JP2007287280A - 伝送配線構造体及びディスク・ドライブ装置 - Google Patents

伝送配線構造体及びディスク・ドライブ装置 Download PDF

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英司 曽我
Ryohei Ota
亮平 太田
Nobumasa Nishiyama
延昌 西山
Hiroyasu Tsuchida
裕康 土田
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Abstract

【課題】伝送線の伝送損失を低減すると共に、それを可能とする構造によるノイズの発生を抑制する。
【解決手段】本発明の一つの態様のサスペンションは、ヘッド・スライダの信号を伝送するトレース122を備える。トレース122はFPCとの接続パッド232a−232fを備える。トレース122は、接続パッド232a−232fと重なる金属層に、孔群234−239を備える。各孔群234−239において、孔のピッチは、伝送信号の高調波の周波数との関係から、所定値以下に設定されている。孔群234−239によって、伝送損失を低減すると共に、その孔ピッチを所定値に設定することで、孔群234−239によるノイズの発生も効果的に抑制する。
【選択図】図4

Description

本発明は伝送配線構造体及びディスク・ドライブ装置に関し、特に、伝送配線構造体の金属層における孔の形成に関する。
ディスク・ドライブ装置として、光ディスク、光磁気ディスクあるいはフレキシビル磁気ディスクなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記録再生装置、カー・ナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブル・メモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
HDDは、データを記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクからのデータ読み出し及び/もしくは書き込みを行うヘッド・スライダ、及び、ヘッド・スライダを磁気ディスク上の所望の位置に移動するアクチュエータを備えている。アクチュエータはボイス・コイル・モータによって駆動され、回動軸を中心として回動することによって、回転する磁気ディスク上でヘッド・スライダを半径方向に移動する。
ヘッド・スライダは、スライダと、そのスライダの面上に形成されたヘッド素子部を備えている。ヘッド素子部は、磁気ディスクへの記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子、及び/又は、磁気ディスクからの磁界を電気信号に変換する再生素子を有している。アクチュエータは弾性を有するサスペンションを備え、ヘッド・スライダはサスペンションに固着されている。アクチュエータに支持されたヘッド・スライダは、回転する磁気ディスク上を一定のギャップを置いて浮上する。
サスペンションは、ヘッド・スライダを磁気ディスク対向面側で保持するジンバルと、ジンバルを磁気ディスク対向面側で保持するロード・ビームとを備えている。アクチュエータ上には、プリアンプICとヘッド上の素子との間の信号を伝送するための配線構造部(以下、トレースと呼ぶ)が形成される。アクチュエータ上の回動軸近傍においてFPC(Flexible Printed Circuit)上にプリアンプICが実装されており、トレースはそのFPCと接続される。トレースの伝送信号はプリアンプICが増幅する。
トレースの一つの構造として、ジンバルに連続して形成された金属層と、その金属層上に形成された複数の伝送線と、各伝送線を金属層及び他の伝送線から絶縁する絶縁層とを備えるものが知られている。トレースが金属層を有することで、製造時のハンドリング性をあげることができる。トレースの金属層において、FPC接続される外部接続パッドと重なる複数の孔を形成することが、例えば、特許文献1に開示されている。金属層の外部接続パッドと重なる位置に孔を形成することによって、金属層による寄生容量を低減し、トレースのデータ転送周波数を高めることができるとされている。
特開2002−251706号公報
しかし、トレースの金属層における安易な孔の形成は、伝送線の伝送特性を大きく損なう。伝送線が高周波信号を伝送する場合、金属層に形成された孔が、伝送信号に対するインピーダンスの変化として表れ、伝送信号の多重反射が起こりうる。これによって伝送信号にノイズが現れ、信号品質の低下もしくは正確な信号伝送が不可能なる。従って、トレースの接続パッドと重なる金属層に孔を形成する場合、信号伝送特性を考慮した設計が要求される。特に、金属層に形成する孔のピッチが、信号伝送特性に影響する重要なファクタとなる。
本発明の一つの態様に係る伝送配線構造体は、金属層と、前記金属層の上において延びており信号を伝送する伝送線と、前記金属層の上に形成された前記伝送線と他の伝送線とを相互接続する接続端子と、前記金属層と前記伝送線との間及び前記金属層と前記接続端子との間に形成された絶縁層を有する。前記金属層は、前記接続端子と重なる複数の孔を有する。前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチの少なくとも一方は、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である。接続端子と重なる上記態様の複数の孔によって、伝送特性を向上することができる。
前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における平均ピッチは、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下であることが好ましい。さらに、前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の最大ピッチは、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下であることが好ましい。あるいは、前記複数の孔の全ての方向における最大ピッチは、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下であることが好ましい。これによって、複数の孔による伝送信号への悪影響をより確実に防ぐことができる。
前記接続端子と重なる前記金属層の領域において、その開口率は40%以下であることが好ましい。これによって、ハンドリングあるいは半田接合時における接続端子の機械的強度を得ることができる。
本発明の他の態様に係る伝送配線構造体は、金属層と、前記金属層の上において延びており信号を伝送する伝送線と、前記金属層の上に形成された前記伝送線と他の伝送線とを相互接続する接続端子と、前記金属層と前記伝送線との間及び前記金属層と前記接続端子との間に形成された絶縁層とを有する。前記金属層は、前記伝送線と重なりその伝送線が延びる方向に配列された孔列と、前記接続端子と重なる複数の孔とを有する。前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチの少なくとも一方は、前記孔列の主ピッチ以下である。接続端子と重なる上記態様の複数の孔によって、伝送特性を向上することができる。
前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における平均ピッチは、前記孔列の主ピッチ以下であることが好ましい。さらに、前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の最大ピッチは、前記孔列の主ピッチ以下であることが好ましい。さらには、前記複数の孔の全ての方向における最大ピッチは、前記孔列の主ピッチ以下であることが好ましい。これによって、複数の孔による伝送信号への悪影響をより確実に防ぐことができる。
本発明の他の態様に係るディスク・ドライブ装置は、データを記録するディスクを回転するモータと、前記ディスクにアクセスするヘッドと、前記ヘッドを支持し、回動軸を中心として回動することによって前記ディスク上を浮上するヘッドを移動し、そのヘッドと配線基板とを接続する配線構造部を有する、アクチュエータを備える。前記配線構造部は、金属層と、その金属層の上において延びており前記ヘッドに接続された伝送線と、その伝送線と連続して形成され前記配線基板と接続された接続パッドと、前記金属層と前記伝送線との間及び前記金属層と前記接続パッドとの間に形成された絶縁層を有する。前記金属層は、前記伝送線と重なりその伝送線が延びる方向に配列された孔列と、前記接続端子と重なる複数の孔とを有する。前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチの少なくとも一方は、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である。
本発明によれば、信号を伝送する配線構造部における伝送特性を向上することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。尚、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて各要素の重複説明は省略されている。以下においては、ディスク・ドライブ装置の一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)に例において、本発明の好ましい態様を説明する。
本形態のHDDに使用されるサスペンションは、ヘッド・スライダに接続され、ヘッド・スライダの信号を伝送するトレースを備える。トレースは、金属層とその金属層の上に形成された複数の伝送線と、各伝送線を金属層及び他の伝送線から絶縁する絶縁層とを有している。トレースはさらに複数の接続パッドを備え、各接続パッドはFPCの伝送線と接続されている。金属層は、接続パッドと重なる複数の孔を有し、また、この複数の孔は所定のピッチで配置されている。金属層が接続パッドと重なる所定ピッチの複数の孔を有することで、高周波伝送特性を損なうことなく伝送損失を低減することができる。
まず、本発明が適用されるHDDの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD100の全体構成を模式的に示す上面図である。図1は、アクチュエータが動作時の配置にあるHDD100の状態を示している。データを記録するディスクの一例ある磁気ディスク101は不揮発性の記録ディスクであって、磁性層が磁化されることによってデータを記録する。ベース102は、ガスケット(不図示)を介してベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)と固定することによって筐体の一例であるディスク・エンクロージャを構成し、HDD100の各構成要素を収容することができる。
クランプ104は磁気ディスク101をスピンドル・モータ103に固定する。ベース102の底面に固定されたスピンドル・モータ103は、磁気ディスク101を所定の角速度(速さ)で回転する。ヘッドの一例であるヘッド・スライダ105は磁気ディスク101にアクセスする。ヘッド・スライダ105は、リード及び/もしくはライト素子を有するヘッド素子部とヘッド素子部が固定されたスライダとを有している。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持し、移動する。アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、自身を回動する駆動機構としてのボイス・コイル・モータ(VCM)109を備えている。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置されたその先端部から、サスペンション110、アーム111及びコイル・サポート112の順で結合された各構成部材を備えている。
ヘッド・スライダ105を支持するサスペンション110の構成については、後に詳細に説明する。コイル・サポート112は、フラットコイル113を保持している。ランプ115は磁気ディスク101の外周端部に近接し、磁気ディスク101の回転が停止するときなどに、ヘッド・スライダ105を磁気ディスク101の面上からアンロードする退避位置を備える。タブ116はサスペンション110の先端部に形成されており、ロード/アンロードにおいてランプ115上を摺動する。なお、本発明をCSS(Contact Start Stop)タイプのHDDに適用することもできる。
磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上にヘッド・スライダ105を移動する。アクチュエータ106が回動することによって、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の記録面の半径方向に沿って移動する。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面で発生する力とサスペンション110による押し付け力とがバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を所定のギャップを置いて浮上する。
ヘッド・スライダ105の信号は、アクチュエータ106に固定されているトレース122が伝送する。伝送配線構造部の一例であるトレース122は、その一端がヘッド・スライダ105に接続され、その他端はプリアンプIC123が実装されたFPC(Flexible Printed Circuit)143に接続される。トレース122は、ヘッド・スライダ105とプリアンプIC123との間の信号を伝送する。本形態のトレース122は、サスペンション110と一体的に形成されており、そのサスペンション110から延出し、磁気ディスク101の反対側において、アーム111の回動方向を向く側面に沿って延びている。本形態のHDD100は、このトレース122の構造に一つの特徴を有する。この点については後に詳述する。
FPC143はコネクタ147を介して、ベース101裏面に実装される制御回路基板(不図示)と回路的に接続されている。FPC143は、制御回路とプリアンプIC123との間の信号を伝送する。HDD100の動作制御及びその信号処理は、制御回路基板上の制御回路が行う。FPC143は、リード/ライト信号の他、プリアンプIC123への電源及び制御信号を伝送する。
図2は、ヘッド・アセンブリの一例であるHSA(Head Stack Assembly)140の構成を模式的に示している。HSA140は、アクチュエータ106とヘッド・スライダ13とを備えるアセンブリである。HSA140は、アクチュエータ14の側面に沿って延びるトレース122a−122dを備えている。トレース122a−122dは、ヘッド・スライダ13の信号を伝送する。HSA140は、FPC143、コイル・サポート112内に固定されたVCMコイル113、軸受けユニット用孔145及びHGA(ヘッド・ジンバル・アセンブリ)120a−120dを備えている。ヘッド・アセンブリの一例であるHGA120a−120dは、サスペンション110とその上に実装されたヘッド・スライダ105とのアセンブリである。HGA120a−120dは、それぞれHSA140のアーム148a−148cに連結されている。アーム148a−148cは、ステンレスやアルミニウムなどの金属で形成されている。
図3(a)及び図3(b)は、本実施形態に係るヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)120の構成を模式的に示す平面図である。図3(a)は磁気ディスク101の記録面に対向する面を示し、図3(b)はその反対面を示している。本形態のサスペンション110は、ジンバル301、ロード・ビーム302及びマウント・プレート303を備えている。ロード・ビーム302はヒンジ部361を有している。ヒンジ部361は、孔362を有してその剛性が弱められており、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の回転によって気流から受ける浮力に対抗する負圧を与えるバネ機能を示す。また、ロード・ビーム302は、アクチュエータ106が回動する際に、ジンバル301を安定した姿勢で支持するための剛性機能を有する。ベース・プレート305は、ロード・ビーム302をアーム148に固定するための強度を有する。
ジンバル301は例えばステンレス鋼で形成することができ、所望の弾性を有する。ジンバル301の前部において、舌片状のジンバル・タング308が形成されている。ジンバル・タング308には、ヘッド・スライダ105が低弾性エポキシ樹脂などによって固着されている。ジンバル・タング308は、ビーム・プレート304のディンプルを中心として、ヘッド・スライダ105を、ピッチ方向あるいはロール方向に回動させる。
トレース122は、ジンバル301から連続して形成され、ジンバル301端部から延在する。トレース122はジンバル301の磁気ディスク101の回転軸と反対側の側部から、延在している。ジンバル301から延びるトレース122は、ロード・ビーム302及びアームの側部(磁気ディスク101中心と反対側の側部)に沿って回動軸107側(アクチュエータ後側)に向かって延びている。トレース122の一部は、スポット溶接によって、ベース・プレート305に溶着される。
本形態において、トレース122はジンバル301と一体的に形成されている。ジンバル301上の配線構造と同様に、トレース122は基材としてのステンレス金属層、金属層上のポリイミド絶縁層、ポリイミド絶縁層上の伝送線及びポリイミド保護層によって形成されている(図5(b)参照)。トレース122の各層は、ジンバル301上の配線構造の対応層と連続して形成されている。トレース122及びジンバル301上の配線構造は、周知のフォトリソグラフィ・エッチング技術によって形成することができる。各伝送線の一端は、ヘッド・スライダ105上の回路に接続され、プリアンプIC123とヘッド・スライダ105との間で信号転送を行う。
図4は、図3(a)におけるトレース122から、ポリイミド保護層を取り除いた構造を模式的に示している。本例のトレース122は、6本の伝送線を備え、さらに、その金属層に一部の伝送線と重なる孔列255を有している。図5(a)は、図4における円Vで囲まれた部分の構造を模式的に示している。図5(a)に示すように、トレース122は、ライト・ライン・ペア222と、リード・ライン・ペア223と、ヒータ・ライン・ペア224を備えている。ライト・ライン・ペア222は、ライト・ライン222a、222bからなり、リード・ライン・ペア223はリード・ライン223a、223bからなり、ヒータ・ライン・ペア224はヒータ・ライン224a、224bからなる。
ライト・ライン・ペア222はライト素子に接続されライト信号を伝送する。リード・ライン・ペア223は、リード素子に接続されリード信号を伝送する。ヒータ・ライン・ペア224は、ヒータに接続されたヒータ信号を伝送する。ライト・ライン・ペア222とリード・ライン・ペア223との間を、ヒータ・ライン・ペア224が延びている。本例のヘッド・スライダ105はヒータを備え、その熱よってヘッド素子部の突出量を調整し、磁気ディスク101との間のギャップを制御する。
上述のように、トレース122は、その金属層において、ライト・ライン・ペア222と重なる孔列255を有している。トレース122が孔列255を有することによって、ライト・ライン・ペアの伝送損失を低減することができる。この点については、後に詳述する。図5(a)は、7つの孔255a−255gを例示している。各孔255a−255gはライト・ライン・ペア222に沿って離間して配列されており、また、各孔255a−255gはライト・ライン・ペア222と重なり、他の伝送線から離間している。
図5(b)は、図5(a)のB−B切断線におけるトレース122の断面図を模式的に示している。図5(c)は、図5(a)のC−C切断線におけるトレース122の断面図を模式的に示している。図5(b)及び(c)に示すように、トレース122は金属層123、その上に形成された伝送配線222−224、伝送配線222−224と金属層123との間のポリイミド絶縁層124、そして、伝送配線222−224をカバーするポリイミド絶縁保護層125を備えている。図5(c)に示すように、孔255cはライト・ライン・ペア222と重なり、他の伝送線とは重なっていない。
図4に戻って、トレース122はサスペンション110から磁気ディスク101の反対側に延出し、ヒンジ部361と対向する位置を通過して、さらに、ロード・ビーム302に沿って延びている。ロード・ビーム302のアーム側端において、トレース122は、ロード・ビーム302から離れる方向にわずかに屈曲して、さらに、テール221が直線状に延びている。テール221の反ヘッド・スライダ105側端が、そのテール221よりも幅が広いタブ231へとつながっている。孔列255は、ジンバル301上で始まり、タブ231近傍まで続いている。
トレース122の後端部(回動軸側端部)には、FPC143との接続を行うためのタブ231が形成されている。タブ231の幅は、テール221よりも大きく形成されている。タブ231には、FPC143との半田接続を可能とするための複数の接続パッド232a−232fが形成されている。各接続パッド232a−232fはトレース122の各伝送線222−224と接続されている。タブ231は、回動軸15近傍においてFPC143と接続され、その上に配置されているプリアンプIC123に回路的に接続される。
図6(a)は図3(a)における円VIAで囲まれた部分の拡大図であり、図6(b)は図3(b)における円VIBで囲まれた部分の拡大図である。図6(a)に示すように、タブ231は、保護層125から露出した接続パッド232a−232fを有している。接続パッド232a−232fは半田によってFPC143に接続される。各接続パッド232a−232fは離間しており、接続パッド232a−232fと金属層123との間には絶縁層124が存在している。図6(b)に示すように、タブ231の金属層123において、各接続パッド232a−232fと重なる各領域において、複数の孔234−239が形成されている。また、図6(b)には、ライト・ライン・ペアと重なる孔列255の一部が示されている。
図7(a)は、図6(a)の各部材を透過的に描いた透視図である。図7(b)は、図7(a)におけるB−B切断線によって示される部分の断面構造を模式的に示している。図7(a)に示すように、接続パッド232a及び232bは、それぞれライト・ライン222a及び222bと連続的に接続している。また、接続パッド232c及び232dは、それぞれヒータ・ライン224a及び224bと連続的に接続し、接続パッド232e及び232fは、それぞれリード・ライン223a及び223bと連続的に接続している。
金属層123は、それぞれが複数の孔からなる孔群234−239を有し、各孔群234−239は、それぞれ接続パッド232a−232fと重なるように形成されている。各孔群234−239の各孔は、その全てもしくは一部が接続パッド232a−232fと重なる。接続パッド232a−232fと重なる複数の孔を、金属層123に形成することによって、各接続パッド232a−232fにおける伝送損失を低減することができる。図7(b)に示すように、接続パッド232bは、絶縁保護層125から露出しており、その下には絶縁層124が形成されている。金属層123の各孔235a−235eは、接続パッド232bにその全領域が重なっている。各孔235a−235eからは、絶縁層124が露出している。
図7(a)の例においては、各孔群234−239は、対応する各接続パッド232a−232fに対して、その一部の孔が完全に重なっており、他の一部の孔はその一部のみが重なっている。しかし、各接続パッド232a−232fに重なる全ての孔が、対応する接続パッドと完全に重なるように形成してもよい。また、各孔群234−239において、その一部の孔の内径が他の孔の内径と異なることができる。加工性の観点からは、孔は円形とすることが好ましいが、この形状に限定されることなく、設計によって好ましい形状を選択することができる。
ここで、各孔群234−239において、孔は接続パッド232a−232f面内において、互いに垂直な2方向において、それぞれ複数配列されていることが好ましい。図7(a)の例においては、図のX及びY軸方向のそれぞれにおいて、複数の孔が形成されており、具体的には、X方向に3つの孔、Y軸方向に5もしくは6の孔が形成されている。
ここで、接続パッドに重なるように形成された金属層の孔群による、伝送特性への影響について説明する。接続パッド232a−232fに交流信号が流れると、金属層123に誘導電流が発生する。金属層123を流れる誘導電流は、信号を伝送することによって誘導されるものであり、金属層123の抵抗との積で表される信号の伝送損失となる。
各孔群234−239が存在しない場合、金属層123の誘導電流は全く遮断されずに流れる。一方、各孔群234−239は、金属層123の誘導電流の流れの一部を遮断する。一部の電流は、孔群234−239の各孔を迂回するようにこれらの間を流れるが、孔群234−239は、金属層123に流れる電流の値を大きく低減することができる。これによって、信号伝送における伝送損失を大きく低減することができる。
接続パッドに重なる孔群によって、伝送損失の低減を図ることができるが、一方、孔群の形成においては、インピーダンス変化による多重反射の影響を考慮することが必要である。つまり、接続パッドに重なる孔群を形成することによって、接続バッドを流れる信号に対するインピーダンスが、孔のある部分とない部分とで変化する。信号伝送における多重反射の発生を抑制するためには、孔群における孔のピッチが重要な要素となる。
ここで、孔群の存在によるインピーダンス変化の影響は、伝送信号電流の流れる方向において特に重要となる。接続パッドにおいては、伝送線と異なり、信号は一定方向のみならず、あらゆる方向に流れる。その一方で、接続パッドにおいても、伝送信号が主に流れる方向が存在する。図8は接続パッド232b及びその近傍の構造を模式的に示している。図8においてDで示すように、接続パッド232bと伝送線222bとの関係から接続パッド232bに対する伝送信号の入出力方向が規定されるが、伝送信号は主にその方向において流れる。従って、孔の形成においては、特にこの方向Dにおける孔ピッチが重要となってくる。
発明者らの検討によれば、接続パッドにおいて、伝送信号の入出力方向における孔の平均ピッチ、あるいは、全ての方向における孔の平均ピッチが、その伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下であることが好ましい。この条件を満たすことによって、伝送信号に対して孔群の存在によるインピーダンス変化が現れず、伝送信号を損なうノイズの発生を防止することができる。
図8の例においては、入出力方向Dにおいて、各孔ピッチは同一であって、P1で示されている。従って、この方向において、平均ピッチと最大ピッチは共にP1となる。また、入出力方向Dに垂直な方向に隣接する孔間のピッチP2は、P1よりも大きい。この方向におけるピッチP2は、図8の例では全て同一である。従って、P2が、孔群235における全ての方向における最大ピッチとなっている。なお、孔のピッチは、隣接する孔の中心間距離と規定することができる。なお、設計によっては、ピッチP1やP2は、孔の位置によって変化しうる。
上述のように、伝送信号に対するインピーダンス変化の影響は、伝送信号の入出力方向における孔のピッチが重要である。従って、特に、伝送信号の入出力方向における孔の平均ピッチは、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下であることが好ましい。また、伝送信号の入出力方向及び全ての方向における孔の平均ピッチが上記範囲にあることは、より好ましい態様である。
伝送信号に対するインピーダンス変化は、複数の孔の平均的な影響として主に現れるが、その影響をより確実に抑えるためには、孔の最大ピッチが上記範囲にあることが好ましい。つまり、孔の最大ピッチが伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下であることによって、より確実に伝送信号へのノイズ発生を防止することができる。ここにおいても、伝送信号の方向が重要となる。伝送信号の入出力方向における最大ピッチが3次高調波の波長の1/300以下であることで、ノイズ発生の可能性は大きく低減することができる。より、確実な効果を図る場合には、全ての孔ピッチにおける最大ピッチが、上記範囲にあることが好ましい。
孔ピッチの設計においては、3次高調波までを考慮することで、伝送特性に対する影響を効果的に抑えることができる。しかし、ノイズ低減の点においてより確実な設計を行うためには、より高い周波数の高調波を考慮することが好ましい。発明者らの検討によれは、特に、伝送信号の5次高調波まで考慮することによって、孔ピッチのインピーダンス変化への影響をより確実に抑えることができる。従って、上記の各孔ピッチの値が、伝送信号の5次高調波の波長の1/300以下であるように設定することが、より好ましい設計となる。
インピーダンス変化による伝送信号の多重反射が影響する領域としては、複数の孔を考慮することが必要となる。さらに、複数孔のピッチが、HDD1のデータ転送レートなどから算出される3次高調波の波長に対して短いことが必要である。HDD1のデータ転送レートをTRとすると、その基本波の最高周波数fは、αTR/2となる。ここで、αはデータ・コーディングによって付加されるデータによる係数であって、典型的には、1.1程度である。また、実際の伝送信号の3次高調波の波長λは、伝送信号の伝播速度をvとすると、v/3fと表される。
発明者らの検討によれば、多重反射を考慮した場合、少なくとも孔の10ピッチ分の長さがこのλの1/30以下であれば、伝送信号におけるノイズ発生を防止する効果を期待することができ、伝送信号におけるノイズ発生を効果的に抑えることができる。接続パッドと重なる孔の最大間隔は、上記例のように10ピッチ未満でありうるが、この平均ピッチが上述の条件を満たすことで、同様の効果を得ることができる。
ここで、HDD1のデータ転送レートが1Gbpsである場合、伝送信号の基本波の最高周波数fは、550MHz(=1.1×1G/2)となる。また、3次高調波の波長λは、約97mm(=1.6E8/(3×550M))となる。従って、孔のピッチは、約323μm(=λ/(30×10)=97mm/(30×10))以下に設定される。ここで、5次高調波まで考慮する場合は、孔のピッチは、約194μm以下となる。
金属層123に誘導される電流は、伝送信号の周波数が高いほど大きくなる。ヒータへの信号は、リード信号及びライト信号と比較して直流に近い。また、リード信号が正弦波に近い波形を示すのに対して、ライト信号は矩形波に近い波形を示す。このため、ライト信号の高調波成分は、リード信号よりも大きくなる。従って、ライト信号を伝送する接続パッド232a、232bにおいて、孔群234、235が特に重要となる。一方、ヒータ・ライン・ペア224などのように、ほとんど変化しない、もしくは、きわめて低い頻度でその伝送信号が変化するライン・ペアに対しては、その効果は小さい。
上述の例においては、接続パッド232a−232fに対応して、各孔群234−239が形成されているが、例えば、ライト信号を伝送する接続パッド232a、232bのみに対応して、孔群234、235を形成することもできる。あるいは、ライト及びリード信号の接続パッドのみに対応した孔群234、235、238、239を形成することもできる。
このように、ライト信号の伝送において孔群が重要であり、上記例においては、伝送線と重なる孔列としては、ライト・ライン・ペア222と重なる孔列255のみが示されている。孔列255は、接続パッドに対応する孔群のように、伝送線222の伝送損失を低減することができる。孔列255の形成においては、孔群と同様に、孔群の存在によるインピーダンス変化について考慮することが必要である。孔列255の孔ピッチは、ライト・ライン・ペア222における伝送特性を考慮して決定される。しかし、孔列255によって規定される伝送線の伝送特性を損なわないためには、孔群234、235の孔ピッチは、孔列255のピッチ以下であることが好ましい。なお、リード・ライン・ペア223に対しても、同様に孔列を形成することで、伝送損失の低減を図ることができる。この場合においては、上述と同様の観点から孔ピッチを設定することが好ましい。
ライト信号とリード信号は、差動信号伝送方式(バランス伝送)によって伝送される。このため、各接続パッド間において伝送特性の相違があることは好ましくない。従って、ライト信号を伝送する接続パッド232a、232bのそれぞれに、孔群234、235が形成されていることが好ましく、さらに、これらの孔群234、235が同様の条件によって形成されていることが好ましい。リード信号を伝送する接続パッド232e、232fについても同様である。
この点は、孔列255に対しても当てはめて考えることができる。つまり、各孔255a−255gは、ライト・ライン・ペア222の双方のラインに同様に重なっていることが重要である。ライン・ペアの一方のみに孔が重なる場合、ライン間の伝送特性が変化して、コモン・モード電流が発生し、さらに、放射の問題も発生しうるからである。なお、ヒータ信号(パワー)は、バランスもしくはアンバランスで伝送することができる。
電気特性の観点からは、孔群における孔のピッチが上述の条件を満たすことが重要である。一方、接続パッド232a−232fは、半田によってFPC143に接続される。このため、機械設計の点から孔群の設計を行うことも重要である。接続パッドに重なる領域において、孔群による開口率は40%以下であることが好ましい。
これによって、ハンドリング及び半田接合時における機械的強度を得ることができるとともに、半田接合による電気コンタクトも確実に得ることができる。特に、接続パッド232a−232fに予め半田を固着し、それを押しつぶしてからFPC143と接続する場合、半田押しつぶし工程における強度が重要となる。このため、このようなHDD1においては、その接続パッドに重なる領域において、孔群による開口率は30%以下であることが好ましい。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、トレースは、ヒータ・ライン・ペアを備えないこと、あるいは、それに代えてもしくはそれに加えて、他の信号を伝送する伝送線を有することができる。本発明は、垂直磁気記録と水平磁気記録の双方のHDDに適用することができるほか、リードもしくはライト素子のみ有するヘッドに適用することができる。また、他のタイプの記録ディスクを使用する装置の他、高周波信号を伝送する様々な形態の伝送配線構造に適用することができる。
本実施形態において、ハードディスク・ドライブの全体構成を模式的に示す平面図である。 本実施形態において、ヘッド・スタック・アセンブリの構成を模式的に示す平面図である。 本実施形態において、ヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す平面図である。 本実施形態において、図3(a)におけるトレースから、ポリイミド保護層を取り除いた構造を模式的に示している平面図である。 本実施形態において、図4における円Vで囲まれたトレースの一部分の構造を模式的に示している図である。 本実施形態において、トレースのタブ構造を模式的に示す図である。 本実施形態において、トレースのタブ構造を模式的に示す図であって、図6(a)の各部材を透過的に描いた図である。 本実施形態において、接続パッドにおける孔のピッチ及び伝送信号の入出力方向を説明する図である。
符号の説明
100 ハードディスク・ドライブ、101 磁気ディスク、102 ベース
103 スピンドル・モータ、104 トップ・クランプ、105 ヘッド・スライダ
106 アクチュエータ、107 アクチュエータ回動軸
109 ボイス・コイル・モータ、110 サスペンション、111 アーム
112 コイル・サポート、113 フラットコイル、115 ランプ、116 タブ
120 ヘッド・ジンバル・アセンブリ、123 プリアンプIC、122 トレース
143 FPC、147 FPCコネクタ、221 テール
222 ライト・ライン・ペア、223 リード・ライン・ペア
224 ヒータ・ライン・ペア、232a−232f 接続パッド
234−239 孔群、255 孔列、255a−255g 孔、301 ジンバル
302 ロード・ビーム、303 マウント・プレート、308 ジンバル・タング
361 ヒンジ部、362 ヒンジ部孔

Claims (14)

  1. 金属層と、
    前記金属層の上において延びており信号を伝送する伝送線と、
    前記金属層の上に形成された前記伝送線と他の伝送線とを相互接続する接続端子と、
    前記金属層と前記伝送線との間及び前記金属層と前記接続端子との間に形成された絶縁層と、を有し、
    前記金属層は、前記接続端子と重なる複数の孔を有し、
    前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチの少なくとも一方は、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である、
    伝送配線構造体。
  2. 前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における平均ピッチは、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である、
    請求項1に記載の伝送配線構造体。
  3. 前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の最大ピッチは、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である、
    請求項2に記載の伝送配線構造体。
  4. 前記複数の孔の全ての方向における最大ピッチは、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である、
    請求項1に記載の伝送配線構造体。
  5. 前記接続端子と重なる前記金属層の領域において、その開口率は40%以下である、
    請求項1に記載の伝送配線構造体。
  6. 前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチの少なくとも一方は、伝送信号の5次高調波の波長の1/300以下である、
    請求項1に記載の伝送配線構造体。
  7. 金属層と、
    前記金属層の上において延びており信号を伝送する伝送線と、
    前記金属層の上に形成された前記伝送線と他の伝送線とを相互接続する接続端子と、
    前記金属層と前記伝送線との間及び前記金属層と前記接続端子との間に形成された絶縁層と、を有し、
    前記金属層は、前記伝送線と重なりその伝送線が延びる方向に配列された孔列と、前記接続端子と重なる複数の孔とを有し、
    前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチの少なくとも一方は、前記孔列の主ピッチ以下である、
    伝送配線構造体。
  8. 前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における平均ピッチは、前記孔列の主ピッチ以下である、
    請求項7に記載の伝送配線構造体。
  9. 前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の最大ピッチは、前記孔列の主ピッチ以下である、
    請求項8に記載の伝送配線構造体。
  10. 前記複数の孔の全ての方向における最大ピッチは、前記孔列の主ピッチ以下である、
    請求項7に記載の伝送配線構造体。
  11. 前記接続端子と重なる前記金属層の領域において、その開口率は40%以下である、
    請求項7に記載の伝送配線構造体。
  12. 前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチの少なくとも一方は、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である、
    請求項1に記載の伝送配線構造体。
  13. 前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチは、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である、
    請求項1に記載の伝送配線構造体。
  14. データを記録するディスクを回転するモータと、
    前記ディスクにアクセスするヘッドと、
    前記ヘッドを支持し、回動軸を中心として回動することによって前記ディスク上を浮上するヘッドを移動し、そのヘッドと配線基板とを接続する配線構造部を有する、アクチュエータと、を備え、
    前記配線構造部は、金属層と、その金属層の上において延びており前記ヘッドに接続された伝送線と、その伝送線と連続して形成され前記配線基板と接続された接続パッドと、
    前記金属層と前記伝送線との間及び前記金属層と前記接続パッドとの間に形成された絶縁層と、を有し、
    前記金属層は、前記伝送線と重なりその伝送線が延びる方向に配列された孔列と、前記接続端子と重なる複数の孔とを有し、
    前記接続端子に対する前記伝送線の信号の入出力方向における前記複数の孔の平均ピッチ及び前記複数の孔の全ての方向における平均ピッチの少なくとも一方は、伝送信号の3次高調波の波長の1/300以下である、
    ディスク・ドライブ装置。
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