JP2007292237A - 二重管の接続構造 - Google Patents

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【課題】内管と外管を同心状に保持でき応力の集中を緩和させ、管の破損を防止し配管の接続を確実にできる二重管の接続構造を提供すること。
【解決手段】外管(5)が外部継手(1)で接続され、その内側で内管(6)が内部継手(3)で接続されている。第1保持部材(7)が外部継手の端面と内部継手の端面の間に、第2保持部材(8)が第1保持部材から1.4D〜3.6D(Dは内管の外径)だけ離れて配設される。両方の保持部材の外径は外管の内径よりも小さくされている。保持部材には両側を連通する連通手段を設けることが好ましい。外部継手と外管、または、さらに保持部材が、透明または半透明に形成すると内部が観察できて好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に化学工場において化学溶液や処理廃液などを搬送する二重管の接続構造に関するものであり、さらに詳しくは、内管と外管を同心状に保持でき、継手部分に応力が加わっても応力の集中を緩和させ、ウォーターハンマーなど急激な力が二重管の配管に加わっても管が破損することなく、配管の接続を確実にできる二重管の接続構造である。
二重管の継手部分の接続構造においては、二重管構造の継手を一体的に成形する方法と、既存の継手を組み合わせて二重管の構造を形成する方法があった。既存の継手を組み合わせる方法としては、従来では図6に示すような二重配管のエルボ部の構造があった(例えば、特許文献1参照)。その構成は、エルボ実管101とエルボ実管101を内部に挿脱かつ収納可能なエルボサヤ管102及び二個のスペーサ103とからなり、エルボサヤ管102の直線部104の内壁に突出縁105を有し、各スペーサ103はエルボサヤ管102の直線部104内壁に周端面が摺動可能に嵌合すると共に、周端部を突出縁105に当着させ、一方スペーサ103の中央部に設けた透孔106にエルボ実管101の両端部を嵌合させ、エルボ実管101をエルボサヤ管102内に収納固定するものであった。その効果は、エルボ部の二重管の組み立てを簡易に施工現場で可能とするものであり、二重化構造とすることでの安全性、機能性を向上させるものであった。
特開2001−200980号公報
しかしながら、上記従来の二重配管のエルボ部の構造は、二重配管に応力が加わった場合、例えば高温の流体を流したときにエルボ実管101に接続された実管107は膨張するがエルボサヤ管102に接続されたサヤ管108は実管107と離れているのであまり膨張せず、実管107とサヤ管108の膨張の度合いが異なるために応力が発生するが、二重管の配管の構成上エルボ部などの配管内で動きの限定された継手部分に応力が集中し易くなるため、従来のようにエルボ実管101がエルボサヤ管102内でスペーサ103によって動かない状態で収納固定されていると、エルボ部で応力の集中を緩和できずにスペーサ103、エルボサヤ管102またはエルボ実管101のいずれかの部分が破損する恐れがあるという問題があった。また、エルボサヤ管102またはエルボ実管101に直管状の長い実管107またはサヤ管108を挿入接続させる際に、エルボ実管101がエルボサヤ管102内で動かないので、エルボ実管101とエルボサヤ管102を僅かにずらして軸心合わせの微調整を行うことができず接続作業が困難となったり、接続が不十分となる恐れがあるという問題があった。
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、内管と外管を同心状に保持でき、継手部分に応力が加わっても応力の集中を緩和させ、ウォーターハンマーなど急激な力が二重管の配管に加わっても管が破損することなく、配管の接続を確実にできる二重管の接続構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明によれば、内部継手で接続された内管を、外部継手で接続された外管で被ってなる二重管の接続構造であって、
前記外部継手の端面が前記内部継手の端面よりも軸方向外側に突出して形成され、
前記外部継手の端面と前記内部継手の端面の間の第1の位置と前記外部継手の端面より外側で、第1の位置から所定距離だけ離間した第2の位置とにおいて、前記内管の外周上に前記外管を前記内管から離間せしめるための保持部材が付設されている、
ことを特徴とする二重管の接続構造が提供される。
請求項2の発明によれば、前記第1の位置は、前記内部継手の端面と前記外部継手の端面の中間位置と前記内部継手の端面との間に設定されている。
請求項3の発明によれば、前記第2の位置は、前記内管の外径をDとして、前記第1の位置から1.4D〜3.6Dの間に設定されている。
請求項4の発明によれば、周方向で少なくとも部分的に、前記保持部材と前記外管の間に隙間が設けられている。
請求項5の発明によれば、前記保持部材が、前記内管の外周に溶接、溶着、または、接着されている。
請求項6の発明によれば、前記保持部材に、保持部材で区切られる両側を連通する連通手段を有する
請求項7の発明によれば、前記外管にドレインが付設されている。
請求項8の発明によれば、前記保持部材は、角部が外管の内面に応じて成形された多角形とされている。
請求項9の発明によれば、前記外部継手と前記外管、または、さらに前記保持部材が、透明または半透明に形成されてなる。
請求項10の発明によれば、前記内部継手および前記外部継手が曲がり継手である。
本発明は以上のような構造をしており、以下の優れた効果が得られる。
(1)第一、第二保持部材で内管と外管を保持しているため、内部継手と内管および外部継手と外管の接続構造は常に同心状に保持され、内部継手と外部継手が衝突したり、内管と外管が衝突することが防止でき、内管が破損しても流体が二重管の配管の周辺に流出することがなく、流出した流体による二次被害の発生が防止され、管の破損による被害を最小限に食い止めることができる。
(2)管の膨張や収縮などにより継手部分に応力が加わっても、応力に応じて内部継手を僅かに移動したり変形することにより応力の集中が緩和されるので二重管の配管の破損が防止できる。
(3)ウォーターハンマーなどで急激な力が二重管に加わっても、加わる力を第一保持部材と第二保持部材にほぼ均等に分散させることができ、外管が破損しないように保持できる。
(4)配管作業時に内部継手や外部継手を動かして受口部の挿入角度を微調整することができ、配管の接続を確実にできる。
(5)保持部材に少なくとも一つの切り欠き部または貫通孔を設けると、内管が破損して外管の底部に流体が流れてドレインに流れ込む際に、保持部材で流体の流れを止めることなく短時間で流体を安全に外部へ流出させ、またドレインに流体が流れることで内管の破損や流体の漏れを早期に感知することができる。
(6)外部継手、外管、第一、第二保持部材の全部またはいずれかが透明または半透明となるように形成されると、外部から内管の様子が視認できるので流体の破損や漏れを早期に確認でき、流体の破損や漏れが発生した箇所をすぐに特定できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明が本実施形態に限定されないことは言うまでもない。
図において、1は口径100AのPVC製90°エルボである外部継手である。外部継手1の両側の開口部には受口部2が設けられている。3は外部継手の内部に収納されている口径50AのPVC製90°エルボである内部継手である。内部継手3の両側の開口部には受口部4が設けられている。
5は口径100AのPVC製の外管であり、外管5の一端部が外部継手1の各々の受口部2に挿入接続されている。6は口径50A(外径Dは60mm)のPVC製の内管であり、内管6の一端部が内部継手3の各々の受口部4に挿入接続されている。
7、8はPVC製の第一、第二保持部材である。第一、第二保持部材7、8は円盤形状であり、内周が内管6の外径と略同径となる貫通孔9が設けられ、外周が外管5の内径より小径となり外管5の内周面と隙間ができるように設けられている。第一、第二保持部材7、8は、各々内管6の外周に嵌着されて溶接により固定され、外周の少なくとも一部が外管5の内周面に当接可能に設置されている。これにより内管6と外管5が同心状になるように保持される。また、内部継手3の受口部4端面から第一保持部材7までの長さL1は2mmで設置されており、第一保持部材7から第二保持部材8までの長さL2は内管6の外径Dに対して1.67Dとなる100mmの間隔になる位置に設置されている。また、第一、第二保持部材7、8の外周には等間隔に4箇所の切り欠き部10(図3参照)が設けられており、切り欠き部10の一つが外管5の底部に位置するように設置されている。
次に、本実施形態の二重管の接続構造の接続方法を図1に基づいて説明する。
まず、内管6の外周に第一、第二保持部材7、8を嵌着し、溶接にて固定する。このとき、第一保持部材8は内管6の端面から受口部4の挿入量にL1の2mmを加えた位置で固定し、第二保持部材8は第一保持部材7からL2の100mmの位置で固定する。次に、内部継手3の受口部4に内管6の一端部を挿入して接続する。このとき、内部継手3は外部継手1の内部で固定されていないため、内管6を受口部4に挿入する際に受口部4を動かして挿入角度を微調整することで、容易に内部継手3の受口部4と内管6の軸心を合わせることができ、確実に接続することができる。次に、外部継手1の受口部2に外管5の一端部を挿入して接続する。このとき、外管5は第一、第二保持部材7、8をガイドとして軸心がずれないようにでき、外管5を受口部2に挿入する際も受口部2を動かして挿入角度を微調整して軸心を合わせることで確実に接続することができる。
内管6に嵌着される保持部材7、8の個数は特に限定されずさらに多くの保持部材を設けてもよい。また、第一、第二保持部材7、8は内管6と外管5を同心状に保持できるのであれば円盤状、円筒状、多角形状(三角形、四角形、六角形等)、放射状にリブが伸びた形状など特に限定されない。ここで同心状とは、内管6と外管5の軸心が完全に一致するほど厳密なものではなく、内管と外管が当接しない程度の間隔を維持する範囲内で、おおよそ軸が合っていることである。また、第一、第二保持部材7、8の外周は、内管6と外管5が直接当接しないように外管5の内周面の少なくとも一部に当接可能であれば、第一、第二保持部材7、8の外周を外管5の内径と略同径に設けたり、第一、第二保持部材7、8の外周と外管5の内周の間に隙間ができるように設けたりしても良い。特に第一、第二保持部材7、8の外周と外管5の内周の間に僅かな隙間ができるように設けると、継手部分に応力が集中しようとしても隙間が設けられた範囲内で内部継手3や内管6が僅かに変形したり移動したりすることで応力の集中を緩和して二重管の配管の破損を防止できるので好適である。また、外管5の内周面と第一、第二保持部材7、8の外周の当接部分は、各部材同士が直接当接しても良く、当接部分がシールされた状態でも良く、クッション材を介して当接する構成でも良い。
本発明において、第一保持部材7は、内部継手3の開口部端面から外部継手1の開口部端面までの範囲で内管6の外周に嵌着されてなることが望ましく、内部継手3の開口部端面の位置から僅かな(1mm程度)位置から内部継手3の開口部端面と外部継手1の開口部端面の中間位置までの間であることがより望ましい。これは第一保持部材7は内部継手3の開口部端面から少し離れた位置に設けると、内部継手3が二重管の配管内で移動できる余裕を持つことで継手部分の応力集中を緩和させることができるので好適である。互いに接触する位置でも内部継手3は固定されないため僅かな移動は可能なのでL1の範囲は接触する位置からにする必要がある。また内部継手3が外部継手1の内部から出ないように同心状に保持させるためにL1の範囲は外部継手1の開口部端面の位置までにする必要がある。
また、第一保持部材7から第二保持部材8までの長さL2が、内管6の外径Dに対して1.4D〜3.6Dの間隔で、内管6の外周に嵌着されてなることが望ましく、内管6の口径が40A未満のときは2.8D〜3.6Dであり、内管6の口径が40A以上のときは1.4D〜3.0Dであることがより望ましい。L2は外管5内周面に加わる力を低減させるための範囲であり、第一、第二保持部材7、8が嵌着される内管6の外径Dによって好適な範囲が決まる。2箇所の第一、第二保持部材7、8を一定距離の間隔をとることで、内部継手3が必要以上ガタつくことを抑え、内部継手3および内管6と、外部継手1および外管5を同心状に保持するためにL2を1.4D以上にすることが好ましい。また、例えばウォーターハンマーなどにより図1の矢印方向の力が加わる場合、内部継手3から内管6に伝わった矢印方向の力を内管6を保持する第一、第二保持部材7、8が一定の近さで配置されていることによりほぼ均等に分散させ、外管5と当接する当接部12、13に矢印方向の力を集中させないようにするためL2を3.6D以下にすることが好ましい。
本発明の第一、第二保持部材7、8は、外周に少なくとも1つの切り欠き部10または側面に少なくとも一つの貫通孔11が設けられた構成であることが望ましい。切り欠き部10または貫通孔11の個数や位置は特に限定されないが、第一、第二保持部材7、8の外周(貫通孔11の場合は外周付近)に4箇所以上を等間隔に設けると、保持部材7、8をどのように設置しても、内管6が破損して流体が外管5(内管6外周と外管5内周の間に形成された空間15)に流出した場合、流体が切り欠き部10または貫通孔11を通過して二重管の任意の箇所に設けられたドレイン14(図2参照)まで流れることができ、ドレイン14に流体が流れ込んだことで内管6の破損や流体の漏れを感知することができるので好適である。また、切り欠き部10や貫通孔11は、流体が通過できるのであれば形状は特に限定されないが、図3のような円盤状の第一、第二保持部材7、8の外周に直線状の切り欠き部10が設けられた構成や、図4のような第一、第二保持部材7、8の外周付近に貫通孔11が設けられた構成などが挙げられる。また、切り欠き部10や貫通孔11のいずれか一つが必ず外管の底部に位置するように設けることが望ましい。
また、第一、第二保持部材7、8は内管6の外周に溶接、溶着または接着のいずれかの方法で固定されることが望ましい。これは、例えば二重管が流体温度や気温により伸縮した場合でも、第一、第二保持部材7、8がずれることがなく確実に内管6と外管5を同心状に保持することができるので好適である。
また、外部継手1、外管5、第一、第二保持部材7、8の全部またはいずれかが透明または半透明となるように形成されることが望ましい。これは外部から内管6の様子が視認できるので流体の破損や漏れを早期に確認でき、流体の破損や漏れが発生した箇所をすぐに特定できるので好適である。
本発明の二重管の接続構造は、図1に示したエルボ形状や、図5に示したチーズ形状の他、図示しないベンド形状やソケット形状のものにも適用できる。なお、エルボ形状やベンド形状の曲がり角度は90°が主に用いられるが、45°でも12.5°でもよい。
また、本発明の内部継手3、外部継手1、内管6、外管5、第一、第二保持部材7、8の材質は、ポリ塩化ビニル(以下、PVCと記す)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリビニリデンフルオライド、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレンなどの樹脂、鉄、銅、銅合金、真鍮、アルミニウム、ステンレスなどの金属などいずれでも良く、用途に応じて内部の二重管の配管と外部の配管を異なる材質で設けても良い。
次に、本実施形態の二重管の接続構造の作用を図1、図2に基づいて説明する。
図1において、内管6のみに流体として塩酸を流す。内管6が破損したとき、塩酸が外管5(内管6外周と外管5内周の間に形成された空間15)に流出するが、外管5内に塩酸が貯まり二重管の配管周辺には流出しないため、二重管の配管の周辺に塩酸が流出して塩酸による二次被害が発生することが防止され、内管6の破損による被害を最小限に食い止めることができる。外管5内に貯まった流体は図2のドレイン14を設けることで、安全に外部へ流出させることができる。なお、本発明の二重管に流す流体は、化学溶液や処理廃液など管と継手の材質の耐薬品性が問題ないものであれば特に限定されない。また、内部継手3と内管6および外部継手1と外管5の接続構造は、第一、第二保持部材7、8によって常に同心状に保持され、内部継手3と外部継手1が衝突したり、内管6と外管5が衝突することが防止される。
内管6に高温の流体を流した場合、内部継手3に接続された内管6は膨張するが外部継手1に接続された外管5はあまり膨張せず、内管6と外管5の膨張の度合いが異なるために応力が発生して二重管の配管の構成上内部継手3に応力が集中し易くなるが、内部継手3は外部継手1の内部で保持されないため外部継手1内での移動が可能であり、内部継手3に応力が集中しようとしても応力に応じて内部継手3が僅かに移動したり変形することにより応力の集中が緩和されるので、二重管の配管の破損を防止することができる。また、外気温が高いときや低いときに内管6と外管5で膨張や収縮の度合いが異なるときなどに対しても同様の効果が得られる。
また、ウォーターハンマーなどにより図1の矢印方向の力が加わる場合、内部継手3から内管6に伝わった矢印方向の力は内管6を保持する第一、第二保持部材7、8に伝わり、第一、第二保持部材7、8と外管5内周面とが当接する当接部12、13に矢印方向の力が加わることになる。矢印方向の力は内部継手3に最も近い第一保持部材7の当接部12に集中しようとするが、第一保持部材7から第二保持部材8までの長さL2が内管6の外径Dに対して1.4D〜3.6Dで設けられることにより、矢印方向の力は集中されずに第一保持部材7と第二保持部材8にほぼ均等に分散させることができ、当接部12、13に加わる力は矢印方向の力が集中する場合に比べて1/2程度に抑えることができ、矢印方向に加わる力で外管5が破損しないように保持できる。
また、図2において内管6は破損して流体が外管5(内管6外周と外管5内周の間に形成された空間15)に流出した場合、内管6から流れ出る流体は外管5の底部を流れて二重管の配管の任意の場所に設置されたドレイン14に流れ込み、ドレイン14に流体が流れ込んだことで内管6の破損や流体の漏れを感知することができる。このとき、第一、第二保持部材7、8と外管5内周面とは繋がらずに隙間が設けられており、さらに切り欠き部10を設けることで切り欠き部10を通過して流体が流れることができるので、内管6から流れ出る流体を第一、第二保持部材7、8で止めることなく短時間でドレイン14に流して流体の漏れを感知させることができる。
継手がエルボである本発明の実施形態を示す縦断面図である。 二重管の配管にドレインを設けた本発明の実施形態で内管が破損した場合を示す模式図である。 切り欠き部を有する保持部材を示す斜視図である。 貫通孔を有する保持部材を示す斜視図である。 継手がチーズである本発明の他の実施形態を示す縦断面図である。 従来の二重配管のエルボ部の構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1 外部継手
2 受口部
3 内部継手
4 受口部
5 外管
6 内管
7 第一保持部材
8 第二保持部材
9 貫通孔
10 切り欠き部
11 貫通孔
12 当接部
13 当接部
14 ドレイン
15 空間

Claims (10)

  1. 内部継手で接続された内管を、外部継手で接続された外管で被ってなる二重管の接続構造であって、
    前記外部継手の端面が前記内部継手の端面よりも軸方向外側に突出して形成され、
    前記外部継手の端面と前記内部継手の端面の間の第1の位置と、前記外部継手の端面より外側で、第1の位置から所定距離だけ離間した第2の位置とにおいて、前記内管の外周上に前記外管を前記内管から離間せしめるための保持部材が付設されている、
    ことを特徴とする二重管の接続構造。
  2. 前記第1の位置は、前記内部継手の端面と前記外部継手の端面の中間位置と前記内部継手の端面との間に設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
  3. 前記第2の位置は、前記内管の外径をDとして、前記第1の位置から1.4D〜3.6Dの間に設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
  4. 周方向で少なくとも部分的に、前記保持部材と前記外管の間に隙間が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
  5. 前記保持部材が、前記内管の外周に溶接、溶着、または、接着されている、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
  6. 前記保持部材に、保持部材で区切られる両側を連通する連通手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
  7. 前記外管にドレインが付設されている、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
  8. 前記保持部材は、角部が外管の内面に応じて成形された多角形である、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
  9. 前記外部継手と前記外管、または、さらに前記保持部材が、透明または半透明に形成されてなる、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
  10. 前記内部継手および前記外部継手が曲がり継手である、ことを特徴とする請求項1に記載の二重管の接続構造。
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