JP2007314168A - トレッドサイプを有する空気入りタイヤ、およびサイプブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤが摩耗したときにタイヤトレッドのバイティングエッジを増やす。
【解決手段】複数の溝を備えたタイヤトレッドを有するタイヤが開示される。これらの溝は少なくとも1つのトレッド部材を形成し、トレッド部材はその中に少なくとも1つのサイプを有している。サイプは、幅W、サイプ深さDs、および有効サイプ長Leを有している。有効サイプ長Leは、サイプ深さDsに垂直な任意の平面におけるサイプの断面積をサイプ幅Wで割った値である。サイプは、半径方向最外部の第1のサイプ部28と、遷移部である第2のサイプ部30と、半径方向最内部の第3のサイプ部32と、を有している。第1のサイプ部は、一定の有効サイプ長Leを有している。第2のサイプ部は、第2のサイプ部の深さの全長に渡って徐々に増加する有効サイプ長Leを有している。第3のサイプ部は、一定の有効サイプ長Leを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。より詳細には、本発明は、トレッド部材内のサイプの長さが、タイヤトレッドがほとんど摩耗していないときのタイヤトレッド面での長さより長くなる、特定の種類の多次元サイプを備えたトレッドを有するタイヤに関する。
空気入りタイヤのトレッド部は一般に、ブロックまたはリブあるいはそれらの組合せの形をした路面に噛み込むゴム部材を形成する、周方向および横方向に延びる複数の溝を有している。トレッド部材の特定のサイズおよび形状は、タイヤの全体的な性能に著しく貢献し、そのため、所望のタイヤ特性を実現するように構成される。
従来、タイヤトレッドはまた、サイプと呼ばれる特徴を備えている。サイプは、トレッド幅、すなわち、軸線方向におけるトレッド面のアーク長の約0.1%から約1%の範囲の幅を有する溝である。サイプは、零速度で標準荷重および標準空気圧の下で接地面内に位置しているときに閉じる傾向がある。サイプは通常、鋳型または機械加工されたモールドまたはトレッドリングに挿入されるスチールブレードによって形成される。
サイプは、トレッドの周りを周方向または横方向に、直線状、曲線状、またはジグザグ状に延びることができ、一次トレッド溝と同じ深さを有していてもよく、または溝深さより大きな深さを有していてもよい。サイプは、リブやトレッドブロックの側方を通る場合もあるし、トレッド部材の内側に閉じ込められる場合もある。トレッド面の接線に対してその交点の位置で垂直ではない平面内に位置するサイプを設けることも知られている。互いに隣接するサイプを形成する各平面の傾きは同一であってもよいし、トレッド部材長に沿って段階的に異なっていてもよい。サイプの長さに沿って深さが変化するサイプを用いることも知られている。
トレッドにサイプが存在することによって、トレッド内のバイティングエッジの数が増える。各バイティングエッジの位置で局所的に圧力が増えるため、トレッド面のワイピング作用およびディギング作用が向上し、雪上および氷上での優れたタイヤトラクションが得られる。さらに、サイプは、トレッド部材の剛性を損なわずにトレッド部材の可撓性を向上させる。サイプの互いに向かい合う面同士が容易に長手方向に相対的に滑るため、トレッドと路面との接触領域において、変形に対するトレッド部材の抵抗力が弱まり、したがって、タイヤの蓄熱速度が低下する。しかし、サイプの互いに向かい合う面同士が滑ると、互いに向かい合うサイプ面間に摩擦が生じ、サイプの摩耗につながる可能性がある。
本発明は、多次元サイプを有するタイヤと、そのようなサイプの製造に使用されるブレードと、に関する。このサイプは、タイヤが摩耗するときにタイヤトレッドのバイティングエッジを増やし可撓性を高める。
本明細書では、複数の溝を備えたタイヤトレッドを有するタイヤが開示される。これらの溝は少なくとも1つのトレッド部材を形成し、トレッド部材はその中に少なくとも1つのサイプを有している。サイプは、幅W、サイプ深さDs、および有効サイプ長Leを有している。有効サイプ長Leは、サイプ深さDsに垂直な任意の平面におけるサイプの断面積をサイプ幅Wで割った値である。サイプは、半径方向最外部の第1のサイプ部と、遷移部である第2のサイプ部と、半径方向最内部の第3のサイプ部と、を有している。第1のサイプ部は、一定の有効サイプ長Leを有している。第2のサイプ部は、第2のサイプ部の深さの全長に渡って徐々に増加する有効サイプ長Leを有している。第3のサイプ部は、一定の有効サイプ長Leを有している。この3つの部分は、上記の順序で半径方向に互いに隣接して設けられることが好ましく、また、この3つの部分だけが、サイプの全深さにおいて、互いに形状が異なり上記のように規定された部分であることが好ましい。
第1のサイプ部は、直線状または曲線状の形状、あるいはサイプが形成されたトレッド部材を形成している溝の形状を模倣した形状を有している。第3のサイプ部は、ジグザグ、ギザギザ、扇形、または波形形状を有している。
本発明の一態様では、第1のサイプ部は、サイプ深さDsの少なくとも5%で20%以下である深さD1を有している。
本発明の他の態様では、第2のサイプ部は、サイプ深さDsの少なくとも5%で25%以下である深さD2を有している。
本発明の他の態様では、第3のサイプ部は、サイプ深さDsの少なくとも60%で85%以下である深さD3を有している。
本発明の他の態様では、第3のサイプ部は、第1のサイプ部の有効サイプ長Leより少なくとも110%長い有効サイプ長Leを有している。
タイヤトレッドにサイプを形成するサイプブレードも開示される。このブレードは、厚さWbとパターン部とを有している。パターン部は、対応する形状のサイプを形成する形状を備えている。ブレードのパターン部はパターン深さDpおよび有効パターン長Lpeを有している。有効パターン長Lpeは、パターン深さDpに垂直な任意の平面におけるパターン部の断面積をブレード厚さWbで割った値である。ブレードのパターン部は、最上部の第1のパターン部と、遷移部である第2のパターン部と、最下部の第3のパターン部と、を有している。第1のパターン部は、一定の有効パターン長Lpeを有している。第2のパターン部は、第2のパターン部の第2のパターン部の深さの全長に渡って徐々に増加する有効パターン長Lpeを有している。第3のパターン部は、一定の有効パターン長Lpeを有している。ブレードのパターン部における遷移部であるパターン部は1つだけであることが好ましい。
本発明の一態様では、第1のパターン部は、パターン深さDpの少なくとも5%の深さD1を有している。第2のパターン部は、パターン深さDpの少なくとも5%の深さD2を有している。第3のパターン部は、パターン深さDpの少なくとも60%の深さD3を有している。
本発明の他の態様では、第1のパターン部は直線状または曲線状の形状を有している。第3のパターンは、ジグザグ、ギザギザ、扇形、または波形形状を有している。
本発明によれば、タイヤが摩耗するときにタイヤトレッドのバイティングエッジを増やし可撓性を高めることができる。
本明細書で用いられる用語の定義を以下に示す。開示された発明においては以下の定義に従う。
「軸線方向の」および「軸線方向に」は、本明細書では、タイヤの回転軸に平行なラインまたは方向を指すために使用される。
「ブレード」は、トレッド形状の一部を形成する、タイヤ硬化モールド内の突起を意味する。この突起は、完成したタイヤトレッドに対応するくぼみを形成する。
「半径方向の」および「半径方向に」は、半径方向にタイヤの回転軸に向かい、または半径方向に回転軸から離れる向きを意味するために使用される。
「サイプ」は、タイヤのトレッド部材の中に成形され、トレッド部材を細分し、トラクション特性を向上させる小さな溝を指す。サイプは、トレッド幅の約0.1%から約1%の範囲の幅を持ち、タイヤ接地面で完全に閉じる傾向がある。サイプの深さはトレッドの円周に沿って変化していてもよい。また、サイプの深さは一定で、タイヤ内の他のサイプの深さと異なっていてもよい。
本発明を例示によって、添付の図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明を実施するための、現在考えられる最良の形態についてのものである。この説明は、本発明の一般的な原理を示すためのものであり、限定的な意味に取られるべきではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲を参照することによって最も適切に決定される。
図1は、空気入りタイヤの例示的なトレッド10である。図示のトレッドを使用するタイヤはラジアル構成でもバイアス構成でもよいが、より代表的な構成はラジアル構成である。タイヤトレッド10は、複数の周方向溝12と、複数の横方向溝14,16と、を有している。これらの溝12,14,16は様々に組み合わされて複数のトレッド部材18,20を形成している。横方向溝14のいくつかは周方向溝12同士の間を延びており、いくつかはトレッド部材20内で終端し、盲溝16を形成している。図示のトレッドでは、トレッド部材はトレッド部材20などのブロック、またはトレッド部材18などのリブであるが、各トレッド部材18,20内には少なくとも1つのサイプが設けられている。図示のサイプ22は、本トレッド部材を形成する横方向溝の形状を少なくとも部分的に模倣する初期外部形状を有している。本明細書では、模倣は、同一であるかまたは極めて似ていることと定義され、そのようなサイプは、それが模倣する溝形状と同じ概略形状を有している。当業者には、トレッド形状が図示の形状と異なっていてもよく、タイヤ技術者が望む任意のトレッド部材形状を有していてもよいことが理解されよう。特定のトレッド部材形状および様々なトレッド部材におけるサイプは、意図されるタイヤ性能特性を満たすように選択される。
図2に示すように、すべてのサイプ22は、初期トレッド面24からサイプの半径方向最内点まで測った深さDsを有する。このサイプ深さDsは、ブロック高さまたは隣接する溝の深さのいずれかに対して定義することもでき、ブロック高さと溝の深さはいずれも、タイヤが新品で、トレッドがほとんど摩耗していないときに測定される。サイプ深さDsは、隣接する溝の深さより小さくても、等しくても、大きくてもよく、場合によってはサイプの長さに沿って変化していてもよい。各サイプ22は、有効長Leを有している。有効長Leは、サイプ深さDsに垂直な平面で測定されたサイプ22の断面積をサイプの幅で割った値として算出される。すなわち、Le=面積/幅である。サイプの幅は、サイプが接地面内にないときに測定される。
本発明によれば、タイヤトレッド内の少なくとも1つのサイプは、初期トレッド面の位置での有効長から、サイプの深さに沿った各位置でのサイプの有効長へと、サイプの有効長が増えていく構成を有している。サイプの深さに沿ったトレッド部材の切断図が図2に示されている。本発明のサイプ26は、新品の、またはほとんど摩耗していないトレッド面から測定したときに、サイプ深さDsの半径方向最外部側の少なくとも5%、かつ20%以下である深さD1の範囲で一定の形状を有し、第1のサイプ部28を形成している。第1のサイプ部28が一定の形状を有しているため、第1の部分28の有効サイプ長Leは、第1のサイプ部28の全深さD1に渡って一定である。第1のサイプ部28の正確な形状は、直線状であるかまたは当該直線に対してわずかに曲線状となっていることが好ましい。一定の形状は、隣接する平行な溝の形状を模倣した形状であることが好ましいが、必ずしもそうである必要はない。
第1のサイプ部28の半径方向内側に、遷移ゾーンと呼ぶのが最も適切である第2のサイプ部30が位置している。第2のサイプ部30は、サイプ深さDsの少なくとも5%、かつ25%以下である深さD2を有している。第2のサイプ部30では、サイプ形状は、一つの一定の形状、すなわち第1のサイプ部28の形状から、第2の一定の形状、すなわち第3のサイプ部32の形状まで変化し、サイプ26の有効長Leは第2のサイプ部30の全深さD2に渡って徐々に増加し、有効長Leが減少することはない。
第2のサイプ部30の半径方向内側に、第3の、半径方向最内部側のサイプ部32が位置している。第3のサイプ部32は、サイプ深さDsの少なくとも60%、好ましくはサイプ深さDsの少なくとも75%で、かつサイプ深さDsの85%以下である深さD3を有している。第3のサイプ部32では、サイプ形状は一定で、サイプ部32の有効長Leは一定であり、有効長Leは第1のサイプ部28の有効サイプ長Leより長い。第3のサイプ部32の有効長Leは、第1のサイプ部28の有効長Leより少なくとも110%長く、より好ましくは、第1のサイプ部28の有効長Leより120%長い。第3のサイプ部32は、ジグザグ、ギザギザ、扇形、または波形形状を有している。図2は第3のサイプ部32のジグザグ形状を示している。
図3,4A,4Bは、図2に示されている種類のサイプ26の製造に有用なブレード34を示している。ブレード34は、一定の厚さWbを有し、タイヤトレッドに多次元サイプ26を形成するパターン部36を有している。当業者には、特定の製造用タイヤモールドに使用され/取り付けられるブレードの全体は図示されておらず、製造用ブレードの一部のみが示されていることが理解されよう。これがタイヤモールドに取り付けられる完成したブレードである場合、ブレードをモールドに取り付けるための追加のブレード材料がパターン部の上方に示されることになろう。サイプブレード34のパターン部36はパターン深さDpを有している。パターン部36は有効パターン長Lpeを有している。有効パターン長Lpeは、パターン深さDpに垂直な任意の平面でのパターン部36の断面積をブレード厚さWbで割った値として算出される。すなわち、Lpe=断面積/ブレード厚さWbである。
ブレード34のパターン部36自体は3つの部分38,40,42を有している。第1のパターン部38は、パターン深さDpの最上部側の少なくとも5%、かつ20%以下である深さD1の範囲で、一定の形状および一定の有効長Lpeを有している。第1のパターン部38の形状は、直線状であるかまたは当該直線に対してわずかに曲線状となっていることが好ましい。この一定の形状も、形成されるサイプに隣接して形成される溝の形状を模倣するものであってもよい。
第1のパターン部38のすぐ隣に、遷移ゾーンと呼ぶのが最も適切である第2のパターン部40が位置している。第2のパターン部40は、パターン深さDpの少なくとも5%、かつ25%以下である深さD2を有している。第2のパターン部40では、この形状は一つの一定の形状、すなわち、第1のパターン部38の形状から、第2の一定の形状、すなわち、第3のパターン部42の形状まで変化し、パターンの有効長Lpeは第2のパターン部40の全深さに沿って徐々に増加する。
第2のパターン部40の内側に第2のパターン部40に隣接して、第3の、最内部側のパターン部42が位置している。第3のパターン部42は、パターン深さの少なくとも60%、好ましくはパターン深さの少なくとも75%で、かつパターン深さの85%以下である深さD3を有している。第3のパターン部42では、パターン形状は一定で、パターン部42の有効長Lpeは一定であり、有効長Lpeは第1のパターン部38の有効長Lpeより長い。第3のパターン部42の有効長Lpeは、第1のパターン部38の有効長Lpeより少なくとも110%長く、より好ましくは、第1のパターン部38の有効長Lpeより120%長い。第3のパターン部42は、ジグザグ、ギザギザ、扇形、または波形形状を有している。図3は第3のパターンプ部42のジグザグ形状を示している。
図4Aは、図3のブレードの上面図である。図を見ると分かるように、ブレード34は、ブレードの長さ方向に沿ってわずかに曲線状となっている。この曲線は、ブレード34の長さ方向および深さ方向に沿って延び、サイプブレードおよびそれから形成されるサイプの主要なパターンを形成している。図4Bは、同じブレード34の底面図あり、ここでも、ブレード34の深さ方向に沿って延びる曲線の主要なパターンが示されている。このブレード34は上述のとおり、曲線で示されているが、ブレードおよびそれから形成されるサイプは、直線状の形状、またはタイヤトレッドに形成される隣接する溝を模倣した形状を有していてもよい。
図1のトレッドを見ると分かるように、トレッド面では、すべてのサイプ22は、隣接する横方向溝14,16を模倣した表面形状を有している。ただし、図示のサイプ22のすべてが本発明による可変形状を有していなくてもよい。どのサイプ22が深さに沿って可変パターンを備えるかの選択は、所望のタイヤ特性、サイプを形成するブレードの製造の容易さ、そのようなブレードを使用してタイヤを製造する容易さを含むがそれらに限られない多数の因子によって決定される。他のトレッド形状が図5に示されている。このトレッド50では、大部分のサイプ52の表面形状は隣接する溝形状を模倣しており、模倣していないサイプ54は直線状またはわずかに曲線状の形状を有している。図示のトレッド10,50のいずれについても、タイヤ設計者は、軸線方向の最も外側のトレッド部材の列だけに開示された寸法のサイプ形状を有するサイプを形成するか、またはタイヤの赤道面上に位置する部材の列にそのようなサイプを形成するかを選択することができる。
本発明によるサイプは、タイヤトレッドの寿命中に、サイプが形成されたトレッド部材の剛性を変化させる。さらに、サイプが摩耗するとサイプの有効長が増えるため、タイヤトレッドのバイティングエッジを増やすことができる。
タイヤトレッドを示す図である。 図1のトレッド内のサイプの切断断面図である。 図2のサイプと同様のサイプを形成するのに使用されるブレードの図である。 図3のブレードの上面図である。 図3のブレードの底面図である。 他のトレッドの図である。
符号の説明
10,50 トレッド
12 周方向溝
14,16 横方向溝
18,20 トレッド部材
22,52,54 サイプ
24 初期トレッド面
26 サイプ
28 第1のサイプ部
30 第2のサイプ部
32 第3のサイプ部
34 ブレード
36 パターン部
38 第1のパターン部
40 第2のパターン部
42 第3のパターン部
D1,D2,D3 深さ
Dp パターン深さ
Ds サイプ深さ
Le 有効サイプ長
Lpe 有効パターン長
Wb ブレード厚さ

Claims (19)

  1. 少なくとも1つのトレッド部材を形成する複数の溝を備えたタイヤトレッドを有し、該トレッド部材はその中に少なくとも1つのサイプを有し、該サイプは幅Wと、サイプ深さDsと、該サイプ深さDsに垂直な任意の平面における該サイプの断面積を該サイプ幅Wで割った値として算出される有効サイプ長Leと、を有するタイヤにおいて、
    前記サイプは、半径方向最外部の第1のサイプ部と、遷移部である第2のサイプ部と、半径方向最内部の第3のサイプ部と、を有し、
    前記第1のサイプ部は、一定の前記有効サイプ長Leを有し、
    前記第2のサイプ部は、該第2のサイプ部の深さの全長に渡って徐々に増加する前記有効サイプ長Leを有し、
    前記第3のサイプ部は、一定の前記有効サイプ長Leを有する、
    ことを特徴とするタイヤ。
  2. 前記第1のサイプ部は、前記サイプ深さDsの少なくとも5%の深さD1を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記第1のサイプ部は、前記サイプ深さDsの20%以下の深さD1を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  4. 前記第2のサイプ部は、前記サイプ深さDsの少なくとも5%の深さD2を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  5. 前記第2のサイプ部は、前記サイプ深さDsの25%以下の深さD2を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  6. 前記第3のサイプ部は、前記サイプ深さDsの少なくとも60%の深さD3を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  7. 前記第3のサイプ部は、前記サイプ深さDsの85%以下の深さD3を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  8. 前記第3のサイプ部は、前記第1のサイプ部の前記有効サイプ長Leより少なくとも110%長い前記有効サイプ長Leを有する、請求項1に記載のタイヤ。
  9. 前記第1のサイプ部は、直線状または曲線状の形状、あるいは前記サイプが形成された前記トレッド部材を形成している前記溝の形状を模倣した形状を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  10. 前記サイプは、該サイプの全深さで、半径方向に互いに隣接する前記第1、第2、および第3のサイプ部のみを有する、請求項1に記載のタイヤ。
  11. 前記サイプは、該サイプの前記有効長Leが徐々に増加する前記遷移部を1つのみ有する、請求項1に記載のタイヤ。
  12. 前記第3のサイプ部は、ジグザグ、ギザギザ、扇形、または波形形状を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  13. タイヤトレッドにサイプを形成するブレード厚さWbのサイプブレードであって、対応する形状のサイプを形成する形状を備えたパターン部を有し、該サイプブレードの該パターン部は、パターン深さDpと、該パターン深さDpに垂直な任意の平面における該パターン部の断面積を該ブレード厚さWbで割った値として算出される有効パターン長Lpeと、を有するサイプブレードにおいて、
    前記サイプブレードの前記パターン部は、最上部の第1のパターン部と、遷移部である第2のパターン部と、最下部の第3のパターン部と、を有し、
    前記第1のパターン部は、一定の前記有効パターン長Lpeを有し、
    前記第2のパターン部は、該第2のパターン部の深さの全長に渡って徐々に増加する前記有効パターン長Lpeを有し、
    前記第3のパターン部は、一定の前記有効パターン長Lpeを有する、
    ことを特徴とするサイプブレード。
  14. 前記第1のパターン部は、前記パターン深さDpの少なくとも5%の深さD1を有する、請求項13に記載のサイプブレード。
  15. 前記第2のパターン部は、前記パターン深さDpの少なくとも5%の深さD2を有する、請求項13に記載のサイプブレード。
  16. 前記第3のパターン部は、前記パターン深さDpの少なくとも60%の深さD3を有する、請求項13に記載のサイプブレード。
  17. 前記第1のパターン部は直線状または曲線状の形状を有する、請求項13に記載のサイプブレード。
  18. 前記第3のパターンは、ジグザグ、ギザギザ、扇形、または波形形状を有する、請求項13に記載のサイプブレード。
  19. 前記パターンは、該パターンの前記有効長Lpeが徐々に増加する前記遷移部を1つのみ有する、請求項13に記載のサイプブレード。
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