記憶手段に記憶された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータを用いて、画像座標系の座標値に変換する。そして、画像合成装置は、画像生成手段によって、前記第2座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、画像合成手段によって、前記画像生成手段で生成された画像と前記カメラ画像とを合成する。
また、請求項4に記載の画像合成装置は、請求項3に記載の画像合成装置において、逆変換手段と、第2画像生成手段とをさらに備えることとした。
かかる横成によれば、画像合成装置は、逆変換手段によって、前記座標記憶手段に記憶された座標値を、前記入力画像座標系の座標値に変換する。ここで、逆変換手段は、第1座標変換手段で用いられる変換を示すベクトル関数と互いに逆変換となるベクトル関数を用いることが好ましい。そして、画像合成装置は、第2画像生成手段によって、前記逆変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する。したがって、第2画像生成手段によって生成された画像は、入力された座標値で示される画像の形状を忠実に再現できる。
また、前記目的を達成するために、本発明の請求項5に記載の画像合成装置は、第1カメラで撮影された被写体の画像を示す第1カメラ画像と、前記第1カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成すると共に、前記被写体を第2カメラで撮影した画像を示す第2カメラ画像と前記生成された画像とを合成する画像合成装置であって、第1座標変換手段と、座標記憶手段と、第2座標変換手段と、画像生成手段と、画像合成手段と、逆変換手段と、第2画像生成手段と、第2画像合成手段とを備えることとした。なお、第1カメラと第2カメラとは同じものでもよい。
かかる構成によれば、画像合成装置は、第1座標変換手段によって、前記入力画像座標系の座標値を、前記カメラ画像を撮影したときの第1カメラの撮影角度を含む第1カメラパラメータを用いて、実空間に対応した実座標系の座標値に変換し、前記第1座標変換段で変換された座標値を座標記憶手段に記憶する。そして、画像合成装置は、第2座標変換手段によって、前記座標記憶手段に記憶された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときの第2カメラの撮影角度を含む第2カメラパラメータを用いて、画像座標系の座標値に変換する。そして、画像合成装置は、画像生成手段によって、前記第2座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、画像合成手段によって、前記画像生成手段で生成された画像と前記第2カメラ画像とを合成する。また、画像合成装置は、逆変換手段によって、前記座標記憶手段に記憶された座標値を、前記入力画像座標系の座標値に変換する。そして、画像合成装置は、第2画像生成手段によって、前記逆変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、第2画像合成手段によって、前記第2画像生成手段で生成された画像と前記第1カメラ画像とを合成する。
また、請求項6に記載の画像合成プログラムは、カメラで撮影された被写体の画像を示すカメラ画像と、前記カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成するために、コンピュータを、座標変換手段、画像生成手段、画像合成手段として機能させることとした。
かかる構成によれば、画像合成プログラムは、座標変換手段によって、画像座標系の座標値を実空間に対応した実座標系の座標値に変換してから、前記変換された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータを用いて画像座標系の座標値に変換する一連の変換を示す変換規則を用いて、前記入力画像座標系の座標値を変換する。そして、画像合成プログラムは、画像生成手段によって、前記座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、画像合成手段によって、前記画像生成手段で生成された画像と前記カメラ画像とを合成する。
また、請求項7に記載の画像合成プログラムは、カメラで撮影された被写体の画像を示すカメラ画像と、前記カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成するために、コンピュータを、第1座標変換手段、第2座標変換手段、画像生成手段、画像合成手段として機能させることとした。
かかる構成によれば、画像合成プログラムは、第1座標変換手段によって、前記入力画像座標系の座標値を、実空間に対応した実座標系の座標値に変換し、第2座標変換手段によって、前記第1座標変換手段で変換された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータを用いて、画像座標系の座標値に変換する。なお、第1座標変換手段で変換された座標値はメモリ等の記憶手段に書き込まれた後に、第2座標変換手段によって変換される。そして、画像合成プログラムは、画像生成手段によって、前記第2座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、画像合成手段によって、前記画像生成手段で生成された画像と前記カメラ画像とを合成する。
また、請求項8に記載の画像合成プログラムは、第1カメラで撮影された被写体の画像を示す第1カメラ画像と、前記第1カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成すると共に、前記被写体を第2カメラで撮影した画像を示す第2カメラ画像と前記生成された画像とを合成するために、コンピュータを、第1座標変換手段、第2座標変換手段、画像生成手段、画像合成手段、逆変換手段、第2画像生成手段、第2画像合成手段として機能させることとした。
かかる構成によれば、画像合成プログラムは、第1座標変換手段によって、前記入力画像座標系の座標値を、前記カメラ画像を撮影したときの第1カメラの撮影角度を含む第1カメラパラメータを用いて、実空間に対応した実座標系の座標値に変換し、第2座標変換手段によって、前記第1座標変換段で変換された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときの第2カメラの撮影角度を含む第2カメラパラメータを用いて、画像座標系の座標値に変換する。そして、画像合成プログラムは、画像生成手段によって、前記第2座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、画像合成手段によって、前記画像生成手段で生成された画像と前記第2カメラ画像とを合成する。また、画像合成プログラムは、逆変換手段によって、前記第1座標変換段で変換された座標値を、前記入力画像座標系の座標値に変換する。なお、第1座標変換手段で変換された座標値はメモリ等の記憶手段に書き込まれた後に、逆変換手段によって変換される。そして、画像合成プログラムは、第2画像生成手段によって、前記逆変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、第2画像合成手段によって、前記第2画像生成手段で生成された画像と前記第1カメラ画像とを合成する。
請求項1または請求項6に記載の発明によれば、手動で入力された画像が、カメラパラメータを用いて変換された画像座標系の座標値で示される位置に生成されるので、手動で入力された画像と、カメラ画像とを、当該カメラのカメラパラメータに連動して合成することができる。その結果、合成画像が表示されたときに、手動で入力された画像が、カメラ映像に直接描画されているような視覚的効果が得られる。
請求項2または請求項4に記載の発明によれば、手動で入力された画像とカメラ画像との合成画像以外に、入力された画像の形状を忠実に再現した画像を得ることができる。そのため、この画像を表示したときに、入力操作を行った操作者が、その画像を視ることで、入力画像を確認することができる。
請求項3または請求項7に記載の発明によれば、手動で入力された画像と、カメラ画像とを、当該カメラのカメラパラメータに連動して合成することができる。また、入力画像座標系の座標値を、実空間に対応した実座標系の座標値に変換する操作と、この変換された座標値をカメラパラメータを用いて画像座標系の座標値に変換する操作とを独立に実行できる。その結果、それぞれの変換を示すベクトル関数や行列の定式化を容易に行うことが可能となる。
請求項5または請求項8に記載の発明によれば、手動で入力された画像と第1カメラ画像とを第1カメラパラメータに連動して合成することができると共に、手動で入力された画像と第2カメラ画像とを第2カメラパラメータに連動して合成することができる。そのため、一方の合成画像を、入力操作を行った操作者の確認用の画像として、他方の合成画像を視聴者用の画像として区別して利用することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の画像合成装置を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)について、第1実施形態ないし第3実施形態に分けて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像合成装置の動作の概要を示す模式図である。
画像合成装置1は、入力装置2で入力された入力図形101の画像座標系の座標値に対応した画像を生成し、図示しないカメラで撮影された映像を示すカメラ映像102と生成された画像とを合成した合成映像103を生成するものである。合成映像103は、図示しない表示装置(または画像蓄積装置)に出力される。なお、カメラ映像102は、カメラ画像から構成される。
本実施形態では、合成映像103は、例えば、インターネット等のネットワークや放送波を介して視聴者に放送されるものとする。以下では、この合成映像103を視聴者用映像ともいう。また、カメラは、スポーツ(サッカー)の試合の様子を撮影したものとして説明する。
画像合成装置1は、ディスプレイ3と接続されており、ディスプレイ3の表面には、タッチパネル4が装着されている。
ディスプレイ3は、入力装置2の操作者の操作によりタッチパネル4から入力された画像を表示するものであり、例えば、液晶ディスプレイ等から構成される。以下では、このディスプレイ3に表示される画像を操作者用画像ともいう。
タッチパネル4は、ディスプレイ3の表示領域またはディスプレイ3に表示されるウィンドウ領域に対応しており、スタイラスペン等の入力装置2を介して、カメラ映像102と合成させる画像についての座標およびイベントを入力するものである。
イベントは、「押下」、「開放」、「移動」のいずれか1以上を含むものとする。
「押下」は、入力装置2がタッチパネル4に接触したことを示すイベントである。
「開放」は、入力装置2がタッチパネル4から離脱したことを示すイベントである。
「移動」は、入力装置2がタッチパネル4に接触した状態で移動したことを示すイベントである。
なお、図1では、入力図形101としてカタカナの「イ」を例示したが、入力装置2で入力される内容は、文字に限らず、記号や図形等でもよい。
本実施形態では、入力装置2とタッチパネル4とが、画像合成装置1に対する座標およびイベント入力手段である。なお、本発明は、これに限定されるものではなく、入力装置2を用いることなく操作者が指等をタッチパネル4に接触させることで座標およびイベントを入力するようにしてもよい。また、タッチパネル4の代わりにペンタブレット等を用いるようにしてもよい。
また、画像合成装置1に対する座標およびイベント入力手段として、例えば、マウス(またはトラックボール、以下、同じ)を用いてもよい。この場合、マウスカーソル等のポインタ表示により現在指示している座標値が入力座標値(画像座標系の座標値)となる。また、マウスを用いたときの「押下」、「開放」、「移動」の各イベントは、それぞれ次の意味を示すこととなる。
「押下」は、マウスのボタンを押下したことを示すイベントである。
「開放」は、マウスのボタンを開放したことを示すイベントである。
「移動」は、マウスのボタンを押下した状態でマウスのポインタ座標を移動したことを示すイベントである。
画像合成装置1には、図示しないカメラで撮影されたカメラ映像102と、カメラパラメータθとが入力される。ここで、カメラパラメータθは、カメラ映像102を撮影したときの図示しないカメラの撮影角度を含む。カメラパラメータθは、例えば、カメラの設置場所やカメラ高さを示す3次元座標、カメラのパン軸、チルト軸、ズーム軸、フォーカス軸等の操作を反映したカメラ姿勢を示す軸移動角度や軸移動距離、カメラレンズの焦点距離、カメラの撮像素子の画素ピッチ等である。なお、カメラ映像102を出力するカメラの台数は複数でもよい。
ディスプレイ3上には、操作者による入力操作を視覚的に補助するために、固定的な補助画像110が表示されている。補助画像110は、例えば、サッカーコートを示すライン(タッチライン、ゴールライン、ハーフウェイライン、センターサークル、ペナルティエリア、ゴールエリア、ペナルティアーク等)の画像である。補助画像110は、例えば、CG(Computer Graphics)で表示される。なお、補助画像110は、タッチパネル4上(またはディスプレイ3上)に予め印刷しておいてもよい。
画像合成装置1は、タッチパネル4に書き込まれた入力図形101に基づいて、2種類のCG、すなわち、入力対応CG111と出力対応CG121とを生成する。
入力対応CG111は、ディスプレイ3に表示されるCGであり、主として、入力装置2の操作者が、入力図形101に対応した画像(入力図形と同じ形状の画像)をディスプレイ3上で確認するために生成される。生成された入力対応CG111は、ディスプレイ3に表示される。
出力対応CG121は、図示しない表示装置(または画像蓄積装置)に出力される合成映像103に合成されるCGであり、タッチパネル4に書き込まれた入力図形101がカメラ映像102に対応して変換されたものである。合成映像103において、出力対応CG121で示されるカタカナの「イ」の文字は、サッカーコートの地面に張り付いたような形状となってカメラ映像102に投影されて合成される。したがって、カメラ操作に連動してカメラアングル(カメラパラメータ)を時々刻々変化させることで、出力対応CG121が変形することとなる。その結果、画像合成装置1によれば、現実のカメラ映像102の中に、あたかも出力対応CG121が存在するかのような映像効果を得ることが可能となる。
[画像構成装置の構成]
図2は、図1に示した画像合成装置の構成例を示す機能ブロック図である。
画像合成装置1は、図2に示すように、記憶手段11と、第1座標変換手段12と、第2座標変換手段13と、画像生成手段14と、画像合成手段15と、逆変換手段16と、第2画像生成手段17とを含む構成とした。
<記憶手段>
記憶手段11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)による演算処理等に利用されるRAM(Random Access Memory)111と、所定のプログラムを格納したROM(Read Only Memory)112と、座標記憶手段113とを備えている。
座標記憶手段113は、詳細は後記するが、1以上の座標値を記憶するメモリであり、半導体メモリのほか磁気ディスクや光磁気ディスクなど任意の記憶装置により実現することができる。
記憶手段11以外の各機能ブロックは、例えば、CPUが記憶手段11のROM112等に格納された所定のプログラムをRAM111に展開して実行することにより実現されるものである。これらの各機能ブロックは、次に示すように、3つに大別される。
第1座標変換手段12は、前処理のためのブロック(前処理ブロック)である。
第2座標変換手段13と、画像生成手段14と、画像合成手段15とは、視聴者用映像を合成するためのブロック(視聴者用画像ブロック)である。
逆変換手段16および第2画像生成手段17とは、操作者用画像を生成するためのブロック(操作者用画像ブロック)である。
以下では、前処理ブロック、操作者用画像ブロック、視聴者用映像ブロックの順に説明する。
[前処理ブロック]
<第1座標変換手段>
第1座標変換手段12は、タッチパネル4に入力された画像座標系(入力画像座標系)の座標値を、実空間に対応した実座標系の座標値に変換するものである。変換された座標値は、座標記憶手段113に格納される。なお、タッチパネル4に入力された座標値と、変換された座標値とは、1対1に対応している。
図3は、図2に示した第1座標変換手段による座標の変換例を示す図であり、(a)はディスプレイ画面、(b)は変換先空間をそれぞれ示している。
第1座標変換手段12は、例えば、図3(a)に示すディスプレイ画面301(ディスプレイ3の画面)において指定された点Pの座標(x,y)を、図3(b)に示す変換先空間302における点Qの座標(X,Y,Z)へ変換する。なお、点Pの座標(x,y)は、入力装置2(図2参照)でタッチパネル4(図2参照)の所定地点を押圧することにより指定される。以下の説明では、ディスプレイ3上の任意の座標の値を特に区別しない限り(x,y)と表記し、座標軸の名称をx軸およびy軸とする。同様に、変換先空間302における任意の座標の値を特に区別しない限り(X,Y,Z)と表記し、座標軸の名称をX軸,Y軸およびZ軸とする。
図3に示した点Pの座標(x,y)は、例えば、画素単位で示される。また、変換先空間302は、実空間を示し、ここでは、サッカーコートを例示した。そのため、点Qの座標(X,Y,Z)は、例えば、メートル単位で示される。
第1座標変換手段12は、式(1)に示すように、ベクトル関数gを用いて、座標値(x,y)を座標値(X,Y,Z)に変換する。式(1)は一般形である。式(1)の特別な表式の一例を式(2)に示す。式(2)に示すベクトル関数gは、線形変換を行う関数である。
Figure 2007323418
Figure 2007323418
以下では、ディスプレイ3上の座標(画像座標)のことをディスプレイ座標という。ディスプレイ座標として、例えば、ディスプレイ3上の640×480画素で形成された座標[(0,0)〜(639,479)]を用いることができる。このディスプレイ座標は、左上を原点とし、右方向にx軸、下方向にy軸をとるものである。
また、実空間の座標として、例えば、105×68メートルのサッカーコートで形成された座標を用いることができる。この座標は、サッカーコートの中央を原点とし、タッチラインと平行かつ右方向にX軸、ハーフウェイライン上の奥行方向にY軸、鉛直上方向にZ軸をとるものである。
このようにディスプレイ座標および実空間の座標を想定した場合には、前記した式(2)に示すベクトル関数gにおけるgllないしg32及びh1ないしh3の具体的な数値を指定することができる。この場合、式(2)は、例えば、式(3)に示すように書き換えることができる。
Figure 2007323418
本実施形態では、前記した式(1)に示すベクトル関数gは、前記した式(3)に示すような固定的なものに限定されるものではない。例えば、式(2)で示したベクトル関数gにおけるgllないしg32及びh1ないしh3を座標変換パラメータとして、これらの値を可変としてもよい。具体的には、所定の座標変換パラメータを第1座標変換手段12に入力し、第1座標変換手段12が入力された座標変換パラメータに応じてベクトル関数gを変化させるようにしてもよい。
また、これに関連して、例えば、画像合成装置1が、ディスプレイ3上に大きさや位置が可変のウィンドウを表示し、タッチパネル4やマウス等を介して該ウィンドウ上における座標を取得するプログラムを実行するように構成してもよい。このように画像合成装置1を構成した場合には、画像合成装置1が取得したウィンドウの大きさや位置に応じて、第1座標変換手段12が、式(2)に示すベクトル関数gにおけるgllないしg32及びh1ないしh3を変化させることも可能である。
以下では、第1座標変換手段12は、ディスプレイ3上の座標(x,y)を、実空間におけるメートル単位の座標(X,Y,Z)へ変換するものとして説明する。
図4は、図3に示した変換例を複数の座標値に適用した場合の説明図であり、(a)はディスプレイ座標、(b)は変換先空間の座標をそれぞれ示している。
ディスプレイ画面301には、カタカナ「イ」が入力されるときの複数(図4では7個)の座標値をそれぞれ示す点400〜406が示されている。
図4(a)に示すように、カタカナ「イ」の第1画では、点400において「押下」イベントが入力し、続いて、点401および点402において「移動」イベントが入力し、最後に点403において「開放」イベントが入力する。なお、各イベントは、入力装置2(図2参照)とタッチパネル4(図2参照)との関係で入力される。同様に、カタカナ「イ」の第2画では、点404において「押下」イベントが入力し、続いて、点405において「移動」イベントが入力し、最後に点406において「開放」イベントが入力する。
図4(a)に示した点400〜406の座標値は、ディスプレイ座標で示されるものであり、第1座標変換手段12によって、実空間における座標の値に変換される。
図4(b)に示す点450〜456の座標値は、図4(a)に示した点400〜406の座標値がそれぞれ変換されたものを示している。
第1座標変換手段12は、変換した座標値を、図5に示すように座標記憶手段113に格納する。図5は、図2に示した座標記憶手段に記憶されたデータベースの一例を示す図である。
データベース500は、項目として、アドレス501と、座標502と、イベント503とを有している。
アドレス501は、座標記憶手段113のメモリ上のアドレス(番地)を示す。
座標502は、第1座標変換手段12で変換された座標値(変換座標値)を示す。
イベント503は、タッチパネル4(図2参照)に入力された前記した「押下」、「移動」、「開放」のいずれかのイベントを示す。
本実施形態では、一例として、第1座標変換手段12は、座標およびイベントが入力された順序に従って、変換した座標値を座標記憶手段113に順次格納する。
[操作者用画像ブロック]
<逆変換手段>
逆変換手段16は、座標記憶手段113に記憶された座標値を、入力画像座標系の座標値に変換するものである。変換された座標値は、第2画像生成手段17に出力される。この逆変換手段16は、式(4)に示すように、ベクトル関数hを用いて、座標値(X,Y,Z)を座標値(x,y)に変換する。
Figure 2007323418
式(4)は一般形である。式(4)の特別な表式の一例を式(5)に示す。式(5)に示すベクトル関数hと、第1座標変換手段12で用いられるベクトル関数gとは、互いに逆変換となるようにした。
Figure 2007323418
ベクトル関数hが式(5)で示され、かつ、ベクトル関数gが前記した式(3)で示される場合には、前記した式(5)は、例えば、式(6)に示すように書き換えられる。
Figure 2007323418
<第2画像生成手段>
第2画像生成手段17は、逆変換手段16で変換された座標値で示される位置に画像(入力対応CG)を生成するものである。生成された画像は、ディスプレイ3に出力される。この第2画像生成手段17は、座標記憶手段113に記憶されているイベントに応じて、図形を描画する。例えば、第2画像生成手段17は、ある1つの「押下」イベントから、0個以上の「移動」イベントを経て、直後の「開放」イベントまでの座標群を線分で接続した折線のCGを生成する。また、折線の代わりに、例えば、スプライン曲線やべジエ曲線のCGを生成してもよい。
図6は、図2に示した第2画像生成手段で生成された入力対応CGの一例を示す図である。また、図6は、第2画像生成手段17(図2参照)が、図5に例示したデータベース500に基づいて生成したCGを示している。この場合、ディスプレイ画面301には、入力対応CG601が表示される。入力対応CG601は、カタカナの「イ」を示すものであり、カタカナの「イ」の1画目を示すCG601aと、2画目を示すCG601bとから構成されている。CG601aは、図5に示すアドレス「0」〜「3」に対応して格納されたイベントを反映し、CG601bは、図5に示すアドレス「4」〜「6」に対応して格納されたイベントを反映している。つまり、第2画像生成手段17(図2参照)は、イベント「押下」に対応した座標値(ディスプレイ座標)を始点とすると共に、イベント「開放」に対応した座標値(ディスプレイ座標)を終点として、折線のCG601aと直線のCG601bとを描画する。入力対応CG601は、入力図形101(図1参照)の形状を忠実に再現したものである。なお、本実施形態では、第2画像生成手段17(図2参照)は、入力対応CG601と、生成したCGである補助画像602とを合成してディスプレイ3(図2参照)に出力する。
図2に戻って説明を続ける。
[視聴者用映像ブロック]
<第2座標変換手段>
第2座標変換手段13は、座標記憶手段113に記憶された座標値を、カメラパラメータθを用いて、画像座標系の座標値に変換するものである。変換された座標値は、画像生成手段14に出力される。この第2座標変換手段13は、例えば透視投影モデルに基づく座標変換を行うことができる。
図7は、透視投影の説明図である。図7では、実空間705において、水平面内にX軸およびY軸をとり、高さ方向にZ紬をとったデカルト座標系を示している。透視殺影では、図7に示すように、実空間705上の実座標706と撮像系の投影中心701とを結ぶ線分704を求め、線分704と画像平面702とが交差する点の画像座標703を(Cx,Cy)として求める。(Cx,Cy)はディスプレイ座標における座標値である。画像座標703の値(Cx,Cy)は、実座標706の値(X,Y,Z)と、カメラパラメータθとにより決定することが可能である。
実座標706は、座標記憶手投113(図2参照)に格納されている座標502(図5参照)に相当する。
第2座標変換手投13は、座標記憶手段113(図2参照)に記憶されている変換座標値に対して、図7を参照して説明した透視投影を施してディスプレイ座標の値に変換する。
第2座標変換手段13は、式(7)に示すように、ベクトル関数fとカメラパラメータθとを用いて、座標記憶手段113(図2参照)に記憶されている変換座標値(X,Y,Z)をディスプレイ座標系(画像座標系)の座標値(ξ,η)に変換する。式(7)は一般形である。また、式(7)に示すベクトル関数θは、各種のカメラパラメータθをまとめて表記したものである。
Figure 2007323418
本実施形態では、ディスプレイ座標系の座標値(ξ,η)は、ディスプレイ3の解像度や画面サイズとは異なる座標空間の座標値である。なお、本発明は、これに限定されるものではなく、第2座標変換手段13の変換先の座標空間が、タッチパネル4に入力された座標値の座標空間と同じであってもよい。
<画像生成手段>
画像生成手段14は、第2座標変換手段13で変換された座標値で示される位置に画像(出力対応CG)を生成する。生成された画像は、画像合成手段15に出力される。この画像生成手段14は、座標記憶手段113に記憶されているイベントに応じて、図形を描画する。図形の描画の方法は、第2画像生成手段17と同じなので説明を省略する。
図8は、図2に示した画像生成手段で生成された出力対応CGの一例を示す図である。
また、図8は、画像生成手段14(図2参照)が、図5に例示したデータベース500に基づいて生成したCGを示している。この場合、図8に示すように、出力対応CG801が生成される。出力対応CG801は、カタカナの「イ」を示すものであり、カタカナの「イ」の1画目を示すCG801aと、2画目を示すCG801bとから構成されている。CG801a,801bは、図6に示したCG601a,601bと同様な方法で生成されるので詳細な説明を省略する。画像生成手段14(図2参照)は、カメラパラメータθを反映した座標値の位置に描画するので、出力対応CG801は、カメラ映像102(図1参照)に合わせて入力図形101(図1参照)が変形された形状を有している。
図2に戻って説明を続ける。
<画像合成手段>
画像合成手段15は、画像生成手段14で生成された画像(出力対応CG)と、カメラ映像とを合成するものである。構成された映像は、図示しない表示装置(または画像蓄積装置)に出力される。なお、画像合成手段15は、画像生成手段14により生成されたCGを、例えば、カメラ映像の上を覆うように不透明もしくは半透明に合成するようにしてもよい。また、画像合成手段15は、画像生成手段14により生成されたCGを、カメラ映像の特定の色の領域(例えば芝生の色の領域)のみに重畳合成するようにしてもよい。
図2に示した画像合成装置1は、一般的なコンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラムにより動作させることで実現することができる。このプログラム(画像合成プログラム)は、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
[画像合成装置の動作]
<入力対応CGの提示動作>
図2に示した画像合成装置1の動作について図9を参照(適宜図2参照)して説明する。図9は、図2に示した画像合成装置による入力対応CGの提示動作を示すフローチャートである。画像合成装置1は、まず、第1座標変換手段12によって、入力されたディスプレイ座標を実座標(実空間の座標)に変換し、座標記憶手段113に格納する(ステップS1)。そして、画像合成装置1は、逆変換手段16によって、座標記憶手段113に記憶された実座標をディスプレイ座標に逆変換する(ステップS2)。そして、画像合成装置1は、第2画像生成手段17によって、逆変換された座標で示される位置に入力対応CGを生成し(ステップS3)、生成した入力対応CGをディスプレイ3に出力する(ステップS4)。例えば、線が入力されれば、入力された線のそれぞれの座標が示す位置に沿って入力対応CGが生成される。
<出力対応CGの提示動作>
図10は、図2に示した画像合成装置による出力対応CGの合成動作を示すフローチャートである。画像合成装置1は、まず、第1座標変換手段12によって、入力されたディスプレイ座標を実座標に変換し、座標記憶手段113に格納する(ステップS11)。そして、画像合成装置1は、第2座標変換手段13によって、カメラパラメータθに基づいて、座標記憶手段113に記憶された実座標を変換する(ステップS12)。そして、画像合成装置1は、画像生成手段14によって、変換された座標で示される位置に出力対応CGを生成する(ステップS13)。そして、画像合成装置1は、画像合成手段15によって、出力対応CGとカメラ映像とを合成して出力する(ステップS14)。例えば、線が入力されれば、入力された線が変換された線のそれぞれの座標が示す位置に沿って出力対応CGが生成される。
第1実施形態によれば、操作者によってタッチパネル4に入力された入力図形に対応した出力対応CGが、カメラパラメータθに基づいて変換された座標値で示される位置に生成される。したがって、手動で入力された画像と、カメラパラメータθで特徴付けられるカメラ映像とを、カメラパラメータθに連動して合成することができる。その結果、合成映像中のカメラ映像のカメラアングルが変化したときに、変化前に入力された出力対応CGがカメラ映像中の人物等の画像オブジェクトと共に自動的に移動したり、その形状が変化したりする。つまり、合成映像が表示されたときに、手動で入力された画像が、カメラ映像に直接描画されているような視覚的効果が得られる。
(第2実施形態)
図11は、本発明の第2実施形態に係る画像合成装置の構成例を示す機能ブロック図である。第2実施形態に係る画像合成装置1Aは、図2に示した第1座標変換手段12および逆変換手段16を省略すると共に、座標変換手段13Aの機能が異なる点を除いて、図2に示した画像合成装置1と同一の構成なので、同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
座標変換手段13Aは、画像座標系の座標値を実空間に対応した実座標系の座標値に変換してから、その変換された座標値を、カメラパラメータθを用いて、画像座標系の座標値に変換する一連の変換を示す変換規則を用いて、座標記憶手段113に記憶された座標値を変換するものである。すなわち、座標変換手段13Aは、図2にそれぞれ示した第1座標変換手段12の機能と、座標変換手段13の機能とを合わせた機能を有している。
画像合成装置1Aは、タッチパネル4から入力された座標を、そのまま座標記憶手段113に格納する。つまり、座標記憶手段113に格納された座標値の座標系はディスプレイ座標である。そして、画像合成装置1Aは、座標変換手段13Aおよび第2画像生成手段17によって、座標記憶手段113に格納された座標値(タッチパネル4から入力された座標値)を読み出す。第2実施形態によれば、画像合成装置の構成を簡略化することができる。
(第3実施形態)
図12は、本発明の第3実施形態に係る画像合成装置の動作の概要を示す模式図である。第3実施形態に係る画像合成装置1Bは、入力対応CG1211とカメラ映像VAとを合成してディスプレイ3に表示させるものである。
画像合成装置1Bには、図示しないカメラ(第1カメラ)で撮影されたカメラ映像VAおよび第1カメラに関するカメラパラメータθA(第1カメラパラメータ)と、図示しないカメラ(第2カメラ)で撮影されたカメラ映像VBおよび第2カメラに関するカメラパラメータθB(第2カメラパラメータ)とが入力される。なお、第1カメラと第2カメラとは異なるカメラであってもよいし、同一のカメラであってもよい。
ここで、カメラ映像VAは、操作者による入力操作を視覚的に補助するために、ディスプレイ3に表示される。このカメラ映像VAは、タッチパネル4に書き込まれた入力図形1201と合成するための映像である。
カメラ映像VBは、タッチパネル4に書き込まれた入力図形1201と合成されて合成映像1202となるものである。
画像合成装置1Bは、タッチパネル4に書き込まれた入力図形1201に基づいて、2種類のCG、すなわち、入力対応CG1211と出力対応CG1221とを生成する。
入力対応CG1211は、ディスプレイ3に表示されるCGであり、主として、入力装置2の操作者が、入力図形1201をカメラ映像VA上に描くつもりで入力した画像をディスプレイ3上で確認するために生成される。この入力対応CG1211は、タッチパネル4に書き込まれた入力図形1201がカメラ映像VAに対応して変換されたものである。生成された入力対応CG1211は、ディスプレイ3に表示される。入力対応CG1211で示されるカタカナの「イ」の文字は、サッカーコートの地面に張り付いたように投影されて合成される。これにより、第1カメラの操作に連動してカメラパラメータθAを時々刻々変化させることで、入力対応CG1211が変形し、カメラ映像VAの中に入力対応CG1211があたかも存在するかのような映像効果が得られる。
出力対応CG1221は、図示しない表示装置(または画像蓄積装置)に出力される合成映像1202に合成されるCGであり、タッチパネル4に書き込まれた入力図形101がカメラ映像VBに対応して変換されたものである以外は、入力対応CG1211と同様なものなので詳細な説明を省略する。
[画像合成装置の構成]
図13は、図12に示した画像合成装置の構成例を示す機能ブロック図である。
画像合成装置1Bは、第1座標変換手段12Bおよび逆変換手段16Bの機能が異なると共に、第2画像合成手段30を備える点を除いて、図2に示した画像合成装置1と同一の構成なので、同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、第2座標変換手段13には、カメラパラメータθBが入力し、また、画像合成手段15には、カメラ映像VBが入力する。
<第1座標変換手段>
第1座標変換手段12Bは、タッチパネル4に入力された画像座標系(入力画像座標系)の座標値を、カメラパラメータθAを用いて、実空間に対応した実座標系の座標値に変換するものである。変換された座標値は、座標記憶手段113に格納される。この第1座標変換手段12Bは、透視投影モデルを用いて非線形変換を行い、ディスプレイ座標を実空間の座標へ変換する。
図14は、図13に示した第1座標変換手段による透視投影の逆変換を、面的な拘束条件の下で実行する手法の説明図である。
図14では、実空間において、水平面内にX軸およびY軸をとり、高さ方向にZ軸をとったデカルト座標系を示している。第一座標変換手段12B(図13参照)は、図示しない第1カメラの撮像系の投影中心1401から、画像平面1402の画像座標1403を通る半直線1404を生成し、半直線1404と、変換先空間1407との交点である変換座標1406を求める。つまり、2次元の画像座標1403を実空間内における3次元の変換座標1406として逆投影する。変換先空間1407は、実空間上に設定される曲面または曲面群(ここで曲面と言う場合には平面を含むものとする)であり、例えば、実空間内における地表面を表す。特にスポーツ競技場では、例えば、競技場のグラウンド面(サッカーのピッチ面など)を表すことができる。また、例えば、ゴルフ場のように起伏のある競技場の場合には、該起伏を考慮した曲面とすることもできる。
ここで、画像座標1403は、入力されたディスプレイ3上における座標(例えば画素単位)を示し、変換座標1406は、実空間の座標(例えばメートル単位)を示す。また、画像座標1403の値を(x,y)、変換座標1406の値を(X,Y,Z)とする。この変換座標の値(X,Y,Z)は、画像座標の値(x,y)と、カメラパラメータθAとにより決定することが可能である。
本実施形態のように、変換先空間1407をサッカーコートとする場合には、Z=0となる。ここで、変換座標の値(X,Y,Z)は、座標記憶手段113(図2参照)に格納されている座標502(図5参照)の値に相当する。
第1座標変換手段12Bは、式(8)に示すように、ベクトル関数g′とカメラパラメータθAとを用いて、入力されたディスプレイ3上における座標、すなわち、画像座標の値(x,y)を、変換座標の値(X,Y,Z)に変換する。式(8)は一般形である。
Figure 2007323418
なお、変換先空間1407は、Z=0の平面(地面)に限定されるものではない。例えば、X=0の平面(壁)やY=0の平面(壁)でもよい。また、変換先空間1407は平面に限定されるものではなく曲面でもよい。ここで、曲面とは、例えば、現実のでこぼこした地面も意味する。このように変換先空間1407が曲面の場合には、変換先空間1407と半直線1404との交点が複数存在する場合もある。このように交点が複数存在する場合には、第1座標変換手段12Bは、所定の規則に従って1つの交点を選択する。ここで、所定の規則は、例えば、最も投影中心1401に近い交点を選択するというものでもよい。
<逆変換手段>
逆変換手段16Bは、座標記憶手段113に記憶された座標値を、ディスプレイ3上の画像座標系の座標値に変換するものである。この逆変換手段16Bは、式(9)に示すように、ベクトル関数h′とカメラパラメータθAとを用いて、実空間に対応した実座標系の座標値(X,Y,Z)を、ディスプレイ3上の座標値(x,y)に変換する。式(9)は一般形である。この座標変換は、前記した式(7)と同様な原理で導出されたものなので説明を省略する。逆変換手段16Bで変換された座標値は、第2画像生成手段17に出力される。これにより、第2画像生成手段17は、カメラパラメータθAに連動したCG(入力対応CG)を生成することができる。
Figure 2007323418
<第2画像合成手段>
第2画像合成手段30は、第2画像生成手段17により生成されたCG(入力対応CG)と、カメラ映像VAとを合成するものである。合成された映像は、ディスプレイ3に出力される。合成方法は画像合成手段15と同様なので、説明を省略する。
[画像合成装置の動作]
図13に示した画像合成装置1Bの動作について図15を参照(適宜図13参照)して説明する。図15は、図13に示した画像合成装置による入力対応CGの合成動作を示すフローチャートである。画像合成装置1Bは、まず、第1座標変換手段12Bによって、入力されたディスプレイ座標を実座標に変換し、座標記憶手段113に格納する(ステップS21)。そして、画像合成装置1Bは、逆変換手段16Bによって、座標記憶手段113に記憶された実座標をディスプレイ座標に逆変換する(ステップS22)。そして、画像合成装置1Bは、第2画像生成手段17によって、逆変換された座標で示される位置に入力対応CGを生成する(ステップS23)。そして、画像合成装置1は、第2画像合成手段30によって、生成された入力対応CGとカメラ映像VAとを合成してディスプレイ3に出力する(ステップS24)。例えば、線が入力されれば、入力された線のそれぞれの座標が示す位置に沿って入力対応CGが生成される。なお、画像合成装置1Bにおける出力対応CGの合成動作は図10のフローチャートと同様なので説明を省略する。
第3実施形態によれば、操作者によってタッチパネル4に入力された入力図形に対応した入力対応CGおよび出力対応CGが、各カメラパラメータθA,θBに基づいて変換された座標値で示される位置に2つの合成映像を別々に生成することができる。そのため、一方の合成映像を、操作者用映像として、他方の合成映像を視聴者用映像として区別して利用することが可能となる。
以上、各実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、画像合成手段15で合成された合成画像は、例えば、視聴者に放送されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、画像合成手段15で合成された合成画像を、タッチパネル4の操作者が視るために、ディスプレイ3の近傍に配設した別のディスプレイに出力するようにしてもよい。また、画像合成手段15で合成された合成画像を、タッチパネル4の操作者が視るためにディスプレイ3に出力するようにしてもよい。この場合には、操作者は、入力時と確認時とでディスプレイ3の表示画面を切り替えて使用する。
また、前記した画像生成手段14と画像合成手段15とは、公知のバーチャルスタジオ用CG合成装置で実現するようにしてもよい。同様に、画像合成装置1Bの第2画像生成手段17と第2画像合成手段30とは、公知のバーチャルスタジオ用CG合成装置で実現するようにしてもよい。
また、各実施形態では、画像合成装置1(1A,1B)には、サッカーに関するカメラ画像が入力するものとして説明したが、これは一例であって、野球、ゴルフ、テニス、ラグビー、バレーボール、バスケットボールなど各種スポーツに関するカメラ映像でもよい。さらに、スポーツに限らず、実写であれば、ニュース番組、娯楽番組、教育番組、料理番組、天気予報等のカメラ映像でもよい。
本発明の第1実施形態に係る画像合成装置の動作の概要を示す模式図である。 図1に示した画像合成装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図2に示した第1座標変換手段による座標の変換例を示す図であり、(a)はディスプレイ画面、(b)は変換先空間をそれぞれ示している。 図3に示した変換例を複数の座標値に適用した場合の説明図であり、(a)はディスプレイ座標、(b)は変換先空間の座標をそれぞれ示している。 図2に示した座標記憶手段に記憶されたデータベースの一例を示す図である。 図2に示した第2画像生成手段で生成された入力対応CGの一例を示す図である。 透視投影の説明図である。 図2に示した画像生成手段で生成された出力対応CGの一例を示す図である。 図2に示した画像合成装置による入力対応CGの提示動作を示すフローチャートである。 図2に示した画像合成装置による出力対応CGの合成動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像合成装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る画像合成装置の動作の概要を示す模式図である。 図12に示した画像合成装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図13に示した第1座標変換手段による透視投影の逆変換を、面的な拘束条件の下で実行する手法の説明図である。 図13に示した画像合成装置による入力対応CGの合成動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1A,1B 画像合成装置
2 入力装置
3 ディスプレイ
4 タッチパネル
11 記憶手段
111 RAM
112 ROM
113 座標記憶手段
12,12B 第1座標変換手段
13,13A 第2座標変換手段
14 画像生成手段
15 画像合成手段
16,16B 逆変換手段
17 第2画像生成手段
30 第2画像合成手段

Claims (8)

  1. カメラで撮影された被写体の画像を示すカメラ画像と、前記カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成する画像合成装置であって、
    前記入力画像座標系の座標値を記憶する座標記憶手段と、
    画像座標系の座標値を実空間に対応した実座標系の座標値に変換してから、前記変換された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータを用いて画像座標系の座標値に変換する一連の変換を示す変換規則を用いて、前記座標記憶手段に記憶された座標値を変換する座標変換手段と、
    前記座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段で生成された画像と前記カメラ画像とを合成する画像合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像合成装置。
  2. 前記座標記憶手段に記憶された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する第2画像生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像合成装置。
  3. カメラで撮影された被写体の画像を示すカメラ画像と、前記カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成する画像合成装置であって、
    前記入力画像座標系の座標値を、実空間に対応した実座標系の座標値に変換する第1座標変換手段と、
    前記第1座標変換手段で変換された座標値を記憶する座標記憶手段と、
    前記座標記憶手段に記憶された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータを用いて、画像座標系の座標値に変換する第2座標変換手段と、
    前記第2座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段で生成された画像と前記カメラ画像とを合成する画像合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像合成装置。
  4. 前記座標記憶手段に記憶された座標値を、前記入力画像座標系の座標値に変換する逆変換手段と、
    前記逆変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する第2画像生成手段とをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像合成装置。
  5. 第1カメラで撮影された被写体の画像を示す第1カメラ画像と、前記第1カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成すると共に、前記被写体を第2カメラで撮影した画像を示す第2カメラ画像と前記生成された画像とを合成する画像合成装置であって、
    前記入力画像座標系の座標値を、前記カメラ画像を撮影したときの第1カメラの撮影角度を含む第1カメラパラメータを用いて、実空間に対応した実座標系の座標値に変換する第1座標変換手段と、
    前記第1座標変換段で変換された座標値を記憶する座標記憶手段と、
    前記座標記憶手段に記憶された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときの第2カメラの撮影角度を含む第2カメラパラメータを用いて、画像座標系の座標値に変換する第2座標変換手段と、
    前記第2座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段で生成された画像と前記第2カメラ画像とを合成する画像合成手段と、
    前記座標記憶手段に記憶された座標値を、前記入力画像座標系の座標値に変換する逆変換手段と、
    前記逆変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する第2画像生成手段と、
    前記第2画像生成手段で生成された画像と前記第1カメラ画像とを合成する第2画像合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像合成装置。
  6. カメラで撮影された被写体の画像を示すカメラ画像と、前記カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成するために、コンピュータを、
    画像座標系の座標値を実空間に対応した実座標系の座標値に変換してから、前記変換された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータを用いて画像座標系の座標値に変換する一連の変換を示す変換規則を用いて、前記入力画像座標系の座標値を変換する座標変換手段、
    前記座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する画像生成手段、
    前記画像生成手段で生成された画像と前記カメラ画像とを合成する画像合成手段、
    として機能させることを特徴とする画像合成プログラム。
  7. カメラで撮影された被写体の画像を示すカメラ画像と、前記カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成するために、コンピュータを、
    前記入力画像座標系の座標値を、実空間に対応した実座標系の座標値に変換する第1座標変換手段、
    前記第1座標変換手段で変換された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときのカメラの撮影角度を含むカメラパラメータを用いて、画像座標系の座標値に変換する第2座標変換手段、
    前記第2座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する画像生成手段、
    前記画像生成手段で生成された画像と前記カメラ画像とを合成する画像合成手段、
    として機能させることを特徴とする画像合成プログラム。
  8. 第1カメラで撮影された被写体の画像を示す第1カメラ画像と、前記第1カメラ画像の所定位置を入力するための入力画像座標系の座標値に対応して生成された画像とを合成すると共に、前記被写体を第2カメラで撮影した画像を示す第2カメラ画像と前記生成された画像とを合成するために、コンピュータを、
    前記入力画像座標系の座標値を、前記カメラ画像を撮影したときの第1カメラの撮影角度を含む第1カメラパラメータを用いて、実空間に対応した実座標系の座標値に変換する第1座標変換手段、
    前記第1座標変換段で変換された座標値を、前記カメラ画像を撮影したときの第2カメラの撮影角度を含む第2カメラパラメータを用いて、画像座標系の座標値に変換する第2座標変換手段、
    前記第2座標変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する画像生成手段、
    前記画像生成手段で生成された画像と前記第2カメラ画像とを合成する画像合成手段、
    前記第1座標変換段で変換された座標値を、前記入力画像座標系の座標値に変換する逆変換手段、
    前記逆変換手段で変換された座標値で示される位置に、前記入力画像座標系の座標値に対応した画像を生成する第2画像生成手段、
    前記第2画像生成手段で生成された画像と前記第1カメラ画像とを合成する第2画像合成手段、
    として機能させることを特徴とする画像合成プログラム。
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