JP2007288829A - 機械の異常検出方法およびその装置 - Google Patents

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和彦 平松
Kazuhiro Nonaka
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Abstract


【課題】 使用する機械に合わせた異常電流と異常周波数をパラメータとして設定し、その組み合わせで機械の故障や機械の劣化を検出できるようにする。
【解決手段】
本発明の異常検出装置は、機械に接続されたモータ2を駆動するインバータと、インバータ内に設けたインバータ主回路3を制御するモータ制御部5と、機械の異常を検出する異常検出部6とからなり、機械が故障や劣化など異常が発生したときに異常信号を出力するものであり、異常検出部は、インバータ内に設けられ、モータの出力周波数を検出する周波数検出器10と、モータの電流を検出する電流検出器13と、モータの異常周波数を予め設定する異常周波数設定器9と、異常電流の値を予め設定する異常電流設定器12と、二つの設定器の値と運転時の出力周波数と電流の値とをそれぞれ比較する比較器11、14とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機械に取り付けて使用するインバータの機械故障・機械劣化検出方法に関する。
従来、モータの過負荷を検出する方法として外乱トルクオブザーバの値と閾値との比較でモータの過負荷を検出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このインバータの機械故障検出方法は、外部からの入力信号に頼っておりインバータ自身で検出はしていない。図3は、従来の機械故障検出方法を示す構成図である。
図3において、112,113,114、Te、ωは、モータに与える指令電流値Iaの外乱トルクを加味したモータ及び機械の動作をモデル化して示したものである。また、115、116、117、118、<Te>は、外乱トルクオブザーバを示しており、外乱トルクの推定値を出力したものである。この値をもって指令電流値Iaを操作し外乱トルクの影響が少ないモータ角速度ωを得ようとしている。この外乱トルクオブザーバの値<Te>がある閾値以上か否かを判断し閾値以上のときはモータ過負荷と判断している。
このように、従来の過負荷検出方法では、外乱トルクオブザーバの値を使用して機械故障を検出するという方法がとられていた。
また、他の従来例として、機械側の異常信号をインバータに入力するものもある。図4は、従来のインバータの外部異常検出方法を示す構成図である。図4において、機械120から出力された異常信号123がインバータの外部異常端子121に入力され、異常出力端子122に出力される。同時に外部異常端子121はモータ停止信号8としてモータ制御部5に入力されモータ2を停止させていた。
特開2001−333589号公報(第1頁、図3)
ところが、従来の機械故障検出方法では、外乱トルクオブザーバの値がある閾値以上か否かを判断し閾値以上のときは異常と判断しているので、その異常判断の精度は外乱トルクオブザーバの検出精度に依存している。外乱トルクオブザーバはいくつかのパラメータを有しそれぞれの設定精度がそのまま外乱トルクオブザーバの検出精度を左右するため異常判断の精度を上げるためには高精度なパラメータ設定が必要になる。オブザーバは計算によって状態をシミュレートしているため、パラメータ設定が正しくないと計算結果が実態とかけはなれ異常判断の信頼性が下がるという問題があった。
また、外部からの入力信号に頼ってインバータ自身で検出していない場合は、機械システム側の検出に依存する。このため、機械システムの検出誤差がインバータにそのまま入力されることによってシステム全体の異常検出誤差になる問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、機械システムにあわせた2つのパラメータの設定だけでインバータ自身で機械システムの故障または劣化を検出することができる、操作・設定が簡単で機械システムの検出誤差のない高精度の異常検出方法とその装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のようにしたものである。
請求項1に記載の発明は、インバータにより駆動されるモータに接続された機械の異常を検出する方法において、前記モータの出力周波数とモータ電流の条件を予め設定し、運転時の出力周波数とモータ電流の値が前記設定された二つの条件を満たしたときに機械の異常と判定し、異常信号を出力するものである。
請求項2に記載の発明は、機械に接続されたモータを駆動するインバータと、前記インバータ内に設けたインバータ主回路を制御するモータ制御部と、前記機械の異常を検出する異常検出部とからなり、前記機械が故障や劣化など異常が発生したときに異常信号を出力する機械の異常検出装置において、前記異常検出部は、前記インバータ内に設けられ、前記モータの出力周波数を検出する周波数検出器と、前記モータの電流を検出する電流検出器と、前記モータの周波数を予め設定する異常周波数設定器と、異常電流の値を予め設定する異常電流設定器と、前記二つの設定器の値と前記運転時の二つの値とをそれぞれ比較する比較器とからなるものである。
請求項3に記載の発明は、インバータにより駆動されるモータに接続された機械の異常を検出する方法において、前記モータの回転速度とモータ電流の条件を予め設定し、運転時の回転速度とモータ電流の値が前記設定された二つの条件を満たしときに機械の異常と判定し、異常信号を出力するものである。
請求項4に記載の発明は、機械に接続されたモータを駆動するインバータと、前記インバータ内に設けたインバータ主回路を制御するモータ制御部と、前記機械の異常を検出する異常検出部とからなり、前記機械が故障や劣化など異常が発生したときに異常信号を出力する機械の異常検出装置において、前記異常検出部は、前記インバータ内に設けられ、前記モータの回転速度を検出する速度検出器と、前記モータの電流を検出する電流検出器と、前記モータの速度を予め設定する異常速度設定器と、異常電流の値を予め設定する異常電流設定器と前記二つの設定器の値と前記運転時の二つの値とをそれぞれ比較する比較器とからなるものである。
請求項1、2に記載の発明によると、モータの出力周波数とモータ電流の条件を予めインバータで設定することにより異常を検出できるので、オブザーバによる検出に比べて簡単な操作・設定で機械システムの検出誤差がなくなりモータ停止や異常情報の出力などシステム全体の精度が向上することができる。
請求項3、4に記載の発明によると、モータの回転速度とモータ電流の条件を予めインバータで設定することによりモータ速度を検出するだけで、より実際の機械の動作に相当する異常を検出できるので、機械システムに合った異常検出ができ、システム全体の異常検出精度をさらに向上させることができる。
以下、本発明を具体的実施例について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例1を示すブロック図であり、機械の異常をモータの出力周波数とモータ電流をインバータにより検出する構成を示している。
図において、1は三相の電源、2は三相のモータ、3はインバータ主回路、4はインバータ制御回路、5はモータ制御部、6は異常検出部、7は検出した異常信号、8はモータ停止信号、9は異常周波数設定器、10は周波数検出器、11、14は比較器、12は異常電流設定器、13は電流検出器である。
インバータ主回路3は、三相の電源1と三相のモータ2に接続されている。インバータ主回路3は内部のスイッチング素子(不図示)のon/offを制御するインバータ制御回路4と接続されている。インバータ主回路3とモータ2の間にはモータ2に流れる駆動電流を検出するCTが接続されている。モータ2は様々な機械に装着され使用されるが機械の異常条件は機械によって異なっている。
つぎに、本実施例の動作について説明する。
(1)先ず、モータ2の出力周波数とモータ電流の値を設定する。
インバータが検出可能な機械の異常は、出力周波数とモータ電流の条件で決めることが可能なので機械120の異常条件を、異常周波数設定器9と異常電流設定器12によりインバータ内蔵のオペレータなどを使ってインバータパラメータとして設定する。
例えば、機械120の動作に合わせて回転速度の値は下限を設定し、トルクの値は上限を設定する。
(2)モータ2を駆動させる。
(3)正常時
機械120が正常状態の場合、モータの電流と出力周波数はCTを介してインバータ制御回路4の中の異常検出部6の電流検出器13と周波数検出器10に入力されるが、検出器の値が設定値内であれば、比較器11、14は動作しないので、異常信号7は出力しない。
(4)異常時
機械120が故障や機械の劣化など異常状態の場合、出力周波数とモータ電流の値の組み合わせが設定値外になると比較器11と比較器14が動作して異常信号7が出力する。
異常検出部6は、周波数検出器10で検出したモータの出力周波数と異常周波数設定器9を比較器11で比較し論理信号(論理値)16を出力する。同様に、電流検出器13で検出したモータ電流値と異常電流設定器12で設定した値とを比較器14で比較し論理値17を出力する。論理演算器(論理積)15は、論理値16と論理値17の両方の入力により異常信号7を出力しインバータ外部に知らせる。
(5)モータ停止
機械120が正常状態の場合は運転を継続するが、故障や機械の劣化など異常状態の場合は、異常信号7はモータ停止信号8としてモータ制御部5に入力されインバータ主回路3のスイッチング素子(不図示)をoffさせてモータの回転を止める。
図2は、本発明の実施例2を示すブロック図であり、機械の異常をモータの回転速度と電流検出が可能なインバータにより検出する構成を示している。
本実施例の動作は、速度検出器でモータ速度を検出することが異なるだけで実施例1と概略同じである。
この場合、三相のモータが装着される機械に合わせて異常電流、異常速度の組み合わせをオペレータなどにより設定することで機械の故障または機械の劣化を検出することができる。
例えば、エレベータやクレーンなど巻き上げ・巻下用途では負荷の釣り落とし検出をさせるために、異常速度設定値と異常電流設定値を通常より大きな値に設定しておく。こうすることによりインバータ自身で機械の異常を検出しインバータ外部に知らせることができる。ブレーキ開閉機能を内蔵したインバータであればインバータ自身でブレーキも閉じることが可能になる。
また、コンベア用途では通常一定速度で運転するが、負荷の異常などでコンベアが想定以上の低速になったり止まってしまう場合が考えられる。この状態を検出させるために異常速度の設定値を通常速度より小さな値にし、異常電流の設定値を通常負荷よりも大きな値に設定しておく。こうすることによりインバータ自身でコンベアの異常を検出し止めることができる。
本発明の実施例1を示すインバータによる機械の異常検出装置の構成図 本発明の実施例2を示すインバータによる速度検出器を使用した機械の異常検出装置の構成図 従来の機械故障検出方法を示す構成図 従来のインバータの外部異常検出方法を示す構成図
符号の説明
1 電源
2 モータ
3 インバータ主回路
4 インバータ制御回路
5 モータ制御部
6 異常検出部
7 異常信号
8 モータ停止信号
9 異常周波数設定器
10 周波数検出器
11、14 比較器
12 異常電流設定器
13 電流検出器
15 論理演算器(論理積)
16、17 論理信号(論理値)
18 異常速度設定器
19 速度検出器
112、117 比例動作部
113 加算部
114 積分動作部
115 微分動作部
116 加算部
118 ローパスフィルタ
120 機械
121 インバータの外部異常端子
122 異常出力端子
123 機械からの異常信号
<Te> 外乱トルクオブザーバ
Te 外乱トルク
ω モータ角速度
Ia 指令電流値

Claims (4)

  1. インバータにより駆動されるモータに接続された機械の異常を検出する方法において、
    前記モータの出力周波数とモータ電流の条件を予め設定し、運転時の出力周波数とモータ電流の値が前記設定された二つの条件を満たしたときに機械の異常と判定し、異常信号を出力することを特徴とする機械の異常検出方法。
  2. 機械に接続されたモータを駆動するインバータと、前記インバータ内に設けたインバータ主回路を制御するモータ制御部と、前記機械の異常を検出する異常検出部とからなり、前記機械が故障や劣化など異常が発生したときに異常信号を出力する機械の異常検出装置において、
    前記異常検出部は、前記インバータ内に設けられ、前記モータの出力周波数を検出する周波数検出器と、前記モータの電流を検出する電流検出器と、前記モータの周波数を予め設定する異常周波数設定器と、異常電流の値を予め設定する異常電流設定器と、前記二つの設定器の値と前記運転時の二つの値とをそれぞれ比較する比較器とからなることを特徴とする機械の異常検出装置。
  3. インバータにより駆動されるモータに接続された機械の異常を検出する方法において、
    前記モータの回転速度とモータ電流の条件を予め設定し、運転時の回転速度とモータ電流の値が前記設定された二つの条件を満たしときに機械の異常と判定し、異常信号を出力することを特徴とする機械の異常検出方法。
  4. 機械に接続されたモータを駆動するインバータと、前記インバータ内に設けたインバータ主回路を制御するモータ制御部と、前記機械の異常を検出する異常検出部とからなり、前記機械が故障や劣化など異常が発生したときに異常信号を出力する機械の異常検出装置において、
    前記異常検出部は、前記インバータ内に設けられ、前記モータの回転速度を検出する速度検出器と、前記モータの電流を検出する電流検出器と、前記モータの速度を予め設定する異常速度設定器と、異常電流の値を予め設定する異常電流設定器と前記二つの設定器の値と前記運転時の二つの値とをそれぞれ比較する比較器とからなることを特徴とする機械の異常検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101430737B1 (ko) 2012-08-31 2014-08-14 세메스 주식회사 에러 검출 방법 및 기판 처리 장치
US9810743B2 (en) 2014-05-13 2017-11-07 Hitachi, Ltd. Deterioration diagnosis system
CN112775719A (zh) * 2019-11-07 2021-05-11 大隈株式会社 进给轴装置的异常诊断方法和异常诊断装置

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