JP2007290462A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007290462A
JP2007290462A JP2006118698A JP2006118698A JP2007290462A JP 2007290462 A JP2007290462 A JP 2007290462A JP 2006118698 A JP2006118698 A JP 2006118698A JP 2006118698 A JP2006118698 A JP 2006118698A JP 2007290462 A JP2007290462 A JP 2007290462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
lead wire
shaft
electric power
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006118698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Mizutani
洋斗 水谷
Kazuo Chikaraishi
一穂 力石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2006118698A priority Critical patent/JP2007290462A/ja
Publication of JP2007290462A publication Critical patent/JP2007290462A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】小型のレゾルバを使用することが可能で、レゾルバからの信号を取り出すリード線の断線を防止することが可能な電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】太いリード線54の外周には、細いリード線53との接合部55とグロメット57の内端572との間に、係止部材59が固定されており、係止部材59の右端591がグロメット57の内端572に当接している。細いリード線53と太いリード線54の接合部55は、カバー6の配線孔63の内部にあるので、接合部55には、曲げ等の外力が直接作用せず、接合部55の断線が防止できる。また、太いリード線54に引っ張り力や曲げ力が作用すると、係止部材59の右端591がグロメット57の内端572に当接して、その外力に抵抗するため、接合部55や細いリード線53に外力が加わらないので、細いリード線53の断線を防止することが可能となる
【選択図】図4

Description

本発明は車両用の電動パワーステアリング装置、特に、ステアリングホイールの操舵力を補助するための複数の電動モータを備えた電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置では、油圧式のものに比べて出力が小さいという欠点がある。出力を大きくするためには、電動モータが大型になるため、取付けスペースの確保が困難になる。電動パワーステアリング装置のこの欠点を補い、かつ、車体取付時の配置の自由度を高めるために、分散して配置した小型の複数の電動モータによって、ステアリングホイールの操舵力を補助するようにした電動パワーステアリング装置がある。
このような電動パワーステアリング装置を備えたステアリング装置として、特許文献1、特許文献2、及び、特許文献3に開示された電動パワーステアリング装置がある。特許文献1の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールと機構的に接続されたピニオン軸と、ステアリングホイールとは機構的に分離されたピニオン軸の両方を有している。このピニオン軸の両方に、各々電動モータの操舵補助力を付与して、ピニオン軸下端のピニオンに噛み合うラック軸の往復直線移動で操舵力を車輪側に伝達しているが、ピニオン軸の回転角度を検出するセンサを有していない。
特許文献2の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールと機構的に分離されたピニオン軸を一個有し、このピニオン軸に二個の電動モータの操舵補助力を付与して、ピニオン軸下端のピニオンに噛み合うラック軸の往復直線移動で、操舵力を車輪側に伝達している。特許文献2の電動パワーステアリング装置では、タイロッドの直線移動を検出するタイロッド変位センサはあるが、ピニオン軸の回転角度を検出するセンサを有していない。
特許文献3の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールと機構的に接続された回転部材を一個有し、この回転部材に電動モータの操舵補助力を付与して、回転部材から自在継手を介して結合されるピニオン軸に形成されたピニオンに噛み合うラック軸の往復直線移動で操舵力を車輪側に伝達している。特許文献3の電動パワーステアリング装置では、回転部材の回転角度を検出するセンサ(レゾルバではない)を有し、このセンサに接続されたリード線が、グロメットを通してピニオンハウジングの外部に直接配線されている。
ピニオン軸の回転角度を検出するセンサとしてレゾルバがある。レゾルバは構造が簡単であるため、振動、塵埃、温度等の影響を受けにくく、安価で信頼性が高い。しかし、レゾルバのステータに接続されるリード線は一般的に細く、曲げ力や張力に対して弱く、断線の恐れがある。太いリード線を使用可能にするためには、ステータのコイル線径を太くする必要があるため、レゾルバが大型化してしまう。
また、ステアリングホイールと機構的に接続された回転部材にレゾルバのロータを取り付けると、ステアリングホイールの操舵トルクを伝達する回転部材は、強度的な要求から、ロータ嵌合部の軸径を小さくすることができないため、レゾルバが大型化してしまう。
特開2004−74831号公報 特開2003−170842号公報 特開2005−14814号公報
本発明は、小型のレゾルバを使用することが可能で、レゾルバからの信号を取り出すリード線の断線を防止することが可能な電動パワーステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、第一ピニオンハウジングと第二ピニオンハウジング、上記第一ピニオンハウジングと第二ピニオンハウジングに各々回転可能に軸支された第一ピニオン軸と第二ピニオン軸、上記第一ピニオン軸と第二ピニオン軸の下端に各々形成された第一ピニオンと第二ピニオンに噛み合うラック歯を有し、操舵力を車輪側に伝達するラック軸、上記第一ピニオンハウジングと第二ピニオンハウジングに各々取り付けられ、減速機構を介して所定の操舵補助力を上記第一ピニオン軸と第二ピニオン軸に各々付与する第一電動モータと第二電動モータ、上記第一ピニオン軸の上端に連結され、ステアリングホイールの操舵力を伝達するステアリングシャフト、上記第二ピニオン軸の上端に取り付けられ、第二ピニオン軸と共に回転可能なレゾルバのロータ、上記第二ピニオンハウジングに取り付けられ、上記ロータの回転角度に対応する検出信号を出力するステータ、上記ステータに接続され、ステータの検出信号を伝達するリード線、上記リード線よりも太く、第二ピニオンハウジングに形成された配線孔内で上記リード線に接合され、第二ピニオンハウジングの外部に配線されるリード線を備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明の電動パワーステアリング装置において、上記配線孔の開口部に装着され上記太いリード線を保持するグロメット、上記配線孔内で上記太いリード線に固定され、上記グロメットに当接して太いリード線の移動を規制する係止部材を備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
第3番目の発明は、第2番目の発明の電動パワーステアリング装置において、上記係止部材が上記接合部を被覆する被覆部材であることを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
第1番目の発明の電動パワーステアリング装置では、ステアリングホイールとは機構的に分離されたピニオン軸の上端にレゾルバのロータを取り付け、ピニオンハウジングに形成された配線孔内で、レゾルバのステータに接続されたリード線と、上記リード線よりも太いリード線を接合し、この太いリード線をピニオンハウジングの外部に導いて配線している。従って、リード線の接合部が配線孔内にあるので、接合部には曲げ等の外力が直接作用せず、接合部の断線を防止することができる。
第2番目の発明の電動パワーステアリング装置では、配線孔の開口部に太いリード線を保持するグロメットを装着し、配線孔内で太いリード線に固定した係止部材をグロメットに当接させて太いリード線の移動を規制している。従って、太いリード線に固定された係止部材が、引っ張り力や曲げ力等の外力に抵抗するため、接合部やステータに接続されたリード線に外力が加わらないので、ステータに接続されたリード線や接合部の断線を防止することが可能となる。
第3番目の発明の電動パワーステアリング装置では、接合部を被覆する被覆部材を係止部材と兼用している。従って、接合部の構造が簡単になり、接合部のスペースも小さくて済むため、電動パワーステアリング装置をコンパクトに構成することが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例2を説明する。
図1は本発明の実施例1の電動パワーステアリング装置を示す全体外観図である。図2は図1のステアリングギヤ近傍の一部断面を含む拡大斜視図である。図3は図2のA−A拡大断面図である。図4は図3のP部拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、実施例1の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール11の操舵力を、ステアリングシャフト12、自在継手13を介して、第一ピニオン軸22に伝達している。ステアリングギア4のラックハウジング41の左方には、第一ピニオンハウジング21が一体的に成形され、図示しない軸受によって、第一ピニオン軸22が第一ピニオンハウジング21に回転可能に軸支されている。
第一ピニオン軸22の下端に形成された第一ピニオン23は、ラックハウジング41内に車両幅方向(図1、図2の左右方向)に往復移動可能に内嵌されたラック軸42に連結されている。このステアリングギア4では、第一ピニオン軸22の第一ピニオン23とラック軸42のラック歯421との噛み合いによって、第一ピニオン軸22の回転運動をラック軸42の往復直線運動に変換している。
ラック軸42の両端には、タイロッド43、ナックルアーム44を介して車輪45が連結されている。運転者がステアリングホイール11を操舵することで、その操舵トルクに応じて、第一ピニオン軸22、ラック軸42、タイロッド43、ナックルアーム44を介して、左右の車輪45を操舵することができる。
また、第一ピニオンハウジング21には、第一電動モータ24が取り付けられ、減速機構を介して第一ピニオン軸22に操舵補助力を付与している。この減速機構は、第一ピニオン軸22に圧入固定された第一ウォームホイール25と、この第一ウォームホイール25に噛み合う第一ウォーム26とから構成される。第一ウォーム26は、第一電動モータ24の出力軸に連結されている。これにより、第一電動モータ24が駆動されると、第一ウォーム26、第一ウォームホイール25を介して、第一ピニオン軸22に操舵補助力を付与するようになっている。
図2及び図3に示すように、ステアリングギア4のラックハウジング41の右方には、第二ピニオンハウジング31が一体的に成形され、軸受371、372によって、第二ピニオン軸32が第二ピニオンハウジング31に回転可能に軸支されている。第二ピニオン軸32の下端に形成された第二ピニオン33は、ラック軸42のラック歯421の右方と噛み合って、第二ピニオン軸32の回転運動をラック軸42の往復直線運動に変換している。
図1では、第一ピニオン23が噛み合うラック歯421と、第二ピニオン33が噛み合うラック歯421が、ラック軸42の軸線に対して同一方向に傾斜した歯形形状になっているが、図2に示すように、ラック軸42の軸線に対して、互いに反対方向に傾斜した歯形形状にしてもよい。
また、第二ピニオンハウジング31には、第二電動モータ34が取り付けられている。第二ピニオン軸32の上部には、第二ウォームホイール35が圧入固定され、第二ウォームホイール35と、この第二ウォームホイール35に噛み合う第二ウォーム36とによって減速機構が構成されている。第二ウォーム36は、第二電動モータ34の出力軸に連結されている。これにより、第二電動モータ34が駆動されると、第二ウォーム36、第二ウォームホイール35を介して、第二ピニオン軸32に操舵補助力を付与するようになっている。
第二ピニオン33とラック歯421との噛み合い部のバックラッシュを無くして、ラック軸42を円滑に移動させるために、転がり式ラックガイドが第二ピニオンハウジング31に取り付けられている。すなわち、ラック軸42のラック歯421の背面側の外周面422に、ローラ381をアジャストカバー382によって押し付けている。ローラ381は、円柱状の軸383に複数のニードルころ384によって回転可能に軸支されている。軸383は円筒状のホルダ385の溝386内に収容されている。
第二ピニオンハウジング31には、断面円形のガイド孔311が形成され、このガイド孔311にホルダ385が、図3の左右方向に摺動可能に内嵌している。ガイド孔311の右側の開口部には雌ネジ312が形成され、アジャストカバー382の外周に形成された雄ネジ3821が、雌ネジ312に螺合している。
アジャストカバー382を回転して螺合距離を適度に調整し、ロックナット387でアジャストカバー382を緩み止めすることにより、皿バネ39を介してホルダ385をラック軸42に押しつけ、ラック軸42の外周面422にローラ381を押し付けている。これにより、第二ピニオン33とラック歯421との噛み合い部のバックラッシュを無くし、ラック軸42が円滑に移動するようにしている。
第二ピニオン軸32の上端には、小径軸部321が形成され、この小径軸部321の外周に、レゾルバのロータ51が外嵌されている。ロータ51は、小径軸部321の上端にねじ込まれたナット322によって、小径軸部321に固定されている。ロータ51の固定方法は、ナット322に限定されず、ブッシュを介在させて圧入したり、カシメ加工によって固定したりしてもよい。
第二ピニオン軸32の上端は、ステアリングホイール11とは機構的に分離されていて、ステアリングホイール11の操舵トルクを伝達する必要がないため、ロータ51が外嵌する小径軸部321を小径にすることが可能となる。従って、レゾルバ自体の径寸法を小さくすることが可能となるため、電動パワーステアリング装置をコンパクトに構成することができる。
第二ピニオンハウジング31の上端には、略円盤状のカバー6が固定されている。カバー6には、第二ピニオン軸32と同軸的に、ロータ51の外径よりも大径で、下方側が開口した円筒孔61が形成され、この円筒孔61に、レゾルバのステータ52が内嵌されている。ステータ52は、カバー6の下面に固定された押さえ板62によって、カバー6に固定されている。ロータ51を取り付ける位置は、第二ピニオン軸32の上端に限定されない。すなわち、第二ピニオン軸32上であればどこでもよく、ロータ51の取り付け置に対応した位置にステータ52を配置すればよい。
カバー6には、円筒孔61の右側上端から上方に若干延びた後、右側に90度折れ曲がって外部に開口するL字形の配線孔63が形成されている。配線孔63の折れ曲がる方向は、右側に限定されるものではなく、左側等、必要に応じて任意の方向でよい。ステータ52に接続された細いリード線53は、この配線孔63の垂直部631を通って上方に延びた後、右側に90度折れ曲がり、水平部632で、太いリード線54に接合されている。細いリード線53と太いリード線54の接合部55は、被覆部材56によって被覆されている。
配線孔63の水平部632右端の開口部633には、振動等によるリード線の損傷防止や防水のために、ゴム等の弾性体で成形されたグロメット57が内嵌され、グロメット57の貫通孔571を通して太いリード線54が外部に延びている。グロメット57は、その大径フランジ部の右側面573が押さえ板58によって押圧されて、カバー6に固定されている。
太いリード線54の外周には、細いリード線53との接合部55とグロメット57の内端(左端)572との間に、係止部材59が固定されており、係止部材59の右端591が、グロメット57の内端572に当接している。
このように、細いリード線53と太いリード線54の接合部55は、カバー6の配線孔63の内部にあるので、接合部55には、曲げ等の外力が直接作用せず、接合部55の断線が防止できる。また、太いリード線54に引っ張り力や曲げ力が作用すると、係止部材59の右端591がグロメット57の内端572に当接して、その外力に抵抗する。従って、接合部55や細いリード線53に外力が加わらないので、細いリード線53の断線や、接合部55の破損を防止することが可能となる。
図1に示すように、レゾルバからの信号は、太いリード線54を通してRD(レゾルバデジタル)変換器16に伝達される。RD変換器16は、ロータ51の回転角度を計算して、計算された角度に対応する信号を制御部(ECU)15に出力する。
ステアリングシャフト12にはトルクセンサ14が取り付けられ、ステアリングホイール11を操作した時の操舵トルクがトルクセンサ14で検出される。このトルクセンサ14の検出信号と、RD変換器16からのロータ51の回転角度に基づいて、制御部15がモータ制御信号を発生し、このモータ制御信号に基づいて、操舵トルクに応じた操舵補助トルクを、第一電動モータ24及び第二電動モータ34に発生させる。
次に本発明の実施例2を説明する。図5は本発明の実施例2を示す図3のP部拡大断面図相当である。実施例2は、実施例1の被覆部材自体をグロメット57の内端572に当接させて、リード線に作用する外力に抵抗するための係止部材にしたものである。以下の説明では、上記実施例1と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例1と同一部品には同一番号を付して説明する。
ステータ52に接続された細いリード線53は、配線孔63の垂直部631を通って右側に90度折れ曲がり、水平部632で、太いリード線54に接合されている。配線孔63の折れ曲がる方向は、右側に限定されるものではなく、左側等、必要に応じて任意の方向でよい。細いリード線53と太いリード線54の接合部55は、被覆部材561によって被覆されている。被覆部材561は、実施例1よりも大径で硬い材料で形成されており、被覆部材561の右端562が、グロメット57の内端572に当接している。
太いリード線54に引っ張り力や曲げ力が作用すると、被覆部材561の右端562がグロメット57の内端572に当接して、その外力に抵抗する。従って、接合部55や細いリード線53に外力が加わらないので、細いリード線53の断線や、接合部55の破損を防止することが可能となる。このように、実施例2では、被覆部材561自体を外力に抵抗する係止部材としているため、細いリード線53と太いリード線54の接合部の構造が簡単になり、接合部のスペースも小さくて済むため、電動パワーステアリング装置をコンパクトに構成することができる。
次に本発明の実施例3を説明する。図6は本発明の実施例3の電動パワーステアリング装置を示す図2のA−A拡大断面図相当である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。実施例3は、実施例1の配線孔63の水平部632を所定角度傾斜して形成したものである。
図6に示すように、カバー6には、円筒孔61の右側上端から上方に若干延びた後、右側に折れ曲がって外部に開口する略L字形の配線孔63が形成されている。ステータ52に接続された細いリード線53は、この配線孔63の垂直部631を通って上方に延びた後、右側に折れ曲がり、右上がりに傾斜した傾斜部634で、太いリード線54に接合されている。このように、配線孔63からリード線53を外部に導く角度(第二ピニオン軸32の軸線に対する角度)は、必要に応じて任意の角度を採用することができる。
上記した実施例においては、配線孔63、ステータ52、グロメット57が、第二ピニオンハウジング31上端のカバー6に取り付けられているが、第二ピニオンハウジング31に取り付けても良い。すなわち、本発明の請求項に記載した第二ピニオンハウジングという言葉は、第二ピニオンハウジング31とカバー6を含む概念を表している。
上記した実施例においては、電動モータの操舵補助力が付与されるピニオン軸が二個の例について説明したが、操舵補助力が付与されるピニオン軸を二個以上有する電動パワーステアリング装置に適用してもよい。
本発明の実施例1の電動パワーステアリング装置を示す全体外観図である。 図1のステアリングギヤ近傍の一部断面を含む拡大斜視図である。 図2のA−A拡大断面図である。 図3のP部拡大断面図である。 本発明の実施例2を示す図3のP部拡大断面図相当である。 本発明の実施例3の電動パワーステアリング装置を示す図2のA−A拡大断面図相当である。
符号の説明
11 ステアリングホイール
12 ステアリングシャフト
13 自在継手
14 トルクセンサ
15 制御部
16 RD変換器
21 第一ピニオンハウジング
22 第一ピニオン軸
23 第一ピニオン
24 第一電動モータ
25 第一ウォームホイール
26 第一ウォーム
31 第二ピニオンハウジング
311 ガイド孔
312 雌ネジ
32 第二ピニオン軸
321 小径軸部
322 ナット
33 第二ピニオン
34 第二電動モータ
35 第二ウォームホイール
36 第二ウォーム
371、372 軸受
381 ローラ
382 アジャストカバー
3821 雄ネジ
383 軸
384 ニードルころ
385 ホルダ
386 溝
387 ロックナット
39 皿バネ
4 ステアリングギヤ
41 ラックハウジング
42 ラック軸
421 ラック歯
422 外周面
43 タイロッド
44 ナックルアーム
45 車輪
51 ロータ
52 ステータ
53 細いリード線
54 太いリード線
55 接合部
56 被覆部材
561 被覆部材
562 右端
57 グロメット
571 貫通孔
572 内端
573 右側面
58 押さえ板
59 係止部材
591 右端
6 カバー
61 円筒孔
62 押さえ板
63 配線孔
631 垂直部
632 水平部
633 開口部
634 傾斜部

Claims (3)

  1. 第一ピニオンハウジングと第二ピニオンハウジング、
    上記第一ピニオンハウジングと第二ピニオンハウジングに各々回転可能に軸支された第一ピニオン軸と第二ピニオン軸、
    上記第一ピニオン軸と第二ピニオン軸の下端に各々形成された第一ピニオンと第二ピニオンに噛み合うラック歯を有し、操舵力を車輪側に伝達するラック軸、
    上記第一ピニオンハウジングと第二ピニオンハウジングに各々取り付けられ、減速機構を介して所定の操舵補助力を上記第一ピニオン軸と第二ピニオン軸に各々付与する第一電動モータと第二電動モータ、
    上記第一ピニオン軸の上端に連結され、ステアリングホイールの操舵力を伝達するステアリングシャフト、
    上記第二ピニオン軸の上端に取り付けられ、第二ピニオン軸と共に回転可能なレゾルバのロータ、
    上記第二ピニオンハウジングに取り付けられ、上記ロータの回転角度に対応する検出信号を出力するステータ、
    上記ステータに接続され、ステータの検出信号を伝達するリード線、
    上記リード線よりも太く、第二ピニオンハウジングに形成された配線孔内で上記リード線に接合され、第二ピニオンハウジングの外部に配線されるリード線を備えていること
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載された電動パワーステアリング装置において、
    上記記配線孔の開口部に装着され上記太いリード線を保持するグロメット、
    上配線孔内で上記太いリード線に固定され、上記グロメットに当接して太いリード線の移動を規制する係止部材を備えていること
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項2に記載された電動パワーステアリング装置において、
    上記係止部材が上記接合部を被覆する被覆部材であること
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2006118698A 2006-04-24 2006-04-24 電動パワーステアリング装置 Pending JP2007290462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006118698A JP2007290462A (ja) 2006-04-24 2006-04-24 電動パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006118698A JP2007290462A (ja) 2006-04-24 2006-04-24 電動パワーステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007290462A true JP2007290462A (ja) 2007-11-08

Family

ID=38761536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006118698A Pending JP2007290462A (ja) 2006-04-24 2006-04-24 電動パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007290462A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012196090A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Aisin Aw Co Ltd レゾルバ
JP2014084001A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Jtekt Corp ステアリング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012196090A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Aisin Aw Co Ltd レゾルバ
JP2014084001A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Jtekt Corp ステアリング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100646406B1 (ko) 벨트식 전동장치를 구비한 자동차의 전기식 동력 보조조향장치
KR100651141B1 (ko) 자동차의 전기식 동력 보조 조향 장치
JP4808541B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
EP1764285A1 (en) Electric power steering apparatus for automobile
JP2014234103A (ja) ステアリング装置
JP5467489B2 (ja) ブラシレスモータ及びそれを用いた電動パワーステアリング装置
JP6209912B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US20190382047A1 (en) Power steering apparatus
JP2007285472A (ja) 減速装置及びそれを備えた電動パワーステアリング装置
JP4304444B2 (ja) ステアバイワイヤ装置
JP2007290462A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2004345444A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2000095120A (ja) 電動式パワーステアリング装置におけるピニオン軸の支持構造
JP2010012953A (ja) 電動パワーステアリング装置及び電動パワーステアリング装置用電動モータ
WO2021039009A1 (ja) ステアリング装置
JP2007050845A (ja) 電動パワーステアリング装置
US20070289807A1 (en) Motor and electric power steering system
JP4178320B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2010002325A (ja) トルク検出装置及びパワーステアリング装置
JP2007050752A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3856606B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6183151B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5397663B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2007050844A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2009262848A (ja) 電動パワーステアリング装置