JP2007301345A - 防塵マスク - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、フィルタを鼻中に挿入する防塵マスクに関するもので、本発明者の先出願（大韓民国特許出願第２００５−７３９６７号）発明の改良に関するものである。
【解決手段】本発明は、本発明者による大韓民国特許出願第１０−２００５−０１２５１７９号の防塵マスクに、フィルタの表面積を拡大させる特許文献３の技術を結合し、挟み部の端部をフィルタの中間部を通って結合する特許文献１の技術を結合し、さらに、挟み部が鼻中隔を堅固に挟み付ける上記の特許文献２及び特許文献１の技術を結合することで、最適の防塵マスクを提供する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、鼻腔内部にフィルタを挿入することで、鼻腔内に流入する空気中の粉塵を濾過できるようにする防塵マスクに関するものである。

上記のような防塵マスクとして、本発明者は、鼻中隔を取り囲む挟み部と、この挟み部に延設されるフィルタ設置部と、このフィルタ設置部に設置されたフィルタとから構成され、フィルタ設置部を鼻腔内壁に密着形成し、前記フィルタ設置部の最大直径部にフィルタを設置した技術を大韓民国特許出願第２００５−７３９６７号に開示したことがある。この技術によると、挟み部を鼻中隔に係合したとき、挟み部の両側に形成されたフィルタ設置部が鼻腔内部に挿入され、鼻腔内部に流入する空気中の粉塵が、フィルタ設置部に設置されたフィルタを介して濾過されるようになる。

上記のような種類の防塵マスクとして、本発明者が開示した防塵マスクの他にも、挟み部の端部にフィルタを二重に設置し、この二重フィルタの間にスポンジを設置してなるマスクが、特許文献１に開示されている。しかしながら、このマスクは、二重フィルタが略平面となっており、空気の流通が困難になって息吸いに不便さがあった。さらに、挟み部の端部に設置するフィルタの構造が複雑であり、製造原価が過度に上昇するという欠点があった。

また、上記のような種類のマスクとして、特許文献２に開示された鼻マスクは、くしゃみなどの強い圧出力が作用する場合もマスクが逸脱しないように、挟み部に係止突起を形成した技術を提供している。しかしながら、この鼻マスクは、フィルタが比較的直径の小さい鼻孔の先端を遮るだけでなく、フィルタが平板状であるので、フィルタの狭い平面積によって息吸いに不便さがあった。

そして、息吸いを便利にするために、フィルタの平面積を拡大させた鼻マスクが、特許文献３に開示されている。この鼻マスクは、フィルタが鉢状に形成されるので、その本体中間部と先端部との直径が同一である。しかしながら、このフィルタにおいては、その周壁の直径が人の鼻腔内径と一致していないので、呼吸時、フィルタと鼻腔との間の隙間に、濾過されていない空気が吸入されるという欠点があった。また、鼻中で鼻マスクを挟み付ける技術が充分でなく、くしゃみなどで鼻マスクが脱落してしまう恐れがあった。
大韓民国特許出願公開１０−２００５−０００８７２９号明細書 特開平８−７１１７０号公報 特開平１１−１３７７０２号公報

そのため、本発明者は、上記の先出願発明を一層改良した上で、挟み部の先端に矢頭形状の連結具を形成し、この矢頭形状の連結具にフィルタを直接設置することで、鼻孔内部にフィルタを設置して息吸いを便利にする防塵マスクを、大韓民国特許出願第１０−２００５−０１２５１７９号に開示したことがある。しかしながら、上記のような本発明者の先発明は、挟み部の先端に設置したフィルタが略平板状であり、フィルタの表面積が比較的少ないだけでなく、挟み部が鼻中隔を挟み付ける力が充分でないという欠点があった。

本発明は、本発明者による大韓民国特許出願第１０−２００５−０１２５１７９号の防塵マスクに、フィルタの表面積を拡大させる特許文献３の技術を発展させ、外端が傘のように広がった拡開部を有するフィルタを略半球状に形成し、フィルタの外周先端の拡開部が鼻腔内壁に密着して狭くなるようにし、フィルタが鼻腔の直径差を収容できるようにし、息を吐き出すとき、フィルタの拡開部が萎みながら空気を排出して息吐き出しに便宜を提供し、挟み部の端部をフィルタの中間部を通って結合する特許文献１の技術を結合し、挟み部が鼻中隔を堅固に挟み付ける上記の特許文献２及び特許文献１の技術を結合してなる最適の防塵マスクを提供する。

本発明に係る防塵マスクは、二つの羽根からなって鼻中隔を取り囲む挟み部と、前記二つの羽根と、前記二つの羽根の先端に設置される連結部と、前記連結部に設置されたフィルタとから構成されており、フィルタを半球状に形成し、前記連結部に設置された連結具を矢頭形状の連結具として形成し、フィルタに形成した結合穴に矢頭形状の連結具を係合して連結し、挟み部の羽根に係止突起を形成してなることを特徴とする。

また、半球状からなるフィルタは、その先端周辺に拡開部が形成されることを特徴とする。

本発明は、本発明者の先発明に、従来に公知された多数の発明を最適に結合することで、くしゃみなどによる不意の息吐き出し圧力によっても容易に脱落せず、フィルタを鼻中の最も広い空間に設置してフィルタの表面積を広くしかつ、フィルタを半球状に形成することで、フィルタの表面積を一層拡張できる。さらに、半球状フィルタの外端に拡開部を形成して鼻腔の大きさ差を収容するとともに、息吐き出し時、フィルタが萎んで息吐き出しに便宜を提供し、フィルタと挟み部の羽根とを矢頭形状の連結具に連結することで、連結作業を容易にしかつ、その製造原価を節減できるという効果がある。

以下、本発明を図面に基づいて説明する。

図１は、本発明に係る防塵マスクを示した斜視図である。

本発明に係る防塵マスクは、二つの羽根２１，２２からなって鼻中隔を取り囲む挟み部２０と、二つの羽根２１，２２と、これら二つの羽根２１，２２の先端に設置される連結部３０と、この連結部３０に設置されたフィルタ１０とから構成される本発明者の先出願の大韓民国特許出願第１０−２００５−０１２５１７９号の防塵マスクに、フィルタの表面積を拡大させる特許文献３の技術を発展させ、外端が傘のように広がった拡開部１０１を有するフィルタ１０を略半球状に形成し、その外端の拡開部１０１が鼻腔内壁に密着してフィルタの外周直径が狭くなるようにし、フィルタが鼻腔の直径差を収容できるようにし、息吐き出しの場合、拡開部１０１が萎むようにして息吐き出しに便宜を提供することを第１の特徴とする。

さらに、本発明は、特許文献１の技術を結合し、フィルタ１０の中央凹部が鼻中の中央部に位置するように、フィルタ１０と挟み部２０の二つの羽根２１，２２とを連結することを第２の特徴とする。その連結手段は、上記の特許文献１の技術を改良した上で、本発明者の上記の先出願発明で適用した矢頭形状の連結具を結合し、フィルタ１０の中央に設置した結合穴１１に矢頭形状の連結具３１を係合して連結する実施形態が好ましい。しかしながら、この連結手段は、図３に示すように、フィルタ１０の外側壁に穴を設置し、その穴に矢頭形状の連結具３１を係合して連結する実施形態も選択されうる。

さらに、本発明は、挟み部が鼻中隔を堅固に挟み付ける上記の特許文献２及び特許文献１の技術を結合し、挟み部２０の羽根２１，２２に係止突起２１０，２２０を形成することを第３の特徴とする。

本発明に係る防塵マスクの一実施形態を示した斜視図である。 図１に示した防塵マスクの使用状態を示した断面図である。 本発明に係る防塵マスクの他の実施形態を示した斜視図である。 図３に示した防塵マスクの使用状態を示した断面図である。

符号の説明

１０…フィルタ、１１…結合穴、２０…挟み部、２１，２２…羽根、３０…連結部、１０１…拡開部、２１０，２２０…係止突起。

Claims (2)

1. 二つの羽根からなって鼻中隔を取り囲む挟み部と、二つの羽根と、前記二つの羽根の先端に設置される連結部と、前記連結部に設置されたフィルタとから構成される防塵マスクにおいて、
   前記フィルタを半球状に形成し、前記連結部に設置された連結具を矢頭形状の連結具に形成し、前記フィルタに形成した結合穴に前記矢頭形状の連結具を係合して連結し、挟み部の羽根に係止突起を形成してなることを特徴とする防塵マスク。
2. 半球状からなるフィルタは、その先端周辺に拡開部が形成されることを特徴とする請求項１に記載の防塵マスク。

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