JP2007299495A - 光ピックアップ装置及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でサブビームによるスポットを拡大して、トラッキング時のレンズシフトのオフセット成分を除去できるようにした光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】光ピックアップ装置1Aは、レーザビームを出射する半導体レーザ2と、半導体レーザ2から出射されたレーザビームを、メインビームと2本のサブビームに分割するグレーティング素子8と、グレーティング素子8で分割されたメインビームと各サブビームを集光する対物レンズ4と、対物レンズ4を移動させてトラッキング動作及びフォーカス動作を行うアクチュエータ6と、情報が記録されるディスク3で反射したメインビームとサブビームの戻り光を受光するフォトディテクタ7を備える。そして、グレーティング素子8は、一様に湾曲した格子パターンを有し、メインビームの焦点位置に対して各サブビームの焦点位置を光軸方向に沿ってずらすレンズ機能を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスク状の記録媒体にレーザビームを照射して情報の記録及び再生を行う光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を備えた情報処理装置に関する。詳しくは、簡単な構成でトラッキング時のレンズシフトのオフセット成分を除去できるようにしたものである。
光ディスクや光磁気ディスク等のディスク状の記録媒体に対して、情報の記録及び再生を行うディスクシステムにおいて、主として記録系のメディアでは、トラッキングサーボ方式として、通常プッシュプル信号を利用する。その際、レンズシフト等によるオフセット成分のキャンセル方法として、レーザビームをメインビームと2本のサブビームに3ビーム化し、サブビームにより形成されるサブスポットで半トラックずらしたプッシュプル信号を生成し、メインビームのスポットとの間で演算することによってオフセット成分を差し引く、いわゆるDPP(ディファレンシャルプッシュプル)法を用いるのが一般的である。
但し、3ビームDPP法では、サブスポットを半トラックずらした位置に精密に調整する必要性、及び対物レンズの動線をディスクのラジアル線上に精密に配置する必要性があり、メカ精度、調整精度の確保が必要となり、工程複雑化、コストアップ等の要因となっている。
一方、レンズシフトのオフセット成分のキャンセルの方法として、1ビームの光学系のままで、電気的にキャンセルする方法(TPP;Top-hold-Push-Pull)等や、1スポットをフォトディテクタ上で分割する演算法(DCPP;Differential-Compasated-Push- Pull,APP;Advanced-Push-Pull)等の方法があるが、メディアのばらつきに影響されやすかったり、対応視野範囲が広くとりにくかったり等の問題がある。
そこで、サブビームにより形成されるサブスポット径を拡大することで、サブスポットからはトラッキングエラー信号を得られないようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−63568号公報
しかし、特許文献1に開示された従来の技術では、sin曲線等の波型に蛇行した格子パターンを有した回折格子で拡大されたサブビームを生成しているので、回折格子の設計が難しく、サブビームにより形成されるサブスポット内の強度分布を一様にするのが困難であるという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成でサブビームによるサブスポットを拡大して、トラッキング時のレンズシフトのオフセット成分を除去できるようにした光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を備えた情報処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の光ピックアップ装置は、レーザビームを出射する光源と、光源から出射されたレーザビームを、メインビームと2本のサブビームに分割する回折手段と、回折手段で分割されたメインビームと各サブビームを集光する集光手段と、集光手段を移動させてトラッキング動作及びフォーカス動作を行う駆動手段と、情報が記録されるディスクで反射したメインビームの戻り光を受光する主受光手段と、ディスクで反射した各サブビームの戻り光を受光する副受光手段とを備え、回折手段は、一様に湾曲した格子パターンを有し、メインビームの焦点位置に対して各サブビームの焦点位置を光軸方向に沿ってずらすレンズ機能を備えたことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、情報が記録されるディスクに照射するレーザビームをトラックに追従させるトラッキング動作と、レーザビームをディスクに合焦点させるフォーカス動作が行われる光ピックアップ装置を備えた情報処理装置において、光ピックアップ装置は、ディスクに照射するレーザビームを出射する光源と、光源から出射されたレーザビームを、メインビームと2本のサブビームに分割する回折手段と、回折手段で分割されたメインビームと各サブビームを集光する集光手段と、集光手段を移動させてトラッキング動作及びフォーカス動作を行う駆動手段と、ディスクで反射したメインビームの戻り光を受光する主受光手段と、ディスクで反射した各サブビームの戻り光を受光する副受光手段とを備え、回折手段は、一様に湾曲した格子パターンを有し、メインビームの焦点位置に対して各サブビームの焦点位置を光軸方向に沿ってずらすレンズ機能を備えたことを特徴とする。
本発明の光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を備えた情報処理装置では、光源から出射されたレーザビームは、回折手段でメインビームと2本のサブビームに分割され、メインビームがディスクの盤面(記録面)に合焦点するように集光手段で集光されてディスクを照射する。
メインビームの焦点位置をディスクの盤面に合わせると、各サブビームはディスクの盤面では合焦点しないので、各サブビームによってディスクの盤面に形成されるサブスポットの径は拡大され、トラックを認識できなくなる。
これにより、ディスクで反射したサブビームの戻り光を副受光手段で受光すると、副受光手段の出力からトラッキングエラー信号は得られない。これに対して、トラッキング動作により集光手段を移動させると、副受光手段におけるサブスポットのパターンが変位することで、サブビームの戻り光を受光した副受光手段の出力から、オフセット成分を得ることができる。
ディスクで反射したメインビームの戻り光を主受光手段で受光すると、主受光手段の出力からオフセット成分が含まれたトラッキングエラー信号が得られる。従って、サブビームの戻り光を受光した副受光手段の出力から得たオフセット成分を減算することで、オフセット成分を除去したトラッキングエラー信号が得られる。
本発明の光ピックアップ装置によれば、簡単な構成の回折手段を用いてサブビームによるサブスポット径を拡大し、サブスポットでトラックを認識しないようにできるので、トラッキング動作におけるオフセット成分を検出し、このオフセット成分を除去したトラッキングエラー信号を得ることができる。
このように、サブスポットでトラックを認識しないため、サブスポットがトラックに沿う必要はなく、ディスク上の任意の位置にサブスポットを配置でき、サブスポットの位置調整を必要としない。そのため、光学系の調整が容易で、工程簡素化及び低コスト化に寄与する。
また、サブスポットの配置が任意で良いため、集光手段の動線をラジアル線上に配置する必要がない。従って、メカ精度や組み立て精度、配置設計に対して柔軟であり、やはり、工程簡素化及び低コスト化に寄与する。
更に、サブスポット位置に制約がないので、集積光学系設計の自由度が高い。従って、作製の容易性及び低コスト化に寄与する。
このような光ピックアップ装置を備えた情報処理装置によれば、安定したトラッキング性能を有した装置を低コストで提供できる。
以下、図面を参照して本発明の光ピックアップ装置及び情報処理装置の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態の光ピックアップ装置及び情報処理装置の構成例>
図1は第1の実施の形態の光ピックアップ装置の一例を示す構成図である。第1の実施の形態の光ピックアップ装置1Aは、レーザビームを出射する半導体レーザ2と、半導体レーザ2から出射されたレーザビームをディスク3へ集光する対物レンズ4を有した光学素子群5を備える。また、対物レンズ4等を移動させ、トラッキング動作及びフォーカス動作を行うアクチュエータ6と、ディスク3で反射した戻り光を受光するフォトディテクタ7を備える。
そして、光ピックアップ装置1Aは、半導体レーザ2から出射したレーザビームでディスク3を照射して、ディスク3への情報の記録を行う。また、光ピックアップ装置1Aは、半導体レーザ2から出射され、ディスク3で反射した戻り光をフォトディテクタ7で受光して、ディスク3に記録された情報の再生を行う信号を検出する。
更に、光ピックアップ装置1Aは、半導体レーザ2から出射されたレーザビームを、メインビームと2本のサブビームに分割するグレーティング素子8を備え、ディスク3で反射したメインビームの戻り光をフォトディテクタ7で受光して、トラッキング及びフォーカスを行う信号を検出する。また、ディスク3で反射したサブビームの戻り光をフォトディテクタ7で受光して、対物レンズ4を移動(シフト)させた際のオフセット成分を除去するための信号を検出する。
半導体レーザ2は光源の一例で、電気信号を光信号に変換して出力する。ディスク3は、光ディスクや光磁気ディスク等の記録媒体の一例で、例えば、所定のパワーのレーザビームの照射で記録マーク(ピット)が形成されて情報が記録される。また、ディスク3に情報の記録時より低い所定のパワーでレーザビームを照射すると、記録マークの有無に応じて戻り光が変調されることで、記録された情報を再生するための信号を検出することができる。
光学素子群5は、半導体レーザ2から出射されたレーザビームをコリメート(平行光化)して対物レンズ4に入射するコリメータレンズ9を備える。対物レンズ4は集光手段の一例で、コリメータレンズ9でコリメートされたレーザビームを集光する。
また、光学素子群5は、半導体レーザ2から出射されたレーザビームをディスク3へ向けて反射して、コリメータレンズ9に入射させると共に、ディスク3で反射した戻り光を透過してフォトディテクタ7へ入射させるビームスプリッタ10を備える。
アクチュエータ6は駆動手段の一例で、対物レンズ4をディスク3の半径方向であるトラッキング方向に移動させるトラッキングコイルと、対物レンズ4を光軸方向であるフォーカス方向に移動させるフォーカスコイル等を備える。
フォトディテクタ7は主受光手段及び副受光手段の一例で、ディスク3で反射した戻り光のパターンに合わせて分割された受光面を有し、各受光面に光信号が入射すると、電気信号に変換して出力する。
図2はフォトディテクタ7の一例を示す構成図である。フォトディテクタ7は、主受光手段として、トラッキング方向に沿った分割線とトラッキング方向に直交した分割線で分割された4個の受光面A,B,C,Dを有し、メインビームの戻り光を受光する4分割フォトディテクタ11を備える。
また、フォトディテクタ7は、副受光手段として、トラッキング方向に直交した分割線S1で分割された2個の受光面E,Fを有し、一方のサブビームの戻り光を受光する2分割サブフォトディテクタ12aと、トラッキング方向に直交した分割線S2で分割された2個の受光面G,Hを有し、他方のサブビームの戻り光を受光する2分割サブフォトディテクタ12bを備える。
フォトディテクタ7は、各受光面に光(戻り光)が入射すると、入射した光の強度に応じた電流値で各受光面毎に電気信号が出力される。
トラッキングエラー信号TEは、DPP法を用いる場合、入射した光の強度に応じた各受光面の出力から、図示しない演算回路で(1)式を演算することで求められる。
TE=[(A+D)−(B+C)]−α[(E−F)+(G−H)]・・・(1)
また、フォーカスエラー信号FEは、非点収差法を用いる場合、図示しない演算回路で(2)式を演算することで求められる。
FE=(A+C)−(B−D)・・・(2)
なお、情報信号RFは、図示しない演算回路で(3)式を演算することで求められる。
RF=A+B+C+D・・・(3)
図1に戻り、グレーティング素子8は回折手段の一例で、分割するメインビームとサブビームの焦点位置を光軸方向にそってずらすレンズ機能を有する。これにより、メインビームの焦点位置をディスク3の盤面に合わせると、各サブビームはディスク3の盤面では合焦点せず、ディスク3の盤面におけるサブビームのスポット径が拡大する。
図3はグレーティング素子8の機能例を示す説明図で、図3(a)は、グレーティング素子8の構成の一例を示す平面図、図3(b)は、グレーティング素子8で分割されたメインビームとサブビームの光路説明図、図3(c)は、グレーティング素子8で分割されたメインビームとサブビームのディスク盤面でのスポット形状を示す平面図である。なお、図3(b)では、グレーティング素子8で分割されたメインビームと各サブビームを集光する対物レンズ等の光学素子群は図示していない。
グレーティング素子8は、図3(a)に示すように、複数本の溝部8aによって二次曲線状の格子パターン8bが一様に形成され、レンズ機能を有している。このような格子パターンを有したグレーティング素子8は、図1に示す半導体レーザ2から出射されたレーザビームBが透過すると、図3(b)に示すように、メインビームMB(0次光)と2本のサブビームSB1,SB2(±1次光)の3本に分割される。
また、二次曲線状に湾曲した溝部8aの内周側へ向けて回折する一方のサブビームSB1は、メインビームMBの焦点位置P1に対して光源に近い側に焦点位置P2がずれる。更に、湾曲した溝部8aの外周側へ向けて回折する他方のサブビームSB2は、メインビームMBの焦点位置P1に対して光源から遠い側に焦点位置P3がずれる。
これにより、0次光であるメインビームMBが合焦点する0次光結像面Lでは、±1次光であるサブビームSB1,SB2は合焦点しない。従って、メインビームMBの焦点位置P1をディスク3の盤面に合わせてメインスポットMPを形成すると、図3(c)に示すように、ディスク3の盤面に形成されるサブビームSB1のサブスポットSP1の径及びサブビームSB2のサブスポットSP2の径が拡大する。
本実施の形態の情報処理装置51は、図1に示す光ピックアップ装置1Aを備える。また、情報処理装置51は、ディスク3が装着される図示しないスピンドルに取り付けられてディスク3を回転駆動するスピンドルモータ52と、情報信号、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号等の処理を行う信号回路53と、トラッキングエラー信号等に基づいてアクチュエータ6等を駆動するドライバ回路54を備える。
<第1の実施の形態の光ピックアップ装置及び情報処理装置の動作例>
図4はディスク3の盤面とフォトディテクタ7の各受光面におけるレーザビームのスポットのパターンを示す説明図、図5はフォトディテクタ7の各受光面におけるサブビームのスポットのパターンを示す説明図で、次に、各図を参照して第1の実施の形態の光ピックアップ装置1A及び情報処理装置51の動作について説明する。
ここで、図4(a)は、オントラック時にディスク3の盤面に形成されるスポットのパターン、図4(b)は、オントラック時にフォトディテクタ7の各受光面に入射するスポットのパターンを示す。また、図5(a)は、オフトラック時に2分割フォトディテクタ12a,12bに入射するスポットのパターン、図5(b)は、レンズシフト時に2分割フォトディテクタ12a,12bに入射するスポットのパターンを示す。
半導体レーザ2から出射されたレーザビームBは、グレーティング素子8を透過することで、図3に示すように、メインビームMBと2本のサブビームSB1,SB2に分割される。
グレーティング素子8で分割されたメインビームMBとサブビームSB1,SB2は、ビームスプリッタ10で反射してコリメータレンズ9に入射する。コリメータレンズ9に入射したメインビームMBとサブビームSB1,SB2はそれぞれコリメートされ、対物レンズ4に入射する。対物レンズ4に入射したメインビームMBとサブビームSB1,SB2は、それぞれ集光されてディスク3の盤面を照射する。
ディスク3の盤面を照射したメインビームMBとサブビームSB1,SB2は、記録マークの有無に応じて変調されて反射される。
ディスク3の盤面で反射したメインビームMBとサブビームSB1,SB2の戻り光は、対物レンズ4とコリメータレンズ9で集光され、ビームスプリッタ10を透過して、フォトディテクタ7に入射する。
フォトディテクタ7では、メインビームMBの戻り光は4分割フォトディテクタ11に入射し、一方のサブビームSB1の戻り光は2分割サブフォトディテクタ12aに入射し、他方のサブビームSB2の戻り光は2分割サブフォトディテクタ12bに入射する。
そして、上述した(1)式によりトラッキングエラー信号TEを得て、メインビームMBのメインスポットMPをトラックに追従させるトラッキングを行うと共に、上述した(2)式によりフォーカスエラー信号FEを得て、メインビームMBをディスク3の盤面に合焦点させるフォーカスを行う。
さて、図4(a)に示すように、メインビームMBのメインスポットMPがトラックT(記録マーク)を追従しているオントラック時では、フォトディテクタ7に入射した一方のサブビームSB1のサブスポットSP1は、図4(b)に示すように、2分割フォトディテクタ12aの中央に位置する。同様に、フォトディテクタ7に入射した他方のサブビームSB2のサブスポットSP2は、2分割フォトディテクタ12bの中央に位置する。
更に、図3(b)に示すように、メインビームMBの焦点位置P1をディスク3の盤面に合わせると、各サブビームSB1,SB2はディスク3の盤面では合焦点しないので、各サブビームSB1,SB2によってディスク3の盤面に形成されるサブスポットSP1,SP2の径が拡大される。
そして、サブビームSB1,SB2のスポット径が、エアリーディスク径よりも十分に大きければ(例えば、2倍以上)、ディスク3を照射したサブビームSB1,SB2のサブスポットSP1,SP2ではトラックが認識できなくなり、サブビームSB1,SB2の戻り光からはトラッキングエラー信号が得られなくなる。
すなわち、ディスク3の偏芯等によりメインビームMBがトラックから外れたオフトラック時では、4分割フォトディテクタ11におけるメインビームMBのメインスポットMPのパターンは、トラックからのずれ量に応じて変位する。
これに対して、ディスク3を照射したサブビームSB1,SB2は、トラックを認識できないことからトラック横断によって変調されず、図5(a)に示すように、2分割フォトディテクタ12aにおけるサブビームSB1のサブスポットSP1のパターン、及び2分割フォトディテクタ12bにおけるサブビームSB2のサブスポットSP2のパターンは変化しない。
一方、トラッキング動作等で対物レンズ4をトラッキング方向にシフトさせたレンズシフト時は、4分割フォトディテクタ11におけるメインビームMBのメインスポットMPのパターンは、ディスク3の偏芯等によるトラックのずれ量と、対物レンズ4のシフト量に応じて変化する。
これに対して、ディスク3を照射したサブビームSB1,SB2は、トラックを認識できないことからトラック横断によっては変調されず、図5(b)に示すように、2分割フォトディテクタ12aにおけるサブビームSB1のサブスポットSP1のパターン、及び2分割フォトディテクタ12bにおけるサブビームSB2のサブスポットSP2のパターンは、レンズシフトによるオフセット成分に応じて変化する。
従って、2分割フォトディテクタ12aの出力から差信号(E−F)を演算し、2分割フォトディテクタ12bの出力から差信号(G−H)を演算することでオフセット信号が得られる。
そして、(1)式に示すように、4分割フォトディテクタ11の出力から求めた対角線差信号(A+D)−(B+C)からオフセット信号を減算することで、オフセット成分を除去したトラッキングエラー信号TEを得ることができる。
図6はフォトディテクタの受光面のパターンの変形例を示す構成図であり、次に、第1の実施の形態の光ピックアップ装置の変形例について説明する。
さて、図3で説明したように、半導体レーザ2から出射されたレーザビームBをグレーティング素子8で分割するため、フォトディテクタ7の各受光面では、例えば図4(b)に示すような方向で干渉縞が現れる。
サブビームSB1,SB2のサブスポットSP1,SP2における干渉縞の並ぶ方向が、レンズシフトによるサブスポットSP1,SP2の移動方向Wと平行で、かつ、2分割フォトディテクタ12aの分割線S1及び2分割フォトディテクタ12bの分割線S2が干渉縞と平行であると、レンズシフト時に強度分布の強弱が交互に現れてしまう。
そこで、レンズオフセットを検出するための2分割フォトディテクタ12a,12bの受光面のパターンは、サブビームSB1,SB2によって形成されるサブスポットSP1,SP2に現れる干渉縞に影響されにくくなるようにする。
例えば、図6に示すように、サブビームSB1,SB2によって形成されるサブスポットSP1,SP2に現れる干渉縞と、2分割フォトディテクタ12aの分割線S1及び2分割フォトディテクタ12bの分割線S2が平行とならないように、分割線S1,S2を傾斜させる。
以上説明したように、第1の実施の形態の光ピックアップ装置1Aでは、サブビームSB1,SB2のサブスポットSP1,SP2がトラックに沿う必要はなく、ディスク3の盤面の任意の位置に配置でき、サブスポットSP1,SP2の位置及び回転調整を必要としない。そのため、光学系の調整が容易で、工程簡素化、低コスト化に寄与する。
また、サブビームSB1,SB2のサブスポットSP1,SP2の配置が任意で良いため、対物レンズ4の動線をラジアル線上に配置する必要がない。従って、メカ精度や組み立て精度、配置設計に対して柔軟であり、工程簡素化、低コスト化に寄与する。
よって、2対物光学系への応用も容易となる。例えば、2対物光学系のどちらか片方をラジアル線上から離したい場合に適用可能となる。
更に、サブビームSB1,SB2のサブスポットSP1,SP2の位置の制約が無いので、集積光学系設計の自由度が高い。従って、作りやすさ、低コスト化に寄与する。
また、二次曲線状の格子パターン8bが一様に形成されたグレーティング素子8でレーザビームを分割するので、サブビームSB1,SB2のサブスポットSP1,SP2内の強度分布が一様になり、格子パターンが単純な形状であることから、回折格子の設計も容易である。そして、回折角度が小さければ収差ズレ等はほぼ無視できる。特に、本例のようにグレーティング素子を3ビーム分割に利用する場合は、サブビームの回折角度が小さいため、収差ズレ等はほぼ無視できる。
なお、回折角度が大きいと、収差のずれが大きくなるので、コマ収差補正や非点収差補正等、スポットの形状に収差補正の変動成分を加える必要が生じるが、その場合でも、補正量はかなり小さいため、補正無しのパターンと比べて、形状の違いは非常に小さいものとなり、収差補正の影響を抑えることができる。
<第2の実施の形態の光ピックアップ装置の構成及び動作例>
図7は第2の実施の形態の光ピックアップ装置の一例を示す分解斜視図である。第2の実施の形態の光ピックアップ装置1Bは、ホログラムタイプのデバイス構造を有し、ホログラム素子21と、集積回路22を備える。
ホログラム素子21は、上面にホログラム23を備えると共に、下面に回折手段の一例としてのグレーティング素子24を備える。グレーティング素子24は、例えば図3(a)に示すような格子パターンが形成され、レーザビームをメインビームと2本のサブビームに分割すると共に、メインビームの焦点位置に対して各サブビームの焦点位置を光軸方向に沿ってずらすレンズ機能を持たせ、サブビームのスポット径を拡大する。
集積回路22は、光源としての半導体レーザ25と、半導体レーザ25から出射されたレーザビームをホログラム素子21に入射するマイクロミラー26と、図示しないディスクからの戻り光を受光するフォトディテクタ27を備える。
図8は第2の実施の形態の光ピックアップ装置1Bにおけるフォトディテクタの一例を示す構成図である。フォトディテクタ27は、主受光手段として、グレーティング素子24で分割されて出射され、図示しないディスクで反射した入射光をホログラム23で2分割したメインビームの戻り光が入射する2個の3分割フォトディテクタ28を備える。また、フォトディテクタ27は、副受光手段として、グレーティング素子24で分割されて出射され、図示しないディスクで反射した入射光をホログラム23で2分割したサブビームの戻り光が入射する4個の2分割フォトディテクタ29を備える。
なお、サブビームによって形成されるサブスポットに現れる干渉縞に影響されにくくするため、各2分割フォトディテクタ29の分割線と干渉縞が平行とならないように、分割線S3を傾斜させてある。
上述した構成を有した第2の実施の形態の光ピックアップ装置1Bの動作について説明すると、半導体レーザ25から出射されたレーザビームはマイクロミラー26で反射し、マイクロミラー26に対向してホログラム素子21の下面に形成されたグレーティング素子24により、メインビームと2本のサブビームに分割される。
グレーティング素子24で分割されたメインビームと2本のサブビームは、ホログラム23を0次光として通過し、図示しないコリメータレンズでコリメートされた後、図示しない対物レンズによりディスクに集光される。
ディスク上の記録マークにより変調された戻り光は、対物レンズ及びコリメータレンズを透過し、ホログラム23によって回折されて一次回折光としてフォトディテクタ27の対応する受光面に集光される。
本例の光ピックアップ装置1Bでは、フォーカスが合っている場合は、2個の3分割フォトディテクタ28に入射するメインビームの戻り光によるメインスポットMPの形状は同じ大きさになるのに対して、ディスクが対物レンズに近すぎたり遠すぎたりしてフォーカスが合っていない場合は、2個の3分割フォトディテクタ28に入射するメインビームの戻り光によるメインスポットMPの形状がアンバランスになる原理を利用したスポットサイズ法でフォーカスを行う。また、トラッキングはDPP法を用いる。
そして、メインビームの焦点位置をディスクの盤面に合わせると、各サブビームはディスクの盤面では合焦点しないので、各サブビームによってディスクの盤面に形成されるサブスポットSPの径は拡大され、トラックを認識できなくなる。
これにより、ディスクで反射したサブビームの戻り光を各2分割フォトディテクタ29で受光すると、各2分割フォトディテクタ29の出力からトラッキングエラー信号は得られない。これに対して、トラッキング動作により対物レンズを移動させると、各2分割フォトディテクタ29におけるサブビームのサブスポットSPのパターンは変位することで、サブビームの戻り光を受光した各2分割フォトディテクタ29の出力から差信号を演算することで、オフセット成分を得ることができる。
ディスクで反射したメインビームの戻り光を各3分割フォトディテクタ28で受光すると、各3分割フォトディテクタ28の出力からオフセット成分が含まれたトラッキングエラー信号が得られる。従って、サブビームの戻り光を受光した各2分割フォトディテクタ29の出力から得たオフセット成分を減算することで、オフセット成分を除去したトラッキングエラー信号が得られる。
以上説明したように、第2の実施の形態の光ピックアップ装置1Bでは、ホログラム素子21にサブビームのサブスポット径を拡大するためのレンズ機能を有したグレーティング素子24を形成するため、グレーティング素子24の位置精度確保をしやすく、作製が容易となる。本例では、サブビームの回折をタンジェンシャル方向にとり、ホログラム23の面で、プッシュプル方向の分割を作っているため、デバイス作製精度も緩和される。
加えて、集積系とグレーティング素子が一体構成の場合、従来のようにサブスポットの回転調整が必要な場合は、集積系とグレーティング素子を有したパッケージを回転させるためのスペースを確保する必要があったが、本発明を適用した光ピックアップ装置1Bによれば、サブスポットの位置はほぼ調整する必要がない設計にできる。よって、パッケージの公差を含めた程度の狭いスペースがあれば良く、結果として、従来の光ピックアップ装置よりも薄型及び省スペースが可能となる。
従って、本発明を適用した光ピックアップ装置では、柔軟な設計が可能となり、受発光機能を集積した集積系への応用が容易となる。すなわち、デバイス作製プロセスの簡便化、低コスト化に寄与する。
本発明は、映像や音声等の情報を記録再生するディスクシステムに適用される。
第1の実施の形態の光ピックアップ装置の一例を示す構成図である。 フォトディテクタの一例を示す構成図である。 グレーティング素子の機能例を示す説明図である。 ディスクの盤面とフォトディテクタの各受光面におけるレーザビームのスポットのパターンを示す説明図である。 フォトディテクタの各受光面におけるサブビームのスポットのパターンを示す説明図である。 フォトディテクタの受光面のパターンの変形例を示す構成図である。 第2の実施の形態の光ピックアップ装置の一例を示す分解斜視図である。 フォトディテクタの一例を示す構成図である。
符号の説明
1A,1B・・・光ピックアップ装置、2・・・半導体レーザ、3・・・ディスク、4・・・対物レンズ、5・・・光学素子群、6・・・アクチュエータ、7・・・フォトディテクタ、8・・・グレーティング素子、9・・・コリメータレンズ、10・・・ビームスプリッタ、11・・・4分割フォトディテクタ、12a,12b・・・2分割フォトディテクタ、21・・・ホログラム素子、22・・・集積回路、23・・・ホログラム、24・・・グレーティング素子、25・・・半導体レーザ、26・・・マイクロミラー、27・・・フォトディテクタ、28・・・3分割フォトディテクタ、29・・・2分割フォトディテクタ、51・・・情報処理装置、52・・・スピンドルモータ、53・・・信号回路、54・・・ドライバ回路

Claims (5)

  1. レーザビームを出射する光源と、
    前記光源から出射されたレーザビームを、メインビームと2本のサブビームに分割する回折手段と、
    前記回折手段で分割されたメインビームと各サブビームを集光する集光手段と、
    前記集光手段を移動させてトラッキング動作及びフォーカス動作を行う駆動手段と、
    情報が記録されるディスクで反射したメインビームの戻り光を受光する主受光手段と、
    前記ディスクで反射した各サブビームの戻り光を受光する副受光手段とを備え、
    前記回折手段は、一様に湾曲した格子パターンを有し、メインビームの焦点位置に対して各サブビームの焦点位置を光軸方向に沿ってずらすレンズ機能を備えた
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記副受光手段は2分割された受光面を有し、前記受光面の分割線を、前記回折手段で分割されたサブビームのサブスポットに現れる干渉縞に対して傾斜させた
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記回折手段は、二次曲線状の格子パターンが、湾曲する方向を揃えて一様に形成された
    ことを特徴する請求項1記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記光源と前記主受光手段及び前記副受光手段を少なくとも集積した集積回路と、
    前記回折手段が形成されたホログラム素子を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  5. 情報が記録されるディスクに照射するレーザビームをトラックに追従させるトラッキング動作と、レーザビームをディスクに合焦点させるフォーカス動作が行われる光ピックアップ装置を備えた情報処理装置において、
    前記光ピックアップ装置は、
    前記ディスクに照射するレーザビームを出射する光源と、
    前記光源から出射されたレーザビームを、メインビームと2本のサブビームに分割する回折手段と、
    前記回折手段で分割されたメインビームと各サブビームを集光する集光手段と、
    前記集光手段を移動させてトラッキング動作及びフォーカス動作を行う駆動手段と、
    前記ディスクで反射したメインビームの戻り光を受光する主受光手段と、
    前記ディスクで反射した各サブビームの戻り光を受光する副受光手段とを備え、
    前記回折手段は、一様に湾曲した格子パターンを有し、メインビームの焦点位置に対して各サブビームの焦点位置を光軸方向に沿ってずらすレンズ機能を備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
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