JP2007314291A - 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007314291A
JP2007314291A JP2006145221A JP2006145221A JP2007314291A JP 2007314291 A JP2007314291 A JP 2007314291A JP 2006145221 A JP2006145221 A JP 2006145221A JP 2006145221 A JP2006145221 A JP 2006145221A JP 2007314291 A JP2007314291 A JP 2007314291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
roller
paper feed
pressure
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006145221A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Maruta
正晃 丸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2006145221A priority Critical patent/JP2007314291A/ja
Publication of JP2007314291A publication Critical patent/JP2007314291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】印刷に用いられる用紙の種類や性質が異なっていても、安定した給紙動作を行うことができる用紙供給装置を提供する。
【解決手段】複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される用紙供給装置は、用紙を積層した状態で収容し、その最上層から用紙を用紙搬送路に送り出す。用紙を送り出す動作はピックアップローラ64及びフィードローラ66の回転により行い、このとき加圧ばね76によりピックアップローラ64に給紙圧を発生させる。給紙部30には2つの加圧ばね76が設置されているが、そのうち1つの加圧ばね76だけを用いて給紙圧を発生させたり、2本の加圧ばね76を用いて給紙圧を発生させたりすることができる。使用する加圧ばね76の数は、可変レバー78をスライドさせることで選択可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等に代表される画像形成装置に用いられる用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置に関する。
この種の用紙供給装置に関して、給紙トレイに積層された用紙をピックアップローラにより繰り出して搬送路に送り出す先行技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この先行技術は、一般的に広く用いられているローラ供給方式の用紙供給装置である。ローラ供給方式の用紙供給装置は、用紙供給方向でみて上流側及び下流側に設置された2組のローラで構成される。このうち、上流側に位置するピックアップローラが用紙の最上層に接触して回転し、この回転により用紙を下流側に位置するフィードローラへと引き渡す。そして、このフィードローラによって用紙が搬送路へ送り出される。
また先行技術では、給紙動作を行う際にピックアップアームを回転させてピックアップローラを用紙に押し付け、これにより一定の大きさで給紙圧を発生させている。この給紙圧によりピックアップローラと用紙との間に適度な摩擦が生じ、ピックアップローラの回転に伴って用紙が順番に繰り出されるものとなっている。
特開2005−89111号公報(第3−4頁、図5)
しかしながら、ピックアップローラの多くはゴム等の素材を用いたものであり、ある程度の使用を続けるうちにその表面が摩耗することは避けられない。ピックアップローラが摩耗すると、それまでと同じ給紙圧がかかっていても表面の摩擦力が低下し、用紙の供給動作を不安定化させることになる。
また、近年では画像形成装置によってカラー印刷を行う機会が多くなっている。このためユーザが使用する用紙についても多種多様なものがあり、表面が比較的滑らかなものもあれば、ざらざらしたものもあるし、材質によっては表面や切断面から微少な紙粉が浮き出ているものもある。さらに、用紙には秤量の違いによって厚さが大小に異なるものもある。このように用紙の種類や性質が異なると、用紙とピックアップローラとの間に生じる摩擦力も一定でなくなることから、摩擦力が極端に小さくなる場合は給紙動作が不安定になりやすい。
そこで本発明は、給紙動作の不安定化を防止できる技術の提供を課題としている。
本発明の用紙供給装置は、用紙を繰り出すローラの給紙圧を変更することができる構成を有することで上記の課題を解決する。このような構成により、本発明の用紙供給装置は、用紙の種類や厚み、大きさ、表面の性質等の違いに合わせて給紙圧を変更することで安定した給紙性能を発揮することができる。
より具体的には、本発明の用紙供給装置は用紙収容部を備え、この用紙収容部に枚葉の用紙を厚み方向に積層して収容する。用紙収容部に収容された用紙は積層方向に変位することで、その最外層に位置する用紙が所定の給紙位置で保持される。つまり、用紙収容部内の用紙が減少しても、その分だけ用紙は積層方向に変位されるので、常に最外層の用紙が給紙位置に位置付けられる。この給紙位置では、最外層の用紙にローラが接触している。このローラの回転に伴い、最外層の用紙が用紙収容部から所定の用紙搬送路に向けて送り出される。このとき、ローラの外周面を最外層の用紙に押し付けることでローラに給紙圧が発生する。特に本発明の用紙供給装置は、給紙圧の大きさを変更可能とする給紙圧可変機構を備えている。
用紙供給装置は複数の加圧ばねを備えている。加圧ばねは、ローラを支持する支持部材に反発力を付与することで給紙圧を発生させることができる。本発明では、実際に支持部材に対して反発力を発生させる加圧ばねの数を変更することで、給紙圧を変更することができる。
より実用的には、支持部材に対して相対的に変位可能に設置された支持部材を変位させて給紙圧を変更することができる。支持部材を変位させる操作は適宜ユーザによって行われる。可変部材は、ローラが接近位置から給紙位置へ変位する際に支持部材との間で加圧ばねを圧縮して反発力を生じさせる圧縮部位と、加圧ばねを圧縮することなく支持部材の変位方向へ受け入れる受入空間部とを有する。加圧ばねは複数あるため、より多数の加圧ばねを圧縮すると、それだけ反発力の合計が大きくなり、結果として給紙圧が大きくなる。反対に、圧縮する加圧ばねの数を最小にすると、反発力が最小になって給紙圧は最小となる。
あるいは別の態様として、用紙供給装置は加圧ばねの変形量を変更することで給紙圧を変更することもできる。この場合、加圧ばねは単数でも複数でもよい。また可変部材は、ローラが接近位置から給紙位置へ変位する際に支持部材との間で加圧ばねを圧縮する複数の圧縮部位を有しており、これら複数の圧縮部位の位置はローラの変位方向でみて段階的に異なる。この場合、可変部材を変位させて複数の圧縮部位の中から1つを選択し、この選択した圧縮部位にて加圧ばねを圧縮することにより、その圧縮変形量を段階的に変更して給紙圧の大きさを段階的に変更することができる。
また本発明は、上述した用紙供給装置を搭載し、これを用いて画像形成部に用紙を供給する画像形成装置としても構成される。
本発明は、多種多様な用紙に合わせて給紙圧を変更することで、幅広い種類や性質の用紙に対応することができる。また、ローラの摩耗に対応して給紙圧を変更することも可能であることから、長期間にわたり安定した給紙性能を発揮することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
最初に、本実施形態に係る用紙供給装置が適用された画像形成装置について、図1を参照しながらその構造の概略を説明する。図1は、画像形成装置の一例であるプリンタ1の構造を概略的に示している。図1に示される断面はプリンタ1の左側面からみたものである。このため、プリンタ1の前面は図1中の右手に、背面は左手にそれぞれ位置する。
図1に示されるように、プリンタ1の本体2の内部下方には、用紙供給装置の一部を構成する用紙収容装置10が配置されている。この用紙収容装置10にはベースカセット20が装備されている。ベースカセット20の内部には、枚葉の用紙Pが積層された状態で収容されている。そして、この用紙Pは、図1においてベースカセット20の右上方に向けて送り出される。ベースカセット20から送り出された用紙Pは、本体2の内部で背面側へ向けて反転され、そのまま背面側へ搬送される。ベースカセット20は、本体2の前面側、すなわち図1において右方から水平に引き出すことが可能であり、この引き出し状態で、ベースカセット20内に新たな用紙Pを補充したり、用紙Pを別の種類のものに入れ替えたりすることが可能となる。なお、用紙収容装置10の詳細については後述する。
プリンタ1の本体2の内部には、用紙収容装置10からの用紙搬送方向でみて下流に給紙用用紙搬送路3、レジストローラ4、画像形成部40及び転写部50が順番に配置されている。また画像形成部40には、その中心部分に像担持体である感光体ドラム41が備えられている。画像形成部40の上方には光学部5が備えられており、この光学部5からは、図中に一点鎖線で示されているようにレーザ光Lが感光体ドラム41に向かって照射される。転写部50には、転写部材である転写ローラ51が備えられている。転写ローラ51は、感光体ドラム41に下方から圧接し、トナー像を用紙Pに転写するための転写ニップ部を形成する。
用紙搬送方向でみて画像形成部40及び転写部50の下流位置には、定着部6、排出用用紙搬送路7及び用紙排出部8が順番に配置されている。排出用用紙搬送路7は、定着部6の下流から本体2の背面に沿って上方へ延びており、さらに本体2の上部位置で前面側へ屈曲されている。用紙排出部8は、本体2の上面に形成されており、この位置で排出用用紙搬送路7の終端から排出された用紙Pを受け取り、高さ方向に積層することができる。用紙排出部8に収容された印刷済みの用紙Pは、外部から容易に取り出すことができる。
また、定着部6及び転写部50の下方であって、用紙収容装置10との間に両面印刷用用紙搬送路9が形成されている。両面印刷用用紙搬送路9は、本体2の背面に沿う位置で排出用用紙搬送路7の途中から分岐して下方に延びている。さらに両面印刷用用紙搬送路9は、本体2の内部で前面側へ屈曲されて水平方向に延び、給紙部30のすぐ下流位置で給紙用用紙搬送路3に合流している。
次に、プリンタ1が行う印刷動作について説明する。
印刷前の用紙Pは、用紙収容装置10のベースカセット20に積層された状態で収容されている。プリンタ1が印刷を行う際は、ここから給紙部30により用紙Pが1枚ずつ分離して送り出される。送り出された用紙Pは、給紙用用紙搬送路3を通ってレジストローラ4に到達する。レジストローラ4は、用紙Pの斜め送りを矯正しつつ、画像形成部40で形成されるトナー画像とのタイミングを計りながら、用紙Pを転写部50へと送り出す。
プリンタ1には、図示しない外部コンピュータから画像データが送信される。送信される画像データは、文字や符号、図形、記号、線図、模様等の各種の画像をデータ化したものである。この画像データに基づき、プリンタ1では光学部5によるレーザ光Lの照射が制御される。これにより、画像形成部40において感光体ドラム41上に原稿画像の静電潜像が作られ、続いてこの静電潜像から感光体ドラム41上にトナー画像が形成される。トナー画像は、感光体ドラム41と転写ローラ51との間の転写ニップ部にて用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは未定着トナー画像を担持した状態で定着部6へと送られ、ここで熱ローラによりトナー画像を定着される。定着部6から排出された用紙Pは、排出用用紙搬送路7を通って上方へ送られ、本体2の上面に設けられた用紙排出部8に排出される。
以上の動作は片面印刷の場合である。プリンタ1において両面印刷を行う場合、定着部6から排出された用紙Pは、排出用用紙搬送路7を通って用紙排出部8に排出される直前でその搬送方向が切り替えられる。つまり、片面に印刷がされた用紙Pは、用紙排出部8に排出される直前で排出用用紙搬送路7内に引き戻され、今度は両面印刷用用紙搬送路9内を搬送される。さらに用紙Pは、給紙部30のすぐ下流で給紙用用紙搬送路3に合流し、再び転写部50へと送られる。このとき、用紙Pは印刷済みの面が下を向いた状態にあるので、再び転写部50に送られた際は、用紙Pの未だ印刷がされていない方の面にトナー画像が転写されることになる。
図2は、用紙収容装置10が引き出された状態の本体2を示している。このように用紙収容装置10が引き出されると、本体2の前面側に給紙部30が露出した状態となる。本体2のうち、用紙収容装置10が収容される空間部分の両側内面には、それぞれ前後方向に延びるガイド溝2aが形成されている。これらガイド溝2aは用紙収容装置10が抜き差しされる際、その前後方向へのスライドを案内する。
図3は、用紙収容装置10を本体2から引き出した状態で示している。図1とは異なり、図3では用紙収容装置10の前側が左上方に位置し、後側が右下方に位置する。図2に示されているように、用紙収容装置10には、その内側にベースカセット20が備えられている。ベースカセット20には、その用紙供給方向上流端から下流部にかけての大部分の箇所に用紙収容部21が形成されている。用紙収容部21は、上面が開口した平たい箱形状に構成されている。用紙収容部21には、複数枚の用紙Pを積層した状態で、その上方から収容することができる。ベースカセット20の両側面には、それぞれ前後方向に延びる水平突条22が形成されている。これら水平突条22は、上述した本体2のガイド溝2aに填り込んだ状態でスライドすることができる。
用紙収容部21の内底面には、ボトム板23が備えられている。印刷前のカットペーパー等の用紙Pは、このボトム板23の上に載置される。ボトム板23は、その用紙供給方向でみた上流端(後端)が用紙収容部21の両側の内壁面に突起21aを介して支持されている。一方、ボトム板23の用紙供給方向でみた下流端(前端)は用紙収容部21に対してフリーな状態である。突起21aはヒンジピン形状に形成されており、このためボトム板23は突起21aを中心として上下に回転することができる。
ボトム板23の下流部下方には、用紙収容部21の内底面との間にリフト板24が配置されている。このリフト板24は、用紙収容部21の内底面上で駆動軸26に連結されている。駆動軸26は、用紙収容部21の内底面に沿って幅方向(用紙収容装置10の前面側からみて左右方向)に延びており、駆動軸26の一端部(前面側からみて右端部)はベースカセット20の側壁を貫通している。そして駆動軸26の端部には、扇形状の駆動ギア27が連結されている。さらにベースカセット20の側壁には、駆動ギア27の上方にアイドルギア28が設置されている。これらアイドルギア28と駆動ギア27とは、互いに噛み合った状態にある。
本体2には、アイドルギア28を回転させるためのリフトモータ及びドライブギア(ともに図示されていない)が設置されている。用紙収容装置10が本体2に挿入されると、ドライブギアがアイドルギア28と噛み合う。この状態でリフトモータが起動し、その動力を受けてアイドルギア28が図3中の時計回りに回転する。このとき、アイドルギア28に噛み合う駆動ギア27が反時計回りに回転することで、これに連結された駆動軸26とともにリフト板24が図3中の反時計回りに回転する。リフト板24が回転すると、その先端部分でボトム板23が押し上げられる。これにより、ボトム板23上に積載された最上位の用紙Pが給紙部30に接触する位置まで持ち上げられ、本体2の内部では給紙部30による用紙Pの繰り出しが可能な状態となる。
次に、上記の用紙収容装置10とともに本実施形態の用紙供給装置を構成する給紙部30について説明する。
図4及び図5は、給紙部30を詳細に示している。これら図4及び図5では、図1と同様に本体2の前面側が右方に位置する。給紙部30は取付板金62を有しており、この取付板金62をベースとして給紙部30が本体2に取り付けられる。
また給紙部30には、ピックアップローラ64及びフィードローラ66が備えられている。これらピックアップローラ64及びフィードローラ66は、給紙動作時には一方向(図4,5でみて反時計回り)に回転する。ピックアップローラ64及びフィードローラ66は、フォルダー68を介して取付板金62に取り付けられている。さらにフォルダー68はジョイント軸70に保持されている。取付板金62の下面には2つの軸受72及びブラケット74が設置されており、フィードローラ66の両側でジョイント軸70は軸受72に支持されている。また、ジョイント軸70の一端部(図4でみて奧側の端部)はブラケット74に回転可能な状態で支持されている。
フォルダー68には、用紙搬送方向でみて上流側の端部に2つのストッパ爪68aが形成されており、これらストッパ爪68aが取付板金62の端部に引っ掛けられた状態で支持されている。図4に示されているように、取付板金62の用紙搬送方向でみて上流側の端部は下方に曲げ加工されており、この端部には2つの掛止穴62aが形成されている。そして、フォルダー68の2つのストッパ爪68aは、それぞれ対応する掛止穴62aに填り込んだ状態にある。このためフォルダー68は、用紙搬送方向でみて上流側の端部が大きく垂れ下がることなく、そのストッパ爪68aが掛止穴62aに引っ掛かった位置で停止する。なお、2つの掛止穴62aは上下方向にある程度の長さを有しており、その内側でストッパ爪68aが上下に移動するのを許容している。
またフォルダー68には、ストッパ爪68aよりも用紙搬送方向でみて下流側の位置に2つの加圧ばね76が設置されている。これら2つの加圧ばね76は圧縮コイルばねであり、ここでは軸線が上下方向となるように加圧ばね76が縦型の姿勢で設置されている。また2つの加圧ばね76は用紙Pの幅方向に並んで配置されているため、図4,5では2つの加圧ばね76の一方(図中の手前に位置する方)のみが示されている。これら2つの加圧ばね76は、それぞれ下端がフォルダー68に固定されているが、上端は固定されていない。
取付板金62には、加圧ばね76の上方に可変レバー78が設置されている。この可変レバー78は、取付板金62の下面に沿って用紙Pの幅方向に長く延びている。取付板金62の下面にはガイド部材80が設置されている。このガイド部材80は、可変レバー78をその長手方向、つまり用紙Pの幅方向にスライドできる状態で支持している。
上記のように、フォルダー68は用紙搬送方向でみて下流側の端部がジョイント軸70に保持されている。このため図5中の矢印で示されているように、フォルダー68はジョイント軸70を中心として回転することができる。本体2に用紙収容装置10が挿入されていない状態では、図5中に実線で示されているように、フォルダー68が最も下方に変位した状態にある。この状態で、フォルダー68のストッパ爪68aが掛止穴62aの下端に引っ掛かり、それより下方への回転が停止されている。
本体2に用紙収容装置10が挿入されると、上述したリフトモータの駆動によってボトム板23とともに用紙Pが持ち上げられる。このとき、図5中に二点鎖線で示されているように、積層された用紙Pによってピックアップローラ64が押し上げられる。用紙Pの持ち上げを停止させる位置は、透過型のフォトセンサー82及びフォルダー68の突起68b(図4参照)によって一定に制御されている。具体的には、用紙Pによってピックアップローラ64が押し上げられると、フォルダー68の突起68bがフォトセンサー82の射光を遮り、所定の給紙位置で最上層の用紙Pが停止する。フォトセンサー82はその光軸が水平となる姿勢で取付板金62に固定されている。一方、フォルダー68の突起68bは、フォトセンサー82の射光に対応する位置に形成されている。フォルダー68が回転すると、これに伴って突起68bがセンサ光を透過させたり遮ったりする。なお、給紙位置まで用紙Pが押し上げられる前は、図5中に二点鎖線で示されているように、ピックアップローラ64は給紙位置よりも下方の位置(用紙収容装置10に接近した位置)にある。
給紙位置までピックアップローラ64が押し上げられると、フォルダー68が上方へ回転して加圧ばね76が圧縮される。加圧ばね76は、圧縮時の反発力でピックアップローラ64を用紙Pに押し付ける。このときの加圧ばね76の押し付け力がピックアップローラ64の給紙圧となる。このように、用紙Pにピックアップローラ64が適度な給紙圧をかけることで、用紙Pの安定した繰り出しが実現される。ピックアップローラ64により繰り出された用紙Pはフィードローラ66へと引き渡され、フィードローラ66によりベースカセット20の外部へと送り出される。
フィードローラ66は、図示しないモータに連結されている。ピックアップローラ64とフィードローラ66とは、それぞれ図示しない従動ギア及び中間ギアを介して連結されている。これにより、フィードローラ66がモータによって回転されると、ピックアップローラ64もフィードローラ66と同じ方向に回転されることになる。
図3に示されているように、用紙収容装置10には、ボトム板23の下流端近傍に分離ローラ33が備えられている。分離ローラ33はトルクリミッタ付きのローラ軸(図示されていない)を介してベースカセット20の前端部分に支持されている。この分離ローラ33は、用紙収容装置10が本体2に挿入されると、給紙部30のフィードローラ66に下方から接触する。ピックアップローラ64により繰り出された用紙Pは、最初に分離ローラ33とフィードローラ66との間に形成されるニップを通過する。分離ローラ33には、モータからの動力が伝達されておらず、分離ローラ33はフィードローラ66に接していることにより、フィードローラ66の回転に引きつられて回転する。
分離ローラ33とフィードローラ66とが接触して形成されるニップに用紙Pが存在しない場合や、用紙Pが1枚だけ進入した場合には、分離ローラ33にはトルクリミッタの設定トルク以上のトルクが掛かり、分離ローラ33はフィードローラ66に従って用紙Pを送り出す方向に回転する。しかしながら、上記のニップに用紙Pが重なって複数枚進入した場合には、分離ローラ33に掛かるトルクはトルクリミッタの設定トルクを超えず、分離ローラ33は回転を停止する。これにより、重なり合った下側の用紙Pが送り出されることがないので、複数枚の用紙Pが重なって搬送されてしまう重送という問題が起こるのを防止できる。
また図3に示されているように、用紙収容装置10には、ベースカセット20の前端部分に用紙ガイド60が設けられている。用紙ガイド60は、用紙搬送方向の下流で斜め上方に湾曲したガイド面60aを有している。ガイド面60aは、分離ローラ33の両側でベースカセット20の幅方向に拡がっている。このためベースカセット20から繰り出される用紙Pは、ガイド面60aに沿って斜め上方へ案内される。
ここで本実施形態では、給紙部30においてピックアップローラ64の給紙圧を変更することが可能となっている。すなわち、ピックアップローラ64による給紙圧は、加圧ばね76の反発力により発生しているが、本実施形態では可変レバー78をスライドさせることにより、使用する加圧ばね76の本数を変えたり、加圧ばね76の圧縮長(ストローク)を変更したりすることで、ピックアップローラ64の給紙圧を変更する。以下、給紙圧を変更する手法について第1例及び第2例を挙げて説明する。
〔第1例〕
図6は、第1例として可変レバー78及び2つの加圧ばね76を用いた場合の構成を具体的に示している。この図6では、取付板金62及びフォルダー68の一部が断面(図5中のVI−VI線に沿う断面)で示されている。
上述のように可変レバー78は、2つのガイド部材80により、図6中の矢印で示されているように、左右方向へスライド可能な状態で支持されている。第1例では、可変レバー78が図6中に実線で示される第1位置と二点鎖線で示される第2位置との間でスライド可能となっている。可変レバー78は、その左端部78a及び右端部78bがいずれも下方に折れ曲がった形状を有している。このうち左端部78aは、フォルダー68から左側方に突き出ている。このためプリンタ1のユーザは、可変レバー78の左端部78aを把持することで可変レバー78を容易にスライドさせることができる。
さらに第1例の可変レバー78は、長手方向の途中の位置に凸形状部78cが成形されている。第1例の可変レバー78は、その凸形状部78cが上方に突き出ている。このため凸形状部78cの下方には空間(受入空間部)が形成されている。この空間は、その内側に1つの加圧ばね76を受け入れることができる大きさを有している。
2つの加圧ばね76は、図6でみて左右方向(用紙Pの幅方向)に間隔をあけて配置されている。これら加圧ばね76は、いずれも下端がフォルダー68に固定されている。フォルダー68には、加圧ばね76の下端を固定するための固定部68cが形成されている。
図7は、本体2に用紙収容装置10を挿入する前に、第1例の可変レバー78を第1位置にスライドさせた状態を示している。この状態では、可変レバー78の凸形状部78cが右側の加圧ばね76の真上に位置する。この状態では、フォルダー68の突起68bがフォトセンサー82の射光を遮っていない。
次に図8は、図7の状態から本体2に用紙収容装置10を挿入して、加圧ばね76により給紙圧を発生させた状態を示している。上述のようにリフトモータの駆動により用紙Pが持ち上げられ、さらに用紙Pによってピックアップローラ64が押し上げられると、フォルダー68の突起68bがフォトセンサー82の射光を遮り、給紙位置にピックアップローラ64が移動したところでリフトモータが停止する。この状態で、左側の加圧ばね76は可変レバー78との間で圧縮されているが、右側の加圧ばね76は圧縮されていない。つまり、右側の加圧ばね76は、その上端部が可変レバー78の凸形状部78cの下方にある空間内に収容されているだけであって、可変レバー78には接触していない。
したがって、第1例の可変レバー78を第1位置にスライドさせた状態では、2つある加圧ばね76のうち、1つの加圧ばね76の反発力だけに依存してピックアップローラ64の給紙圧が発生することになる。
次に図9は、本体2に用紙収容装置10を挿入する前に、第1例の可変レバー78を第2位置にスライドさせた状態を示している。この状態では、可変レバー78の凸形状部78cが右側の加圧ばね76の真上から右方向にずれている。
図10は、図9の状態から本体2に用紙収容装置10を挿入して、加圧ばね76により給紙圧を発生させた状態を示している。この状態では、2つの加圧ばね76が両方とも可変レバー78との間で圧縮されている。したがって、第1例の可変レバー78を第2位置にスライドさせた状態では、2つある加圧ばね76の両方の反発力に依存してピックアップローラ64の給紙圧が発生することになる。
この第1例について、可変レバー78が第1位置にある場合と第2位置にある場合とを比較すると、可変レバー78が第1位置にある場合の方がピックアップローラ64の給紙圧が低く(小さく)、反対に可変レバー78が第2位置にある場合の方が給紙圧は高い(大きい)ということがわかる。このように第1例では、用紙収容装置10を挿入する前にユーザが可変レバー78を第1位置又は第2位置のいずれかに切り替えることで、ピックアップローラ64の給紙圧を高低(あるいは大小)いずれかに切り替えることができる。
〔第2例〕
次に、図11以降を追加して第2例について説明する。第2例では、第1例と異なる形状の可変レバーが用いられる。また第2例では、第1例と違って1つの加圧ばね76だけが用いられる。なお、第2例については第1例と異なる点を中心に説明し、第1例と同様の構成については同じ符号を用いることとする。
図11は、第2例で用いられる可変レバー84を単独で示している。また図12は、第2例として給紙部30に可変レバー84及び1つの加圧ばね76を用いた場合の構成を示している。
第2例の可変レバー84は、長手方向へ階段状に折れ曲がった形状に成形されている。すなわち第2例の可変レバー84は、長手方向に下段部84a、中段部84b及び上段部84cの3つの部位が階段状に連なるようにして形成されている。これら3つの部位を上下方向でみると、下段部84aが最も低い位置にあり、次に中段部84b、上段部84cの順に高い位置に形成されている。第2例の可変レバー84もまた、その左端部84d及び右端部84eがいずれも下方に折れ曲がった形状を有している。
図12に示されているように、第2例の可変レバー84は2つのガイド部材80により左右方向へスライド可能な状態で支持されている。ただし、この第2例では、可変レバー78を図12中に実線で示される中間位置に停止させた状態でも使用することができる。そして、図12中に二点鎖線で示されるように、可変レバー84は中間位置から左方向へ移動した左側位置と、反対に中間位置から右方向へ移動した右側位置との間でスライド可能となっている。
図13は、本体2に用紙収容装置10を挿入する前に、第2例の可変レバー84を左側位置にスライドさせた状態を示している。この状態では、可変レバー84の上段部84cが加圧ばね76の真上に位置し、その他の中段部84b及び下段部84aは、加圧ばね76の真上から左方向へずれた位置にある。
図14は、図13の状態から本体2に用紙収容装置10を挿入して、加圧ばね76により給紙圧を発生させた状態を示している。この状態で、加圧ばね76はフォルダー68と可変レバー84の上段部84cとの間で圧縮されており、このときの反発力でピックアップローラ64に給紙圧を発生させている。
以下同様に、図15は、第2例の可変レバー84を中間位置にスライドさせて用紙収容装置10を本体2に挿入し、加圧ばね76により給紙圧を発生させた状態を示している。この状態では、加圧ばね76はフォルダー68と可変レバー84の中段部84bとの間で圧縮されており、このときの反発力でピックアップローラ64に給紙圧を発生させている。
また図16は、第2例の可変レバー84を右側位置にスライドさせて給紙圧を発生させた状態を示している。この状態では、加圧ばね76はフォルダー68と可変レバー84の下段部84aとの間で圧縮されており、このときの反発力でピックアップローラ64に給紙圧を発生させている。
図17は、加圧ばね76の圧縮時におけるフォルダー68の内底面から可変レバー84の下段部84a、中段部84b、上段部84cの各下面までの間隔の違いを示している。上述したとおり、フォルダー68の停止位置はフォトセンサー82及び突起68bによって一定に制御されている。これに対し、可変レバー84の位置を3通りに変化させると、加圧ばね76の圧縮時におけるフォルダー68の内底面から可変レバー84の下段部84a、中段部84b、上段部84cの各下面までの間隔が3段階に変化する。
具体的には、図17に示されているように可変レバー84を右側位置にスライドさせた状態では、加圧ばね76の圧縮時の長さはフォルダー68の内底面から下段部84aの下面までの間隔L1である。次に、可変レバー84を中間位置にスライドさせたとすると、加圧ばね76の圧縮時の長さはフォルダー68の内底面から中段部84bの下面までの間隔L2となる。そして、可変レバー84を左側位置にスライドさせたとすると、加圧ばね76の圧縮時の長さはフォルダー68の内底面から上段部84cの下面までの間隔L3となる。これら間隔L1,L2,L3を相互に比較すると、間隔L1がもっとも小さく、次に間隔L2、間隔L3の順に大きくなる(L1<L2<L3)。一方、加圧ばね76の圧縮時の変形量は、間隔L1で最も大きく、次に間隔L2、間隔L3の順に小さくなる。
したがって、圧縮時における加圧ばね76の反発力の大きさ(圧縮変形量に比例する)は、可変レバー84が左側位置にある場合が最小となり、反対に可変レバー84が右側位置にある場合が最大となることがわかる。なお、可変レバー84が中間位置にある場合は、加圧ばね76の反発力は最小と最大の中間程度となる。
このため第2例では、可変レバー78を左側位置にある場合はピックアップローラ64の給紙圧が最も低く(小さく)なり、反対に可変レバー78が右側位置にある場合は給紙圧が最も高く(大きく)なる。そして、可変レバー84が中間位置にある場合はピックアップローラ64の給紙圧は中間程度の大きさになることがわかる。このように第2例では、用紙収容装置10を挿入する前にユーザが可変レバー84を左側位置、中間位置又は右側位置のいずれかに切り替えることで、ピックアップローラ64の給紙圧を高・中・低(あるいは大・中・小)のいずれかに切り替えることができる。
図18は、第1例に適用することができる補助表示88の一例を示している。また図19は、第2例に適用することができる補助表示90の一例を示している。上述した第1例及び第2例においては、用紙収容装置10の挿入前にユーザが可変レバー78,84をそれぞれスライド操作して、その位置を選択的に切り替えることによって給紙圧を変更することができる構成となっている。このようなスライド操作に際し、可変レバー78,84の各位置と給紙圧との関係をユーザが視覚的に認識することができれば、その利便性が高まる。
そこで第1例については、図18に示されているように、可変レバー78を第1位置にスライドさせると給紙圧が低くなり、反対に可変レバー78を第2位置にスライドさせると給紙圧が高くなることを補助表示88により表示することが好ましい。同様に第2例については、図19に示されているように、可変レバー84を左側位置にスライドさせると給紙圧が最も低くなり(Low)、また、可変レバー84を中間位置にスライドさせると給紙圧が中間程度となり(Mid)、そして可変レバー84を右側位置にスライドさせると給紙圧が最も高くなる(High)ことを補助表示90により表示することが好ましい。これら補助表示88,90は、いずれも本体2の前面側からユーザが容易に視認できる位置に貼付されている。
以上のように本実施形態によれば、給紙部30のピックアップローラ64による給紙圧を複数通りに変更することができる。このため、ベースカセット20に収容された用紙Pの種類やサイズ、厚み等の各種条件に応じて給紙圧を変更することが可能となる。したがって本実施形態では、用紙Pの種類によらず、給紙部30により安定した給紙性能を発揮することができ、プリンタ1による印刷動作の安定や印刷品質の向上に大きく寄与する。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
上述した第1例では2つの加圧ばね76を用いているが、3つ以上の加圧ばね76を用いてもよい。この場合、第2例と同様に可変レバー78の位置を3箇所以上に切り替えることで、給紙圧を3段階以上に変更することができる。また、可変レバー78には凸形状部78cが形成されているが、これに代えて開口部(加圧ばね76の外形より大きい穴)を形成してもよい。
また第2例について、可変レバー84には3段階に下段部84a、中段部84b及び上段部84cが形成されているが、これらは2段階又は4段階以上であってもよい。
本実施形態では画像形成装置としてプリンタを例示しているが、画像形成装置は複写機、ファクシミリ等であってもよい。
プリンタの構成を概略的に示した図である。 プリンタの本体及びその給紙部を示した斜視図である。 用紙収容装置の斜視図である。 給紙部を斜め下方から示した斜視図である。 給紙部の左側面図である。 図5中、VI−VI線に沿う給紙部の断面図である。 第1例について、用紙収容装置を本体に挿入する前に可変レバーを第1位置にスライドさせた状態を示す図である。 図7の状態から用紙収容装置を本体に挿入し、加圧ばねにより給紙圧を発生させた状態を示した図である。 用紙収容装置を本体に挿入する前に可変レバーを第2位置にスライドさせた状態を示す図である。 図9の状態から用紙収容装置を本体に挿入し、加圧ばねにより給紙圧を発生させた状態を示した図である。 第2例で用いられる可変レバーの斜視図である。 第2例の可変レバー及び1つの加圧ばね用いた給紙部の構成を示す断面図である。 用紙収容装置を本体に挿入する前に可変レバーを左側位置にスライドさせた状態を示す図である。 図13の状態から用紙収容装置を本体に挿入し、加圧ばねにより給紙圧を発生させた状態を示した図である。 第2例の可変レバーを中間位置にスライドさせて用紙収容装置を本体に挿入し、加圧ばねにより給紙圧を発生させた状態を示した図である。 第2例の可変レバーを右端位置にスライドさせて用紙収容装置を本体に挿入し、加圧ばねにより給紙圧を発生させた状態を示した図である。 第2例について、加圧ばねの圧縮時におけるフォルダーの内底面から可変レバーの下段部、中段部、上段部の各下面までの間隔の違いを示した図である。 第1例に適用することができる補助表示の一例を示した図である。 第2例に適用することができる補助表示の一例を示した図である。
符号の説明
1 プリンタ(画像形成装置)
2 本体
3 給紙用用紙搬送路
10 用紙収容装置
20 ベースカセット
21 用紙収容部
23 ボトム板
30 給紙部
64 ピックアップローラ
66 フィードローラ
68 フォルダー(支持部材)
76 加圧ばね
78 可変レバー(可変部材)
78c 凸形状部
84 可変レバー(可変部材)
84a 下段部(圧縮部位)
84b 中段部(圧縮部位)
84c 上段部(圧縮部位)

Claims (6)

  1. 枚葉の用紙を厚み方向に積層して収容する用紙収容部と、
    前記用紙収容部に収容された用紙を積層方向に変位させ、その最外層に位置する用紙を所定の給紙位置に保持する用紙位置保持機構と、
    前記給紙位置で前記最外層の用紙に外周面が接触するローラを有し、このローラを回転させて前記最外層の用紙を前記用紙収容部から所定の用紙搬送路に向けて送り出す給紙機構と、
    前記ローラの外周面を前記最外層の用紙に押し付けて前記ローラに給紙圧を発生させる給紙圧発生機構と、
    前記給紙圧発生機構により発生される給紙圧の大きさを変更可能とする給紙圧可変機構とを備えたことを特徴とする用紙供給装置。
  2. 請求項1に記載の用紙供給装置において、
    前記給紙圧発生機構は、
    前記給紙位置とこれよりも前記用紙収容部に対して用紙の積層方向に接近した接近位置との間で前記ローラを変位可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に取り付けられ、前記ローラが前記給紙位置に変位した状態で前記ローラを用紙に対して押し付ける反発力を前記支持部材に付与することで前記ローラに給紙圧を発生させる複数の加圧ばねとを含み、
    前記給紙圧可変機構は、
    前記支持部材が前記給紙位置にある状態で反発力を発生させる前記加圧ばねの数を変更することにより、前記給紙圧の大きさを変更することを特徴する用紙供給装置。
  3. 請求項2に記載の用紙供給装置において、
    前記給紙圧可変機構は、
    前記支持部材に対して相対的に変位可能に設置され、前記ローラが前記接近位置から前記給紙位置へ変位する際に前記支持部材との間で前記加圧ばねを圧縮して反発力を生じさせる圧縮部位と、前記加圧ばねを圧縮することなく前記支持部材の変位方向へ受け入れる受入空間部とを有した可変部材を備え、前記可変部材を前記支持部材に対して相対的に変位させ、前記加圧ばねに対して前記圧縮部位及び前記受入空間部の位置を変位させることで前記支持部材と前記圧縮部位との間で圧縮される前記加圧ばねの数を変更することを特徴する用紙供給装置。
  4. 請求項1に記載の用紙供給装置において、
    前記給紙圧発生機構は、
    前記給紙位置とこれよりも前記用紙収容部に対して接近した接近位置との間で前記ローラを変位可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に取り付けられ、前記ローラが前記給紙位置に変位した状態で前記ローラを用紙に対して押し付ける反発力を前記支持部材に付与することで前記ローラに給紙圧を発生させる加圧ばねとを含み、
    前記給紙圧可変機構は、
    前記ローラが前記接近位置から前記給紙位置へ変位する際の前記加圧ばねの変形量を変更することで前記給紙圧の大きさを変更することを特徴する用紙供給装置。
  5. 請求項4に記載の用紙供給装置において、
    前記給紙圧可変機構は、
    前記支持部材に対して変位可能に設置され、前記ローラが前記接近位置から前記給紙位置へ変位する際に前記支持部材との間で前記加圧ばねを圧縮する複数の圧縮部位を有し、これら複数の圧縮部位の位置が前記ローラの変位方向でみて段階的に異なる可変部材を備え、前記可変部材を変位させて前記複数の圧縮部位の中から1つを選択し、この選択した圧縮部位にて前記加圧ばねを圧縮することにより、その圧縮変形量を段階的に変更して前記給紙圧の大きさを段階的に変更することを特徴する用紙供給装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の用紙供給装置を搭載し、これを用いて画像形成部に用紙を供給することを特徴とする画像形成装置。
JP2006145221A 2006-05-25 2006-05-25 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置 Pending JP2007314291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006145221A JP2007314291A (ja) 2006-05-25 2006-05-25 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006145221A JP2007314291A (ja) 2006-05-25 2006-05-25 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007314291A true JP2007314291A (ja) 2007-12-06

Family

ID=38848516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006145221A Pending JP2007314291A (ja) 2006-05-25 2006-05-25 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007314291A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074558A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074558A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1348654A2 (en) Sheet-supply device and image forming device including same
JP5826209B2 (ja) シート給送装置及びそれを備えた画像形成装置
KR102047904B1 (ko) 인쇄매체공급장치 및 이를 갖는 화상형성장치
JP2011121722A (ja) シート給送装置および該シート給送装置を備えた画像形成装置
JP4498211B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP4498202B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP6618344B2 (ja) シート収納装置及び画像形成装置
US20060255528A1 (en) Sheet separating/conveying mechanism and sheet conveying apparatus therewith
JP2007314291A (ja) 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP6827723B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2012096902A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP3679652B2 (ja) 自動給紙装置及び記録装置
JP2017019625A (ja) 手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4364099B2 (ja) 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2006076717A (ja) 画像形成装置
JP2004331345A (ja) シート収納装置及び画像形成装置
JP2009161282A (ja) シート分離機構
JP2011042455A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP4966882B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2006335502A (ja) 用紙給紙装置および画像形成装置
JP2007119175A (ja) シート収納トレイ及び画像形成装置
JP2006199403A (ja) 給紙装置
JP2006306606A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2008201499A (ja) シート材給送装置及び画像形成装置
JP6091099B2 (ja) シート給送装置