JP2007315469A - ハブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 潤滑不良の発生を防止するとともに、潤滑不良によるフレッティング摩耗の発生、及び該フレッティング磨耗による軸受軌道部の擬似圧痕の発生を防止するハブユニットを提供する。
【解決手段】 外輪2と、ハブホイール3と、内輪4と、複列の転動体列51,51と、保持器52,52を備えるハブユニット1であり、複列の転動体列51,51間には、アキシャル方向にて一定幅の列間空隙部が形成され、保持器52には、転動体列51側から当該列間空隙部内へのグリース100の流入を阻止するグリース流入阻止部523が一体形成されてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハブユニットに関する。
従来から自動車等の車両には、タイヤホイールやブレーキディスクを取り付けるためのハブユニットが用いられている。このハブユニットは一般的に2列の転動体列を備えて構成される。近年、車両の重量増大とハブユニット小型化の要求により、この転動体列間の距離を、ハブユニットを長寿命化するために大きくする傾向がある。
ところで、ハブユニットは車両に組みつけられた状態で、貨車や船舶等により輸送される。この場合、貨車や船舶等の微小なゆれにより、車両のハブユニットが微小振動を起こしてフレッティング摩耗が発生して摩耗粉が生じ、軌道部に擬似圧痕が発生する。そして、摩耗粉が酸化して酸化鉄となり、その酸化鉄がさらに摩耗を促進させ、擬似圧痕が拡大する。こうしたフレッティング摩耗の発生は、軌道部に潤滑用に封入されるグリースにより防止されている。
このグリースを起動部に保持する技術として、例えば、特許文献1には、保持器の環状体の外周面又は内周面にアキシャル方向に延びる溝を形成する技術が開示されている。
特開2004−19858号公報
ところが、転動体列間距離の大きいハブユニットの場合、この転動体列間の空隙が大となるため、グリースがその空隙に移動して留まり易く、軌道部が潤滑不良となるという課題がある。このグリースの移動は、ハブユニット輸送時や、使用時における回転によるものだけでなく、グリース封入時にも生じる場合がある。また、特許文献1の技術は、転動体列間の空隙に向かうグリースを積極的に阻止する構造とはなっていない。
本発明の課題は、潤滑不良の発生を防止するとともに、潤滑不良によるフレッティング摩耗の発生、及び該フレッティング磨耗による軸受軌道部の擬似圧痕の発生を防止するハブユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のハブユニットは、
車体側に非回転に取り付けられる外輪と、この外輪と同心配置されるとともに車輪取り付け用フランジが周方向に形成されたハブホイールと、該ハブホイールの少なくとも車両インナ側端部の外周面に嵌着されるハブホイールと、該ハブホイール又はハブホイールと外輪との間にて各々周方向に配列する複数の転動体からなり、かつアキシャル方向に複列に配置された転動体列と、各転動体列の複数の転動体を周方向に予め定められた配列間隔で保持する保持器と、を備えるハブユニットであって、
複列の転動体列間には、アキシャル方向にて一定幅の列間空隙部が形成されるとともに、転動体列側から当該列間空隙部内へのグリースの流入を阻止するグリース流入阻止部が保持器に一体形成されてなることを特徴とする。
上記本発明の構成によると、グリースが封入される軌道面と転動体列間の列間空隙部との間にはグリース流入阻止部が介在するので、グリースの列間空隙部への流入が防止され、グリースが軌道面に保持され易い。これにより、潤滑不良によるフレッティング摩耗の発生、及び該フレッティング磨耗による軸受軌道部の擬似圧痕の発生を防止できる。
本発明のハブユニットでは、保持器とハブホイール又はハブホイールとのラジアル方向の隙間がグリース保持空間とされ、グリース流入阻止部は、保持器の列間空隙部側のアキシャル方向端部からラジアル方向内側に突出形成されてなるものとできる。グリース流入阻止部が保持器の列間空隙部側のアキシャル方向端部に形成されるため、グリース保持空間をアキシャル方向に広く取ることができる。これにより、潤滑不良によるフレッティング摩耗の発生、及び該フレッティング磨耗による軸受軌道部の擬似圧痕の発生を防止できる。
本発明のハブユニットでは、グリース流入阻止部の内周面とハブホイール又はハブホイールの外周面との間にシール部材を設けることができる。この構成によると、列間空隙部内へのグリースの流入阻止効果を一層増す構成となる。
本発明のハブユニットでは、保持器は、アキシャル方向にて列間空隙部内に延出し、その先端部にグリース流入阻止部がラジアル方向内側に突出形成されてなるものとできる。この構成によると、保持器の列間空隙部に延出した先の先端部をグリース流入阻止部とする構造となる。保持器は樹脂射出成形体として成形することが出来るから、上記の構造を低コストで成形することができる。
本発明のハブユニットでは、保持器は、転動体を保持する転動体保持空間が列間空隙部側を開放する形で周方向に複数設けられ、該周方向において互いに隣接する転動体区画凸部のそれぞれ先端を利用する形で、ラジアル方向内側に突出するグリース流入阻止部が断続形成されてなるものとできる。保持器の転動体保持空間が列間空隙部側を開放するものである場合には、転動体保持空間の周方向両端をなす転動体区画凸部の先端にグリース流入阻止部を形成することで、グリース保持空間をアキシャル方向に広く取ることができる。
本発明のハブユニットでは、保持器は、転動体を保持する転動体保持部が列間空隙部の逆側を開放する形で周方向に複数設けられており、保持器の列間空隙部側のアキシャル方向端部にて周方向にグリース流入阻止部が連続形成されてなるものとできる。保持器の転動体保持空間が列間空隙部側とは逆側を開放するものである場合には、保持器の列間空隙部側のアキシャル方向端部にグリース流入阻止部を形成することで、グリース保持空間をアキシャル方向に広く取ることができる。また、この場合、保持器の端部において周方向に連続形成することができるから、列間空隙部内へのグリースの流入阻止効果も一層増す構造となる。
また、本発明のハブユニットでは、保持器は樹脂射出成形体として成形することが出来るから、グリース流入阻止部を有する構造を低コストで成形できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明のハブユニットの第一実施形態を示す断面図である。なお、いずれの図も、左側が車両アウタ側、右側が車両インナ側となっている。図1に示すように、本発明のハブユニット1は、車体側に非回転に取り付けられる外輪2と、この外輪2と同心配置されるとともに車輪取り付け用フランジ33が周方向に形成されたハブホイール3と、該ハブホイール3の少なくとも車両インナ側端部31の外周面に嵌着される内輪4と、該内輪4又はハブホイール3と外輪2との間にて各々周方向に配列する複数の転動体5からなり、かつアキシャル方向に複列に配置された転動体列51,51と、各転動体列51,51の複数の転動体5を周方向に予め定められた配列間隔で保持する保持器52,52と、を備える。
外輪2は、S55C等の機械構造用炭素鋼の熱間鍛造製であり、内周に2列の軌道面を有する筒状の外輪本体部(本体部)20と、該外輪本体部20の外周面からラジアル方向に突出する外輪フランジ部23とを有する。外輪2の内周面には、インナ側外輪軌道面2aとアウタ側外輪軌道面2aとがそれぞれテーパー状をなして設けられている(図2参照)。また、外輪本体部20のうち、外輪フランジ部23よりも車両インナ側に突出する部分が車体への取付部をなす外輪インロー部21とされている。また、外輪フランジ部23にはアキシャル方向にボルト挿通孔23aが形成されている。
外輪インロー部21の車両インナ側の外周面によって、車体側に形成されたボルト挿通孔に対する位置決めを行い、ボルト挿通孔にボルト26を挿通することで、外輪2の外輪フランジ部23の車両インナ側主表面23aにキャリア(ナックル)8が固定される。これにより、ハブユニット1が車体に対して固定される。
ハブホイール3は、軸心回りに回転する軸部30と、該軸部30からラジアル方向に突出する環状のハブフランジ33とを有して構成され、外輪2と同心に配置される。軸部30の外周には外輪2が装着され、内部にはアキシャル方向に貫通する軸孔30aが形成されている。軸孔30aには、車軸10が貫通する状態で挿入されている。ハブフランジ33は、車輪のタイヤホイール6やブレーキ装置のブレーキディスクロータ7を固定する車輪取付け用フランジとして機能するものであり、タイヤホイール(車輪)6とブレーキディスクロータ7とが取り付けられてこれらと一体回転する。これにより、タイヤホイール(車輪)6はハブホイール3及び外輪2を介して車体に対して回転自在に支持されている。ハブホイール3の外周面には、テーパー状の車両アウタ側内輪軌道面3aが設けられている(図2参照)。
車軸10は、等速ジョイント14を介して、図外の差動装置の出力回転を伝達する伝動軸15に連動するもので、軸方向中途部にスプライン部10aを有し、車体アウタ側にねじ部10bが形成され、ハブ装着部となるスプライン部10aの後方側となる車両インナ側に、スプライン部10aよりも外径が大きい大径部10cが段差をもって形成され、その大径部10cからさらに車両インナ側に、等速ジョイント14の外輪14aが径方向外方に膨出した形で形成されている。等速ジョイント14は、該等速ジョイント14の内輪14b、図示されない玉、保持器を有している。
内輪4は、ハブホイール3の車両インナ側端部31の外周面に嵌着されている。内輪4の外周面には、図2に示すように、テーパー状の車両インナ側内輪軌道面4aが設けられている。
ハブホイール3及び内輪4と外輪2との間の両端部には、転動体列51,51が配置される転動体列配置空間230を密封するパックシールタイプのシール装置91,92を備える。そして、グリース流入阻止部523の内周面と前記内輪4又は前記ハブホイール3の外周面との間にもシール部材93が設けられる。
転動体列51は、ハブホイール3と外輪2との間にて周方向に配列する複数の転動体5からなるものであり、アキシャル方向に2列配置される。本実施形態における2列の転動体列51,51は、内輪4と外輪2との間に配置される車両インナ側転動体列と、ハブホイール3の軸部30と外輪2との間に配置される車両アウタ側転動体列とであり、これらがアキシャル方向に隣接して配置されている。転動体列51,51間には、アキシャル方向にて一定幅の空間を占有する列間空隙部500が形成される。転動体列51の転動体5は、保持器52により周方向に予め定められた配列間隔で保持されている。なお、保持器52,52の構造は双方とも同じであるので、以下の説明においては、一方の保持器52について説明を行ない、他方の保持器については説明を略する。
保持器52は、図3に示すように、転動体5を保持する転動体保持空間520と、該転動体保持空間520の周方向両縁に形成される転動体区画凸部521とを周方向に交互に有し、これら転動体区画凸部521が環状の連結部525により周方向に連結されてなる冠型保持器である。本実施形態においては、転動体保持空間520が列間空隙部500側を開放する形で配置される。
保持器52の内周面と内輪4又はハブユニット3の外周面との間に形成されるラジアル方向の隙間はグリース保持空間450とされて、グリース100が封入される。これにより、内輪軌道面3a又は4aと転動体5との間にもグリース100が保持される。そして、転動体区画凸部521には、そのグリース保持空間450から列間空隙部500へのグリースの流入を阻止するグリース流入阻止部523が保持器に一体形成されてなる。本実施形態における転動体区画凸部521は、列間空隙部500側のアキシャル方向端部522が列間空隙部500内に延出し、その先端(転動体保持空間520の開放側)にラジアル方向内側に突出するグリース流入阻止部523が形成されている。このため、グリース流入阻止部523は、保持器52の周方向に断続的に形成された形状となる。
このように構成することにより、グリース保持空間450から列間空隙部500へのグリースの移動が規制され、転動体51近傍からグリースが列間空隙部500の中央方向へ移動しにくくなる。これにより、転動体51、外輪軌道面2a,2a及び内輪軌道面3a,4aにおけるグリースの枯渇が抑制され、フレッティング摩耗の発生が抑制されている。
なお、保持器52は樹脂射出成形体として構成されており、射出成形により容易に成形可能である。この保持器52を構成する樹脂材料としては、ナイロン66やナイロン46などのポリアミド樹脂の他、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)などのふっ素系樹脂やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルサルフォン(PES)等の合成樹脂材料が挙げられる。これらの樹脂にはガラス繊維等の強化繊維が添加されている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。以下、上記実施形態を第一実施形態とし、それとは異なる実施形態について説明する。なお、同様の構造については同一の符号を付することでその説明を省略する。
図4、図5、図6は、本発明の第二実施形態を示すものである。この第二実施形態では、保持器52が上記第一実施例と同様に冠型保持器として形成されているが、転動体保持空間520が列間空隙部500側とは逆側を開放する形で形成され、グリース流入阻止部523は、転動体区画凸部521の先端(転動体保持空間520の開放側)ではなく、保持器52の列間空隙部500側のアキシャル方向端部522において環状をなして連続形成されている。この場合、上記第一実施形態と同様の効果が期待できるとともに、グリース流入阻止部523が保持器の端部において周方向に連続形成されているから、列間空隙部内へのグリースの流入阻止効果が一層増した構造となっている。なお、この実施形態ではシール部材93も、グリース流入阻止部523同様、周方向に連続形成されている。
また、本発明のハブユニットは、少なくとも、内輪又はハブホイールと外輪との間にて各々周方向に配列する複数の転動体からなり、かつアキシャル方向に複列に配置された転動体列と、各転動体列の複数の転動体を周方向に予め定められた配列間隔で保持する保持器とを有し、複列の転動体列間にアキシャル方向にて一定幅の列間空隙部500が形成される構造を有するものであれば適用可能である。上記実施形態の他にも、例えば、車両インナ側転動体列に対応する軌道面を形成するインナ側内輪と、車両アウタ側転動体列に対応するアウタ側内輪との2つの別体をなす内輪を備え、それら双方の内輪が隣接した形で、ハブホイールの車両インナ側端部外周面に嵌着された構造を有するものにも適用可能である。
また、本発明における保持器は、転動体保持空間のアキシャル方向の一方が開放している冠型保持器に限られるものではなく、アキシャル方向の開放部が形成されず、保持器本体部に転動体保持空間が貫通形成されたものであっても、上記第二実施形態と同様の効果が得られる。
本発明のハブユニットの第一実施形態を示す断面図。 図1の転動体列周辺部の拡大図。 図1の保持器及び転動体列の平面拡大図。 本発明のハブユニットの第二実施形態を示す断面図。 図4の転動体列周辺部の拡大図。 図4の保持器及び転動体列の平面拡大図。
符号の説明
1 ハブユニット
2 外輪
3 ハブホイール
4 内輪
5 転動体
51 転動体列
52 保持器
520 転動体保持空間
521 転動体区画凸部
522 保持器のアキシャル方向端部
523 グリース流入阻止部
500 列間空隙部
450 グリース保持空間
91,92,93 シール装置、シール部材
100 グリース

Claims (7)

  1. 車体側に非回転に取り付けられる外輪と、この外輪と同心配置されるとともに車輪取り付け用フランジが周方向に形成されたハブホイールと、該ハブホイールの少なくとも車両インナ側端部の外周面に嵌着されるハブホイールと、該ハブホイール又は前記ハブホイールと前記外輪との間にて各々周方向に配列する複数の転動体からなり、かつアキシャル方向に複列に配置された転動体列と、各転動体列の前記複数の転動体を周方向に予め定められた配列間隔で保持する保持器と、を備えるハブユニットであって、
    前記複列の転動体列間には、アキシャル方向にて一定幅の列間空隙部が形成されるとともに、前記転動体列側から当該列間空隙部内へのグリースの流入を阻止するグリース流入阻止部が前記保持器に一体形成されてなることを特徴とするハブユニット。
  2. 前記保持器と前記ハブホイール又は前記ハブホイールとのラジアル方向の隙間がグリース保持空間とされ、前記グリース流入阻止部は、前記保持器の前記列間空隙部側のアキシャル方向端部からラジアル方向内側に突出形成されてなる請求項1記載のハブユニット。
  3. 前記グリース流入阻止部の内周面と前記ハブホイール又は前記ハブホイールの外周面との間にシール部材が設けられる請求項1又は請求項2記載のハブユニット。
  4. 前記保持器は、アキシャル方向にて前記列間空隙部内に延出し、その先端部に前記グリース流入阻止部がラジアル方向内側に突出形成されてなる請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のハブユニット。
  5. 前記保持器は、前記転動体を保持する転動体保持空間が前記列間空隙部側を開放する形で周方向に複数設けられ、該周方向において互いに隣接する転動体区画凸部のそれぞれ先端を利用する形で、ラジアル方向内側に突出する前記グリース流入阻止部が断続形成されてなる請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のハブユニット。
  6. 前記保持器は、前記転動体を保持する転動体保持部が前記列間空隙部の逆側を開放する形で周方向に複数設けられており、前記保持器の前記列間空隙部側のアキシャル方向端部にて周方向に前記グリース流入阻止部が連続形成されてなる請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のハブユニット。
  7. 前記保持器は樹脂射出成形体として構成されてなる請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のハブユニット。
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