JP2007301710A - 磁気式バレル研磨装置及び混合・攪拌装置 - Google Patents

磁気式バレル研磨装置及び混合・攪拌装置 Download PDF

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Abstract


【課題】容器内で均一な作業ができ、安全でコスト安なバレル研磨装置や混合・攪拌装置を提供する。
【解決手段】2重ラジアル構造の永久磁石群(7)、(8−1)、(8−2)を設け、外側磁石群(8−1)、(8−2)と内側磁石群(7)との間に非磁性で絶縁物で成る容器(4)を設け、容器の中に水等の液体(3)と磁性メディア(1)と被加工物(2)を入れ、外側磁石群を固定とし、内側磁石群を回転させることにより磁性メディアを運動させ、被加工物に衝突させて研磨作業を行うバレル研磨装置と、同様原理で液体や粉体の混合攪拌を行う装置。
【選択図】図2

Description

磁気式バレル研磨装置や混合・攪拌装置である。
磁気式バレル研磨装置は、部品のバリ除去、表面酸化膜除去、塗装やメッキの前処理、面祖度の向上を目的として、非磁性で絶縁物からなる容器に水などの液体と被加工物及びステンレスピンや棒などの磁性メディアを入れておき、容器外部から移動磁界を印加して磁性メディアを運動させ、非加工物に衝突させることにより研磨作業を行う装置である。機械的方法では困難な内側面も加工できる便利な方法である。
磁気式混合・攪拌装置は、液体と粉体又は異種液体同士を混合攪拌する目的で、容器内に材料と共に磁性メディアを入れておき前記研磨装置と同等の原理で、磁性メディアを運動させることにより、混合・攪拌を行う装置である。
従来の技術として、永久磁石による方法の代表的なものを図4に示す。この方法は容器の下部に永久磁石を回転自在に設け、この磁石を回転させることにより容器内の磁性メディアを運動させる方法である。
従来の技術として、電磁石による方法の代表的なものを図5に示す。この方法は容器の側面や下部等に電磁石を設け、電磁石にながす電流を切り替えることにより、移動磁界を発生させ、容器内の磁性メディアを運動させる方法である。
特開平8−47853公報
発明が解決しようとする課題
従来の永久磁石による方法では、永久磁石に近い容器の下部と、永久磁石から離れた容器上部とではメディアの動きが異なり、容器内で研磨や攪拌の能力に差が生じ易い。更に容器内物質の遠心力により、振動が発生したり、装置の大型化と共に危険が伴うこともある。
従来の電磁石による方法では、磁界を発生させるために多くのエネルギーを消費するため発熱も大きく、冷却が必要となり、装置が大型化したり高価となるばかりでなく、容器が磨耗破壊すると金属粉を含んだ液漏れにより漏電事故を起こしやすい。
本発明では容器内のメディアの運動を容器内で均一化させることにより、製品の品質を向上させ、その結果作業効率も高めると共に、エネルギー消費の少ない、小型で安価な装置を提供する。更に振動や騒音の発生を抑える方法に工夫したので作業環境に優しく、装置や容器の耐久性を向上させると共に危険性の少ない装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段
前記した課題を解決するために図1に示すバレル研磨装置を開発し、より優れた装置とする条件を見いだした。図1は比較的小規模な装置の場合に最適となる図であり、容器(4)の外部側面に永久磁石(8)を設け、内部側面には永久磁石(7)を回転自在に設け、(7)を回転させることにより容器内の磁性メディア(1)を運動させ、被加工物(2)に衝突させることによって研磨作業をおこなう装置である。又同様な原理で容器内に液体や粉体を入れておいて、混合や攪拌を行う装置にも使えることは明らかである。図2は中規模以上の装置の場合に最適となる。図3は優れた条件を得る式に使った記号の部位を示す図である。図2において説明するが、図1については図2に含まれるとして、ここでは省略する。
図2に示すように、容器(4)には磁性を有するメディア(1)、被加工物(2)、水などの液体(3)が挿入され、容器(4)の外部側面には永久磁石群(8−1)と(8−2)が上下に2段アウターヨーク(6)と非磁性ベース(9)を介して固定的に配置してある。容器(4)の内部側面には、容器と僅かな隙間を隔てて永久磁石群(7)がインナーヨーク(10)、軸(15)、軸受(14)を介して回転自在に配置してある。内側磁石群(7)はアウターロータ型ブラシレスDCモータ(11)、(12)、(13)により回転されることによって容器内の磁性メディアには相対移動する磁界が加わり、磁性メディアは運動する。これによって研磨や攪拌を行う装置である。
図2ではアウターロータ型ブラシレスDCモータとしているが、内側磁石群を回転させるのに都合が良いものであればどのようなモータでも構わない。回転速度や回転方向を変えられる制御性を有するものが良く、小型高効率で磨耗粉も発生せず、起動トルクも大きくとれ、構造の自由度の高いブラシレスDCモータが向いているが、本発明では特にモータの種類や構造を限定しない。
図3に外側磁石群と内側磁石群との寸法記号を示す。外側磁石群と内側磁石群との間隔をGとし、外側磁石群は隣接する磁石との間隔をG以上にとり、内側磁石群も隣接する磁石との間隔をG以上にとる。これは磁性メディアの運動を活発にさせるために磁界をより遠くまで分散させる目的である。
内側磁石群の外径寸法をD−INNER、外側磁石群の内径寸法をD−OUTERとする。このD−INNERとD−OUTERに関連して内側磁石群の極数P−INNERと外側磁石群の極数P−OUTERとには上限値が存在する。極数を増やしていくに従って磁石からの磁界は遠くまで届かなくなるためである。有効に磁性メディアを動かすためには別途解析の結果、以下の条件が必要である。
2≦P−INNER<π×D−INNER/2G かつ
P−INNER<P−OUTER<π×D−OUTER/2G を同時に満たす
P−INNERとP−OUTERの組み合わせとすることである。
上記のP−INNERとP−OUTERとの組み合わせを表1に示すが、この表1の中で評価欄が×印の組み合わせでは、外側磁石群と内側磁石群との間で特定方向に力が合成されることがあり、振動を発生し易い。評価欄が○印の組み合わせでは特定方向に力が合成されないため振動の発生が少なく望ましい組み合わせである。この○印の組み合わせに共通する特徴を数式で表すと (P−INNER/2)+(P−OUTER/2)=偶数 となる組み合わせとなる。
Figure 2007301710
(注)表1でP−OUTER/P−INNER=整数となる組み合わせでは、コギングトルクが大きくなるが、モータ技術でよく使われるスキューなどの手法を併用するとコギングトルクを抑制できるから評価欄で×とはしない。
更に同時に作業できる材料の量を増やしたいとき、容器の深さを深くしたい場合が生ずる。このような場合、容器の底部にメディアや被加工物が沈殿した状態から作業を開始することになりがちとなる。そこで外側磁石群か内側磁石群の両方又は片方を上下方向に複数段に分割して設ける。このとき外側磁石群の上下分割数をN−OUTERとし、内側磁石群の上下分割数をN−INNERとしたとき │N−OUTER―N−INNER│=1 となるように設計し、外側の磁石群の位置と内側の磁石群の上下位置をずらす事を行う。図2では外側磁石群を2段とし、内側磁石群を1段とし、内側磁石群の上下位置は外側磁石群の中間位置に設けている。この理由はメディアや被加工物の入った容器を装置に取り付ける際にメディアが上下に分割された磁石により吸引され、容器内で均一化された状態から作業を開始させるために有効な構成である。更に外側磁石群の上下段数を3段とし、内側磁石群の上下段数を2段としても同様の効果を得る事ができる。通常は回転する内側磁石群の分割数を1段少なく構成する方が作りやすくコスト安となるが、原理的には外側磁石群の分割数を1段少なくしても同様であるから表現方法として │N−OUTER―N−INNER│=1 とした。
又磁石を上下方向に分割する場合は、上下の磁石を周方向にずらして配置することにより、起動トルクを軽減でき、駆動モータや駆動回路を小型のものにすることができる。これはモータでよく使われるコギングトルクを低減する手法であるスキュー効果と同じである。
図1では比較的浅い容器で外側磁石群の上下段数を1とし、内側磁石群の上下段数も1とした場合の本発明の縦断面図であり、小規模な作業を行う場合に装置の小型化・コスト安という面で適する構成を示している。
図2では比較的深い容器で外側磁石群の上下段数を2とし、内側磁石群の上下段数を1とした場合の本発明の縦断面図であり、中規模以上の作業に適する。外側磁石群の上下段数を3以上とし、内側磁石群の上下段数を2以上としても同様であるからここでは省略する。
図3では本発明における外側磁石群と内側磁石群とを同時に横断面図として示している。容器とモータは省略している。外側磁石群の極数P−OUTERを10極とし、内側磁石群の極数P−INNERを6極とした場合を示している。このときの各部寸法記号D−OUTER、D−INNER、G、の位置について示している。
発明の効果
本発明は、上記のように構成したので、以下のような効果を奏する。
本発明では浅い容器でも、深い容器でも容器内全域で均一にメディアを運動させる事ができるから被加工物の品質を均一にする事ができる。これにより研磨不足や研磨しすぎが生じにくく、後工程で選別する必要も少なくなる。従って作業効率が向上する。
電磁石ではなく永久磁石をラジアル方向に2重に設けて内側磁石を回転させる方法のため、磁界を発生させるためのエネルギー消費が無い。内側磁石群を回転させるモータの動力を必要とするだけであるから電磁石を使う方法に比較すると、遥かに少ないエネルギーで作業することができる。又熱の発生も少なく冷却も不要となることが多く、小型でコスト安な装置となる。
容器の磨耗破壊により、金属粉を含んだ液体が漏れた場合でも漏電事故を起こし難い装置となる。と共に遠心力による容器の破損も少ない構造のため危険性が低減できる。
外側磁石群と内側磁石群との間に働く吸引又は反発による力を小さく抑える手法を導いた事により、振動や騒音を抑え、作業環境に優しく、装置や容器の耐久性を高めることができる。
外側や内側の磁石群を上下方向に複数段設け、更に上下の磁石を周方向にずらして配置することによって、深い容器の場合でも起動トルクが少なくてすむため、小型のモータ・駆動回路で駆動することができる。従ってコスト安な装置とすることができる。
本発明の請求項1に示すバレル研磨装置で比較的小規模な装置の断面図である。 本発明の請求項3,4に示すバレル研磨装置で中規模以上の装置の断面図である。 本発明の請求項2に示す式に使った記号の部位を説明するための横断面図であり、モータ部と容器部を省略し、磁石部のみ示している。 従来の永久磁石式バレル研磨装置の代表的なものの縦断面図を示す。 従来の電磁石式バレル研磨装置の代表的なものの縦断面図を示す。
符号の説明
1 磁性メディア
2 被加工物
3 水等の液体
4 容器
5 ゴムクッション
6 アウターヨーク
7 内側磁石群
8 外側磁石群
9 非磁性ベース
10 インナーヨーク
11 モータ磁石
12 モータ鉄心
13 モータコイル
14 軸受
15 軸
16 磁石
17 モータ
18 鉄心
19 コイル

Claims (4)

  1. 容器(4)の外部側面に永久磁石群(8)を固定的に配置し、内部側面には永久磁石群(7)を回転自在に設け、容器中に水等の液体(3)、磁性メディア(1)、被加工物(2)を入れ、(7)を回転させることによって磁性メディアを運動させ、被加工物に衝突させ、研磨作業を行う。又は同様の原理で異種液体や粉体を攪拌・混合作業を行うことを特徴とするバレル研磨又は混合・攪拌装置。
  2. 内側磁石群(7)の外径寸法をD−INNER、内側磁石群(7)と外側磁石群(8)との間隔をG、外側磁石群(8)の内径寸法をD−OUTERとし、隣接する内側磁石群同士の間隔及び隣接する外側磁石群同士の間隔をG以上とし、内側磁石群の極数をP−INNER、外側磁石群の極数をP−OUTERとしたとき、
    2≦P−INNER<π×D−INNER/2G −−−−−式(1)
    P−INNER<P−OUTER<π×D−OUTER/2G −−−−−式(2)
    (P−INNER/2)+(P−OUTER/2)=偶数 −−−−−式(3)
    式(1)、式(2)、式(3)を同時に満たす偶数のP−INNERとP−OUTERの組み合わせで成る請求項1記載のバレル研磨装置や混合・攪拌装置。
  3. 容器(4)の深さを深くしたい場合に、外側磁石群(8)又は内側磁石群(7)を複数段上下方向に分割して設け、外側磁石群の上下段数をN−OUTER、内側磁石群の上下段数をN−INNERとしたとき│N−OUTER―N−INNER│=1
    このときの外側磁石群の極数は請求項2で求めたP−OUTERに対してP−OUTER×N−OUTER、内側磁石群の極数も請求項2で求めたP−INNERに対してP−INNER×N−INNERとしたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載したバレル研磨装置や混合・攪拌装置。
  4. 前記バレル研磨装置と混合・攪拌装置で、外側磁石群(8)又は内側磁石群(7)を上下方向に複数段分割するとき、上下磁石を周方向に角度をずらして配置したことを特徴とする請求項1、請求項2,請求項3のいずれかに記載したバレル研磨装置や混合・攪拌装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108515444A (zh) * 2018-03-29 2018-09-11 苏州圣亚精密机械有限公司 一种磁力抛光机
CN115624182A (zh) * 2022-11-11 2023-01-20 福州三合元生物科技有限公司 一种益生菌粉的制备工艺

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