JP2007304933A - 情報処理システム、端末装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラジオファイルとしてのオーディオデータについて音声解析を行って、楽曲と声とに分けてチャプタ分割を行う。また、分割された楽曲チャプタごとにジャンル認識を行う。さらに、楽曲チャプタについては、オーディオデータに基づいた楽曲検索により、タイトル、アーティストなどの検索を行う。このようにして1ラジオファイルについて得られたチャプタ単位に応じたメタデータを利用して、ラジオファイル管理を行う。これにより、ラジオファイルの単位にしばられない、チャプタ単位による管理を、ファイルと同様の要領で行うことができる。
【選択図】図18
Description
つまり、所定の記憶データ単位により管理されるようにしてデータを記憶するようにされ、記憶データ単位の種別として、少なくとも、或るまとまった時間分のコンテンツのデータから成る単位コンテンツデータが記憶される記憶手段と、この記憶手段に記憶される単位コンテンツデータについて、そのデータ内容についての解析処理を実行することにより、再生時間進行に従って、所定種別の再生出力内容に応じた区間データ単位により区分する区分手段と、単位コンテンツデータを形成する区間データ単位についての所定内容を有する区間関連情報を生成する区間関連情報生成手段と、区間関連情報を少なくとも有して形成される単位コンテンツデータ関連情報を、対応する単位コンテンツデータと関連付けるようにして記憶手段に記憶させる情報記憶制御手段と、記憶媒体に記憶されている単位コンテンツデータについての管理を、同じ記憶媒体に記憶される、この単位コンテンツデータに関連付けされた単位コンテンツデータ関連情報に基づいて行うようにされる単位コンテンツデータ管理手段とを備えて構成することとした。
ここで、記憶手段は、記憶データ単位により記憶データを管理することとされている。このことは、基本的には、記憶データ単位は、これより区分化した単位では管理できないことを意味している。従って、記憶データ単位により記憶される単位コンテンツデータとしても、その内容を区分化して管理することはできないことになる。しかしながら、本願発明では、この記憶手段に記憶される単位コンテンツデータを、上記区間関連情報を含む単位コンテンツデータ関連情報に基づいて管理するようにもされている。これにより、単位コンテンツデータを、単位コンテンツデータ関連情報における区間関連情報が示す区間データ単位により、区間分け、分割(区分)して管理することが可能となる。
先ず、図1には、本実施の形態としての情報処理システムを構成する装置として、パーソナルコンピュータ1、携帯型端末装置2、及び楽曲検索サーバ3が示される。本願発明による情報処理システムとの対応では、パーソナルコンピュータ1がホスト装置となり、携帯型端末装置2が、このホスト装置に対する端末装置(クライアント)となるが、図1では、この基本構成に対して、さらに楽曲検索サーバ3が付加されていることになる。
[手順1]
先ず、携帯型端末装置2は、例えばユーザが容易に携帯可能な程度のサイズ形状、重量の本体を有している。また、この携帯端末装置2は、例えば内部に記憶媒体を有しており、この記憶媒体は、例えば所定のファイルシステムにより、記憶されたデータをファイル単位(記憶データ単位)で管理するようにされている。そして、記憶媒体は、ファイルとして、例えば少なくとも音声によるコンテンツとしてのデータ(オーディオデータ)をファイル化したコンテンツファイルを記憶させることができるようになっている。そして、ユーザは、この携帯端末装置2に対する所定操作によって、記憶媒体に記憶されているコンテンツファイルを再生して、例えば本体のヘッドフォンジャックに接続したヘッドフォン、イヤフォンなどからその再生音声を出力させることができるようになっている。
さらに、携帯型端末装置2は、ラジオチューナを備えることで、所定のキャリアのラジオ放送を受信復調して、上記ヘッドフォンジャックなどからその音声信号を出力させることもできるようになっている。
また、携帯型端末装置2は、上記のようにして受信復調して得られるラジオ放送の音声を、オーディオデータのコンテンツから成るコンテンツファイルとして、内部記憶媒体に記憶させることができるようにもされている。そして、ここでの利用態様例として説明する手順1としては、ユーザによるラジオ放送の録音となる。つまり、ユーザが、所定操作により、受信選局させたラジオ放送を記憶媒体にコンテンツファイルとして記憶させるものである。なお、以降において、ラジオ放送を受信選局して得られた音声のオーディオデータを記憶して得られる種別のコンテンツファイルについては、ラジオファイル(単位コンテンツデータ)ともいうことにする。
また、携帯型端末装置2によるラジオファイルの録音にあたっては、ユーザが、リアルタイムで録音開始、停止の操作を行うようにされてもよいし、ユーザが受信周波数と、録音開始/終了時間などを指定したうえで録音動作を自動実行させる、予約録画が可能なように構成されても良い。
例えば、携帯型端末装置2において記憶されるラジオファイルとしては、そのファイル単位で管理されることになるのであるが、1つのラジオファイルについて、上記した話や楽曲などの内容に応じた区間で管理できるようになれば、例えばパーソナリティの話などをとばして楽曲のみを聴きたいような場合など、楽曲の頭出しなどが行えることになり、例えば早送りや早戻しを行う場合よりも使いやすいものとなる。
手順2以降は、上記のようにして、携帯型端末装置2に記憶されたラジオファイルについて、その音声内容に応じた区間で管理できるようにするための手順となる。
なお、次に説明する手順2以降においてパーソナルコンピュータ1の動作を伴って行われる手順は、例えば、パーソナルコンピュータ1にインストールするようにして記憶させた、ラジオファイルに対応した各種の機能を有するアプリケーションソフトウェア(ラジオファイル対応アプリケーション14a)により実現されるものとされる。
上記のようにして携帯型端末装置2の記憶媒体にはラジオファイルが記憶される。そこで、手順2としては、例えばユーザの作業として、ホストであるパーソナルコンピュータ1上でラジオファイル対応アプリケーションを起動させたうえで、このパーソナルコンピュータ1と携帯型端末装置2とを、所定のデータ通信フォーマットに応じた通信バス100により相互接続させたうえで、携帯型端末装置2に記憶されているラジオファイルのデータを、上記通信バス100を経由してパーソナルコンピュータ1に対して転送させるようにする。パーソナルコンピュータ1では、例えばラジオファイル対応アプリケーション14aの機能として、転送されてきたラジオファイルのデータを、内部のHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶媒体に記憶させて保存するようにされる。
なお、このようにして、ラジオファイルをHDDなどに保存しておけば、以降においてはパーソナルコンピュータ1単体(ラジオファイル対応アプリケーション14a)でラジオファイルを再生、編集するなどの利用が可能となるが、その必要性がなければ、転送されてきたデータをRAMなどの主記憶装置に書き込んで保持しておくようにするだけでもよい。以降の説明からも理解されるように、この図に示される手順による利用態様例は、必ずしもパーソナルコンピュータ1が、転送されてきたデータをHDDに記憶保存しなくともRAMに保持しておくことで実現可能である。
手順3は、上記手順2によりパーソナルコンピュータ1に保存、保持されたラジオファイルのオーディオデータを対象として、ラジオファイル対応アプリケーション14aにより解析処理を実行させる。つまり、この場合のラジオファイル対応アプリケーション14aとしては、以降説明する音声解析処理を実行可能とするためのプログラム部分を備えて構成される。
この解析処理としては、ラジオファイルのオーディオデータを再生出力したときに聴取者に聴こえる内容(再生出力内容)について、それが通常の話し声、会話(声)などとされるものであるのか、また、楽曲としてのものであるのかを区別して認識するものとされる。そして、この解析処理結果に基づいて、ラジオファイルのオーディオデータについて、声の内容の区間と楽曲の内容の区間とにより区分(分割)するようにされる。
なお、以降においては、このようにして再生出力内容が声、楽曲とされることに応じて分割される区間を「チャプタ」ともいい、さらに、声としての再生出力内容を有するチャプタは、声チャプタともいい、楽曲としての再生出力内容を有するチャプタは、楽曲チャプタともいうことにする。つまり、ここでは、ラジオファイルをチャプタの単位で分割することになる。このチャプタ分割結果として直接的に得られる情報(分割結果情報)は、より具体的には、ラジオファイルにおいて、先頭から最終までのチャプタ番号ごとに対応したチャプタの分割位置(区分位置)となる再生時間を示す情報(チャプタ開始時間)と、そのチャプタ番号に対応するチャプタが声チャプタであるのか、楽曲チャプタであるのかを識別する情報(再生内容の情報)とから少なくとも成るものとされる。
また、この場合の上記解析処理としては、さらに、楽曲であるとして認識されたチャプタについては、その楽曲のジャンルを認識するための処理も行うようにされる。つまり、楽曲チャプタのジャンルを示す情報も得られることになる。
上記手順3によっては、ラジオファイルについて、声チャプタと楽曲チャプタとに分割区分したことを示すチャプタ開始時間、再生内容の情報と、楽曲チャプタについて、その楽曲のジャンルを示す情報とが得られることになる。これらの情報は、ラジオファイル、あるいはチャプタに関連した特定の内容を有するメタデータ、属性情報であるといえるが、手順4〜手順6は、例えばラジオファイル対応アプリケーション14aが、解析対象とされたラジオファイル、チャプタについてのさらに多くのメタデータを、楽曲検索サーバ3から取得するための手順となる。
そして、手順4としては、ラジオファイル対応アプリケーション14aとしての機能により、パーソナルコンピュータ1から、例えばネットワーク101を経由して、楽曲検索要求を行うようにされる。この楽曲検索要求は、上記手順3によりラジオファイルを分割して得られたチャプタのうち、楽曲チャプタについての、その楽曲に対応するメタデータの検索を要求するものとなる。
このために、パーソナルコンピュータ1は、楽曲チャプタのオーディオデータにおける所定の再生時間分の先頭部分のデータを抜き出して、検索条件データとして、検索要求とともに送信するようにされる。
この手順5では、上記のようにしてパーソナルコンピュータ1から送信された検索要求を受けて、楽曲検索サーバ3が、検索を実行する。
楽曲検索サーバ3では、例えば、楽曲ごとに、その冒頭部分についての所定時間分のオーディオデータ(冒頭部分データ)と、その楽曲に関連する所定のメタデータとを対応付けた楽曲データベースを記憶している。
そして、楽曲検索サーバ3では、上記手順4による検索要求と共に送信されてきた検索条件データとしてのオーディオデータと一致するとされる、楽曲データベースの冒頭部分データを検索し、検索された冒頭部分データに対応付けられているメタデータを、楽曲データベースから取り出すようにされる。このようにして取り出されたメタデータが、先の検索要求に応答して出力されるべき検索結果となる。
つまり、この場合の楽曲検索は、オーディオデータの実体的内容そのものを検索条件として、楽曲データベースから1つの楽曲を特定し、その特定された楽曲についてのメタデータを得る、というものになる。
なお、この場合において、楽曲データベースに格納する楽曲ごとのメタデータの種類としては、特に限定されるべきではないが、ここでは、説明を分かりやすく簡単なものとするために、タイトル情報とアーティスト情報のみであることとする。タイトル情報は、対応する楽曲のタイトル(曲名)を示す情報であり、アーティスト情報は、対応する楽曲を演奏しているとするアーティスト(演奏者)の名称を示すものである。
また、このような楽曲検索サーバ3により実現される楽曲検索の技術としては、これまでに提案、あるいは実現されている技術、さらには、将来的に提案、採用される技術を用いることとすればよい。
また、本実施の形態では、先のパーソナルコンピュータ1での解析処理により、楽曲チャプタのジャンルを認識するようにしているが、楽曲データベースに、このジャンルをメタデータとして含めるようにすれば、パーソナルコンピュータ1における解析処理としては、ジャンル認識を実行する必要はなくなる。
手順6では、楽曲検索サーバ3が、上記手順5により得た検索結果であるメタデータ(タイトル情報及びアーティスト情報)を、ネットワーク101を経由させてパーソナルコンピュータ1に返すようにして送信する。
上記手順6により送信されてきたメタデータを受信したことに応じて、パーソナルコンピュータ1のラジオファイル対応アプリケーション14aは、検索要求に応答した検索結果として、楽曲チャプタごとについてのメタデータとして、さらに、タイトル情報及びアーティスト情報を取得することになる。従って、この段階では、ラジオファイルに関するメタデータとして、先の手順3による解析処理結果に応じた、ラジオファイルをチャプタ(声チャプタ、楽曲チャプタ)単位により区分したことを示す分割結果情報(チャプタ番号に対応させたチャプタ開始時間及び再生内容(楽曲/声)の情報から成る)と、楽曲チャプタに関するジャンル情報と、上記したタイトル情報及びアーティスト情報が得られることになる。
そこで、この手順7では、上記のようにして得られたメタデータである、分割結果情報と、楽曲チャプタごとのジャンル情報、タイトル情報、及びアーティスト情報とを用いて、所定構造によるチャプタ管理情報(区間関連情報)を作成し、通信バス100を経由して、携帯型端末装置2に転送するようにされる。
なお、上記説明では、タイトル情報及びアーティスト情報を取得するのにあたり、直ちに、楽曲検索サーバ3に対して検索要求を行うこととしているが、例えば、ラジオファイル対応アプリケーション14aとして、楽曲検索サーバ3が有するものと同様の構造の楽曲データベースを有する(HDDに記憶される)こととして、タイトル情報及びアーティスト情報の検索、取得についても、パーソナルコンピュータ1にて完結して実行できるようにしてよい。あるいは、ラジオファイル対応アプリケーション14aが有する楽曲データベースと、楽曲検索サーバ3とを併用するようにしてもよい。例えば、ラジオファイル対応アプリケーション14aは、先ず、パーソナルコンピュータ1のHDDに保存されている楽曲データベースにアクセスして検索を行う。そして、その検索結果として、検索条件とされた楽曲チャプタの冒頭データと一致する楽曲のメタデータが検索されたのであれば、その検索されたメタデータを利用することとし、検索されなかったのであれば、改めて、楽曲検索サーバ3と接続して検索要求を送信するものである。
上記手順7が行われたことに応じて、携帯型端末装置2では、パーソナルコンピュータ1から送信されてきたチャプタ管理情報を受信取得することになる。また、このチャプタ管理情報は、パーソナルコンピュータ1のラジオファイル対応アプリケーション14aが、携帯型端末装置2から転送されてきたラジオファイルに対応して作成したものであるから、携帯型端末装置2の記憶媒体に記憶されているラジオファイルの何れかに対応したものであることになる。
携帯型端末装置2では、この受信取得したチャプタ管理情報を、例えば必要に応じて所定構造に変換するなどしたうえで、後述するようにして、ラジオファイル管理情報の構造に組み込むようにされる。ラジオファイル管理情報は、携帯型端末装置2の記憶媒体に記憶されるラジオファイルごとに対応した所定内容のメタデータを有して形成される情報である。なお、このラジオファイル管理情報の構造例については後述する。また、このラジオファイル管理情報も、携帯型端末装置2の記憶媒体に記憶されるものである。
そして、手順8としては、携帯型端末装置2が、上記ラジオファイル管理情報を利用して、例えばリスト表示やファイル再生などをはじめとする、ラジオファイルについての各種の管理を行うようにされる。ここで、ラジオファイル管理情報には、パーソナルコンピュータ1から受信取得したチャプタ管理情報が含まれているので、この手順8によるラジオファイル管理としては、チャプタ単位で区分化した管理(チャプタ管理)が可能とされることになる。このようなラジオファイルについてのチャプタ管理の態様例については後述する。
この図におけるパーソナルコンピュータ1は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD(ハードディスクドライブ)14、操作入力処理部15、表示出力処理部16、メディアドライブ17、データインターフェイス18、及びネットワークインターフェイス19を内部バス20により相互に接続して成るものとして示されている。
なお、この図においては、HDD14に記憶されるデータとして、プログラムについてはラジオファイル対応アプリケーション14aを示している。このラジオファイル対応アプリケーション14aは、例えば図1において説明したように、携帯型端末装置2からラジオファイルを読み込むとともに、読み込みを行ったラジオファイルについてのチャプタ管理情報を生成し、携帯型端末装置2に対して返すようにされる。なお、ラジオファイル対応アプリケーション14a自体zとしても、HDD14に記憶させたラジオファイルを、後述する携帯型端末装置2と同様にして、ラジオファイル管理情報に基づいて管理可能なように構成してかまわない。
表示出力処理部16は、例えばCPU11の制御に応じて表示デバイス22により画像を表示出力させるための処理を実行する。例えば、本実施の形態の場合であれば、ラジオファイル対応アプリケーション14aのGUI(Graphical User Interface)なども、この表示デバイス22にて表示されることになる。
この図に示す携帯型端末装置2は、データ入出力端子31、データインターフェイス32、記憶部33、再生信号処理部34、音声出力端子35、表示部36、制御部37、操作部38、アンテナ39、及びラジオチューナ部40を備える。
確認のために述べておくと、先に図1により説明した、携帯型端末装置2からパーソナルコンピュータ1へのラジオファイル転送や、パーソナルコンピュータ1から携帯型端末装置2へのチャプタ管理情報の転送などは、このデータインターフェイス32と、パーソナルコンピュータ1のデータインターフェイス18とが通信バス100経由で接続されることで実現されるものである。
また、このデータインターフェイス22(及びデータ入出力端子21)が対応する規格としては特に限定されるものではないが、現状であればUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394などを挙げることができる。また、ここでのデータインターフェイス規格として例えば近距離無線によるデータ通信規格を採用することも可能である。この場合には、データ入出力端子21は不要となる。
また、記憶部33には、制御部37を形成するとされるCPUが実行するプログラムと、これに関連した各種設定情報を記憶させることもできる。また、記憶部33に記憶されるコンテンツファイルなどのファイルとしてのデータも、ファイルシステムにより管理するようにされる。
この記憶部33として実際に採用される記憶デバイスとしては、電源供給が停止されてもデータが消失しない不揮発性を有するものであれば特に限定されるものではないが、現状においては、HDD、あるいはフラッシュメモリが広く採用されている状況にあり、例えば現状であれば、数百MB(メガバイト)から数GB(ギガバイト)程度の容量が与えられることが一般的である。
なお、ここでのコンテンツファイルとは、上記のようにしてファイルシステム(例えばFATファイルシステムなど)により管理されてメディアに記憶されるファイルのうちで、音声からなるオーディオファイル、動画ファイルのほか、写真、絵などの静止画ファイルなどを指す。つまり、これらのファイルは、再生出力される内容が、画像、音声などのいわゆるコンテンツとされて、視覚、聴覚的にユーザにとって意味のあるものとされ、このことに由来してコンテンツファイルといわれるものである。
また、コンテンツファイルがビデオ(動画)ファイル、静止画ファイルなどの画像ファイル形式である場合には、再生処理部34は、必要に応じて画像データについての圧縮符号化に対する復号処理を施したうえで表示のための所定の信号処理等を行い、その画像を表示部36に対して表示出力させる。また、例えば画像とともに音声の情報もファイルに含まれている場合には、再生処理部34は、画像情報の再生信号処理とともに、音声情報の再生信号処理も実行し、表示部36に表示させる画像とともに、しかるべきタイミングでもって、音声出力端子35から音声信号を出力させる。
なお、表示部36として採用するディスプレイデバイスの種類としては特に限定されないが、現状であれば、例えばマトリクス方式により表示駆動される所定サイズの液晶ディスプレイデバイスなどを採用できる。
操作部38は、携帯型端末装置2において備えられる各種の操作子と、これらの操作子に対して行われた操作に応じた信号(操作信号)を生成して出力する部位とを一括して示す。操作部38から入力された操作信号に応じて、制御部37は所要の制御処理を実行する。
ここで、或る1つのラジオファイルについてのチャプタ単位による管理例を図4に示す。
この図4においては、ラジオファイルの再生出力内容(つまり、オーディオデータの内容に相当する)について、先頭のチャプタ1から、最後のチャプタnまでのn個のチャプタにより区分されるようにして管理された状態が示されている。そして、この場合においては、例えばチャプタ1、チャプタ3・・・チャプタnの再生出力内容は[声]であるものとして管理され、チャプタ2、チャプタ4、・・・チャプタn−1は[楽曲]であるものとして管理されている。
さらに、[楽曲]であるとして管理されたチャプタについては、その楽曲についてのメタデータとして、パーソナルコンピュータ1の音声解析処理によって得られたジャンルと、楽曲検索サーバ3により検索されたタイトル、アーティストの情報が対応付けられるようにして管理されることになる。
図5に示されるチャプタ管理情報の構造は、1つのラジオファイルに対応したものとされ、このために、先ず、対応するラジオファイルのファイルIDとして、そのファイル名を持つようにされる。そのうえで、チャプタ分割の結果により得られたチャプタ1〜nまでのチャプタごとに応じたチャプタ番号1〜nが用意される。そして、登録されたチャプタ番号ごとに、そのチャプタのチャプタ開始時間、再生内容、ジャンル、タイトル、アーティストの情報項目(メタデータ)が対応付けられることになる。
チャプタ開始時間は、ラジオファイルのオーディオデータにおいて対応のチャプタが開始される再生時間を示す。
また、再生内容は、音声解析処理により認識された内容が[楽曲]と[声]の何れであるのか、つまり、楽曲チャプタと声チャプタのいずれとなるのかを示す情報である。
なお、上記チャプタ開始時間と再生内容の情報は、先に説明した、音声解析処理によって得られる分割結果情報を元としている。
ジャンルは、音声解析処理により認識されたチャプタのジャンルが何であるのかを示し、タイトル、アーティストの情報は、それぞれ、楽曲検索サーバ3により検索されたチャプタの楽曲についてのタイトルと、アーティストを示す。なお、これらのチャプタ番号に対応付けられるメタデータのうち、ジャンル、タイトル、アーティストに関しては、楽曲チャプタについてのみ対応付けられることから、再生内容について[声]が登録されたチャプタ番号については、有効な情報は格納しないようにされる。
このような構造のチャプタ管理情報は、例えば図1との対応では、手順7によりパーソナルコンピュータ1にて作成され、携帯型端末装置2に転送されるチャプタ管理情報と同じであると考えてよい。
なお、この図6において示される処理手順は、図1との対応では、図1の手順2、3、4、6、7として説明した内容に関連する。また、この図に示す処理手順は、パーソナルコンピュータ1のCPU11が、ラジオファイル対応アプリケーション14aとしてのプログラムを実行することにより得られるものとしてみることができる。
そして、この状態の下で、例えばユーザによる、パーソナルコンピュータ1上で起動されたラジオファイル対応アプリケーション14aに対する操作として、携帯型端末装置2に記憶されているラジオファイルのうちで、未だチャプタ管理がされていない、つまり、対応するラジオファイル管理情報に対してチャプタ管理情報が含められていないラジオファイルについて、チャプタ管理が行えるようにするための指示操作が行われたとする。
この指示操作に応じて、ラジオファイル対応アプリケーション14aは、ステップS101により、携帯型端末装置2からラジオファイルを取り込むための処理を実行する。つまり、図1の手順2に対応する動作を実行する。このためには、例えばラジオファイル対応アプリケーション14aが、未だチャプタ管理が為されていないラジオファイルのデータを、通信バス100経由で携帯型端末装置2に対して要求するようにされる。
この要求に応じて、携帯型端末装置2では、記憶部33に記憶されるラジオファイルのうちから、未だチャプタ管理が行われていないものを検索する。なお、この検索にあたっては、携帯型端末装置2は、記憶部33に記憶されるコンテンツファイルの種別としてラジオファイルとそれ以外のものとを区別することと、ラジオファイルに関しては、チャプタ管理されているラジオファイルと、チャプタ管理されていないラジオファイルとを区別することの必要があるが、このためには、例えば後述する構造のラジオファイル管理情報を参照することで可能である。
そして、携帯型端末装置2は、検索により得られた、チャプタ管理が行われていないラジオファイルのデータを記憶部33から読み出して、データインターフェイス32から通信バス100を経由させて、パーソナルコンピュータ1(ラジオファイル対応アプリケーション14a)に対して送信するようにされる。
そして、同じステップS101として、ラジオファイル対応アプリケーション14aは、上記のようにして送信されてきたラジオファイルのデータを、HDD14に転送して記憶させるようにする。先の図1による説明のようにして、本実施の形態では、必ずしも、携帯型端末装置2から送信されてきたラジオファイルのデータをHDD14に保存させる必要はないが、ここでは、HDD14に保存させることとした例を前提としているものである。
このステップS104にて開始する解析処理(音声解析処理)は、ラジオファイルのオーディオデータについての再生信号波形のパターン認識などを利用して、1つには、その再生音声としての内容の主体が、楽曲の演奏であるのか、あるいは楽曲ではなくて、人間などが会話などのために発している声であるのかを認識するためのものとなる。また、楽曲の演奏である場合には、その楽曲のジャンルも認識するようにされる。なお、本実施の形態としては、後述するジャンル認識のための音声解析処理も含め、上記の音声解析処理として採用する方式などとしては、特に限定されるべきものではなく、これまでに知られているもの、あるいは将来的に開発、利用される技術のうちから適切とされるものを採用すればよい。
ステップS106においては、先ず変数nについて1インクリメントを行う。以降のステップS107〜S110までの手順は、この変数nに応じた番号のチャプタについての一部メタデータを設定保持するものとなる。保持されたメタデータは、後の手順(ステップS119)においてチャプタ管理情報を作成するための素材として使用される。
また、次のステップS108では、上記ステップS105の判定に従ってラジオファイルのオーディオデータの内容が変化したことに応じて、チャプタnについてのチャプタ開始時間を得て、このチャプタ開始時間を、チャプタ番号nに対応させて保持しておくようにされる。
なお、ステップS108においてチャプタnのチャプタ開始時間を特定して取得するのにあたっては、例えばステップS105にて判定された「声から楽曲への変化」が生じたとされるデータ位置(変化点)の再生時間を取得するようにされればよい。なお、ステップS108の手順が、最初のチャプタ(チャプタ1)を対象とする場合には、オーディオデータの先頭に対応した再生時間(例えば00時間00分00秒)が設定されることになる。
また、確認のために述べておくと、上記ステップS107及びステップS108は、音声解析処理過程において分割結果情報を得るための処理としてもみることができる。
ここまでの手順を完了すると、ステップS113に進む。
この場合には、チャプタnとしては、声チャプタであることになる。従って、上記ステップS112としては、チャプタnに対応させて「声」示す再生内容の情報を保持させ、ステップS113に進むようにされる。
そして、1ラジオファイル分のオーディオデータ終端までの解析処理が終了したとされると、ステップS113にて肯定の判別結果が得られると、ステップS114以降の手順に進む。
そして、上記の手順により楽曲検索サーバ3との接続が確立されたとすると、次のステップS115においては、これまでの手順により得られたチャプタ1〜nまでのチャプタのうちで、再生内容として[楽曲]を示す情報が対応付けられたチャプタ(楽曲チャプタ)のうちから所定規則に従った順序で1つのチャプタを選択する。そして次のステップS116により、上記のステップS115にて選択したチャプタの楽曲についての検索要求を、楽曲検索サーバ3に送信するようにされる。なお、この検索要求の送信時には、ステップS115にて選択した楽曲チャプタを成すとされるオーディオデータの実体の冒頭部分を、検索条件として送信するようにされる、
パーソナルコンピュータ1側では、ステップS117により、上記のようにして楽曲検索サーバ3から検索結果として送信されたタイトルとアーティストの情報を受信し、次のステップS118により、先のステップS115により選択した検索対象の楽曲チャプタのチャプタ番号に対応させて、この受信取得したタイトルとアーティストの情報をそれぞれ保持するようにされる。この処理により、チャプタ管理情報を作成するのに必要なメタデータとして、1つの楽曲チャプタについてのメタデータ(チャプタ開始時間、再生内容、ジャンル、タイトル、アーティスト)が全て揃うことになる。
そこで、ステップS120では、これらのRAMに保持された情報を利用して、m番目のラジオファイルのためのチャプタ管理情報を作成、構築する。例えば図5に模式的に示した構造に基づいてチャプタ管理情報としての情報単位を形成するものである。そして、このようにしてチャプタ管理情報として構築されたメタデータの集合を、改めて、RAMに保持させておくようにする。なお、このようにして作成されたチャプタ管理情報は、パーソナルコンピュータ1側においても、HDD14に書き込んで保存しておくようにしてよい。
例えば、ステップS101により取り込んだラジオファイルとともに、これらに対応するチャプタ管理情報をHDD14に保存しておくことで、例えばパーソナルコンピュータ1上で動作するラジオファイル対応アプリケーション14aは、後述する携帯端末装置と同等、若しくはそれ以上の機能でもって、ラジオファイルをチャプタ単位で管理することが可能になるからである。
このステップS121において否定の判別結果が得られた場合には、ステップS122にて変数mについてインクリメントした上でステップS103に戻ることで、次のラジオファイルを対象とした処理を行っていくようにされる。そして、全てのラジオファイルについての処理が完了したとされると、ステップS121にて肯定の判別結果が得られて、ステップS123に進むことになる。
例えばステップS123の手順を省略する代わりに、ステップS120によりチャプタ管理情報を作成した段階で、携帯型端末装置2に対して送信させるようにすることも考えられる。
また、図6の例では、1つのラジオファイルについて、先ず、パーソナルコンピュータ1上での音声解析により、楽曲チャプタと声チャプタとによるチャプタ分割と、ジャンル情報を得て、続いて、楽曲検索サーバ3にアクセスして楽曲チャプタについてのタイトル、アーティストの情報を得るようにされ、このシーケンスを対象のラジオファイルごとに繰り返すようにされている。しかしながら、例えば、この他には、先ず、対象のラジオファイルごとについて、音声解析処理によるチャプタ分割とジャンル情報の取得を行い、この後に、同じく、対象のラジオファイルごとの楽曲チャプタについてのタイトル、アーティストの情報を得るような手順の流れとすることも考えられる。
この図に示されるラジオファイル管理情報は、ファイル対応メタデータ部(単位コンテンツデータ管理情報)の集合より成るものとされる。1つのファイル対応メタデータ部は、同じ記憶部33に保存されるラジオファイルごとに対応付けられている。そして、ファイル対応メタデータ部ごとの構造としては、録音時対応メタデータとチャプタ管理情報(区間関連情報)とから成るものとされる。録音時対応メタデータは、対応するラジオファイルについて、録音時に収集された所定情報から成る。図7では、録音時対応メタデータを形成する情報項目の例として、録音日時(記録日時)と、受信周波数が示される。録音日時は、そのラジオファイルの元となるラジオ放送の音声の記録を開始したときの日時の情報であり、受信周波数は、そのラジオファイルの元となるラジオ放送を受信していたときの周波数を示す。
また、ファイル対応メタデータ部内のチャプタ管理情報は、例えば、図5に示した構造を有するものとされ、パーソナルコンピュータ1から送信されたチャプタ管理情報を受信して得られたものである。
先ず、図8〜図13により、携帯型端末装置2によるラジオファイル管理の概要について説明する。図8〜図13は、所定のラジオファイル管理の態様に応じた、表示部36の表示画面部36Aにおける表示態様例を示している。
基本ラジオファイルリストの表示としては、先ず、ファイルリストエリアAR1において、ラジオファイルが、録音日時と、受信周波数から成る1行の表示により示され、この1行分の表示が、ラジオファイルごとに応じて縦方向に配列されるようにして表示される。例えば1行目には、[05/6/21/16:00 81.3MHz]とのタイトル表示が為されているが、これは、対応のラジオファイルは、2005年6月21日の16時00分に録音が開始されたことを意味している。ラジオファイルは、元々はラジオ放送を受信して得られる音声を記憶させたファイルなので、何らかの手段により、番組名などの情報を取得しない限りは、番組名などのタイトルを対応付けて付すことができない。そこで、本実施の形態としては、ラジオファイルについては、録音日時と受信周波数から成る文字列をタイトルとしているものである。なお、このタイトルは、例えば記録開始時において設定する最初のファイル名として使用することもできる。
例えばユーザは、操作部38における所定キーに対する所定操作によって、カーソルCRを、ファイルリストエリアAR1における任意のファイルの行に移動して配置させることができる。なお、この場合のファイルリストエリアAR1においては、最大で6つ(6行)のラジオファイルのタイトルを表示できるようになっているが、実際には、これよりも多い数のラジオファイルが存在する場合においては、カーソルCRを最上行、あるいは最下行に配置させたうえで、さらにカーソルCRを上方向、あるいは下方向に移動させるための操作が行われれば、その操作に応じて下又は上方向へのリスト画面のスクロールが行われることになる。
そして、任意のラジオファイルのタイトルにカーソルCRを配置させた上で、再生開始を指示する操作を行うと、カーソルCRの配置されていたタイトルのラジオファイルについての再生が開始される。
そのうえで、本実施の形態のプログレスバーエリアAR2においては、プログレスバー上において、チャプタの区切り位置を示す縦方向の線である、チャプタ区切り線202が表示される。これにより、ユーザとしては、プログレスバーをみることで、ラジオファイルのチャプタ分割の状態ととともに、ラジオファイル再生の進行状況が把握できることになる。なお、この図では明確に図示していないが、チャプタ区切り線202により区切られるプログレスバーの色や太さ、柄などを、楽曲チャプタと声チャプタとで分けるようにすれば、これらのチャプタの内容も視覚的に認識できることとなって好ましい。
この図9に示されるファイル内チャプタリストの画面においては、先ず、その最上段において、選択ファイル表示エリアAR3が配置される。この選択ファイル表示エリアAR3には、この画面においてチャプタ内容が提示されているラジオファイルのタイトルが表示される。そして、この下側において、例えばチャプタ表示エリアAR11が配置される。
チャプタ表示エリアAR11には、選択ファイル表示エリアAR3にて示されているラジオファイルにおけるチャプタ内容が示される。そして、この図におけるチャプタ表示エリアAR11においては、先ず、ラジオファイル内におけるチャプタの順序に従って、上から下にかけて1行ごとに、チャプタをリスト表示させる。そのうえで、この場合におけるチャプタのリストにおけるタイトル表示としては、例えば図示するようにして、上から下の行にかけて、Song3、Talk4、Song4、Talk5、Song5・・のようにして表示されている。つまり、楽曲チャプタについては、「Song(番号)」というタイトルにより示すこととして、ラジオファイルの再生時間に応じて、Song1、Song2、Song3、Song4、Song5・・・のようにして昇順の番号を与える。声チャプタについては、「Talk(番号)」というタイトルにより示すこととして、ラジオファイルの再生時間に応じて、Talk1、Talk2、Talk3、Talk4、Talk5・・・のようにして昇順の番号を与えるようにされる。そのうえで、このようにしてタイトルを与えた楽曲チャプタと声チャプタとを、ラジオファイルの再生時間に従って上から下となる順で配列させるようにして提示するようにして表示を行うものである。この場合における楽曲チャプタのタイトル表示は、楽曲検索により取得してチャプタ管理情報に含められた具体的なタイトル、アーティスト名を表示させない、最も基本的な態様となる。
つまり、チャプタ表示エリアAR11内に示される楽曲チャプタについては、Song(番号)による表記ではなく、「アーティスト名/楽曲タイトル」により表示が行われるようにされる。また、これに応じて、楽曲チャプタを再生しているときには、再生中チャプタ表示エリアAR12においても、再生中のチャプタについて、「アーティスト名/楽曲タイトル」による表示が行われるようにされる。
このジャンル別チャプタ数リストにおいてはジャンルリストエリアAR21が表示される。このジャンルリストエリアAR21においては、各行が、所定のジャンルごとに対応した項目となっており、ジャンル項目ごとに、そのジャンルに該当するとされる楽曲チャプタの数が示される。例えば「Rock」のジャンルに対応しては、該当する楽曲チャプタ数が19であるとして示されている。これは、記憶部33に記憶されているラジオファイルのうちで、有効なジャンルのメタデータを有するチャプタ管理情報(ファイル対応メタデータ部)が対応付けられた全ラジオファイルをチャプタ単位で分割してみた場合において、Rockのジャンルのメタデータが対応付けられている楽曲チャプタが19存在するということを意味している。換言すれば、ここで示されているジャンルごとのチャプタ数は、1つのラジオファイル内のものの総計ではなく、上記もしているように、複数のラジオファイルにまたがったものの総計となるものである。なお、例えば「Rock」「Pops」などのジャンル項目にある「New」の文字は、例えば未再生のチャプタが存在することを示す。
また、このジャンル対応チャプタ表示エリアAR31においても、カーソルCRが配置され、操作に応じて、上下方向に沿って楽曲チャプタのリスト項目を移動可能なようにされている。そして、例えばジャンル対応チャプタ表示エリアAR31における任意の楽曲チャプタのリスト項目に対してカーソルCRを配置させて楽曲チャプタを選択することができるようになっている。なお、ジャンル対応チャプタ表示エリアAR31の上には、選択ファイル表示エリアAR3が配置されているが、この場合の選択ファイル表示エリアAR3には、上記のようにして、カーソルCRが配置されていることで選択中にある楽曲チャプタを含むとされるラジオファイルのタイトルが示される。
そして、例えば上記のようにして楽曲チャプタを選択した上で、再生開始のための操作を行ったとすると、その選択された楽曲チャプタの再生が開始されることになる。
なお、この図12のジャンル対応チャプタリストを表示させて或る楽曲チャプタを選択して再生を行った場合、その再生順序は、その再生が行われた楽曲チャプタを含むラジオファイルリストからは切り離されて、例えばジャンル対応チャプタ表示エリアAR31において提示される楽曲チャプタのリストの配列順に従うようにされる。つまり、ラジオファイル間でまたがるようにして、Rockのジャンルであるとして管理される楽曲チャプタが、所定規則に従って順次再生されていくようにされる。
このことに応じて、図12のプログレスバーエリアAR2には、ジャンル対応チャプタ表示エリアAR31において提示される楽曲チャプタの再生順のなかにおける、再生進行状況を示すようにされる。
また、この場合の再生中チャプタ表示エリアAR12は、図10と同様にして、再生中の楽曲チャプタについて、「アーティスト名/楽曲タイトル」による表示を行うようにしている。
つまり、例えば携帯型端末装置2に対して所定操作を行うことにより、図12に示すようにして、表示画面部36Aに対してアーティスト別チャプタ数リストが表示されるようになっている。
このアーティスト別チャプタ数リストにおけるアーティストリストエリアAR41には、アーティスト項目ごとに、対応する楽曲チャプタ数が表示されるようになっている。そして、アーティストリストエリアAR41において表示されるカーソルCRを、任意のアーティストの項目に配置させて選択した状態で決定操作を行ったとされると、例えば図12の表示態様に準じて、アーティスト対応チャプタリストが表示される。
上記アーティスト対応チャプタリストにおいては、ジャンル対応チャプタ表示エリアAR31に代えて、選択されたアーティストに対応する楽曲チャプタのリストを提示する表示領域であるアーティスト対応チャプタ表示エリアが配置されることになる。なお、選択ファイル表示エリアAR3、プログレスバーエリアAR2、再生中チャプタ表示エリアAR12については、図12に準じた表示となる。
そして、このアーティスト対応チャプタ表示エリアにおいて表示される楽曲チャプタのなかから、カーソル移動操作により任意のものを選択した上で再生開始のための操作を行うことができる。このときの再生順は、ラジオファイルの内容に従うのではなく、図12の場合に準じて、アーティスト対応チャプタ表示エリアにおいて示される配列順に従ったものとなる。このとき、プログレスバーエリアAR2においては、アーティスト対応チャプタ表示エリアにおいて示される配列順に従った再生内容における再生進行状況を示すことになる。
また、図9、図10に示すようにして、1つのラジオファイルについてのより詳細な内容を、チャプタ単位により提示することが可能とされる。
さらに、図11〜図13により説明したように、ジャンル、アーティストなどのメタデータに基づいて、ラジオファイルの枠を越えたチャプタ単位による管理を行うことも可能とされる。特に、この図11〜図13にて示される管理態様は、本来であればラジオファイルの一部であるチャプタについて、これが1つのファイルであるかのようにして扱っているものであるとみることができる。
また、本実施の形態としては、オーディオデータファイル(コンテンツファイル)のチャプタは、音声解析処理の結果として得ることとしている。これにより、記憶部33に記憶されたコンテンツファイルの元となるソースデータとして、チャプタに対応したメタデータなどが付加されていないようなものであっても、例えば図1により説明したような手順を経ることで、最終的にチャプタ単位で分割して管理することができるようになる。本実施の形態において、音声解析の対象となっているラジオファイルも、例えばラジオ放送の段階において、チャプタ分割で管理できるようにするためのメタデータは放送されていないことを前提としている。
また、例えば元のソースにおいてチャプタに関連するメタデータが含まれているとしても、このようなメタデータを利用してコンテンツデータを管理するためには、このソースに含まれる形式のメタデータの処理が可能なシステム構成とする必要があり、汎用性に乏しくなる可能性がある。これに対して、本実施の形態の場合であれば、チャプタに関連するメタデータは、コンテンツファイルの実データ(実施の形態ではオーディオデータである)を解析することによって得るのであるから、上記したような問題は生じないものであり、より広い汎用性を得ることができる。
これまでの説明から理解されるように、本実施の形態の携帯型端末装置2によりラジオファイルをチャプタ単位で管理可能とされているのは、図7に示したラジオファイル管理情報を構築して保持していることによるものである。
そして、本実施の形態の携帯型端末装置2としては、例えば図8〜図13により示した何れかのリスト画面を表示させるのにあたっては、適宜、ラジオファイル管理情報を利用して、所要のテーブル情報を作成することとして、このテーブル情報を参照して表示内容を決定するようにされる。
図14のラジオファイルリストテーブルは、1つのラジオファイルごとについて、ファイル名、録音日時、受信周波数、及び図5に示した構造の1ラジオファイル分に応じたチャプタ管理情報を対応させた構造を有する。この場合においては、ラジオファイルリストテーブルにおいて、ラジオファイルごとにチャプタ管理情報を対応付けるのにあたっては、チャプタ管理情報ごとに固有となる識別情報であるチャプタ管理情報IDを、各チャプタ管理情報に与えることとしている。そのうえで、ラジオファイルごとに、上記ファイル名、録音日時、受信周波数とともに、チャプタ管理情報IDを対応付けるようにされる。
また、図8、図9、図10に示されるプログレスバーエリアAR2の表示については、ラジオファイルリストテーブルにおいて、再生対象となっているラジオファイルに対応付けられるチャプタ管理情報におけるチャプタごとのチャプタ開始時間を参照することで、チャプタ区切り線202を設定できる。再生位置ポインタ201については、ラジオファイルの再生時間と現在の再生時間との比較結果に基づいて、その表示位置を設定できる。
例えば先ず、図9のファイル内チャプタリストのチャプタ表示エリアAR11については、指定対象とされたラジオファイルリストに対応するチャプタ管理情報のチャプタ番号の昇順に従って、対応する再生内容を参照していき、その再生内容に応じてSong(番号)あるいはTalk(番号)のタイトルを設定していくようにする。一例として、チャプタ番号1に対応する再生内容が「声」を示しているのであれば、このチャプタは、ラジオファイルにおける声チャプタとして、再生順的に1番目の声チャプタであるから、タイトルとしてはTalk1を設定する。また、チャプタ番号2に対応する再生内容が「楽曲」を示しているのであれば、このチャプタは、ラジオファイルにおける楽曲チャプタとして、再生順的に1番目の楽曲チャプタであるから、タイトルとしてはSong1を設定する。さらに、チャプタ番号3に対応する再生内容も「楽曲」を示しているのであれば、このチャプタは、ラジオファイルにおける楽曲チャプタとして、再生順的に2番目の楽曲チャプタとなるので、タイトルとしてSong2を設定する。このような手順で、ラジオファイルを形成する各チャプタについてタイトルを設定し、これらのタイトルの文字を利用することでファイルリストエリアAR1としての表示を行うことができる。
また、図10のファイル内チャプタリストのチャプタ表示エリアAR11については、指定対象とされたラジオファイルリストに対応するチャプタ管理情報のチャプタ番号の昇順に従って処理を行っていくのにあたり、先ず再生内容を参照する。この再生内容が声チャプタであることを示していれば、Talkのタイトルを設定する。また、再生内容が楽曲チャプタであることを示していれば、そのチャプタ番号に対応するタイトル、アーティストについて有効な情報が登録されているか否かを確認する。そして、有効な情報が登録されているのであれば、このタイトル、アーティストを示す情報を利用して、チャプタ表示エリアAR11に表示させるべきタイトル文字を設定するようにされる。これに対して、有効な情報が登録されていなかったのであれば、例えばSongのタイトル文字を設定するようにされる。
また、図12に示したジャンル対応チャプタリストのジャンル対応チャプタ表示エリアAR31における楽曲チャプタごとのタイトルは、選択指定されたジャンルに対応する楽曲チャプタのタイトル、アーティストのメタデータを用いて表示させることができる。
そして、図12のジャンル対応チャプタリストから1つの楽曲チャプタを選択して再生を開始させる操作が行われたのに応じては、例えばその選択された楽曲チャプタに対応するファイル名と、チャプタ開始時間を参照する。これにより、ファイルシステムを制御して、その楽曲チャプタを含むラジオファイルにおける、チャプタ開始時間が示す途中のデータ位置にアクセスして、再生を開始することができる。つまり、指定された楽曲チャプタを先頭から再生することが可能になる。
また、図12に準じた表示態様によるアーティスト対応チャプタリストのアーティスト対応チャプタ表示エリアとしての楽曲チャプタごとのタイトルも、選択指定されたアーティストに対応する楽曲チャプタのタイトルのメタデータを用いて表示させることができる。
また、アーティスト対応チャプタリストから1つの楽曲チャプタを選択して再生を開始させる操作が行われた場合にも、上記ジャンル対応チャプタリストにおける場合と同様にして、その選択された楽曲チャプタに対応するファイル名と、チャプタ開始時間を参照すればよい。
つまり、例えば携帯型端末装置2の電源が起動されたとすると、携帯型端末装置2の制御部37は、ステップS201として示すようにして、記憶部33から、ラジオファイル管理情報の読み込みを実行するようにされる。そして、この読み込みを行ったラジオファイル管理情報を利用して、続くステップS202により、例えば先ず、ラジオファイルリストテーブルを作成し、この作成したラジオファイルリストテーブルを、例えば制御部37内にて備えるとされるRAM内にて保持させるようにする。
また、次のステップS203、S204により、ラジオファイル管理情報を利用して、それぞれ、ジャンルリストテーブル、アーティストリストテーブルを作成し、RAMに保持するようにされる。
このようにして起動時において、ラジオファイルリストテーブル、ジャンルリストテーブル、及びアーティストリストテーブルを作成して保持しておくことで、以降において、図8〜図13により説明した何れかのリスト画面を表示させるべきときには、この保持されているリストテーブルのうちから所要のリストテーブルを用いてリスト画面の表示用画像データを作成し、表示出力させることができる。
図18における最初のステップS301としては、例えばユーザ操作などに応じて、図8〜図13により説明したラジオファイルに対応したリスト画面の表示を開始させる要求、あるいはリスト画面の表示を切り換える要求が得られるのを待機している。そして、これらの要求が得られたことが判別されると、ステップS302以降の手順に進む。
ステップS305では、RAMに保持されているラジオファイルリストテーブルを参照し、ここに格納される所要の情報を利用して、次のステップS306により、ファイル内チャプタリストの表示用画像データを生成する。
ステップS307では、RAMに保持されているジャンルリストテーブルを参照し、次のステップS308により、ジャンルリストテーブルにおいて、ジャンルごとに対応して格納されているチャプタ数を取得するようにされる。そして、このステップS308により取得したジャンルごとのチャプタ数に基づき、ステップS309により、ジャンル別チャプタ数リストの表示用画像データを生成する。
ステップS307では、RAMに保持されているジャンルリストテーブルを参照し、次のステップS308により、ジャンルリストテーブルにおいて、ジャンルごとに対応して格納されているチャプタ数を取得するようにされる。そして、このステップS308により取得したジャンルごとのチャプタ数に基づき、ステップS309により、ジャンル別チャプタ数リストの表示用画像データを生成する。
ステップS310では、RAMに保持されているジャンルリストテーブルを参照する。
ここで、ジャンル対応チャプタリストの表示要求があった場合には、先に表示されていたジャンル別チャプタ数リスト上で、1つのジャンル項目が選択指定されていることになる。そこで、次のステップS311によっては、ジャンルリストテーブルにおける、選択指定されたジャンル項目に対応する内容を利用して、チャプタリストを作成するようにされる。そして、ステップS312により、この作成したチャプタリストを主に利用して、ジャンル対応チャプタリストの表示用画像データを生成する。
ステップS313では、RAMに保持されているアーティストリストテーブルを参照し、ステップS314により、アーティストリストテーブルにおいて、アーティストごとに対応して格納されているチャプタ数を取得するようにされる。そして、このステップS314により取得したアーティストごとのチャプタ数に基づき、ステップS315により、アーティスト別チャプタ数リストの表示用画像データを生成する。
ステップS316では、RAMに保持されているアーティストリストテーブルを参照する。また、アーティスト対応チャプタリストの表示要求があった場合には、先に表示されていたアーティスト別チャプタ数リスト上で、1つのアーティスト項目が選択指定されていることになるので、ステップS317によっては、アーティストリストテーブルにおける、選択指定されたアーティスト項目に対応する内容を利用して、チャプタリストを作成するようにされる。そして、ステップS318により、この作成せいたチャプタリストを主に利用して、アーティスト対応チャプタリストの表示用画像データを生成する。
この図9に示される手順としては、先ず、ステップS401により、ラジオファイルに対応するリスト画面のいずれかを表示させている状態において、ユーザ操作などに応じて、ラジオファイル、あるいはチャプタを指定しての再生要求が得られるのを待機している。そして、再生要求が得られると、ステップS402以降の手順に進む。
ステップS403においては、ラジオファイルリスト(図14)を参照して、要求されたラジオファイルにアクセスし、その再生を開始させる。また、例えばこの要求されたラジオファイルの再生が終了した場合、以降のラジオファイル再生は、ラジオファイルリストにおける所定の情報項目に基づいて設定されるファイルソート順(再生順)に従って順次行われるようにされる。ファイルソート順(再生順)としては、例えば録音日時の古いものから新しいものの順とすることが考えられる。
また、上記ステップS403によりファイル再生を開始させるのと併行して、続くステップS404として示すように、例えば、表示中にあるとされる基本ラジオファイルリストにおける、再生中ファイル表示エリアAR3内の再生中のラジオファイルのタイトル表示と、プログレスバーエリアAR2における再生位置ポインタを再生時間の進行に応じて移動させる表示など、ラジオファイル再生を実行することに応じて必要となる表示も開始させるようにする。
この場合には、ステップS401にて得られた再生要求としては、選択されているラジオファイル内のチャプタが指定されることになる。そこで、ステップS405では、ラジオファイルリスト(図14)において対応するラジオファイルのチャプタ管理情報を参照して、要求されたチャプタのチャプタ開始時間を認識するようにされる。このチャプタ開始時間により、選択されたラジオファイルにおけるチャプタ開始時間に対応する記憶部33のデータ位置にアクセスすることができる。そして、このアクセスした位置からデータの読み出しを実行して再生を開始させる。これにより、指定されたチャプタの先頭からの再生が開始されることになる。なお、この指定されたチャプタの再生が終了した後も再生を継続させる場合には、対応するチャプタ管理情報において示されるチャプタ番号に従った再生順により、同じラジオファイルにおける次のチャプタを再生するようにされる。
また、次のステップS406では、例えば、現在表示中にあるとされるファイル内チャプタリストにおける再生中チャプタ表示エリアAR12内の再生中のチャプタについてのタイトル表示と、プログレスバーエリアAR2における再生位置ポインタを再生時間の進行に応じて移動させる表示なども開始させる。
ステップS407においては、ジャンルリストテーブル(図15)を参照することで、要求されたチャプタに対応するファイル名とチャプタ開始時間に基づいて、記憶部33にアクセスし、再生を開始する。これにより、要求されたチャプタの先頭から再生が開始される。
また、このチャプタの再生を終了した後は、ジャンルリストテーブルにおける所定のメタデータに基づいた再生順(例えばタイトル、アーティストなど)により、同じジャンルから次のチャプタを決定して再生していくようにされる。ジャンルリストテーブルに、対応のラジオファイルの録音日時などを含めることとすれば、この録音日時に基づいた再生順によりチャプタ再生を行っていくようにすることもできる。
ステップS407においては、アーティストリストテーブル(図15)を参照することで、要求されたチャプタに対応するファイル名とチャプタ開始時間に基づいて、記憶部33にアクセスし、再生を開始する。これにより、要求されたチャプタの先頭から再生が開始される。
また、このチャプタの再生を終了した後は、アーティストリストテーブルにおける所定のメタデータに基づいた再生順(例えばタイトル、アーティストなど)により、同じアーティストから次のチャプタを決定して再生していくようにされる。アーティストリストテーブルに、対応のラジオファイルの録音日時などを含めることとすれば、この録音日時に基づいた再生順によりチャプタ再生を行っていくようにすることもできる。
ところで、先の図17による説明では、ラジオファイルリストテーブル、ジャンルリストテーブル、及びアーティストリストテーブルの各リストテーブル情報は、携帯型端末装置2の起動時に応じて作成するものとしているが、これに対して、例えば、チャプタリスト画面の切り換え等に応じて逐次作成するようにしてもよい。例えば図19との対応であれば、ステップS402の判定結果に続けてステップS403又はステップS405を実行する前の段階において、ラジオファイルリストを作成し、ステップS407を実行する前の段階においてジャンルリストテーブルを作成し、ステップS409を実行する前の段階においてアーティストリストテーブルを作成することになる。また、この場合においては、ステップS403、S405、S407、S409の手順を実行する都度、その前段階において、対応のリストテーブル情報を作成するようにしてもよいし、一度作成したリストテーブル情報についてはRAMなどに保持させておいて、以降は、このRAMに保持させてあるリストテーブル情報を利用することとして、逐次作成を行わないようにしてもよいものである。
また、図8〜図12などに示したラジオファイルに関連する各種リスト画面の表示態様や、これらのリスト画面に対する操作態様なども他の例を考えることができる。
また、ラジオファイルをチャプタ単位に基づいて管理することとした場合の態様例としては、実施の形態において説明した以外にも考えられるものである。例えば、より単純な管理態様ではあるが、1又は複数のラジオファイルを対象としたチャプタのソートとして、1番目の再生順から順次、楽曲チャプタのみを集めて配列させ、以降の再生順に声チャプタをまとめて配列させる(あるいは楽曲チャプタと声チャプタとの再生順の関係が、この逆となってもよい)ようにすることが考えられる。あるいは、例えば1つのラジオファイルごとに応じて、声チャプタを省略して楽曲チャプタのみを配列させるような再生リストの作成を行うようにすることも考えられる。
また、さらに本願発明の概念の下では、ラジオファイルの録音と、チャプタ管理情報作成のための音声解析処理、楽曲検索と、ラジオファイル管理情報に基づくチャプタ単位によるラジオファイル管理とが、単体装置により完結するようにして構成されても良いものである。
また、実施の形態としては、管理対象を、ラジオ放送を録音して得られるオーディオデータとしているが、他のソースによるオーディオデータとされてかまわない。さらには、オーディオデータ以外のコンテンツとして、映像/音声から成るようなデータファイルを対象とすることも考えられる。この場合には、音声解析に加えて、画像内容を解析することにより、より多様な再生内容の種類に応じたチャプタを設定することが可能であると考えられる。
Claims (11)
- 所定の記憶データ単位により管理されるようにしてデータを記憶するようにされ、上記記憶データ単位の種別として、少なくとも、或るまとまった時間分のコンテンツのデータから成る単位コンテンツデータが記憶される記憶手段と、
上記記憶手段に記憶される上記単位コンテンツデータについて、そのデータ内容についての解析処理を実行することにより、再生時間進行に従って、所定種別の再生出力内容に応じた区間データ単位により区分する区分手段と、
上記単位コンテンツデータを形成する上記区間データ単位についての所定内容を有する区間関連情報を生成する区間関連情報生成手段と、
上記区間関連情報を少なくとも有して形成される単位コンテンツデータ関連情報を、対応する単位コンテンツデータと関連付けるようにして上記記憶手段に記憶させる情報記憶制御手段と、
上記記憶媒体に記憶されている単位コンテンツデータについての管理を、同じ記憶媒体に記憶される、この単位コンテンツデータに関連付けされた上記単位コンテンツデータ関連情報に基づいて行うようにされる単位コンテンツデータ管理手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 上記区間関連情報生成手段は、
少なくとも、上記区分手段の区分結果に基づいて得られる、単位コンテンツデータにおける上記区間データ単位の区分位置を示す区分位置情報と、所定の取得手段により取得させた、区間データ単位ごとに対応付けられる所定内容の属性情報と、により区間関連情報を生成するようにされている、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 上記単位コンテンツデータ管理手段は、
上記単位コンテンツデータ関連情報に基づいた単位コンテンツデータについての管理として、単位コンテンツデータを形成する区間データ単位が独立した再生単位となるようにして管理することが可能に構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 上記単位コンテンツデータ管理手段は、
上記単位コンテンツデータ関連情報に基づいた単位コンテンツデータについての管理として、単位コンテンツデータ関連情報に含まれ、区間データ単位ごとに対応付けられる属性情報における特定の属性情報に基づいて、複数の単位コンテンツデータの区間データ単位を対象として管理するように構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - ラジオ放送を受信するラジオ受信手段と、
上記ラジオ受信手段により得られたラジオ放送のオーディオデータを、上記単位コンテンツデータとして上記記憶手段に記憶させる単位コンテンツデータ記憶制御手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 上記情報処理システムは、
端末装置と、この端末装置と通信路を経由して接続されるホスト装置とから成り、
上記端末装置は、
上記記憶手段と、
上記ホスト装置に対して、上記通信路を経由して、上記記憶手段に記憶された単位コンテンツデータを送信するデータ送信手段と、
上記通信路を経由して上記ホスト装置から送信される上記区間関連情報を受信して取得する情報取得手段と、
上記情報取得手段により取得された上記区間関連情報を少なくとも有して形成した単位コンテンツデータ関連情報を、対応する単位コンテンツデータと関連付けるようにして上記記憶手段に記憶させる、上記情報記憶制御手段と、
上記単位コンテンツデータ管理手段とを備え、
上記ホスト装置は、
上記通信路を経由して上記端末装置から送信された単位コンテンツデータを受信して取得するデータ取得手段と、
上記データ取得手段により取得した上記単位コンテンツデータのデータについて、上記区間データ単位により区分するようにされる上記区分手段と、
上記区間関連情報生成手段と、
上記通信路を経由して、上記区間関連情報生成手段により生成した上記区間関連情報を送信する情報送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 上記端末装置は、
ラジオ放送を受信するラジオ受信手段と、
上記ラジオ受信手段により得られたラジオ放送のオーディオデータを、上記単位コンテンツデータとして上記記憶手段に記憶させる単位コンテンツデータ記憶制御手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。 - ホスト装置と通信路を経由して通信するための通信手段と、
所定の記憶データ単位により管理されるようにしてデータを記憶するようにされ、上記記憶データ単位の種別として、少なくとも、或るまとまった時間分のコンテンツのデータから成る単位コンテンツデータが記憶される記憶手段と、
上記ホスト装置に対して、上記通信手段より、上記記憶手段に記憶された単位コンテンツデータを送信させるデータ送信制御手段と、
上記ホスト装置から送信され、上記データ送信制御手段により送信された単位コンテンツデータについて、再生時間進行に従って、所定種別の再生出力内容に応じた区間データ単位により区分した結果に基づいて上記ホスト装置が生成して送信する情報であって、上記単位コンテンツデータを形成する上記区間データ単位についての所定内容を有する区間関連情報を受信して取得する情報取得手段と、
上記情報取得手段により取得された区間関連情報を少なくとも有して形成される単位コンテンツデータ関連情報を、対応する単位コンテンツデータと関連付けるようにして上記記憶手段に記憶させる情報記憶制御手段と、
上記記憶媒体に記憶されている単位コンテンツデータについての管理を、同じ記憶媒体に記憶される、この単位コンテンツデータに関連付けされた上記単位コンテンツデータ関連情報に基づいて行うようにされる単位コンテンツデータ管理手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。 - 所定の記憶データ単位により管理されるようにしてデータを記憶する記憶手段において記憶されるもので、上記記憶データ単位の種別として、少なくとも、或るまとまった時間分のコンテンツのデータから成るものとされる単位コンテンツデータについて、そのデータ内容についての解析処理を実行することにより、再生時間進行に従って、所定種別の再生出力内容に応じた区間データ単位により区分する区分手順と、
上記単位コンテンツデータを形成する上記区間データ単位についての所定内容を有する区間関連情報を生成する区間関連情報生成手順と、
上記区間関連情報を少なくとも有して形成される単位コンテンツデータ関連情報を、対応する単位コンテンツデータと関連付けるようにして上記記憶手段に記憶させる情報記憶制御手順と、
上記記憶媒体に記憶されている単位コンテンツデータについての管理を、同じ記憶媒体に記憶される、この単位コンテンツデータに関連付けされた上記単位コンテンツデータ関連情報に基づいて行うようにされる単位コンテンツデータ管理手順と、
を実行することを特徴とする情報処理方法。 - ホスト装置と通信路を経由して通信するための通信手順と、
所定の記憶データ単位により管理されるようにしてデータを記憶する記憶手段において記憶されるもので、上記記憶データ単位の種別として、少なくとも、或るまとまった時間分のコンテンツのデータから成るものとされる単位コンテンツデータを、上記通信手順により上記ホスト装置に対して送信されるように制御するデータ送信制御手順と、
上記ホスト装置から送信され、上記データ送信制御手順により送信された単位コンテンツデータについて、再生時間進行に従って、所定種別の再生出力内容に応じた区間データ単位により区分した結果に基づいて上記ホスト装置が生成して送信する情報であって、上記単位コンテンツデータを形成する上記区間データ単位についての所定内容を有する区間関連情報を受信して取得する情報取得手順と、
上記情報取得手順により取得された区間関連情報を少なくとも有して形成される単位コンテンツデータ関連情報を、対応する単位コンテンツデータと関連付けるようにして上記記憶手段に記憶させる情報記憶制御手順と、
上記記憶媒体に記憶されている単位コンテンツデータについての管理を、同じ記憶媒体に記憶される、この単位コンテンツデータに関連付けされた上記単位コンテンツデータ関連情報に基づいて行うようにされる単位コンテンツデータ管理手順と、
を実行することを特徴とする情報処理方法。 - ホスト装置と通信路を経由して通信するための通信手順と、
所定の記憶データ単位により管理されるようにしてデータを記憶する記憶手段において記憶されるもので、上記記憶データ単位の種別として、少なくとも、或るまとまった時間分のコンテンツのデータから成るものとされる単位コンテンツデータを、上記通信手順により上記ホスト装置に対して送信されるように制御するデータ送信制御手順と、
上記ホスト装置から送信され、上記データ送信制御手順により送信された単位コンテンツデータについて、再生時間進行に従って、所定種別の再生出力内容に応じた区間データ単位により区分した結果に基づいて上記ホスト装置が生成して送信する情報であって、上記単位コンテンツデータを形成する上記区間データ単位についての所定内容を有する区間関連情報を受信して取得する情報取得手順と、
上記情報取得手順により取得された区間関連情報を少なくとも有して形成される単位コンテンツデータ関連情報を、対応する単位コンテンツデータと関連付けるようにして上記記憶手段に記憶させる情報記憶制御手順と、
上記記憶媒体に記憶されている単位コンテンツデータについての管理を、同じ記憶媒体に記憶される、この単位コンテンツデータに関連付けされた上記単位コンテンツデータ関連情報に基づいて行うようにされる単位コンテンツデータ管理手順と、
を情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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