JP2007309475A - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動変速モードの時に動力源ブレーキ制御やビジーシフト回避を行う規則変更手段を有する車両用自動変速機の変速制御装置において、その規則変更手段を利用することにより簡単且つ安価な手法で手動変速モードでもビジーシフト回避機能が得られるようにする。
【解決手段】AIシフト制御手段(規則変更手段)によりnギヤ段禁止指令が出力されている場合(ステップS2がYES)には、Sモード(手動変速モード)が選択されている場合(ステップS6がYES)でも、車速Vが設定車速Vn未満の時にはステップS7でAIシフト制御(nギヤ段禁止)が実行されるため、登降坂路走行時やコーナー走行時のビジーシフトが好適に回避される。V≧Vnの時には、ステップS9が実行されることによりAIシフト制御(nギヤ段禁止)が解除されるため、意に反して大きなエンジンブレーキ力が発生することが抑制される。
【選択図】図8

Description

本発明は車両用自動変速機の変速制御装置に係り、特に、車両走行環境や運転操作に基づいて変速を規制することにより、登降坂路等で適切な変速制御が行われるようにした変速制御装置の改良に関するものである。
予め定められた変速規則、例えば車速およびアクセル開度をパラメータとして設定された変速マップ等、に従って自動的に変速する車両用自動変速機の変速制御装置において、車両走行環境や運転操作などに基づいて前記変速規則を変更する規則変更手段を備えているものがある。特許文献1に記載の装置はその一例で、アクセルが急閉操作された場合には、アップシフトを禁止して現在のギヤ段をホールドすることにより、コーナー走行時に適切な動力源ブレーキ力が得られるとともに、再加速時のダウンシフトによるビジーシフト(短時間の間のアップダウン変速)を回避できるなど、コーナー走行時の運転操作が容易になる。この他にも、登降坂路において、スロットル弁開度および車速などから登り坂、下り坂を判定し、登り坂では常に適切な駆動力が得られるように不要なアップシフトを抑制する一方、下り坂では適切な動力源ブレーキ力が得られるように自動的にダウンシフトする登降坂制御などが知られている。
一方、このような車両用自動変速機の変速制御装置は、(a) 上記変速規則に従って自動変速機の全変速範囲で自動変速を行う自動変速モードと、(b) 前記変速規則に従って行われる自動変速の変速範囲(変速レンジ)が運転者の手動操作によって制限される手動変速モードと、を備えているのが一般的である。手動変速モードは、自動変速が行われる最高速ギヤ段が異なる複数の変速レンジを手動操作によって切り換えることが可能なもので、例えば下り坂などで変速レンジを低速側へ切り換えることにより、ダウンシフトさせて動力源ブレーキ力を増大させることができる。そして、自動変速モードでは、少しでも運転操作が容易になるように、前記規則変更手段によって変速規則が変更されるが、手動変速モードでは、基本的に運転者自身が自分の意思に従って変速操作することを望んでいるため、規則変更手段による変速規則の変更が行われないようになっているのが普通である。
特開平10−238625号公報
しかしながら、手動変速モードにおいても、高速側の所定のギヤ段を除いた変速範囲で自動変速が行われるため、走行条件によっては自動変速モードの場合と同様にビジーシフトが発生することがある。このようなビジーシフトは、運転者が意図するものではないため、手動変速モードにおいても、自動変速モードと同様にビジーシフトを回避するための制御が行われることが望ましい。その場合に、前記規則変更手段による制御をそのまま適用すると、動力源ブレーキ力の制御で運転者の意に反したダウンシフトやギヤ段ホールドが行われることがあり、手動変速モードのメリットが阻害されることから適当でない。また、規則変更手段によるビジーシフトの回避と動力源ブレーキ力の制御は、必ずしも別々に行われるものではなく、登降坂路走行時やコーナー走行時等に互いに協調して行われるため、ビジーシフト回避機能のみを取り出して手動変速モードで実行させることは困難である。一方、手動変速モードのみのために、ビジーシフトを回避するための制御プログラムを新たに作成することは、車種の多さ等を考慮すると多大な時間と費用が必要となり、必ずしも現実的でない。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、自動変速モードで動力源ブレーキ制御やビジーシフト回避を行う規則変更手段を有する車両用自動変速機の変速制御装置において、その規則変更手段を利用することにより簡単且つ安価な手法で手動変速モードでもビジーシフト回避機能が得られるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 予め定められた変速規則に従って自動変速機の全変速範囲で自動変速を行う自動変速モードと、(b) 前記変速規則に従って行われる自動変速の変速範囲が運転者の手動操作によって制限される手動変速モードと、(c) 車両走行環境および運転者の運転操作の少なくとも一方に基づいて前記変速規則を変更する規則変更手段と、を備えており、(d) 前記自動変速モードと前記手動変速モードとを運転者が任意に選択することができる車両用自動変速機の変速制御装置において、(e) 前記規則変更手段は、前記自動変速モードおよび前記手動変速モードの両方で前記変速規則を変更する一方、(f) 前記手動変速モードが選択されている場合に、車速が所定の設定車速以上の時には、前記規則変更手段による変速規則の変更を禁止する変更制限手段を設けたことを特徴とする。
第2発明は、第1発明の車両用自動変速機の変速制御装置において、前記設定車速は、前記規則変更手段による変速規則の変更で動力源が所定の被駆動状態となる車速領域で、その規則変更手段による変速規則の変更が禁止されるように定められていることを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明の車両用自動変速機の変速制御装置において、前記規則変更手段は、互いに協調して行われる、自動変速によるビジーシフトを回避するように変速規則を変更するビジーシフト回避機能と、所定の動力源ブレーキ力が得られるように変速規則を変更する動力源ブレーキ制御機能とを有することを特徴とする。
本発明の車両用自動変速機の変速制御装置においては、手動変速モードが選択されている場合でも規則変更手段によって変速規則が変更されるため、車両走行環境や運転者の運転操作に基づいて例えばビジーシフト回避等の適切な変速制御が行われる。また、車速が所定の設定車速以上の時には、その規則変更手段による変速規則の変更が禁止されるため、その変速規則の変更に伴ってダウンシフトやギヤ段ホールドが行われることにより、意に反して大きな動力源ブレーキ力が発生することが抑制される。すなわち、動力源ブレーキ力が発生するのは、スロットル弁開度や自動変速機の変速比等によって定まる所定車速以上の場合であるため、規則変更手段による変速規則の変更を禁止する設定車速を適当に定めれば、所定のビジーシフト回避機能を維持しながら動力源ブレーキ制御機能を無効とし、或いは制限することができるのである。
ここで、規則変更手段は、例えば自動変速によるビジーシフトを回避するように変速規則を変更するビジーシフト回避機能や、所定の動力源ブレーキ力が得られるように変速規則を変更する動力源ブレーキ制御機能などを備えているが、それ等の機能は別々に行われるものではなく、登降坂路走行時やコーナー走行時、アクセル急閉時等に互いに協調して行われる。このため、動力源ブレーキ制御機能が制限されることにより、ビジーシフト回避機能も影響を受ける場合があるが、例えば平坦路でのパワーON走行時におけるビジーシフト回避などは有効に機能させることができる。また、必ずしも動力源ブレーキ制御機能が完全に無効となるように設定車速を定める必要はなく、例えばコーナー走行中のアクセル急閉時には、動力源ブレーキ制御機能によるギヤ段ホールドで所定の動力源ブレーキ力が得られるが、下り坂での自動ダウンシフトで大きな動力源ブレーキ力が発生する場合には動力源ブレーキ制御機能が無効とされるなど、動力源ブレーキ制御機能の一部が無効となるように設定車速を定めることも可能である。
一方、本発明では、自動変速モードだけでなく手動変速モードでも規則変更手段によって変速規則が変更されるようにするとともに、手動変速モードが選択されている場合には、所定の設定車速以上で規則変更手段による変速規則の変更が禁止されるようにするだけで良いため、手動変速モードのみのために新たにビジーシフトを回避するための制御プログラムを車種毎に作成したり、規則変更手段からビジーシフト回避機能のみを取り出したりする場合に比較して、簡単且つ安価に手動変速モードでビジーシフト回避機能が得られるようにすることができる。
第2発明では、規則変更手段による変速規則の変更で動力源が所定の被駆動状態となる車速領域で、その規則変更手段による変速規則の変更が禁止されるように前記設定車速が定められているため、所定のビジーシフト回避機能を維持しながら動力源ブレーキ制御機能を無効とし、或いは制限することができ、意に反して大きな動力源ブレーキ力が発生することを防止できる。
第3発明は、規則変更手段が互いに協調して実行されるビジーシフト回避機能および動力源ブレーキ制御機能を有する場合で、所定の設定車速以上でその規則変更手段による変速規則の変更が禁止されることにより、所定のビジーシフト回避機能を確保しながら動力源ブレーキ制御機能を無効とし、或いは制限することが可能で、意に反して大きな動力源ブレーキ力が発生することを防止できる。
本発明の自動変速機としては、複数の遊星歯車装置を有する遊星歯車式の自動変速機が好適に用いられるが、平行軸式の自動変速機を用いることもできるなど、複数の摩擦係合装置や同期噛合い式クラッチなどを選択的に係合、解放して変速比が異なる複数のギヤ段を切り換える種々の有段の自動変速機を採用できる。特に、前進6段以上の多段変速機の場合、車速やアクセル開度等に応じてギヤ段がきめ細かく切り換えられることから、通常のパワーON走行時においてもビジーシフトが発生する可能性が高くなり、本発明の効果が顕著となる。なお、無段変速機であっても、規則変更手段によって余計な変速動作(ビジーシフト)を規制するとともに所定の動力源ブレーキ制御が行われる場合には、本発明が同様に適用され得る。
自動変速モードおよび手動変速モードで自動変速を行う際の変速規則は、例えば車速およびアクセル開度或いはスロットル弁開度等の運転状態をパラメータとして予め定められた変速マップや演算式などである。手動変速モードの変速範囲は、一般には変速範囲の上限が異なる複数の変速範囲が定められ、運転者が任意に選択できるようになっている。手動変速モードは、手動操作によって変速範囲を変更できるものであれば良く、スポーツモードやシーケンシャルモード(Sモード)など呼び方は何でも良い。
規則変更手段は、例えばビジーシフトを回避するように前記変速規則を変更するビジーシフト回避機能や、所定の動力源ブレーキ力が得られるように前記変速規則を変更する動力源ブレーキ制御機能を有し、登降坂路走行時やコーナー走行時、アクセル急閉操作時などに、それ等の機能が互いに協調して実行されることにより、ビジーシフトで運転者に違和感を生じさせることを防止するとともに、運転者の意図に合致した駆動状態(動力源ブレーキを含む)が得られるようにして運転操作性を向上させるなど、道路状況や運転者の意思に応じて一層適切な自動変速が行われるようにするためのものである。具体的には、変速範囲の上限を規制することにより、アップシフトを制限したり、所定の動力源ブレーキ力が得られるようにダウンシフトを行ったりする。
変更制限手段によって変速規則の変更を禁止する設定車速は、例えば前記規則変更手段による変速規則の変更で動力源が所定の被駆動状態となる車速領域では、その規則変更手段による変速規則の変更が禁止されるように定められ、このように被駆動状態となる車速領域で変速規則の変更が禁止されることにより、動力源ブレーキ制御機能が制限されることになる。但し、必ずしも動力源ブレーキ制御機能が完全に無効となるように設定車速を定める必要はなく、その一部が無効とされるだけでも良い。また、所定のビジーシフト回避機能が得られるようにするなど、車両の性格や規則変更手段の機能などを考慮して、設定車速は適宜定められる。何れにしても、その設定車速に応じて動力源ブレーキ制御機能が制限されることになる。
上記設定車速は、例えば規則変更手段によって制限されたギヤ段(変速比)毎に、アクセル全閉であることを前提として予め一定の車速が定められても良いが、アクセル操作されている場合でも動力源ブレーキ力が発生する場合があるため、その時のアクセル開度をパラメータとして設定車速が定められるようにすることもできる。
手動変速モードでも規則変更手段による変速規則の変更を有効とし、ビジーシフト回避機能が得られるようにすることは、必ずしも総ての車両において有益ではなく、例えばスポーツ走行指向の高い車両にとっては必ずしも必要ないなど、車両の性格によって異なる。このため、手動変速モードで規則変更手段による変速規則の変更を実行するか否かをプログラム上で定める実行スイッチを設け、その実行スイッチがON(実行)の場合のみ手動変速モードでも規則変更手段による変速規則の変更が実行されるようにすれば、実行の有無に拘らず共通のプログラムを使用することが可能で、プログラム設計時のコストダウンを図ることができる。なお、手動変速モードで規則変更手段による変速規則の変更を実行するか否かを運転者が任意に選択できるようにすることも可能である。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、車両用自動変速機(以下、自動変速機という)10の骨子図で、図2は複数の変速段を成立させる際の摩擦係合要素すなわち摩擦係合装置の作動状態を説明する作動表である。この自動変速機10は、車両の左右方向(横置き)に搭載するFF車両に好適に用いられるものであって、車体に取り付けられる非回転部材としてのトランスミッションケース26内において、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置12を主体として構成されている第1変速部14と、ダブルピニオン型の第2遊星歯車装置16およびシングルピニオン型の第3遊星歯車装置18を主体としてラビニヨ型に構成されている第2変速部20とを共通の軸心C上に有し、入力軸22の回転を変速して出力回転部材24から出力する。この入力軸22は入力部材に相当するものであり、本実施例では走行用の動力源であるエンジン30によって回転駆動される流体式伝動装置としてのトルクコンバータ32のタービン軸である。また、出力回転部材24は自動変速機10の出力部材に相当するものであり、図3に示す差動歯車装置40に動力を伝達するためにそのデフドリブンギヤ(大径歯車)42と噛み合う出力歯車すなわちデフドライブギヤとして機能している。エンジン30の出力は、トルクコンバータ32、自動変速機10、差動歯車装置40、および一対の車軸44を経て一対の駆動輪46へ伝達されるようになっている(図3参照)。なお、この自動変速機10やトルクコンバータ32は中心線(軸心)Cに対して略対称的に構成されており、図1の骨子図においてはその中心線Cの下半分が省略されている。
トルクコンバータ32は、エンジン30の動力を流体を介することなく入力軸22に直接伝達するロックアップクラッチ34を備えている。このロックアップクラッチ34は、係合側油室36内の油圧と解放側油室38内の油圧との差圧ΔPにより摩擦係合させられる油圧式摩擦クラッチであり、それが完全係合(ロックアップON)させられることにより、エンジン30の動力が入力軸22に直接伝達される。また、所定のスリップ状態で係合するように差圧ΔPすなわちトルク容量がフィードバック制御されることにより、例えば50rpm程度の所定のスリップ量でタービン軸(入力軸22)をエンジン30の出力回転部材(クランク軸)に対して追従回転させる。
自動変速機10は、第1変速部14および第2変速部20の各回転要素(サンギヤS1〜S3、キャリアCA1〜CA3、リングギヤR1〜R3)の連結状態に応じて第1速ギヤ段「1st」〜第6速ギヤ段「6th」の6つの前進ギヤ段が成立させられるとともに、後進ギヤ段「R」が成立させられる。図2に示すように、例えば前進ギヤ段では、クラッチC1とブレーキB2との係合により第1速ギヤ段「1st」が、クラッチC1とブレーキB1との係合により第2速ギヤ段「2nd」が、クラッチC1とブレーキB3との係合により第3速ギヤ段「3rd」が、クラッチC1とクラッチC2との係合により第4速ギヤ段「4th」が、クラッチC2とブレーキB3との係合により第5速ギヤ段「5th」が、クラッチC2とブレーキB1との係合により第6速ギヤ段「6th」が、それぞれ成立させられるようになっている。また、ブレーキB2とブレーキB3との係合により後進ギヤ段「R」が成立させられ、クラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3のいずれも解放されることによりニュートラル状態となるように構成されている。
図2の作動表は、上記各ギヤ段とクラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3の作動状態との関係をまとめたものであり、「○」は係合、「◎」はエンジンブレーキ時のみ係合を表している。第1速ギヤ段「1st」を成立させるブレーキB2には並列に一方向クラッチF1が設けられているため、発進時(加速時)にはクラッチC1のみを係合させ、エンジンブレーキを作用させるときにはクラッチC1とブレーキB2とを係合させる。また、各ギヤ段の変速比は、第1遊星歯車装置12、第2遊星歯車装置16、および第3遊星歯車装置18の各ギヤ比(=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)ρ1、ρ2、ρ3によって適宜定められる。
このように本実施例の自動変速機10は、複数の係合装置すなわちクラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3を選択的に係合させることにより変速比が異なる複数のギヤ段を成立させるものであり、図2の作動表から明らかなように、クラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3の何れか2つを掴み替える所謂クラッチツウクラッチにより連続するギヤ段の変速を行うことができる。これ等のクラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)は、多板式のクラッチやブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式摩擦係合装置であり、油圧制御回路50(図3参照)のリニアソレノイド弁SL1〜SL5の励磁、非励磁や電流制御により、係合、解放状態が切り換えられるとともに係合、解放時の過渡油圧などが制御される。
図3は、図1の自動変速機10などを制御するために車両に設けられた制御系統の要部、およびエンジン30から駆動輪46までの動力伝達系の概略構成を説明するブロック線図である。
図3において、電子制御装置100は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン30の出力制御や自動変速機10の変速制御、ロックアップクラッチ34のON・OFF制御等を実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用やリニアソレノイド弁SL1〜SL5を制御する変速制御用、油圧制御回路50のリニアソレノイド弁SLUおよびソレノイド弁SLを制御するロックアップクラッチ制御用等に分けて構成される。
上記電子制御装置100には、アクセル開度センサ54により検出されたアクセルペダル52の操作量であるアクセル開度Accを表すアクセル開度信号、エンジン回転速度センサ56により検出されたエンジン30の回転速度であるエンジン回転速度NEを表す信号、冷却水温センサ58により検出されたエンジン30の冷却水温TW を表す信号、吸入空気量センサ60により検出されたエンジン30の吸入空気量Qを表す信号、吸入空気温度センサ62により検出された吸入空気の温度TA を表す信号、スロットル弁開度センサ64により検出された電子スロットル弁の開度θTHを表すスロットル弁開度信号、車速センサ66により検出された出力回転部材24の回転速度NOUT すなわち車速Vに対応する車速信号、ブレーキスイッチ70により検出された常用ブレーキであるフットブレーキ(ホイールブレーキ)の作動中(踏込操作中)を示すフットブレーキペダル68の操作(オン)BONを表す信号、レバーポジションセンサ74により検出されたシフトレバー72のレバーポジション(操作位置、シフトポジション)PSHを表す信号、タービン回転速度センサ76により検出されたタービン回転速度NT(=入力軸22の回転速度NIN)を表す信号、AT油温センサ78により検出された油圧制御回路50内の作動油の温度であるAT油温TOIL を表す信号、アップシフトスイッチ80によって検出される変速レンジのアップシフト指令RUPを表す信号、ダウンシフトスイッチ82によって検出される変速レンジのダウンシフト指令RDNを表す信号、などがそれぞれ供給される。
また、電子制御装置100からは、電子スロットル弁の開度θTHを操作するスロットルアクチュエータへの駆動信号、エンジン30の点火時期を指令する点火信号、エンジン30の吸気管または筒内に燃料を供給し或いは停止する燃料噴射装置によるエンジン30への燃料供給量を制御する燃料供給量信号、シフトインジケータを作動させるためのレバーポジションPSH表示信号、自動変速機10のギヤ段を切り換えるために油圧制御回路50内のシフト弁を駆動するシフトソレノイドを制御する信号およびライン圧を制御するリニアソレノイド弁を駆動するための指令信号、ロックアップクラッチ34の係合、解放、スリップ量を制御するリニアソレノイド弁を駆動するための指令信号などがそれぞれ出力される。
前記シフトレバー72は、例えば運転席の近傍に配設され、図3に示すように、5つのレバーポジション「P」、「R」、「N」、「D」、または「S」へ手動操作されるようになっている。
「P」ポジションは、自動変速機10内の動力伝達経路を解放、すなわち自動変速機10内の動力伝達が遮断されるニュートラル状態(中立状態)とし、且つメカニカルパーキング機構によって機械的に出力回転部材24の回転を阻止(ロック)するための駐車ポジション(位置)であり、「R」ポジションは自動変速機10を前記後進ギヤ段「R」として後進走行するための後進走行ポジション(位置)であり、「N」ポジションは自動変速機10内の動力伝達が遮断されるニュートラル状態とするための中立ポジション(位置)であり、「D」ポジションは自動変速機10の全変速範囲である第1速ギヤ段「1st」〜第6速ギヤ段「6th」の総ての前進ギヤ段を用いて変速制御を行う自動変速モード(Dレンジ)を成立させる前進走行ポジション(位置)であり、「S」ポジションは前進ギヤ段の変速範囲を制限した複数種類の変速レンジを切り換えることにより手動変速が可能なシーケンシャルモード(以下、Sモードという)を成立させる前進走行ポジション(位置)である。この「S」ポジションには、シフトレバー72の操作毎に変速レンジをアップ側にシフトさせるためのアップシフト位置「+」、シフトレバー72の操作毎に変速レンジをダウン側にシフトさせるためのダウンシフト位置「−」が備えられており、それ等の操作が前記アップシフトスイッチ80、ダウンシフトスイッチ82によって検出される。アップシフト位置「+」およびダウンシフト位置「−」は何れも不安定で、シフトレバー72はスプリング等の付勢手段により自動的に「S」ポジションへ戻されるようになっており、アップシフト位置「+」またはダウンシフト位置「−」への操作回数或いは保持時間などに応じて変速レンジが変更される。上記Sモードは、手動変速モードに相当する。
図4は、油圧制御回路50のうちクラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3の各油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)AC1、AC2、AB1、AB2、AB3の作動を制御するリニアソレノイド弁SL1〜SL5に関する回路図である。各油圧アクチュエータAC1、AC2、AB1、AB2、AB3には、ライン油圧PLがそれぞれリニアソレノイド弁SL1〜SL5により電子制御装置100からの指令信号に応じた係合圧PC1、PC2、PB1、PB2、PB3に調圧されてそれぞれ直接的に供給されるようになっている。このライン油圧PLは、エンジン30により回転駆動される機械式のオイルポンプ28(図1参照)から発生する油圧を元圧として図示しないリリーフ型調圧弁(レギュレータバルブ)によって、アクセル開度Acc或いはスロットル弁開度θTHで表されるエンジン負荷等に応じた値に調圧されるようになっている。リニアソレノイド弁SL1〜SL5は、基本的には何れも同じ構成で、電子制御装置100により独立に励磁、非励磁され、各油圧アクチュエータAC1、AC2、AB1、AB2、AB3の油圧が独立に調圧制御されてクラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3の係合圧PC1、PC2、PB1、PB2、PB3が制御される。そして、自動変速機10は、図2の係合作動表に示すように所定のクラッチC、ブレーキBが係合させられることによって各ギヤ段が成立させられる。
図5は、電子制御装置100による制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図5において、エンジン出力制御手段102は、スロットル制御のためにスロットルアクチュエータにより電子スロットル弁を開閉制御する他、燃料噴射制御のために燃料噴射装置による燃料噴射を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ等の点火装置による点火時期を制御するなどしてエンジン30の出力制御を実行する。スロットル制御は、予め記憶された関係からアクセル開度Accに基づいてスロットルアクチュエータを駆動し、アクセル開度Accが増加するほどスロットル弁開度θTHを増加させるように行われる。
基本変速制御手段104は、自動変速機10の変速制御を行うもので、シフトレバー72が「D」ポジションへ操作されることにより前記自動変速モード(Dレンジ)を成立させ、例えば図6の(a) に示すように車速Vおよびアクセル開度Accをパラメータとして予め設定された変速マップに従って、総ての前進ギヤ段「1st」〜「6th」を用いて自動変速を行う。図6の(a) の変速マップは変速規則に相当するもので、実線はアップシフトを判断するための変速線(アップシフト線)であり、破線はダウンシフトを判断するための変速線(ダウンシフト線)である。また、シフトレバー72が「S」ポジションへ操作されることにより前記Sモードを成立させ、アップシフト指令RUPやダウンシフト指令RDNに従って図6の(b) に示すように最高速段すなわち変速比が小さい高速側の変速範囲が異なる6つの変速レンジ「D」、「5」、「4」、「3」、「2」、「L」の何れかを電気的に成立させるとともに、各変速範囲内において前記図6(a) の変速マップに従って自動変速を行う。したがって、例えば下り坂などでシフトレバー72をダウンシフト位置「−」へ繰り返し操作すると、変速レンジが例えば「4」レンジから、「3」レンジ、「2」レンジ、「L」レンジへ切り換えられ、第4速ギヤ段「4th」から第3速ギヤ段「3rd」、第2速ギヤ段「2nd」、第1速ギヤ段「1st」へ順次ダウンシフトされて、エンジンンブレーキ力が増大させられる。このSモードで成立させられる第1速ギヤ段「1st」は、エンジンブレーキ作用が得られるように前記ブレーキB2が係合させられる。
前記電子制御装置100はまた、自動変速機10の変速制御に関してAI(Artificial Intelligence;人工知能) シフト制御手段110およびAIシフト実行制御手段112を備えている。AIシフト制御手段110は、道路勾配などの車両走行環境、およびアクセルペダル操作やブレーキペダル操作、ステアリング操舵角などの運転操作に基づいて、前記基本変速制御手段104による前記図6(a) の変速マップに基づく自動変速を変更する規則変更手段に相当するもので、本実施例では、ビジーシフトを回避するように自動変速を変更するビジーシフト回避機能、および所定のエンジンブレーキ力が得られるように前記変速規則を変更する動力源ブレーキ制御機能を備えている。これ等のビジーシフト回避機能および動力源ブレーキ制御機能は、登降坂路走行時やコーナー走行時、アクセル急閉操作時などに、それ等の機能が互いに協調して実行されることにより、ビジーシフトで運転者に違和感を生じさせることを防止するとともに、運転者の意図に合致した駆動状態(エンジンブレーキを含む)が得られるようにして運転操作性を向上させるなど、道路状況や運転者の意思に応じて一層適切な自動変速が行われるようにするためのものである。具体的には、所定のnギヤ段以上のギヤ段を一時的に禁止することにより、コーナー走行時のアクセル急閉時や登り坂などでアップシフトを制限したり、下り坂で所定のエンジンブレーキ力が得られるようにダウンシフトを行ったりする。
図7は、登降坂路走行時におけるAIシフト制御の一例を説明する図で、「制御なし」は前記基本変速制御手段104のみによる変速制御の場合で、「制御あり」は、AIシフト制御手段110によりスロットル弁開度θTHおよび車速Vなどから登り坂、下り坂を判定し、その路面勾配等に応じて所定のnギヤ段以上のギヤ段を禁止するAIシフト制御を行った場合である。この図7に示すように、AIシフト制御が行われることにより、アップダウンの変速回数が少なくなってビジーシフト感が軽減される一方、登り坂ではアップシフトによる駆動力不足が抑制されるとともに、下り坂ではダウンシフトにより適切なエンジンブレーキ力が得られるようになる。
図5に戻って、AIシフト実行制御手段112は、上記AIシフト制御手段110によるAIシフト制御を実行するか否かを判断するためのもので、Sモード時実行スイッチ114およびAIシフト制限手段116を機能的に備えており、図8のフローチャートに従って信号処理を行う。Sモード時実行スイッチ114は、SモードでもAIシフト制御手段110によるAIシフト制御を有効とする(ON)か否(OFF)かをプログラム上で設定するためのもので、例えばスポーツ走行指向が高い車両の場合にはOFFとすることにより、SモードではAIシフト制御手段110によるAIシフト制御の実行を不可とするが、本実施例ではSモードでもAIシフト制御が実行されるようにSモード時実行スイッチ114がONとされている。また、AIシフト制限手段116は、上記Sモード時実行スイッチ114がONの場合でも、車速Vが設定車速Vn以上の場合には、AIシフト制御手段110によるAIシフト制御の実行を禁止するもので、図8のフローチャートのうちステップS8、S9を実行する部分はAIシフト制限手段116に相当する。
図8のステップS1では、車速Vを表す信号やSモードか否かを判断するためのレバーポジションPSHを表す信号などを読み込む。ステップS2では、AIシフト制御手段110によりnギヤ段以上のギヤ段を禁止するnギヤ段禁止指令が出力されているか否かを判断し、nギヤ段禁止指令が出力されていなければそのまま終了する。この場合には、前記基本変速制御手段104により、自動変速モードまたはSモードに応じて所定の変速範囲内で前記図6(a) の変速マップに従って変速制御が行われる。
AIシフト制御手段110からnギヤ段禁止指令が出力されている場合には、ステップS3以下を実行する。ステップS3では、前記Sモード時実行スイッチ114がONか否かを判断し、ONでない場合、すなわちSモード時にはAIシフト制御手段110によるAIシフト制御を無効とする設定が為されている場合には、ステップS4で現在Sモードか否かを判断し、SモードであればステップS5でnギヤ段禁止指令を解除する。これにより、AIシフト制御手段110のnギヤ段禁止指令に拘らず、Sモード時には前記基本変速制御手段104により運転者が選択した変速レンジの変速範囲内で前記図6(a) の変速マップに従って変速制御が行われる。また、Sモードでない場合、すなわち自動変速モードの場合には、ステップS4に続いてステップS7を実行し、AIシフト制御手段110のnギヤ段禁止指令に従ってnギヤ段以上のギヤ段が禁止されることにより、nギヤ段未満の低速ギヤ段に維持されるか、(n−1)ギヤ段へのダウンシフトが行われる。
一方、本実施例ではSモード時実行スイッチ114がONで、前記ステップS3の判断はYES(肯定)となり、ステップS6以下を実行する。ステップS6では、現在Sモードか否かを判断し、Sモードでない場合、すなわち自動変速モードの場合にはステップS7を実行し、AIシフト制御手段110のnギヤ段禁止指令に従ってnギヤ段以上のギヤ段が禁止されることにより、nギヤ段未満の低速ギヤ段に維持されるか、(n−1)ギヤ段へのダウンシフトが行われる。
また、現在Sモードの場合にはステップS6の判断がYES(肯定)となり、ステップS8を実行する。ステップS8では、現在の車速Vが予め定められた設定車速Vn以上か否かを判断し、V<Vnであれば前記ステップS7を実行し、AIシフト制御手段110のnギヤ段禁止指令に従ってnギヤ段以上のギヤ段が禁止されることにより、nギヤ段未満の低速ギヤ段に維持されるか、(n−1)ギヤ段へのダウンシフトが行われる。また、V≧Vnの場合には、ステップS9を実行し、nギヤ段禁止指令を解除することにより、AIシフト制御手段110のnギヤ段禁止指令に拘らず、前記基本変速制御手段104により運転者が選択した変速レンジの変速範囲内で前記図6(a) の変速マップに従って変速制御が行われる。
上記設定車速Vnは、例えば前記AIシフト制御手段110によるnギヤ段禁止指令に従ってギヤ段が制限されると、エンジン30が所定の被駆動状態(エンジンブレーキ状態)となる車速領域では、ステップS9でAIシフト制御手段110によるnギヤ段禁止指令が解除されるように、図9に示すようにAIシフト制御手段110によって禁止されるギヤ段n毎に定められる。そして、このように被駆動状態となる車速領域でAIシフト制御手段110によるnギヤ段禁止が解除されると、そのAIシフト制御手段110の機能のうち動力源ブレーキ制御機能が制限されることになり、運転者が任意にギヤ段を選択できるSモードに拘らず自動ダウンシフトによって大きなエンジンブレーキ力が発生し、運転者に違和感を生じさせることが抑制される。なお、本実施例ではAIシフト制御手段110による禁止ギヤ段が第3速ギヤ段「3rd」以上で設定されるため、図9の設定車速Vnも、それ等の禁止ギヤ段についてのみ定められている。
ここで、必ずしも動力源ブレーキ制御機能が完全に無効となるように設定車速Vnを定める必要はなく、その一部が無効とされるだけでも良い。例えばコーナー走行中のアクセル急閉時には、動力源ブレーキ制御機能によるギヤ段ホールドで所定のエンジンブレーキ力が得られるが、下り坂での自動ダウンシフトで大きなエンジンブレーキ力が発生する場合には動力源ブレーキ制御機能が無効とされるなど、動力源ブレーキ制御機能の一部が無効となるように設定車速Vnを定めることも可能である。また、所定のビジーシフト回避機能が得られることを前提として、上記設定車速Vnを設定することも可能で、車両の性格やAIシフト制御手段110の機能などを考慮して、設定車速Vnは適宜定められる。何れにしても、その設定車速Vnに応じて動力源ブレーキ制御機能が制限されることになる。
また、設定車速Vnは、例えばアクセル全閉であることを前提として、禁止ギヤ段n毎に一定の車速が定められても良いが、アクセル操作されている場合でもエンジンブレーキ力が発生する場合があるため、その時のアクセル開度Accをパラメータとして設定車速Vnが定められるようにすることもできる。アクセル全閉時における動力源ブレーキ制御機能を解除するだけで良ければ、設定車速Vnとして、アクセル全閉時を前提としてエンジン30が被駆動状態となる一定の車速を定めるとともに、Sモードで且つアクセル全閉時にステップS8以下が実行されるようにすれば良い。
このような本実施例の車両用自動変速機の変速制御装置においては、Sモードが選択されている場合でも車速Vが設定車速Vn未満の場合、例えばエンジンブレーキが発生しないパワーON走行時等には、ステップS7でAIシフト制御手段110によるAIシフト制御(nギヤ段禁止)が実行されるため、車両走行環境や運転者の運転操作に基づいて登降坂路走行時やコーナー走行時のビジーシフトが好適に回避される。
また、車速Vが設定車速Vn以上の時には、ステップS9が実行されることにより、AIシフト制御手段110によるAIシフト制御(nギヤ段禁止)が解除されるため、そのnギヤ段以上のギヤ段の禁止に伴うダウンシフトやギヤ段ホールドが行われることにより、意に反して大きなエンジンブレーキ力が発生することが抑制される。すなわち、エンジンブレーキ力が発生するのは、スロットル弁開度θTHや自動変速機10の変速比等によって定まる所定車速以上の場合であるため、上記設定車速Vnを適当に定めれば、所定のビジーシフト回避機能を確保しながら動力源ブレーキ制御機能を無効とし、或いは制限することができるのである。例えば、AIシフト制御手段110によるAIシフト制御(nギヤ段禁止)の実行でエンジン30が所定の被駆動状態となる車速領域では、ステップS9でAIシフト制御手段110によるnギヤ段禁止指令が解除されるように設定車速Vnを定めれば、その車速領域でAIシフト制御(nギヤ段禁止)の実行が禁止されることにより、所定のビジーシフト回避機能を確保しながら動力源ブレーキ制御機能を無効とし、或いは制限することができ、意に反して大きな動力源ブレーキ力が発生することを防止できる。
ここで、AIシフト制御手段110は、ビジーシフト回避機能および動力源ブレーキ制御機能を備えており、それ等の機能は登降坂路走行時やコーナー走行時、アクセル急閉時等に互いに協調して実行されるため、動力源ブレーキ制御機能が制限とされることにより、ビジーシフト回避機能も影響を受ける場合があるが、設定車速Vnを適当に定めることにより、例えば平坦路でのパワーON走行時におけるビジーシフト回避などは有効に機能させることができるのである。
一方、自動変速モードだけでなくSモードでもAIシフト制御手段110によるAIシフト制御が行われるようにするとともに、Sモードが選択されている場合には、予め定められた設定車速Vn以上でAIシフト制御手段110によるAIシフト制御が解除されるようにするだけで良いため、Sモードでビジーシフトを回避するために制御プログラムを新たに車種毎に作成したり、AIシフト制御手段110からビジーシフト回避機能のみを取り出してSモードで実行させたりする場合に比較して、簡単且つ安価にSモードでビジーシフト回避機能が得られるようにすることができる。
また、本実施例ではAIシフト実行制御手段112にSモード時実行スイッチ114が設けられ、Sモード時にAIシフト制御手段110によるAIシフト制御を実行するか否かをプログラム設計段階で任意に選択できるようになっているため、Sモード時のAIシフト制御の実行の有無に拘らず共通のプログラムを使用することが可能で、プログラム設計時のコストダウンを図ることができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。
図10は、前記Sモード時実行スイッチ114を備えていない場合で、ステップR1では、前記ステップS1と同様に所定の入力信号を読み込み、ステップR2では、アクセル急閉により前記AIシフト制御手段110によりnギヤ段禁止指令が出力されたか否かを判断する。そして、アクセル急閉によりnギヤ段禁止指令が出力された場合はステップR3以下を実行し、一定の条件でそのAIシフト制御を制限するが、アクセル急閉によるnギヤ段禁止でない場合はそのまま終了する。したがって、基本変速制御手段104による基本変速制御だけでなく、アクセル急閉によるnギヤ段禁止以外のAIシフト制御については、自動変速モード時だけでなくSモード時においてもそのまま実行されることになる。
ステップR3〜R6は、実質的に前記図8のステップS6〜S9と同じで、自動変速モード時、およびSモード時であっても車速Vが設定車速Vn未満の場合にはステップR4を実行し、AIシフト制御手段110によるnギヤ段禁止のAIシフト制御をそのまま実行する一方、Sモード時で且つ車速Vが設定車速Vn以上の場合には、ステップR6でそのnギヤ段禁止指令を解除してAIシフト制御を中止する。この場合の設定車速Vnは、アクセル全閉を前提として例えばエンジン30が被駆動状態となる車速領域でステップR5の判断がYES(肯定)となるように設定すれば良い。
本実施例では、アクセル急閉によるnギヤ段禁止以外のAIシフト制御については、自動変速モード時だけでなくSモード時においてもそのまま実行される一方、アクセル急閉時であっても車速Vが設定車速Vn未満の場合には、ステップR4でAIシフト制御手段110によるAIシフト制御(nギヤ段禁止)が実行されるため、車両走行環境や運転者の運転操作に基づいて登降坂路走行時やコーナー走行時のビジーシフトが好適に回避されるなど、前記実施例と同様の効果が得られる。特に、アクセル急閉によるnギヤ段禁止以外のAIシフト制御については、Sモードか否かに拘らずずそのまま実行されるため、動力源ブレーキ制御機能を抑制しつつSモード時に一層適切な自動変速が行われるようになり、ビジーシフトで運転者に違和感を生じさせることが防止されるとともに、運転者の意図に合致した駆動状態が得られるようになるなど運転操作性が向上する。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が好適に適用される車両用自動変速機の一例を説明する骨子図である。 図1の車両用自動変速機の複数の変速段を成立させる際の摩擦係合装置の作動の組み合わせを説明する作動表である。 図1の車両用自動変速機が備えている制御系統の要部を説明する概略構成図である。 図3の油圧制御回路のうちクラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3の各油圧アクチュエータの作動を制御するリニアソレノイド弁に関する回路図である。 図3の電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図5の基本変速制御手段による変速制御を説明する図で、(a) は変速マップの一例であり、(b) は複数の変速レンジの変速範囲を示す図である。 図5のAIシフト制御手段よる登降坂路走行時のAIシフト制御の一例を、AIシフト制御なしの場合と比較して説明する図である。 図5のAIシフト実行制御手段の作動を説明するフローチャートである。 図8のステップS8で用いる設定車速Vnの一例を説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、図8の代りに用いられるフローチャートである。
符号の説明
10:車両用自動変速機 100:電子制御装置 104:基本変速制御手段 110:AIシフト制御手段(規則変更手段) 116:AIシフト制限手段(変更制限手段)

Claims (3)

  1. 予め定められた変速規則に従って自動変速機の全変速範囲で自動変速を行う自動変速モードと、
    前記変速規則に従って行われる自動変速の変速範囲が運転者の手動操作によって制限される手動変速モードと、
    車両走行環境および運転者の運転操作の少なくとも一方に基づいて前記変速規則を変更する規則変更手段と、 を備えており、前記自動変速モードと前記手動変速モードとを運転者が任意に選択することができる車両用自動変速機の変速制御装置において、
    前記規則変更手段は、前記自動変速モードおよび前記手動変速モードの両方で前記変速規則を変更する一方、
    前記手動変速モードが選択されている場合に、車速が所定の設定車速以上の時には、前記規則変更手段による変速規則の変更を禁止する変更制限手段を設けた
    ことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
  2. 前記設定車速は、前記規則変更手段による変速規則の変更で動力源が所定の被駆動状態となる車速領域で、該規則変更手段による変速規則の変更が禁止されるように定められている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用自動変速機の変速制御装置。
  3. 前記規則変更手段は、互いに協調して行われる、自動変速によるビジーシフトを回避するように変速規則を変更するビジーシフト回避機能と、所定の動力源ブレーキ力が得られるように変速規則を変更する動力源ブレーキ制御機能とを有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用自動変速機の変速制御装置。
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