JP2007293714A - 無線通信装置及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナを専用設計する必要がない上、使用されるデータキャリアの最適化された周波数帯域を意識する必要のない無線通信装置を提供する。
【解決手段】無線波の送受信を行なうアンテナ14と対向する位置に、誘電体17を設ける。そして、アンテナ14と誘電体17との間の相対距離を変動可能とする。そして、アンテナ14の交信領域内に存在するデータキャリア7と通信を行いつつ、アンテナ14と誘電体17との間の相対距離を変動させ、データキャリア7と通信が可能な距離に調整する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)等と称されるデータキャリアと無線通信を行い、当該データキャリアからのデータの読出し及び当該データキャリアへのデータの書込みを行う無線通信装置及びこの無線通信装置を備えた印刷装置に関する。
近年、ICチップとアンテナとを薄いフィルムに内蔵してなるRFIDインレットをラベルシールに取り付けたRFIDラベルが注目されている。このRFIDラベルは、ICチップに多量のデータを保存できること、ICチップへのデータの書込みや読出しを電波または電磁波を利用して非接触で行うため汚れ,埃などの影響を受け難いこと、複数のRFIDラベルからICチップの情報を同時に読込むことができること等の利点がある。
そこで、各種物品にそれぞれ付される物品管理用のラベルに上記RFIDラベルを適用し、物品に関する様々な情報をRFIDラベルのICチップで記憶保持することが考えられる。この場合、物品管理用ラベルの表面には、対応する物品の名称等を印刷する必要がある。
従来、帯状の台紙に多数枚のRFIDラベルを一列に整列させて剥離自在に貼り付けてなるRFIDラベル用紙を取り扱うことが可能で、順次搬送されるRFIDラベルのRFIDインレットに無線通信を利用してデータを書き込むとともに、そのRFIDラベルの表面に必要な情報を印刷するようにした無線通信装置内蔵の印刷装置は既に知られていた。このような印刷装置を用いることにより、前述したような物品管理用ラベルを生成することができる(例えば、特許文献1,2参照)。
ところで、RFIDで使用可能なUHF帯の電磁波周波数帯域は、地域によって異なっている。例えば、日本では950MHz〜956MHzに、米国では902MHz〜928MHzに、欧州では862MHz〜868MHzにそれぞれ定められている。
このため、どの地域でも利用可能な無線通信装置を開発するには、全ての周波数帯域をカバーできる大型のアンテナを用いるか、特定地域専用に周波数帯域が設計されたアンテナを適宜交換できるようにしなければならなかった。前者の場合は、装置内に置かれるアンテナが大型化するため小型化が要望される装置には適用することができない。後者の場合は、アンテナの種類が複数になるため設計工数が増大する。また、コスト高にもなる。
そこで本願出願人は、アンテナの近くに誘電体を配すると、誘電体のアンテナに対する影響によりアンテナの周波数特性が変動する原理を利用し、アンテナから放射される電磁波が通過する位置に誘電体を設け、この誘電体のアンテナに対する距離を、利用地域によって適宜調整することで、上述した問題点を解決できる無線通信装置及び印刷装置を提案済である(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−140548号公報 特開2005−332318号公報
このように、RFIDで使用可能なUHF帯の電磁波周波数帯域は地域毎に決まっている。このため、RFIDラベルは、このラベルが使用される地域に定められた周波数帯域の電磁波で精度よくデータの読み書きができるようにRFIDインレットを設計する必要がある。ただし、RFIDラベルは一般に様々な物品に貼られて使用される。そして、貼られた物品の材質によっては、その物品の誘電率等によりRFIDインレットの最適な周波数帯が大きく変化することが知られている。
例えば、RFIDラベルが書籍のように厚みのある紙質の物品に貼られた場合、そのラベルのRFIDインレットは、最適周波数が50MHz程度低くなる。このため、RFIDで使用可能なUHF帯の電磁波の周波数帯域が950MHz〜956MHzに定められている日本では、書籍用のRFIDラベルは、書籍に貼られた際に50MHz程度低くなることを予め想定して1000MHz程度が最適周波数となるようにRFIDインレットが設計されている。
同様に、RFIDラベルがプラスチックケースのように厚みのあるプラスチック材の物品に貼られた場合、RFIDインレットは、最適周波数が70MHz程度低くなる。このため、プラスチックケース用のRFIDラベルは、ケースに貼られた際に70MHz程度低くなることを予め想定して1020MHz程度が最適周波数となるようにRFIDインレットが設計されている。
一方、商品タグ等の薄い物品に貼られたり、物品に貼られないで使用されるRFIDラベルは、950MHz程度が最適周波数となるようにRFIDインレットが設計されている。
このように、同一地域で利用する場合においても、使用するRFIDラベルの種類によって最適な周波数帯域が異なる場合がある。これに対応するには、アンテナの近くに誘電体を配し、この誘電体のアンテナに対する距離を適正な値に調整することによって、RFIDインレットの最適周波数をその地域で使用可能なUHF帯電磁波の周波数帯域に近づければよい。
しかしながら、使用するRFIDラベルが変わる毎に、そのラベルのRFIDインレットにおける最適周波数をチェックし、それに適合するように誘電体のアンテナに対する距離を手動で調整するのは甚だ面倒であり、解決が望まれていた。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、アンテナを専用設計する必要がない上、使用されるデータキャリアの最適化された周波数帯域を意識する必要のない無線通信装置及びその無線通信装置を備えた印刷装置を提供しようとするものである。
本発明の無線通信装置は、無線波の送受信を行なうアンテナと、このアンテナと対向する位置に設けられた誘電体と、アンテナと誘電体との間の相対距離を変動させる変動手段と、アンテナの交信領域内に存在するデータキャリアと通信を行いつつ変動手段によりアンテナと誘電体との間の相対距離を変動させ、データキャリアと通信が可能な距離に調整する距離調整手段とを備えたものである。
また、本発明の印刷装置は、上記無線通信装置を備えるとともに、データキャリアの印刷部に情報を印刷する印刷手段を備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、アンテナを専用設計する必要がない上、使用されるデータキャリアの最適化された周波数帯域を意識する必要のない無線通信装置及びその無線通信装置を備えた印刷装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、各種の物品に物品管理用ラベルとして貼付されるRFIDラベルを作成するためのRFIDラベルプリンタに本発明を適用した場合である。はじめに、本実施の形態で使用されるRFIDラベル用紙1について、図1乃至図2を用いて説明する。
図1に示すように、RFIDラベル用紙1は、帯状の台紙2と、この台紙2の表面に、用紙搬送方向Cに一列に整列させて剥離自在に貼り付けられた多数枚のRFIDラベル3とから構成されている。各RFIDラベル3は、図1のA−A矢視断面を拡大する図2に示すように、それぞれラベルシート4の裏面側(台紙2との接着面側)に、ICチップ5とアンテナ6とを薄いフィルムに内蔵してなるRFIDインレット7を取り付けた構造となっている。そして、ラベルシート4の表面を情報の印刷面としている。なお、図2において、符号8,9はいずれも接着剤を示している。
RFIDインレット7のICチップ5には、電源生成部,復調部,変調部,メモリ部及びこれらを制御する制御部等が設けられている。電源生成部は、アンテナ6で受信した無線波の整流と安定化を行なうことによりICチップ5の各部に電源を供給する。復調部は、アンテナ6で受信した無線波を復調して制御部へ送出する。変調部は、制御部から送出されたデータを変調してアンテナ6から発信させる。制御部は、復調部で復調されたデータのメモリ部への書込みや、メモリ部からデータを読み出して変調部へ送出する。メモリ部は、データを書換え不能に記憶保持する設定エリアと、任意のデータを書き込み可能なユーザエリアとから構成されている。そして設定エリアには、予めIDコードが書き込まれている。IDコードは、各RFIDインレット7を個々に識別するために予め設定されたRFIDインレット固有のコードである。ここに、RFIDインレットは、データキャリアとして機能する。
次に、前記RFIDラベル用紙1を使用し、順次搬送されるRFIDラベル3のRFIDインレット7に無線通信を利用して非接触でデータを書き込むとともに、そのRFIDラベル3におけるラベルシート4の表面に必要な情報を非接触で印刷するようにしたRFIDラベル印刷装置10について説明する。
図3はRFIDラベル印刷装置10の要部構成を示すブロック図である。RFIDラベル用紙1は、図示しないが、ロール状に巻回された状態でRFIDラベル印刷装置10のラベルホルダにセットされる。そして、ラベルホルダから図示矢印B方向に繰り出されたRFIDラベル用紙1の先端は、所定の搬送路に沿って剥離ローラ11に導かれ、この剥離ローラ11で台紙2のみが巻回されてRFIDラベル3が剥離される。剥離ローラ11で剥離されたRFIDラベル3は、ラベル発行口(不図示)から排出される。剥離ローラ11を巻回した台紙2は、巻取ローラ(不図示)によって巻き取られる。
ラベルホルダから剥離ローラ11までの搬送路上には、RFIDラベル用紙1の搬送方向上流側であるラベルホルダ側から下流側である剥離ローラ11側に向けて順に、ラベルセンサ12、RFIDリーダ・ライタ13のアンテナ14、及び印字ヘッド15が設けられている。ラベルセンサ12は、ラベルホルダから繰り出されたRFIDラベル用紙1に設けられているRFIDラベル3の検出を行うものである。例えば、RFIDラベル3の後端エッジを光学的に検知することによって、RFIDラベル3を検出する。
アンテナ14は、RFIDリーダ・ライタ13の制御により変調された電磁波である無線波を発信し、この無線波を受信したRFIDインレット7から発信される無線波を受信するものである。日本では、RFIDで使用可能なUHF帯の電磁波の周波数帯域が950MHz〜956MHzに定められている。アンテナ14は、この帯域950MHz〜956MHzに対応した周波数特性を有した比較的小型のものである。
RFIDリーダ・ライタ13は、アンテナ14から発信される無線波の交信領域内に存在するRFIDインレット7のメモリ部からデータを非接触で読取ったり、当該メモリ部にデータを非接触で書き込んだりする。ここに、RFIDリーダ・ライタ13及びアンテナ14は、データキャリア(RFIDインレット7)との無線通信により当該データキャリアからのデータの読出し及び当該データキャリアへのデータの書込みを行う無線通信装置を構成する。
印字ヘッド15は、ヘッド駆動部16により駆動され、RFIDラベル3の表面であるラベルシート4の印刷面に種々の情報を印刷するものである。ここに、印字ヘッド15及びヘッド駆動部16は、印刷手段を構成する。
前記アンテナ14とRFIDラベル用紙1の搬送路を挟んで対向する位置には、所望の比誘電率を有する誘電体17が配置されている。誘電体17は、パルスモータ18を駆動源とする誘電体昇降機構19により、前記アンテナ14に近付く上昇方向と前記アンテナから離れる下降方向とに昇降自在となっている。そして、再下降位置をホームポジションとし、誘電体17がホームポジションにあることを検知するためのホームポジションセンサ20が設けられている。ここに、パルスモータ18及び誘電体昇降機構19は、アンテナ14と誘電体17との間の相対距離を変動させる変動手段を構成する。
因みに、誘電体17がホームポジションに位置するときには、この誘電体17のアンテナ14に対する影響が殆どない。したがって、アンテナ14から放射される無線波(電磁波)の周波数特性はほぼ変動しない。しかし、誘電体17がホームポジションから上昇するにしたがって、誘電体17のアンテナ14に対する影響が大きくなる。その結果、アンテナ14から放射される無線波(電磁波)の周波数特性が低い周波数へ変動する。
この他、RFIDラベル印刷装置10には、通信インターフェイス21,記憶部22,搬送系駆動部23及び制御部24等が設けられている。通信インターフェイス21には、当該RFIDラベル印刷装置10を制御して所望のRFIDラベルを発行させるコンピュータ機器等が接続されている。搬送系駆動部23は、ラベルホルダにセットされたRFIDラベル用紙1の搬送と、台紙2を巻き取る巻取ローラの駆動を制御する。
各種データを記憶するためのメモリエリアが形成される記憶部22には、特に、図4に示すデータ構造の誘電体管理テーブル31とパルスカウンタ32とが形成されている。誘電体管理テーブル31には、誘電体昇降機構19によって昇降する誘電体17の最下降位置であるホームポジションHPから最上昇位置PNまでを所定の間隔(一定である必要はない)で区切ったポジションP1,P2,…PN毎に、ホームポジションHPから対応する各ポジションP1,P2,…,PNまで誘電体17が移動するのに必要なパルスモータ18のパルス数k1,k2,…,kNが設定されている。
制御部24は、通信インターフェイス21を介して接続されたコンピュータ機器からRFIDラベル3の発行が指令されると、図5に流れ図に示す手順で各部を制御する。先ず、制御部24は、パルスカウンタ32のカウント値xを“0”にリセットする(ST1)また、用紙搬送系駆動部23の起動を指令する(ST2)。
これにより、RFIDラベル用紙1の搬送が開始されるので、制御部24は、ラベルセンサ12によってRFIDラベル3が検出されるのを待機する(ST3)。そして、RFIDラベル3が検出されたならば、制御部24は、用紙搬送系駆動部23の停止を指令する(ST4)。
次に、制御部24は、RFIDリーダ・ライタ13にRFIDの問合せコマンドを送出する(ST5)。
これにより、RFIDリーダ・ライタ13では、問合せコマンドのデータが変調され、その変調された電磁波である無線波がアンテナ14から発信される。この無線波をRFIDラベル3に取り付けられたRFIDインレット7が受信すると、このRFIDインレット7のICチップ5が起電する。そして、そのメモリ部に記憶されているIDコードが変調され、その変調された電磁波である無線波がRFIDインレット7のアンテナ6から発信される。この無線波は、アンテナ14で受信され、RFIDリーダ・ライタ13でIDコードに復調されて、制御部24に供給される。
そこで制御部24は、RFIDリーダ・ライタ13を介してRFIDインレット7のIDコードが応答されるのを待機する(ST6)。そして、所定時間内にIDコードが応答されたならば(ST6のYES)、制御部24は、通常のラベル発行処理に移行する(ST7)。
すなわち、用紙搬送系駆動部23の再起動を指令後、RFIDリーダ・ライタ13を介してRFIDラベル3のRFIDインレット7にデータを非接触で書き込む。また、ヘッド駆動部16を介して印字ヘッド15を動作させて、同RFIDラベル3のラベルシート4に必要な情報を印刷する。このラベル発行処理は、指定された発行枚数分のRFIDラベル3が発行されるまで繰り返される。そして、RFIDラベル3の発行が完了したならば、搬送系駆動部23を停止させて、この制御を終了する。
一方、問合せコマンドを送信してから所定時間が経過してもRFIDインレット7のIDコードが応答されなかった場合には(ST6のNO)、制御部24は、パルスカウンタ32のカウント値xが“0”にリセットされているか否かを判断する(ST8)。パルスカウンタ32のカウント値xが“0”にリセットされていた場合には、制御部24は、誘電体17がホームポジションHPに位置しているか否かを判断する(ST9)。ホームポジションセンサ20により誘電体17が検出されていない場合には、誘電体17がホームポジションHPに位置していないので、制御部24は、パルスモータ18を逆転駆動する(ST10)。これにより、誘電体昇降機構19が下降動作して、誘電体17がホームポジションHPの方向に下降する(ST10)。そこで制御部24は、ホームポジションセンサ20を監視する(ST11)。そして、ホームポジションセンサ20により誘電体17が検出されるまで、パルスモータ18の逆転駆動を継続する。
ホームポジションセンサ20により誘電体17が検出されたならば、誘電体17がホームポジションHPに位置したので、制御部24は、RFIDリーダ・ライタ13にRFIDの問合せコマンドを再度送出する(ST5)。その結果、所定時間内にIDコードが応答されたならば(ST6のYES)、制御部24は、通常のラベル発行処理に移行する(ST7)。
一方、ST8にてパルスカウンタ32のカウント値xが“0”にリセットされていない場合、あるいはST9にて誘電体17がホームポジションHPに位置している場合には、制御部24は、パルスモータ18に1パルス分の正転駆動を指令する(ST12)。これにより、パルスモータ18が1パルス正転駆動し、誘電体昇降機構19が上昇動作して、誘電体17が1パルス分上昇する。すなわち、誘電体17とアンテナ14との相対距離が1パルス分縮まる。
制御部24は、パルスカウンタ32を“1”だけカウントアップする(ST13)。そして、そのカウント値xが、誘電体管理テーブル31に設定されている最上昇位置のポジションPNに対応した必要パルス数kNを超えたか否かを判断する(ST14)。
カウント値xが必要パルス数kNを越えていない場合には(ST14のNO)、制御部24は、同カウント値xが、誘電体管理テーブル31に設定されている各ポジションP1〜PNに対応した必要パルス数k1〜kNのいずれか1つki(i:1〜N)と一致したか否かを判断する(ST15)。
カウント値xが必要パルス数k1〜kNのいずれとも一致していない場合には(ST15のNO)、制御部24は、パルスモータ18にさらに1パルス分の正転駆動を指令する(ST12)。そして、パルスカウンタ32を“1”だけカウントアップする(ST13)。以後、カウント値xが必要パルス数k1〜kNのいずれかと一致するまで、上記ST12及びST13の処理を繰返し実行する。そして、カウント値xが必要パルス数k1〜kNのいずれか1つkiと一致したならば(ST15のNO)、制御部24は、RFIDリーダ・ライタ13にRFIDの問合せコマンドを再度送出する(ST5)。その結果、所定時間内にIDコードが応答されたならば(ST6のYES)、制御部24は、通常のラベル発行処理に移行する(ST7)。
ここに、制御部24は、アンテナ14の交信領域内に存在するデータキャリア(RFIDインレット)7と通信を行いつつ変動手段(パルスモータ18,誘電体昇降機構19)によりアンテナ14と誘電体17との間の相対距離を変動させ、データキャリアと通信が可能な距離に調整する距離調整手段を構成する。
なお、パルスカウンタ32のカウント値xが誘電体管理テーブル31に設定されている最上昇位置のポジションPNに対応した必要パルス数kNを超えた場合には(ST14のYES)、誘電体17をホームポジションHPから最上昇位置のポジションPNまで上昇させても,RFIDインレット7との交信が正常に行われなかったので、制御部24は、RFIDラベル用紙1のエラーを報知する(ST16)。例えば、通信インターフェイス21を介してエラー信号をラベル発行指令元のコンピュータ機器に送信する。あるいは、図示しないエラー表示部にエラー情報を表示する。
このように本実施の形態のRFIDラベル印刷装置10においては、RFIDリーダ・ライタ13のアンテナ14と対向する位置に誘電体17が配置されている。誘電体17は、パルスモータ18を駆動源とする誘電体昇降機構19により、アンテナ14に近付く上昇方向とアンテナから離れる下降方向とに昇降自在となっている。
かかる構成のRFIDラベル印刷装置10に対してRFIDラベルの発行を指令すると、先ず、RFIDの問合せコマンドがアンテナ14から無線送信される。この問合せに対してRFIDラベル用紙1のRFIDラベル3に取り付けられたRFIDインレット7から応答があると、ラベル発行処理が開始される。
これに対し、問合せに対してRFIDインレット7から応答がないと、誘電体17がホームポジションHPに一旦戻された後、1ステップずつ上昇する。そして、誘電体管理テーブル31に設定されている各ポジションP1,P2,…,PNに到達する毎に、RFIDの問合せコマンドがアンテナ14から無線送信される。
ここで、この問合せに対してRFIDインレット7から応答があると、誘電体17がその応答があった時点のポジションに位置決めされる。そして、ラベル発行処理が開始される。
前述したように、誘電体17がホームポジションに位置するときには、この誘電体17のアンテナ14に対する影響が殆どない。したがって、アンテナ14から放射される無線波の周波数特性はほぼ変動しない。しかし、誘電体17がホームポジションから上昇するにしたがって、誘電体17のアンテナ14に対する影響が大きくなる。その結果、アンテナ14から放射される無線波の周波数特性が低い周波数へ変動する。
アンテナ14は、日本においてRFIDで使用可能なUHF帯の電磁波の周波数帯域として設定された950MHz〜956MHzの周波数特性を有している。したがって、950MHz程度が最適周波数となるようにRFIDインレット7が設計されているRFIDラベル用紙1を用いた場合には、誘電体17がホームポジションHPに位置している状態でRFIDラベル3の発行処理が行なわれる。
一方、書籍用RFIDラベルのように、物品に貼られた際に50MHz程度低くなることを予め想定して1000MHz程度が最適周波数となるようにRFIDインレット7が設計されているRFIDラベル用紙1を用いた場合には、誘電体17がホームポジションHPよりも所定距離だけ上昇した位置でRFIDラベル3の発行処理が行なわれる。このときの誘電体17の位置は、アンテナ14から放射される無線波の周波数が50MHz程度低い周波数へ変動する位置である。この位置は、誘電体17の比誘電率等に基づいて決まる。
また、プラスチック用RFIDラベルのように、物品に貼られた際に70MHz程度低くなることを予め想定して1020MHz程度が最適周波数となるようにRFIDインレット7が設計されているRFIDラベル用紙1を用いた場合には、誘電体17がさらに上昇した位置、つまりでアンテナ14から放射される無線波の周波数が70MHz程度低い周波数へ変動する位置でRFIDラベル3の発行処理が行なわれる。
このように本実施の形態によれば、アンテナ14最適化された周波数帯域が異なるRFIDラベル用紙1を併用しても、ユーザは、その周波数帯域の変化を意識することなくRFIDラベル3の発行業務を行なうことができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、RFIDラベル用紙1の搬送路を挟んでアンテナ14と対向する位置に誘電体17を設けたが、アンテナ14と搬送路との間に誘電体17を配置しても本発明の効果を奏することができる。
また、前記実施の形態では誘電体17を変動手段により変動させてアンテナ14との距離を調整したが、誘電体17を固定し、アンテナ14を変動させて、誘電体17とアンテナ14との距離を調整するように構成してもよい。また、アンテナ14と誘電体17の双方を変動させて、誘電体17とアンテナ14との距離を調整するように構成することも可能である。
また、前記実施の形態では、印刷手段を備えたRFIDラベル印刷装置10に本発明を適用したが、本発明は、RFIDインレット,RFIDタグ等と称される非接触の無線通信によりデータの読み書きが可能なデータキャリアに対する無線通信装置全般に適用できるものである。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態で使用されるRFIDラベル用紙の要部構成を示す模式図。 図1におけるA−A矢視断面図。 同実施の形態におけるRFIDラベル印刷装置の要部構成を示すブロック図。 同実施の形態におけるRFIDラベル印刷装置の記憶部に形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 同実施の形態におけるRFIDラベル印刷装置の制御部が実行する主要な制御処理手順を示す流れ図。
符号の説明
1…RFIDラベル用紙、3…RFIDラベル、7…RFIDインレット、10…RFIDラベル印刷装置、12…ラベルセンサ、13…RFIDリーダ・ライタ、14…アンテナ、15…印字ヘッド、16…ヘッド駆動部、17…誘電体、18…パルスモータ、19…誘電体駆動機構、20…ホームポジションセンサ、23…搬送系駆動部、24…制御部、31…誘電体管理テーブル。

Claims (2)

  1. データキャリアとの無線通信により当該データキャリアからのデータの読出し及び当該データキャリアへのデータの書込みを行う無線通信装置において、
    無線波の送受信を行なうアンテナと、
    このアンテナと対向する位置に設けられた誘電体と、
    前記アンテナと誘電体との間の相対距離を変動させる変動手段と、
    前記アンテナの交信領域内に存在する前記データキャリアと通信を行いつつ前記変動手段により前記アンテナと誘電体との間の相対距離を変動させ、前記データキャリアと通信が可能な距離に調整する距離調整手段と、
    を具備したことを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1記載の無線通信装置を備えるとともに、前記データキャリアの印刷部に情報を印刷する印刷手段を備えたことを特徴とする印刷装置。
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