JP2007308971A - 開口部の構造 - Google Patents

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雅紀 高田
Hiroshi Nakagawa
中川  浩
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和典 西尾
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Abstract

【課題】必要に応じ、開口部内の各領域の遮光、透光を任意に切替できるとともに、全遮光も簡単に構成しうる開口部の構造を提供する。
【解決手段】開口部に、開口部を開閉しうる複数の引き戸からなる引き違い戸群を設けるとともに、この引き違い戸群は、開口部の外側に配置された外の引き違い戸群と、この外の引き違い戸群の内側に配置された内の引き違い戸群とを含み、開口部を内外二層の引き違い戸群によって開閉する開口部の構造であって、前記引き戸は、光の透過によって偏光が得られる偏光性透光板を用いて構成され、外、内の引き違い戸群は、各々が第1の偏光性透光板を用いた引き戸と、前記第1の偏光性透光板と偏光方向が異なる第2の偏光性透光板を用いた引き戸とで構成され、引き戸の開閉操作により、開口部の出入り方向に対し異種の偏光性透光板が重なる領域において遮光できることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅、福祉施設、宿泊施設、公共施設のほか、商業施設などの建築物に用いられ、遮光する領域を任意に変更しうる開口部の構造に関する。
季節、太陽高度、或いは屋内空間の使用状態、用途などの変化に応じて日射を調整する際は、カーテン、ブラインドなどの遮光材を用いて開口部を遮蔽することが一般に行なわれている。しかしながら、これら遮光材は、開口部の周縁部に取付けられることから嵩張り、風が吹くと揺れ動いて音を立てるなどの問題がある。
そこで、図9、10に示すように、偏光方向が異なる領域に左右に二分されるとともに開口部に嵌め殺しされた基準となる偏光性板aと、その内側に互いに偏光方向が異なる二枚の移動可能な偏光性板b1、b2とを設けた開口部の構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この開口部においては、偏光性板b1、b2をスライドさせて位置を変化させると、基準となる偏光性板aと異なる偏光方向に位置するときは遮光し、同じ偏光方向に位置するときは、透光するため、選択的に採光することができる。
特開平7−305448号公報
しかしながら、前記開口部の構造においては、基準となる偏光性板aが嵌め殺しされていることから、開口部の換気機能が損なわれ、容量の大きな機械換気設備を設ける必要があるとともに、非常時には避難経路として使用できないという問題がある。また基準となる偏光性板aは、左右に分けて配置された異光方向の偏光性板aの位置は不変であるため、移動可能な偏光性板b1、b2をスライドすることにより遮光、透光を切替えできるもののバリエーションに限界があることから、必要な領域において、遮光、或いは採光できない場合が多く発生して、使い勝手が悪いという問題がある。
本発明は、開口部を内外二層の引き違い戸群によって開閉するとともに、各引き違い戸群に偏光方向の異なる偏光性透光板を用いることを基本とし、必要に応じ、開口部内の各領域の遮光、透光を多様な組み合わせによって任意に切替できるとともに、全遮光も簡単に構成しうる開口部の構造の提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、開口部に、開口部を開閉しうる複数の引き戸からなる引き違い戸群を設けるとともに、この引き違い戸群は、開口部の外側に配置された外の引き違い戸群と、この外の引き違い戸群の内側に配置された内の引き違い戸群とを含み、開口部を内外二層の引き違い戸群によって開閉する開口部の構造であって、前記引き戸は、光の透過によって偏光が得られる偏光性透光板を用いて構成され、外、内の引き違い戸群は、各々が第1の偏光性透光板を用いた引き戸と、前記第1の偏光性透光板と偏光方向が異なる第2の偏光性透光板を用いた引き戸とで構成され、引き戸の開閉操作により、開口部の出入り方向に対し異種の偏光性透光板が重なる領域において遮光できることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、開口部に、開口部を開閉しうる複数の引き戸からなる引き違い戸群を設けるとともに、この引き違い戸群は、開口部の外側に配置された外の引き違い戸群と、この外の引き違い戸群の内側に配置された内の引き違い戸群とを含み、開口部を内外二層の引き違い戸群によって開閉する開口部の構造であって、前記引き戸は、光の透過によって偏光が得られる偏光性透光板を用いて構成され、前記外の引き違い戸群に用いられる偏光性透光板と、内の引き違い戸群に用いられる偏光性透光板とは、互いに偏光方向が異なることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記外の引き違い戸群と、内の引き違い戸群との間には、開口部の内外方向の隙間が形成され、この隙間を介して開口部の内外領域の空気が流通しうることを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、外、内の引き違い戸群は、各々の引き戸に偏光方向の異なる偏光性透光板を用いることから、偏光方向の異なる引き戸を重ねることにより、ブランド、カーテンを用いることなく遮光でき、開口部においてシンプルでスッキリした外観が得られるとともに採光、遮光の調整操作を簡単に行なえる。同時に、偏光方向の異なる引き戸を重ねると、例えば、屋外から屋内の様子を覗き見されることがなくなるため、プライバシーを保護することができる。従って、部屋の一部を外部から隠すためには、その位置に偏光方向の異なる引き戸を重ねることにより、簡単に目隠しできる。しかも外、内の引き違い戸群の引き戸相互において偏光方向が異なる偏光性透光板を重ねる場合に加え、同じ引き違い戸群の引き戸相互間で異なる偏光性透光板を重ねることによっても、遮光することができることから、各群の引き戸の位置に関して多くの組み合わせの中から選択して、任意の位置に遮光領域を設けることができる。
請求項2に係る発明のように、外の引き違い戸群に含まれる引き戸と、内の引き違い戸群に含まれる引き戸とを、互いに偏光方向が異なる偏光性透光板を用いて構成すると、外、内の引き違い戸群の引き戸を全て閉止した時、開口部全体が目隠しされることから、夜間照明によって屋内が丸見えになることを防止でき、その結果プライバシー保護に加えて防犯機能を高めることができる。
請求項3に係る発明のように、前記外の引き違い戸群と、内の引き違い戸群との間に、開口部の内外領域の空気が流通できる開口部内外方向の隙間を形成すると、開口部の全領域において、外の引き違い戸群、或いは内の引き違い戸群の引き戸を位置させて遮断した場合であっても、前記隙間を介して開口部内外領域間で有効な換気が得られる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、開口部の構造1は、開口部2と、この開口部2の内部に取付けられた引き違い戸群4とを具え、この引き違い戸群4は、外の引き違い戸群4Sと、内の引き違い戸群4Uとからなる。
前記開口部2は、建築物の外壁に設けられた窓、或いは床面からの高さに形成された出入り口開口のほか、ケアーハウス或いはグループホームなどの福祉施設、事務所オフィス或いは店舗など商業施設、学校、図書館或いは公民館など公共施設、その他の建築物において設けられる廊下などの屋内通路と、部屋とを仕切る間仕切り壁に形成される屋内窓なども含まれる。なお本形態では、外壁21に設けた窓22の場合が例示される。
前記引き違い戸群4は、例えば図1、2に示すように、略厚さ寸法分内外に位置ずれして配置された複数(本形態では2枚)の引き戸3によって構成される。図4に示すように、3枚の引き戸3、或いは図5に示すように、4枚の引き戸3を含み構成する場合もあり、或いは5枚以上の引き戸3により構成することもできる。
前記引き違い戸群4は、開口部2の外側に配置される外の引き違い戸群4Sと、その内側に配置される内の引き違い戸群4Uとからなり、各々が複数枚の引き戸3によって構成される。本形態の外の引き違い戸群4Sと、内の引き違い戸群4Uとの間には、開口部2の内外方向に向く隙間Sが設けられる。この隙間Sは例えば、30〜200mm程度の空所として形成される。
前記引き違い戸群4を構成する引き戸3は、本形態では、アルミ製矩形状の障子枠23に、ビード26を介して矩形状の偏光性透光板Hを嵌め込むことによって形成される。そして、この障子枠23の下枠には、戸車24が取付けられ、開口部2周縁部に沿って取付けられたアルミサッシ枠25の下レール25Uに、前記戸車24が係合することにより、前記引き戸3は、開口部2内をスライド可能に支持される。
前記偏光性透光板Hは、特定の単一方向の波長の光のみが透過しうる板であり、偏光性透光板Hを通過した光は、同一の方向性を有する偏光性透光板Hを透過しうるが、異なる方向性の偏光性透光板Hは透過できず、遮光される性質を有する。この種の偏光性透光板Hは、偏光ガラスとして形成されるものを使用できるが、本形態では、透明ガラス27に、偏光フィルム28を貼着して形成したものを採用している。そして偏光性透光板Hは、その方向性を区別するため、一方を第1の偏光性透光板H1として、図面では模式図的に縦縞線で表現し、他方を第2の偏光性透光板H2として、横縞線で図示している。更に縞方向を横切る断面図では、偏光フィルム28を点線で図示し、縞方向に平行な断面図では、偏光フィルム28を連続した実線で図示している。
そして本形態では、図1、2に示すように、外の引き違い戸群4Sは、外側に配置され閉止した際、図2上で左側に位置する引き戸3に、第1の偏光性透光板H1が用いられ、右側に配される引き戸3に、第2の偏光性透光板H2が用いられている。そして内の引き違い戸群4Uは、逆に、外側に配置され閉止した際、左側に位置する引き戸3に、第2の偏光性透光板H2が用いられ、右側に配される引き戸3に、第1の偏光性透光板H1が用いられる。従って、外、内の引き違い戸群4S、4Uを共に閉止する場合には、図3(A)に示すように、各々外、内の引き違い戸群4S、4U間で第1、第2の偏光性透光板H1、H2が重なることから、太陽光の差し込みが遮断されるとともに、外から見通すこともできないため、プライバシーを守ることができる。なお図3(A)は、図2と同様、図面の上方を屋外側とする。また本明細書では、屋内側から屋外側を向いた姿勢において、開口部の左、右を、各々左側、右側と呼ぶものとする。
図3(B)は、外の引き違い戸群4Sを右側に移動させると共に、内の引き違い戸群4Uを左側に移動させた使用状態を示し、外、内の引き違い戸群4S、4U毎に第1、第2の偏光性透光板H1、H2が重なることから、開口部2の全領域で遮光される。なおこのとき、内、外の引き違い戸群4S間には、前記の如く隙間Sが形成されていることから、その間を介して開口部2の内外領域の空気が流通できる。そのため、開口部2の全領域において、外、内の引き違い戸群4S、4Uの引き戸3を配置することにより、開口部2を内外方向に対して遮蔽した場合であっても、この隙間Sを介して開口部2の内外領域間で有効な換気が得られる結果、機械換気設備を設置することなく、適度の自然換気が得られる点で好ましい。
図3(C)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uを共に右側に移動させて、開口部2の左半分を開放している。このとき、開口部の右半分の領域は遮光される。図3(D)では、外の引き違い戸群4Sは右側に移動させ、内の引き違い戸群4Uを閉止している。図3(E)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uにおいて、第1の偏光性透光板H1を左側に、第2の偏光性透光板H2を右側に各々移動させ、全体を採光領域としている。
図4(A)〜(D)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uが、各々3枚の引き戸3からなる他の実施形態を例示している。外の引き違い戸群4Sは、左右両側の引き戸3に第2の偏光性透光板H2を用いるとともに、中央の引き戸3に第1の偏光性透光板H1を用いている。逆に内の引き違い戸群4Uは、左右両側の引き戸3に第1の偏光性透光板H1、中央の引き戸3に第2の偏光性透光板H2を各々用いている。
図4(A)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uを共に閉止した使用状態であり、外、内の引き違い戸群4S、4U間で偏光方向が異なるため、全領域で遮光される。図4(B)は、内の引き違い戸群4Uの左側の引き戸3と、中央の引き戸3の位置を入れ替えた使用状態であり、この入れ替えた領域は、外、内の引き違い戸群4S、4U間で偏光方向が揃うため、採光領域が形成される。
図4(C)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uの左側の引き戸3を、中央位置に移動させることにより、左側の領域を開放した使用状態である。図4(D)は、外の引き違い戸群4Sの中央の引き戸3を左側へ移動させるとともに、内の引き違い戸群4Uの左側の引き戸3を中央へ移動させた使用状態であり、開口部2の全領域が遮光されるものの、前記隙間Sによって換気経路を形成している。
図5(A)〜(D)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uが、各々4枚の引き戸3からなる実施形態を例示している。外の引き違い戸群4Sは、左側から右側へ向かって第2の偏光性透光板H2を用いた引き戸3、及び第1の偏光性透光板H2用いた引き戸3を交互に配置している。逆に内の引き違い戸群4Uは、左側から右側へ向かって第1の偏光性透光板H1を用いた引き戸3、及び第2の偏光性透光板H2用いた引き戸3が交互に配置される。そのため図5(A)に示される閉止状態において、外、内の引き違い戸群4S、4U間で、異なる偏光方向の偏光性透光板Hが向き合うことから、全領域で遮光される。
図5(B)は、内の引き違い戸群4Uの左端の引き戸3と左中の引き戸3、及び右端の引き戸3と右中の引き戸3の位置を各々入れ替えるた使用状態であり、外、内の引き違い戸群4S、4U間で偏光方向が全て揃うため、全領域で採光できる。図5(C)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uにおいて、左端、左中、右中の引き戸3を、各々引き戸3の幅(開口部2の幅の1/4)だけ右方向へ移動した使用状態であり、左端の領域が開放されるとともに、他の領域では遮光されている。図5(D)は、外の引き違い戸群4Sの左中、右中の引き戸3を各々外側へ移動させ、内の引き違い戸群4Uの左端、右端の引き戸3を左中、右中の位置へ移動させた使用状態であり、開口部2の全領域が遮光されるものの、前記隙間Sによって換気経路を形成している。
このように、本発明の開口部の構造においては、外、内の引き違い戸群4S、4Uを構成する、複数枚の引き戸3に偏光方向の異なる偏光性透光板Hを用いているため、偏光方向の異なる引き戸3同士が重なり合う位置に引き戸3を移動させることによって、太陽光を遮光できることから、ブランド、カーテンが不要となり、その結果開口部2まわりの外観がシンプル化されて見栄えが向上するとともに採光量の調整操作を簡単に行なえる。同時に、偏光方向が異なる第1、第2の偏光性透光板H1、H2を用いた引き戸3同士を重ねる位置に移動させると、例えば、屋外から屋内の様子を覗き見されることがなくなり、プライバシーを保護することができる。そのため、部屋の一部を外部から隠したい折には、その位置に偏光方向の異なる一対の引き戸3を移動させて重ねることによって、簡単に目隠しできる。
しかも各種実施形態に基づき詳説した如く、内の引き違い戸群4Uの引き戸3相互において偏光方向が異なる偏光性透光板Hを重ねる場合に加え、同じ引き違い戸群4の引き戸3相互間で異なる偏光性透光板Hを重ねることによっても、遮光することができることから、各群の引き戸3の位置に関して多くの組み合わせの中から選択して、任意の位置に遮光領域を設けることができる。
図6には、他の開口部の構造2が示される。以下前記と同じ内容の説明は省略し、異なる内容を中心に説明する。本発明では、同じ引き違い戸群4に含まれる引き戸3には、同じ偏光方向の偏光性透光板Hが用いられ、かつ外、内の引き違い戸群4S、4U間では異なる偏光方向の偏光性透光板Hが用いられる。即ち図6に示された本形態では、外の引き違い戸群4Sに含まれる引き戸3には、第1の偏光性透光板H1が用いられ、他方内の引き違い戸群4Uに含まれる引き戸3には、第2の偏光性透光板H2が用いられている。
図6(A)には、外、内の引き違い戸群4S、4Uが、共に閉止した使用状態を示している。第1、第2の偏光性透光板H1、H2が重なることから、開口部2の全領域において遮光されている。図6(B)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uを、各々左側、右側に振り分けて移動した使用状態である。従って左、右の領域において、各々第1、第2の偏光性透光板H1、H2同士が重なることから、採光できる。しかも外、内の引き違い戸群4S、4U間に形成される隙間Sを介して、開口部2の内外領域間で適度の自然換気が得られる。
図6(C)は、外、内の引き違い戸群4S、4U双方を、右側へ移動させることにより、開口部2の左半分を開放した使用状態である。図6(D)は、外の引き違い戸群4Sを右側へ移動させ、他方内の引き違い戸群4Uを閉止した使用状態であり、開口部2の左半分で採光できる。
図7(A)〜(D)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uが、各々3枚の引き戸3からなる他の実施形態を例示している。図7(A)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uを共に閉止した使用状態であり、第1、第2の偏光性透光板H1、H2が重なることから、開口部2の全領域で遮光される。図7(B)は、外、内の引き違い戸群4S、4Uを、各々左側、右側に振り分けて移動した使用状態である。従って、開口部2の中央の領域が開放されるとともに、左側、右側の領域においても、第1、第2の偏光性透光板H1、H2同士が重なることから採光される。
図7(C)は、図7(A)の閉止状態から、各々中央の引き戸3を左側へ移動した使用状態であり、開口部2の中央の領域が開放されるが、左側、右側の領域においては、異方向の偏光性透光板H同士が重なることから遮光される。図7(D)では、外の引き違い戸群4Sの中央の引き戸3を左側へ移動し、内の引き違い戸群4Uの左側の引き戸3を中央へ移動することにより、左側及び中央の領域で採光し、右側の領域では遮光している。しかも本形態では、外、内の引き違い戸群4S、4U間の隙間Sを介して、自然換気が得られる。
このように本発明の開口部の構造2では、外の引き違い戸群4Sの引き戸3に第1の偏光性透光板H1を用い、他方内の引き違い戸群4Uの引き戸3に、偏光方向が異なる第2の偏光性透光板H2を用いているため、外、内の引き違い戸群4S、4Uの引き戸3を全て閉止した時、開口部2の全体が目隠しされることから、夜間照明によって屋内が丸見えになることを防止でき、その結果プライバシー保護に加えて防犯機能を高めることができる。
図8(A)(B)には、他の実施形態が例示される。本形態の外、内の引き違い戸群4S、4Uには、各々上、下に分割された引き戸3が設けられ、この分割された引き戸3は、各々公知の機構を用いて昇降可能に支持されている。更に、上、下に分割された各々の引き戸3には、第1、第2の偏光性透光板H1、H2が用いられている。その結果、上、下に分割された引き戸3を上下に移動させることにより、遮光状態、採光状態を任意に選択、変化させることができる。
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものである。従って本発明の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本発明の一実施の形態を例示する縦断面図である。 その横断面図である。 (A)〜(D)は、異なる使用状態を模式図的に例示した略横断面図である。 (A)〜(D)は、他の実施形態の、各々異なる使用状態を模式図的に例示した略横断面図である。 (A)〜(D)は、更に他の実施形態の、各々異なる使用状態を模式図的に例示した略横断面図である。 他の発明の一実施の形態を例示し、(A)〜(D)は、異なる使用状態を模式図的に例示した略横断面図である。 (A)〜(D)は、他の実施形態の、各々異なる使用状態を模式図的に例示した略横断面図である。 (A)(B)は、各々他の実施形態を例示する略図である。 従来例を示す斜視図である。 その要部拡大図である。
符号の説明
1 開口部の構造
2 開口部
3 引き戸
4 引き違い戸群
4S 外の引き違い戸群
4U 内の引き違い戸群
H 偏光性透光板
H1 第1の偏光性透光板
H2 第2の偏光性透光板
S 隙間

Claims (3)

  1. 開口部に、開口部を開閉しうる複数の引き戸からなる引き違い戸群を設けるとともに、この引き違い戸群は、開口部の外側に配置された外の引き違い戸群と、この外の引き違い戸群の内側に配置された内の引き違い戸群とを含み、開口部を内外二層の引き違い戸群によって開閉する開口部の構造であって、
    前記引き戸は、光の透過によって偏光が得られる偏光性透光板を用いて構成され、
    外、内の引き違い戸群は、各々が第1の偏光性透光板を用いた引き戸と、前記第1の偏光性透光板と偏光方向が異なる第2の偏光性透光板を用いた引き戸とで構成され、
    引き戸の開閉操作により、開口部の出入り方向に対し異種の偏光性透光板が重なる領域において遮光できることを特徴とする開口部の構造。
  2. 開口部に、開口部を開閉しうる複数の引き戸からなる引き違い戸群を設けるとともに、この引き違い戸群は、開口部の外側に配置された外の引き違い戸群と、この外の引き違い戸群の内側に配置された内の引き違い戸群とを含み、開口部を内外二層の引き違い戸群によって開閉する開口部の構造であって、
    前記引き戸は、光の透過によって偏光が得られる偏光性透光板を用いて構成され、
    前記外の引き違い戸群に用いられる偏光性透光板と、内の引き違い戸群に用いられる偏光性透光板とは、互いに偏光方向が異なることを特徴とする開口部の構造。
  3. 前記外の引き違い戸群と、内の引き違い戸群との間には、開口部の内外方向の隙間が形成され、この隙間を介して開口部の内外領域の空気が流通しうることを特徴とする請求項1又は2記載の開口部の構造。
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