JP2007298821A - 導電性ゴムローラ - Google Patents

導電性ゴムローラ Download PDF

Info

Publication number
JP2007298821A
JP2007298821A JP2006127553A JP2006127553A JP2007298821A JP 2007298821 A JP2007298821 A JP 2007298821A JP 2006127553 A JP2006127553 A JP 2006127553A JP 2006127553 A JP2006127553 A JP 2006127553A JP 2007298821 A JP2007298821 A JP 2007298821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
conductive
roller
mass
conductive rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006127553A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Nakazawa
俊光 中澤
Masayuki Hashimoto
正幸 橋本
Michihiro Harada
倫宏 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Chemicals Inc
Original Assignee
Canon Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Chemicals Inc filed Critical Canon Chemicals Inc
Priority to JP2006127553A priority Critical patent/JP2007298821A/ja
Publication of JP2007298821A publication Critical patent/JP2007298821A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

【課題】連続的に芯金を押出し機のクロスヘッドダイを通過させて、芯金の外周上に未加硫のゴム組成物を配置後、加硫を行い成形される導電性ゴムローラにおいて、スコーチを起こすこともなく押出し後の形状不良もなく高速で押出しを行え、且つ、可塑剤の染み出しの問題も無く、またCセット性の悪化の影響が小さい導電性ゴムローラを提供することにある。
【解決手段】押出し機を用いて未加硫のゴム組成物を押出すと同時に、連続的に芯金を押出し機のクロスヘッドダイを通過させて、芯金の外周上に未加硫のゴム組成物を配置せしめた後、加硫を行い成形される導電性ゴムローラにおいて、
該ゴム組成物のゴム成分が、エピクロロヒドリンゴム(A)と、100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)を含有し、且つ、全ゴム成分に対する(B)の割合が3質量%以上30質量%以下であることを特徴とする導電性ゴムローラ。
【選択図】なし

Description

本発明は、導電性ゴムローラに関し、特には電子写真等の画像形成装置における帯電ローラ等の導電性ゴムローラに関する。
従来より、複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置では、電子写真感光体の表面を均一に帯電させ、この電子写真感光体に光学系から映像を投射して、光の当たった部分の帯電を消去することによって潜像を形成し、次いで、トナーの付着によるトナー像の形成(現像)、転写紙等の記録媒体へのトナー像の転写により、プリントする方法がとられている。
前記電子写真感光体の表面を均一帯電するための手段としては、電圧を印加した帯電部材を電子写真感光体に所定の押圧力で当接させて電子写真感光体を所定の電位に帯電させる接触帯電方式が知られている。接触帯電方式の中でも帯電ローラは、接触帯電方式による均一帯電のための重要なポイントである電子写真感光体への一様な接触が、二つの回転円筒体同士によりなされるため、ブラシ帯電やブレード帯電等の他の接触帯電方式よりも実現容易であり、採用されている。
帯電ローラは電子写真感光体との接触帯電を行うものであるため、帯電ローラが電気的に不均一な場合、その電気的な不均一性を反映した帯電濃度ムラを生じる。従って、帯電ローラは所定の抵抗をもち、かつ電気的に均一であることが要求される。
そして、そのような帯電ローラとしては、例えば、導電体である所定の軸体(芯金)の外周面上に、低硬度の導電性ゴム弾性体層が設けられ、更に必要に応じて、導電性弾性体層の外周面上に塗工等により抵抗調整層や保護層が、順次積層形成されて、構成されてなる構造のものが、採用されており、電子写真感光体ドラム等に対する均一な接触性を確保するために、良好な表面平滑性や高い寸法精度が要求されている。
この低硬度の導電性ゴムを得るために、導電性ゴム組成物として、エチレン−プロピレンゴムやスチレン−ブタジエンゴム等のポリマーに、カーボンブラック等の導電性充填剤を添加し、更に低硬度を得るために軟化剤を添加したものが知られている。更には、より電気的に均一な導電性ゴムを得るために、ゴム自体がある程度の低抵抗性をもつ、例えば、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)やエピクロルヒドリン系ゴム等の極性ゴムを使用した導電性ゴム組成物を用いることにより、電気的均一性に優れた導電性ゴムが得られることが知られている。中でもエピクロルヒドリン系ゴムは、各種ゴムの中で抵抗値の低いポリマーであることが知られている。エピクロルヒドリン系ゴムとしては、エピクロルヒドリンホモポリマー、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共重合体が知られており(例えば特許文献1)、更には、エピクロルヒドリン系ゴム中のエチレンオキサイドの共重合割合により抵抗値をコントロールすることが可能であり、各種導電性ローラの弾性体として求められる抵抗値により各種エピクロルヒドリン系ゴムが用いられている。例えば、帯電ローラとしては回転軸と表面との間の望ましい抵抗値は10〜1011Ωであり、導電弾性層の体積固有抵抗は10〜10Ω・cmである。
ところでこれらの導電性ローラの製造方法として、押出し機を用いて未加硫のゴム組成物を押出すと同時に、連続的に接着剤を塗布した芯金を押出し機のクロスヘッドダイを通過させて、芯金の外周上に未加硫のゴム材料を配置せしめた後、電気炉等で加硫を行い、その後導電性ローラ形状をゴム層の研削工程により調整される製造方法が知られている。しかしながら、押出しの時に未加硫のゴム組成物がクロスヘッドダイを通過した時に、ゴム組成物の収縮によって導電性ローラの端部が芯金から浮いてしまいローラとして形状不良となってしまうという不具合がある。これを防ぐために押出し速度を遅くする方法が知られている。しかし押出し速度を遅くすると生産性が低下するうえ、押出し機中のゴムがスコーチを起こしてしまい加工ができなくなるといった課題がある。また、ゴム組成物に可塑剤等を入れることにより加工性を向上させる方法が知られている。しかし可塑剤の量が多いと加硫、研削後の導電性ゴムローラの表面から可塑剤が染み出してしまい、製品として不良になってしまう課題がある。また、ゴム組成物に液状ゴムを混合して加工性を改良と低硬度化する方法も知られている。しかしこの方法では、加硫後のゴム物性のCセット性(圧縮永久歪)が著しく悪化してしまう課題がある(例えば特許文献2)。
特開平6−266206号公報 特許第3646754号公報
本発明の目的は、押出し機を用いて未加硫のゴム組成物を押出すと同時に、連続的に芯金を押出し機のクロスヘッドダイを通過させて、芯金の外周上に未加硫のゴム組成物を配置せしめた後、加硫を行い成形される導電性ゴムローラにおいて、スコーチを起こすこともなく押出し後の形状不良もなく高速で押出しを行え、且つ、可塑剤の染み出しの問題も無く、またCセット性(圧縮永久歪)の悪化の影響が小さい導電性ゴムローラを提供することにある。
本発明に従って、押出し機を用いて未加硫のゴム組成物を押出すと同時に、連続的に芯金を押出し機のクロスヘッドダイを通過させて、芯金の外周上に未加硫のゴム組成物を配置せしめた後、加硫を行い成形される導電性ゴムローラにおいて、
該ゴム組成物のゴム成分が、エピクロロヒドリンゴム(A)と、100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)を含有し、且つ、全ゴム成分に対する(B)の割合が3質量%以上30質量%以下であることを特徴とする導電性ゴムローラが提供される。
本発明の導電性ゴムローラによれば、容易に押出し機を用いて未加硫のゴム組成物を高速で押出すと同時に、連続的に芯金を押出し機のクロスヘッドダイをスコーチを起こすこともなく通過させて、芯金の外周上に未加硫のゴム組成物を配置せしめた後、電気炉やUHF(マイクロ波)炉等で加硫を行い成形される、形状不良が無く、圧縮永久歪み影響の小さい導電性ゴムローラを製造することが可能である。また、可塑剤を多量に用いないので、その染み出しの問題もない。
本発明の導電性ゴムローラは、ゴム組成物のゴム成分にエピクロロヒドリンゴム(A)と、100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)を含有することにより、押出し後の収縮を小さくすることが可能で、押出しチューブで2.2m/minと高速の押出しにおいてもゴム組成物収縮による形状不良(端部浮き)を抑えることができる。これは100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)をエピクロルヒドリン系ゴムに含有させることで押出し後のゴム組成物の収縮をより抑えることが可能だからである。エピクロルヒドリン系ゴムに含有するゴムのムーニー粘度が5より小さい場合、練りの作業性が非常に悪い等の問題がある。また、エピクロルヒドリン系ゴムに含有するエチレンプロピレンゴムのムーニー粘度が30より大きいと、押出し後のゴム収縮性向上の効果が弱くなってしまう。
100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)含有量が3質量%より少ない場合、混合による押出し後のゴム収縮性向上の効果が無く、30質量%より多い場合、エピクロロヒドリンゴムに比べて抵抗の高いゴムの割合が増えてしまうことにより抵抗が上昇し、適正なローラ抵抗が確保できなくなってしまう。好ましくは、全ゴム成分に対する100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)の割合は4質量%以上10質量%以下である。
上記エピクロルヒドリン系ゴムとしては特に限定されるものではないが、エチレンオキサイドを共重合したゴムが好ましい。エチレンオキサイドを共重合したゴムは低抵抗であり、添加量を変化させることによる抵抗調整の幅が広がる。更に、好ましくはエチレンオキサイド含有量が60mol%以上80mol%以下であると帯電ローラの導電弾性層の適正体積固有抵抗10Ω・cm以上10Ω・cm以下である導電弾性層のローラを比較的容易に作製することが出来より効果的である。しかしエチレンオキサイドが60mol%以上80mol%以下含有されていると、押出し後のゴム収縮性が大きく、形状不良(端部浮き)を抑えることが難しくなるが、上記100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)を含有することによる押出し後の収縮を小さくする効果の方が大きいので、押出し後のゴム収縮性の影響は見られない。
上記100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)は特に限定されるものではなく、例えばエチレンプロピレンゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴム等の非極性ゴムが好ましい。非極性ゴムとしてエチレンプロピレンゴムを使うと低抵抗化が図れより効果的である。また、エチレンプロピレンゴムはエチレン/プロピレン含量比、ジエン含量、ムーニー粘度が異なる種々のものが市販されており、各種要求品質や加工性を考慮して選択することが可能である。
また、エピクロロヒドリンゴム(A)の100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が30以上80以下であるとより効果的である。これは、ムーニー粘度が30以上80以下であると練り加工性及び押出しが比較的容易にできるからである。エピクロロヒドリンゴム(A)のムーニー粘度が30より小さい場合、練りの作業性が低下し易くなる。また、エピクロロヒドリンゴム(A)のムーニー粘度が80より大きいと、押出し加工性が低下し易くなる。
以下、本発明について実施例及び比較例を挙げて、より具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
・エピクロルヒドリン系ゴム[商品名 エピオンON301 ダイソー(株)製(エチレンオキサイド76mol%)(ムーニー粘度64(100℃(ML1+4)]95質量部
・エチレンプロピレンゴム系ゴム[商品名 EPT4021 三井化学(株)製(ムーニー粘度24(100℃(ML1+4)))]5質量部
・酸化亜鉛[商品名 亜鉛華2種 白水テック(株)製]5質量部
・ステアリン酸[商品名 ステアリン酸S 花王(株)製]1質量部
・炭酸カルシウム[商品名 シルバーW 白石工業(株)製]90質量部
・FEF級カーボンブラック[商品名 旭#60 旭カーボン(株)製]5質量部
・イオン導電材 [商品名 LV−70 旭電化工業(株)製] 2質量部
・ポリエステル可塑剤 [商品名 PN−350 アデカ・アーガス(株)製] 5質量部
・ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)[商品名 ノクセラーDM 大内振興化学工業(株)製]1質量部
・テトラメチルチウラムモノスルフィド(TMTM)[商品名 ノクセラーTS 大内振興化学工業(株)製]1質量部
・イオウ[商品名 サルファックスPMC 鶴見化学工業(株)製]0.8質量部
を混錬りし、未加硫の導電性ゴム組成物を作製した。
次に、未加硫ゴム組成物をφ70mmクロスヘッドダイ付き押出し機を用いて予め接着剤を塗布した芯金と共に外径が略φ13mmになるように押出し、芯金外周上に未加硫ゴム組成物を被覆した。このとき芯金は、外径φ6mmのSUM(硫黄複合快削鋼鋼材)材にKNメッキを施したものを用い、ゴムの押出し速度はスクリュー回転数が14rpm、芯金送り速度を2.5m/分の一定速度で供給し続けた。この成形体170℃で1時間電気炉で加硫し、研磨砥石GC80を取り付けた研磨機にセットし、研削条件として回転速度2000RPM、送り速度500m/分で外径φ12mmになるように研削し、導電性ゴムローラを作製した。
(実施例2)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム95質量部
エチレンプロピレンゴム系ゴム[商品名 EPT4010 三井化学(株)製(ムーニー粘度8(100℃(ML1+4)))] 5質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(実施例3)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム90質量部
エチレンプロピレンゴム系ゴム[商品名 EPT4021 三井化学(株)製(ムーニー粘度24(100℃(ML1+4)))]10質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(実施例4)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム80質量部
エチレンプロピレンゴム系ゴム[商品名 EPT4021 三井化学(株)製(ムーニー粘度24(100℃(ML1+4)))]20質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(実施例5)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム95質量部
アクリロニトリル・ブタジエン系ゴム[商品名 Nipol DN219 日本ゼオン(株)製(ムーニー粘度27(100℃(ML1+4)))]5質量部
とした以外は、実施例1と同様に成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(比較例1)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム100質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(比較例2)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム98質量部
エチレンプロピレンゴム系ゴム[商品名 EPT4021 三井化学(株)製(ムーニー粘度24(100℃(ML1+4)))]2質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(比較例3)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム65質量部
エチレンプロピレンゴム系ゴム[商品名 EPT4021 三井化学(株)製(ムーニー粘度24(100℃(ML1+4)))]35質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(比較例4)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム95質量部
アクリロニトリル・ブタジエン系ゴム[商品名 Nipol DN225 日本ゼオン(株)製(ムーニー粘度32(100℃(ML1+4)))]5質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(比較例5)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム95質量部
アクリロニトリル・ブタジエン系ゴム[商品名 Nipol 1042 日本ゼオン(株)製(ムーニー粘度77.5(100℃(ML1+4)))]5質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
(比較例6)
ゴム材料として
エピクロルヒドリン系ゴム95質量部
アクリロニトリル・ブタジエン系ゴム[商品名 Nipol 1312 日本ゼオン(株)製(液状NBR)]]5質量部
とした以外は、実施例1と同様にして成形を行い導電性ゴムローラを作製した。
評価
<形状>
実施例及び比較例のゴム組成物を用いて得られた各50本の導電性ゴムローラの端部の形状を目視により観察し、端部のゴム組成物が芯金から浮いている本数を調べた。
<ローラ体積固有抵抗の測定>
ローラを毎分30回転でスレンレスドラムと接触させながら印加電圧200Vでローラの最大体積固有抵抗と最小体積固有抵抗を測定し、最大抵抗と最小抵抗の平均をローラ体積固有抵抗とした。
<Cセット性の測定>
圧縮永久歪は160℃30分の加硫条件でテストピースを作製し、加硫ゴム物理試験方法(JIS K6301)圧縮永久歪試験に基づき測定した。なお、圧縮の割合は試験片の厚みの25%とし、熱処理温度、熱処理時間はそれぞれ70℃,22時間とした。
上記結果から明らかなように、エピクロルヒドリン系ゴムに100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5〜30であるゴム(B)を含有することにより、容易に高速で押出し機を用いて未加硫のゴム組成物を押出すと同時に、連続的に芯金を押出し機のクロスヘッドダイを通過させて、芯金の外周上に未加硫のゴム組成物を配置せしめた後、電気炉等で加硫を行い成形される導電性ゴムローラを製造することが可能である。
これに対してエピクロルヒドリン系ゴム単独処方である比較例1は、ゴム組成物と芯金端部に浮きが生じてしまう。また比較例2では、エチレンプロピレンゴム系ゴムの混合量が少ないため押出し後のゴム収縮性向上の効果が少なく、形状不良(端部浮き)が完全には無くならなかった。また比較例3は、エチレンプロピレンゴム系ゴムの混合量が多いため抵抗上昇が大きくなってしまった。また、比較例4及び5は、混合したゴムのムーニー粘度が高いため形状不良(端部浮き)が完全には無くならなかった。また比較例6は、液状NBRを混合して形状不良(端部浮き)は発生しなかったが、著しくCセット性(圧縮永久歪)が悪化してしまった。
従って、本発明の導電性ゴムローラは、電子写真等の画像形成装置における接触帯電による帯電ローラ等に有効である。

Claims (6)

  1. 押出し機を用いて未加硫のゴム組成物を押出すと同時に、連続的に芯金を押出し機のクロスヘッドダイを通過させて、芯金の外周上に未加硫のゴム組成物を配置せしめた後、加硫を行い成形される導電性ゴムローラにおいて、
    該ゴム組成物のゴム成分が、エピクロロヒドリンゴム(A)と、100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)を含有し、且つ、全ゴム成分に対する(B)の割合が3質量%以上30質量%以下であることを特徴とする導電性ゴムローラ。
  2. 前記エピクロロヒドリンゴム(A)にエチレンオキサイドが60mol%以上80mol%以下含有されている請求項1に記載の導電性ゴムローラ。
  3. 前記エピクロロヒドリンゴム(A)の100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が30以上80以下である請求項1又は2に記載の導電性ゴムローラ。
  4. 前記100℃(ML1+4)でのムーニー粘度が5以上30以下であるゴム(B)が、非極性ゴムである請求項1乃至3のいずれかに記載の導電性ゴムローラ。
  5. 前記非極性ゴムが、エチレンプロピレンゴムである請求項1乃至4のいずれかに記載の導電性ゴムローラ。
  6. 電子写真感光体に接触して帯電させる画像形成装置に用いられる導電性ゴムローラにおいて、該導電性ゴムローラが電子写真感光体上に相対して配置される帯電ローラである請求項1乃至5のいずれかに記載の導電性ゴムローラ。
JP2006127553A 2006-05-01 2006-05-01 導電性ゴムローラ Withdrawn JP2007298821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006127553A JP2007298821A (ja) 2006-05-01 2006-05-01 導電性ゴムローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006127553A JP2007298821A (ja) 2006-05-01 2006-05-01 導電性ゴムローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007298821A true JP2007298821A (ja) 2007-11-15

Family

ID=38768346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006127553A Withdrawn JP2007298821A (ja) 2006-05-01 2006-05-01 導電性ゴムローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007298821A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303390A (ja) * 2007-05-09 2008-12-18 Synztec Co Ltd 導電性ゴム部材及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303390A (ja) * 2007-05-09 2008-12-18 Synztec Co Ltd 導電性ゴム部材及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100732077B1 (ko) 도전성 고무 롤러
KR20150034515A (ko) 화상 형성 장치용 반도전성 롤러
JP2008164757A (ja) 導電性ゴムローラ及び転写ローラ
KR20060116161A (ko) 도전성 고무 롤러
JP2007155769A (ja) 導電性ゴムローラ
JP2010211020A (ja) ゴム組成物、それを用いた電子写真装置の導電性ローラ及び転写ローラ
JP4350143B2 (ja) 導電性ゴムローラ、転写ローラ及び画像形成装置
CN105607439B (zh) 显影辊和图像形成装置
JP6343579B2 (ja) 電子写真機器用導電性ロール
JP2012155263A (ja) 導電性スポンジゴムローラ及び転写ローラ
JPH1087897A (ja) ゴム組成物
JP2010134256A (ja) 電子写真装置用導電性ローラ、帯電ローラ及び電子写真装置用導電性ローラの製造方法
JP2007298821A (ja) 導電性ゴムローラ
JP2002132020A (ja) 導電性ローラ用ゴム組成物
JP2003064224A (ja) 導電性ロール
JP2002173594A (ja) 導電性ゴム組成物及び導電性ローラ
JP2013071965A (ja) ゴム組成物および帯電ロール
JP2022127132A (ja) 電子写真機器用帯電ロール
JP2008107622A (ja) 導電性ローラ及び導電性ローラの製造方法
JP2008122781A (ja) 導電性ローラ
JP2006039394A (ja) 導電性ローラ
JP2009108240A (ja) 導電性ゴム組成物及び導電性ゴムローラ
JP2010085851A (ja) 半導電性ローラー及びその製造方法
JP2007011009A (ja) 導電性ローラの製造方法
JP2018112640A (ja) 電子写真用導電性ローラー

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20080207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080529

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090218

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20090219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090313