JP2007302089A - 車両セキュリティシステム - Google Patents

車両セキュリティシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2007302089A
JP2007302089A JP2006131600A JP2006131600A JP2007302089A JP 2007302089 A JP2007302089 A JP 2007302089A JP 2006131600 A JP2006131600 A JP 2006131600A JP 2006131600 A JP2006131600 A JP 2006131600A JP 2007302089 A JP2007302089 A JP 2007302089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fingerprint
data
security system
vehicle
fingerprint data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006131600A
Other languages
English (en)
Inventor
Iichiro Terao
威一郎 寺尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006131600A priority Critical patent/JP2007302089A/ja
Priority to US11/797,911 priority patent/US7952463B2/en
Publication of JP2007302089A publication Critical patent/JP2007302089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/04Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
    • B60R25/25Means to switch the anti-theft system on or off using biometry
    • B60R25/252Fingerprint recognition
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/20Individual registration on entry or exit involving the use of a pass
    • G07C9/22Individual registration on entry or exit involving the use of a pass in combination with an identity check of the pass holder
    • G07C9/25Individual registration on entry or exit involving the use of a pass in combination with an identity check of the pass holder using biometric data, e.g. fingerprints, iris scans or voice recognition
    • G07C9/257Individual registration on entry or exit involving the use of a pass in combination with an identity check of the pass holder using biometric data, e.g. fingerprints, iris scans or voice recognition electronically
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/30Individual registration on entry or exit not involving the use of a pass
    • G07C9/32Individual registration on entry or exit not involving the use of a pass in combination with an identity check
    • G07C9/37Individual registration on entry or exit not involving the use of a pass in combination with an identity check using biometric data, e.g. fingerprints, iris scans or voice recognition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】車両の窃盗犯を特定することによって車両のセキュリティ性を確保するための車両セキュリティシステムを提供する。
【解決手段】表示部22に「所定の領域に触れる必要がある旨の表示」を行い、運転者の指が表示部22に触れたときに指紋取得部24で運転者の指紋を取得する。指紋が取得されたら、制御部30において、取得された指紋を指紋データとして不揮発性メモリ50に格納するとともにイグニッションオン/オフSW60をオンして車載バッテリ70からイグニッションSW72への電力供給を可能にする。また、データ送信部40を介して指紋データを所定の送信へ送信する。これにより、運転者が知らない間に指紋を取得でき、さらに、送信先で指紋照合による運転者の特定が可能となる。つまり、窃盗犯が運転している場合には、窃盗犯に気づかれずに窃盗犯を特定できるので車両のセキュリティ性を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の盗難を防止するための車両セキュリティシステムに関する。
従来の車両用セキュリティシステムでは、以下の(1)(2)に示すような方法で車両盗難に対するセキュリティ性を確保していた。
(1)ドアの開閉の衝撃を検知して、ドアに所定以上の衝撃が加わったときにセキュリティセンタ等へ緊急通報する。
(2)車内天井部に設けたカメラで車内を撮影し、撮影したデータをセキュリティセンタ等に送信して窃盗犯を特定する。
ところがこれらの方法では、ドア開閉時の衝撃を検知できない場合やカメラがふさがれた場合には犯人を特定することが困難であった。
そこで、指紋取得装置を備えた車両盗難防止システムが開発されている。この車両盗難防止システムでは、使用者が乗り込んだ際に指紋を取得し、その指紋データをセキュリティセンタ等に送信して、その指紋が予め登録してある使用者のものであるか否かを照合する。そして、正規の使用者の指紋であればエンジンの始動を許可し、正規の使用者の指紋でなければエンジン始動ができないようになっている。(例えば、特許文献1等参照)。
特開2001−63525号公報
ところが、上記の指紋取得装置を備えた車両盗難防止システムでは、車内に置かれた指紋取得装置に使用者が指を乗せて指紋を読み取らせる必要がある。つまり、使用者が意識的に指紋を読み取らせる必要があった。
したがって、窃盗犯がエンジン始動をする場合に指紋取得装置に指を載せずに、他の非合法なエンジン始動方法、例えば、バッテリをエンジン制御装置に直結してエンジン始動を行うおそれがある。つまり、使用者が意識的に指紋取得装置に指を載せて指紋を取得する方法では、窃盗犯の指紋を取得することができないことがあるので、窃盗犯を特定することができない場合が発生する。したがって、車両のセキュリティ性を確保できない場合があるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、車両の窃盗犯を特定することによって車両のセキュリティ性を確保するための車両セキュリティシステムを提供することを目的としている。
かかる問題を解決するためになされた請求項1に記載の車両セキュリティシステムは、指紋取得手段、運転操作可能化手段及び制御手段とを備えている。
指紋取得手段は、指紋を取得するとともに、取得した指紋を指紋データとして出力し、運転操作可能化手段は、車両を運転可能な状態と運転不可能な状態とに切り替えるように構成されている。
また、制御手段は、指紋取得手段から指紋データが入力された場合は、運転操作可能化手段を介して車両を運転可能な状態とし、指紋データが入力されない場合は、運転操作可能化手段を介して車両を運転不可能な状態とするように構成されている。
そして、指紋取得手段が車両の運転操作時に運転者の指が接触する部位に配置されていることを特徴としている。
ここで、「運転操作可能化手段」とは、エンジンの始動やステアリングの操作などの運転操作を可能にするものであり、例えば、車載バッテリからイグニッションスイッチへの電源供給をオン/オフするためのイグニッションオン/オフスイッチやステアリングのロック機構を解除するステアリングロック解除機構などをいう。
また、「車両の運転操作時に運転者の指が接触する部位」とは、車両の運転操作を行う際に運転者の指が触れることになる部位をいう。例えば、ステアリングホイール、シフトレバーのノブ、押釦式イグニッションスイッチ、ドアノブ、あるいは、カーナビゲーション装置の操作部などである。
また、「運転者」とは、主に車両の運転席に着席して運転操作を行う者を意味するが、それ以外にも、運転はしないが、車両に同乗しているその車両の所有者のような同乗者をも含んでいる。
このような、車両セキュリティシステムによれば、指紋取得手段が、車両運転操作時に運転者の指が接触する部位に配置されているので、車両の運転操作を行う際に運転者の指が指紋取得手段に触れることになる。つまり、車両の運転操作時に、運転者が意識しない間に運転者の指紋を取得できる。したがって、取得した指紋を用いて指紋照合などを行って運転者が運転を許可された者であるか否かを判定するようにすれば、運転者が窃盗犯等であるか否かを判別できるので、車両のセキュリティ性を確保できる。
ところで、車両の運転操作時に運転者の指が接触する部位のうち、ステアリングホイール、シフトレバーのノブ、押釦式イグニッションスイッチ、あるいは、ドアノブなどは、それに触れなければ運転操作ができないので、運転者の指が必然的に触れることになるのに対し、カーナビゲーション装置は、必ずしも、運転操作には必要がないので、運転者、特に、車両窃盗犯がカーナビゲーション装置の操作部に触れない可能性がある。
そこで、請求項2に記載のように、車両がカーナビゲーション装置を備えている場合にはカーナビゲーション装置の表示装置の表示画面上の所定の領域で指紋を取得するように指紋取得手段を構成し、制御手段を、車両のエンジン始動前に運転者が表示装置の表示画面の所定の領域に触れる必要がある旨の表示を表示装置に表示させるように構成するとよい。
このようにすると、エンジン始動前にカーナビゲーション装置の表示画面に所定の領域に触れる必要がある旨の表示がなされる。例えば、表示を「ナビゲーション装置による表示には誤差があることを承知のうえご使用ください。承知される場合は、ここに触れてください。」というようなPL法に関する警告表示とする。そして、その警告表示がなされた部分に運転者がタッチしないとエンジンが始動しないようにすれば、運転者の指が指紋取得手段に必ず触れることになるので、指紋を取得できる。
ここで、「表示装置の表示画面上の所定の領域」とは、表示画面のうち指紋を取得できる領域のことであり、例えば、表示画面上にタッチセンサが配置されている場合には、運転者の指が触れることによって、そのタッチセンサが作動する表示画面上の領域のことをいう。
ところで、指紋取得手段による指紋取得及び指紋データの出力には、複雑な処理が必要となる。したがって、指紋取得及び指紋データの出力処理をCPUなどの電子回路で行うと処理負荷が大きくなるので、指紋取得手段を作動させれば電力消費が多くなる。前述のように指紋取得はエンジンの始動前であるので、バッテリ上がりを防止するためにもバッテリの消費はできる限り少ない方が望ましい。
そこで、請求項3に記載のように、指紋取得手段の作動/非作動の切り替えを行うモード切替指令を入力するための作動モード入力手段を備え、制御手段は、作動モード入力手段を介して指紋取得手段を作動させるためのモード切替指令が入力された場合に指紋取得手段を作動させ、指紋取得手段を非作動にするためのモード切替指令が入力された場合には指紋取得手段を非作動とするようにするとよい。
このようにすれば、車両が盗難等されないことが確実な場所に保管されるような場合には、運転者が作動モード入力手段を介して指紋取得手段を作動させるためのモード切替指令が入力された場合にだけ指紋取得手段が作動することになるので、エンジン始動前のバッテリの消費を抑制できる。
また、請求項4に記載のように、作動モード入力手段を表示装置の表示画面上に配置し、運転者の操作によりモード切替指令が入力されるように構成されていると、他の操作に加え作動モードを切り替えるための指令入力も行うことができる。つまり、表示装置の画面上で種々の操作が一元的に操作できるようになるので、運転者にとって便利な車両セキュリティシステムとなる。
また、請求項5に記載のように、作動モード入力手段は、外部から送信されるモード切替指令を受信し、受信したモード切替指令を制御手段へ出力するためのモード切替指令受信手段を備えようにしてもよい。
このようにすると、外部から指紋取得手段の作動/非作動のモード切替を行うことができるので、例えば、車両から降りた後にも指紋を取得できる。つまり、車両から降りた後であっても車両のセキュリティ性を高める設定を行うことができるので、運転者にとって利便性が向上する。
ここで、「外部」とは、車両セキュリティシステム以外の場所のことを意味しており、例えば、警備会社のデータセンタや警察署などをいう。
ところで、指紋取得手段で指紋が取得された後に、例えば、窃盗犯などにより車載バッテリが外されたりして、指紋データが消去されてしまうことが考えられる。そこで、請求項6に記載のように、指紋データを格納するための不揮発性メモリを備え、制御手段は、指紋取得手段から入力された指紋データを不揮発性メモリに格納させるようにするとよい。
このようにすると、指紋取得手段で取得された指紋データが不揮発性メモリに格納されるので、電源供給がなされなくなっても、指紋データは消去されない。つまり、指紋が取得された後に窃盗犯などによりバッテリが外されたりして、車両セキュリティシステムに対する電源供給がなされなくなっても、取得した指紋データが記憶されたままになる。したがって、車両セキュリティシステムに対する電源供給がなくなっても、その指紋データを用いて窃盗犯などの特定が可能となるので、車両のセキュリティ性を確保できる。
ところで、指紋取得手段で取得した指紋データをそのままメモリや不揮発性メモリに格納してもよいが、請求項7に記載のように、制御手段において、指紋取得手段から入力された指紋データを所定の指紋照合処理で用いられるデータ形式に変換するようにするとよい。
このようにすると、指紋データのデータ形式が指紋照合を行うためのデータ形式に変換されているので、指紋照合を行う場合の処理が容易になる。また、例えば、指紋データの一部を抽出して指紋照合を行うような指紋照合処理の場合には、指紋データの一部しか必要とならないのでデータ容量を小さくすることができる。
指紋データのデータ容量が小さくなれば、データを保存するためのメモリ容量を少なくできる。また、外部にデータを送信する場合には、データ容量が小さいので、データを送信する時間を短くできる。
なお、「所定の指紋照合処理」とは、二次元画像による指紋照合処理や、1次元熱センサによる指紋照合処理など、現存する指紋照合処理又は今後開発される指紋照合処理を意味している。
また、外部にデータを送信するためには、請求項8に記載のように、所定の送信先へデータを送信するための送信手段を備え、制御手段を、指紋取得手段から入力された指紋データ又はデータ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信手段を介して、所定の送信先へ送信するように構成するとよい。
このようにすると、指紋データ又はデータ形式を変換した指紋データ(以下、両者を併せて指紋データ等とも呼ぶ場合がある。)のうち少なくとも一つを所定の送信先へ送信できるので、指紋照合のための複雑な処理を車載側の装置で実行する必要がない。したがって、車両セキュリティシステムの構成が簡易になり、小型・軽量化することができる。また、指紋照合のような複雑な処理を車両セキュリティシステムで実行する必要がないので消費電力を抑制できる。
さらに、指紋データ等を送信する場合、外部から指紋データを送信するように指令できるようになっていると、例えば、車両が盗難された場合、車両の所有者が盗難に気が付いたときに指紋データを外部で取得して、その車両を窃盗した犯人を特定できる。
そこで、請求項9に記載のように、指紋データ又はデータ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信することを指令するための送信指令を受信し、受信した送信指令を制御手段へ出力する送信指令受信手段を備え、制御手段は、送信指令受信手段から送信指令が入力された場合、送信手段を介して指紋データ又はデータ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信するようにするとよい。
このようにすると、外部からの遠隔操作により指紋データを送信するか否かを外部から指令できる。したがって、例えば、車両が盗難にあった場合、外部からの指令により指紋データを外部に送信できるので、車両窃盗犯等が知らない間に指紋を照合することができる。
例えば、警備会社や警察署などに照合可能な指紋データがあれば、窃盗犯等が知らない間に窃盗犯等を特定できるので、車両の盗難に対する迅速な対応が可能になる。延いては、車両セキュリティ性を確保できる。
また、請求項10に記載のように、制御手段は、送信すべき条件が満たされた場合のみ送信手段を介して指紋データ又はデータ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信するように構成されていると、送信条件が満たされているときにだけ指紋データ等が送信されるので、消費電力を抑制できる。
なお、「送信すべき条件が満たされた場合」とは、例えば、記憶している指紋データの容量が所定のデータ容量以上となった場合、所定の時刻になった場合、所定の時間間隔ごとに送信する際の所定間隔ごとの時間になった場合などである。
また、請求項11に記載のように、予め登録された指紋データを格納しておく指紋データベースを備え、制御手段は、指紋取得手段から入力された指紋データと指紋データベースに格納されている指紋データを照合し、指紋取得手段から入力された指紋データが指紋データベースに格納されている指紋データの何れにも該当しない場合にだけ送信手段を介して指紋データ又は前記データ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信するようにしてもよい。
このようにすると、指紋取得手段で取得した指紋データが指紋データベースに格納されている指紋データの何れにも該当しなかった場合にだけ、指紋データ等が送信されるので、送信回数を減らしたり累積送信時間を短縮できる。
ここで、「予め登録された指紋データ」とは、車両の窃盗犯を識別するために登録しておく指紋データのことであり、例えば、車両の運転操作を許可された運転者の指紋データや車両の家族の指紋データなどである。
また、指紋取得手段で取得した指紋データが指紋データベースに格納されている指紋データの何れにも該当しなかった場合にだけ、指紋データ等を送信する場合、請求項12に記載のように、送信する指紋データ又はデータ形式を変換した指紋データが指紋データベースに格納されている指紋データの何れにも該当しない旨のメッセージデータを付加して送信するとよい。
このようにすると、例えば、「現在この車両を運転中の人物は指紋データベースに登録されていません。」といった警告メッセージを付加すれば、受信側では、受信側で指紋照合を行う前に「現在この車両を運転中の人物は指紋データベースに登録されていません。」といったデータを得ることができる。したがって、受信側では、そのデータを活用することにより、防犯に関するより迅速な対応が可能となる。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
図1は、車両セキュリティシステム1の概略構成を示すブロック図であり、図2は、本発明に係る車両セキュリティシステムが組み込まれたカーナビゲーション装置10の外観図である。
(全体構成の説明)
車両セキュリティシステム1は、図1に示すように、表示装置20、制御部30、データ送信部40、不揮発性メモリ50、イグニッションオン/オフスイッチ60(以下、イグニッションオン/オフSW60と記す。)などから構成されている。
(各構成要素の説明)
表示装置20は、表示部22、指紋読取部24、感圧スイッチ読取部26(以下、感圧SW読取部26と記す。)などから構成されている。
表示部22は、運転者や同乗者に対して種々の情報を提示するためのものである。具体的には、カーナビゲーション装置10(図2参照)の表示画面であり、液晶パネルやCRTなどで構成されている。
指紋読取部24は、指紋を取得するとともに、指紋が取得されたときにその取得された指紋を指紋データとして出力するものである。具体的には、表示部22の中心部に所定の大きさの領域A(以下、指紋取得領域Aと呼ぶ。)を占めるように配置された感圧式タッチセンサと、その感圧式タッチセンサで取得した指紋を指紋データとして出力する図示しない出力部とから構成される。
感圧SW読取部26は、指紋読取部24の作動/非作動の切り替えを行うモード切替指令を入力するためのものであり、具体的には、表示部22の表示画面上で指紋取得領域Aの両脇に上下方向に複数配置された、指紋取得領域Aよりも小さい複数の感圧式タッチセンサのうちの左上の2つである。(図2参照)。
この2つの感圧式タッチセンサのうち上側の感圧式タッチセンサを作動入力感圧SW26a、下側の感圧式タッチセンサを非作動入力感圧SW26bと呼ぶ。
作動入力感圧SW26aは、指紋読取部24を作動状態にするための指令(以下、作動指令と呼ぶ。)を入力するためのものである。作動入力感圧SW26aを運転者が指で触れると指紋読取部24を作動させる旨の指令が入力される。
また、非作動入力感圧SW26bは、指紋読取部24を非作動状態にするための指令(以下、非作動指令と呼ぶ。)の入力を行うためのものである。非作動入力感圧SW26bを運転者が指で触れると指紋読取部24を非作動にする旨の指令が入力される。
つまり、運転者が、作動入力感圧SW26aに指で触れると、作動入力感圧SW26aは、作動指令を制御部30へ出力する。また、運転者が、非作動入力感圧SW26aに指で触れると、作動入力感圧SW26aは、非作動指令を制御部30へ出力する。
データ送信部40は、所定の送信先へデータを送信するためのものであり、図示しない送信機とアンテナから構成されている。そして、制御部30から指紋データ等を入力し、入力した指紋データ等を所定の送信先、例えば、運転者が契約している警備会社のデータセンタや警察署などに送信する。
不揮発性メモリ50は、指紋データ等を格納するためのメモリであり、例えば、メモリスティック、外付けハードディスクなどである。
イグニッションオン/オフSW60は、車両の運転操作を可能にするためにエンジンの始動を可能にするものである。具体的には、制御部30の指令を受け、車載バッテリ70からイグニッションスイッチ72(以下、イグニッションSW72と記す。)へ供給される電力の供給をオン/オフするためのスイッチであり、車載バッテリ70とイグニッションSW72との間に設けられている。
制御部30は、図示しない、CPU、ROM、RAM、I/Oなどから構成されており、以下の(ア)〜(カ)に示す処理を実行する。
(ア)感圧SW読取部26から作動指令が入力された場合には指紋読取部24を作動させ、非作動指令が入力された場合には指紋読取部24を非作動とする
(イ)車両のエンジン始動前に運転者が表示部22の指紋取得領域Aに触れる必要がある旨の表示を表示装置20に行わせる。例えば、「ナビゲーション装置による表示には誤差があることを承知のうえご使用ください。承知される場合は、ここに触れてください。」などの表示である。
(ウ)指紋読取部24から入力した指紋データを不揮発性メモリ50に格納する。
(エ)運転者が表示部22の指紋取得領域Aに触れ、指紋読取部24にて指紋が読み取られると、読み取られた指紋が指紋データとして出力される。制御部30は、その指紋データが入力されるとイグニッションオン/オフSWをオンにし、車載バッテリ70からイグニッションSW72への電力供給を可能とする。
(オ)指紋読取部24から入力した指紋データを、所定の指紋照合を行うための指紋照合処理で用いられるデータ形式に変換する。
(カ)図示しないRAMに記憶された指紋データの容量が所定の値になったときに、データ形式が変換された指紋データをデータ送信部40を介して、所定の送信先(警備会社のデータセンタや警察署など)へ送信する。
(制御部における処理の説明)
以上のように構成された車両セキュリティシステム1の制御部30で実行される処理について図3に基づいて説明する。図3は、車両セキュリティシステム1の制御部30で実行される処理の内容を示すフローチャートである。
制御部30では、まず、S100において、感圧SW読取部26から作動/非作動指令が入力され、続くS105において、S100において入力された作動/非作動指令入力が作動指令であるか否かが判定される。
そして、入力された指令が作動指令でなかった場合(S105:No)つまり、入力が非作動指令であった場合には、S100へ戻って処理が繰返される。一方、入力された指令が作動指令であった場合(S105:No)には、S110へ処理が移行される。
S110では、指紋読取部24の指紋取得領域Aの状態、つまり、指紋取得領域Aに運転者の指が触れているのか否かの状態、つまり、指紋取得領域Aが運転者の指で押下されているか否かの状態が入力され、続くS115で、指紋取得領域Aが運転者の指で押下されているか否かが判定される。
S115において、指紋取得領域Aが押下されていると判定された場合(S115:Yes)には、S125においてイグニッションオン/オフSW60がオンされ、車載バッテリ70からイグニッションSW72への電力供給が可能となり、図示しないエンジンの始動が可能になる。
一方、指紋取得領域Aが押下されていないと判定された場合(S115:No)には、S120においてイグニッションオン/オフSW60をオフにする指令が出力され、車載バッテリ70からイグニッションSW72への電源供給が遮断され、図示しないエンジンの始動が不可能となる。
S130では、指紋読取部24から指紋データが入力され、入力された指紋データが続くS135において、所定の指紋照合を行うための指紋照合処理で用いられるデータ形式に変換される。具体的には、二次元画像による指紋照合処理や、1次元熱センサによる指紋照合処理など、現存する指紋照合処理又は今後開発される指紋照合処理で用いられるデータ形式に変換される。
S140では、S130において取得した指紋データとS135にてデータ形式が変換された指紋データとが不揮発性メモリ50に保存され、続くS145において、指紋データをデータ送信部40を介して送信する条件が成立したか否かが判定される。
具体的には、不揮発性メモリ50に保存しておく指紋データ及びデータ形式が変換された指紋データ(以下、両者を示す場合には指紋データ等と呼ぶ。)の合計の容量の上限値が予め決められており、S140において保存された指紋データ及びデータ形式が変換された指紋データ等の積算値がその上限値よりも小さい場合には、処理がS100へ移行され、処理が繰返される。
逆に、積算値が上限値を超えた場合には、続くS150において、上限値を超えた分の指紋データ等が、不揮発性メモリ50に保存された古い順にデータ送信部40へ出力され、データ送信部40において予め定められた所定の送信先、例えば、運転者が契約している警備会社のデータセンタ等へ送信される。
以上の処理が終了したらS100へ戻って処理が繰返される。
以上に説明した車両セキュリティシステム1によれば、エンジン始動前にカーナビゲーション装置10の表示装置20の表示部22の画面に「所定の領域に触れる必要がある旨の表示」である「ナビゲーション装置による表示には誤差があることを承知のうえご使用ください。承知される場合は、ここに触れてください。」というようなPL法に関する警告表示が行われる。そして、その警告表示がなされた部分に運転者がタッチしなければ、エンジンが始動しないようになっている。
つまり、エンジンを始動する前に運転者が指紋読取部24に触れなければエンジンを始動させることができないので、車両の運転操作(エンジン始動操作)を行う際に運転者の指が指紋取得に触れることになる。つまり、車両の運転操作時(エンジン始動操作時)に、運転者が意識しない間に運転者の指紋を取得できる。
また、運転者は意識しない間取得した指紋データ等を所定の送信先に送信しているので、指紋データ等の受信側で指紋を照合したりすれば、窃盗犯の特定が可能になるので、車両のセキュリティ性を確保できる。
また、感圧SW読取部26を介して指紋読取部24を作動させるための指令が入力された場合にだけ指紋読取部24が作動するので、エンジン始動前のバッテリの消費を抑制できる。この機能は、車両が盗難等されないことが確実な場所に保管されるような場合には、特に有効である。
また、感圧SW読取部26は、表示部22の表示画面上に設けられているので、指紋読取部24の作動/非作動の指令入力だけでなく、他の操作を行うための入力、例えば、カーナビゲーション装置10としての経路案内のための目的地の入力などを行うことができる。つまり、表示部22の表示画面上で種々の操作が一元的に操作できるようになるので、運転者にとって便利な車両セキュリティシステムとなる。
また、指紋読取部24で取得された指紋データが不揮発性メモリ50に格納されるので、電源供給がなされなくなっても指紋データは消去されない。つまり、指紋が取得された後に、窃盗犯などによりバッテリが外されたりして、車両セキュリティシステムに対する電源供給がなされなくなっても、取得した指紋データが記憶されたままになる。したがって、その指紋データを用いて窃盗犯などの特定が可能となるので、車両のセキュリティ性を確保できる。
さらに、制御部30において、指紋読取部24から入力された指紋データを、所定の指紋照合を行うための指紋照合処理で用いられるデータ形式に変換しているので、指紋照合を行う場合の処理が容易になる。また、例えば、指紋データの一部を抽出して指紋照合を行うような指紋照合処理の場合には、指紋データの一部しか必要とならないのでデータ容量を小さくすることができる。指紋データのデータ容量が小さくなるので、データを保存するためのRAMや不揮発性メモリ50の容量を少なくできる。
また、指紋データ等を所定の送信先へ送信できるので、指紋照合のための複雑な処理を車載側の装置で実行する必要がない。したがって、車両セキュリティシステムの構成が簡易になり、小型・軽量化することができる。また、指紋照合のような複雑な処理を実行する必要がないので消費電力を抑制できる。
また、指紋データを送信する際、不揮発性メモリ50に格納している指紋データ等が所定の容量を超えた場合にだけ指紋データ等を送信している。したがって、電力消費が多い送信の回数を減らすことができるので、消費電力を抑制できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態として、外部から指紋読取部24の作動/非作動を指令するとともに、外部からの指令によって指紋データ等を送信するようにした車両セキュリティシステム2について、図4及び図5に基づき説明する。
車両セキュリティシステム2の構成及び制御部30での処理は、第1実施形態の車両セキュリティシステム1と類似であるので、同じ構成要素及び処理には同じ符号を付して、説明を省略し、異なる部分について説明する。
図4は、車両セキュリティシステム2の概略構成を示すブロック図であり、図5は、車両セキュリティシステム2の制御部30で実行される処理の内容を示すフローチャートである。
図4に示すように、第2実施形態の車両セキュリティシステム2では、第1実施形態の車両セキュリティシステム1の感圧SW読取部26(図1参照)に代えて、モード切替指令受信部28が設けられるとともに送信指令受信部42が設けられている。
モード切替指令受信部28は、外部から送信される、指紋読取部24の作動/非作動のモード切替を行うための指令を受信し、受信した指令を制御部30へ出力するためのものであり、具体的には、図示しないアンテナと受信機などから構成されている。
送信指令受信部42は、外部から送信される、指紋データ等を送信する旨を指令するための送信指令を受信し、受信した送信指令を制御部30へ出力するためのものであり、図示しないアンテナと受信機から構成されている。
以上のように構成された車両セキュリティシステム2の制御部30で実行される処理について図5に基づいて説明する。
図5に示すように、S100において、モード切替指令受信部28から作動/非作動指令入力が行われる。第2実施形態の車両セキュリティシステム2では、第1実施形態の感圧SW読取部26からの作動/非作動指令入力の代りにモード切替指令受信部28から作動/非作動指令入力が行われる。
続くS105〜S140では、第1実施形態の制御部30での処理と同じ処理が行われた後、第1実施形態におけるS145の代りにS142及びS147が実施される。
つまり、S142において送信指令受信部42から送信指令が入力され、続くS147で、S142において入力された送信指令が指紋データ等を送信する旨の指令か否かが判定される。そして、指紋データ等を送信する旨の指令であった場合(S147:Yes)には、S150にて、指紋データ等の送信が行われる。指紋データ等を送信する旨の指令でなかった場合(S147:No)には、S100へ処理が移行されて処理が繰返される。
以上に説明した車両セキュリティシステム2によれば、外部から指紋読取部24の作動/非作動のモード切替を行うことができるので、例えば、車両から降りた後にも指紋を取得できる。つまり、車両から降りた後であっても車両のセキュリティ性を高める設定をすることができるので、運転者にとって利便性が向上する。
また、送信指令受信部42を介して送信指令を受信できる。つまり、外部からの遠隔操作により指紋データを送信するか否かを外部から指令できる。したがって、例えば、車両が盗難にあった場合、外部からの指令により指紋データを外部に送信できるので、車両窃盗犯等が知らない間に指紋を照合することができる。
すなわち、例えば、警備会社や警察署などに照合可能な指紋データがあれば、窃盗犯等が知らない間に窃盗犯等の特定を行うことができるので、車両の盗難に対する迅速な対応が可能になり、延いては、車両セキュリティ性を確保できる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態として、指紋データベースを備え、指紋データベースの指紋データと指紋読取部24で取得した指紋データとを照合し、その照合結果に基づいて指紋データ等を送信する車両セキュリティシステム3について、図6及び図7に基づき説明する。
車両セキュリティシステム3の構成及び制御部30での処理は、第1実施形態の車両セキュリティシステム1と類似であるので、同じ構成要素及び処理には同じ符号を付して、説明を省略し、異なる部分について説明する。
図6は、車両セキュリティシステム2の概略構成を示すブロック図であり、図7は、車両セキュリティシステム2の制御部30で実行される処理の内容を示すフローチャートである。
図6に示すように、第3実施形態の車両セキュリティシステム3は、第1実施形態の車両セキュリティシステム1に指紋データベース52が備えられており、その他の構成は第1実施形態の車両セキュリティシステム1と同じである。
以上のように構成された車両セキュリティシステム3の制御部30で実行される処理について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、S100〜S140は、第1実施形態の制御部30での処理と同じ処理が実行される。そして、続くS145では、S130において入力された指紋データが指紋データベース52に格納されている指紋データのうちの何れかに該当するか否かが判定される。
そして、S145において、入力された指紋データが指紋データベース52に格納されている指紋データのうちの何れかに該当する場合(S145:Yes)には、S149にて、「現在この車両を運転中の人物は指紋データベースに登録されていません。」という警告メッセージが指紋データ等に付加される。そして、続くS150において、警告メッセージが付加された指紋データ等の送信が行われる。
一方、該当しなかった場合(S145:No)には、S100へ処理が移行されて処理が繰返される。
以上に説明した車両セキュリティシステム3によれば、指紋読取部24で取得した指紋データが指紋データベース52に格納されている指紋データの何れにも該当しなかった場合にだけ、指紋データ等が送信されるので、送信回数を減らしたり累積送信時間を短縮できる。
また、警告メッセージが付加されているので、受信側では、受信側で指紋照合を行う前にといった警告メッセージを得ることができる。したがって、受信側では、そのデータを活用することにより、防犯に関するより迅速な対応が可能となる。
なお、以上に説明した各実施形態において、指紋読取部24が指紋取得手段に、制御部30が制御手段に、表示部22が表示画面に相当する。また、感圧SW読取部26及びモード切替指令受信部28が作動モード入力手段に、データ送信部40が送信手段に、送信指令受信部42が送信指令受信手段に、イグニッションオン/オフSW60が運転操作可能化手段に相当する。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)上記各実施形態では、指紋読取部24をカーナビゲーション装置10の表示部22に設けていたが、指紋読取部24をステアリングホイール、シフトレバーのノブ、押釦式イグニッションスイッチ、あるいは、ドアノブなどに設けるようにしても、運転者の指紋を取得できるので、上記各実施形態に示す効果と同じ効果が得られる。
(2)また、上記各実施形態では、指紋データとともに指紋照合処理で用いられるデータ形式に変換した指紋データを送信しているが、データ形式を変換した指紋データのみを送信するようにしてもよい。このようにすると、データ形式を変換した指紋データは、データ容量が小さいので、データを送信する時間を短くできる。
(3)また、上記各実施形態では、指紋読取部24により指紋が読み取られたときに、イグニッションオン/オフSW60を介してエンジンの始動を可能にして、車両の運転操作を可能にしていたが、ステアリングのロックを解除するステアリングロック解除機構を設け、指紋読取部24により指紋が読み取られたときに、ステアリングのロックを解除して車両の運転操作を可能にするようにしてもよい。
(4)また、感圧SW読取部26を表示部22の表示画面の表面にタッチセンサとして設ける代りに表示部22の表示画面の周囲などに押釦スイッチを配置するようにしてもよい。
車両セキュリティシステム1の概略構成を示すブロック図である。 車両セキュリティシステムが組み込まれたカーナビゲーション装置10の外観図である。 車両セキュリティシステム1の制御部30で実行される処理の内容を示すフローチャートである。 車両セキュリティシステム2の概略構成を示すブロック図である。 車両セキュリティシステム2の制御部30で実行される処理の内容を示すフローチャートである。 車両セキュリティシステム3の概略構成を示すブロック図である。 車両セキュリティシステム3の制御部30で実行される処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1,2,3…車両セキュリティシステム、10…カーナビゲーション装置、20…表示装置、22…表示部、24…指紋読取部、26…感圧スイッチ読取部(感圧SW読取部)、26a…作動入力感圧SW、26b…非作動入力感圧SW、28…モード切替指令受信部、30…制御部、40…データ送信部、42…送信指令受信部、50…不揮発性メモリ、52…指紋データベース、60…イグニッションオン/オフスイッチ(イグニッションオン/オフSW)、70…車載バッテリ、72…イグニッションスイッチ(イグニッションSW)。

Claims (12)

  1. 指紋を取得するとともに、取得した指紋を指紋データとして出力する指紋取得手段と、
    車両を運転可能な状態と運転不可能な状態とに切替可能に構成された運転可能化手段と、
    前記指紋取得手段から前記指紋データが入力された場合は、前記運転操作可能化手段を介して前記車両を運転可能な状態とし、前記指紋データが入力されない場合は、前記運転操作可能化手段を介して前記車両を運転不可能な状態とする制御手段と、
    を備え、
    前記指紋取得手段が前記車両の運転操作時に運転者の指が接触する部位に配置されていることを特徴とする車両セキュリティシステム。
  2. 請求項1に記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記車両は、表示装置を有するカーナビゲーション装置を備え、
    前記指紋取得手段は、前記カーナビゲーション装置の前記表示装置の表示画面上の所定の領域で指紋を取得するように構成され、
    前記制御手段は、運転者が前記表示装置の表示画面の所定の領域に触れる必要がある旨の表示を前記表示装置に表示させるように構成されたことを特徴とする車両セキュリティシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記指紋取得手段の作動/非作動の切り替えを行うモード切替指令を入力するための作動モード入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記作動モード入力手段を介して前記指紋取得手段を作動させるためのモード切替指令が入力された場合に前記指紋取得手段を作動させ、前記指紋取得手段を非作動にするためのモード切替指令が入力された場合には前記指紋取得手段を非作動とすることを特徴とする車両セキュリティシステム。
  4. 請求項3に記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記作動モード入力手段は、前記表示装置の表示画面上に配置され、運転者の操作により前記モード切替指令が入力されるように構成されていることを特徴とする車両セキュリティシステム。
  5. 請求項3に記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記作動モード入力手段は、外部から送信される前記モード切替指令を受信し、受信した前記モード切替指令を前記制御手段へ出力するためのモード切替指令受信手段を備えていることを特徴とする車両セキュリティシステム。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記指紋データを格納するための不揮発性メモリを備え、
    前記制御手段は、前記指紋取得手段から入力された前記指紋データを前記不揮発性メモリに格納させることを特徴とする車両セキュリティシステム。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記制御手段は、前記指紋取得手段から入力された前記指紋データを、所定の指紋照合処理で用いられるデータ形式に変換することを特徴とする車両セキュリティシステム。
  8. 請求項1〜請求項7の何れかに記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    所定の送信先へデータを送信するための送信手段を備え、
    前記制御手段は、前記指紋取得手段から入力された前記指紋データ又は前記データ形式を変換した前記指紋データのうち少なくとも一つを前記送信手段を介して、所定の送信先へ送信するように構成されていることを特徴とする車両セキュリティシステム。
  9. 請求項8に記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記指紋データ又は前記データ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信することを指令するための送信指令を受信し、受信した前記送信指令を前記制御手段へ出力する送信指令受信手段を備え、
    前記制御手段は、前記送信指令受信手段から前記送信指令が入力された場合、前記送信手段を介して前記指紋データ又は前記データ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信することを特徴とする車両セキュリティシステム。
  10. 請求項8に記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記制御手段は、送信すべき条件が満たされた場合のみ前記送信手段を介して前記指紋データ又は前記データ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信することを特徴とする車両セキュリティシステム。
  11. 請求項8に記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    予め登録された指紋データを格納しておく指紋データベースを備え、
    前記制御手段は、前記指紋取得手段から入力された前記指紋データと前記指紋データベースに格納されている指紋データとを照合し、前記指紋取得手段から入力された指紋データが前記指紋データベースに格納されている指紋データの何れにも該当しない場合にだけ前記送信手段を介して前記指紋データ又は前記データ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信することを特徴とする車両セキュリティシステム。
  12. 請求項11に記載の車両セキュリティシステムにおいて、
    前記制御手段は、前記指紋取得手段で取得した指紋データ又は前記データ形式を変換した指紋データのうち少なくとも一つを送信する際、送信する指紋データ又は前記データ形式を変換した指紋データが前記指紋データベースに格納されている指紋データの何れにも該当しない旨のメッセージデータを付加して送信することを特徴とする車両セキュリティシステム。
JP2006131600A 2006-05-10 2006-05-10 車両セキュリティシステム Pending JP2007302089A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006131600A JP2007302089A (ja) 2006-05-10 2006-05-10 車両セキュリティシステム
US11/797,911 US7952463B2 (en) 2006-05-10 2007-05-08 Vehicle security system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006131600A JP2007302089A (ja) 2006-05-10 2006-05-10 車両セキュリティシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007302089A true JP2007302089A (ja) 2007-11-22

Family

ID=38836403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006131600A Pending JP2007302089A (ja) 2006-05-10 2006-05-10 車両セキュリティシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7952463B2 (ja)
JP (1) JP2007302089A (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090074255A1 (en) * 2007-09-18 2009-03-19 Motorola, Inc. Apparatus and method for capturing skin texture biometric in electronic devices
US20100109838A1 (en) * 2008-09-08 2010-05-06 Sherard Fisher Fingerprint unlocking system
TW201141735A (en) * 2010-05-25 2011-12-01 Hua Chuang Automobile Information Technical Ct Co Ltd Vehicle computer system with safe driving mechanism and operation method thereof
KR101160681B1 (ko) 2011-10-19 2012-06-28 배경덕 이동 통신 단말기의 활성화 시에 특정 동작이 수행되도록 하기 위한 방법, 이동 통신 단말기 및 컴퓨터 판독 가능 기록 매체
US9710092B2 (en) 2012-06-29 2017-07-18 Apple Inc. Biometric initiated communication
US9002586B2 (en) * 2012-12-03 2015-04-07 Honda Motor Co., Ltd. Integrated biometric switch
US9221405B2 (en) * 2013-03-04 2015-12-29 Donnell A. Davis Multi-function electronic display license plate system
US9836637B2 (en) 2014-01-15 2017-12-05 Google Llc Finger print state integration with non-application processor functions for power savings in an electronic device
US9381890B2 (en) * 2014-02-04 2016-07-05 Ford Global Technologies, Llc Method and apparatus for biometric vehicle activation
KR102208631B1 (ko) * 2014-02-19 2021-01-28 삼성전자 주식회사 전자 장치의 보안 정보 입출력 방법 및 이를 사용하는 전자 장치
KR20180074875A (ko) * 2016-12-23 2018-07-04 삼성디스플레이 주식회사 변속 레버 및 이를 포함하는 차량 제어 시스템
KR20180074872A (ko) 2016-12-23 2018-07-04 삼성디스플레이 주식회사 조향 핸들 및 이를 포함하는 차량 제어 시스템
KR20180087921A (ko) * 2017-01-25 2018-08-03 삼성디스플레이 주식회사 차량용 표시 장치 및 이를 포함하는 차량 제어 시스템
SK8346Y1 (sk) 2017-10-17 2019-02-04 Vam System Ltd Elektromechanické zabezpečovacie zariadenie motorových vozidiel, najmä na prerušovanie elektrických a/alebo elektronických obvodov
US10836352B2 (en) * 2019-02-27 2020-11-17 Stc Corporation Co. Ltd Vehicle starting control system by using face perception data and method thereof
US20230227002A1 (en) * 2022-01-14 2023-07-20 Jairus Smith Biometric Steering Wheel and Biometric Based Vehicle Safety System

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672291A (ja) 1992-07-07 1994-03-15 Matsumura Electron:Kk 指紋識別器を使用した自動車用キーシステム
US5938706A (en) * 1996-07-08 1999-08-17 Feldman; Yasha I. Multi element security system
JPH10287209A (ja) 1997-04-16 1998-10-27 Yoji Ono 自動車等の起動、停止及び施錠部分の開閉装置
JP2000309247A (ja) 1999-04-27 2000-11-07 Alpine Electronics Inc 車載用インダッシュモニター
JP3698399B2 (ja) 1999-08-25 2005-09-21 矢崎総業株式会社 車両盗難防止システム
US7224324B2 (en) * 2000-03-27 2007-05-29 Donnelly Corporation Interactive automotive rearvision system
KR100388776B1 (ko) * 2000-10-19 2003-06-25 주식회사 씨크롭 지문인식을 이용한 자동차의 시동방법 및 그 장치
JP3649164B2 (ja) 2001-07-17 2005-05-18 日本電気株式会社 自動車セキュリティシステム及び自動車セキュリティプログラム
JP2003072520A (ja) 2001-09-05 2003-03-12 Toyota Motor Corp 車両操作装置
JP2004276798A (ja) 2003-03-17 2004-10-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両盗難防止システム
US7616788B2 (en) * 2004-11-12 2009-11-10 Cogent Systems, Inc. System and method for fast biometric pattern matching

Also Published As

Publication number Publication date
US20080030301A1 (en) 2008-02-07
US7952463B2 (en) 2011-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007302089A (ja) 車両セキュリティシステム
KR100792217B1 (ko) 원격 시동 제어장치
KR101927217B1 (ko) 도어락을 위한 스마트키 시스템의 제어 방법
JP6451622B2 (ja) 車載装置及び認証システム
US20070120644A1 (en) Smart entry system and warning method thereof
JP2009040239A (ja) 機器制御装置および方法、並びに、プログラム
US20190340857A1 (en) Method for operating a start and entry system of a motor vehicle and start and entry system for a motor vehicle
JP6056461B2 (ja) 車両ドア制御システム
US11167764B2 (en) Vehicle control system
JP5214924B2 (ja) 飲酒運転防止システム
JP2009062688A (ja) 車両用通信システム
JP2007153190A (ja) 車両用始動装置
JP2006347334A (ja) 遠隔操作装置
JP2006315582A (ja) 車両エンジン制御システム
JP2007083761A (ja) 車両の盗難防止システム
JP2009097241A (ja) 車両用セキュリティシステム
JP2005344335A (ja) ドアロック制御システム、ドアロック制御装置およびドアロック制御方法
JP5228724B2 (ja) 車両用電源制御装置
JP2005105657A (ja) 作動機器制御装置
JP2019073264A (ja) 無線通信システム
JP2006082648A (ja) プログラム書き換えシステム
JP2011073538A (ja) 車両用制御装置
JP2008207602A (ja) エンジン始動制御システム
JP2007055337A (ja) 車両用盗難防止装置
JP2014141803A (ja) 車両の電子キーシステム