JP2007295921A - 茶エキスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
簡便で、抽出効率が高く、高力価となる茶エキスの製造方法を提供する。
【解決手段】
茶エキスの製造方法として、蒸気処理を行った茶葉を原料として抽出処理を行う。好ましくは、蒸気処理が水蒸気蒸留法によるものであり、抽出処理をカラム型の抽出機を使用して行う。
【選択図】なし

Description

本発明は、茶エキスの製造方法に関する。詳細には、簡便で、抽出効率が高く、高力価となる茶エキスの製造方法に関する。
茶飲料は、我が国において最もポピュラーな嗜好飲料であり、近年では緑茶、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ほうじ茶といった様々な種類の茶飲料がペットボトルに充填された商品として提供されている。特に最近では、様々なフレーバーが付与されたり、茶の成分が通常よりも多く含まれている濃縮タイプの飲料も提供されている。
茶飲料を製造する際には、茶葉からエキス分(茶エキス)を抽出し、かかる茶エキスを飲料に添加して茶飲料とする方法が一般的である。茶エキスの風味がそのまま茶飲料の風味に影響を及ぼすため、風味の向上や不純物除去に関する様々な検討が重ねられており、多様な茶エキスの抽出方法が開示されている。
一般に、容器詰めの茶飲料に用いる茶エキスの製法としては、ニーダーと呼ばれる抽出槽に茶葉と加熱した抽出溶媒を投入し、必要に応じて撹拌を行ったあとに抽出液を取り出す方法や、風味の良い茶エキスを得る方法として、カラム型の抽出槽に茶葉を投入し抽出溶媒を通じて抽出液を取る方法などが知られている。
さらに、より風味が良好な茶抽出液の製造方法として、カラム型抽出機で得られた抽出液とニーダー抽出機で得られた抽出液を混合する方法(特許文献1)、カラム型の抽出機に冷水又は熱水と茶葉を入れ浸漬撹拌抽出した後、冷水又は熱水を該抽出機に連続的に供給しつつ抽出液を抜き出す方法(特許文献2)、茶を二軸エクストルーダーまたはコロイドミルに入れ、粉砕直後および/または同時に低温溶媒で抽出処理し、後に抽出滓と抽出液を分離する方法(特許文献3)、緑茶抽出液に含まれる苦味成分であるタンニンを、予め選択的に除去した後、これを凍結濃縮法により濃縮する方法(特許文献4)、緑茶材料について抽出を行い、陽イオン交換樹脂によって処理し、つぎに微小濾過膜に接触させることにより緑茶抽出物を浸透液として得る方法(特許文献5)、緑茶以外の茶類原料をプロテアーゼおよびタンナーゼの存在下に抽出することを特徴とする茶類エキスの製造方法(特許文献6)、材料茶に、その2〜3倍量の水を加えて数分間湿潤させ、次いでこれに茶の2〜5倍量の80〜95℃の熱湯を注いで、茶中の飲用成分をこの熱湯に溶出させ濃度5〜10Bx%の溶出液とし、この溶出液を直ちに濾過して抽出液として、速やかに30℃以下に冷却して濃厚飲用茶液とする製造法(特許文献7)などが開示されている。
しかし、いずれの方法も、処理が煩雑であったり、エキスの抽出収率が悪かったりするなど、未解決の課題が残されていた。
特開2005−168429号公報 特開2005−168428号公報 特開2004−41237号公報 特開2002−238458号公報 特開2001−197863号公報 特開2004−337181号公報 特公平7−108182号公報
本発明はかかる事情に鑑みて開発されたものであり、簡便で、抽出効率が高く、高力価となる茶エキスの製造方法を提供することを目的とする。
なお、本発明で高力価の茶エキスとは、茶の香りや味が強く感じられるエキスであり、具体的には、茶の香りが強く、香りの質が高く、茶の旨味や渋味が強くなったエキスを言う。
本願発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねたところ、蒸気により蒸らした茶葉を使用して抽出処理、好ましくはカラム型の抽出機にて抽出処理を行うという簡便な方法により、エキスの抽出効率が高くなることを見いだした。更には、水蒸気蒸留法により蒸らした茶葉を使用することにより、高力価の茶エキスが得られ、また、水蒸気蒸留にて得た茶葉の留出液と当該高力価のエキスを混合することにより、高力価でしかも香味の優れた茶エキスができることを見いだした。本発明は係る知見に基づくものである。
項1:
蒸気処理した茶葉から抽出処理を行うことを特徴とする茶エキスの製造方法。
項2:
茶葉に水蒸気蒸留処理を行った残渣に対し、さらに抽出処理を行うものである項1に記載の茶エキスの製造方法。
項3:
抽出処理をカラム型抽出機を使用して行うものである、項1又は2に記載の茶エキスの製造方法。
項4:
茶葉を水蒸気蒸留処理して得られる留出液と、項1乃至3に記載の蒸気処理後の茶葉からの抽出液とを混合することにより得られる茶エキスの製造方法。
項5:
茶葉を水蒸気蒸留処理して得られる留出液を、抽出液との混合前に疎水性合成吸着剤によって濃縮処理することを特徴とする項4に記載の茶エキスの製造方法。
項6:
茶葉を水蒸気蒸留処理して得られる留出液を、抽出液との混合前に逆浸透膜濃縮処理することを特徴とする項4に記載の茶エキスの製造方法。
項7:
項1乃至6に記載の方法により製造された茶エキス。
項8:
項1乃至6に記載の方法により製造された茶エキスを含む茶飲料。
本発明により、簡便で抽出効率が高く、高力価の茶エキスを提供することが可能になった。
本発明の茶エキスの製造方法は、蒸気処理した茶葉を原料として抽出処理を行うことを特徴とする。
本発明の茶エキスの製造方法の第一工程は、茶葉を蒸気処理する工程である。茶葉を蒸気処理する方法としては、例えば、大気圧下或いは減圧下において、水が沸点を超えて気化した蒸気中に茶葉を一定時間おいて蒸す方法を挙げることができる。本発明では、大気圧下及び減圧下のいずれの場合でも100℃以上の蒸気で処理を行うことが好ましい。
更に好ましくは、水蒸気蒸留法により茶葉を蒸らす方法である。水蒸気蒸留は本来茶葉に含まれる香気成分(フレーバー)を蒸留により揮発させて回収する方法として従来使用されているが、本発明は水蒸気蒸留後の残渣に着目したものであり、得られた留出液を香気成分として使用することができる上に、従来廃棄していた残渣の蒸らした茶葉を再利用することにより、香気成分が揮発しているにもかかわらず、香りが強く、茶の風味が増強された力価の高いエキスを得ることができたものである。
水蒸気蒸留法は常法を採ることができるが、具体的には、茶葉を充填したカラムに水蒸気を通じる方法、密閉した容器に茶葉を充填し水蒸気を通じる方法等を例示することができ、加圧水蒸気蒸留、常圧水蒸気蒸留、減圧水蒸気蒸留のいずれの方法も採用できる。茶葉はそのまま水蒸気蒸留してもよいし、予め水を添加して湿潤させた状態で蒸留することもできる。一般には、茶葉1重量部に対して、水を約0.5〜50重量部程度添加して行う。また、水蒸気蒸留の温度は100℃以上の蒸気で処理を行うことができれば、特に限定されない。水蒸気蒸留の時間も任意に調整可能であるが、例えば、10分〜5時間程度の時間を挙げることができる。なお、水蒸気蒸留時に留出液を回収して香気成分として使用することも可能であり、この時の留出液は茶葉に対して0.1〜10倍量回収すればよく、その他の処理条件は任意のものとすることができる。
なお、本発明で利用できる茶葉には、一般で流通している茶葉、例えば緑茶、紅茶、ウーロン茶、プーアル茶、ハーブティなど発酵、半発酵、未発酵を問わず様々な種類の茶葉を挙げることができる。好ましくは緑茶、紅茶、ウーロン茶、プーアル茶である。
緑茶は、Camellia属、例えば、C.sinensis var.sinensisC.sinensis var.assamica、又はそれらの雑種から得られる茶葉を、摘んでからすぐに蒸気により蒸すか、煎ることで、茶葉自身が有する酸化酵素の働きを止めたものなどを例示できる。緑茶の種類は、栽培方法や茶葉の加工方法によって煎茶、かぶせ茶、番茶、玉露、玉緑茶、碾茶に分類されるが、いずれの種類であっても良い。
紅茶は、Camellia属、例えばC.sinensis var.assamicaC.sinensis var.sinensis、又はそれらの雑種から得られる茶葉を、茶葉自身が持つ酸化酵素で完全に反応(発酵)させたものなどを例示できる。オーソドックス製法で製茶されるリーフティー、半オーソドックス製法で製茶されるブロークン型紅茶、CTC機で製茶されるCTC紅茶などがあるが、いずれの種類であっても良い。
ウーロン茶は、Camellia属、例えばC.sinensis var.assamicaC.sinensis var.sinensis、又はそれらの雑種から得られる茶葉を、茶葉自身が持つ酸化酵素で反応(発酵)させるが、完全に反応する前に発酵を止めたものなどを例示できる。発酵度の弱い台湾包種茶、発酵度が中程度の安渓系ウーロン茶、発酵度が強い武夷岩茶、紅茶に近い台湾ウーロン茶などの系列があるが、いずれの系列であっても良い。
本発明の茶エキスの製造方法の第二工程は、前記の蒸気処理した茶葉を使用して抽出処理を行う工程である。
抽出処理を行う際の抽出装置については、従来使用されているものであり、茶葉と水を接触する状態で保持できる形式のものであれば制限なく使用できる。例えば良く用いられる抽出機器として、カラム型抽出機、ニーダー型抽出機、向流抽出機などが挙げられる。特には、カラム型抽出機のような、茶葉の充填室が筒状又は樋状に形成されていて、これに水(湯)を注ぐと、水が充填室の一方から入り込み、茶葉間を通過して、他方側から抜け出るように構成されている装置を使用するのが好ましい。
抽出条件について、具体的には、前記の蒸らした茶葉の重量に対して1〜200倍量の水を投入し、10〜100℃、好ましくは40〜98℃の温度にて茶葉に通液させる方法や、当該温度の水中に茶葉を1〜120分間、好ましくは3〜60分間浸漬保持する方法などにより抽出する方法を挙げることができる。
その他、通常の抽出操作の際に行う処理を任意で行っても良い。例えば、抽出の際、茶葉の撹拌を行ったり、適当な酸性物質(塩酸、硫酸、リン酸、クエン酸、酢酸、リンゴ酸、酒石酸、アスコルビン酸類等)や塩基性物質(水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸三ナトリウム等)を添加しても構わない。また、水に前述の茶葉を投入してから加温してもよく、更には抽出効率を上げるために茶葉を粉砕してもよい。
さらに、別工程として蒸気処理により得られた留出液に対し、逆浸透膜濃縮或いは疎水性合成吸着剤による処理を行うこともできる。
逆浸透膜濃縮処理は、市販されている逆浸透(RO)膜を用いた濃縮処理であり、特に処理条件を制限する必要はないが、脱塩率99.0%以上の逆浸透膜を用いて濃縮することが好ましい。具体的には、日東電工社製のNTR759HG−S4F、Dow−Filmtec社製のBW30−2514、SEAHAN社製のRE−2521−BLFなどが挙げられる。
また、疎水性合成吸着剤による処理も、特に処理条件を制限する必要はなく、一般的な処理条件で実施すればよい。具体的には、オルガノ社製のアンバーライトXAD4、同XAD7HP、同XAD16HP、同XAD1180、同XAD2000、三菱化学社製のダイヤイオンHP20、同HP21、同HP2MG、セパビーズSP825、同SP850、同SP207、同SP70、同SP700などを用い、SV0.5〜10程度で留出液を通液して、香気成分を吸着させ、次いでエタノールなどの溶剤で香気成分を溶出、回収すればよい。
係る逆浸透膜濃縮処理又は疎水性合成吸着剤による処理を行うことにより、茶の風味が濃縮され、得られる茶エキスの風味がより向上することとなる。
本発明では前述の抽出方法で得られた茶エキス(以下「茶抽出液」という)と、水蒸気蒸留で得た茶葉の留出液又はさらに逆浸透膜濃縮処理又は疎水性合成吸着剤による濃縮処理を行った濃縮留出液(以下「留出液」という)を混合することにより、高力価でしかも香味に優れた茶エキスを得ることができる。「茶抽出液」と「留出液」の混合割合は、得られる茶抽出液と留出液の濃度に応じて任意に配合することができる。例えば、本発明により茶固形分(糖度)0.2〜40°程度の茶抽出液が得られ、水蒸気蒸留によって茶固形分0°の留出液(フレーバー成分)が得られるが、これらを、茶抽出液:留出液=1:99〜99:1の重量割合で配合することができる。具体的には、糖度8°の茶抽出液と糖度0°の留出液を50:50の割合で混合した場合、糖度は4°と低いにもかかわらず、茶の味と香りに優れた茶エキスが得られる。
さらに、茶エキスの濁りや沈殿を取り除くために、茶葉からの抽出時や得られた抽出液に対し濾過処理や酵素処理、酸処理など、通常用いられる精製処理を行っても良い。
濾過処理には一般に用いられる濾紙や珪藻土、活性炭、樹脂類、濾過膜等による処理の他、遠心分離等、本発明の効果を妨げない範囲において特に制限なく組み合わせることができる。
酵素処理においても、茶エキスの製造に広く利用されているセルラーゼ、タンナーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ等各酵素に応じた条件で利用することもできる。
かくして、本発明に係る茶エキスを得ることができる。このような工程を経て得られた茶エキスをそのまま或いはさらに濃縮して液状(エキス)製剤とする他、デキストリン、乳糖やアラビアガム等の既知の賦形剤を適宜添加して、例えば噴霧乾燥、凍結乾燥等の方法により粉末化してもよい。さらに、得られた茶エキスを使用して食品を調製することも可能である。
本発明に係る茶エキスを使用できる食品に特に制限はなく、食品全般に用いることができる。具体的には、緑茶飲料等の清涼飲料の他、ゼリー菓子、和菓子、キャンディー等を例示できる。これら食品への添加方法は、各食品の原材料のひとつに本発明に係る茶エキスを、製造する食品により適宜変更することができるが、0.1〜10重量%添加するだけで良く、製造に際し特別な機器や製造条件を必要としないため、工業的にも有利である。
以下、本発明の内容を以下の実施例、比較例等を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。また、特に記載のない限り「部」とは、「重量部」を意味するものとする。
<実験例1>
実施例1:緑茶エキスの調製
(1)第一工程:水蒸気蒸留処理
国産煎茶茶葉2kgを、常圧下、蒸気流量20kg/hで茶葉に対し3倍量(6kg)の留出液が回収できるまで水蒸気蒸留した。水蒸気蒸留後の茶葉重量は2.3kgであった。蒸留後の茶葉は次工程の抽出処理に用いた。
(2)第二工程:抽出処理
水蒸気蒸留後の茶葉1.15kgをカラム型抽出機に充填し、90℃の温湯を4.73kg入れ、50分間静置浸漬後、抽出機の下方より抽出液を回収した。次いで抽出液を珪藻土濾過し、90℃で30分間加熱殺菌して本発明に係る緑茶エキスを得た(実施例1)。
比較例1:緑茶エキスの調製
比較例として水蒸気蒸留処理をしていない茶葉(実施例1と同品)1kgをカラム型抽出機に充填し、90℃の温湯を4.88kg入れ、同様の方法により緑茶エキスを抽出した(比較例1)。ここで、水蒸気蒸留により茶葉重量が増加した分は水分によるものと考え、水と茶葉の比率が同じになるように調整した。
前述の方法で得られた実施例1及び比較例1の各緑茶エキスの回収量、茶葉に残存する保水量、保水割合、糖度、pH及び糖度を示す。更には、実施例及び比較例の緑茶エキスのそれぞれ0.3°に希釈した液の官能評価結果(パネラー7人)を表1に示す。官能評価については、比較例を5点として、実施例を0〜10点で評価し、平均点±標準偏差(*:<0.05)にて評価した。
Figure 2007295921
水蒸気蒸留処理により蒸らした茶葉を原料として浸漬抽出処理を行うことで、回収できる茶エキスの量が増加し、一方で茶葉に残る保水量が減少することが認められた。また、糖度の値が実施例、比較例品共にほぼ同等であることから、茶葉を蒸らす処理(水蒸気蒸留処理)を行うことにより、緑茶に含まれる可溶性固形分量はそのままで、得られる緑茶エキスの量を増やすことができ、エキスの抽出効率が高くなっていることが判る。
また、官能評価によると、香り、緑茶香の質、渋味が顕著に強められ高力価となり、エキスの総合評価についても比較例より優れることが判った。
なお、水蒸気蒸留にて香気成分が揮発することにより、煎茶感などが若干比較例より劣るところもあったが、香味を付与するために、得られた緑茶エキス(抽出液 糖度7.5°)50部と、(1)の水蒸気処理で得られた留出液(糖度0°)50部とを混合して香味に優れる緑茶エキスを得た(糖度3.75°)。この緑茶エキスと、比較例1で得られた緑茶エキスを糖度0.3°に調整して官能評価したところ、比較例1と比べて、香りの強さ、質、煎茶感、旨味、渋味の全てに優れていた。
実施例2:ウーロン茶エキス
ウーロン茶葉(水仙)1kgを、常圧下、蒸気流量20kg/h、茶葉に対して3倍量(3kg)の留出液を回収するまで水蒸気蒸留した。蒸留後の茶葉を回収し以後の浸漬処理に使用した。水蒸気蒸留後の茶葉重量は1.08kgであった。
水蒸気蒸留後の茶葉1.08kgをカラム型抽出機に仕込み、90℃の温湯を4.62kg入れ、40分間静置浸漬後、抽出機の下方より抽出液を回収した。次いで抽出液を珪藻土濾過し、85℃で30分間加熱殺菌して本発明に係るウーロン茶エキスを得た(実施例2)。
また、比較例として水蒸気蒸留していない同じ茶葉1kgをカラム型抽出機に仕込み、90℃の温湯を4.7kg入れ、同様の方法にてウーロン茶エキスを調製した(比較例2)。
得られた各ウーロン茶エキス(実施品2、比較品2)の回収量、茶葉に残存する保水量、保水割合、糖度、pH及び糖度を示す。また、糖度を0.3°に希釈した各ウーロン茶エキスの官能評価結果(パネラー7人)を表2に示す。
Figure 2007295921
水蒸気蒸留処理により蒸らした茶葉を原料として浸漬抽出処理を行うことで、回収できる茶エキスの量が増加し、一方で茶葉に残る保水量が減少することが認められた。また、糖度の値が比較例品の方が実施例品より若干高いが回収できるエキス量が多くなるため、ウーロン茶の可溶性固形分換算でみると、エキスの抽出効率が高くなっていることが判る。
また、官能評価によると、ウーロン茶感、旨味、渋味については、実施例品が比較例品より優れていた。なお、香味については水蒸気蒸留にて香気成分が揮発することにより、香りの強弱、香りの質においては、比較例より劣るところもあったが、香味を付与するために、得られたウーロン茶エキス(抽出液 糖度6.8°)50部と、(1)の水蒸気処理で得られた留出液(糖度0°)50部とを混合して香味に優れるウーロン茶エキスを得た(糖度3.4°)。このウーロン茶エキスと、比較例2で得られたウーロン茶エキスを糖度0.3°に調整して官能評価したところ、比較例2と比べて、香りの強さ、質、ウーロン茶感、旨味、渋味の全てに優れていた。
実施例3:紅茶エキス
インド・ダージリン紅茶(CTC製茶)1kgを、常圧下、蒸気流量20kg/h、茶葉に対して3倍量(3kg)の留出液を回収するまで水蒸気蒸留した。蒸留後の茶葉を回収し以後の浸漬処理に使用した。水蒸気蒸留後の茶葉重量は1.16kgであった。
水蒸気蒸留後の茶葉1.16kgをカラム型抽出機に仕込み、90℃の温湯を4.72kg入れ、40分間静置浸漬後、抽出機の下方より抽出液を回収した。次いで抽出液を珪藻土濾過し、85℃で30分間加熱殺菌して本発明に係る紅茶エキスを得た(実施例3)。
また、比較例として水蒸気蒸留していない実施例2と同じ茶葉1kgを抽出機に仕込み、90℃の温湯を4.88kg入れ、同様の方法にて紅茶エキスを調製した(比較例3)。
得られた各紅茶エキス(実施例3、比較例3)の回収量、茶葉に残存する保水量、保水割合、糖度を表3に示す。
Figure 2007295921
水蒸気蒸留処理により蒸らした茶葉を原料として浸漬抽出処理を行うことで、回収できる紅茶エキスの量が増加し、一方で茶葉に残る保水量が減少することが認められた。更には、糖度の値が比較例品に比べて実施例の方が高く、高糖度で、しかも得られるエキスの重量も増えていることから、エキスの抽出効率が高くなっていることが判る。
<実験例2>
下記要領(実施例4〜7、比較例4)にて緑茶エキスを調製し、処理工程の相違による緑茶エキスの風味の官能評価を行った。結果を表4に示す。
実施例4:緑茶エキス
1.水蒸気蒸留
国産かぶせ茶10.0kgを、蒸気流量140L/分、茶葉に対して3倍量(30.0kg)の留出液を回収するまで水蒸気蒸留を行った。
2.抽出液の調製
水蒸気蒸留後の茶葉をカラム型抽出機に仕込み、92℃の温湯64kgをシャワーし、40分間静置後抽出機の下方より抽出液を回収した。回収量は47.5kg、糖度は6.5°であった。
3.調合、濾過、殺菌
水2.5kgと抽出液47.5kgを混合し、次いで液を珪藻土濾過し、UHT殺菌機にて130℃、30秒殺菌して茶エキスを得た。殺菌後のエキスは、糖度6.1°、pH5.2であった。
実施例5:緑茶エキス
1.水蒸気蒸留
国産かぶせ茶10.0kgを、蒸気流量140L/分、茶葉に対して3倍量(30.0kg)の留出液を回収するまで水蒸気蒸留を行った。回収開始から2.5kgの留出液を分取し、後の調合に使用した。
2.抽出液の調製
水蒸気蒸留後の茶葉をカラム型抽出機に仕込み、92℃の温湯64kgをシャワーし、40分間静置後抽出機の下方より抽出液を回収した。回収量は47.5kg、糖度は6.5°であった。
3.調合、濾過、殺菌
留出液2.5kgと抽出液47.5kgを混合し、次いで液を珪藻土濾過し、UHT殺菌機にて130℃、30秒殺菌して茶エキスを得た。殺菌後のエキスは、糖度6.2°、pH5.2であった。
実施例6:緑茶エキス
1.水蒸気蒸留
国産かぶせ茶10.0kgを、蒸気流量140L/分、茶葉に対して3倍量(30.0kg)の留出液を回収するまで水蒸気蒸留を行った。
2.留出液の逆浸透膜濃縮
留出液30.0kgを、逆浸透により2.5kgになるまで濃縮した(RO濃縮留出液)。逆浸透膜としてSEAHAN社製のRE−2521−BLFを使用し、入口圧0.1MPaで実施した。
3.抽出液の調製
水蒸気蒸留後の茶葉をカラム型抽出機に仕込み、92℃の水64kgをシャワーし、40分間静置後抽出機の下方より抽出液を回収した。回収量は47.5kg、糖度は6.5°であった。
4.調合、濾過、殺菌
RO濃縮留出液2.5kgと抽出液47.5kgを混合し、次いで液を珪藻土濾過し、UHT殺菌機にて130℃、30秒殺菌して茶エキスを得た。殺菌後のエキスは、糖度6.2°、pH5.2であった。
実施例7:緑茶エキス
1.水蒸気蒸留
国産かぶせ茶10.0kgを、蒸気流量140L/分、茶葉に対して3倍量(30.0kg)の留出液を回収するまで水蒸気蒸留を行った。
2.留出液の逆浸透膜濃縮
留出液30.0kgを、三菱化学社製セパビーズ[商標]SP2074LにSV3で通液させ、香気成分を吸着させた。次いで、水で後押しした後、60%(W/W)エタノールをSV1.5で通して、強い緑茶用香気を有する含水エタノール部を2.5kg分取した(吸着剤濃縮留出液)。
3.抽出液の調製
水蒸気蒸留後の茶葉をカラム型抽出機に仕込み、92℃の温湯64kgをシャワーし、40分間静置後抽出機の下方より抽出液を回収した。回収量は47.5kg、糖度は6.5°であった。
4.調合、濾過、殺菌
吸着剤濃縮留出液2.5kgと抽出液47.5kgを混合し、次いで液を珪藻土濾過し、UHT殺菌機にて130℃、30秒殺菌して茶エキスを得た。殺菌後のエキスは、糖度7.0°、pH5.2であった。
比較例4:緑茶エキス
1.水蒸気蒸留
国産かぶせ茶10.0kgを、カラム型抽出機に仕込み、92℃の温湯64kgをシャワーし、40分間静置後抽出機の下方より抽出液を回収した。回収量は14.8kg、糖度は7.9°であった。
3.調合、濾過、殺菌
抽出液をUHT殺菌機にて130℃、30秒殺菌して茶エキスを得た。殺菌後のエキスは、糖度7.9°、pH5.7であった。
評価
実施例4〜7及び比較例4で得られた緑茶エキスを表4に記載したポイントによる官能評価を、7名のパネラーで行った。比較例4の茶エキスを5点とし、実施例4〜7の茶エキスを1〜10点で評価した。(平均点±標準偏差 <0.01)尚、比較例4の緑茶エキスは2.4%に希釈し、実施例4〜7の緑茶エキスと同じ糖度とした。
Figure 2007295921
結果
茶葉を水蒸気蒸留して抽出することにより、緑茶エキスの風味等が向上していることが明らかとなった。さらに、水蒸気蒸留で得られた留出液に対し逆浸透膜濃縮処理や疎水性合成吸着剤による濃縮処理を施すことで、さらに緑茶エキスの品質を高めることが可能となった。しかも、香りの強さや質、旨味が上昇するものの、渋味は適度におさえることができた。
本発明によれば、簡便で、抽出効率が高く、高力価となる茶エキスの製造方法を提供することができる。

Claims (8)

  1. 蒸気処理した茶葉から抽出処理を行うことを特徴とする茶エキスの製造方法。
  2. 茶葉に水蒸気蒸留処理を行った残渣に対し、さらに抽出処理を行うものである請求項1に記載の茶エキスの製造方法。
  3. 抽出処理をカラム型抽出機を使用して行うものである、請求項1又は2に記載の茶エキスの製造方法。
  4. 茶葉を水蒸気蒸留処理して得られる留出液と、請求項1乃至3に記載の蒸気処理後の茶葉からの抽出液とを混合することにより得られる茶エキスの製造方法。
  5. 茶葉を水蒸気蒸留処理して得られる留出液を、抽出液との混合前に疎水性合成吸着剤によって濃縮処理することを特徴とする請求項4に記載の茶エキスの製造方法。
  6. 茶葉を水蒸気蒸留処理して得られる留出液を、抽出液との混合前に逆浸透膜濃縮処理することを特徴とする請求項4に記載の茶エキスの製造方法。
  7. 請求項1乃至6に記載の方法により製造された茶エキス。
  8. 請求項1乃至6に記載の方法により製造された茶エキスを含む茶飲料。
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