JP2007316438A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007316438A
JP2007316438A JP2006147221A JP2006147221A JP2007316438A JP 2007316438 A JP2007316438 A JP 2007316438A JP 2006147221 A JP2006147221 A JP 2006147221A JP 2006147221 A JP2006147221 A JP 2006147221A JP 2007316438 A JP2007316438 A JP 2007316438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation unit
unit
image forming
forming apparatus
image reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006147221A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Fukumura
淳 福村
Yoshihiko Kotani
嘉彦 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2006147221A priority Critical patent/JP2007316438A/ja
Publication of JP2007316438A publication Critical patent/JP2007316438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】画像読取部が胴内排紙空間を介して画像形成部の上方に配置されている胴内排紙タイプの画像形成装置において、使用者が腰をかがめるなどの動作を要することなく、立ち姿勢のままで胴内排紙空間内の用紙の有無を視認できるようにする。
【解決手段】画像読取部5の前部に操作ユニット7を装着し得る第1セット部10を形成し、画像形成部3の前部に操作ユニット7を装着し得る第2セット部11を形成し、これら第1セット部10と第2セット部11に対して、操作ユニット7を着脱可能に構成する。下側の第2セット部11に操作ユニット7を装着したとき、胴内排紙空間4に対する前側上方からの斜め下向きの使用者の視界が操作ユニット7により遮られる不具合は生じず、したがって胴内排紙空間4の良好な視認性を確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿画像を読み取るための画像読取部が、胴内排紙空間を介して画像形成部の上方に配置されている胴内排紙タイプの画像形成装置に関する。
この種の胴内排紙タイプの画像形成装置においては、使用者が装置本体の前面に立ってコピー操作やファクシミリ操作などの所望の操作を行うときに、胴内排紙空間(以下、適宜に排紙空間と記す)の視認性が不良となりやすい。すなわち、使用者は装置本体の前側上方から斜めに見下ろす形になるため、一般的な身長の使用者では、排紙空間のほぼ全幅にわたって操作部が視界を遮り、排紙空間内に用紙があるか否かを視認しづらく、排紙空間内の用紙を取り忘れることが多い。
このような用紙の取り忘れは、使用者が腰をかがめるなど、装置本体の前方側から排紙空間内を覗き込み、当該排紙空間内の用紙の有無を確認することで回避できる。しかし、このような動作は使用者にとって煩わしいものであり、また、操作部から目を離したときに、操作ボタンを押し間違えるなどの誤操作を招きやすい。
このため、従来より、胴内排紙空間の視認性を確保する試みが種々なされており、例えば特許文献1では、装置本体の前方上部に、操作パネルの無い側方空間を設け、この側方空間を通して、上方より排紙空間の内部を視認できるようにしている。
特開平9−325548号公報
しかし上記特許文献の形態では、装置本体の前面に形成し得る側方空間の幅寸法には限りがあるため、かかる側方空間を介して排紙空間の内部を確実に視認し得る使用者の立ち位置や目線高さなどは限定されたものとならざるを得ず、一般的な身長の使用者であっても、良好な視認性を確保することが困難であったり、不可能であるなどの不具合が認められた。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、使用者が腰をかがめるなどの動作を要することなく、立ち姿勢のままで胴内排紙空間内の用紙の有無を確実に視認することができる、実用利便性に優れた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、原稿画像を読み取るための画像読取部が、胴内排紙空間を介して画像形成部の上方に配置されている胴内排紙タイプの画像形成装置において、前記画像読取部の前面には、該画像読取部や該画像形成部を操作するための操作部が設けられており、前記胴内排紙空間の視認性を確保することを目的として、前記操作部が移動可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の本発明のように、前記操作部は、少なくとも操作ボタンを筐体上面に具備する操作ユニットとしてユニット化する。前記画像読取部の前部には、前記操作ユニットを装着し得る第1セット部が形成され、前記画像形成部の前部には、前記操作ユニットを装着し得る第2セット部が形成されている。そして、これら第1セット部と第2セット部に対して、前記操作ユニットを着脱可能に構成することができる。
請求項3記載の本発明のように、前記操作部は、少なくとも操作ボタンを筐体上面に具備する操作ユニットとしてユニット化する。操作ユニットを、その後端縁が前記画像読取部の前端縁に近接する後方寄りの第1操作位置と、前記画像読取部から離れる前方寄りの第2操作位置との間で、スライド機構により前後方向にスライド移動可能に構成し、前記操作ユニットを前記第2操作位置に移動させたときに、該操作ユニットと画像読取部との間に対向間隙が形成され、該対向間隙を介して胴内排紙空間の視認性が確保されるようにすることができる。
請求項4記載の本発明のように、前記スライド機構は、前記操作ユニットの筐体の左右端部と画像読取部との間を連結する、左右一対のスライドユニットとすることが好ましい。
請求項5記載の本発明のように、前記操作ユニットは無線通信機能を備え、前記画像形成装置の装置本体との間で、無線通信により、操作信号等の送受信を行うことができるようにすることができる。
請求項1記載の本発明のように、操作部を移動可能に構成してあると、画像形成装置の前側上方位置から胴内排紙空間に向けた使用者の視野が操作部により遮られる不具合が認められる場合には、当該操作部を移動させるだけで、排紙空間の良好な視認性を簡単確実に確保することができる。これにより、立ち姿勢のままで胴内排紙空間に排出された用紙の有無を視認することができるので、当該排紙空間内における用紙の取り忘れを効果的に防いで、実用利便性に優れた画像形成装置を得ることができる。
具体的には、請求項2記載の本発明のように、装置本体の前部二箇所に、操作ユニットを装着し得るセット部を形成する形態を採ることができる。当該形態においては、下側の第2セット部に操作ユニットを装着しておけば、該操作ユニットが胴内排紙空間に対する前側上方からの斜め下向きの使用者の視界を遮る不具合は生じず、胴内排紙空間の良好な視認性を確保できる。これにて、使用者は腰をかがめるなどの動作を要することなく、立ち姿勢のままで胴内排紙空間内の用紙の有無を確実に視認することが可能となり、用紙の取り忘れを防ぐことができる。
また、第2セット部の装着状態では、操作ユニットまでの距離が遠く、その表示内容が見づらい、或いは操作ユニットを操作しづらいと感じる場合には、第2セット部から操作ユニットを取り外して、第1セット部に付け替えればよい。これにより、使用者の使用態様の変化に即応することが可能となり、画像形成装置の実用利便性の向上に貢献できる。
また、請求項3記載の本発明のように、操作ユニットを、その後端縁が前記画像読取部の前端縁に近接する後方寄りの第1操作位置と、画像読取部から対向間隙を置いて離れる前方寄りの第2操作位置との間でスライド機構によりスライド移動可能に構成する形態を採ることができる。当該形態においては、操作ユニットを前方にスライドさせて第2操作位置に移動させるだけで、操作ユニットが胴内排紙空間に対する前側上方からの斜め下向きの使用者の視界を遮る不具合を解消することができ、したがって該対向間隙を介した胴内排紙空間の視認性を良好に確保できる。これにて、立ち姿勢のままで胴内排紙空間に排出された用紙の有無を視認することができるので、当該空間内における用紙の取り忘れを効果的に防いで、実用利便性に優れた画像形成装置を得ることができる。
請求項4のように、スライド機構を操作ユニットの筐体の左右端部と画像読取部との間を連結するように装着された左右一対のスライドユニットとしてあると、対向間隙を介して胴内排紙空間を視認し得る、該対向間隙の有効領域を可及的に大きくとることができる。つまり、請求項4に係るような発明形態としてあると、対向間隙の中央部にスライドユニットを設けた構成を採った場合に問題となる、当該スライドユニットが対向間隙を遮ることに起因する視認性の低下問題は生じ難く、したがって、対向間隙を介した良好な胴内排紙空間の視認性を確保することができる。
操作ユニットと装置本体との間の操作信号等の送受信を、ハーネスやコードなどの有線で行う形態では、操作ユニットを付け替えるたびに、コネクタの接合作業などの煩わしい配線作業が不可欠となる。この点、請求項5記載の本発明のように、無線通信により操作ユニットと装置本体との操作信号等の送受信が行われるようにしていると、煩わしい配線作業を完全に廃して、実用利便性に優れた画像形成装置を得ることができる。
(第1実施形態)
以下に、本発明に係る画像形成装置を複合機に適用した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1および図2は複合機1の全体斜視図である。なお、以下においては、複合機の通常使用状態における上、下の方向をそれぞれ上方、下方とする。また、図1において操作ユニット7が配置された方向(白抜き矢印Y1の方向)を「前方」とし、これとは反対の方向を「後方」と規定する。さらに当該前後方向と、水平方向において直交する方向を左右方向と規定する。
この複合機は、いわゆる胴内排紙タイプの画像形成装置であり、装置本体1の下部に配された複数個の給紙カセット2と、これら給紙カセット2の上方に配された画像形成部3と、画像形成部3の上方に胴内排紙空間4を介して配された画像読取部5とを備える。符号5aは、画像読取部5の上方に組み付けられた自動原稿送り装置を示す。給紙カセット2から送り出された用紙は、画像形成部3によりトナー像が定着されたのちに、胴内排紙空間4の底面6上に送り出される。
図1および図2に示すように、装置本体1の前面側には、操作ユニット(操作部)7が配置されている。この操作ユニット7は、上下ケース13・14(図4参照)を蓋合わせ状に接合してなる扁平四角箱型のプラスチック製の筐体15を基体として、その上面に、表示手段および操作手段として機能するタッチパネル式の液晶画面8、複写枚数等を入力するためのテンキー9などを備える。
操作ユニット7は無線通信機能を備えており、該操作ユニット7と装置本体1との間は、無線通信によって操作信号等の送受信を行う。
胴内排紙空間4に対する視認性を確保することを目的として、装置本体1の前面二箇所に操作ユニット7を装着するためのセット部10・11を設け、これらセット部10・11の間で、使用者が任意に操作ユニット7の装着位置を変更できるようにしている。具体的には、画像読取部5の前部に第1セット部10を形成し、画像形成部3の前部に第2セット部11を形成し、これら第1セット部10と第2セット部11に対して、操作ユニット7を着脱自在に構成している。なお、以下においては、図2に示すように、第1セット部10に操作ユニット7を装着した状態を「上セット状態」と記し、図1に示すように、第2セット部11に操作ユニット7を装着した状態を「下セット状態」と記す。
図3および図5に示すように、操作ユニット7の左右側面のそれぞれからは、係合ピン20が左右方向に張り出し形成されている。各係合ピン20は、上下の縦方向が長く、前後の水平方向が短く設定されるとともに、上下方向の中央部分における前後の幅寸法が小さい、縦長の瓢箪型を呈している。このように係合ピン20の上下の中央部分の幅寸法を減じたのは、装置本体1側のガイド溝30の前後面32・32(後述)との摺動面積を減らして、操作ユニット7の着脱作業性の向上を図るためである。
図1に示すように、第1セット部10は、画像読取部5の前端縁の左右方向の中央部に、後方向に向かった切り欠き形成された左右横長の断面四角形状の凹部であり、上下面および前面が開放するポケット状を呈している。第1セット部10の左右方向の幅寸法は、操作ユニット7のそれよりも、僅かに大きく設定してある。
第1セット部10の左右方向の内壁面31のそれぞれには、係合ピン20を落とし込み案内するためのガイド溝30が、上下方向に長く切り欠き形成されている。詳しくは、このガイド溝30は、左右の内方と上方とに開口を有する縦長の溝であり、図3、図4および図5において、符号32・32はガイド溝30の前後面、33はガイド溝30の左右方向の奥面、34はガイド溝30の下端を形成する底面、35はガイド溝30の上方開口を示している。前後面32・32の対向間隔寸法で規定される、ガイド溝30の前後の幅寸法は、係合ピン20の前後の幅寸法よりも僅かに大きく設定してある。
第1セット部10に操作ユニット7を装着した際に、該操作ユニット7が不用意に抜け外れるのを防ぐために、これら第1セット部10と操作ユニット7との間に係合機構Eを設ける。図3乃至図5に示すように、係合機構Eは、操作ユニット7側の係合ピン20に設けられた係合凹部21と、第1セット部10に形成されて、該係合凹部21と係合するストッパー爪36とで構成される。
図5に示すように、係合凹部21は、係合ピン20の左右の外側面の下端部近傍に形成された四角穴である。図4に示すように、ストッパー爪36は、上下方向に長い弾性変形可能な弾性腕37と、該弾性腕37の遊端部に膨出形成されて、係合ピン20の係合凹部21に係合する半球状の係止片38とを一体に形成してなる樹脂成形品であり、弾性腕37の基端側がガイド溝30に臨む装置本体1(画像読取部5)の筐体内部に、ビス39で固定されている。係止片38は、ガイド溝30の奥面33に設けられた四角形状の開口40から第1セット部10の内方に向かって張出している。
図2に示すように、第2セット部11は、画像形成部3の前端縁の左右方向の中央部に、切り欠き形成された左右横長の断面四角形状の凹部であり、上面および前面のみが開放する断面L字形のポケット状を呈している点が、先の第1セット部10と相違し、それ以外の構造(ガイド溝30や係合機構Eを有する点など)は第1セット部10と同様である。ガイド溝30の上下の深さ寸法は、操作ユニット7の厚み寸法と同一或いは僅かに大きく設定してあり、第2セット部11に操作ユニット7を装着した状態において、すなわち、ガイド溝30の底面34に係合ピン20の下面が受け止められた状態において、操作ユニット7の上面が、胴内排紙空間4の下方を仕切る底面6と面一状か、これより僅かに沈むようになっている(図1参照)。
第1および第2セット部10・11に対する操作ユニット7の装脱着は、以下のような手順で行うことができる。まず、左右のガイド溝30・30の上方開口35のそれぞれに、対応する左右の係合ピン20・20の下端を位置合わせしたうえで、これら係合ピン20・20ごと操作ユニット7を落とし込み装着し、それぞれの係合ピン20の下面23をガイド溝30の底面34で受け止めさせる。このとき、図3に示すように、係合ピン20の前後の側面が、ガイド溝30の前後面32・32で挟持状に受け止められ、これで第1セット部10又は第2セット部11に、操作ユニット7を略水平姿勢に遊動不能に装着保持することができる。また、かかる装着保持姿勢においては、先の係合機構Eが作用する。つまり、図4に示すように、ストッパー爪36の係止片38が、弾性腕37の弾性復元力で係合凹部21に落ち込み係合することにより、操作ユニット7は左右のストッパー爪36で保持されるため、これらセット部10・11から操作ユニット7が不用意に抜け外れることはない。
以上のようなセット部10・11に対する装着保持姿勢から、弾性腕37の弾性変形力に抗しながら、操作ユニット7を上方に引き上げることで、係合凹部21と係止片38との凹凸係合状態を解除することができる。さらに係合ピン20をガイド溝30から引き抜くことで、セット部10・11から操作ユニット7を取り外すことができる。
上記構成の複合機においては、第2セット部11に操作ユニット7を装着した下セット状態(図1)において、該操作ユニット7は、胴内排紙空間4の底面6と略同じ高さ位置にある。したがって、かかる下セット状態においては、使用者が装置本体1の前面に立ってコピー操作やファクシミリ操作などの所望の操作を行うときに、操作ユニット7が胴内排紙空間4に対する前側上方からの斜め下向きの使用者の視界を遮る不具合は生じず、胴内排紙空間4の良好な視認性を確保できる。これにより、使用者は腰をかがめるなどの動作を要することなく、立ち姿勢のままで胴内排紙空間4内の用紙の有無を確実に視認することができる。
第1セット部10を、上面および前面だけでなく下面も開放する形状としてあると、当該下面を開放した分だけ、胴内排紙空間4に対する前側上方からの視界を大きく取ることができる。これにより、操作ユニット7を第2セット部11に装着した際の胴内排紙空間4に対する視認性の向上を図ることができるので、複合機の実用利便性の向上に貢献できる。
また、使用者が、下セット状態では操作ユニット7までの距離が遠く、その表示内容が見づらい、或いは操作ユニット7を操作しづらいと感じる場合には、第2セット部11から操作ユニット7を取り外して、これを第1セット部10に付け替えればよい。このように、本実施形態によれば、使用者の使用態様の変化に即応し得る、実用利便性に優れた複合機を得ることができる。
操作ユニット7と装置本体1との間の操作信号等の送受信を、ハーネスやコードなどの有線で行う形態では、操作ユニット7を付け替えるたびに、コネクタの接合作業などの煩わしい配線作業が不可欠となる。この点、本実施形態のように、無線通信により操作ユニット7と装置本体1との操作信号等の送受信が行われるようにしていると、煩わしい配線作業を廃して、実用利便性に優れた複合機を得ることができる。
(第2実施形態)
図6乃至図10に、本発明に係る画像形成装置を複合機に適用した第2実施形態を示す。図6および図7は複合機の全体斜視図、図8乃至図10は、当該実施形態の要部であるスライド機構の構造を説明するための図である。なお、以下においては、複合機1の通常使用状態における上、下の方向をそれぞれ上方、下方とする。また、図6において操作ユニット7が配置された方向(白抜き矢印Y1の方向)を「前方」とし、これとは反対の方向を「後方」と規定する。さらに当該前後方向と、水平方向において直交する方向を左右方向と規定する。
この複合機は、いわゆる胴内排紙タイプの画像形成装置であり、その基本構成は第1実施形態に係る複合機と同様である。したがって第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
そのうえで、この第2実施形態においては、胴内排紙空間4に対する視認性を確保することを目的として、画像読取部5の前端縁に装着された操作ユニット7を、前後方向にスライド移動可能に構成している。具体的には、操作ユニット7は、その後端縁が画像読取部5の前端縁に近接する第1操作位置(図7)と、その後端縁が画像読取部5の前端縁から離れる第2操作位置(図6)との間で、スライド機構により前後方向にスライド移動できるようにしている。
通常の使用時においては、操作ユニット7は第1操作位置(図7)に位置しておく。そして、図6に示すように、操作ユニット7を第2操作位置に移動させたときに、該操作ユニット7と画像読取部5との間に対向間隙50が形成され、該対向間隙50を介して胴内排紙空間4の視認性が確保される仕様である。
図6および図7に示すように、画像読取部5の前端縁の左右方向の中央部には、左右横長の凹部51が、後方向に向かって切り欠き形成されている。凹部51の左右方向の幅寸法は、操作ユニット7のそれよりも僅かに大きく設定されている。これら凹部51と操作ユニット7との間に、該操作ユニット7を第1操作位置(図7)と第2操作位置(図6)との間で、前後方向にスライド移動させるためのスライド機構が設けられている。
図6に示すように、このスライド機構は、操作ユニット7の筐体15の左右端部と画像読取部5との間を連結する、左右一対のスライドユニット52・52で構成する。
図8乃至図10に示すように、各スライドユニット52は、画像読取部5の凹部51の左右方向の側面に固定されるアウターレール53と、該アウターレール53に対して前後方向に進退可能に構成された中間レール54と、操作ユニット7の筐体15の左右方向の側面に固定されて、中間レール54に対して前後方向に進退可能に構成されたインナーレール55とで構成される、3段引きのスライドレールである。アウターレール53は、ビス60により凹部51の左右側面に装着固定されている。インナーレール55は、ビス61により操作ユニット7に装着固定されている。
中間レール54は、アウターレール53の前端部に装着された前後一対のガイドローラ56・56に案内支持された状態で、該アウターレール53内に収まる収容姿勢と、アウターレール53から前方向に引き出された引出姿勢(図9および図10参照)との間で、前後の水平方向に進退移動が可能である。同様に、インナーレール55は、中間レール54の前端部に装着された前後一対のガイドローラ57・57に案内支持された状態で、該中間レール54内に収まる収容姿勢と、中間レール54から前方向に引き出された引出姿勢(図9および図10参照)との間で、前後の水平方向に進退移動が可能である。
そして、操作ユニット7を後方寄りの第1操作位置(図7)から前方向に引き出し操作すると、インナーレール55が中間レール54から引き出され、次いで中間レール54がアウターレール53から引き出されて、最終的に図6に示すような第2操作位置に操作ユニット7をスライド変位させることができる。
上記構成の複合機においては、操作ユニット7を第2操作位置(図6)に移動させたときに、該操作ユニット7と画像読取部5との間に対向間隙50が形成され、該対向間隙50を介して胴内排紙空間4を見ることができる。つまり、かかる第2操作位置(図6)に操作ユニット7をスライド移動させた状態においては、使用者が装置本体1の前面に立ってコピー操作やファクシミリ操作などの所望の操作を行うときに、操作ユニット7が胴内排紙空間4に対する前側上方からの斜め下向きの使用者の視界を遮る不都合は生じず、胴内排紙空間4の良好な視認性を確保できる。これにより、使用者は腰をかがめるなどの動作を要することなく、立ち姿勢のままで、対向間隙50を介して、胴内排紙空間4内の用紙の有無を確実に視認することができる。
また、無線通信により操作ユニット7と装置本体1との操作信号等の送受信が行われるようにしたので、コネクタの接合作業やハーネスの付け替え作業などのような、煩わしい配線作業を完全に廃して、複合機の実用利便性の向上に貢献できる。
上記第1実施形態においては、第1セット部10や第2セット部11を左右横長の断面四角形状の凹部としていたが、本発明はこれに限られない。また、第1実施形態においては、第1セット部10や第2セット部11に設けられた縦長のガイド溝30に、操作ユニット7の係合ピン20を落とし込み係合させることで、該操作ユニット7が装置本体1に装着される形態を採ったが、装置本体1に対する操作ユニット7の装着構造はこれに限られない。また、第1実施形態においては、ガイド溝30と係合ピン20との間に、ストッパー爪36を構成要素とする係合機構Eを設けていたが、当該係合機構Eの構造はこれに限られず、さらに装置本体1に対して操作ユニット7を、がたつき無くしっかりと装着固定することができる場合には、係合機構Eは不要である。
上記第2実施形態においては、スライドユニット52として、所謂3段引きのスライドレールを示したが、2段引きのスライドレールなどであってもよい。スライドユニット52の詳細構造は、上記実施形態に示したものに限られない。
第1実施形態に係る本発明の画像形成装置の全体斜視図であり、下側の第2セット部に操作ユニットを装着した状態を示している。 第1実施形態に係る本発明の画像形成装置の全体斜視図であり、上側の第1セット部に操作ユニットを装着した状態を示している。 セット部の縦断側面図である。 セット部の縦断正面図である。 セット部に対する操作ユニットの装着方法を説明するための図である。 第2実施形態に係る本発明の画像形成装置の全体斜視図であり、操作ユニットを前方向に引き出した状態(第2操作位置)を示している。 第2実施形態に係る本発明の画像形成装置の全体斜視図であり、操作ユニットを画像読取部寄りに押し込んだ状態(第1操作位置)を示している。 スライド機構を構成するスライドユニットの縦断正面図である。 スライド機構を構成するスライドユニットの横断平面図である。 スライド機構を構成するスライドユニットの側面図である。
符号の説明
1 装置本体
2 給紙カセット
3 画像形成部
4 胴内排紙空間
5 画像読取部
7 操作ユニット
10 第1セット部
11 第2セット部
15 操作ユニットの筐体
50 対向間隙
52 スライドユニット

Claims (5)

  1. 原稿画像を読み取るための画像読取部が、胴内排紙空間を介して画像形成部の上方に配置されている胴内排紙タイプの画像形成装置において、
    前記画像読取部の前面には、該画像読取部や該画像形成部を操作するための操作部が設けられており、
    前記胴内排紙空間の視認性を確保することを目的として、前記操作部が移動可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作部は、少なくとも操作ボタンを筐体上面に具備する操作ユニットとしてユニット化されており、
    前記画像読取部の前部には、前記操作ユニットを装着し得る第1セット部が形成されており、前記画像形成部の前部には、前記操作ユニットを装着し得る第2セット部が形成されており、これら第1セット部と第2セット部に対して、前記操作ユニットが着脱可能に構成されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記操作部は、少なくとも操作ボタンを筐体上面に具備する操作ユニットとしてユニット化されており、
    前記操作ユニットは、その後端縁が前記画像読取部の前端縁に近接する後方寄りの第1操作位置と、前記画像読取部から離れる前方寄りの第2操作位置との間で、スライド機構により前後方向にスライド移動可能に構成されており、
    前記操作ユニットを前記第2操作位置に移動させたときに、該操作ユニットと画像読取部との間に対向間隙が形成され、該対向間隙を介して胴内排紙空間の視認性が確保されるようになっている請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記スライド機構が、前記操作ユニットの筐体の左右端部と画像読取部との間を連結する、左右一対のスライドユニットである請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記操作ユニットは無線通信機能を備え、前記画像形成装置の装置本体との間で、無線通信により、操作信号等の送受信を行うことができるようになっている請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2006147221A 2006-05-26 2006-05-26 画像形成装置 Pending JP2007316438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006147221A JP2007316438A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006147221A JP2007316438A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007316438A true JP2007316438A (ja) 2007-12-06

Family

ID=38850336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006147221A Pending JP2007316438A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007316438A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258290A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2010249970A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011123164A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Murata Machinery Ltd 画像形成装置
JP2014126781A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2015057622A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 株式会社リコー 画像形成装置
JP2015092259A (ja) * 2014-12-17 2015-05-14 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2018173448A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 シャープ株式会社 画像形成装置
US10165139B2 (en) 2016-08-03 2018-12-25 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus with movable operation unit

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003125139A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2005227634A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2005341340A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Kyocera Mita Corp 情報表示システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003125139A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2005227634A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2005341340A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Kyocera Mita Corp 情報表示システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258290A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2010249970A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011123164A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Murata Machinery Ltd 画像形成装置
JP2014126781A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2015057622A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 株式会社リコー 画像形成装置
JP2015092259A (ja) * 2014-12-17 2015-05-14 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
US10165139B2 (en) 2016-08-03 2018-12-25 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus with movable operation unit
JP2018173448A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 シャープ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007316438A (ja) 画像形成装置
JP5163771B2 (ja) 画像記録装置
US7287998B2 (en) Connection device, image forming apparatus and optional device equipped with the same
TWI505575B (zh) 基板連接用電連接器裝置
US8262048B2 (en) Display supports and electronic devices including such display supports
JP4389177B2 (ja) 画像形成装置
KR101354528B1 (ko) 도킹시스템과 이를 갖는 휴대용 컴퓨터
US8393615B1 (en) Document position-limiting mechanism
JP4775569B2 (ja) 画像記録装置
EP3437889B1 (en) Operation panel and image forming apparatus including this
US9975713B2 (en) Image forming apparatus including option device attachable to and detachable from apparatus main body
JP2009231960A (ja) 情報通信装置
US8174736B2 (en) Image reading apparatus
JP4785656B2 (ja) 操作パネル及びそれを備えた電子機器
KR20130075674A (ko) 화상 형성 장치
JP6379882B2 (ja) 読取装置
JP7347786B2 (ja) ヒンジ
US8611529B2 (en) Communication device
JP2017097103A (ja) 画像形成装置
JP2020194085A (ja) パネル係合構造および画像形成装置
US10359733B2 (en) Support member connection mechanism and electrical apparatus including the same
JP4893967B2 (ja) 画像形成装置
JP5509903B2 (ja) 表示装置
JP6747408B2 (ja) コネクター、画像読取装置及び画像形成装置
JP6409749B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100406