JP2007288639A - 省電力無線lan通信品質制御方法およびシステム並びにその装置 - Google Patents

省電力無線lan通信品質制御方法およびシステム並びにその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007288639A
JP2007288639A JP2006115250A JP2006115250A JP2007288639A JP 2007288639 A JP2007288639 A JP 2007288639A JP 2006115250 A JP2006115250 A JP 2006115250A JP 2006115250 A JP2006115250 A JP 2006115250A JP 2007288639 A JP2007288639 A JP 2007288639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beacon signal
cycle
wireless
period
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006115250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4685696B2 (ja
Inventor
Takeshi Hirakuri
健史 平栗
Mamoru Ogasawara
守 小笠原
Masataka Iizuka
正孝 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2006115250A priority Critical patent/JP4685696B2/ja
Publication of JP2007288639A publication Critical patent/JP2007288639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4685696B2 publication Critical patent/JP4685696B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】省電力制御の効果とマルチキャストの通信品質を維持する省電力無線LAN通信品質制御技術を提供する。
【解決手段】APは、配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号[1−2−1]〜[1−2−5]を送信する周期のn倍(図ではn=2)の周期における配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号[1−2−1]、[1−2−3]、[1−2−5]の送信後においてのみ、ブロードキャストデータ[1−1−11]、[1−1−12]、[1−1−13]を送信する([1−1−1]〜[1−1−5]はマルチキャストデータ)。マルチキャストデータ通信を行わない省電力制御で動作するSTA1は、APと予め前記n倍の周期の情報を共有し、n倍の周期で送信される配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号[1−2−1]、[1−2−3]、[1−2−5]が必ず受信できる条件を満たす一定周期でスリープモードからアウェイクモードに状態を遷移する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線基地局と少なくとも一つの省電力制御で動作する無線端末が存在する無線パケット通信システムにおいて、マルチキャストデータを受信しない無線端末に対して省電力化効果を向上させる手段を有する無線基地局及びこれに従属する無線端末に関する省電力無線LAN通信品質制御方法およびシステム並びにその装置に関する。
一般的に無線パケット通信システムは、全体的な通信ネットワークを構成する際に有線ネットワーク(NW)の一部としてその伝送媒体に無線方式を用いた形態で適用される。すなわち、有線NWの一端のNWインタフェースに無線パケット通信システムを有線接続し、無線接続にて無線端末と有線端末、あるいは無線端末間の通信が行われる形態をとる。
従来のIEEE802.11標準規格(非特許文献1)に準拠する無線LANの通信システムにおいて、省電力制御(PSモード)で動作する無線端末(STA)が無線基地局(AP)の配下に接続されている場合には、APは有線NW側から到達したPSモードSTA宛のデータを一時的に蓄積する。またAPは一定周期で送信するビーコン信号を用いて無線NW情報など(サポートする伝送レートやサービスセット種別(SSID)など)をAP配下のSTAに報知する。その他にビーコン信号が報知する主な情報としては、ビーコンの送信周期(Beacon Interval)の情報や、図1に示すビーコンフレーム内のTIM(Traffic Indication Map)情報要素を含む。TIM情報要素は、ビーコン送信の間欠で送信される配送トラヒック表示マップ(DTIM:Delivery Traffic Indication Map)付きビーコン信号(DTIMビーコン)の間欠の周期情報(間欠するビーコンの数)[2−1]や、次のDTIMビーコンが送信されるまでのカウンター値(ビーコンが送信されるたびにカウンター値を減らし、0となるときのビーコンがDTIMビーコンとなる)[2−2]や、PSモードSTA宛のバッファリングされたデータを、宛先毎にビットマップ化した情報[2−3]などが含まれている。ここでPSモードに移行するSTAは、PSモード移行前に受信したビーコンに含まれるBeacon Intervalの情報を元にSTAでビーコン信号を受信するタイミングを設定し、設定したビーコン信号送信周期の整数倍(あるいは全ビーコン周期毎)でスリープモードからアクティブモードに状態を遷移し、受信したビーコンからバッファリング情報(宛先毎にビットマップ化した情報[2−3])などを取得する。スリープモードは送受信機能を停止し、消費電力を抑える状態であり、アクティブモードは送受信機能が動作する状態である。受信したビーコンのTIM情報要素内の宛先毎のビットマップ情報[2−3]にデータがバッファされていることを報知された各PSモードSTAは、ビーコンを受信した後に、IEEE802.11標準規格に規定されるPSモードにおけるデータの送受信の手順を開始する。
通常のユニキャストのデータはこのような手順によりPSモードSTAとAP間で通信を行うのに対し、PSモードでのブロードキャスト/マルチキャストデータの受信方法は図2で示す手順の例に従う。図2の無線NW構成は、PSモードで動作するSTA1[1−5]、STA2[1−6]と、常にアクティブモード[1−13]で動作するSTA3[1−10](PSモードで動作していないSTA)がAP[1−7]の配下に接続されている。またSTA1[1−5]はマルチキャストのサービスに参加していない端末であり、ブロードキャストデータを受信し、マルチキャストデータは受信しない。AP[1−7]は、ブロードキャスト/マルチキャストデータが蓄積されている場合には、送信周期[1−3]の整数倍の周期[1−4]で送信されるDTIMビーコン[1−2−1]〜[1−2−3]の送信直後に、マルチキャストデータ[1−1−1]、[1−1−2]、[1−1−3](図では黒で表示)およびブロードキャストデータ[1−1−11]、[1−1−12]、[1−1−13](図では白で表示)の送信を行う。PSモードSTAはDTIMビーコンを受信するタイミングでスリープモードからアクティブモードに状態を遷移し、ブロードキャスト/マルチキャストデータを受信する。すなわちPSモードSTAは前述したように各自でビーコン信号を受信するタイミングの周期[1−8]、[1−9]を設定し、設定したタイミング[1−11]、[1−12]でスリープモードからアクティブモードに状態を遷移する上で、図1に示したビーコンに含まれるTIM情報要素のDTIMビーコンの送信される周期[2−1]や、次のDTIMビーコンが送信されるまでのカウンター値[2−2]の情報を元にDTIMビーコンが必ず受信できるタイミングにおいても、アクティブモードに状態を遷移[1−11]、[1−12]する条件を満たすように設定しなければならない。また、マルチキャストデータ[1−1−1]、[1−1−2]、[1−1−3]を受信しないSTA1[1−5]においても、ブロードキャストを受信するためにDTIMビーコンの周期では、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移しなければならず、PSモードで動作していないSTA3[1−10]においても、接続しているAPの配下に、PSモードで接続しているSTAが存在する場合には、DTIMビーコンの周期でブロードキャスト/マルチキャストデータを受信することとなる。
しかるに従来の無線LANシステムでは、APはビーコンを送信する周期およびDTIMビーコンを送信する間欠する周期を長く設定することによって省電力の効果が期待できるものである。またPSモードSTAは、APからのビーコンを受信する周期を長く設定(最大でDTIMビーコンの受信周期)することによって省電力の効果が期待できるものである。しかしPSモードSTAはビーコン受信周期を長く設定した場合には、ユニキャスト/マルチキャストデータの受信に大きな遅延時間が生じることになっていた。この課題を解決する方法として、Wi−Fi WMM−APSD(WMM Power Save(非特許文献2))及びIEEE802.11e標準規格(IEEE Std802.11e−2005(非特許文献3))におけるU−APSD(Unscheduled Automatic Power-Save Delivery)方式ではアプリケーション毎の優先制御およびアプリケーションの通信品質を維持するための遅延や揺らぎの範囲などを考慮し、ビーコンの周期に依存しない方法を用いてユニキャストデータに対する省電力制御方法が規定されている。この方法は、STAがアプリケーション毎の通信品質を維持するために独自の送受信周期でスリープモードからアクティブモードに状態を遷移し、APに自局宛のユニキャストデータの送信を要求するものである。
IEEE Std802.11, 1999 edition, MEDIUM ACCESS CONTROL (MAC) AND PHYSICAL (PHY) SPECIFICATIONS, (7.3.2.6 TIM, 11.2 Power management) WMM Power Save for Mobile and Portable Wi-Fi CERTIFIED Devices, Wi-Fi Alliance December2005, (P7-P12) IEEE Std 802.11e-2005, (11.2 Power management)
従来の無線LANシステムでは、APはビーコンを送信する周期およびDTIMビーコンの間欠する周期を長く設定することにより省電力の効果が期待できるものであった。しかしマルチキャストデータは、DTIMビーコンの送信後のみに送信されるため、大きな遅延及び遅延揺らぎが発生する課題がある。例えば映像(動画像)ストリーム配信のような高い通信品質を要求するアプリケーションがマルチキャストサービスを利用する場合には、マルチキャストデータを受信するSTAは、遅延及び遅延揺らぎによってアプリケーションの再生に支障を来たすこと(バッファリング時間を要するために映像の表示に時間がかかることに起因してスムースな再生ができにくい状況が発生することなど)が生じる可能性があった。そこでDTIMビーコンの間欠する周期を長く設定することに起因する遅延・揺らぎの課題を解決するために、APは事前にDTIMビーコン周期および、ビーコンの周期を短く設定したとき、マルチキャストサービスに参加していないPSモードで動作するSTAにとっては、頻繁にアクティブモードに遷移するために省電力制御の効果は低くなるという課題が存在していた。また、U−APSDの方法を用いた場合にも、ブロードキャスト/マルチキャストデータは、DTIMビーコンの送信後に送信することが規定されているため、このような課題を解決するものではなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためのAPによるブロードキャストデータの送信手順及びSTAによる受信手順を変更する手段を有することにより、省電力制御の効果とマルチキャストの通信品質を維持することを実現する省電力無線LAN通信品質制御方法およびその装置を提供することにある。
本明細書において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
第1の発明は、無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置から構成され、一つないし複数の前記無線端末装置は、データの送受信機能を停止するスリープモードと前記データの送受信機能を起動するアウェイクモードのいずれかの状態に遷移する省電力制御で動作し、前記無線基地局は、一定周期でビーコン信号を送信する手順と、前記ビーコン信号の間欠した周期でビーコン信号に配送トラヒック表示マップの情報を含む、配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信する手順とを有し、また前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信した後にブロードキャストおよびマルチキャストデータを送信する手段を有し、前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態遷移する無線パケット通信システムにおける省電力無線LAN通信品質制御方法であって、前記無線基地局装置は、前記間欠した周期のn倍(nは2以上の整数)の周期における前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の送信後においてのみ、前記ブロードキャストデータを送信し、前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記無線基地局装置と予め前記n倍の周期の情報を共有し、前記マルチキャストデータ通信を行わない場合は、当該n倍の周期で送信される前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態を遷移することを特徴とする。
従来技術では、PSモードSTAに対しては、予めAPで設定・通知されるDTIMビーコン直後にブロードキャストおよびマルチキャストデータが全てのSTAに対して送信されていたのに対し、第1発明の方法は、APおよびPSモードでかつマルチキャストデータ通信を行っていないSTAが、予め設定・通知されるDTIMビーコンのn倍周期の間隔にて双方のブロードキャストデータに関わる送受信制御を行う点が従来技術と異なる。
第2の発明は、無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置から構成され、一つないし複数の前記無線端末装置は、データの送受信機能を停止するスリープモードと前記データの送受信機能を起動するアウェイクモードのいずれかの状態に遷移する省電力制御で動作し、前記無線基地局は、一定周期でビーコン信号を送信する手順と、前記ビーコン信号の間欠した周期でビーコン信号に配送トラヒック表示マップの情報を含む、配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信する手順とを有し、また前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信した後にブロードキャストおよびマルチキャストデータを送信する手段を有し、前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態遷移する無線パケット通信システムにおける省電力無線LAN通信品質制御方法であって、前記無線基地局装置は、前記間欠した周期のn倍(nは2以上の整数)の周期における前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の送信後においてのみ、前記ブロードキャストデータを送信し、前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、一定期間に渡って前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の受信周期をモニタリングする手順を有し、当該モニタリング手順によって前記n倍の周期を検知する手段を有し、前記マルチキャストデータ通信を行わない場合は、前記検知した前記n倍の周期で送信される前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態を遷移することを特徴とする。
従来技術では、APおよびPSモードSTAに対しては、予めAPで設定・通知されるDTIMビーコン直後にブロードキャストおよびマルチキャストデータが全てのSTAに対して送信されていたのに対し、第2の発明の方法は、PSモードに移行しかつマルチキャスト通信を行っていないSTAは、DTIMビーコンを一定期間モニタすることでブロードキャストパケットが送信されるタイミングを検知し、当該検知したタイミングでスリープモードからアウェイクモードへと状態遷移制御動作を実行する点が従来技術と異なる。
本発明は、APおよびPSモードでかつマルチキャストデータ通信を行っていないSTAが、予め設定・通知されるDTIMビーコンのn倍周期の間隔にて双方のブロードキャストデータに関わる送受信制御を行う点が従来技術と異なり、これによりPSモードでマルチキャストデータ通信を行っているSTAの送受信タイミングに左右されることなく、自局STAの省電力化を向上させることができるという効果がある。
また、本発明は、PSモードに移行しかつマルチキャスト通信を行っていないSTAは、DTIMビーコンを一定期間モニタすることでブロードキャストパケットが送信されるタイミングを検知し、当該検知したタイミングでスリープモードからアウェイクモードへと状態遷移制御動作を実行する点が従来技術と異なり、これにより、PSモードでマルチキャストパケット通信を行っていないSTAは、スリープモードからアクティブモードへと状態を遷移するタイミングを自律的に制御判断し、省電力化を向上させることができる効果がある。
以下では、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図3は本発明の実施例1によるブロードキャストデータ送信手順を示す図である。
図3の無線NW構成は、PSモードで動作するSTA1[1−5]、STA2[1−6]と、常にアクティブモード[1−13]で動作するSTA3[1−10](PSモードで動作していないSTA)がAP[1−7]の配下に接続されている。またSTA1[1−5]はマルチキャストのサービスに参加していない端末であり、マルチキャストデータは受信しない。APはDTIMビーコンの送信周期[1−4]の整数倍(n倍)の周期[1−44](図3の例ではDTIMビーコン送信周期の2倍(n=2))において、ブロードキャストデータが蓄積されている場合は、ブロードキャストデータ[1−1−11]、[1−1−12]、[1−1−13](図では白で表示)をDTIMビーコン送信後に送信する。またマルチキャストデータは従来技術の手順に従って、マルチキャストデータが蓄積されている場合は、全てのDTIMビーコン送信後にマルチキャストデータ[1−1−1]、[1−1−2]、[1−1−3]、[1−1−4]、[1−1−5](図では黒で表示)を送信する。ここで、DTIMビーコン送信周期、あるいはビーコン周期は、マルチキャストデータの遅延や揺らぎの低減を考慮して、一般に用いられる期間に対して短い期間を設定する。
マルチキャストのサービスに参加していないPSモードSTA1[1−5]は、PSモードで通信を開始する前に、予めAP[1−7]がブロードキャストデータを送信する前のDTIMビーコン送信周期[1−44]の情報(本実施例では、DTIMビーコン周期の2倍(n=2)である)をAP[1−7]と共有しているものとする。まずはPSモードによる動作開始時には、従来の技術による省電力制御を実施する。その後、STA1[1−5]はブロードキャストを受信した直前のDTIMビーコン受信時[1−15]から、事前にAP[1−7]と共有している周期[1−44]情報を元に、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移する周期の設定を周期[1−11]に変更する。設定変更された周期[1−11]において、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移し、ブロードキャストデータを確実に受信する。また、マルチキャストのサービスに参加しているPSモードSTA[1−6]は、従来技術による省電力制御の手順に従って、全てのDTIMビーコンが受信できるという条件を満たすように周期[1−12]において、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移する。
図4は本実施例によるAPのブロードキャストデータ送信契機のフローチャートである。PSモードで動作するSTAがAP配下に存在する場合は、図4に示すブロードキャストの送信方法によってAPは制御を実施する。APはDTIMビーコン送信完了後に制御を開始[3−1−1]する。DTIMビーコン送信完了後に既知であるブロードキャスト送信周期(n=2)であるかどうかの判断[3−1−2]を行う。No[3−1−3]であれば本制御を終了[3−1−4]する。Yes[3−1−5]であれば、送信するブロードキャストのデータがAPに蓄積されているかどうかの判断[3−1−6]を実施し、蓄積されていない(No[3−1−7])場合には、本制御を終了[3−1−4]する。蓄積されている(Yes[3−1−8])場合には、ブロードキャストデータの送信処理を実施[3−1−9]する。その後、ブロードキャストデータが蓄積される限りはこの動作を繰り返し[3−1−10]実施する。
図5は本実施例によるマルチキャストサービス不参加STAにおけるアクティブモード遷移周期変更方法のフローチャートである。PSモードで動作するSTAは、PSモード動作開始時に図5に示す制御を実施する。PSモード動作開始[3−2−1]後、スリープモードからアクティブモード状態を遷移する周期を設定初期値はn=1と設定[3−2−2]する。その後、マルチキャストのサービスに参加しているかどうかの判断[3−2−3]を行う。参加している(Yes[3−2−4])であるなら、本制御は終了[3−2−5]し、STAは、アクティブモード状態遷移の周期をn=1の設定値に従ってPSモードで動作する。参加していない(No[3−2−6])であるなら、次にアクティブモードへ状態を遷移した際に、ブロードキャストデータを受信したかどうかの判断[3−2−7]を実施する。ブロードキャストデータを受信していない(No[3−2−8])のであれば、ブロードキャストデータを受信するまで繰り返し、本判断[3−2−7]を実施する。ブロードキャストデータを受信した(Yes[3−2−9])場合には、既知である(予めAPとブロードキャストデータを送信する前のDTIMビーコン送信周期の情報を共有している)アクティブモード状態遷移の周期(n=2)へ変更[3−2−10]を行う。その後PSモードの動作が終了[3−2−11]するまで変更されたアクティブモード状態遷移の周期をn=2の変更された値に従ってPSモードで動作する。PSモードの動作が終了(Yes[3−2−13])した場合には、スリープモードからアクティブモード状態を遷移する周期を初期値のn=1と設定[3−2−14]し、本制御を終了[3−2−5]する。
図6は本実施例によるAPのブロードキャストデータ送信制御のブロック図である。APは図6に示すように、上位レイヤ/有線NWから受信したブロードキャストデータをブロードキャストデータメモリ管理部[4−1−12]に蓄積する。ブロードキャスト送信周期制御部[4−1−10]では、ブロードキャストデータを送信するDTIMビーコン送信周期の整数倍(n倍)の周期タイマを管理しており、ブロードキャストデータを送信する周期のタイミングで、送信指示[4−1]をブロードキャスト送信制御部[4−1−13]へ通知する。送信制御部[4−1−13]では、ブロードキャストデータメモリ管理部[4−1−12]から、ブロードキャストデータが蓄積されていることが通知[4−2]されている場合は、送信指示[4−1]を受けたタイミングで、DTIMビーコン送信後に、蓄積されているブロードキャストデータをブロードキャストデータメモリ管理部[4−1−12]から取り出し[4−1−14]、ブロードキャストデータの送信手順を実施する。
図7は本実施例によるPSモードSTAのブロードキャストデータ受信周期制御のブロック図である。図7に示すようにマルチキャスト参加判定部[5−1−5]では、PSモード開始時に自局のSTAがマルチキャストのサービスに参加しているかいないかの判定を行う。マルチキャストサービスに参加していないと判定した場合には、マルチキャスト参加判定部[5−1−5]からブロードキャスト受信判定部および周期制御部[5−1−8]へ通知[5−1−4]を行う。ブロードキャスト受信判定部および周期制御部[5−1−8]では、全てのDTIMビーコン周期を含むタイミングでPSモード制御部[5−3]ヘスリープモードからアクティブモードへの遷移の指示[5−1−9]を通知する。また、ブロードキャストデータを受信した場合には、ブロードキャスト受信周期制御部[5−2]へ通知[5−1−7]を行う。この際、ブロードキャスト受信判定部および周期制御部[5−l−8]は制御の停止と指示[5−1−9]の通知を停止する。ブロードキャスト受信周期制御部[5−2]では、事前にブロードキャストデータを受信するDTIMビーコン送信周期の整数倍の周期の設定がされており、その周期のタイマを管理している。通知[5−1−7]された直前のDTIMビーコンから開始し、ブロードキャストデータを受信するDTIMビーコン送信周期のタイミングでPSモード制御部[5−3]ヘアクティブモード遷移の指示[5−1]を通知する。PSモード制御部[5−3]では、通知された[5−1−9]および[5−1]のタイミングにおいて、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移する制御を行う。すなわち[5−1]の通知によってPSモード制御部[5−3]では、ブロードキャストデータを確実に受信するために図3に示すSTA1[1−5]は、PSモード制御部[5−3]で制御が行われる周期[1−11]においてスリープモードからアクティブモードに状態を遷移する制御を行う。また、マルチキャストサービスに参加していると判定した場合には、マルチキャスト参加判定部[5−1−5]からアクティブモード周期制御部[5−1−6]へ通知[5−1−3]を行う。アクティブモード周期制御部[5−1−6]では、全てのDITIMビーコン周期を含むタイミングでPSモード制御部[5−3]ヘアクティブモード遷移の指示を通知[5−1−2]し、PSモード制御部[5−3]では、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移する制御を行う。この場合、図3に示すSTA2[1−6]は、PSモード制御部[5−3]で制御が行われる全てのDITIMビーコンが受信できる周期[1−12]において、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移する制御を行う。
図8は本発明の実施例2によるアクティブモードへの遷移タイミングを決定する手順を示す図である。
従来技術に対する実施例1に記載されるAPがブロードキャストデータ送信するための手順の発明の相違に加えて、マルチキャストサービスに参加しないPSモードで動作するSTAは、図8に示すSTA1[1−5]の動作手順の例によって、スリープモードからアクティブモードへ遷移するタイミングを決定する。尚、APについては実施例1に示す動作およびブロック図と同様である。
まずSTA1[1−5]はPSモードによる動作開始時には、従来の技術による省電力制御を実施する(例えば、図2の従来技術例に記載するSTA1[1−5]またはSTA2[1−6]の省電力制御動作)。従来技術による省電力制御を実施後、一定期間[1−333](図8の例では、DTIMビーコン送信の4周期分の期間)DTIMビーコン、およびブロードキャストデータの送信状況をDTIM周期毎にモニタリング[1−99−1]〜[1−99−4](図では全部を合わせて[1−99]と表示)する。モニタリング[1−99−1]〜[1−99−4]では、DTIMビーコンが受信された後に、ブロードキャストが受信されるDTIMビーコンを監視し、当該監視対象のDTIMビーコン送信周期(全DTIMビーコン送信周期の整数倍(n倍)の周期[1−222])の値を算出する。この算出した値に基づいて、STA1[1−5]は周期[1−222]のタイミングでスリープモードからアクティブモードに状態遷移する条件を満たすようにビーコン受信周期を決定し、モニタリングを終了する。図8の例では、DTIMビーコン送信周期の2倍(n=2)が統計値情報によって得られた値である。モニタリング[1−99]を終了後には、ブロードキャストデータが受信された直前のDTIMビーコンが送信されたタイミング[1−444]から、前記決定したDTIMビーコン送信周期の整数倍の周期[1−222]においてスリープモードからアクティブモードに状態遷移する手順を実施する。実施手順は実施例1の図3と同様である。すなわち、マルチキャストデータ通信を行わないSTA1[1−5]は、周期[1−11]において、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移する制御を行う。また同様に、マルチキャストデータ通信を行うSTA2[1−6]は、周期[1−12]において、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移する制御を行う。
図9は本実施例によるマルチキャストサービス不参加STAにおけるアクティブモード遷移周期変更方法のフローチャートである。PSモードで動作するSTAは、PSモード動作開始時に図9に示す制御を実施する。PSモード動作開始[3−2−1]後、スリープモードからアクティブモード状態を遷移する周期を設定初期値はn=1と設定[3−2−2]する。その後、マルチキャストのサービスに参加しているかどうかの判断[3−2−3]を行う。参加している(Yes[3−2−4])であるなら、本制御は終了[3−2−5]し、STAは、アクティブモード状態遷移の周期をn=1の設定値に従ってPSモードで動作する。参加していない(No[3−2−6])であるなら、ブロードキャストデータの送信状況をDTIM周期毎にモニタリング[6−1−1]する。モニタリングによってブロードキャスト受信周期が算出されたかどうかの判断[6−1−2]を行う。算出されるまで本判断を繰り返し(No[6−1−3])実施する。算出された(Yes[6−1−4])場合には、モニタリングを終了[6−1−12]する。次にアクティブモードへ状態を遷移した際に、ブロードキャストデータを受信したかどうかの判断[6−1−5]を実施する。ブロードキャストデータを受信していない(No[6−1−6])のであれば、ブロードキャストデータを受信するまで繰り返し、本判断[6−1−5]を実施する。ブロードキャストデータを受信した(Yes[6−1−7])場合には、算出したブロードキャスト受信周期をアクティブモード状態遷移周期へ変更・設定[6−1−8]を行う(図9の例では図8の[1−222]が算出結果であり、n=2へ変更される)。その後PSモードの動作が終了[3−2−11]するまで変更されたアクティブモード状態遷移の周期をn=2の変更された値に従ってPSモードで動作する。PSモードの動作が終了(Yes[3−2−13])した場合には、スリープモードからアクティブモード状態を遷移する周期を初期値のn=1と設定[3−2−14]し、本制御を終了[3−2−5]する。
図10は本実施例によるPSモードSTAのブロードキャストデータ受信周期制御のブロック図である。図10に示すようにマルチキャスト参加判定部[5−1−5]では、PSモード開始時には、自局のSTAがマルチキャストのサービスを受けているかどうかの判定を行う。マルチキャストサービスに参加していないと判定した場合には、マルチキャスト参加判定部[5−1−5]からブロードキャスト受信判定部および周期制御部[5−1−8]へ通知[5−1−4]を行うと同時に、モニタリング制御部[5−1−10]へモニタリング開始指示を通知[5−1−11]する。ブロードキャスト受信判定部および周期制御部[5−1−8]では、全てのDITIMビーコン周期を含むタイミングでPSモード制御部[5−3]ヘアクティブモード遷移の指示[5−1−9]を通知する。またモニタリング制御部[5−4]では、一定期間に渡ってDTIMビーコン信号とブロードキャストデータが送信される周期をモニタリングする。ブロードキャストデータが送信される直前のDTIMビーコンの送信周期が検知されたら、ブロードキャスト受信判定部および周期制御部[5−1−8]へ検知されたDTIMビーコン送信周期の情報を通知[5−1−10]する。また、通知[5−1−10]を実施した後はモニタリング制御を中止する。すなわちモニタリングの制御は、起動時からDTIMビーコンの送信周期が検知されるまでの一定条件下で実施する制御であり、検知された後は検知されたDTIMビーコン送信周期の情報に基づき制御される。ブロードキャスト受信判定部および周期制御部[5−1−8]では、通知[5−1−10]後にブロードキャストデータを受信した場合には、通知[5−1−10]されたDTIMビーコン送信周期の情報を含めてブロードキャスト受信周期制御部[5−2]へ通知[5−1−7]を行う。この際、ブロードキャスト受信判定部および周期制御部[5−1−8]は制御の停止と指示[5−1−9]の通知を停止する。ブロードキャスト受信周期制御部[5−2]では、通知されたDTIMビーコン送信周期の情報を元にしたブロードキャストデータを受信するためのDTIMビーコン周期の設定と設定された周期タイマを管理する。通知[5−1−7]された直前のDTIMビーコンの受信をタイマ開始とし、設定されたタイミングでPSモード制御部[5−3]ヘアクティブモード遷移の指示を通知[5−1]する。PSモード制御部[5−3]では通知情報[5−1−9および5−1]に基づき、スリープモードからアクティブモードに状態遷移する制御を行う。すなわちPSモード制御部[5−3]では、通知[5−1]によってブロードキャストデータを確実に受信するために、図3に示すSTA1[1−5]はPSモード制御部[5−3]で制御が行われる周期[1−11]において、スリープモードからアクティブモードに状態遷移する制御を行う。また、マルチキャストサービスに参加していると判定した場合には、マルチキャスト参加判定部[5−1−5]からアクティブモード周期制御部[5−1−6]へ通知[5−1−3]を行う。アクティブモード周期制御部[5−1−6]では、全てのDTIMビーコン周期を含むタイミングでPSモード制御部[5−3]ヘアクティブモード遷移の指示を通知[5−1−2]し、PSモード制御部[5−3]では、スリープモードからアクティブモードに状態遷移する制御を行う。この場合、図3に示すSTA2[1−6]が実施するPSモード動作のように、PSモード制御部[5−3]で制御が行われる全てのDTIMビーコンが受信できる周期[1−12]において、スリープモードからアクティブモードに状態を遷移する制御を行う。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
ビーコンフレームのTIM情報要素を示す図である。 従来の無線LANシステムにおけるPSモードでのブロードキャスト/マルチキャストデータ送信手順の例を示す図である。 本発明の実施例1によるブロードキャストデータ送信手順を示す図である。 本発明の実施例1によるAPのブロードキャストデータ送信契機のフローチャートである。 本発明の実施例1によるマルチキャストサービス不参加STAにおけるアクティブモード遷移周期変更方法のフローチャートである。 本発明の実施例1によるAPのブロードキャストデータ送信制御のブロック図である。 本発明の実施例1によるPSモードSTAのブロードキャストデータ受信周期制御のブロック図である。 本発明の実施例2によるアクティブモードへの遷移タイミングを決定する手順を示す図である。 本発明の実施例2によるマルチキャストサービス不参加STAにおけるアクティブモード遷移周期変更方法のフローチャートである。 本発明の実施例2によるPSモードSTAのブロードキャストデータ受信周期制御のブロック図である。
符号の説明
1−5…STA1(PSモードで動作しマルチキャストのサービスに参加していない)、1−6…STA2(PSモードで動作しマルチキャストのサービスに参加している)、1−10…STA3(常にアクティブモードで動作する)、1−7…AP、1−2−1〜1−2−3…DTIMビーコン、1−3−1〜1−3−8…ビーコン、1−1−1〜1−1−13…マルチキャストデータ、1−1−11〜1−1−13…ブロードキャストデータ、2−1…間欠するビーコンの数、2−2…次のDTIMビーコンが送信されるまでのカウンター値、2−3…宛先毎のビットマップ情報、4−1−10…ブロードキャスト送信周期制御部、4−1−12…ブロードキャストデータメモリ管理部、4−1−13…ブロードキャスト送信制御部、5−1−5…マルチキャスト参加判定部、5−1−6…アクティブモード周期制御部、5−1−8…ブロードキャスト受信判定部および周期制御部、5−2…ブロードキャスト受信周期制御部、5−3…PSモード制御部、5−4…モニタリング制御部

Claims (7)

  1. 無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置から構成され、一つないし複数の前記無線端末装置は、データの送受信機能を停止するスリープモードと前記データの送受信機能を起動するアウェイクモードのいずれかの状態に遷移する省電力制御で動作し、前記無線基地局は、一定周期でビーコン信号を送信する手順と、前記ビーコン信号の間欠した周期でビーコン信号に配送トラヒック表示マップの情報を含む、配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信する手順とを有し、また前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信した後にブロードキャストおよびマルチキャストデータを送信する手段を有し、前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態遷移する無線パケット通信システムにおける省電力無線LAN通信品質制御方法であって、
    前記無線基地局装置は、前記間欠した周期のn倍(nは2以上の整数)の周期における前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の送信後においてのみ、前記ブロードキャストデータを送信し、
    前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記無線基地局装置と予め前記n倍の周期の情報を共有し、前記マルチキャストデータ通信を行わない場合は、当該n倍の周期で送信される前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態を遷移することを特徴とする省電力無線LAN通信品質制御方法。
  2. 無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置から構成され、一つないし複数の前記無線端末装置は、データの送受信機能を停止するスリープモードと前記データの送受信機能を起動するアウェイクモードのいずれかの状態に遷移する省電力制御で動作し、前記無線基地局は、一定周期でビーコン信号を送信する手順と、前記ビーコン信号の間欠した周期でビーコン信号に配送トラヒック表示マップの情報を含む、配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信する手順とを有し、また前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信した後にブロードキャストおよびマルチキャストデータを送信する手段を有し、前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態遷移する無線パケット通信システムにおける省電力無線LAN通信品質制御方法であって、
    前記無線基地局装置は、前記間欠した周期のn倍(nは2以上の整数)の周期における前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の送信後においてのみ、前記ブロードキャストデータを送信し、
    前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、一定期間に渡って前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の受信周期をモニタリングする手順を有し、当該モニタリング手順によって前記n倍の周期を検知する手段を有し、前記マルチキャストデータ通信を行わない場合は、前記検知した前記n倍の周期で送信される前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態を遷移する
    ことを特徴とする省電力無線LAN通信品質制御方法。
  3. 無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置から構成され、一つないし複数の前記無線端末装置は、データの送受信機能を停止するスリープモードと前記データの送受信機能を起動するアウェイクモードのいずれかの状態に遷移する省電力制御で動作し、前記無線基地局は、一定周期でビーコン信号を送信する手順と、前記ビーコン信号の間欠した周期でビーコン信号に配送トラヒック表示マップの情報を含む、配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信する手順とを有し、また前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信した後にブロードキャストおよびマルチキャストデータを送信する手段を有し、前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態遷移する無線パケット通信システムにおける省電力無線LAN通信品質制御システムであって、
    前記無線基地局装置は、前記間欠した周期のn倍(nは2以上の整数)の周期における前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の送信後においてのみ、前記ブロードキャストデータを送信する制御手段を有し、
    前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記無線基地局装置と予め前記n倍の周期の情報を共有し、前記マルチキャストデータ通信を行わない場合は、当該n倍の周期で送信される前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態を遷移する制御手段を有する
    ことを特徴とする省電力無線LAN通信品質制御システム。
  4. 無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置から構成され、一つないし複数の前記無線端末装置は、データの送受信機能を停止するスリープモードと前記データの送受信機能を起動するアウェイクモードのいずれかの状態に遷移する省電力制御で動作し、前記無線基地局は、一定周期でビーコン信号を送信する手順と、前記ビーコン信号の間欠した周期でビーコン信号に配送トラヒック表示マップの情報を含む、配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信する手順とを有し、また前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号を送信した後にブロードキャストおよびマルチキャストデータを送信する手段を有し、前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態遷移する無線パケット通信システムにおける省電力無線LAN通信品質制御システムであって、
    前記無線基地局装置は、前記間欠した周期のn倍(nは2以上の整数)の周期における前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の送信後においてのみ、前記ブロードキャストデータを送信する制御手段を有し、
    前記省電力制御で動作する前記無線端末装置は、一定期間に渡って前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の受信周期をモニタリングする手順を有し、当該モニタリング手順によって前記n倍の周期を検知する手段を有し、前記マルチキャストデータ通信を行わない場合は、前記検知した前記n倍の周期で送信される前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態を遷移する制御手段を有する
    ことを特徴とする省電力無線LAN通信品質制御システム。
  5. 請求項3または4に記載の省電力無線LAN通信品質制御システムにおける無線基地局装置であって、
    前記間欠した周期のn倍(nは2以上の整数)の周期における前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の送信後においてのみ、前記ブロードキャストデータを送信する制御手段を有することを特徴とする無線基地局装置。
  6. 請求項3に記載の省電力無線LAN通信品質制御システムにおける無線端末装置であって、
    前記無線基地局装置と予め前記n倍の周期の情報を共有し、前記省電力制御で動作しかつ前記マルチキャストデータ通信を行わない場合は、当該n倍の周期で送信される前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる条件を満たす一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態を遷移する制御手段を有することを特徴とする無線端末装置。
  7. 請求項4に記載の省電力無線LAN通信品質制御システムにおける無線端末装置であって、
    一定期間に渡って前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号の受信周期をモニタリングする手順を有し、当該モニタリング手順によって前記n倍の周期を検知する手段を有し、前記省電力制御で動作しかつ前記マルチキャストデータ通信を行わない場合は、前記検知した前記n倍の周期で送信される前記配送トラヒック表示マップ付きビーコン信号が必ず受信できる一定周期で前記スリープモードから前記アウェイクモードに状態を遷移する制御手段を有することを特徴とする無線端末装置。
JP2006115250A 2006-04-19 2006-04-19 省電力無線lan通信品質制御方法およびシステム並びにその装置 Active JP4685696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006115250A JP4685696B2 (ja) 2006-04-19 2006-04-19 省電力無線lan通信品質制御方法およびシステム並びにその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006115250A JP4685696B2 (ja) 2006-04-19 2006-04-19 省電力無線lan通信品質制御方法およびシステム並びにその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007288639A true JP2007288639A (ja) 2007-11-01
JP4685696B2 JP4685696B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=38759970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006115250A Active JP4685696B2 (ja) 2006-04-19 2006-04-19 省電力無線lan通信品質制御方法およびシステム並びにその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4685696B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010124331A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Toshiba Corp 映像処理装置、および映像処理装置の映像処理方法
CN102474279A (zh) * 2009-07-23 2012-05-23 诺基亚公司 当作为蓝牙低功耗设备运行时用于降低功耗的方法和装置
JP2014049834A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Silex Technology Inc 無線アクセスポイント
CN111417182A (zh) * 2020-03-31 2020-07-14 上海庆科信息技术有限公司 数据传输方法、装置、存储介质、处理器及***

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004128949A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Nec Corp 無線端末装置及びそれを用いた無線通信システム
JP2004260386A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Nec Corp 無線端末装置および無線通信システム
JP2005064857A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Toshiba Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2005130436A (ja) * 2003-09-30 2005-05-19 Sharp Corp 通信システム、基地局、端末局、通信装置、通信管理方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2009529299A (ja) * 2006-03-03 2009-08-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線ネットワーク中のステーションのための待ち受け時間の改良
JP2009529301A (ja) * 2006-03-03 2009-08-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド 電源管理を使用するマルチキャスト及びブロードキャストトラフィック

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004128949A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Nec Corp 無線端末装置及びそれを用いた無線通信システム
JP2004260386A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Nec Corp 無線端末装置および無線通信システム
JP2005064857A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Toshiba Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2005130436A (ja) * 2003-09-30 2005-05-19 Sharp Corp 通信システム、基地局、端末局、通信装置、通信管理方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2009529299A (ja) * 2006-03-03 2009-08-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線ネットワーク中のステーションのための待ち受け時間の改良
JP2009529301A (ja) * 2006-03-03 2009-08-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド 電源管理を使用するマルチキャスト及びブロードキャストトラフィック

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010124331A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Toshiba Corp 映像処理装置、および映像処理装置の映像処理方法
CN102474279A (zh) * 2009-07-23 2012-05-23 诺基亚公司 当作为蓝牙低功耗设备运行时用于降低功耗的方法和装置
JP2012533958A (ja) * 2009-07-23 2012-12-27 ノキア コーポレイション BluetoothLowEnergyデバイスとして動作する時の低消費電力化のための方法および装置
CN102474279B (zh) * 2009-07-23 2015-03-25 诺基亚公司 当作为蓝牙低功耗设备运行时用于降低功耗的方法和装置
US9288759B2 (en) 2009-07-23 2016-03-15 Nokia Technologies Oy Method and apparatus for reduced power consumption when operating as a bluetooth low energy device
JP2014049834A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Silex Technology Inc 無線アクセスポイント
CN111417182A (zh) * 2020-03-31 2020-07-14 上海庆科信息技术有限公司 数据传输方法、装置、存储介质、处理器及***

Also Published As

Publication number Publication date
JP4685696B2 (ja) 2011-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101356481B1 (ko) 무선 네트워크에서 전력 제어 방법
US8045494B2 (en) System and method for hibernation mode for beaconing devices
JP5978507B2 (ja) 無線通信システムにおける電力消費の低減
KR102029330B1 (ko) 트리거링된 타겟 웨이크 시간 동작
JP4579947B2 (ja) 無線lan省電力制御方法および無線基地局装置並びに無線端末装置
WO2018077186A1 (zh) 一种数据通信方法及装置
KR20110052542A (ko) 장치 탐지 동안의 액세스 포인트들을 위한 부분적인 전력 절감 모드
JP4579946B2 (ja) 無線lan省電力制御方法および無線基地局装置並びに無線端末装置
JP2009239385A (ja) 通信装置及び通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2016513439A (ja) ポーリングビーコン
KR20080051103A (ko) 무선 네트워크로 연결된 디바이스의 적응적인 슬립에 대한장치 및 방법
US20140211674A1 (en) Advantageous uses of instructions instructing stations of wlan networks to desist from transmissions
JP2009088818A (ja) 情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワーク
WO2018044601A1 (en) Techniques to reduce power consumption in mobile device during low-power mode
US20180007634A1 (en) Systems And Methods For Switched Protocol Wireless Connection
JP2010193290A (ja) 省電力通信制御方法、無線通信システムおよび無線基地局
JP2009239371A (ja) 通信装置及び通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
CN102932884A (zh) 一种实现drx的方法和***
JP4685696B2 (ja) 省電力無線lan通信品質制御方法およびシステム並びにその装置
Jung et al. Energy efficient wifi tethering on a smartphone
CN114765832A (zh) 省电处理方法、装置及终端
JP4386290B2 (ja) 省電力無線lanマルチキャスト通信品質制御方法およびその無線基地局装置
US9426746B2 (en) Communication apparatus and control method therefor
JP4372767B2 (ja) 省電力無線lanマルチキャスト帯域制御方法およびその無線基地局装置
US20110069651A1 (en) Conserving power using contention-free periods that lack network traffic

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4685696

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350