JP2007298745A - 地図更新システム - Google Patents

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Abstract

【課題】地図データを構成する複数種類の地図構成データに対して統一されたフォーマットからなる指示データを用いて更新を行うことにより、合成処理に係る処理負担を軽減することが可能となった地図更新システムを提供する。
【解決手段】現在販売店3に記憶されている更新用地図データ26と、地図配信センタ2に記憶されている基本地図データ16の内、最も新しいバージョンの地図データとを比較して地図データを構成する地図構成データ毎に統一されたフォーマットからなる差分データ17と指示データ18を作成するとともに作成された差分データ17と指示データ18を販売店3へと送信し、一方、販売店3は送信された差分データ17と更新前の更新用地図データ26を指示データ18で特定された合成方法によって合成し、更新用地図データ26を新たなバージョンの地図データに更新するように構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ナビゲーション装置等で用いられる地図データを更新する地図更新システムにおいて、特に、地図データを構成する複数種類の地図構成データに対して統一されたフォーマットからなる指示データを用いて更新を行う地図更新システムに関するものである。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより車両の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体、又はネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。そして、車両の現在位置を含む地図データを記録媒体等から読み出し、地図データに基づいて車両の現在位置の周囲における地図画像を描画して表示装置に表示するとともに、車両位置マーク(ロケーション)を地図画像に重ね合わせて表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロールしたり、地図画像を画面に固定し車両位置マークを移動させることによって、車両が現在どの地点を走行しているのかを一目でわかるようにしている。
ここで、日本全国においては毎年新しい道路(新設道路)が建設されている。また、これに伴って、既存の道路がなくなったり、既存の道路の形状が変更されたりする。従って、ナビゲーション装置に記憶させる地図データはある程度の時間間隔で更新することが必要となる。ここで、地図データの更新は、新しいDVDを購入して古いDVDと交換したり、地図配信センタ等から配信された地図データに基づいてHDDの内容を書き換えることによって行われる(例えば、特開2004−108834号公報参照)。
特開2004−108834号公報(第4頁〜第6頁、図2〜図7)
ここで、上記ナビゲーション装置で用いられる地図データは、ディスプレイに地図を表示する為の画像データ、リンクに関するリンクデータ、利用者に案内を行う為の音声データ等の複数種類のデータから構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載された従来の地図データの更新方法では、地図データの更新を行う際に地図データを構成する複数種類の地図構成データ毎にフォーマットの異なる差分データを作成し、構成データ毎に異なる合成処理によって新たな地図構成データを作成していた。尚、図10は従来の地図データ更新方法を示した説明図である。
図10では地図データがデータA、データB及びデータCの3種類の地図構成データから構成される場合を例に挙げて説明する。例えば、データAの更新では、古い更新前データAに対して、データAに依存するフォーマットからなるデータAの差分データを、同じくデータAに依存する処理により合成し、新たな更新後データAを作成する。また、データBの更新では、古い更新前データBに対して、データBに依存するフォーマットからなるデータBの差分データを、同じくデータBに依存する処理により合成し、新たな更新後データBを作成する。また、データCの更新では、古い更新前データCに対して、データCに依存するフォーマットからなるデータCの差分データを、同じくデータCに依存する処理により合成し、新たな更新後データCを作成する。その結果、従来の地図データ更新方法では、地図データを構成する地図構成データの数(図10では3個)だけ合成処理を実行するプログラムの種類も必要となり、更に、合成処理に係る処理負担が大きくなっていた。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、地図データを構成する複数種類の地図構成データで統一されたフォーマットからなる指示データを用いることにより、更新前地図構成データと差分データとの合成処理を実行するプログラムを共通化することが可能であり、合成処理に係る処理負担を軽減することが可能となった地図更新システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る地図更新システムは、地図データを構成する複数種類の地図構成データを記憶する地図データ記憶手段(24)と、前記地図データ記憶手段に記憶された古い更新前地図構成データを新たな更新後地図構成データに更新するための差分データ(17)を作成する差分データ作成手段(10)と、前記更新前地図構成データと前記差分データを合成することにより前記更新後地図構成データを作成するデータ合成手段(20)と、を有する地図更新システム(1)において、前記更新前地図構成データと差分データとのデータの合成方法を特定するとともに複数種類の地図構成データに対して統一されたフォーマットからなる指示データ(18)を作成する指示データ作成手段(10)を有し、前記データ合成手段は前記指示データによって特定される合成方法に基づいて前記差分データと前記古い地図データを合成することを特徴とする。
また、請求項2に係る地図更新システムは、請求項1に記載の地図更新システム(1)であって、前記指示データ(18)は前記差分データ(17)及び前記更新前地図構成データ中の所定のデータ範囲を特定する為のオフセット値とデータサイズ値を含むことを特徴とする。
更に、請求項3に係る地図更新システムは、請求項2に記載の地図更新システム(1)であって、前記データ合成手段(20)は、前記差分データ及び前記更新前地図データから前記オフセット値とデータサイズ値で特定されたデータ範囲を抽出するデータ抽出手段(20)と、前記データ抽出手段によって抽出されたデータを前記指示データで指示された順に組合せるデータ組合せ手段(20)と、を備えることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に係る地図更新システムでは、更新前地図構成データと差分データとのデータの合成方法を特定するとともに複数種類の地図構成データに対して統一されたフォーマットからなる指示データを作成し、作成された指示データによって特定される合成方法に基づいて差分データと古い地図データを合成することにより地図データの更新を行うので、更新前地図構成データと差分データとの合成処理を実行するプログラムを共通とすることが可能であり、合成処理に係る処理負担を軽減することができる。
また、請求項2に係る地図更新システムでは、指示データは差分データ及び更新前地図構成データ中の所定のデータ範囲を特定する為のオフセット値とデータサイズ値を含むので、複数の地図構成データのデータ内容がそれぞれ異なっていたとしても、統一されたフォーマットによりデータの合成を容易且つ迅速な処理で行うことが可能となる。
更に、請求項3に係る地図更新システムでは、差分データ及び更新前地図データから前記オフセット値とデータサイズ値で特定されたデータ範囲を抽出し、抽出されたデータを指示データで指示された順に組合せることによりデータの合成を行うので、複数の地図構成データのデータ内容がそれぞれ異なっていたとしても、統一されたフォーマットによりデータの合成を容易且つ迅速な処理で行うことが可能となる。
以下、本発明に係る地図更新システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る地図更新システム1の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態に係る地図更新システム1を示した概略構成図、図2は本実施形態に係る地図更新システム1の各構成を示したブロック図である。
図1に示すように本実施形態に係る地図更新システム1は、地図配信センタ2と、販売店3と、車両4に設置されるナビゲーション装置5(図3参照)の記憶領域であるナビHDD(ハードディスクドライブ)6とから基本的に構成されている。そして、地図配信センタ2と販売店3は、衛星通信等のネットワーク7を介して差分データ等の各種情報の送受信が可能となるように構成されている。また、販売店3は販売店PC(Personal Computer)20と車両4から取り外したナビHDD6とをUSB(Universal Serial Bus)規格で接続することにより、販売店3とナビHDD6との間で地図データ等の各種情報の送受信が可能となるように構成されている。更に、ナビHDD6を車両4に搭載されたナビゲーション装置5に対してIEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)規格で接続することにより、ナビゲーション装置5がナビHDD6に格納された地図データに基づいて経路の探索や案内をすることが可能となるように構成されている。尚、ナビゲーション装置5の構成に関しては後に図3を用いて詳細に説明する。
ここで、地図配信センタ2は、図2に示すようにサーバ(差分データ作成手段、指示データ作成手段)10と、サーバ10に接続された情報記録部としてのセンタ側地図情報DB14と、センタ側通信装置15とを備える。また、サーバ10は、サーバ10の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU11、並びにCPU11が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM12、更新前と更新後の地図データに基づいて販売店3において後述する更新用地図データ26を更新する為の差分データ17や指示データ18を作成するデータ作成処理(図9参照)等を行うための各種の制御プログラムが記録されたROM13等の内部記憶装置を備えている。尚、CPU11に代えてMPU等を使用することができる。
また、センタ側地図情報DB14には、外部からの入力データや入力操作に基づいて作成され、ナビゲーション装置5に記憶された地図データを更新する際の基本となる地図データである基本地図データ16がバージョン毎に区分されて記憶されている。ここで、バージョンとは地図データが作成された時期を特定する為の作成時期情報であり、バージョンを参照することによって地図データが作成された時期を特定することが可能となっている。また、センタ側地図情報DB14には、基本地図データ16に基づいてサーバ10により作成され、販売店3が有する古いバージョンの更新用地図データ26を新しいバージョンの更新用地図データ26へと更新する為に用いられる差分データ17と指示データ18についても記憶される。
尚、基本地図データ16、差分データ17及び指示データ18の詳細については後述する。
また、センタ側通信装置15は販売店3とネットワーク7を介して通信を行う為の通信装置である。ここで、ネットワーク7としては、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、携帯電話回線網、電話回線網、公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット等の通信回線網等の通信系を使用することができる。そして、放送衛星によるCS放送、BS放送、地上波ディジタルテレビ放送、FM多重放送等を利用する通信系を使用することもできる。更に、高度道路交通システム(ITS)において利用されるノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)、狭域通信システム(DSRC)等の通信系を使用することもできる。
一方、販売店3は、図2に示すように販売店PC20(データ合成手段、データ抽出手段、データ組合せ手段)と、販売店PC20に接続された情報記録部としての販売店側地図情報DB(地図データ記憶手段)24と、販売店側通信装置25とを備える。また、販売店PC20は、販売店PC20の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM22、地図配信センタ2から配信された差分データ17と指示データ18に基づいて古いバージョンの更新用地図データ26と差分データとを合成して新しいバージョンの地図データを作成するデータ合成処理(図9参照)等を行うための各種の制御プログラムが記録されたROM23等の内部記憶装置を備えている。尚、CPU21に代えてMPU等を使用することができる。
また、販売店側地図情報DB24には、接続されたナビHDD6に記憶された地図データを更新する際の元となる地図データである更新用地図データ26が記憶されている。更に、販売店側地図情報DB24には、地図配信センタ2から配信された差分データ17と指示データ18についても記憶される。
尚、更新用地図データ26の詳細については後述する。
また、販売店側通信装置25は地図配信センタ2と上述したネットワーク7を介して通信を行う為の通信装置である。
一方、ナビHDD6はナビゲーション装置5の記憶領域であり、ナビ地図データ30が格納されている。そして、ナビHDD6はナビゲーション装置5から自由に取り外し可能に構成されており、ナビゲーション装置5から取り外したナビHDD6を販売店3で販売店PC20と接続することによって、販売店側地図情報DB24に記憶された更新用地図データ26に基づいてナビ地図データ30を更新することが可能となる。また、ナビHDD6をナビゲーション装置5に接続することによって、更新されたナビ地図データ30に基づいて経路の探索や案内を行うことが可能となる。
次に、本実施形態に係る地図更新システム1を構成するナビHDD6を含むナビゲーション装置5の概略構成について図3を用いて説明する。図3は本実施形態に係るナビゲーション装置5の構成を示したブロック図である。
図3に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置5は、自車の現在位置を検出する現在地検出処理部31と、ナビHDD6と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーション制御部33と、操作者からの操作を受け付ける操作部34と、操作者に対して地図等の情報を表示する液晶ディスプレイ35と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ36と、VICSセンタ等の交通情報センタとの間で通信を行う通信装置37と、から構成されている。また、ナビゲーション制御部33には自車の走行速度を検出する車速センサ38が接続される。
以下に、ナビゲーション装置5を構成する各構成要素について説明すると、現在地検出処理部31は、GPS41、地磁気センサ42、距離センサ43、ステアリングセンサ44、方位検出部としてのジャイロセンサ45、高度計(図示せず)等からなり、現在の自車の位置、方位、目標物(例えば、交差点)までの距離等を検出することが可能となっている。
具体的には、GPS41は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、地球上における自車の現在地及び現在時刻を検出し、地磁気センサ42は、地磁気を測定することによって自車方位を検出し、距離センサ43は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。ここで、距離センサ43としては、例えば、自車の車輪(図示せず)の回転速度を測定し、測定した回転速度に基づいて距離を検出するセンサ、加速度を測定し、測定した加速度を2回積分して距離を検出するセンサ等を使用することができる。
また、ステアリングセンサ44は自車の舵(だ)角を検出する。ここで、ステアリングセンサ44としては、例えば、ステアリングホイール(図示せず)の回転部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
そして、ジャイロセンサ45は自車の旋回角を検出する。ここで、ジャイロセンサ45としては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。また、ジャイロセンサ45によって検出された旋回角を積分することにより、自車方位を検出することができる。
また、ナビHDD6には、ナビゲーション装置5の走行案内や経路探索に使用されるナビ地図データ30の他、所定のプログラム等が記憶される。尚、本実施形態においては、ナビ地図データ30を記憶する外部記憶装置及び記憶媒体としてハードディスクが使用されるが、ハードディスクのほかに、フレキシブルディスク等の磁気ディスクを外部記憶装置として使用することができる。また、メモリーカード、磁気テープ、磁気ドラム、CD、MD、DVD、光ディスク、MO、ICカード、光カード等を外部記憶装置として使用することもできる。
ここで、ナビ地図データ30は前記した基本地図データ16及び更新用地図データ26と同様に複数種類の地図構成データから構成されている。また、地図構成データとしては液晶ディスプレイ35に地図を表示するための地図画像データ、各交差点に関する交差点データ、ノード点に関するノードデータ、道路(リンク)に関するリンクデータ、経路を探索するための探索データ、店舗等の施設に関する施設データ、地点を検索するための検索データ等がある。
そして、ナビ地図データ30は販売店3の販売店PC20とナビHDD6を接続することによって更新される。
また、ナビゲーション装置5を構成するナビゲーション制御部33は、ナビゲーション装置5の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU51、並びにCPU51が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM52、制御用のプログラムのほか、ナビHDD6のナビ地図データ30に基づいて経路の探索や案内を行う経路案内処理プログラム等が記録されたROM53、ROM53から読み出したプログラムを記録するフラッシュメモリ54等の内部記憶装置を備えている。尚、前記RAM52、ROM53、フラッシュメモリ54等としては半導体メモリ、磁気コア等が使用される。そして、演算装置及び制御装置としては、CPU51に代えてMPU等を使用することも可能である。
続いて、販売店3の販売店側地図情報DB24に格納された更新用地図データ26の更新手順について図4を用いて説明する。図4は本実施形態に係る販売店3における地図データの更新手順について示した説明図である。
図4に示すように、先ず販売店3から地図配信センタ2に対して発注情報や課金情報が送信される。その後、地図配信センタ2は、基本地図データ16として記憶される地図データの内から、現在販売店3が保有する古いバージョン(図4ではVer.4)の地図データと現在地図配信センタ2が保有する最も新しいバージョン(図4ではVer.5)の地図データとを比較して差分データ17及び指示データ18を作成する。そして、作成された差分データ17と指示データ18を販売店3に対して送信する。
ここで、差分データ17は新しいバージョンの地図データで新たに追加されたリンクや施設等のデータであり、地図データを構成する地図構成データ(地図画像データ、ノードデータ、リンクデータ、探索データ、施設データ等)毎に統一されたフォーマットで作成される。そして、差分データ17と古いバージョンの地図データと合成することにより新しいバージョンの地図データを作成することが可能となる。
また、指示データ18は古いバージョンの地図データと差分データ17との合成方法を特定する為の情報であり、同じく地図データを構成する地図構成データ(地図画像データ、ノードデータ、リンクデータ、探索データ、施設データ等)毎に統一されたフォーマットで作成される。尚、地図データと差分データ17との合成方法については後に詳細に説明する。
一方、差分データ17と指示データ18を受信した販売店3では、指示データ18で特製された合成方法に従って、現在販売店3が保有する古いバージョン(図4ではVer.4)の地図データと差分データ17とを合成することにより、最も新しいバージョン(図4ではVer.5)の地図データを作成し、更新用地図データ26として新たに保存する。尚、その際にデータ合成に用いられる合成プログラムは、予め販売店3が有することとしても良いし、差分データ17や指示データ18と共に地図配信センタ2から取得することとしても良い。また、差分データ17と指示データ18についてはネットワーク7を介さずに、DVDやCD等の記録媒体を介して地図配信センタ2から取得することとしても良い。
その後、販売店PC20にナビHDD6が接続された際には、販売店PC20は更新用地図データ26に基づいて最も新しいバージョンの地図データへとナビ地図データ30を更新する。
そして、本実施形態に係る地図更新システム1では、地図配信センタ2で新たなバージョンの地図データが作成される毎に上記更新手順を繰り返し行うことによって、常に最も新しいバージョンの地図データを更新用地図データ26として記憶することが可能となる。例えば、図5は販売店3におけるN回目及びN+1回目の地図データの更新処理を示した模式図である。
図5に示すように、N回目の地図データの更新を行う際には、N−1回目の更新処理で更新された地図データとN回目に地図配信センタ2から受信した差分データ17とを合成することにより、N回目の更新後の地図データを作成する。ここで、N回目の更新処理で更新された地図データは次回のN+1回目の更新処理で更新される地図データの基となる。
そして、N+1回目の地図データの更新を行う際には、N回目の更新処理で更新された地図データとN+1回目に地図配信センタ2から受信した差分データ17とを合成することにより、N+1回目の更新後の地図データを作成する。更に、N+1回目の更新処理で更新された地図データは次回のN+2回目の更新処理で更新される地図データの基となる。
次に、図6乃至図8を用いて販売店3の地図データの更新処理における地図データと差分データ17との合成方法について説明する。図6は本実施形態に係る地図更新システム1における地図データの更新方法を示した説明図、図7は本実施形態に係る指示データのフォーマットとデータの具体例を示した模式図、図8は図7に示す指示データによる地図データと差分データとの合成処理の具体例を示した模式図である。
以下の図6に示す地図データの更新では、地図データがデータA、データB及びデータCの3種類の地図構成データから構成される場合を例に挙げて説明する。例えば、データAの更新では、古い更新前データAに対してデータAの差分データを、データA〜Cで統一されたフォーマットの指示データ18で特定される合成方法により合成し、新たな更新後データAを作成する。
ここで、図7に示すように指示データ18は、更新対象となる地図構成データを特定するファイル名1と、更新対象となる地図データに合成する差分データを特定するファイル名2と、指示レコード数と、複数の指示レコードから構成されている。そして、指示レコードは、地図構成データ及び差分データのデータ範囲を特定する為の情報が含まれており、具体的にはファイル識別(0:地図構成データ、1:差分データ)と、データ開始点を指定するオフセット値と、オフセット値からのデータサイズを指定するデータサイズ値を有する。そして、指示レコードで特定されたデータ範囲のデータを抽出し、指示レコードの指定順で抽出したデータをそれぞれ組合せることにより、合成が行われる。
例えば、図7に示すように指示レコード1が[0,0,2048]である場合には、図8に示すように地図構成データの0byteの始点から2048byte分のデータ範囲A−1を先ず抽出する。次に、指示レコード2が[1,0,2048]である場合には、図8に示すように差分データの0byteの始点から2048byte分のデータ範囲B−1を2番目の順序で組合せる。また、指示レコード3が[0,2048,256]である場合には、図8に示すように地図構成データの2048byteの始点から256byte分のデータ範囲A−2を3番目の順序で組合せる。以下同様にして、指示レコードで特定されたデータ範囲を抽出し、指示された順に組合せることによりデータを合成する。
一方、データBの更新では、古い更新前データBに対してデータBの差分データを、データA〜Cで統一されたフォーマットの指示データで特定される前記合成方法により合成し、新たな更新後データBを作成する。更に、データCの更新では、古い更新前データCに対してデータCの差分データを、データA〜Cで統一されたフォーマットの指示データで特定される前記合成方法により合成し、新たな更新後データCを作成する。
その結果、本実施形態に係る地図データ更新方法では、地図データを構成する構成データの種類にかかわらず、合成処理を実行するプログラムが一種類のみで可能となり、合成処理に係る処理負担を小さくすることができる。
続いて、前記構成を有する地図更新システム1において販売店3の販売店PC20及び地図配信センタ2のサーバ10が実行する地図データ更新処理プログラムについて図9に基づき説明する。図9は本実施形態に係る地図データ更新処理プログラムのフローチャートである。ここで、地図データ更新処理プログラムは、地図配信センタ2において新たに作成された地図データに基づいて差分データと指示データを作成し、販売店3の有する更新用地図データ26を新たなバージョンの地図データに更新するプログラムである。尚、以下の図9にフローチャートで示されるプログラムは、販売店3が備えているRAM22やROM23、又は地図配信センタ2が備えているRAM12やROM13に記憶されており、CPU21或いはCPU11により実行される。
先ず、図9に基づいて販売店3のCPU21が実行する地図データ更新処理プログラムについて説明する。先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU21は、地図配信センタ2から地図更新実行の問い合わせを受信する。ここで、地図更新実行の問い合わせは、地図配信センタ2で新しいバージョンの地図データが作製された場合や前回の問い合わせから所定期間(例えば半年)経過した場合等に送信される。
次に、S2においてCPU21は、現在、販売店側地図情報DB24に記憶されている更新用地図データ26のバージョン(例えば、Ver.4)を取得する。
その後、S3でCPU21は、前記S2で取得したバージョンの情報を地図配信センタ2に対して送信する。その後、S4では地図配信センタ2から送信された差分データ17と指示データ18を受信する。ここで、差分データ17は前記したように新しいバージョンの地図データで新たに追加されたリンクや施設等のデータであり、地図データを構成する地図構成データ(地図画像データ、ノードデータ、リンクデータ、探索データ、施設データ等)毎に統一されたフォーマットで作成される。また、指示データ18は古いバージョンの地図データと差分データ17との合成方法を特定する為の情報であり、地図データを構成する地図構成データ(地図画像データ、ノードデータ、リンクデータ、探索データ、施設データ等)毎に統一されたフォーマットで作成される。
次に、S5においてCPU21は前記S4で受信した差分データ17と更新用地図データ26とを指示データ18によって特定される合成方法に従って合成することにより、新たな地図データを作成する。尚、更新用地図データ26と差分データ17との合成方法については、既に図6乃至図8を用いて説明したので、ここではその説明は省略する。尚、上記S5の処理がデータ合成手段、データ抽出手段及びデータ組合せ手段の処理に相当する。
続いて、S6でCPU21は、前記S5で作成された地図データに基づいて販売店側地図情報DB24に記憶された更新用地図データ26の更新を行う。具体的には、地図配信センタ2のセンタ側地図情報DB14に記憶された最新のバージョン(例えば、Ver.5)の地図データへと更新する。
次に、地図配信センタ2のCPU11が実行する地図データ更新処理プログラムについて説明する。先ず、S101において、CPU11は、販売店3に対して地図更新実行の問い合わせを送信する。ここで、地図更新実行の問い合わせは、地図配信センタ2で新しいバージョンの地図情報が作製された場合や前回の問い合わせから所定期間(例えば半年)経過した場合に送信される。
その後、S102でCPU11は、前記S3で販売店3から送信されたバージョンの情報を受信する。そして、S103では受信したバージョンの情報に基づいて販売店3の有する更新用地図データ26を最新のバージョンの地図情報へと更新する為の差分データ17と指示データ18を作成する処理が行われる。尚、差分データ17と指示データ18の詳細については既に図6乃至図8を用いて説明したのでここではその説明は省略する。尚、上記S103の処理が差分データ作成手段及び指示データ作成手段の処理に相当する。
続いて、S104でCPU11は、前記S103で作成された差分データ17と指示データ18を販売店3に対して配信する。尚、差分データ17及び指示データ18の配信についてはネットワーク7(図2参照)を介して行うこととしても良いし、DVDやCD等の記録媒体を介して行うこととしても良い。
そして、差分データ17及び指示データ18を受信した販売店3は、受信した差分データ17及び指示データ18に基づいて更新用地図データ26の更新を行う。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る地図更新システム1では、現在販売店3に記憶されている更新用地図データ26と、地図配信センタ2に記憶されている基本地図データ16の内、最も新しいバージョンの地図データとを比較して地図データを構成する地図構成データ毎に統一されたフォーマットからなる差分データ17と指示データ18を作成する(S103)とともに作成された差分データ17と指示データ18を販売店3へと送信し(S104)、一方、販売店3は送信された差分データ17と更新前の更新用地図データ26を指示データ18で特定された合成方法によって合成し(S5)、更新用地図データ26を新たなバージョンの地図データに更新する(S6)ので、更新前の地図データと差分データとの合成処理を実行するプログラムを共通とすることが可能であり、合成処理に係る処理負担を軽減することができる。
また、指示データ18は差分データ17及び更新前の地図構成データ中の所定のデータ範囲を特定する為のオフセット値とデータサイズ値を含み、オフセット値とデータサイズ値で特定されたデータ範囲を各データから抽出し、抽出されたデータを指示データで指示された順に組合せることによりデータの合成を行うので、地図データを構成する複数の地図構成データのデータ内容がそれぞれ異なっていたとしても、統一されたフォーマットによりデータの合成を容易且つ迅速な処理で行うことが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では差分データ17と指示データ18を用いて地図データを更新する更新システムを適用する例として、販売店3の販売店側地図情報DB24に格納された更新用地図データ26を更新する際を示しているが、ナビゲーション装置5のナビHDD6に格納されたナビ地図データ30を更新する際に適用することも可能である。その場合には、販売店3から送信された差分データ17と指示データ18を用いてナビ地図データ30を更新する。それによって、ナビゲーション装置5における地図更新の処理負担を軽減することが可能となる。
また、本実施形態では販売店3を介してナビゲーション装置5のナビHDD6を更新することとしているが、販売店3の代わりに利用者のPCを用いても良い。即ち、利用者のPCの記憶領域に更新用地図データ26を格納し、インターネット回線によって差分データ17と指示データ18をダウンロードすることによって、地図データの更新が可能となる。
本実施形態に係る地図更新システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係る地図更新システムの各構成を示したブロック図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る販売店における地図データの更新手順について示した説明図である。 販売店におけるN回目及びN+1回目の地図データの更新処理を示した模式図である。 本実施形態に係る地図更新システムにおける地図データの更新方法を示した説明図である。 本実施形態に係る指示データのフォーマットとデータの具体例を示した模式図である。 図7に示す指示データによる地図データと差分データとの合成処理の具体例を示した模式図である。 本実施形態に係る地図データ更新処理プログラムのフローチャートである。 従来の地図データ更新方法を示した説明図である。
符号の説明
1 地図更新システム
2 地図配信センタ
3 販売店
5 ナビゲーション装置
10 サーバ
14 センタ側地図情報DB
17 差分データ
18 指示データ
20 販売店PC

Claims (3)

  1. 地図データを構成する複数種類の地図構成データを記憶する地図データ記憶手段と、
    前記地図データ記憶手段に記憶された古い更新前地図構成データを新たな更新後地図構成データに更新するための差分データを作成する差分データ作成手段と、
    前記更新前地図構成データと前記差分データを合成することにより前記更新後地図構成データを作成するデータ合成手段と、を有する地図更新システムにおいて、
    前記更新前地図構成データと差分データとのデータの合成方法を特定するとともに複数種類の地図構成データに対して統一されたフォーマットからなる指示データを作成する指示データ作成手段を有し、
    前記データ合成手段は前記指示データによって特定される合成方法に基づいて前記差分データと前記古い地図データを合成することを特徴とする地図更新システム。
  2. 前記指示データは前記差分データ及び前記更新前地図構成データ中の所定のデータ範囲を特定する為のオフセット値とデータサイズ値を含むことを特徴とする請求項1に記載の地図更新システム。
  3. 前記データ合成手段は、
    前記差分データ及び前記更新前地図データから前記オフセット値とデータサイズ値で特定されたデータ範囲を抽出するデータ抽出手段と、
    前記データ抽出手段によって抽出されたデータを前記指示データで指示された順に組合せるデータ組合せ手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の地図更新システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111221549A (zh) * 2018-11-23 2020-06-02 现代自动车株式会社 利用ota更新车辆软件的方法和装置

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