JP2007310769A - データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007310769A
JP2007310769A JP2006141126A JP2006141126A JP2007310769A JP 2007310769 A JP2007310769 A JP 2007310769A JP 2006141126 A JP2006141126 A JP 2006141126A JP 2006141126 A JP2006141126 A JP 2006141126A JP 2007310769 A JP2007310769 A JP 2007310769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
area
data processing
erasure
confirmation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006141126A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobukazu Miyoshi
伸和 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006141126A priority Critical patent/JP2007310769A/ja
Publication of JP2007310769A publication Critical patent/JP2007310769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)

Abstract

【課題】短時間で確実に消去した処理済みデータの消去確認を行う。
【解決手段】本発明のデータ処理装置は、処理を行うデータを記憶装置であるHDD内に格納し、データ処理を行った後にHDD内に格納したデータの消去を行う。そして、データ処理装置は、HDD内の記憶領域のうち消去されるべき記憶領域内のデータを読み出して消去確認を行う際に、先ず第1の消去確認処理として、消去確認データ範囲内の各データの先頭セクタ(データ1−1、2−1、3−1)のみに対して消去確認が行われる。そして、第2の消去確認処理として、各データの先頭セクタ以外のセクタ(データ1−2、1−3、・・、データ2−2、2−3、・・、データ3−2、3−3、・・)に対する消去確認が行われる。
【選択図】図4

Description

本発明は、処理を行うデータを記憶装置に格納し、データ処理後に記憶装置内に格納された処理済みデータを消去するデータ処理装置およびデータ処理方法に関する。
近年、複写機やプリンタなどの画像処理装置において、画像データを保持するための記憶装置としてハードディスクが用いられている。しかし、これらの画像処理装置がハードディスクごと廃棄された場合、廃棄されたハードディスク内に保持された情報が漏洩することが問題となっている。このため、ハードディスク内の不要となった情報を消去する必要性が高まっており、ハードディスク内の情報消去方法として、様々な方法が提案されている。
このような消去方法の1つとして、特許文献1には、プリントジョブの合間等の設定されたタイミングにおいて、メモリに上書きするためのダミーデータ(上書きデータ)を用意し、ダミーデータをハードディスクの消去したい領域に上書きする手法が開示されている。
しかし、この従来の消去方法では、消去したい領域のデータが確実に消去されているかどうかを確認する処理が考慮されていないため、何らかの理由(例えば、異なるHDDの接続や、HDDの接続不良、HDDの故障や、マシンの故障/バグ/不正アクセス)によりデータの消去が行われなかった場合には、情報漏洩を防ぐことができないという問題点があった。
そのため、ハードディクス上のデータの消去方法として、米国国防総省準拠方式等では、乱数データや固定値等の上書きデータで消去したい領域を複数回上書きし、上書きした領域を読み出して、確実にデータの消去が行われたことを確認する消去確認方法が規定されている。
しかし、消去した領域の消去確認を行うようにした場合、消去したデータ領域が広いと消去確認のための処理時間が長くなってしまうという問題点がある。そのため、消去確認処理の途中で電源オフまたはHDD(Hard Disk Drive)の不正な持ち出し等が行われると、消去確認が途中までしか行われていないという状態になってしまう。その結果、消去確認が終了していないデータの消去が失敗していた場合、情報漏洩が発生してしまうことになる。
特開2005−18567号公報
上述した従来の画像処理装置では、ハードディスクに格納されたデータの消去確認に長時間を要すると、情報漏洩が発生する可能性があるという問題点があった。
本発明の目的は、短時間で確実に消去した処理済みデータの消去確認を行うことが可能なデータ処理装置およびデータ処理方法とプログラムを提供することである。
[データ処理装置]
上記目的を達成するために、本発明のデータ処理装置は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置であって、
前記記憶装置内の処理済みデータが格納された記憶領域を、データを上書きすることにより消去する消去手段と、
前記消去手段により消去されるべき記憶領域内のデータを読み出して消去確認を行う際に、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行う消去確認手段とを有する。
本発明によれば、消去されるべき記憶領域の消去確認を行う際に、消去確認を行う各データの全ての領域を順次読み出して消去確認を行っていくのではなく、各データの1つのデータ処理単位の領域に対してのみ順次消去確認を行う。そのため、各データの全ての領域の消去確認を順次行う場合と比較して、消去確認処理に要する時間を短くすることにより、消去確認処理中に電源オフ等により消去確認処理が中断された場合でも、情報漏洩の可能性をより低くすることができる。
好ましくは、前記消去確認手段は、各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの消去確認を行った1つのデータ処理単位の領域以外の領域に対しても消去確認を行う。
好ましくは、前記消去確認手段は、各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの消去確認を行った1つのデータ処理単位の領域以外の領域に対しても同じ部分のデータ処理単位の領域毎に順次消去確認を行う。
好ましくは、前記消去確認手段により消去確認を行う記憶領域内の1つのデータ処理単位の領域が、各データの先頭部分である。
好ましくは、前記消去確認手段は、各データの先頭部分の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの先頭部分の領域以外の領域に対しても消去確認を行う。
好ましくは、前記消去確認手段は、各データの先頭部分の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの先頭部分の領域以外の領域に対しても同じ部分のデータ処理単位の領域毎に順次消去確認を行う。
好ましくは、前記記憶装置がハードディスクドライブであり、前記データ処理単位がセクタである。
好ましくは、前記記憶装置に格納されるデータが画像データである。
好ましくは、前記記憶装置に格納されるデータが、前回の暗号化処理単位の暗号化データをもとに次の暗号化処理単位のデータの暗号化が行われる暗号化方法により暗号化されている。
さらに好ましくは、前記暗号化方法が、CBCモードを用いた暗号化方法である。
[データ処理方法]
また、本発明のデータ処理方法は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法であって、
データ処理後に前記記憶装置内の処理済みデータが格納された記憶領域を、データを上書きすることにより消去し、
前記記憶装置内の記憶領域のうち消去されるべき記憶領域内のデータを読み出して消去確認を行う際に、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行う。
[プログラム]
また、本発明のプログラムは、記憶装置内に格納されたデータの消去を行うデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
データ処理後に前記記憶装置内の処理済みデータが格納された記憶領域を、データを上書きすることにより消去するステップと、
前記記憶装置内の記憶領域のうち消去されるべき記憶領域内のデータを読み出して消去確認を行う際に、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行うステップとをコンピュータに実行させる。
以上説明したように、本発明によれば、消去確認に要する時間を短くすることにより、消去確認処理中に電源オフ等により消去確認処理が中断された場合でも、情報漏洩の可能性をより低くすることができるという効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態のデータ処理装置70を有する画像処理装置のハードウェア構成を、データ処理装置70を中心に例示する図である。
本実施形態における画像処理装置は、図1に示されるように、CPU10と、RAM20と、ROM30と、通信インタフェース部40と、ユーザインタフェース部50と、FAXインタフェース部60と、データ処理装置70と、スキャナ80と、HDD(Hard Disk Drive)90と、プリントエンジン100とから構成されている。
通信インタフェース部40は、他の装置との間の通信処理を行う。ユーザインタフェース部50は、ユーザからの設定入力や、ユーザに対する表示処理等のユーザインタフェースの処理を行う。FAXインタフェース部60は、電話回線を介して他のFAX装置との間のFAX通信の処理を行う。
プリントエンジン100は、データ処理装置70において処理された画像データ等を印刷する処理を行う。CPU10は、RAM20、ROM30、通信インタフェース部40、ユーザインタフェース部50、FAXインタフェース部60、データ処理装置70、スキャナ80、プリントエンジン100の動作を制御している。
データ処理装置70は、例えば、データ処理プログラムがインストールされた汎用コンピュータであり、CPU10からの指示に基づいて、スキャナ80を介して取り込んだ画像データ等に対して所定のデータ処理を行う。そして、データ処理装置70は、データ処理を行う際に、処理を行おうとする画像データを一旦記憶装置であるHDD90に格納してからCPU10により指定されたデータ処理を行う。
データ処理プログラムは、図示しない磁気ディスク、半導体メモリ等の記録媒体からデータ処理装置70に読み込まれてインストールされることによりデータ処理装置70の動作を制御する。
なお、データ処理プログラムにより実現される機能の全部又は一部をASIC(Application Specific IC)などのハードウェアで実現してもよい。
図2は、上記のデータ処理プログラムが実行されることにより実現される図1中のデータ処理装置70の機能構成を例示する図である。
データ処理装置70は、図2に示されるように、データ格納手段71と、消去手段72と、消去確認手段73とを備えている。データ処理装置70では、スキャナ80を介して取り込んだ画像データ等を、データ格納手段71により記憶装置であるHDD90内に格納し、データ処理が行われた後に、消去手段72によりHDD90内に格納された処理済みデータの消去を行う。具体的には、消去手段72は、データ処理後にHDD90の処理済みデータが格納された記憶領域を、データを上書きすることにより消去する。
そして、データ処理装置70内の消去確認手段73は、HDD90内の記憶領域のうち消去されるべき記憶領域内のデータを読み出して消去確認を行う。ここで、消去確認とは、記憶装置であるHDD90の指定された記憶領域から所望の上書きデータ(固定値または乱数データ)が読み出せることを確認して、データの消去が確実に行われていることを検証するものである。つまり、消去したはずの消去指定領域から読み出されたデータと最後に上書きしたデータとが一致することが確認されれば、消去が正常に行われていると判断される。なお、ここでは消去確認を行う各データの単位は、ファイル単位でもかまわないし、ジョブ単位でもかまわない。
データ処理装置70内の消去確認手段73は、この消去確認を行う際に、指定領域内の各データを順次消去確認するのではなく、先ず、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの先頭セクタに対してそれぞれ消去確認を行う。
本実施形態では、HDD90には、CBC(Cipher Block Chaining:暗号ブロック連鎖)モードにより暗号化されたデータが複数セクタにわたって格納されているものとする。このCBCモードでは暗号化処理単位であるブロック毎に、前のブロックの暗号化データをもとにした暗号化が行われるため、先頭ブロックのデータのみを消去すれば以降のブロックの暗号化データが解読されにくいという特徴がある。
そのため、本実施形態では、第1の消去確認処理として、消去確認指定されたデータが格納されている複数セクタのうちの先頭セクタのみを消去確認する。そして、続いて第2の消去確認処理として、先頭セクタ以外のセクタを消去確認する。なお、この第2の消去確認処理の実施の有無は選択可能であり、実施してもしなくてもよい。
次に、本実施形態の画像処理装置における消去確認処理を図3のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態では、消去方法については特に規定されるものではないため、ここでは消去方法についての詳細な説明は省略する。
先ず、CPU10により消去確認データ範囲が指定されると(S101)、データ処理装置70内の消去確認手段73は、指定された消去確認データ範囲に含まれるデータのうちの先頭データを選択する(ステップ102)。次に、消去確認手段73は、選択データの先頭セクタの消去確認を行う(S103)。そして、消去確認手段73は、同様にして指定された消去確認データ範囲内の全てのデータの先頭セクタに対して消去確認を順次行う(S104、S105)。
ここで第1の消去確認処理のみで強制終了するように予め設定されている場合には、処理は終了する(S106でYes)。そして、S106において強制終了しない場合には、第2の消去確認処理が行われる。
第2の消去確認処理では、先ず先頭データが選択され(S107)、消去確認手段73は、選択データの先頭セクタ以外のセクタの消去確認を行う(S108)。そして、消去確認手段73は、同様にして指定された消去確認データ範囲内の全てのデータの先頭セクタ以外のセクタに対して消去確認を順次行う(S109、S110)。
次に、本実施形態によるデータ処理方法により消去確認がどのように行われるかを図4を参照して説明する。図4に示されるように、先ず第1の消去確認処理として、消去確認データ範囲内の各データの先頭セクタ(データ1−1、2−1、3−1)のみに対して消去確認が行われる。そして、第2の消去確認処理として、各データの先頭セクタ以外のセクタ(データ1−2、1−3、・・、データ2−2、2−3、・・、データ3−2、3−3、・・)に対する消去確認が行われる。
本実施形態の画像処理装置によれば、第1の消去確認処理により、指定された消去確認データ範囲内の全てのデータの先頭セクタが確実に消去されたことが確認される。そのため、全てのデータの全てのセクタの消去確認を行う場合と比較して、短時間でデータ全体が再現不可能な状態になっていることを確認することができる。そして、より安全を望むユーザに対しては、第2の消去確認処理を継続して実行することにより、先頭セクタ以外のセクタについても消去確認を行うことができるようにしている。ここで、第2の消去確認処理については、所定のタイミング(直ちに/継続するジョブが無い場合/・・・等)で実施することも可能である。
本実施形態のデータ処理装置によれば、各データの全てのセクタの消去確認を順次行っていた従来のデータ処理方法と比較して、短時間で全てのデータが読み取り不可能なレベルまで消去されていることを確認することができる。そのため、消去確認中に電源オフ等で消去確認処理が中断された場合でも、従来のデータ処理方法よりも多くのデータの消去確認を実施することができ、結果としてデータが漏洩する可能性を低くすることができる。
なお、本実施形態では、CBCモードを用いた暗号化方法によりHDD90内に格納されているデータの暗号化が行われている場合を用いて説明しているが、前回の暗号化処理単位の暗号化データをもとに次の暗号化処理単位のデータの暗号化が行われる暗号化方法であれば同様の効果が得られる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態のデータ処理装置について説明する。
上記第1の実施形態では、指定された消去確認データ範囲内の各データの先頭セクタを第1の消去確認処理により先ず処理し、次に、先頭セクタ以外のセクタを第2の消去確認処理により処理するという2段階の消去確認方法を行っていた。しかし、第2の消去確認処理については特に消去確認を行う方法が指定されていなかったため、第2の消去確認処理の途中で消去確認処理が中断された場合、先頭セクタのみしか消去確認が行われていないデータが残ってしまう可能性がある。
そのため、本発明の第2の実施形態では、さらに第2の消去確認処理を細分化して複数処理過程に分割することにより、よりデータの漏洩の可能性を低くする。
本実施形態では、第1の消去確認処理として、指定された範囲内のデータが格納された複数セクタのうちの先頭セクタを順次消去確認する。ここまでは、上記で説明した第1の実施形態の場合と同様である。そして、次に、第2の消去確認処理として、各データの2番目のセクタのみをそれぞれ順次消去確認する。以降同様にして、第3セクタから最終セクタまでのデータに対して、第3の消去確認処理から最終の消去確認処理によって順次消去確認を行う。つまり、本実施形態では、各データの先頭セクタに対する消去確認が行われた後に、各データの先頭セクタ以外の領域に対しても同じ部分のセクタごとに順次消去確認を行っていく。
次に、本実施形態のデータ処理方法を図5のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態の画像処理装置の構成は、図1に示した第1の実施形態の画像処理装置の構成と同じであり、データ処理装置70の処理方法のみが異なるものであるため、画像処理装置の構成については図1を参照して説明する。
先ず、CPU10により消去確認データ範囲が指定されると(S201)、データ処理装置70の消去確認手段73は、指定された消去確認データ範囲に含まれるデータのうちの先頭データを選択する(S203)。ここで、Mの初期値として1が設定される(S202)。そして、消去確認手段73は、選択データのM番目のセクタの消去確認を行う(S204)。ここでは、Mは初期値として1が設定されているため、消去確認手段73は、先頭セクタの消去確認を行う。消去確認手段73は、同様にして指定された消去確認データ範囲内の全てのデータの先頭セクタに対して順次消去確認を行う(S205、S206)。
ここで第1の消去確認処理のみで強制終了するように予め設定されている場合、またはMの値(各データにおいて消去確認を行ったセクタ数)が予め設定されたNと一致した場合には、処理は終了する(S207)。
そして、S207において処理が終了しない場合には、Mの値がインクリメントされ(S208)、次の消去確認処理が行われる。ここでは、Mの値は2となるため、第2の消去確認処理が行われる。
第2の消去確認処理では、先ず先頭データが選択され(S203)、消去確認手段73は、選択データの2番目のセクタの消去確認を行う(S204)。消去確認手段73は、同様にして指定された消去確認データ範囲内の全てのデータの2番目のセクタに対して消去確認を順次行う(S205、S206)。
そして、同様にして第3の消去確認処理、第4の消去確認処理、・・・が行われ、予め設定された第N回の消去確認処理が行われると処理は終了する(S207)。
本実施形態のデータ処理装置によるデータ処理方法を図6を参照して説明する。図6に示されるように、先ず第1の消去確認処理として、消去確認データ範囲内の各データの先頭セクタ(データ1−1、2−1、3−1)のみに対して消去確認が行われる。そして、第2の消去確認処理として、各データの2番目のセクタ(データ1−2、2−2、3−2)に対する消去確認が行われる。さらに、第3の消去確認処理として、各データの3番目のセクタ(データ1−3、2−3、3−3)に対する消去確認が行われる。このようにして、順次第4の消去確認処理、第5の消去確認処理と行われていく。
本実施形態によれば、上記で説明した第1の実施形態と同様に、第1の消去確認処理により、指定された消去確認データ範囲内の全てのデータの先頭セクタが確実に消去されたことが確認される。そして、本実施形態ではさらに、各データの第2のセクタ、第3のセクタの消去確認が順次行われるため、電源オフ等により途中で消去確認処理が中断した場合でも全てのデータの消去確認を平均的に実施することが可能になる。その結果、電源オフ等で消去確認処理が中断された場合でも、あるデータは全てのセクタの消去確認が終了しているが、あるデータは先頭セクタのみしか消去確認が行われていないという弊害の発生を防ぐことができる。
また、本実施形態のデータ処理方法では、複数の消去確認処理として各データの先頭セクタから順番にセクタを消去するようにしたが、これに限らず、複数の消去確認処理においてどのセクタを消去確認してもかまわず、複数の消去確認処理毎に消去確認するセクタを予め指定しておくようにしても良い。例えば、図7に示すように、HDD内に格納されたデータの全消去を行うような場合には、まずはHDDの先頭アドレスの消去確認(N1)→最終アドレスの消去確認(N2)→中間アドレスの消去確認(N3)を行い、続いてHDDを2分割し、第1分割の中間アドレスの消去確認(N4)→第2分割の中間アドレスの消去確認(N5)、・・・のようにHDD全体を均等に消去確認するようにしても良い。
[変形例]
上記実施形態では、HDDに対してデータ処理単位の領域であるセクタ単位で消去確認を実行する場合を用いて説明を行ったが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、フラッシュメモリ等の他の不揮発性メモリや、または揮発性メモリに格納されたデータの消去確認にも適用可能である。この場合には、データ処理単位の領域がセクタではなくなるため、より小さなブロック単位での消去確認も可能である。そして、HDD以外の記憶装置の消去確認処理を行う場合には、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの先頭部分の1つのデータ処理単位の領域に対して消去確認処理を行うようにすれば良い。
また、上記実施形態では、暗号化されたデータの消去確認を行う場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、暗号化されていないデータの消去確認を行う場合でも同様に本発明を適用することができるものである。
例えば、各データの先頭部分にデータを管理するための特別な管理情報が格納されているような場合や、データが暗号化されていてこの暗号化されたデータを復号するための復号鍵が各データの先頭部分に格納されている場合には、各データの先頭部分のみの消去確認を行うことにより同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施形態では、第1の消去確認処理として、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの先頭セクタの消去確認を実施する場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、消去確認を最も優先して行うべきであるセクタが先頭セクタ以外のセクタの場合には、第1の消去確認処理としてそのセクタから消去確認を行うようにしてもよい。例えば、上記の復号鍵が各データの先頭セクタに格納されているのではなく、最後のセクタに格納されているような場合には、各データの最後のセクタが最も優先して消去確認を行うべきセクタとなる。また、予め消去確認を行うセクタをユーザにより指定することができるようにしてもよい。
そして、先頭セクタ以外のセクタの消去確認を第1の消去確認処理として実施した場合、第2の消去確認処理として、先頭セクタ以外のセクタに対しても消去確認を行うようにしてもよい。
なお、先頭セクタ以外のセクタの消去確認を第1の消去確認処理として実施した場合、第2の消去確認処理以降の処理として、消去確認を行ったセクタ以外のセクタに対して、上記の第2の実施形態と同様な方法により、同じ部分のセクタごとに順次消去確認を行うようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態のデータ処理装置を有する画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1中のデータ処理装置70の機能構成を例示するブロック図である。 本発明の第1の実施形態における消去確認処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における消去確認処理を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態における消去確認処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における消去確認処理を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態における消去確認動作により、HDD全消去を行う際の消去確認方法の一例を示す図である。
符号の説明
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 通信インタフェース部
50 ユーザインタフェース部
60 FAXインタフェース部
70 データ処理装置
71 データ格納手段
72 消去手段
73 消去確認手段
80 スキャナ
90 HDD
100 プリントエンジン
S101〜110 ステップ
S201〜208 ステップ

Claims (22)

  1. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置であって、
    前記記憶装置内のデータが格納された記憶領域を、データを上書きすることにより消去する消去手段と、
    前記消去手段により消去されるべき記憶領域内のデータを読み出して消去確認を行う際に、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行う消去確認手段とを有するデータ処理装置。
  2. 前記消去確認手段は、各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの消去確認を行った1つのデータ処理単位の領域以外の領域に対しても消去確認を行う請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 前記消去確認手段は、各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの消去確認を行った1つのデータ処理単位の領域以外の領域に対しても同じ部分のデータ処理単位の領域毎に順次消去確認を行う請求項1記載のデータ処理装置。
  4. 前記消去確認手段により消去確認を行う記憶領域内の1つのデータ処理単位の領域が、各データの先頭部分である請求項1記載のデータ処理装置。
  5. 前記消去確認手段は、各データの先頭部分の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの先頭部分の領域以外の領域に対しても消去確認を行う請求項4記載のデータ処理装置。
  6. 前記消去確認手段は、各データの先頭部分の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの先頭部分の領域以外の領域に対しても同じ部分のデータ処理単位の領域毎に順次消去確認を行う請求項4記載のデータ処理装置。
  7. 前記記憶装置がハードディスクドライブであり、前記データ処理単位がセクタである請求項1から6のいずれか1項記載のデータ処理装置。
  8. 前記記憶装置に格納されるデータが画像データである請求項1から7のいずれか1項記載のデータ処理装置。
  9. 前記記憶装置に格納されるデータが、前回の暗号化処理単位の暗号化データをもとに次の暗号化処理単位のデータの暗号化が行われる暗号化方法により暗号化されている請求項1から8のいずれか1項記載のデータ処理装置。
  10. 前記暗号化方法が、CBCモードを用いた暗号化方法である請求項9記載のデータ処理装置。
  11. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法であって、
    前記記憶装置内のデータが格納された記憶領域をデータを上書きすることにより消去し、
    前記記憶装置内の記憶領域のうち消去されるべき記憶領域内のデータを読み出して消去確認を行う際に、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行うデータ処理方法。
  12. 各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの消去確認を行った1つのデータ処理単位の領域以外の領域に対しても消去確認を行う請求項11記載のデータ処理方法。
  13. 各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの消去確認を行った1つのデータ処理単位の領域以外の領域に対しても同じ部分のデータ処理単位の領域毎に順次消去確認を行う請求項11記載のデータ処理方法。
  14. 消去確認を行う記憶領域内の1つのデータ処理単位の領域が、各データの先頭部分である請求項11記載のデータ処理方法。
  15. 各データの先頭部分の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの先頭部分の領域以外の領域に対しても消去確認を行う請求項14記載のデータ処理方法。
  16. 各データの先頭部分の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの先頭部分の領域以外の領域に対しても同じ部分のデータ処理単位の領域毎に順次消去確認を行う請求項14記載のデータ処理方法。
  17. 記憶装置内に格納されたデータの消去を行うデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶装置内の処理済みデータが格納された記憶領域を、データを上書きすることにより消去するステップと、
    前記記憶装置内の記憶領域のうち消去されるべき記憶領域内のデータを読み出して消去確認を行う際に、消去確認を行おうとする記憶領域内の各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行うステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの消去確認を行った1つのデータ処理単位の領域以外の領域に対しても消去確認を行うステップをさらにコンピュータに実行させる請求項17記載のプログラム。
  19. 各データの1つのデータ処理単位の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの消去確認を行った1つのデータ処理単位の領域以外の領域に対しても同じ部分のデータ処理単位の領域毎に順次消去確認を行うステップをさらにコンピュータに実行させる請求項17記載のプログラム。
  20. 消去確認を行う記憶領域内の1つのデータ処理単位の領域が、各データの先頭部分である請求項17記載のプログラム。
  21. 各データの先頭部分の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの先頭部分の領域以外の領域に対しても消去確認を行うステップをさらにコンピュータに実行させる請求項20記載のプログラム。
  22. 各データの先頭部分の領域に対してそれぞれ消去確認を行った後に、各データの先頭部分の領域以外の領域に対しても同じ部分のデータ処理単位の領域毎に順次消去確認を行うステップをさらにコンピュータに実行させる請求項20記載のプログラム。
JP2006141126A 2006-05-22 2006-05-22 データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム Pending JP2007310769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006141126A JP2007310769A (ja) 2006-05-22 2006-05-22 データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006141126A JP2007310769A (ja) 2006-05-22 2006-05-22 データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007310769A true JP2007310769A (ja) 2007-11-29

Family

ID=38843543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006141126A Pending JP2007310769A (ja) 2006-05-22 2006-05-22 データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007310769A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019071025A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法及びデータ消去プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003174443A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Sony Corp 情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラム
JP2004118322A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Tomoaki Ito ファイル情報管理装置
JP2005184202A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP2005313567A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Kyocera Mita Corp 印刷装置、印刷装置におけるデータの消去方法およびプログラムならびに記録媒体
JP2006053721A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Kyocera Mita Corp データ消去装置、画像形成装置、データ消去方法及びデータ消去プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003174443A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Sony Corp 情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラム
JP2004118322A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Tomoaki Ito ファイル情報管理装置
JP2005184202A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP2005313567A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Kyocera Mita Corp 印刷装置、印刷装置におけるデータの消去方法およびプログラムならびに記録媒体
JP2006053721A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Kyocera Mita Corp データ消去装置、画像形成装置、データ消去方法及びデータ消去プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019071025A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法及びデータ消去プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8077871B2 (en) Content processing apparatus and encryption processing method
JP5574858B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム
JP2007328818A (ja) 進行指示を有する記憶媒体上の格納済み情報の消去
US9384355B2 (en) Information processing apparatus with hibernation function, control method therefor, and storage medium storing control program therefor
US20070055895A1 (en) Image processing device, recording medium, and program
JP4101975B2 (ja) 可搬型記憶媒体を用いたデータ記録/再生装置
JP4895990B2 (ja) 画像処理装置及びデータ消去方法
US7886107B2 (en) Data processor, data processing method, and computer readable medium storing program therefor
JP4606808B2 (ja) データ消去装置、画像形成装置、データ消去方法及びデータ消去プログラム
JP2007279816A (ja) データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム
JP2007310769A (ja) データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム
JP2007313795A (ja) 設定情報の保存及び復元が可能な画像形成装置
JP2006146358A (ja) Usb周辺機器制御システム、及びusb周辺機器制御方法
JP4784105B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法、情報管理システム
JP2007026105A (ja) ファイル管理装置、ファイル管理方法、及びファイル管理プログラム
CN102054148A (zh) 一种文件保护模块和文件保护***
JP2008009790A (ja) データ処理装置
JP2008009727A (ja) データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム
JP2006031268A (ja) 情報処理装置、及び記憶制御装置
JP5361945B2 (ja) 電子機器および情報処理方法
JP4936230B2 (ja) データ完全消去機能付記憶装置、その方法及びそのプログラム
JP2005313568A (ja) 印刷装置、印刷装置におけるデータの消去方法およびプログラムならびに記録媒体
JP2005313567A (ja) 印刷装置、印刷装置におけるデータの消去方法およびプログラムならびに記録媒体
JP6903944B2 (ja) 情報処理装置、印刷システムおよびプログラム
JP2006323552A (ja) プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110823