JP2007289097A - 総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比測定用液状試薬 - Google Patents

総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比測定用液状試薬 Download PDF

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木全  伸介
Keizo Yoneda
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Abstract

【課題】本発明は、溶液状態で長期間安定なBCAA測定用試薬、TYR測定用試薬またはBTR測定用試薬を提供することを目的とする。
【解決手段】総分岐鎖アミノ酸を酵素を用いて測定する試薬において、総分岐鎖アミノ酸分解酵素と非特異発色が低減された色源体を共存させることを特徴とする総分岐鎖アミノ酸測定用液状試薬、または、BCAA分解酵素と色源体を別処方とすることによるBCAA測定用液状試薬である。また、チロシンを酵素を用いて測定する試薬において、チロシン分解酵素と金属塩を共存させることを特徴とするチロシン測定用液状試薬である。これら、総分岐鎖アミノ酸測定液状試薬および/またはチロシン測定液状試薬を用いて総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比を算出する総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比測定用液状試薬である。
【選択図】なし

Description

本発明は、総分岐鎖アミノ酸(BCAAと略す)またはチロシン(TYRと略す)または総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比(BTRと略す)測定用試薬組成物に関する。更に詳しくは溶液状態で長期間安定なBCAA、TYRまたはBTR測定用液状試薬に関するものである。
病院の検査室や検査センターで使用されている臨床検査薬のうち、不安定な酵素などを使用している試薬は、安定化のため凍結乾燥品の形態で流通し、使用時に溶解液で溶解して使用するのが主流となっている。BTR測定用試薬も各々酵素、色素などが不安定であり凍結乾燥品の形態で流通している。一方、臨床検査施設では、多項目を測定し検体数も多いため、凍結乾燥品の溶解作業が負担になることが多く、使用時に試薬の調製が不要な溶液状態で長期間安定な測定用試薬の開発が望まれている。BTR測定用試薬に関しても同様であり溶液状態で長期間安定な測定用試薬の開発が望まれている。
現在、臨床検査室で用いられるBTR測定用試薬はBCAA測定用試薬、TYR測定用試薬の2項目の測定試薬がセットとなっており、各々下記反応式で測定され、得られたBCAA値、TYR値の比をとりBTR値を得るものである。たとえば図1、2のような方法が例示される。
前記BTR測定方法に用いられるBTR測定用試薬は、BCAA測定用試薬では慢性肝炎から肝硬変への移行期に血中BCAA濃度が低下することから、診断上低値での精度が必要であることから、高感度測定が必要である。このことから、高感度発色に導く系が必要であり、高感度発色剤としてMTTが用いられる。しかし、MTTは保存中に自然非特異発色があり試薬ブランクが上昇するという問題がある。また、ロイシンデヒドロゲナーゼの活性低下の問題がある。また、TYR測定用試薬ではチロシンデカルボキシラーゼが不安定であり低温下においても長期保存後の感度低下がみられ安定性が十分ではなかった。従って、本発明の目的は、溶液状態で長期間安定なBCAA測定用試薬、TYR測定用試薬またはBTR測定用試薬を提供することにある。
上記課題に鑑み、本発明は、BCAA測定用試薬を安定化させる方法として、BCAA分解酵素と非特異発色が低減された色源体を共存させることによるBCAA測定用液状試薬であり、または、BCAA分解酵素と色源体を別処方とすることによるBCAA測定用液状試薬である。また、TYR測定用試薬を安定化させる方法として、TYR分解酵素と金属化合物とを共存させることによるTYR測定用液状試薬である。また、これらBCAA測定用液状試薬またはTYR測定用液状試薬を用いたBTR測定用液状試薬に関する。
すなわち本発明は、以下のような構成よりなる。
[項1]チロシンを酵素を用いて測定する試薬において、チロシン分解酵素と金属化合物および/またはアミンを含む緩衝剤を共存させることを特徴とするチロシン測定用液状試薬
[項2]チロシン分解酵素がチロシンデカルボキシラーゼまたはβ-チロシナーゼである項1に記載のチロシン測定用液状試薬
[項3]金属化合物が、エチレンジアミン四酢酸鉄(III)、塩化第一鉄(III)、フェロシアン化カリウム、フェロシアン化ナトリウムのいずれかである項1に記載のチロシン測定用液状試薬
[項4]アミンを含む緩衝剤が、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)、2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、ピペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノメタンスルホン酸(TES)、3−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPS)、2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPSO)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPSO)、N−(2−アセトアミド)イミノニ酢酸(ADA)、のいずれかである項1に記載のチロシン測定用液状試薬
[項5]項1〜4に記載のチロシン測定用液状試薬、および、総分岐鎖アミノ酸測定用液状試薬を用いて総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比を算出する総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比測定用液状試薬
さらに本発明は、チロシンを酵素を用いて測定する試薬において、チロシン分解酵素と金属化合物および/またはアミンを含む緩衝剤を共存させることを特徴とするチロシン測定方法であり、また、該チロシン測定用液状試薬、および、総分岐鎖アミノ酸測定用液状試薬を用いて総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比を算出する総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比測定方法である。
あるいは本発明は、チロシンを酵素を用いて測定する試薬において、チロシン分解酵素と金属化合物および/またはアミンを含む緩衝剤を共存させることを含む、チロシン測定試薬の安定化方法であり、また、安定なチロシン測定試薬の製造方法である。
本発明によれば、BCAA測定用試薬においてBCAA分解酵素と非特異発色が低減された色源体を共存させることでBCAA分解酵素の安定性が良好化しBCAA測定用試薬の試薬ブランクが改善することから、安定性、精密性を向上させることができる。また、TYR測定用試薬においてTYR分解酵素と金属化合物とを共存させることによりTYR分解酵素の安定性が良好化しTYR測定用試薬の安定性、精密性を向上させることができる。このことから、BCAA測定用試薬またはTYR測定用試薬の液状試薬化により安定性、精密性の良好なBTR測定液状試薬を提供できる。
本発明の実施の形態としては、BCAA測定用試薬については測定方法として、(1)BCAAに酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADと略す)存在下、ロイシンデヒドロゲナーゼを作用させ、電子伝達体存在下、生成した還元型NADにより還元系発色試薬を還元し発色に導く方法、(2)BCAAにNAD存在下、ロイシンデヒドロゲナーゼを作用させ、生成した還元型NADによりジアホラーゼ存在下、還元系発色試薬を還元し発色に導く方法、(3)BCAAにNAD存在下、ロイシンデヒドロゲナーゼを作用させ、生成した還元型NADをピルビン酸存在下、乳酸デヒドロゲナーゼを作用させ乳酸を生成せしめ、生成した乳酸を乳酸オキシダーゼにより過酸化水素とし、生成した過酸化水素をペルオキシダーゼの存在下、酸化系発色試薬を酸化し発色に導く方法、(4)BCAAにNAD存在下、ロイシンデヒドロゲナーゼを作用させ、電子伝達体存在下、生成した還元型NADをスーパーオキシドジスムターゼの作用により過酸化水素とし、生成した過酸化水素をペルオキシダーゼの存在下、酸化系発色試薬を酸化し発色に導く方法、(5)BCAAにNAD存在下、ロイシンデヒドロゲナーゼを作用させ、生成した還元型NADを還元型NADオキシダーゼの作用により過酸化水素とし、生成した過酸化水素をペルオキシダーゼの存在下、酸化系発色試薬を酸化し発色に導く方法、(6)BCAAにバリンデカルボキシラーゼを作用させモノアミンとし、生成したミノアミンをモノアミンオキシダーゼにより過酸化水素とし、過酸化水素をペルオキシダーゼの存在下、酸化系発色試薬を酸化し発色に導く方法、(7)BCAAに酸化型チオニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(チオNADと略す)存在下、ロイシンデヒドロゲナーゼを作用させ、還元型チオNADに導く方法、がある。
これらの測定系において溶液状態における長期保存安定性を損なう要因としてBCAA分解酵素の安定性と色源体の非特異発色が挙げられるが、BCAA分解酵素と非特異発色が低減された色源体を共存させるかまたは色源体の非特異発色を低減させる組成においてBCAA分解酵素を共存させることにより、BCAA分解酵素の安定性を改善しかつ測定用試薬の試薬ブランクを低減させることがわかった。
BCAA分解酵素としては、特に限定されないが、ロイシンデヒドロゲナーゼ、バリンデカルボキシラーゼが挙げられる。ロイシンデヒドロゲナーゼはバチルス・スフアエリカスなどから得られるが起源は特に限定されない。また、バリンデカルボキシラーゼはプロテウス・ブルガリスより得られるが起源は特に限定されない。反応液中、0.01〜200U/L、好ましくは0.05〜100U/Lの濃度で用いられる。
本発明の非特異発色が低減された色源体とは、長期保存後の試薬ブランクの上昇が少ない色源体であれば特に限定されないが、具体的には、35℃、1週間保存前後の色素の極大吸収における吸光度差が0.2Abs以下、好ましくは0.1Abs以下、より好ましくは0.05Abs以下である。
このような色源体としては、例えば水素供与体として、N-エチル-N-スルホプロピル-3-メトキシアニリン、N-エチル-N-スルホプロピルアニリン、N-エチル-N-スルホプロピル-3,5-ジメトキシアニリン、N-スルホプロピル-3,5-ジメトキシアニリン、N-エチル-N-スルホプロピル-3,5-ジメチルアニリン、N-エチル-N-スルホプロピル-3-メチルアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)アニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン、N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメチルアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メトキシアニリン、N-スルホプロピルアニリン、N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−2,5−ジメチルアニリン等が挙げられる。また、これらのカップラーとして4-アミノアンチピリン、MBTH、NCP等が挙げられる。水素供与体、カップラーは反応液中、0.01〜50mmol/L、好ましくは0.05〜10mmol/Lの濃度で用いられる。
また、ロイコ色素として、4,4’-ベンジリデンビス(N,N-ジメチルアニリン)、4,4’-ビス[N-エチル-N-(3-スルホプロピルアミノ)-2,6-ジメチルフェニル]メタン、1-(エチルアミノチオカルボニル)-2-(3,5-ジメトキシ-4-ヒドロキシフェニル)-4,5-ビス(4-ジエチルアミノフェニル)イミダゾール、ビス[3−ビス(4−クロロフェニル)−メチル−4−ジメチルアミノフェニル]アミン、4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルアミン、N-カルボキシメチルアミノカルボニル)-4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルアミン塩、10-(カルボキシメチルアミノカルボニル)-3,7-ビス(ジメチルアミノ)フェノチアジン塩、10−N−カルボキシメチルカバモイル−3,7−ジメチルアミノ−10H−フェノチアジン塩等が挙げられる。これらは反応液中、0.01〜50mmol/L、好ましくは0.05〜10mmol/Lの濃度で用いられる。
また、テトラゾリウム塩として、2-(4-ヨードフェニル)-3-(4-ニトロフェニル)-5-(2,4-ジスルホフェニル)-2H-テトラゾリウム塩、2-(4-ヨードフェニル)-3-(2,4-ジニトロフェニル)-5-(2,4-ジスルホフェニル)-2H-テトラゾリウム塩、2-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)-3-(4-ニトロフェニル)-5-(2,4-ジスルホフェニル)-2H-テトラゾリウム塩、2-(4-ヨードフェニル)-3-(4-ニトロフェニル)-5-フェニル-2H-テトラゾリウムクロライド、3,3'-(1,1'-ビフェニル-4,4'-ジル)-ビス(2,5-ジフェニル)-2H-テトラゾリウムクロライド、3,3'-[3,3'-ジメトキシ-(1,1'-ビフェニル)-4,4'-ジル]-ビス[2-(4-ニトロフェニル)-5-フェニル-2H-テトラゾリウム クロライド]、2,3-ジフェニル-5-(4-クロロフェニル)テトラゾリウム クロライド、2,5-ジフェニル-3-(p-ジフェニル)テトラゾリウム クロライド、2,3-ジフェニル-5-(p-ジフェニル)テトラゾリウム クロライド、2,5-ジフェニル-3-(4-スチリルフェニル)テトラゾリウム クロライド、2,5-ジフェニル-3-(m-トリル)テトラゾリウム クロライド、2,5-ジフェニル-3-(p-トリル)テトラゾリウム クロライド、2,3-ジフェニル-5-(2-チエニル)テトラゾリウム クロライド、2-ベンゾチアゾイル-3-(4-カルボキシ-2-メトキシフェニル)-5-[4-(2-スルホエチル カルバモイル)フェニル]-2H-テトラゾリウム、2,2'-ジベンゾチアゾイル-5,5'-ビス[4-ジ(2-スルホエチル)カルバモイルフェニル] -3,3'-(3,3'-ジメトキシ-4,4'-ビフェニレン)ジテトラゾリウム塩、2,3-ジフェニル-5-シアノテトラゾリウム クロライド、2,3-ジフェニル-5-カルボキシテトラゾリウム クロライド、2,3-ジフェニル-5-メチルテトラゾリウム クロライド、2,3-ジフェニル-5-エチルテトラゾリウム クロライド、3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニル−2H−テトラゾリウム塩、2−(4−ニトロフェニル)−5−フェニル−3−[4−(4−スルホフェニルアゾ)−2−スルホフェニル]−2H−テトラゾリウム塩、2,5−ジ(4−ニトロフェニル)−3−[4−(4−スルホフェニルアゾ)−2−スルホフェニル]−2H−テトラゾリウム塩、2−(4−ニトロフェニル)−5−(2−スルホフェニル)−3−[4−(4−スルホフェニルアゾ)−2−スルホフェニル]−2H−テトラゾリウム塩などが挙げられる。これらは反応液中、0.01〜50mmol/L、好ましくは0.05〜10mmol/Lの濃度で用いられる。
また、可視部測定可能な補酵素としてチオNAD、チオNADPなどが挙げられる。これらは反応液中、0.01〜50mmol/L、好ましくは0.05〜10mmol/Lの濃度で用いられる。
本発明に用いられる電子伝達体としては、フェナジンメトサルフェート、1-メトキシ-5-メチルフェナジニウムメチルサルフェート、メルドラブルーが挙げられる。電子伝達体の反応液中の初期濃度としては、0.001〜50μmol/L、好ましくは0.01〜10μmol/Lである。
本発明に用いられるジアホラーゼは起源として、例えばバチルス・メガテリウム、クロストリジウム・SPが挙げられる。反応液中、0.01〜100U/L、好ましくは0.05〜50U/Lの濃度で用いられる。
本発明に用いられる還元型NADオキシダーゼは反応液中に、0.5〜100U/mL、好ましくは1〜50U/mLの濃度で用いられる。
また、色源体の非特異発色は溶液組成にも影響される。色源体の非特異発色に影響を与える要因としては、緩衝剤、pH、界面活性剤、防腐剤、安定化剤などがある。前述の色源体を適用するにあたりこれら溶液組成の組み合わせにより非特異発色を低減することができる。
本発明に用いられる緩衝剤としては、非特異発色の要因となりうるアミン類などが不純物として含まないものであれば特に限定はなく、トリス緩衝剤、リン酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、フタル酸緩衝剤、マレイン酸緩衝剤、グリシン緩衝剤、ホウ酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、ジメチルグリシン緩衝剤、グッド緩衝剤などが挙げられる。グッド緩衝剤としてはN−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、N−シクロヘキシル−2−アミノエタンスルホン酸(CHES)、N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPS)、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)、2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、ピペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノメタンスルホン酸(TES)、N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPS)、N−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPSO)、3−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕プロパンスルホン酸(EPPS)、2−ヒドロキシ−3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕プロパンスルホン酸(HEPPSO)、3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPS)、2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPSO)、ピペラジン−1,4−ビス(2−ヒドロキシ−3−プロパンスルホン酸)(POPSO)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPSO)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル-3-アミノプロパンスルホン酸(TAPS)、N-(2-アセトアミド)イミノニ酢酸(ADA)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(Bicine)、N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕グリシン(Tricine)、などが例示される。中でもN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(Bicine)、N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕グリシン(Tricine)、N−シクロヘキシル−2−アミノエタンスルホン酸(CHES)、N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPS)、N−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPSO)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル-3-アミノプロパンスルホン酸(TAPS)、トリス緩衝剤、炭酸緩衝剤、ホウ酸緩衝剤、ジメチルグリシン緩衝剤、ジエタノールアミン緩衝剤は色源体の非特異発色をより低減することから好適である。該緩衝剤のpHは5〜10の範囲で調整されるが、好ましくは酸化型NADまたは酸化型チオNADを含有する試薬のpHを5〜7.5とし、酸化型チオNADを除く色源体を含有する試薬はpH7.5〜10とするのが好ましい。
本発明で用いられる界面活性剤としては特に限定されないが、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤が好適である。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル類として例えばエマルゲン104P、エマルゲン105、エマルゲン106、エマルゲン108、エマルゲン109P、エマルゲン120、エマルゲン123P、エマルゲン147、エマルゲン130K、ノニオンK−204、ノニオンK−215、ノニオンK−220、ノニオンK−230、NIKKOL BL−2、NIKKOL BL−4.2、NIKKOL BL−9EX、NIKKOL BL−21、NIKKOL BL−25、ポリオキシエチレンセチルエーテル類として、エマルゲン210、エマルゲン220、NIKKOL BC−2、NIKKOL BC−5.5、NIKKOL BC−7、NIKKOL BC−10TX、NIKKOL BC−15TX、NIKKOL BC−20TX、NIKKOL BC−23、NIKKOL BC−25TX、NIKKOL BC−30TX、NIKKOL BC−40TX、ノニオンP−208、ノニオンP−210、ノニオンP−213、ポリオキシエチレンステアリルエーテル類として、エマルゲン306P、エマルゲン320P、NIKKOL BS−2、NIKKOL BS−4、NIKKOL BS−20、ノニオンS−206、ノニオンS−207、ノニオンS−215、ノニオンS−220、ポリオキシエチレンオレイルエーテル類としては、エマルゲン404、エマルゲン408、エマルゲン409P、エマルゲン420、エマルゲン430、NIKKOL BO−2、NIKKOL BO−7、NIKKOL BO−10TX、NIKKOL BO−20、NIKKOL BO−50、ノニオンE−206、ノニオンE−215、ノニオンE−230、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル類としては、NIKKOL BB−5、NIKKOL BB−10、NIKKOL BB−20、NIKKOL BB−30等が挙げられる。
また、ポリオキシエチレン2級アルキルエーテル類としては、エマルゲン707、NIKKOL BT−5、NIKKOL BT−7、NIKKOL BT−9、アデカトールSO−80、アデカトールSO−105、アデカトールSO−120、アデカトールSO−135、アデカトールSO−145、アデカトールSO−160、エマルゲン705、エマルゲン707、エマルゲン709等が挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類としては、エマルゲン810、エマルゲン840S、エマルゲン909、エマルゲン910、エマルゲン930、エマルゲン950、トリトンX−100、トリトンX−114、NIKKOL NP−5、NIKKOL NP−7.5、NIKKOL NP−10、NIKKOL NP−15、NIKKOL NP−20、NIKKOL OP−10、NIKKOL OP−30、等が挙げられる。ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル類としてはエマルゲンA60、エマルゲンA90、エマルゲンB66等が挙げられる。オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコポリマー類としては、エマルゲンPP−150、エマルゲンPP−230、エマルゲンPP−250、エマルゲンPP−290、NIKKOL PBC−34、NIKKOL PBC−44、等が挙げられる。ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル類としては、エマレックスDAPE0207、エマレックスDAPE0210、エマレックスDAPE0212、エマレックスDAPE0215、エマレックスDAPE0220、エマレックスDAPE0220等が挙げられる。脂肪酸エステル類としては、レオドールTW−L120、レオドールTW−L106、レオドールTW−P120、レオドールTW−S120、レオドールTW−O120、レオドール460、エマノーン1112、エマノーン3115、エマノーン3170、エマノーン3299、エマノーン3130
ポリオキシエチレンステロール類としては、NIKKOL BPS−10、NIKKOL BPS−20、NIKKOL BPS−30、NIKKOL BPSH−25、NIKKOL DHC−30等が挙げられる。その他には、n−オクチル−β−D−グルコシド、n−ドデシル−β−D−マルトシド、N,N−ビス(3−D−グルコノアミドプロピル)コラミド、N,N−ビス(3−D−グルコノアミドプロピル)デオキシコラミド、n−オクタノイル−N−メチルグルコアミド、n−ノナノイル−N−メチルグルコアミド、n−デカノイル−N−メチルグルコアミド、シュークロースモノカプレート、シュークロースモノラウレート、シュークロースモノコレート、ジギトニン等が挙げられる。
両性イオン界面活性剤としては、例えばアルキルイミダゾリウムベタイン、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルアラニン、アルキルアミンオキサイド、これらの誘導体等が挙げられる。これらのアンヒトール20BS、アンヒトール24B、アンヒトール86B、アンヒトール20Z、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、等が挙げられる。
界面活性剤の濃度は特に限定されないが、反応液中で0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明に用いられる防腐剤として、アジ化物、キレート剤、抗生物質、抗菌剤などが挙げられる。中でもアジ化ナトリウムは好適であり、反応液中で0.001〜1重量%、好ましくは0.01〜0.1重量%である。
本発明に用いられる安定化剤としては、シクロデキストリンおよびその修飾体、クラスターデキストリン、カリックスアレン誘導体、エチレンジアミン四酢酸塩、アミノスルホン酸化合物、スメクタイトなどの膨潤性層状粘土鉱物、ホウ酸塩、カタラーゼなどがある。中でもエチレンジアミン四酢酸塩が好適であり、反応液中で0.01〜10mmol/L、好ましくは0.05〜2mmol/Lである。
本発明では検体中のアスコルビン酸の影響を回避する目的で、アスコルビン酸オキシダーゼを含有してよく、反応液中で0.1〜20U/mL、好ましくは0.5〜10U/mLである。
TYR測定用試薬については測定方法として、(1)TYRにチロシンデカルボキシラーゼを作用させ、生成したチラミンをチラミンオキシダーゼにより過酸化水素とし、生成した過酸化水素をペルオキシダーゼの存在下、酸化系発色試薬を酸化し発色に導く方法、(2)TYRにβ-チロシナーゼを作用させピルビン酸を生成せしめ、ピルビン酸をチアミンピロホスフェート、フラビンアデニンジヌクレオチド存在下、ピルビン酸オキシダーゼの作用により過酸化水素を生成せしめ、生成した過酸化水素をペルオキシダーゼの存在下、酸化系発色試薬を酸化し発色に導く方法、(3)TYRにβ-チロシナーゼを作用させピルビン酸を生成させ、還元型NAD存在下、乳酸デヒドロゲナーゼを作用させ乳酸を生成させ、生成した乳酸を乳酸オキシダーゼにより過酸化水素とし、生成した過酸化水素をペルオキシダーゼの存在下、酸化系発色試薬を酸化し発色に導く方法、がある。この中で好ましい態様としては、(1)が挙げられ、TYR分解酵素として、チロシンデカルボキシラーゼが挙げられる。
これらの測定系において溶液状態における長期保存安定性を損なう要因としてTYR分解酵素の安定性が挙げられるが、TYR分解酵素と金属化合物を含有することにより、TYR分解酵素の安定性を改善しかつ測定用試薬の長期保存安定性が改善することがわかった。
TYR分解酵素としては、特に限定されないが、チロシンデカルボキシラーゼ、β-チロシナーゼが挙げられる。チロシンデカルボキシラーゼはストレプトコッカス・フアエカリスなどから得られるが起源は特に限定されない。また、β-チロシナーゼはエシェリシア・インターメディアより得られるが起源は特に限定されない。反応液中、0.01〜200U/L、好ましくは0.05〜100U/Lの濃度で用いられる。
本発明の金属化合物とは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、マンガンイオン、鉄イオン、コバルトイオン、ニッケルイオンと硫酸、硝酸、炭酸などの無機酸との塩、ヨウ素、臭素、塩素等のハロゲン原子との塩、または酢酸、グルコン酸、プロピオン酸、パンテント酸、エチレンジアミン四酢酸などの有機酸との塩、が挙げられる。中でも、鉄イオンが好ましく、エチレンジアミン四酢酸鉄(III)、塩化第一鉄(III)、フェロシアン化カリウム、フェロシアン化ナトリウム等が挙げられる。金属化合物の濃度としては、反応液中で0.05〜5mmol/L、好ましくは0.1〜0.5mmol/Lである。またこれらの金属化合物は複数組み合わせて用いることができる。
本発明のアミンを含む緩衝剤としては、トリス緩衝剤、グッド緩衝剤などが挙げられる。グッド緩衝剤としては、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、N−シクロヘキシル−2−アミノエタンスルホン酸(CHES)、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)、2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、ピペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノメタンスルホン酸(TES)、N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPS)、N−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPSO)、3−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕プロパンスルホン酸(EPPS)、2−ヒドロキシ−3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕プロパンスルホン酸(HEPPSO)、3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPS)、2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPSO)、ピペラジン−1,4−ビス(2−ヒドロキシ−3−プロパンスルホン酸)(POPSO)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPSO)、N−(2−アセトアミド)イミノニ酢酸(ADA)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(Bicine)、N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕グリシン(Tricine)、などが例示される。好ましくは、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)、2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、ピペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノメタンスルホン酸(TES)、3−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPS)、2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPSO)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPSO)、N−(2−アセトアミド)イミノニ酢酸(ADA)、である。
緩衝剤の濃度としては、好ましくは0.01〜0.5mol/L、より好ましくは0.05〜0.3mol/Lの濃度で用いられる。緩衝剤のpHは5〜9の範囲で調整される。さらには5.5〜8が好ましい。中でも6〜7が好ましい。また、その他、リン酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、フタル酸緩衝剤、マレイン酸緩衝剤、グリシン緩衝剤、ホウ酸緩衝剤などのアミンを含まない緩衝剤と組み合わせて用いることができる。
TYR測定試薬に用いられる色源体としては、例えば水素供与体として、N-エチル-N-スルホプロピル-3-メトキシアニリン、N-エチル-N-スルホプロピルアニリン、N-エチル-N-スルホプロピル-3,5-ジメトキシアニリン、N-スルホプロピル-3,5-ジメトキシアニリン、N-エチル-N-スルホプロピル-3,5-ジメチルアニリン、N-エチル-N-スルホプロピル-3-メチルアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)アニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン、N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメチルアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メトキシアニリン、N-スルホプロピルアニリン、N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−2,5−ジメチルアニリン等が挙げられる。また、これらのカップラーとして4-アミノアンチピリン、MBTH、NCP等が挙げられる。水素供与体、カップラーは反応液中、0.01〜50mmol/L、好ましくは0.05〜10mmol/Lの濃度で用いられる。
また、ロイコ色素として、4,4’-ベンジリデンビス(N,N-ジメチルアニリン)、4,4’-ビス[N-エチル-N-(3-スルホプロピルアミノ)-2,6-ジメチルフェニル]メタン、1-(エチルアミノチオカルボニル)-2-(3,5-ジメトキシ-4-ヒドロキシフェニル)-4,5-ビス(4-ジエチルアミノフェニル)イミダゾール、ビス[3−ビス(4−クロロフェニル)−メチル−4−ジメチルアミノフェニル]アミン、4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルアミン、N-カルボキシメチルアミノカルボニル)-4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルアミン塩、10-(カルボキシメチルアミノカルボニル)-3,7-ビス(ジメチルアミノ)フェノチアジン塩、10−N−カルボキシメチルカバモイル−3,7−ジメチルアミノ−10H−フェノチアジン塩等が挙げられる。これらは反応液中、0.01〜50mmol/L、好ましくは0.05〜10mmol/Lの濃度で用いられる。
本発明で用いられる界面活性剤としては特に限定されないが、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤が好適である。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル類として例えばエマルゲン104P、エマルゲン105、エマルゲン106、エマルゲン108、エマルゲン109P、エマルゲン120、エマルゲン123P、エマルゲン147、エマルゲン130K、ノニオンK−204、ノニオンK−215、ノニオンK−220、ノニオンK−230、NIKKOL BL−2、NIKKOL BL−4.2、NIKKOL BL−9EX、NIKKOL BL−21、NIKKOL BL−25、ポリオキシエチレンセチルエーテル類として、エマルゲン210、エマルゲン220、NIKKOL BC−2、NIKKOL BC−5.5、NIKKOL BC−7、NIKKOL BC−10TX、NIKKOL BC−15TX、NIKKOL BC−20TX、NIKKOL BC−23、NIKKOL BC−25TX、NIKKOL BC−30TX、NIKKOL BC−40TX、ノニオンP−208、ノニオンP−210、ノニオンP−213、ポリオキシエチレンステアリルエーテル類として、エマルゲン306P、エマルゲン320P、NIKKOL BS−2、NIKKOL BS−4、NIKKOL BS−20、ノニオンS−206、ノニオンS−207、ノニオンS−215、ノニオンS−220、ポリオキシエチレンオレイルエーテル類としては、エマルゲン404、エマルゲン408、エマルゲン409P、エマルゲン420、エマルゲン430、NIKKOL BO−2、NIKKOL BO−7、NIKKOL BO−10TX、NIKKOL BO−20、NIKKOL BO−50、ノニオンE−206、ノニオンE−215、ノニオンE−230、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル類としては、NIKKOL BB−5、NIKKOL BB−10、NIKKOL BB−20、NIKKOL BB−30等が挙げられる。
また、ポリオキシエチレン2級アルキルエーテル類としては、エマルゲン707、NIKKOL BT−5、NIKKOL BT−7、NIKKOL BT−9、アデカトールSO−80、アデカトールSO−105、アデカトールSO−120、アデカトールSO−135、アデカトールSO−145、アデカトールSO−160、エマルゲン705、エマルゲン707、エマルゲン709等が挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類としては、エマルゲン810、エマルゲン840S、エマルゲン909、エマルゲン910、エマルゲン930、エマルゲン950、トリトンX−100、トリトンX−114、NIKKOL NP−5、NIKKOL NP−7.5、NIKKOL NP−10、NIKKOL NP−15、NIKKOL NP−20、NIKKOL OP−10、NIKKOL OP−30、等が挙げられる。ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル類としてはエマルゲンA60、エマルゲンA90、エマルゲンB66等が挙げられる。オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコポリマー類としては、エマルゲンPP−150、エマルゲンPP−230、エマルゲンPP−250、エマルゲンPP−290、NIKKOL PBC−34、NIKKOL PBC−44、等が挙げられる。ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル類としては、エマレックスDAPE0207、エマレックスDAPE0210、エマレックスDAPE0212、エマレックスDAPE0215、エマレックスDAPE0220、エマレックスDAPE0220等が挙げられる。脂肪酸エステル類としては、レオドールTW−L120、レオドールTW−L106、レオドールTW−P120、レオドールTW−S120、レオドールTW−O120、レオドール460、エマノーン1112、エマノーン3115、エマノーン3170、エマノーン3299、エマノーン3130
ポリオキシエチレンステロール類としては、NIKKOL BPS−10、NIKKOL BPS−20、NIKKOL BPS−30、NIKKOL BPSH−25、NIKKOL DHC−30等が挙げられる。その他には、n−オクチル−β−D−グルコシド、n−ドデシル−β−D−マルトシド、N,N−ビス(3−D−グルコノアミドプロピル)コラミド、N,N−ビス(3−D−グルコノアミドプロピル)デオキシコラミド、n−オクタノイル−N−メチルグルコアミド、n−ノナノイル−N−メチルグルコアミド、n−デカノイル−N−メチルグルコアミド、シュークロースモノカプレート、シュークロースモノラウレート、シュークロースモノコレート、ジギトニン等が挙げられる。
両性イオン界面活性剤としては、例えばアルキルイミダゾリウムベタイン、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルアラニン、アルキルアミンオキサイド、これらの誘導体等が挙げられる。これらのアンヒトール20BS、アンヒトール24B、アンヒトール86B、アンヒトール20Z、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、等が挙げられる。
界面活性剤の濃度は特に限定されないが、反応液中で0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明に用いられる防腐剤として、アジ化物、キレート剤、抗生物質、抗菌剤などが挙げられる。中でもアジ化ナトリウムは好適であり、反応液中で0.001〜1重量%、好ましくは0.01〜0.1重量%である。
本発明ではその他に、安定化剤、アスコルビン酸オキシダーゼ、カタラーゼなどを含有してよい。安定化剤としては、ピリドキサール5’-リン酸、アルブミンなどが挙げられる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。なお、本発明は実施例により特に限定されるものではない。
(試薬の調製)
下記組成からなるBCAA測定試薬を調製した。
(実施例1)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
1-M-PMS 0.1μmol/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 200mmol/L pH7.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(実施例2)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 200mmol/L pH7.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(実施例3)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
Bicine緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(実施例4)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
Bicine緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
エチレンジアミン四酢酸2水素2カリウム 10mmol/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(実施例5)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
Bicine緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2,2'-ジベンゾチアゾイル-5,5'-ビス[4-ジ(2-スルホエチル)カルバモイルフェニル] -3,3'-(3,3'-ジメトキシ-4,4'-ビフェニレン)ジテトラゾリウム塩(λmax=580nm) 0.5mmol/L
(実施例6)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
Bicine緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2-(4-ヨードフェニル)-3-(2,4-ジニトロフェニル)-5-(2,4-ジスルホフェニル)-2H-テトラゾリウム塩(λmax=433nm) 0.5mmol/L
(実施例7)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
Bicine緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)-3-(4-ニトロフェニル)-5-(2,4-ジスルホフェニル)-2H-テトラゾリウム塩(λmax=460nm) 0.5mmol/L
(実施例8)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型チオNAD 10mmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 200mmol/L pH7.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
(実施例9)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 200mmol/L pH7.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(実施例10)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
Bicine緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(実施例11)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
TAPS緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(実施例12)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
ホウ酸緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(実施例13)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
ジメチルグリシン緩衝液 200mmol/L pH8.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
(比較例1)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mmol/L pH7.0
トリトンX−100 1g/L
1-M-PMS 0.1μmol/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 200mmol/L pH7.5
トリトンX−100 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ 100U/mL
3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニル−2H−テトラゾリウム塩(λmax=565nm) 0.5mmol/L
実施例1〜13、比較例1のBCAA測定用試薬を35℃、7日間保存し、ロイシンデヒドロゲナーゼの残存活性(調製直後の活性値に対する保存後の活性値の割合)を検討した。
Figure 2007289097
結果 表1に示す。比較例1のロイシンデヒドロゲナーゼの残存率が56%に対し実施例1〜13の残存率は72〜98%と良好であった。
次に実施例1〜13、比較例1のBCAA測定試薬の調製直後および35℃、7日間保存した試薬、各々について、下記の測定法にて試料として精製水、500μmol/Lイソロイシン水溶液を測定し500μmol/Lイソロイシン測定吸光度から精製水測定吸光度を差引いた吸光度(感度)を算出し調製直後のその吸光度と比較し相対パーセントを求めた。
(測定法)
日立7180形自動分析機を用いた。試料1.7μLに第一試薬 120μL添加し37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を30μL添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法で測定波長は各々、実施例8は405nm、実施例1〜4、6、7は450nm、実施例9〜13は505nm、実施例5、比較例1は570nmにおける吸光度を測定した。
結果は、精製水および500μmol/Lイソロイシン水溶液の測定吸光度より算出しBCAA濃度として求めた。
Figure 2007289097
結果 表2に示す。比較例1の精製水測定吸光度は35℃、1週間後、0.2Abs以上の吸光度上昇がみられ、標準液測定感度は35℃、1週間後、調製直後に対し28.9%の低下がみられるのに対し、実施例1〜13の精製水測定吸光度は35℃、1週間後の吸光度上昇は0.0019〜0.1553Absで0.2Abs以下であり、35℃、1週間後の標準液測定感度は調製直後に対し77.5〜102.2%と良好であった。
次に実施例1〜13、比較例1のBCAA測定試薬の調製直後および35℃、7日間保存した試薬、各々について同時再現性を検討した。同時再現性は市販管理血清QAPトロールIX、IIX(シスメックス社)を試料とし繰返しn=5で測定し変動係数CV(%)を算出した。
Figure 2007289097
結果 表3に示す。比較例1の製造直後のCVはQAPトロールIXで1.9%、QAPトロールIIXで1.2%、35℃、7日間保存後のCVはQAPトロールIXで4.7%、QAPトロールIIXで2.1%に対し、実施例1〜13では製造直後のCVがQAPトロールIXで0.7〜1.8%、QAPトロールIIXで0.3〜1.1%、35℃、7日間保存後のCVはQAPトロールIXで2.0〜3.2%、QAPトロールIIXで0.5〜1.8%であり良好であった。また、製造直後試薬に対する35℃、7日間保存後試薬測定値の相対%は比較例1がQAPトロールIXで144.0%、QAPトロールIIXで110.3%に対し、実施例1〜13ではQAPトロールIXで96.7〜105.3%、QAPトロールIIXで98.6〜104.5%と良好であった。
(試薬の調製)
下記組成からなるTYR測定試薬を調製した。
(実施例14)
第一試薬
マックィルバイン緩衝液 50mM pH6.0
トリトンX−100 1g/L
N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン 1g/L
フラビンアデニンジヌクレオチド2Na塩 8μmol/L
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 3U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
チラミンオキシダーゼ(東洋紡社製TYO−301) 0.3U/mL
ピリドキサール5-リン酸エステル 10μmol/L
第ニ試薬
マックィルバイン緩衝液 50mM pH6.0
トリトンX−100 1g/L
4−アミノアンチピリン 0.3g/L
チロシンデカルボキシラーゼ 1.2U/mL
フェロシアン化カリウム 0.15mmol/L
(実施例15)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mM pH6.0
トリトンX−100 1g/L
N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン 1g/L
フラビンアデニンジヌクレオチド2Na塩 8μmol/L
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 3U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
チラミンオキシダーゼ(東洋紡社製TYO−301) 0.3U/mL
ピリドキサール5-リン酸エステル 10μmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 50mM pH6.0
トリトンX−100 1g/L
4−アミノアンチピリン 0.3g/L
チロシンデカルボキシラーゼ 1.2U/mL
(実施例16)
第一試薬
PIPES緩衝液 100mM pH6.0
トリトンX−100 1g/L
N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン 1g/L
フラビンアデニンジヌクレオチド2Na塩 8μmol/L
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 3U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
チラミンオキシダーゼ(東洋紡社製TYO−301) 0.3U/mL
ピリドキサール5-リン酸エステル 10μmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 100mM pH6.0
トリトンX−100 1g/L
4−アミノアンチピリン 0.3g/L
チロシンデカルボキシラーゼ 1.2U/mL
(実施例17)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mM pH6.5
トリトンX−100 1g/L
N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン 1g/L
フラビンアデニンジヌクレオチド2Na塩 8μmol/L
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 3U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
チラミンオキシダーゼ(東洋紡社製TYO−301) 0.3U/mL
ピリドキサール5-リン酸エステル 10μmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 50mM pH6.5
トリトンX−100 1g/L
4−アミノアンチピリン 0.3g/L
チロシンデカルボキシラーゼ 1.2U/mL
(実施例18)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mM pH7.0
トリトンX−100 1g/L
N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン 1g/L
フラビンアデニンジヌクレオチド2Na塩 8μmol/L
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 3U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
チラミンオキシダーゼ(東洋紡社製TYO−301) 0.3U/mL
ピリドキサール5-リン酸エステル 10μmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 50mM pH7.0
トリトンX−100 1g/L
4−アミノアンチピリン 0.3g/L
チロシンデカルボキシラーゼ 1.2U/mL
(実施例19)
第一試薬
PIPES緩衝液 50mM pH6.5
トリトンX−100 1g/L
N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン 1g/L
フラビンアデニンジヌクレオチド2Na塩 8μmol/L
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 3U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
チラミンオキシダーゼ(東洋紡社製TYO−301) 0.3U/mL
ピリドキサール5-リン酸エステル 10μmol/L
第ニ試薬
PIPES緩衝液 50mM pH6.5
トリトンX−100 1g/L
4−アミノアンチピリン 0.3g/L
チロシンデカルボキシラーゼ 1.2U/mL
フェロシアン化カリウム 0.15mmol/L
(比較例2)
第一試薬
マックィルバイン緩衝液 50mM pH6.0
トリトンX−100 1g/L
N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン 1g/L
フラビンアデニンジヌクレオチド2Na塩 8μmol/L
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 3U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
チラミンオキシダーゼ(東洋紡社製TYO−301) 0.3U/mL
ピリドキサール5-リン酸エステル 10μmol/L
第ニ試薬
マックィルバイン緩衝液 50mM pH6.0
トリトンX−100 1g/L
4−アミノアンチピリン 0.3g/L
チロシンデカルボキシラーゼ 1.2U/mL
上記、実施例14〜19、比較例2のTYR測定試薬を35℃、7日間保存し、チロシンデカルボキシラーゼの残存活性(調製直後の活性値に対する保存後の活性値の割合)を検討した。
Figure 2007289097
結果 表4に示す。比較例2のhシロシンデカルボキシラーゼの残存率が28%に対し実施例14〜19の残存率は46〜91%と良好であった。
次に実施例14〜19、比較例2のTYR測定試薬の調製直後および35℃、7日間保存した試薬、各々について、下記の測定法にて試料として精製水、200μmol/Lチロシン水溶液を測定し200μmol/Lチロシン水溶液測定吸光度から精製水測定吸光度を差引いた吸光度(感度)を算出し調製直後のその吸光度と比較し相対パーセントを求めた。
(測定法)
日立7170形自動分析機を用いた。試料3.5μLに第一試薬 120μL添加し37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を30μL添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法で570nmにおける吸光度を測定した。
結果は、精製水および200μmol/LL-チロシン水溶液の測定吸光度より算出しチロシン濃度として求めた。
Figure 2007289097
結果 表5に示す。比較例2の標準液測定感度は35℃、1週間後、調製直後に対し38.3%の低下がみられるのに対し、実施例14〜19の35℃、1週間後の標準液測定感度は調製直後に対し83.7〜100.5%と良好であった。
次に実施例14〜19、比較例2のTYR測定試薬の調製直後および35℃、7日間保存した試薬、各々について同時再現性を検討した。同時再現性は市販管理血清QAPトロールIX、IIX(シスメックス社)を試料とし繰返しn=5で測定し変動係数CV(%)を算出した。
Figure 2007289097
結果 表6に示す。比較例2の製造直後のCVはQAPトロールIXで5.9%、QAPトロールIIXで1.5%、35℃、7日間保存後のCVはQAPトロールIXで6.7%、QAPトロールIIXで2.1%に対し、実施例14〜19では製造直後のCVがQAPトロールIXで3.8〜5.6%、QAPトロールIIXで0.8〜1.2%、35℃、7日間保存後のCVはQAPトロールIXで5.2〜6.6%、QAPトロールIIXで1.2〜1.8%であり良好であった。また、製造直後試薬に対する35℃、7日間保存後試薬測定値の相対%は比較例2がQAPトロールIXで86.7%に対し、実施例14〜19ではQAPトロールIXで93.3〜100.0%と良好であった。
次に実施例1〜13のBCAA測定試薬および実施例17のTYR測定試薬の市販管理血清QAPトロールIIX(シスメックス社)測定値より組み合わせを変えてBTR値(BCAA測定値÷TYR測定値)を算出し、製造直後のBTR値に対する35℃、7日間保存後試薬のBTR値の相対%を算出した。また、同じく比較例1のBCAA測定試薬および比較例2のTYR測定試薬の測定値よりBTR値(BCAA測定値÷TYR測定値)を算出し、製造直後のBTR値に対する35℃、7日間保存後試薬のBTR値の相対%を算出した。
Figure 2007289097
結果 表7に示す。製造直後試薬に対する35℃、7日間保存後試薬測定値の相対%は比較例1が106.8%に対し、実施例1〜13のBCAA値と実施例17のTYR値より算出したBTR値では98.5〜104.3%と良好であった。
本発明の総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比測定用液状試薬は、体外診断用医薬品などの用途分野に利用することができ、産業界に寄与することが大である。
BCAA測定法の例示。 チロシン測定法の例示。

Claims (5)

  1. チロシンを酵素を用いて測定する試薬において、チロシン分解酵素と金属化合物および/またはアミンを含む緩衝剤を共存させることを特徴とするチロシン測定用液状試薬
  2. チロシン分解酵素がチロシンデカルボキシラーゼまたはβ-チロシナーゼである請求項1に記載のチロシン測定用液状試薬
  3. 金属化合物が、エチレンジアミン四酢酸鉄(III)、塩化第一鉄(III)、フェロシアン化カリウム、フェロシアン化ナトリウムのいずれかである請求項1に記載のチロシン測定用液状試薬
  4. アミンを含む緩衝剤が、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)、2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、ピペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノメタンスルホン酸(TES)、3−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPS)、2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPSO)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPSO)、N−(2−アセトアミド)イミノニ酢酸(ADA)、のいずれかである請求項1に記載のチロシン測定用液状試薬
  5. 請求項1〜4に記載のチロシン測定用液状試薬、および、総分岐鎖アミノ酸測定用液状試薬を用いて総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比を算出する総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比測定用液状試薬
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