JP2007303522A - ハブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 車体に取り付けられ、車輪を回動自在に支持するハブユニットにおいて、トレッドの拡大に対応しつつも、回転検出器の検出精度を落とすことなく、製造コストの増大を抑えたハブユニットを提供する。
【解決手段】 ハブユニット1は、外輪2と、ハブホイール3と、内輪4と、車両インナ側転動体列51及び車両アウタ側転動体列52とを備えるハブユニット1であり、内輪端部41の被検知部11とキャップ部9の検知部12とがアキシャル方向に対向配置されてなる回転センサ10が設けられるとともに、車両インナ側転動体列51のピッチ円位置が、外輪フランジ部23の車両インナ側主表面23aよりも車両インナ側に定められてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車体に車輪を回動自在に支持するハブユニットに関する。
車体に取り付けられ、車輪を支持するためのハブユニットとして、アンチロックブレーキシステム(ABS)等の制御のために、車輪の回転速度や回転方向を検出する回転検出器を備えるものがある(例えば、特許文献1)。
回転検出器は、センサーロータ(被検知体)と、センサ(検知体)とを含み、センサーロータは、ハブユニットの回転部材に取り付けられ、センサは、このセンサーロータに対しアキシャル方向に対向するように静止部材側に取り付けられて、センサーロータの回転速度がセンサによって検出されることにより、車輪の回転速度や回転方向などの回転状態が検出される。
特開2004−37356号公報
ところで、意匠面や性能面から、トレッド(左右の車輪間の距離)を拡大する場合がある。この場合において、ハブユニットの基本的な構造、部品等をできる限り変更しないよう、車両のキャリア等の車体固定部材とハブユニットとの間にスペーサを組み込んで、トレッドを拡大することが行われる。そこで、トレッドの拡大に対応しつつ、ハブユニットの基本的な構造の変更を最小限とし、重量や製造コストの増大を抑えたハブユニットが求められてきた。さらに、アキシャル方向の検出ギャップを介して被検出部と検出部とが配置されるタイプの回転検出器(例えば磁気センサ)を備えるハブユニットにおいては、トレッドの拡大は検出ギャップの増大を招き、検出精度の低下につながる可能性がある。従って、トレッドを拡大しつつ、回転検出器の検出精度を低下させない構造が求められている。
本発明の課題は、上記課題に鑑みてなされたものであり、車体に取り付けられ、車輪を回動自在に支持するハブユニットにおいて、トレッドの拡大に対応しつつも、回転検出器の検出精度を落とすことなく、かつ製造コストの増大も抑えたハブユニットを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のハブユニットの第一は、
車体側に非回転に取り付けられる外輪と、この外輪と同心配置されるとともに車輪取り付け用フランジが周方向に形成されたハブホイールと、該ハブホイールの少なくとも車両インナ側端部の外周面に嵌着される内輪と、該内輪又はハブホイールと外輪との間にて周方向に配列する複数の転動体からなる転動体列とを備えるハブユニットであって、
内輪の車両インナ側端部からアキシャル方向に突設される被検知部と、外輪の車両インナ側端部開口を覆うように該外輪と一体回転可能に取り付けられるキャップ部の内面側に、被検知部に対しアキシャル方向に予め定められた検出ギャップを介して設けられ、被検知部の回転を検知する検知部とを有する回転センサが設けられ、
転動体列は、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列とを有する複列に設けられ、
外輪は、筒状の本体部と、該本体部からラジアル方向に突出する外輪フランジ部とを有し、本体部の該外輪フランジ部よりも車両インナ側に突出する部分が車体への取付部をなす外輪インロー部とされ、車両インナ側転動体列のピッチ円位置が、外輪フランジ部の車両インナ側主表面よりも車両インナ側に定められてなることを特徴とする。
上記本発明の構成によると、従来、外輪フランジの車両インナ側主表面よりも車両アウタ側に転動体中心が位置していた車両インナ側の転動体列を、外輪フランジの車両インナ側主表面よりも車両インナ側に離れて位置させた構造となる。つまり、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列との間隔を大きくとることで、内輪の車両インナ側端部と外輪の車両インナ側端部とをより車両インナ側に延出させた構造となり、トレッドの拡大に対応することが可能となっている。この構造は、従来の構造に対し、外輪の中央部とハブホイールの中央部とを延長して、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列との間隔を拡大する変更だけで形成できるから、製造コストを抑えることができる。また、この構造の場合、内輪の車両インナ側端部と外輪の車両インナ側端部との双方が延出するから、それら端部に設けられる回転センサの被検出部と検出部との相対位置関係は、従来のものから変更しなくてよいので、従来のものと同じ検出精度を容易に確保できる。
本発明のハブユニットでは、内輪の車両アウタ側端面は、外輪フランジ部の車両インナ側端面よりも車両アウタ側に位置するものとできる。この構成によると、内輪の配置をより車両アウタ側にすることができるから、トレッドのより大きな拡大にも対応できる。
本発明のハブユニットでは、車両アウタ側転動体列のピッチ円位置が、ハブユニットの車両インナ側端面から、該ハブユニット全体のアキシャル方向長さの30%以内に位置するものとできる。この構成の場合、車両インナ側の転動体列がより車両インナ側に位置した構造となるので、トレッドの拡大に対応した構造となる。
本発明のハブユニットでは、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列とのピッチ円位置間距離と、該ピッチ円位置間におけるハブホイールの最大外径との比を1:1〜1.2:1とすることができる。この構成の場合も、車両インナ側の転動体列がより車両インナ側に位置した構造となるので、トレッドの拡大に対応した構造となる。
本発明のハブユニットでは、外輪フランジ部に形成される、車体を固定するためのボルト挿通孔の車両アウタ側開口を、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列とのピッチ円位置間の中心位置よりも車両インナ側に位置するものとできる。この構成の場合も、車両インナ側の転動体列がより車両インナ側に位置した構造となるので、トレッドの拡大に対応した構造となる。
本発明のハブユニットの第二は、
車体側に非回転に取り付けられる外輪と、この外輪と同心配置されるとともに車輪取り付け用フランジが周方向に形成されたハブホイールと、該ハブホイールの少なくとも車両インナ側端部の外周面に嵌着される内輪と、該内輪又はハブホイールと外輪との間にて周方向に配列する複数の転動体からなる転動体列とを備えるハブユニットであって、
内輪の車両インナ側端部からアキシャル方向に突設される被検知部と、外輪の車両インナ側端部開口を覆うように該外輪と一体回転可能に取り付けられるキャップ部の内面側に、被検知部に対しアキシャル方向に予め定められた検出ギャップを介して設けられ、被検知部の回転を検知する検知部とを有する回転センサが設けられ、
転動体列は、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列とを有する複列に設けられ、
外輪は、筒状の本体部と、該本体部からラジアル方向に突出する外輪フランジ部とを有し、本体部の該外輪フランジ部よりも車両インナ側に突出する部分が車体への取付部をなす外輪インロー部とされ、車両インナ側転動体列のピッチ円位置が、外輪フランジ部の車両インナ側主表面よりも車両アウタ側に定められ、
内輪は、車両インナ側転動体列に対応して設けられた、該内輪の軌道面のアキシャル方向における端縁位置を基準位置として、該基準位置よりも車両インナ側に位置する第一部分のアキシャル方向距離が、同じく車両アウタ側に位置する第二部分のアキシャル方向距離よりも大きく定められてなることを特徴とする。
上記本発明の構成によると、従来の転動体列の配置間隔は維持したまま、外輪の車両インナ側端部(外輪インロー部)と内輪の車両インナ側端部との双方が延長された構造となり、これにより、トレッドの拡大に対し対応できる。また、それら端部にそれぞれ設けられる回転センサの被検出部と検出部との配置を、従来のものから変更しなくてよいので、従来のものと同等の検出精度を確保できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明のハブユニットの第一実施形態を示す断面図である。なお、いずれの図も、左側が車両アウタ側、右側が車両インナ側となっている。図1に示すように、本発明のハブユニット1は、二列の軌道を有する固定輪としての外輪2と、外輪2と同心配置されるハブ軸(ハブホイール)3と、一列の軌道を有する回転輪としての内輪4と、複列の転動体列5,5と、冠形保持器53,53とを備え、上記ハブ軸3の大径外周面3bにも一列の軌道を有する構成になっている。本実施形態においては、トレッド(左右の車輪間の距離)の拡大に対応するために、転動体列5,5間の距離が従来のものに比べて長くなるよう構成されている。
外輪2は、S55C等の機械構造用炭素鋼の熱間鍛造製であり、内周に2列の軌道面を有する筒状の外輪本体部(本体部)20と、該外輪本体部20の外周面からラジアル方向に突出する外輪フランジ部23とを有する。本体部20のうち、外輪フランジ部23よりも車両インナ側に突出する部分が車体への取付部をなす外輪インロー部21とされている。また、外輪フランジ部23にはアキシャル方向にボルト挿通孔23hが形成されている。
外輪インロー部21の車両インナ側の外周面21aによって、車体側に形成されたボルト挿通孔に対する位置決めを行い、ボルト挿通孔81h,82h,23hにボルト26を挿通することで、外輪2の外輪フランジ部23の車両インナ側主表面23aにスペーサ81を挟んで車体側のキャリア(ナックル)82が固定される。これにより、ハブユニット1が車体に対して固定される。そして外輪2を介してタイヤホイール(車輪)6が車体に対して回転自在に支持される。
また、外輪2の車両インナ側端部開口21hには、その開口21hを覆うように保護キャップ(キャップ部)が該外輪2と一体回転可能に取り付けられる。
ハブ軸3は、軸心回りに回転する軸部30と、該軸部30からラジアル方向に突出する環状のハブフランジ33とを有して構成され、外輪2と同心に配置される。軸部30の外周には外輪2が装着されている。軸部30の車両インナ側端部(小径部)31の外周面3aには内輪4が嵌着される。
ハブフランジ33は、車輪のタイヤホイール6やブレーキ装置のブレーキディスクロータ7を固定する車輪取付け用フランジとして機能するものであり、タイヤホイール(車輪)6とブレーキディスクロータ7とが取り付けられてこれらと一体回転する。
具体的には、ハブフランジ33の主表面34には、該主表面34から車両アウタ側へ突出するように、ブレーキディスクロータ7及びタイヤホイール6のラジアル方向の取付位置をガイドするインロー部32が形成されており、ブレーキディスクロータ7がインロー部32に当接してブレーキディスクロータ7のハブフランジ33に対する位置決めがなされ、さらにタイヤホイール6がインロー部32に当接してタイヤホイール6のハブフランジ33に対する位置決めがなされる。そして、ハブ軸3の挿通孔33hに挿通された複数本のハブボルトが、ブレーキディスクロータ7及びタイヤホイール6に形成されたそれぞれの取付孔に挿通され、複数個のハブナット37がそれぞれのハブボルト36にねじ込まれて、タイヤホイール6がブレーキディスクロータ7とともに、ハブ軸3に固定される。
内輪4は、ハブ軸3の車両インナ側端部31の外周面3aに嵌着される。この内輪4は、車両インナ側転動体列51に対応して設けられた、該内輪4の軌道面40aのアキシャル方向における端縁位置Pを基準位置として、該基準位置Pよりも車両アウタ側に位置する内輪本体部(第二部分)40と、同じく車両インナ側に位置する車両インナ側内輪端部(第一部分)41とを有しており、該内輪端部(第一部分)41のアキシャル方向距離が、内輪本体部(第二部分)40のアキシャル方向距離よりも小さく定められている。本発明においては、内輪4の車両アウタ側端面42aが、外輪フランジ部23の車両インナ側端面23aよりも車両アウタ側に位置する。
回転センサ10は、上記ハブ軸3の回転速度や回転方向などの回転状態を検出するものであり、パルサーリング(被検知体)11と、センサ(検知体)12とを備える。パルサーリング11は、内輪4の車両インナ側端部41からアキシャル方向に突設される。センサ(検知体)12は、外輪2の車両インナ側端部開口21hを覆うように該外輪2と一体回転可能に取り付けられるキャップ部9の内面9a側で、パルサーリング11に対してアキシャル方向に予め定められた検出ギャップAを介して設けられている。
パルサーリング11は、内輪4の外周面肩部に取り付けられる支持部11bと、この支持部11bに対して取り付けられる環状磁石11aとを有している。環状磁石11aは、図2に示すように、例えばフェライトの磁性粉末を混入したゴム材料を環状板形状にし、その円周等間隔の領域をN極とS極に交互に着磁した構成の着磁ゴムリングとされている。
センサ12は、図3で一点鎖線で示すように、該センサ12のセンタと環状磁石11aの検出径とを一致させた状態で、かつパルサーリング11の環状磁石11aの外面に対して予め定められた検出ギャップA(エアーギャップ)を介してアキシャル方向で対向する状態で、保護キャップ9の内側面9aに取り付けられており、環状磁石11aの回転状態に対応した電気信号を出力する。この保護キャップ9は外輪2に嵌合固定されたものである。このセンサ12は、ホール素子や磁気抵抗素子等の磁束の流れ方向に応じて出力を変化させる検知部となる磁気検出素子と、当該磁気検出素子の出力波形を整える波形整形回路を組み込んだIC等とで構成されたもので、いわゆるアクティブセンサと呼ばれるものである。
この磁気式回転センサ10は、ハブ軸3と一体の内輪4の回転に伴ってパルサーリング11が回転すると、センサ12がパルサーリング11の磁束の変化を検知し、ハブ軸3に取り付けられる車輪の回転速度を検出する。なお、本発明の回転センサは、上記のものに限られるものではない。少なくとも内輪の車両インナ側端部に取り付けられる被検知部とその外を覆うキャップ部に取り付けられる検知部とがアキシャル方向に対向配置されるものであれば、他の周知のセンサを用いることも可能である。
転動体列5は、内輪4又はハブ軸3と、外輪2との間にて周方向に配列する複数の転動体からなるものであり、アキシャル方向に2列配置される。本実施形態における転動体列5,5は、内輪4及びハブ軸3と、外輪2との間に車両インナ側転動体列(最も車両インナ側に位置する転動体列)51と車両アウタ側転動体列(最も車両アウタ側に位置する転動体列)52とが配置されるとともに、車両インナ側転動体列51のピッチ円位置S2が、外輪フランジ部23の車両インナ側主表面23aよりも車両インナ側に定められることで、車両インナ側転動体列51と車両アウタ側転動体列52との間隔(ピッチ円位置間の間隔L1)が従来のものよりも長く形成されている。これにより、外輪2及びハブ軸3のアキシャル方向長さが延長された構造となり、ハブユニット1全体がトレッドの拡大に対応する構造となっている。
従来のハブユニットの構造をトレッドの拡大に対応させるためには、外輪インロー21をアキシャル方向に延出させる構造に変更することが不可欠である。ところが、外輪インロー21を単純に延長した場合には、外輪インロー21の車両インナ側端部に取り付けられるキャップ部9の位置がより車両インナ側へと移動するから、そのキャップ部9に取り付けられるセンサ12と内輪4の端部41に固定されるパルサーリング11との間の検出ギャップAが拡大して、センサ12の検出精度の低下を招くという問題があった。本実施形態においては、車両インナ側転動体列51のピッチ円位置S2が、外輪フランジ部23の車両インナ側主表面23aよりも車両インナ側に位置するように変更し、車両インナ側転動体列51と車両アウタ側転動体列52との間隔(S1〜S2)を広くとることで、パルサーリング11を固定している内輪4がより車両インナ側に配置される構造とし、検出ギャップAを従来のままに保つことを可能としている。このとき、ハブユニット1全体の変更箇所を見ると、外輪本体部20の中間部とハブ軸3の軸部30の中間部とが単純に延長されているだけで、内輪4やキャップ部9、及び外輪2、ハブ軸3の他の部分についての構造の変更は無いから、製造コストの増大も抑えられている。また、車両インナ側転動体列51と車両アウタ側転動体列52との間隔が広いことで、転動体列の内側の構造体及び外側の構造体とを安定して支持できる利点もある。車体の取付構造部81,82の直下に車両インナ側転動体列51が位置する(図1参照)ことも、車体側を安定して支持するためには有効である。
なお、車両インナ側転動体列51のピッチ円位置S2を、外輪フランジ部23の車両インナ側主表面23aよりも車両インナ側に位置させるだけでなく、内輪4の車両アウタ側端面42aを、外輪フランジ部23の車両インナ側端面23aよりも車両アウタ側に位置させてもよい。また、車両アウタ側転動体列52のピッチ円位置S1を、ハブユニット1の車両インナ側端面(本実施形態においてはキャップ部9の外側面9b)から、該ハブユニット1全体のアキシャル方向長さLの30%以内に位置するようにしてもよいし、車両インナ側転動体列51と車両アウタ側転動体列52とのピッチ円位置間距離L1と、該ピッチ円位置間におけるハブ軸3の最大外径R0との比が1:1〜1;1.2となるようにしてもよい。外輪フランジ部23に形成される、車体を固定するためのボルト挿通孔23hの車両アウタ側開口23hbを、車両インナ側転動体列51と車両アウタ側転動体列52とのピッチ円位置S1,S2間の中心位置S0よりも車両インナ側に位置するようにしてもよい。
上記のように車両インナ側転動体列51又は内輪4の配置を特定した構造とすることで、より大きなトレッドの拡大にも対応する構造となる。図1に示すハブユニット1は上記全てを満たす構造となっているが、本発明においては、これらのうちの少なくとも1つが満たされていればよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。以下、上記実施形態とは異なる実施形態について説明する。なお、同様の構造については同一の符号を付することでその説明を省略する。
図4は、本発明の第二実施形態を示すものである。上記第一実施形態はトレッドの拡大に対応してアキシャル方向に延出した構造となっていることで、従来のハブユニットの構造よりも重量が増しており、図4に示す第二実施形態においては、図1の破線部分を除去して軽量化を実現した構造となっている。具体的には、外輪フランジ23の車両アウタ側端面及びハブフランジ33の車両インナ側端面に、ラジアル方向に延びる溝状の座ぐり部230,330を形成してハブユニット1a全体が軽量化された構造となっている。座ぐり部230,330が溝状に形成されていることで、座ぐり部230,330以外の残された部分231,331がラジアル方向に延びる補強リブとして機能し、フランジ部23,33の補強構造となっている。また、ハブ軸3の内径側を薄くする軽量化も図られている。
図5は、本発明の第三実施形態を示すものである。この実施形態におけるハブユニット1bでは、内輪400が、車両インナ側転動体列51に対応して設けられた、該内輪400の軌道面400aのアキシャル方向における端縁位置Qを基準位置として、該基準位置Qよりも車両アウタ側に位置する内輪本体部(第二部分)40と、同じく車両インナ側に位置する車両インナ側内輪端部(第一部分)401とを有しており、該内輪端部(第一部分)401のアキシャル方向距離が、内輪本体部(第二部分)40のアキシャル方向距離よりも大きく定められている。また、車両インナ側転動体列51のピッチ円位置S3が、外輪フランジ部23の車両インナ側主表面23aよりも車両アウタ側に定められており、ハブ軸3の大径外周面300bの長さが上記第一及び第二実施形態よりも短くされ、ハブ軸3の車両インナ側端部(小径部)301の外周面300aの長さが長くなっている。この実施形態の場合、トレッドの拡大に対応するために、外輪インロー部221と内輪端部401とハブ軸300の車両インナ側端部(小径部)301を単純に延長に対応しているだけで、転動体列51,52や他の部分についての構造についての変更は無いから、製造コストの増大を抑えることが可能となる。なお、図6のハブユニット1cは本発明の第四実施形態を示すものであり、図4と同様、図5の破線部分に対して軽量化を施したものである。
本発明のハブユニットの第一実施形態を示す断面図。 パルサーリングを説明する図。 回転センサの構造を説明する図。 本発明のハブユニットの第二実施形態を示す断面図。 本発明のハブユニットの第三実施形態を示す断面図。 本発明のハブユニットの第四実施形態を示す断面図。
符号の説明
1,1a,1b,1c ハブユニット
2,200 外輪
20 外輪本体部(本体部)
21,221 外輪インロー部
23 外輪フランジ部
23a 外輪フランジ部の車両インナ側端面
26 ボルト
3,300 ハブ軸
30 軸部
31 ハブ軸の車両インナ側端部(小径部)
33 ハブフランジ
4,400 内輪
40 内輪本体部(第二部分)
41,401 車両インナ側内輪端部(第一部分)
42a 内輪の車両アウタ側端面
5 転動体
51 車両インナ側転動体列
52 車両アウタ側転動体列
6 タイヤホイール
7 ブレーキディスクロータ
81 スペーサ
82 キャリア(ナックル)
9 保護キャップ(キャップ部)
10 回転センサ
11 パルサーリング(被検知体)
12 センサ(検知体)
P,Q 基準位置
S1,S2,S3 ピッチ円位置

Claims (6)

  1. 車体側に非回転に取り付けられる外輪と、この外輪と同心配置されるとともに車輪取り付け用フランジが周方向に形成されたハブホイールと、該ハブホイールの少なくとも車両インナ側端部の外周面に嵌着される内輪と、該内輪又は前記ハブホイールと前記外輪との間にて周方向に配列する複数の転動体からなる転動体列とを備えるハブユニットであって、
    前記内輪の車両インナ側端部からアキシャル方向に突設される被検知部と、前記外輪の車両インナ側端部開口を覆うように該外輪と一体回転可能に取り付けられるキャップ部の内面側に、前記被検知部に対しアキシャル方向に予め定められた検出ギャップを介して設けられ、前記被検知部の回転を検知する検知部とを有する回転センサが設けられ、
    前記転動体列は、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列とを有する複列に設けられ、
    前記外輪は、筒状の本体部と、該本体部からラジアル方向に突出する外輪フランジ部とを有し、前記本体部の該外輪フランジ部よりも車両インナ側に突出する部分が車体への取付部をなす外輪インロー部とされ、前記車両インナ側転動体列のピッチ円位置が、前記外輪フランジ部の車両インナ側主表面よりも車両インナ側に定められてなることを特徴とするハブユニット。
  2. 前記内輪の車両アウタ側端面は、前記外輪フランジ部の車両インナ側端面よりも車両アウタ側に位置する請求項1記載のハブユニット。
  3. 前記車両アウタ側転動体列のピッチ円位置が、前記ハブユニットの車両インナ側端面から、該ハブユニット全体のアキシャル方向長さの30%以内に位置する請求項1又は請求項2記載のハブユニット。
  4. 前記車両インナ側転動体列と前記車両アウタ側転動体列とのピッチ円位置間距離と、該ピッチ円位置間における前記ハブホイールの最大外径との比が1:1〜1.2:1である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のハブユニット。
  5. 前記外輪フランジ部に形成される、前記車体を固定するためのボルト挿通孔の車両アウタ側開口が、前記車両インナ側転動体列と前記車両アウタ側転動体列とのピッチ円位置間の中心位置よりも車両インナ側に位置する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のハブユニット。
  6. 車体側に非回転に取り付けられる外輪と、この外輪と同心配置されるとともに車輪取り付け用フランジが周方向に形成されたハブホイールと、該ハブホイールの少なくとも車両インナ側端部の外周面に嵌着される内輪と、該内輪又は前記ハブホイールと前記外輪との間にて周方向に配列する複数の転動体からなる転動体列とを備えるハブユニットであって、
    前記内輪の車両インナ側端部からアキシャル方向に突設される被検知部と、前記外輪の車両インナ側端部開口を覆うように該外輪と一体回転可能に取り付けられるキャップ部の内面側に、前記被検知部に対しアキシャル方向に予め定められた検出ギャップを介して設けられ、前記被検知部の回転を検知する検知部とを有する回転センサが設けられ、
    前記転動体列は、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列とを有する複列に設けられ、
    前記外輪は、筒状の本体部と、該本体部からラジアル方向に突出する外輪フランジ部とを有し、前記本体部の該外輪フランジ部よりも車両インナ側に突出する部分が車体への取付部をなす外輪インロー部とされ、前記車両インナ側転動体列のピッチ円位置が、前記外輪フランジ部の車両インナ側主表面よりも車両アウタ側に定められ、
    前記内輪は、前記車両インナ側転動体列に対応して設けられた、該内輪の軌道面のアキシャル方向における端縁位置を基準位置として、該基準位置よりも車両インナ側に位置する第一部分のアキシャル方向距離が、同じく車両アウタ側に位置する第二部分のアキシャル方向距離よりも大きく定められてなることを特徴とするハブユニット。
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