JP2007299883A - 部品取付構造および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を多くして、構成を複雑にすることなく、電線の撓み調節を行うことができる電気機器を提供する。
【解決手段】電気機器たる複写機の一部を示している。この複写機においては、ホルダ200と、ホルダ200に装着することで複写機に取り付ける冷却ファン100とにより構成される部品取付構造において、ホルダ200と当該ホルダ200に装着された冷却ファン100とにより複写機の電線300が挟持されており、部品点数を増加させることなく、電線の撓み調整を行うことができるようにされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、部品取付構造と、部品取付構造を有する画像形成装置とに関する。
従来より、複写機、ファックス、印刷装置、およびこれらのうちの複数の機能を備える複合機などの画像形成装置が用いられている。画像形成装置内部には、定着装置や記録紙搬送用モータへと電力を供給したり、装置内の各所に制御信号を送信したりする電線(ワイヤーハーネス)が設けられている。
特許文献1,2では、画像形成装置に設ける電線は、ギヤに巻き込まれてしまって、断線したりギヤを破損させてしまったりすることがある点や、高電圧がかけられた電線は、他の電線に流される信号にノイズを与えてしまうことがある点に鑑みて、電線を保持する保持機構と保持機構との間に生じる撓み(たわみ)の部分はそれらの事態が生じる可能性がある箇所を避けさせなければならないことに着目し、電線に生じる撓みの量を調節することができるようにしている。
特許文献1,2の技術では、いずれも、電線を保持する保持機構を元々の電線の経路上から移動させることにより、当該保持機構の前後で電線の経路が余分に長くなるようにして、当該保持機構の近傍以外の箇所における電線の撓みが解消され、当該近傍箇所へとそれらの撓みの分だけ電線が余計に集まるようにして、電線の撓みを解消するようにしている。
特開平4−11498号公報 特開平9−289382号公報
しかしながら、従来のかかる特許文献1,2記載の技術では、電線を保持する保持機構を移動させる移動機構が必要であり、部品点数を増加させて、機構構成を複雑にしてしまうものであった。
かかる課題は、画像形成装置に限らず、電線を有する電気機器に共通する課題であった。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、部品点数を抑えて、機構構成を複雑にすることなく、電気機器が有する電線の撓みを調節することができるようにすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、前記電気機器が有する装着構造と、当該装着構造に装着される前記電気機器の部品とにより構成される部品取付構造であって、前記装着構造と当該装着構造に装着された前記部品とにより前記電子機器の電線が挟持される部品取付構造である。
この構成であれば、電気機器が有する装着構造と、当該装着構造に装着される前記電気機器の部品とにより構成される部品取付構造において、前記装着構造と当該装着構造に装着された前記部品とにより前記電子機器の電線が挟持される。
したがって、部品点数が少なく、簡潔な構成であるにも関わらず、配線が挟持される箇所の前後における撓み量を適切に配分したうえで、挟持により電線を固定させて、電線の撓みをその配分状態に固定させることによって、電線の撓みを調節することができる。
請求項2記載の部品取付構造は、前記電線を挟持する前記装着構造および前記部品の少なくともいずれか一方における前記電線との当接箇所には、前記電線との間に生じる摩擦により前記電線が動くことを抑制する摩擦部材を備える請求項1記載の部品取付構造である。
この構成であれば、前記電線を挟持する前記装着構造および前記部品の少なくともいずれか一方における前記電線との当接箇所において、前記電線と摩擦部材との間に生じる摩擦により前記電線が動くことが抑制される。
このようにすれば、比較的弱い力で電線が挟持されても、摩擦により電線が動くことが確実に抑制されるものとなり、電線を挟持する力を弱くして、挟持により電線に与えるダメージを少なくすることができる。
請求項3記載の部品取付構造は、前記電線を挟持する前記装着構造および前記部品の少なくともいずれか一方における前記電線との当接箇所には、前記電線へと突き当たることにより前記電線が動くことを抑制する突起部を備える請求項1又は2記載の部品取付構造である。
この構成であれば、前記電線を挟持する前記装着構造および前記部品の少なくともいずれか一方における前記電線との当接箇所において、突起部が電線へと突き当たることにより前記電線が動くことが抑制される。
このようにすれば、簡単に、電線が動くことを抑制して、撓みを調整したい状態が維持されるようにすることができる。
請求項4記載の部品取付構造は、前記電気機器には、前記電線と物理的、機械的、化学的、または電気的のうち少なくともいずれか1つの態様で干渉する構成があり、前記突起部は、前記電線が延びる2方向のうちで当該構成から遠ざかる方向へと傾斜する形状に形成された請求項3記載の部品取付構造である。
このようにすれば、前記電線と干渉する構成から遠ざかる方向に向いて突起部は電線に突き当たり、遠ざかる方向には比較的容易に電線を動かすことができる一方、近づく方向に動かすことは確実に抑制することができるようになり、簡単、確実に撓み調整を行うことができるようになり、利便性が向上する。
なお、「干渉する」とは、当該構成と電線とのいずれか一方の機能が、他方の影響を受けて損なわれることをいう。「遠ざかる」ことにより、かかる干渉が起き難くなる。
請求項5記載の部品取付構造は、前記突起部は、前記電線が延びる方向に異なった2箇所に設けられており、2箇所の前記突起部は、各々、他方の箇所の突起部から離れる方向へと傾斜する形状に形成され、前記構成は、前記2箇所の間にある請求項4記載の部品取付構造である。
このようにすれば、上記の2箇所の突起部の間には撓みがなく、2箇所より外側へと電線の撓みが集まるように容易にすることができ、かつ、そのようにして撓みが調製された兆対を確実に固定することができ、これにより、前記構成と電線の干渉が発生してしまうことを、簡単、確実に回避することができる。
なお、前記構成とは、前記部品またはその一部であるものとしてもよい。
請求項6記載の部品取付構造は、前記摩擦部材または前記突起部は、前記電線が延びる方向に異なった2箇所に設けられており、前記2箇所の間にできた前記電線の撓みが入る切り欠き部が前記部品と前記装着構造との少なくともいずれか一方に形成された請求項2または3記載の部品取付構造である。
このようにすれば、電線が動くことが2箇所で抑制されるとともに、その2箇所の間にできる前記電線の撓みが切り欠き部に入り、2箇所の間へと撓みを集めて、2箇所の外側で撓みにより不都合が起きることを防ぐことができる。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の部品取付構造を構成する前記部品および前記装着構造を備える前記電気機器である画像形成装置である。
かかる画像形成装置であれば、部品点数を抑えて、構成を複雑にすることなく、電線の撓み調節を行うことができる画像形成装置を実現することができる。
本発明によれば、部品点数を増加させて、構成を複雑にすることなく、電線の撓み調節を行うことができる電気機器を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る複写機1について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る複写機1を示す図である。
複写機1は、画像形成を行う記録紙を積載する給紙部1aと、給紙部1aから下流側へと複写機1内に形成された搬送路上に記録紙を搬送する給紙ローラ1b等のローラ類と、搬送される記録紙(図1における符号Pにより例示)にトナー像を形成する画像形成部1cと、画像形成部1cにより形成された記録紙Pのトナー像を記録紙Pに定着させる定着部1dと、定着部1dにより定着処理が施された記録紙Pが排出される排出部1eとを備える。
そして、この複写機1には、図1において2点鎖線により示す冷却ファン100が設けてあり、この冷却ファン100は、複写機1の背面に設けられた図略の金属製フレーム(図2において符号1fにより図示)に取り付けてあって、複写機1の外部から、外気を複写機1内部へと吸い込むことにより、定着部1dが発熱し過ぎることを防ぐ等の機能を奏する。
図2は、冷却ファン100が取り付けられた前述の金属製フレーム1fを示す図である。図2では、複写機1の裏側にある金属製フレーム1fを、図1の視点位置と同じく複写機1の表側にある視点位置から見て示している。
図2において、符号200により示している構成は、冷却ファン100を収納して、金属製フレーム1fに固定するホルダ200である。ホルダ200は、金属製フレーム1f上に設けてある。ホルダ200については、図3以下で、詳しく説明する。
図2には、複写機1に配線された電線300を示している。電線300は、複写機1に設けられた部品間を電気的に接続する電線である。上述の冷却ファン100およびホルダ200の間にこの電線300は通され、通された電線300は冷却ファン100およびホルダ200によって挟持される。こうして電線300は、複写機1内部に配線される。
なお、電線300は、冷却ファン100に接続されていてもよいし、定着部1d(図1参照)に接続されていてもよいし、他の装置等に接続されていてもよく、これらのうちの複数の装置等に接続されていてもよい。また、電線300は、電力を供給する電力供給線であってもよいし、信号を通信する信号線であってもよいし、また、電力供給線および信号線を1つにまとめたものであってもよい。
図3は、冷却ファン100およびホルダ200を示す図である。この図は、視点位置を図2の視点位置から斜め左下に動かして冷却ファン100等を斜めに、しかも、冷却ファン100近傍を拡大して見た図である。
ホルダ200は、立設板200Aおよび立設板200Bを有し、これら立設板200A,200Bにより冷却ファン100を押さえて、冷却ファン100を金属製フレーム1fへと固定する。
なお、図2のホルダ200では、立設板200Aの奥側(x方向の正方向の側)に部材があるように示されているが、これはホルダ200の底板であり、図3の視点位置においてはこれはみえない。
冷却ファン100は、ホルダ200側の側板100s(図示の便宜上から2点鎖線により示した箇所の一部)を立設板200Aへと当接させてホルダ200内に収まっており、立設板200Aは、爪部201a,201bによって上側からこの側板100sを抑えて、冷却ファン100を固定する。
側板100sに対向して、ホルダ200には、図3の手前側にも側板100Bsが設けられ、この側板100Bsは、立設板200Bに当接して、立設板200Bが有する爪部により押さえつけられている(図2では図示されない)。
こうして、立設板200A,200Bにより、冷却ファン100は、ホルダ200内部に固定され、これにより、冷却ファン100は、金属製フレーム1fに取り付けられる。
なお、ホルダ200は、このように一定の位置で冷却ファン100を固定することにより、冷却ファン100が有するファンがスムーズに空気の流れを生じさせることができるように、冷却ファン100近傍に空気が流れる通路を確保する機能もある。
図2で示した電線300は、この図3に示しているように、冷却ファン100の側板100sと立設板200Aとの間に通される。
立設板200Aは、弾性のある樹脂部材により構成されており、側板100sとの間に殆ど隙間がなく、密接する位置に設けられている。立設板200Aは、弾性のために、図3における右奥(x方向の正方向)へと、上端を押してやると、曲がる。立設板200Aをこのように曲げてやれば、側板100sとの間の隙間が拡がる。立設板200Aは、拡がった隙間へと電線300を通してやることができる程度に大きく曲がるように、その厚みや素材が選ばれている。
押し曲げていた立設板200Aを離して、力をかけないようにすれば、立設板200Aはもとの図3のように直立した状態へと戻り、冷却ファン100に当接して再びこれを固定するとともに、冷却ファン100との間に電線300を立設板200Aは挟み込んでこれを固定する。
なお、立設板200Aの上端に力をかけていない、立設板200Aが直立している図3のような状態のことを、以下では、「通常状態」と呼び、力をかけて立設板200Aを曲げて、立設板200Aと冷却ファン100との間の隙間を広げさせた状態のことを「開放状態」と呼ぶものとする。
立設板200Aには、冷却ファン100との間に電線300を挟んだ場合に、挟まれた電線300を固定するリブ部202a,202bを備える。
図4は、リブ部202aの詳細な構成を示す図である。リブ部202a,202bは互いに同様の構成を有するので、ここでは、リブ部202aについて取り上げて、説明を行う。
図4(a)は、立設板200Aを、冷却ファン100やそのホルダ200の上方側(z方向の正方向の側)から見下ろした図であり、ホルダ200に立設する立設板200Aと冷却ファン100との間に電線300を通して、両者に電線300を挟ませた状態を示している。
図4(b)は、図4(a)における、リブ部202aの近傍領域Va1を拡大して示した図であり、図4(c)は、Va1のなかにおけるさらにリブ部202aの近傍領域Va2を拡大したものである。
リブ部202aは、図4(c)に示すように、立設板200Aから電線300側へと突起するように構成された突起であり、図に垂直な方向(z方向)に延ばして立設板200Aに設けてある(図3参照)。
立設板200Aが弾性力により、直立した状態(通常状態)へと戻り、冷却ファン100との間に電線300を挟みこむと、電線300をこのリブ部202aは押圧する(図4(b)参照)。これにより、電線300を図の上下方向(y方向)に動かそうとしても、このリブ部202aが電線300に引っ掛かって、電線300は動くことができない。
そして、このように電線300を、リブ部202aと同様に、他方のリブ部202bも押圧する(図4(a)参照)。
こうして、立設板200Aが開放状態から通常状態にされると、リブ部202a,202bが電線300を押圧して、電線300を固定させる。
このような複写機1においては、次のようにして電線300の撓み調節を行うことができる。この撓み調節は、たとえば、複写機1が工場において製造されるときに、複写機1のホルダ200へと冷却ファン100が取り付けられるときや、ユーザへと出荷された後の複写機1がメンテナンスされときに行われる。
調整者は、まず、立設板200Aを押し曲げて開放状態とし、これにより広く開いた立設板200Aと冷却ファン100との間の隙間に、電線300を通す。
そして、調整者は、立設板200Aを押し曲げたままで、電線300の線方向、すなわち、電線300が延びる方向、要するに、図4における上下方向(y方向)へと電線300を移動させる。こうして電線を移動させることで、電線300が当該方向に立設板200Aよりも前および後にもつ撓みの量を調節する。すなわち、立設板200Aより図4の上側に電線300が有する長さと、下側に有する長さとを配分して、立設板200Aより上側において電線300に生じる撓みの量と、立設板200Aよりも下側において生じる撓みの量とを配分する。
ここで、この配分においては、立設板200Aより上側の箇所に、電線300を巻き込むおそれがある搬送ローラ等があり、電線300がその近傍を通ることを避けたい場合には、かかる上側の配分を少なくするし、また、それら搬送ローラ等が逆に下側の箇所にあり、当該下側の箇所を電線300が通ることを避けたい場合には、下側の配分を少なくする。
搬送ローラのほか、たとえば、冷却ファン100などにも可動部はあり、かかる可動部にも電線300を巻き込んでしまうおそれがあるので、そういった場所を電線300が通ることも避けたい。また、冷却ファン100等の部材においては、完全にはバリを除くことはできずある程度は残ってしまい、残されたバリへと電線300が当たることで、電線300がこすれて電線300の被覆が損傷してしまうおそれがあり、そのような場所の近傍に電線300が通ることも避けることができるようにしたい。さらには、定着部1d(図1)へと電線300が触れた場合にも、定着部1dの熱により電線300の被覆等が損傷するおそれがある。これらの電線300が通ることが望ましくない場所に電線の撓みが入ることを避けるよことができるように、上述の配分は行われる。
そして、調節者は、配分が適切にできれば、押し曲げていた立設板200Aを離して元の直立した状態(通常状態)に戻すことで、リブ部202a,202bによってその適切に調節がされた状態で電線300を固定させる。
こうして、部品点数が増加することを回避しつつ、電線300の撓み調節を行うことができる複写機1を実現することができる。
本実施例の変形例について、以下説明する。
(A)図5は、変形例に係るリブ部203aを示す図である。
先に説明したリブ部202aとは異なって、このリブ部203aは、立設板200A1本体の材料とは異なる材料により構成されている。そして、このリブ部203aを構成する材料は、立設板200A1本体を構成する材料よりも、電線300との間の摩擦が大きくなる材料が選ばれる。
たとえば、リブ部203aは、硬めのウレタン状のスポンジ材料により構成するものとすることができる。リブ部203aは、このように弾性の部材とすることが好ましい。
こうすれば、立設板200A1が通常状態、すなわち直立した状態に戻されたときに、リブ部203aが冷却ファン100を付勢する力が比較的弱くとも、確実にリブ部203aは電線300を固定することができる。この結果、リブ部203aが冷却ファン100を付勢する力は比較的弱くさせることができるようになり、リブ部203aが電線300を損傷させることがないようにすることができる。
(B)図6は、第二の変形例に係る固定部204aを示す図である。固定部204aは、上記の説明におけるリブ部202a(または図5のリブ部203a)に相当しており、冷却ファン100を固定する。図6の固定部204aは、立設板200A2の本体から突出していない。
固定部204aは、立設板200A2本体に埋め込まれて、立設板200A2本体とは異なる、摩擦が大きい部材によって構成されている。立設板200A2は、電線300と当接する面が平らになっており、その平らな面の一部を固定部204aが形成する。
この固定部204aは、立設板200A2のうえで突出する形状を有さず、電線300を強く押圧することはないものの、電線300との間に生じる摩擦が大きい材料により構成されていることで、これまでに説明したリブ部202a,203aと同様に、電線300を固定することができる。
このように固定部204aを構成すれば、立設板200A2から電線300へと固定部204aは突出していないことにより、電線300にダメージが生じることをより少なくすることができる。
なお、図6では、固定部204aは、図の左右方向(x方向)にある程度の厚みがあるように示しているが、必ずしもこのように厚みがあるものにしなければならないわけではない。たとえば、固定部204aは、立設板200A2に液体を塗布して形成させた単なる膜であるものとしてもよい。このときには、図6に示すように立設板200A2に固定部204aを設けるための溝部を設けることは必ずしも必要ではない。また、固定部204aは、必ずしも立設板200A2本体とは異なる材料により構成されている必要はなく、たとえば、立設板200A2が電線300と当接する平面の一部に特定の摩擦を増加させる表面加工(たとえばヤスリがけ)を施し、その表面加工を施した立設板200A2表面の領域として固定部204aを構成するものとしてもよい。
(C)図7は、第三の変形例に係る爪部200Ba,200Bbを示す図である。
実施形態の説明において、図2では、立設板200Aと対向して、ホルダ200には、もう一個、立設板200Bが設けられていることを示した。その立設板200Bには、この図7に示すように、爪部200Ba,200Bbが設けてある。爪部200Ba,200Bbを有するこの立設板200Bについて、変形例として以下、説明する。
立設板200Bは、図1〜4で詳しく説明した立設板200Aから、立設板200Aの爪部201a,201bが設けられた端部を残して、y方向の中間部分を取り除いた構成を有しており、この立設板200Bにおける図示する空間200Bxが、取り除いた部分に相当し、この立設板200Bにおける爪部200Ba,200Bbが、取り除いた後に残された端部に相当する。
爪部200Ba,200Bbは、それぞれ、図の左側(x方向の負方向)へと押し曲げて、冷却ファン100との間にある隙間を広げさせることができ、このように隙間を拡げさせた状態(開放状態)で、爪部200Ba,200Bbと、冷却ファン100との間に、それぞれ、電線300Bを通してやることができる。
そして、立設板200Bが有する爪部200Ba,200Bbには、これまで説明したいずれかの態様のリブ部(または固定部)が設けてあり(図略)、このため、元の直立した状態(通常状態)へと爪部200Ba,200Bbを戻してやると、爪部200Ba,200Bbと冷却ファン100との間に電線300Bが挟まれて、このリブ部により、前述してきた説明の場合と同様に爪部200Ba,200Bbの箇所で、電線300Bを固定することができる。
このような立設板200Bにより電線300Bの撓みをどのように調節するかについて、次に説明する。ただし、ここで説明する調整態様はもちろん一例であり、別の例についても別途、後述する。
爪部200Baで電線300Bを固定させることにより、図7における爪部200Baの上下での電線300Bの撓み量の配分を調節することができ、また、他方の爪部200Bbで電線300Bを固定させることにより、爪部200Bb上下での電線300Bの撓み量の配分を調節することができるので、爪部200Baと爪部200Bbとの両者により、爪部200Baよりも上側の箇所と、爪部200Ba,200Bbの間の空間200Bxの箇所と、爪部200Bbよりも下側の箇所との、3箇所で電線300Bが生じさせる撓みの量の配分を、この立設板200Bによれば、行うことができる。
そして、複写機1では、冷却ファン100が有する可動部(ファンなど)と空間200Bxとが、側板100Bsによって確実に隔てられていること等により、空間200Bx辺りに電線300Bが撓みを生じさせたり、その撓みが空間200Bxから、図の左側(x方向の負方向側)へとはみ出て、下側(z方向の負方向側)にぶら下がって、空間200Bxの左下に撓みが溜まったりしても、安全なようになっている。このため、電線300Bは、爪部200Ba,200Bbの間の空間200Bxおよび、空間200Bxの下方にのみ撓みが生じるように調節がされる。つまり、爪部200Ba,200Bbよりも外側(空間200Bxから離れる側)、すなわち爪部200Baより上側や、爪部200Bbより下側には、電線300Bに緩みが生じないように、緩み部分は、爪部200Ba,200Bbを開放状態にして撓み調整を行うときに、すべて、爪部200Ba,200Bbの間に集められる。
このようにすれば、撓み状態を的確に調節することができる。
なお、このような立設板200Bにおいて、リブ部は、爪部200Baより上側や、爪部200Bbより下側から、空間200Bxへと電線300Bを引き込むときには、その動きをあまり抑制しないと共に、逆方向へと電線300Bを戻そうとすると、その動きを強く抑制するものであることが好ましい。次に、このような作用を奏するリブ部について説明する。
(D)たとえば、三角柱を並べてノコギリ状の形状を構成したリブ部として、そのような作用を奏するリブ部を構成することができ、三角柱を1つとして構造を簡潔した例を第四の変形例として、図8に示す。
図8は、第四の変形例に係るリブ部205aを示す図である。
このリブ部205aは、図7の爪部200Baに設けられており、このリブ部205aは、空間200Bxがある側である、図の下側(y方向の負方向)へと斜めに、破線で示す矢印の方向へと突き出ており、電線300Bをこの矢印方向に凹ませて、電線300Bへと入り込みながら、電線300Bをこの矢印方向へと押圧している。
この結果、矢印Lで示す順方向へは、電線300Bは容易に動かすことができるが、矢印L方向とは逆の方向へは、爪部200Baを図の左側(x方向の負方向)へと押して動かしてやらないと(開放状態にしてやらないと)、電線300Bは動かすことができない。
こうして、簡便に調整ができるとともに、調整された状態を確実に固定するリブ部を実現することができる。
なお、このようにリブ部205aは矢印L方向が順方向になるように形成されるが、爪部200Bbに設ける他方のリブ部は、L方向とは逆方向が順方向になるように形成される。
(E)図8の説明においては、爪部200Ba,200Bbよりも外側(空間200Bxから離れる側)、すなわち爪部200Baより上側や、爪部200Bbより下側には電線300Bに緩みが生じないように、緩み部分は、爪部200Ba,200Bbを開放状態にして撓み調整を行うときに、すべて、爪部200Ba,200Bbの間に集めるようにすることを説明したが、逆に、爪部200Ba,200Bbの間には緩みが残らないように調整を行ってもよい。そして、このような調整が行われる場合に好ましい構成として、次の図9に示す構成を挙げることができる。
図9は、爪部200Ba,200Bbの間には緩みが残らないように調整することに適するリブ部206a,206bを示す説明図である。
リブ部206a,206bは、上記に説明したものと同様の構成を有するが、空間200Bxから離れるy方向の正方向が爪部200Baの順方向とされ、また、他方の爪部200Baも、空間200Bxから離れる方向であるy方向の負方向が順方向とされている点で相違する。
このような構成であれば、リブ部206a,206bの間で電線300Bに撓みが生じると冷却ファン100のファンに電線300Bが巻き込まれてしまうおそれがある場合など、リブ部206a,206bの間では撓みが生じにくい方が好ましい場合に、簡便にリブ部206a,206bの間の撓みをなくさせるとともに、撓みがなくなった状態を確実に維持させることができるようになる。
(F)上述してきたリブ部や固定部は、上記の説明のように必ずしもホルダ200の側に設けなければならないわけではなく、冷却ファン100の側に設けるものとしてもよいし、ホルダ200と冷却ファン100との両者に設けるものとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る複写機1を示す図である。 冷却ファン100が取り付けられた金属製フレーム1fを示す図である。 冷却ファン100およびホルダ200を示す図である。 リブ部202a,202bを示す説明図である。 変形例に係るリブ部203aを示す図である。 第二の変形例に係る固定部204aを示す図である。 第三の変形例に係る爪部200Ba,200Bbを示す図である。 第四の変形例に係るリブ部205aを示す図である。 爪部200Ba,200Bbの間には緩みが残らないように調整することに適するリブ部206a,206bを示す説明図である。
符号の説明
1 複写機
1a 給紙部
1b 給紙ローラ
1c 画像形成部
1d 定着部
1e 排出部
1f 金属製フレーム
100 冷却ファン
100s,100Bs 側板
200 ホルダ
200A,200A1,200A2 立設板
200B 立設板
200Bx 空間
200Ba,200Bb 爪部
201a,201b 爪部
202a,202b,203a,205a,206a,206b リブ部
204a 固定部
300,300B 電線
L,La,Lb リブ部の順方向を表す矢印
P 記録紙
Va1 リブ部202aの近傍領域
Va2 領域Va1より狭いリブ部202aの近傍領域

Claims (7)

  1. 前記電気機器が有する装着構造と、当該装着構造に装着される前記電気機器の部品とにより構成される部品取付構造であって、
    前記装着構造と当該装着構造に装着された前記部品とにより前記電子機器の電線が挟持される部品取付構造。
  2. 前記電線を挟持する前記装着構造および前記部品の少なくともいずれか一方における前記電線との当接箇所には、前記電線との間に生じる摩擦により前記電線が動くことを抑制する摩擦部材を備える請求項1記載の部品取付構造。
  3. 前記電線を挟持する前記装着構造および前記部品の少なくともいずれか一方における前記電線との当接箇所には、前記電線へと突き当たることにより前記電線が動くことを抑制する突起部を備える請求項1又は2記載の部品取付構造。
  4. 前記電気機器には、前記電線と物理的、機械的、化学的、または電気的のうち少なくともいずれか1つの態様で干渉する構成があり、
    前記突起部は、前記電線が延びる2方向のうちで当該構成から遠ざかる方向へと傾斜する形状に形成された請求項3記載の部品取付構造。
  5. 前記突起部は、前記電線が延びる方向に異なった2箇所に設けられており、
    2箇所の前記突起部は、各々、他方の箇所の突起部から離れる方向へと傾斜する形状に形成され、
    前記構成は、前記2箇所の間にある請求項4記載の部品取付構造。
  6. 前記摩擦部材または前記突起部は、前記電線が延びる方向に異なった2箇所に設けられており、
    前記2箇所の間にできた前記電線の撓みが入る切り欠き部が前記部品と前記装着構造との少なくともいずれか一方に形成された請求項2または3記載の部品取付構造。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の部品取付構造を構成する前記部品および前記装着構造を備える前記電気機器である画像形成装置。
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