JP2007296708A - インクジェット記録ヘッド、該インクジェット記録ヘッドの製造方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、該インクジェット記録ヘッドの製造方法およびインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置の構成に関して、部品点数及び製造コストを下げつつ、信頼性の高い記録を行うことを可能とする。
【解決手段】 インクジェット記録ヘッド上に、配線基板と、実装基板と、インクジェット記録装置に接続するためのフラットケーブルが、ハンダ付けで構成されたインクジェット記録ヘッドが組み込まれたインクジェット記録装置において、配線基板の配線の途中に試験用端子を設け、インクジェット記録ヘッド上に実装基板やフラットケーブルが組み上がっていない状態で印字検査を行うことで、印字不良時の損失が少なくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット記録装置、該記録装置において用いられる記録へドおよび該記録ヘッドの製造方法に関し、詳しくは記録ヘッドにおける電気実装の構成に関する。
なお、本発明は、一般的なプリント装置のほか、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリント部を有するワードプロセッサ等の装置、さらには、各種処理装置と複合的に組み合わされた産業用記録装置に適用することができる。
インクジェット記録方式は、記録ヘッドのインク吐出口から記録紙に対してインクを吐出することにより記録を行う、いわゆるノンインパクト記録方式のものである。そして、この方式を採用するインクジェット記録装置は、種々の記録媒体に記録でき、高速記録が可能である。さらには記録時の騒音が少ない等、種々の利点を有し、プリンタ、ワードプロセッサ、ファクシミリ、複写機等における記録機構として広く用いられている。このようなインクジェット記録装置は、インクを吐出する記録ヘッドとこれにインクを供給するためのインク供給系を備えるのが一般的である。
(インクジェット記録ヘッド)
インクジェット方式の代表的なものとしては、電気熱変換素子を用いたものがある。この方式は、記録ヘッドにおけるインク吐出口近傍のインク路に電気熱変換素子を設け、これに記録信号に応じた電気パルスを印加することによって生ずる熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じさせ、この気泡の圧力によってインク吐出口からインクを吐出する。そして、この吐出インクが記録紙等の記録媒体に着弾してインクドットを形成しこれによって記録が行われる。
なお、記録ヘッドの基本的構造として、エネルギー発生素子としての例えば電気熱変換素子が配設された基板にたして平行にインクを吐出させる、エッジシュータタイプと、上記基板に対して垂直にインクを吐出させる、サイドシュータタイプとがある。
図10は、上述したインクジェット記録ヘッドの一形態の主要部をなす記録素子基板を示す図であり、同図(a)は、記録素子基板を吐出口面側から見た図であり、同図(b)は、記録素子基板の裏側を示す図である。
記録素子基板1は、概略、オリフィスプレート2と基板3との二層構造を有し、基板3には各インク路を区画するための隔壁(不図示)、各インク路にインクを供給するための供給口3A、さらには各インク路に対応した電気熱変換素子3Bが設けられている。一方、オリフィスプレート2には、各インク路に対応してインク吐出口2Aが設けられている。これらの基板3とオリフィスプレート2が接合することにより、記録素子基板1が構成される。
記録素子基板1のオリフィスプレート2の表面における両端には、装置本体側から記録信号等の電気信号を入力するための電極4が形成されている。この電極は、メッキのパターニングや、ワイヤボンディングによるボール電極形成(スタッドバンプ)等の既存の技術を用いて形成することができる。この電極に対する電気信号の入力は、図11(a)、(b)に示す配線基板5によって可能となる。すなわち、配線基板5は、図12、図13にて後述されるように、その窓5Aの部分に上述の記録素子基板1が覗くように配設され、その際、記録素子基板1の電極4と図14に示す配線基板5の電極端子20a、20b、20cとが異方性導電接着剤7によって接合し、これにより電気信号の入出力が可能となる。
図12は、上述した記録素子基板と配線基板を用いた一従来例にかかる記録ヘッドの組み立て構造を示す分解斜視図であり、図13は、その組み立て完成後を示す斜視図である。これらの図に示す記録ヘッドは、3つの上記記録素子基板を有するものである。
図12に示すように、それぞれの記録素子基板1a、1b、1cは、支持部材9の供給口8a、8b、8cが設けられた部位に対応して、それらを覆うようにそれぞれ接着樹脂10によって接着固定される。また、配線基板5は、記録素子基板1a、1b、1cとそれぞれ対応する電極20a、20b、20cが電極端子4を介して異方性導電接着剤7により加熱圧着によって接続される。これとともに、配線基板5は、接着樹脂11によって支持部材9に接着固定される。さらに、図13に示すように、支持部材9の側面には、配線基板5に対する電気信号の供給を行う配線統合基板12が接着固定される。この配線統合基板にはコンタクトパッド30があり、インクジェット記録ヘッドをインクジェット記録装置のキャリッジに搭載されたとき、キャリッジ上に設けられたキャリッジ配線基板とコンタクトパッド30を介して接続することにより、装置本体からインクジェット記録ヘッドへの電気信号の供給が可能となる。
なお、上記従来例と同様のインクジェット記録ヘッドやその組み立て方法については、特開平10−44418号公報や特開2001−138520に記載されている。
上述した記録ヘッドの組み立てにおいて、記録ヘッドにおける主に電気配線部分を、インクなどから保護するため、封止剤を用いた封止が行われる。図13および図14に示すように、記録素子基板1a、1b、1cの隙間及び周囲、すなわち、各記録素子基板の外周部の外側には、それぞれ封止樹脂13が充填される。また、配線基板5と記録素子基板の電気的接続部周囲には封止樹脂14が充填される。これにより、配線基板5の開口の周囲部や、配線基板の電極端子(図11参照)を封止し、インク吐出に伴って飛散する微小インク滴や記録紙から跳ね返ったインク滴などがこれらに接触することを防止してインクによる腐食等を防止している。
このように組み立てられたインクジェット記録ヘッドは、電気的検査を受けた後インクジェット記録装置に搭載され印字検査を受け、良品が出荷されることになる。
(インクジェット記録装置)
従来のインクジェット記録装置である一般的なインクジェットプリンターを、図7の斜視図に示す。装置本体M1000、給送部M3022、排出トレイM1004から構成される。さらに、装置本体の内部は、図8に示すように、シャーシM3019と各記録動作機構から構成されており、記録位置に搬送された記録シートに所望の記録を行う不図示のインクジェット記録ヘッドH1000(図13参照)がキャリッジM4001にヘッドセットレバーM4007にて着脱可能に搭載される。キャリッジ軸M4021によって移動可能に支持されたキャリッジM4001には以下で説明するキャリッジ基板E0013があり、キャリッジ基板E0013には図示されないエンコーダセンサE0004、コンデンサE0032、ピンコネクタE0033等が実装されており、インクジェット記録ヘッドH1000が搭載時はインクジェット記録ヘッドH1000上のコンタクトパッド30とピンコネクタE0033が接触し電気的結合を行なっている。
図9は従来のインクジェット記録装置の電気的回路構成を概略的に示す。電気的回路は、主にキャリッジ基板(CRPCB)E0013、メインPCB(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニットE0015等によって構成されている。ここで、前記電源ユニットは、メインPCB E0014と接続され、各種駆動電源を供給するものとなっている。また、キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4001(図2)に搭載されたプリント基板ユニットであり、ピンコネクタE0033を通じて記録ヘッドとの信号の授受を行うインターフェースとして機能し、コンデンサE0032を搭載しておりインクジェット記録ヘッドに安定な電源を供給する他、キャリッジM4001の移動に伴ってエンコーダセンサE0004から出力されるパルス信号に基づき、エンコーダスケールE0005とエンコーダセンサE0004との位置関係の変化を検出し、その出力信号をコネクタE0030で接続されたフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じて同じくコネクタE0031で接続されたメインPCB E0014へと出力する。
さらに、メインPCBはこの実施形態におけるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプリント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセンサ)E0007、ASFセンサE0009、カバーセンサE0022、パラレルインターフェース(パラレルI/F)E0016、シリアルインターフェース(シリアルI/F)E0017、リジュームキーE0019、LED E0020、電源キーE0018、ブザーE0021等に対するI/Oポートを基板上に有し、さらにCRモータE0001、LFモータE0002、PGモータE0003と接続されてこれらの駆動を制御する他、インクエンドセンサE0006、GAPセンサE0008、PGセンサE0010、CRFFC E0012、電源ユニットE0015との接続インターフェイスを有する。
特開平10−44418号公報 特開2001−138520号公報
しかしながら、上述した従来のインクジェット記録ヘッドの構成には、コストの点で以下のような問題がある。
すなわち、近年インクジェット記録ヘッドの性能は向上し、印字検査を通ったものはインクジェット記録装置の寿命まで交換の必要がないのに、未だ着脱機構は残っている。
また、インクジェット記録ヘッドには印字による検査が必須で、インクジェット記録装置に組み込んでから印字検査お行なうことも考えられるが、印字による検査で不良品となった場合の損失が大きくなってしまう。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置の構成において、部品点数及び製造コストを下げつつ、信頼性の高い記録を行うことを可能とするインクジェット記録装置、インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録ヘッドの製造方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、インクジェット記録ヘッドを次のように構成したことを特徴とするものである。
すなわち、インクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子および電極を有し、該電極を介して前記エネルギー発生素子に電気信号が供給されることによってエネルギーを発生する記録素子基板と、電気信号入力端子と電気信号出力端子を有し、該電気信号出力端子と前記記録素子基板の前記電極とが接続することにより前記エネルギー発生素子に電気信号を供給する配線基板と、前記記録素子基板におけるエネルギーの発生を制御するための信号がインクジェット記録装置より入力される外部入力端子と、前記配線基板の電気信号入力端子に接続される出力端子と、少なくともひとつの電気実装部品とを備え、前記配線基板を介して前記記録素子基板と電気的に接続される実装基板と、を有するインクジェット記録ヘッドに於いて、前記配線基板には前記電気信号入力端子と前記電気信号出力端子の配線途中に外部との接続が可能な第3の端子を有するものであり、
さらに、前記配線基板上の前記第3の端子は千鳥配列であり、前記配線基板上において、前記第3の端子の幅b1は前記電気信号入力端子のそれb2よりも大きい(b1>b2)く、前記配線基板において、前記第3の端子の配列方向のピッチP1は前記電気信号入力端子のそれP2よりも大きい(P1>P2)もので、前記実装基板上の出力端子と前記配線基板上の電気信号入力端子はハンダ付けされており、前記第3の端子上には、周囲との遮断を行う封止部材を備えており、前記実装基板上の出力端子と前記配線基板上の電気信号入力端子とのハンダ付け部上には、周囲との遮断を行う封止部材を備えており、前記実装基板は、基板上にインクジェット記録装置との電気的接続のためのフラットケーブルがハンダ付けされているもの、もしくはインクジェット記録装置との電気的接続の腕を有する形状のフレキシブルプリントケーブルである。
また、上記課題を達成するために、インクジェット記録ヘッドを次のような工程で製造することを特徴とするものであり、
インクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子および電極を有し、該電極を介して前記エネルギー発生素子に電気信号が供給されることによってエネルギーを発生する記録素子基板と、電気信号入力端子と電気信号出力端子、該電気信号入力端子と該電気信号出力端子の配線途中にあり外部との接続が可能な第3の端子を有し、前記電気信号出力端子と前記記録素子基板の前記電極とが接続することにより前記エネルギー発生素子に電気信号を供給する配線基板とを用意し、前記第3の端子を用いて印字検査を行う工程を経た後、前記記録素子基板におけるエネルギーの発生を制御するための信号がインクジェット記録装置より入力される外部入力端子と、前記配線基板の電気信号入力端子に接続される出力端子と、少なくともひとつの電気実装部品とを備え、前記記録素子基板と電気的に接続される実装基板を用意するものである。
さらに、上記課題を達成するために、インクジェット記録装置とヘッドを次のように構成したことを特徴とするもので、
インクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子および電極を有し、該電極を介して前記エネルギー発生素子に電気信号が供給されることによってエネルギーを発生する記録素子基板と、電気信号入力端子と電気信号出力端子を有し、該電気信号出力端子と前記記録素子基板の前記電極とが接続することにより前記エネルギー発生素子に電気信号を供給するための配線基板と、前記記録素子基板におけるエネルギーの発生を制御するための信号がインクジェット記録装置より入力される外部入力端子と、前記配線基板の電気信号入力端子に接続される出力端子と、少なくともひとつの電気実装部品とを備え、前記記録素子基板と電気的に接続される実装基板と、
を有するインクジェット記録ヘッドを組み込み、記録媒体にインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置に於いて、前記インクジェット記録ヘッドは、前記配線基板には前記電気信号入力端子と前記電気信号出力端子の配線途中に外部との接続が可能な第3の端子を有することを特徴とするものである。
以上説明したように、本発明によるインクジェット記録ヘッド及びその製造工程と、インクジェット記録装置の構成によれば、インクジェット記録ヘッドとインクジェット記録装置の両方で部品点数が減少すると共に、インクジェット記録ヘッドの印字検査不良品にかかる損失が減少するため、大きなコストダウン効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明のインクジェット記録ヘッドに係る実施形態の基本的構成及び作用を説明する。
(第1の実施例)
本実施例のインクジェット記録ヘッドは、電気信号に応じて膜沸騰をインクに対して生じせしめるための熱エネルギーを生成する電気熱変換体を用いて記録を行うバブルジェット(登録商標)方式のサイドシューター型とされるインクジェト記録ヘッドである。
記録素子基板1は図10で示した従来例と同じもので、オリフィスプレート2の表面における両端には、装置本体側から記録信号等の電気信号を入力するための電極4が形成されている。この電極は、メッキのパターニングや、ワイヤボンディングによるボール電極形成(スタッドバンプ)等の既存の技術を用いて形成することができる。この電極に対する電気信号の入力が、図2(a)、(b)に示すTABテープもしくはフレキシブルプリントケーブルの配線基板15によって可能となる。すなわち、配線基板15は、その窓15Aの部分に上述の記録素子基板1が覗くように配設され、その際、記録素子基板1の電極4と配線基板15の電極端子20とが異方性導電接着剤7によって接合し、これにより電気信号の入出力が可能となる。また、配線基板15には電極端子20と入力端子22をつなぐ配線の途中に検査端子23を有する。入力端子22は、端子幅が0.2mmでハンダ付けが可能な0.5mmピッチで一列に並んでおり、検査端子23は、φ0.8mmの開口を有しており汎用のコンタクトピンが使える1.5mmピッチで、しかも端子寸法が大きく取れるよう4列の千鳥配置で並んでいる。
図1は、上述した記録素子基板1と配線基板15を用いた本発明の第1の実施例のインクジェット記録ヘッドを示す。配線基板15は電気信号の入力端子22部が実装基板E0034にハンダ付けされておりここから電気信号の入力が行なわれる。実装基板E0034上にはエンコーダセンサE0004、コンデンサE0032等が実装されており、またインクジェット記録装置との電気的接続のためのフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012がハンダ付けされている。記録素子基板1a、1b、1cの隙間及び周囲、すなわち、各記録素子基板の外周部の外側には、それぞれ封止樹脂13が充填され、配線基板5と記録素子基板の電気的接続部周囲には封止樹脂14が充填される。また、検査端子23及び配線基板15と実装基板E0034のハンダ付け部上には封止樹脂16がある。これにより、フィルム状配線基板5の開口の周囲部や、フィルム状配線基板の電極端子、及び電気的接続部を封止し、インク吐出に伴って飛散する微小インク滴や記録紙から跳ね返ったインク滴などがこれらに接触することを防止してインクによる腐食等を防止している。
図3は、本実施例における組み立て工程途中のインクジェット記録ヘッドを示しており、実装基板E0034がない状態である。本実施例の組み立て工程では、インクジェット記録ヘッドの印字検査はこの段階で行なう。特殊な検査用インクジェット記録装置を用いて配線基板15上の検査端子23と接続して通常の出検印字を行なうものである。このような検査工程を経た良品のインクジェット記録ヘッドは、その後、実装基板E0034等組み込まれ図1に示す最終形態に仕上がる。
このように組み立てられたインクジェット記録ヘッドは、インクジェット記録装置に組み込まれ出荷されることになる。本発明でのインクジェット記録ヘッドは、インクジェット記録装置にビス止め等で組み込まれる事により使用されるので、ユーザーが着脱することは出来ない。
図4にインクジェット記録ヘッドが組み込まれたインクジェット記録装置の電気的回路構成を概略的に示す。主には、インクジェット記録ヘッド上の実装基板(HPCB)E0034、メインPCB(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニットE0015等によって構成されている。ここで、前記電源ユニットは、メインPCB E0014と接続され、各種駆動電源を供給するものとなっている。また、実装基板E0034は、フィルム状配線基板15を通して記録素子基板1との信号の授受を行う重要なもので、インクジェット記録ヘッドに安定な電源を供給するためのコンデンサE0032やエンコーダセンサE0004等を搭載しており、キャリッジM4001の移動に伴ってエンコーダセンサE0004から出力されるパルス信号に基づき、エンコーダスケールE0005とエンコーダセンサE0004との位置関係の変化を検出し、その出力信号をハンダ付けで接続されたフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてコネクタE0031で接続されたメインPCB E0014へと出力する。
さらに、メインPCBはこの実施形態におけるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプリント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセンサ)E0007、ASFセンサE0009、カバーセンサE0022、パラレルインターフェース(パラレルI/F)E0016、シリアルインターフェース(シリアルI/F)E0017、リジュームキーE0019、LED E0020、電源キーE0018、ブザーE0021等に対するI/Oポートを基板上に有し、さらにCRモータE0001、LFモータE0002、PGモータE0003と接続されてこれらの駆動を制御する他、インクエンドセンサE0006、GAPセンサE0008、PGセンサE0010、CRFFC E0012、電源ユニットE0015との接続インターフェイスを有する。
(第2の実施例)
図5は、上述した記録素子基板1と配線基板15を用いた本発明の第2の実施例のインクジェット記録ヘッドを示す。第1の実施例との大きな相違は、インクジェット記録装置との接続が可能なフレキシブルプリントケーブルE0034に配線基板15の電気信号の入力端子22部がハンダ付けされておりここから電気信号の入力が行なわれる。このフレキシブルプリントケーブルE0034上にはエンコーダセンサE0004、コンデンサE0032等が実装されている。
図6は本発明の第2の実施例のインクジェット記録ヘッドが組み込まれたインクジェット記録装置の電気的回路構成を概略的に示したものである。
本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録ヘッドの外観を示す斜視図である。 図1に示す配線基板を示す。 本発明の第1及び第2の実施形態におけるインクジェット記録ヘッドの印字検査時の状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の電気的回路の全体構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるインクジェット記録ヘッドの外観を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態におけるインクジェット記録装置の電気的回路の全体構成を概略的に示すブロック図である。 インクジェット記録装置の概観図である。 従来のインクジェット記録装置の内部の概略を示す。 従来のインクジェット記録装置における電気的回路の全体構成を概略的に示すブロック図である。 記録素子基板のそれぞれ表面および裏面を示す図である。 従来例のインクジェット記録ヘッドで用いられる配線基板のそれぞれ表面、裏面を示す平面図である。 上記従来例のインクジェット記録ヘッドの組み立て完成後を示す斜視図である。 上記従来例のインクジェット記録ヘッドの組み立てを示す分解斜視図である。 従来例のインクジェット記録ヘッドで用いられる配線基板の開口部の拡大図。
符号の説明
1、1a、1b、1c 記録素子基板
2 オリフィスプレート
2A 吐出口
3 基板
3A、8、8a、8b、8c 供給口
4、4a、4b 電極
5、15 配線基板
20、20a、20b、20c 電極端子
7 異方性導電接着剤
9 支持部材
12 配線統合基板
13、14 封止樹脂
M1000 装置本体
M1001 下ケース
M1004 排出トレイ
M3019 シャーシ
M3022 自動給送部
M4001 キャリッジ
M4007 ヘッドセットレバー
M4021 キャリッジ軸
E0001 キャリッジモータ
E0002 LFモータ
E0003 PGモータ
E0004 エンコーダセンサ
E0005 エンコーダスケール
E0006 インクエンドセンサ
E0007 PEセンサ
E0008 GAPセンサ(紙間センサ)
E0009 ASFセンサ
E0010 PGセンサ
E0012 CRFFC(フレキシブルフラットケーブル)
E0013 キャリッジ基板
E0014 メイン基板
E0015 電源ユニット
E0016 パラレルI/F
E0017 シリアルI/F
E0018 電源キー
E0019 リジュームキー
E0020 LED
E0021 ブザー
E0022 カバーセンサ
E0030、E0031 コネクタ
E0032 コンデンサ
E0033 コンタクトピン
E0034 実装基板
E0035 フレキシブルプリントケーブル

Claims (13)

  1. インクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子および電極を有し、該電極を介して前記エネルギー発生素子に電気信号が供給されることによってエネルギーを発生する記録素子基板と、
    電気信号入力端子と電気信号出力端子を有し、該電気信号出力端子と前記記録素子基板の前記電極とが接続することにより前記エネルギー発生素子に電気信号を供給する配線基板と、
    前記記録素子基板におけるエネルギーの発生を制御するための信号がインクジェット記録装置より入力される外部入力端子と、前記配線基板の電気信号入力端子に接続される出力端子と、少なくともひとつの電気実装部品とを備え、前記配線基板を介して前記記録素子基板と電気的に接続される実装基板と、
    を有するインクジェット記録ヘッドに於いて、
    前記配線基板には前記電気信号入力端子と前記電気信号出力端子の配線途中に外部との接続が可能な第3の端子を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記配線基板上の前記第3の端子は千鳥配列である
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記配線基板上において、前記第3の端子の幅b1は前記電気信号入力端子のそれb2よりも大きい(b1>b2)
    ことを特徴とする請求項1及び2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記配線基板において、前記第3の端子の配列方向のピッチP1は前記電気信号入力端子のそれP2よりも大きい(P1>P2)
    ことを特徴とする請求項1〜3に記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 前記実装基板上の出力端子と前記配線基板上の電気信号入力端子はハンダ付けされている
    ことを特徴とする請求項1〜4に記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 前記第3の端子上には、周囲との遮断を行う封止部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜5に記載のインクジェット記録ヘッド。
  7. 前記実装基板上の出力端子と前記配線基板上の電気信号入力端子とのハンダ付け部上には、周囲との遮断を行う封止部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜6に記載のインクジェット記録ヘッド。
  8. 前記配線基板はTAB(Tape Automated Bonding)テープである
    ことを特徴とする請求項1〜6に記載のインクジェット記録ヘッド。
  9. 前記配線基板はフレキシブルプリントケーブルである
    ことを特徴とする請求項1〜6に記載のインクジェット記録ヘッド。
  10. 前記実装基板上には、インクジェット記録装置との電気的接続のためのフラットケーブルがハンダ付けされている
    ことを特徴とする請求項1〜9に記載のインクジェット記録ヘッド。
  11. 前記実装基板は、インクジェット記録装置との電気的接続が可能な形状のフレキシブルプリントケーブルである
    ことを特徴とする請求項1〜9に記載のインクジェット記録ヘッド。
  12. インクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子および電極を有し、該電極を介して前記エネルギー発生素子に電気信号が供給されることによってエネルギーを発生する記録素子基板と、
    電気信号入力端子と電気信号出力端子、該電気信号入力端子と該電気信号出力端子の配線途中にあり外部との接続が可能な第3の端子を有し、前記電気信号出力端子と前記記録素子基板の前記電極とが接続することにより前記エネルギー発生素子に電気信号を供給する配線基板とを用意し、
    前記第3の端子を用いて印字検査を行う工程を経た後、
    前記記録素子基板におけるエネルギーの発生を制御するための信号がインクジェット記録装置より入力される外部入力端子と、前記配線基板の電気信号入力端子に接続される出力端子と、少なくともひとつの電気実装部品とを備え、前記記録素子基板と電気的に接続される実装基板を用意する、
    ことを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  13. インクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子および電極を有し、該電極を介して前記エネルギー発生素子に電気信号が供給されることによってエネルギーを発生する記録素子基板と、
    電気信号入力端子と電気信号出力端子を有し、該電気信号出力端子と前記記録素子基板の前記電極とが接続することにより前記エネルギー発生素子に電気信号を供給するための配線基板と、
    前記記録素子基板におけるエネルギーの発生を制御するための信号がインクジェット記録装置より入力される外部入力端子と、前記配線基板の電気信号入力端子に接続される出力端子と、少なくともひとつの電気実装部品とを備え、前記記録素子基板と電気的に接続される実装基板と、
    を有するインクジェット記録ヘッドを組み込み、記録媒体にインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置に於いて、
    前記インクジェット記録ヘッドは、
    前記フィルム状配線基板には前記電気信号入力端子と前記電気信号出力端子の配線途中に外部との接続が可能な第3の端子を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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