JP2007286446A - ズームレンズおよびズームレンズを備えた撮像装置 - Google Patents

ズームレンズおよびズームレンズを備えた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高い変倍率を持ちながらも全変倍域にわたって良好な光学性能を維持し、防振機能を備えながらも小型化を可能とし、サイズが大きく画素数の多い固体撮像素子にも対応したズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズ10は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4、正の屈折力を有する第5レンズ群G5を備える。本実施形態において、ズーム動作は、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4が各々独立して光軸に沿って移動することにより行われる。また、いわゆる手ぶれ補正を行う防振動作は、第4レンズ群G4が光軸に垂直方向に移動することにより行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、防振機構を備えたズームレンズに関する。
近年、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどの撮像装置の高性能化に伴い、撮像装置に用いる撮影光学系として、高解像度でありながら高変倍率を実現可能なズームレンズが要求されている。さらに、デジタルスチルカメラなどの撮像装置の小型化に対する要求も高く、撮影光学系についても小型化が要求されている。
高変倍ズームレンズにおいては、特に望遠側の撮影では手ぶれ等により画像の劣化を引き起こす可能性が高くなる。このような画像の劣化を防止する技術として、手ぶれ等の外的要因の振動により像面上の像が移動する場合、その像の移動方向とは逆方向に像面上の像を移動させるように、ズームレンズを構成する一部のレンズ群を光軸と略垂直に移動させる防振機構を備えたズームレンズが提案されている。
このような防振機構は、レンズ群を光軸と垂直方向に移動させるための移動機構などの部品により構成されており、ズームレンズに防振機構を設けるとズームレンズの大型化を招くおそれがある。
特許文献1では、物体側より順に、正・負・正・正・正の屈折力をもつ5つのレンズ群で構成されるいわゆる5群ズームレンズにおいて、全レンズ群を光軸に沿って独立して移動させることによりズーム動作を行い、さらに第3レンズ群を構成する一部のレンズ群を光軸と垂直方向に移動させることにより防振を行う技術が開示されている。
特許文献1では、光量を調整する開口絞りおよびシャッターと一体的に光軸に沿って移動する第3レンズ群に防振機構を設けて、第3レンズ群を構成する一部のレンズ群を光軸と垂直方向に移動することで防振を実現する。
しかし、開口絞りやシャッターとともに防振機構を第3レンズ群と一体的に構成する場合、それぞれの駆動機構を構成する各部品を近接して配置する必要があるため、部品を配置するスペースに制約が生じ、部品同士の干渉を避けようとすると、レンズユニット全体の大型化を招くおそれがある。
また、特許文献2〜5では、物体側より順に、正・負・正・負・正の屈折力をもつ5つのレンズ群で構成される5群ズームレンズにおいて、一部のレンズ群もしくは全レンズ群を光軸に沿って移動させることによりズーム動作を行い、第3レンズ群または第4レンズ群、もしくは第3レンズ群または第4レンズ群を構成する一部のレンズ群を光軸と垂直方向に移動させることにより防振を行う技術が開示されている。
特許文献2に開示されたズームレンズは、変倍率が3.5倍程度であり、10倍を超えるような高変倍率を実現する技術については開示されていない。
また、特許文献3〜5に開示されたズームレンズは、1/3型〜1/6型程度の比較的小さなサイズで35万〜200万程度の比較的少ない画素数の固体撮像素子を備えるビデオカメラなどに用いるのが好適であり、低精細度でも要求を満足するユーザに適した設計となっている。
しかし、特許文献3〜5に開示されたズームレンズは、1/1.8型〜1/2.5型程度の比較的大きなサイズで400万〜1000万程度の比較的多い画素数の固体撮像素子を備えるデジタルカメラなどに用いる場合、固体撮像素子のサイズに合わせて撮像光学系全体のサイズを大きくする必要が生じ、著しい大型化を招くと共に高精細な解像力を得ることが困難である。
特開2004−252196号公報 特開2002−107625号公報 特開2001−356270号公報 特開平11−344660号公報 特開平10−90601号公報
本発明は、高い変倍率を持ちながらも全変倍域にわたって良好な光学性能を維持し、防振機能を備えながらも小型化を可能とし、サイズが大きく画素数の多い固体撮像素子にも対応したズームレンズを提供することを目的とする。
本発明に係るズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、を備え、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群を含む少なくとも4つのレンズ群が各々独立して光軸に沿って移動することによりズーム動作を行い、前記第4レンズ群の少なくとも一部のレンズ群が光軸と垂直方向に移動ことによって像を変位させることを特徴とする。
本発明に係るズームレンズの1つの態様によれば、広角端から望遠端へ向かうほど前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が狭くなるズーム動作範囲を有することを特徴とする。
本発明に係るズームレンズの1つの態様によれば、広角端および望遠端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との光軸上の面間隔をそれぞれT34w,T34tとしたとき、
2.0<T34w/T34t<7.0
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明に係るズームレンズの1つの態様によれば、広角端および望遠端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との合成焦点距離をそれぞれf34w,f34tとし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とし、前記第4レンズ群の焦点距離をf4とし、全系の広角端および望遠端における焦点距離をそれぞれfw,ftとしたとき、
2.7<f34w/fw<4.0
0.15<f34/ft<0.36
3.3<f3/fw<5.5
0.2<f4/ft<0.6
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明に係るズームレンズの1つの態様によれば、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とし、全系の広角端および望遠端における焦点距離をそれぞれfw,ftとしたとき、
6.7<f1/fw<14.0
0.08<|f2/ft|<0.16
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明に係るズームレンズの1つの態様によれば、前記第4レンズ群の最も像面側に位置するレンズ面は、像面側に凸面を向けた形状であり、当該レンズ面の曲率半径をRaとし、全系の広角端における焦点距離をfwとしたとき、
|Ra/fw|>5.5
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明に係るズームレンズの1つの態様によれば、前記第4レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、正の屈折力を有する両凸レンズとの接合レンズから構成されることを特徴とする。
本発明に係るズームレンズの1つの態様によれば、前記第5レンズ群を移動させて合焦を行い、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とし、全系の望遠端における焦点距離をftとしたとき、
0.24<f5/ft<0.80
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明に係るズームレンズの1つの態様によれば、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群はそれぞれ少なくとも1つの非球面レンズを含み構成されることを特徴とする。
本発明によれば、第4レンズ群を第3レンズ群と同じ正の屈折力とすることで機能を分担させるようにしたので、小型でありながら高性能かつ高変倍率を達成できる。さらに、第4レンズ群の少なくとも一部のレンズ群を光軸と垂直方向に移動させるようにしたので、通常第3レンズ群近傍に設けられる光量制御機構とは離れた位置に防振機構を設けることができる。これにより、より小型化が可能となり、サイズが大きく画素数の多い固体撮像素子にも対応したズームレンズを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態とする)について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るズームレンズ10の光軸断面を示す図である。図1に示すように、ズームレンズ10は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4、正の屈折力を有する第5レンズ群G5を備える。本実施形態において、ズーム動作は、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4が各々独立して光軸に沿って移動することにより行われる。また、いわゆる手ぶれ補正を行う防振動作は、第4レンズ群G4が光軸に垂直方向に移動することにより行われる。
本実施形態では、第1レンズ群G1は正の屈折力により光束を収斂する。第2レンズ群G2は負の屈折力により第1レンズ群G1で形成された被写体像を拡大する。第3レンズ群G3および第4レンズ群G4は正の屈折力により第2レンズ群G2で拡大された光束を収斂する機能を分担する。また、広角端から望遠端へ変倍する場合(つまり、広角端から望遠端へ焦点距離を変化させる場合)、図1に示すように各レンズ群を矢印の如く第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が広がる方向に、そして第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が狭まる方向に、各レンズ群を光軸に沿って移動させる。このように各レンズ群をそれぞれ独立して移動させ、変倍の調整を各レンズ群に効果的に分担させることで、ズームレンズ10は、小型でありながら高変倍率を達成することができる。
また、第3レンズ群G3および第4レンズ群G4は、正の屈折力により光束を収斂し、結像する機能を分担する。第3レンズ群G3の物体側には光量を調整する絞り機能および光路を開閉するシャッター機能を備える光量制御機構IRが設けられる。また、第4レンズ群G4の近傍には、第4レンズ群G4を光軸に対して略垂直方向に移動することにより、手ぶれ等の外的要因による像の移動方向とは逆方向に像を移動させる防振機構(図示せず)が設けられる。
また、本実施形態では、光量制御機構IRが第3レンズ群G3に隣接して設けられ、防振機構が第4レンズ群G4に隣接して設けられる。つまり、光量制御機構IRと防振機構とがそれぞれ別のレンズ群の近傍に設けられる。その結果、光量制御機構IRおよび防振機構の配置スペースの制約が少なくなり、小型なズームレンズを実現することができる。
本実施形態では、広角端から望遠端に変倍する際に、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔を変化させることにより、第4レンズ群G4が防振動作を行う際に生じる収差の補正や、高変倍時に生じるコマ収差や像面湾曲の補正、ズーム動作時に生じる像面移動の補正を、各変倍域においてそれぞれ同時に行う。
さらに、広角端から望遠端へ変倍する際に、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少するように各レンズ群を移動させることにより、防振動作を行う第4レンズ群G4の外周側において軸外光束は屈折される。また、望遠端では、軸外光束は光軸近傍で屈折され、広角側の焦点距離域での像面湾曲を良好に補正し、さらに第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少するように移動させることにより、望遠側の焦点距離域において第4レンズ群G4が防振動作する際に偏芯により生じるコマ収差の発生を抑制することができる。
加えて、第5レンズ群G5は、光の感度に指向性をもつCCDなどの固体撮像素子が適切に映像信号を出力できるように、射出瞳の位置を物体側に移動させる機能と、ズーム動作時に生じる像面移動を補助的に補正する機能とを有する。なお、第5レンズ群はズーム動作時に固定させる構成にしてもよい。
加えて、ズームレンズ10は、高い変倍率を持ちながらも全変倍域にわたって良好な光学性能を維持するために以下に示す各条件を満足することが望ましい。
まず、広角端および望遠端における第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との光軸上の面間隔をそれぞれT34w,T34tとしたとき、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
2.0<T34w/T34t<7.0 ・・・(1)
ここで、条件式(1)は、広角端および望遠端における第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との光軸上の面間隔の比について規定する。T34w/T34tが条件式(1)の上限である7.0を上回る場合、広角端において、第4レンズ群G4を通過する光束の位置が光軸より外周側に離れ過ぎるため、防振動作を行う第4レンズ群G4のレンズ径を大型化する必要がある。また、T34w/T34tが条件式(1)の上限である7.0を上回るということは、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との面間隔の変動量が比較的に大きいことを意味する。そのため、T34w/T34tが条件式(1)の上限である7.0を上回ると、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との移動スペースを確保する必要があるため、ズームレンズ全系の大型化を招く。また、T34w/T34tが条件式(1)の下限である2.0を下回る場合は、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との面間隔の変動量が比較的に小さいことを意味し、広角端において第4レンズ群G4による非点収差や像面歪曲など軸外の諸収差の補正と、望遠端において第4レンズ群G4が防振動作時に軸上の偏芯により生じるコマ収差の補正とを双方とも実現することは困難になる。以上の通り、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との光軸上の面間隔の比が条件式(1)を満足することで、本実施形態によれば、広角側において生じる像面湾曲と、望遠側において第4レンズ群G4が防振動作時に生じるコマ収差とを良好に補正することができ、かつ小型で高変倍が可能な5群ズームレンズを実現することができる。
また、広角端および望遠端における第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との合成焦点距離をそれぞれf34w,f34tとし、第3レンズ群G3および第4レンズ群G4の焦点距離をそれぞれf3,f4とし、ズームレンズ10の全系の広角端および望遠端における焦点距離をそれぞれfw,ftとしたとき、以下の条件式(2),(3),(4),(5)を満足することが望ましい。
2.7<f34w/fw<4.0 ・・・(2)
0.15<f34t/ft<0.36 ・・・(3)
3.3<f3/fw<5.5 ・・・(4)
0.2<f4/ft<0.6 ・・・(5)
ここで、条件式(2)は、広角端における第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との合成焦点距離について規定する。f34w/fwが条件式(2)の上限である4.0を上回ると、広角端における第3レンズ群G3および第4レンズ群G4の全系に対する屈折力が弱くなり過ぎ、ズームレンズの高変倍化が困難になる。また、f34w/fwが条件式(2)の下限である2.7を下回ると、広角端における第3レンズ群G3および第4レンズ群G4の全系に対する屈折力が強くなり過ぎ、第4レンズ群G4より像面側に第5レンズ群G5と、光学ローパスフィルタなどの光学等価部材を配置するスペースの確保が困難になる。
条件式(3)は、望遠端における第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との合成焦点距離について規定する。f34t/ftが条件式(3)の上限である0.36を上回ると、望遠端における第3レンズ群G3および第4レンズ群G4の全系に対する屈折力が弱くなり過ぎ、ズームレンズ全系が光軸方向に長大化してしまう。また、f34t/ftが条件式(3)の下限である0.15を下回ると、望遠端における第3レンズ群G3および第4レンズ群G4の全系に対する屈折力が強くなり過ぎ、第4レンズ群G4が防振動作する際に偏芯による生じる軸上のコマ収差が増大し、補正が困難になる。
条件式(4)は、広角端における第3レンズ群G3の焦点距離の適切な範囲を規定する。f3/fwが条件式(4)の上限である5.5を上回ると、第3レンズ群の全系に対する屈折力が弱くなり過ぎ、ズームレンズを高変倍化することが困難になる。また、第3レンズ群G3より像面側に配置される第4レンズ群G4のレンズ径を大きくする必要があり、第4レンズ群G4に設けられる防振機構の大型化や防振機構の消費電力の増大を招く。さらに、f3/fwが条件式(4)の下限である3.3を下回ると、第3レンズ群の全系に対する屈折力が強くなり過ぎ、球面収差や軸上色収差などを良好に補正することが困難になる。
条件式(5)は、望遠端における第4レンズ群G4の焦点距離の適切な範囲を規定する。f4/ftが条件式(5)の上限である0.6を上回ると、第4レンズ群の全系に対する屈折力が弱く、第4レンズ群の作用を十分に発揮することができず、ズームレンズ全系が光軸方向に長大化してしまう。また、f4/ftが条件式(5)の下限である0.2を下回ると、第4レンズ群G4の全系に対する屈折力が強くなり過ぎ、望遠側の焦点距離域において第4レンズ群G4が防振動作時に発生する非点収差や倍率色収差などを良好に補正することが困難になる。
以上、条件式(2)〜(5)を満足することにより、各変倍域で諸収差を良好に補正しつつ、防振動作時に収差変動を少なくすることが可能な小型で高変倍の5群ズームレンズを実現することができる。
また、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2の焦点距離をそれぞれf1,f2とし、ズームレンズ全系の広角端および望遠端における焦点距離をそれぞれfw,ftとした場合、以下の条件式(6),(7)を満足することが好ましい。
6.7<f1/fw<14.0 ・・・(6)
0.08<|f2/ft|<0.16 ・・・(7)
ここで、条件式(6)は広角端における第1レンズ群G1の焦点距離の適切な範囲を規定する。f1/fwが条件式(6)の上限である14.0を上回ると、第1レンズ群G1の全系に対する屈折力が弱くなり過ぎ、ズームレンズの高変倍化が困難になる。また、f1/fwが条件式(6)の下限である6.7を下回ると、第1レンズ群G1の全系に対する屈折力が強くなり過ぎ、広角端における球面収差や軸上色収差などを良好に補正することが困難になる。
条件式(7)は望遠端における第2レンズ群G2の焦点距離の適切な範囲を規定する。|f2/ft|が条件式(7)の上限である0.16を上回ると、第2レンズ群の全系に対する屈折力が弱くなり過ぎ、ズームレンズの高変倍化が困難になる。また、|f2/fw|が条件式(7)の下限である0.08を下回ると、第2レンズ群G2の全系に対する屈折力が強くなり過ぎ、望遠端における球面収差や軸上色収差などを良好に補正することが困難になる。
さらに、本実施形態において、第4レンズ群G4の最も像面側のレンズ面は、像面側に凸面を向けた形状として、さらに曲率半径をRaとした場合、以下の条件式(8)を満足することが好ましい。
|Ra/fw|>5.5 ・・・(8)
ここで、条件式(8)は、防振動作を行う第4レンズ群G4の最も像面側に位置するレンズ面の適切な形状を規定する。|Ra/fw|が条件式(8)の下限である5.5を下回ると、第4レンズ群G4の最も像面側に位置するレンズ面に対する光束の入射角度が大きくなり、防振動作時に収差を良好に補正することが困難になる。
加えて、本実施形態において、第4レンズ群G4は物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両側に凸面を向けた正レンズとを接合した接合レンズにより構成することが好ましい。第4レンズ群G4をこのように構成することで、防振動作時における色収差の発生を最小限に抑えながら、第4レンズ群G4の近傍に設けられる防振機構を小型化することができる。
また、本実施形態において、第5レンズ群G5を移動させて合焦を行い、第5レンズ群G5の焦点距離をf5とした場合、以下の条件式(9)を満足することが好ましい。
0.24<f5/ft<0.80 ・・・(9)
ここで、条件式(9)は、ズームレンズ全系の望遠端における第5レンズ群G5の焦点距離の適切な範囲を規定する。f5/ftが条件式(9)の上限である0.80を上回ると、第5レンズ群G5の全系に対する屈折力が弱くなり、第5レンズ群の作用を十分に発揮することができず、ズームレンズ全系が光軸方向に長大化してしまう。また、f5/ftが条件式(9)の下限である0.24を下回ると、第5レンズ群G5の全系に対する屈折力が強くなり過ぎ、非点収差や倍率色収差などを良好に補正することが困難になる。
加えて、本実施形態において、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3を構成する少なくとも一部のレンズをそれぞれ非球面レンズにすることで、効果的に収差補正をすることが可能であり、ズームレンズ10をより高倍率化および広角化することが可能になる。また、第2レンズ群G2の一部を非球面レンズで構成することで、主に広角側での歪曲収差や非点収差を良好に補正することができる。さらに、第3レンズ群G3の一部を非球面レンズで構成することで、主に望遠側での球面収差などを良好に補正することができる。
以上のように各条件を満足するようにレンズ群を構成することで、小型でありながら11倍〜17倍程度の高倍率で、比較的多い画素数を有する高精細な固体撮像素子にも適したズームレンズ10を提供することが可能であり、上記の各条件を満足するズームレンズ10は、各変倍域において、高い結像性能を得ることができ、かつ防振動作時に発生する収差の変動を抑制することができるため、防振動作時においても良好に収差を補正することができる。よって、ズームレンズ10を搭載した撮像装置は、小型でかつ高変倍率を達成しつつ、防振機能を備えることができる。
続いて、第1乃至第4実施例について、以下図面を用いて説明する。なお、図2〜図5は第1実施例、図6〜図9は第2実施例、図10〜図13は第3実施例、図14〜17は第4実施例に関する図である。
初めに、各実施例における共通の事項について説明する。
まず、以下の説明において、「Si」は物体側から数えてi番目の面、「Ri」は面Siの曲率半径、「Ti」は物体側からi番目の面とi+1番目の面との光軸上の面間隔、「ndLi」はレンズLiのd線(波長587.6nm)における屈折率、「νdLi」はレンズLiのd線におけるアッベ数、「f」はレンズ全系の焦点距離、「Fno」は開放F値、「ω」は半画角をそれぞれ示すものとする。
また、各実施例において用いられるレンズには、レンズ面が非球面によって構成されるものも含まれる。
非球面形状は、レンズ面の頂点から光軸方向への距離を「x」、レンズ面の頂点から光軸と垂直方向への距離を「y」、近軸曲率半径をR、非球面係数をk,A,B,C,Dとしたとき、次式で表される。
Figure 2007286446
第1乃至第4実施例におけるズームレンズは、図2、図6、図10及び図14に示すように、物体側から像面IMGへと順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5から構成される。図2、図6、図10及び図14では、それぞれ広角端での各レンズ群の位置関係を示している。
また、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には絞りおよびシャッタの機能を果たす光量制御機構IRが配置される。また、第5レンズ群G5と像面IMGとの間には、光学等価部材L15が配置される。光学等価部材L15は、例えば物体側から順に、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、固体撮像素子のカバーガラスから構成される。
[第1実施例]
図2は、第1実施例に係るズームレンズ10の広角端における光軸断面を示す図である。図2に示すように、第1実施例において、第1レンズ群G1は、物体側より順に負メニスカスレンズL1と両凸レンズL2とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3から構成され、全体として正の屈折力を有する。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、負メニスカスレンズL4、両凹レンズL5、両凸レンズL6と両凹レンズL7とを接合した接合レンズから構成され、全体として負の屈折力を有する。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、両凸レンズL8、両凸レンズL9と両凹レンズL10とを接合した接合レンズから構成され、全体として正の屈折力を有する。また第3レンズG3の物体側には光量制御機構IRが隣接して設けられる。
第4レンズ群G4は、物体側より順に、負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズから構成され、全体として正の屈折力を有する。また、第4レンズ群G4の近傍には防振機構が設けられ、防振機構が第4レンズ群G4を光軸にほぼ垂直方向に移動させることにより、手ぶれ時の振動による画像のぶれを補正する。
第5レンズ群G5は、物体側より順に、両凸レンズL13と負メニスカスレンズL14とを接合した接合レンズから構成され、全体として正の屈折力を有する。
表1は、第1実施例に係るズームレンズが短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における焦点距離、Fナンバー、半画角の値を示す。なお、長さを示すfの単位は[mm]、角度を示すωの単位は[度]である。以下同様である。
Figure 2007286446
表2は、第1実施例に係るズームレンズの各数値データを示す。なお、長さを示すR,Tの単位は[mm]であり、表中「INF」は無限大を示す。
Figure 2007286446
表3は、ズーム動作によって可変する面間隔T5,T12,T18,T21,T24の短焦点距離端、中間焦点距離及び長焦点距離端における各値を示す。
Figure 2007286446
表4は、第1実施例における条件式(1)〜(9)のパラメータの値を示す。
Figure 2007286446
図3乃至図5は、第1実施例に係るズームレンズ10の短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における諸収差図である。図3乃至5において、<A>は球面収差、<B>は非点収差、<C>は歪曲、<D>は防振動作を行っていない場合の横収差、<E>は防振動作を行っている場合の横収差を示す。また、図3乃至5において、像高をYとする。第2〜第4実施例でも同様とする。
図3乃至5に示すように、第1実施例に係るズームレンズ10によれば、高倍率を実現することが可能であり、さらに広角端から望遠端までの各変倍域において、防振動作時でも諸収差を良好に補正することが可能なズームレンズを実現することができる。
[第2実施例]
次に、第2実施例について説明する。図6に示すように、第2実施例において、第1レンズ群G1は第1実施例と同様のレンズ構成であり、第2レンズ群G2は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4、両凹レンズL5、両凸レンズL6と両凹レンズL7との接合レンズから構成され、全体として負の屈折力を有する。なお、両凹レンズL5の物体側の面S8は非球面形状になっている。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、両凸レンズL8、両凸レンズL9、両凹レンズL10から構成され、全体として正の屈折力を有する。また、第1実施例と同様に第3レンズ群G3の物体側には光量制御機構IRが隣接して設けられる。
第4レンズ群G4は、第1実施例と同様のレンズ構成であり、第5レンズ群G5は、物体側より順に、両凸レンズL13、両凹レンズL14から構成され全体として正の屈折力を有する。
表5は、第2実施例に係るズームレンズが短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における焦点距離、Fナンバー、半画角の値を示す。
Figure 2007286446
表6は、第2実施例に係るズームレンズの各数値データを示す。
Figure 2007286446
表7は、第2実施例において、ズーム動作によって可変する面間隔T5,T12,T19,T22,T26の短焦点距離端、中間焦点距離及び長焦点距離端における各値を示す。
Figure 2007286446
また、表8は、第2実施例における条件式(1)〜(9)のパラメータの値を示す。
Figure 2007286446
また、第2レンズ群G2を構成する両凹レンズL5の物体側の面S8は非球面によって構成されている。表9は、面S8における非球面係数を示す。
Figure 2007286446
なお、表8中の「E」は、10を底とする指数表現を意味するものとする(以下でも同様とする)。
図7乃至図9は、第2実施例に係るズームレンズ10の短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における諸収差図である。
[第3実施例]
次に、第3実施例について説明する。図10に示すように、第3実施例に係るズームレンズ10において、第1レンズ群G1は、第1〜第2実施例と同様のレンズ構成であり、第2レンズ群G2は、第2実施例と同様のレンズ構成である。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、両凸レンズL8、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL9、両凹レンズL10から構成され、全体として正の屈折力を有する。また、第3レンズ群G3の物体側には光量制御機構IRが隣接して設けられる。
第4レンズ群G4は、第1〜第2実施例と同様のレンズ構成であり、第5レンズ群G5は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と負メニスカスレンズL14との接合レンズから構成され全体として正の屈折力を有する。
表10は、第3実施例に係るズームレンズが短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における焦点距離、Fナンバー、半画角の値を示す。
Figure 2007286446
表11は、第3実施例に係るズームレンズの各数値データを示す。
Figure 2007286446
表12は、第3実施例において、ズーム動作によって可変する面間隔T5,T12,T19,T22,T25の短焦点距離端、中間焦点距離及び長焦点距離端における各値を示す。
Figure 2007286446
また、表13は、第3実施例における条件式(1)〜(9)のパラメータの値を示す。
Figure 2007286446
また、第2レンズ群G2を構成する両凹レンズL5の物体側の面S8は非球面によって構成されている。表14は、面S8における非球面係数を示す。
Figure 2007286446
図11乃至図13は、第3実施例に係るズームレンズ10の短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における諸収差図である。
[第4実施例]
次に、第4実施例について説明する。図14に示すように、第4実施例に係るズームレンズ10において、第1レンズ群G1は、第1〜第3実施例と同様のレンズ構成であり、第2レンズ群G2は、第2〜第3実施例と同様のレンズ構成である。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、両凸レンズL8、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL9と負メニスカスレンズL10との接合レンズから構成され、全体として正の屈折力を有する。なお、両凸レンズL8の物体側の面S13は非球面形状になっている。また、光量制御機構IRが第3レンズ群G3の物体側に隣接して設けられる。
第4レンズ群G4は、第1〜第3実施例と同様のレンズ構成であり、第5レンズ群G5は、物体側より順に、両凸レンズL13と両凹レンズL14との接合レンズから構成され全体として正の屈折力を有する。
表15は、第4実施例に係るズームレンズが短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における焦点距離、Fナンバー、半画角の値を示す。
Figure 2007286446
表16は、第4実施例に係るズームレンズの各数値データを示す。
Figure 2007286446
表17は、第4実施例において、ズーム動作によって可変する面間隔T5,T12,T18,T21,T24の短焦点距離端、中間焦点距離及び長焦点距離端における各値を示す。
Figure 2007286446
また、表18は、第4実施例における条件式(1)〜(9)のパラメータの値を示す。
Figure 2007286446
また、第2レンズ群G2を構成する両凹レンズL5の物体側の面S8、および第3レンズ群G3を構成する両凸レンズL8の物体側の面S13はそれぞれ非球面によって構成されている。表19は、面S8および面S13における非球面係数を示す。
Figure 2007286446
図15乃至図17は、第4実施例に係るズームレンズ10の短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における諸収差図である。
次に、このズームレンズ10が搭載された撮像装置について説明する。図18は、ズームレンズ10を搭載したデジタルカメラの構成の一例を示す図である。このデジタルカメラは、被写体の像を取得するレンズブロック100と、撮像信号の各種処理や像撮像に必要な各種制御を行う本体部200に大別される。レンズブロック100は、5群のレンズ群からなるズームレンズ10と、当該ズームレンズ10によって導かれた被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子12と、を備えている。固体撮像素子12は、電気信号に変換された被写体像を、画像データとして本体部200に出力する。
本体部200は、操作部26を介して入力されたユーザからの指示に基づき、制御部24が各種処理を実行している。また、信号処理部28は、固体撮像素子12から出力された画像データに対し、A/D変換やノイズ除去などの各種信号処理を実行する。信号処理後の画像データは、表示部30や記録媒体32に出力される。記録媒体32は、メモリカードなどからなるデータ記憶媒体であり、撮像された画像データはこの記録媒体に記録される。表示部30は、LCD等の表示装置であり、ユーザは、この表示部30を介して撮像した画像の確認等を行う。レンズ駆動制御部22は、フォーカシングやズーミングが必要なときに、ズームレンズに搭載されたレンズ移動機構に対して駆動信号を出力し、レンズ群の移動を指示する。ズームレンズに搭載されたレンズ移動機構のモータは、この指示に応じて駆動し、レンズ群を移動させる。
本実施形態に係るズームレンズの光軸断面を示す図である。 第1実施例に係るズームレンズの広角端における光軸断面を示す図である。 第1実施例に係るズームレンズの短焦点距離端における諸収差を示す図である。 第1実施例に係るズームレンズの中間焦点距離における諸収差を示す図である。 第1実施例に係るズームレンズの長焦点距離端における諸収差を示す図である。 第2実施例に係るズームレンズの広角端における光軸断面を示す図である。 第2実施例に係るズームレンズの短焦点距離端における諸収差を示す図である。 第2実施例に係るズームレンズの中間焦点距離における諸収差を示す図である。 第2実施例に係るズームレンズの長焦点距離端における諸収差を示す図である。 第3実施例に係るズームレンズの広角端における光軸断面を示す図である。 第3実施例に係るズームレンズの短焦点距離端における諸収差を示す図である。 第3実施例に係るズームレンズの中間焦点距離における諸収差を示す図である。 第3実施例に係るズームレンズの長焦点距離端における諸収差を示す図である。 第4実施例に係るズームレンズの広角端における光軸断面を示す図である。 第4実施例に係るズームレンズの短焦点距離端における諸収差を示す図である。 第4実施例に係るズームレンズの中間焦点距離における諸収差を示す図である。 第4実施例に係るズームレンズの長焦点距離端における諸収差を示す図である。 ズームレンズを搭載したデジタルカメラの構成の一例を示す図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群、G2 第2レンズ群、G3 第3レンズ群、G4 第4レンズ群、G5 第5レンズ群、IR 光量制御機構、L15 光学等価部材、IMG 結像面、10 ズームレンズ、12 固体撮像素子、22 レンズ駆動制御部、24 制御部、26 操作部、28 信号処理部、30 表示部、32 記録媒体。

Claims (10)

  1. 物体側より順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群と、
    正の屈折力を有する第4レンズ群と、
    正の屈折力を有する第5レンズ群と、
    を備え、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群を含む少なくとも4つのレンズ群が各々独立して光軸に沿って移動することによりズーム動作を行い、
    前記第4レンズ群の少なくとも一部のレンズ群が光軸と垂直方向に移動することによって像を変位させる
    ことを特徴とするズームレンズ。
  2. 請求項1に記載のズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端へ向かうほど前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が狭くなるズーム動作範囲を有する
    ことを特徴とするズームレンズ。
  3. 請求項1または2に記載のズームレンズにおいて、
    広角端および望遠端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との光軸上の面間隔をそれぞれT34w,T34tとしたとき、
    2.0<T34w/T34t<7.0
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
    広角端および望遠端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との合成焦点距離をそれぞれf34w,f34tとし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とし、前記第4レンズ群の焦点距離をf4とし、全系の広角端および望遠端における焦点距離をそれぞれfw,ftとしたとき、
    2.7<f34w/fw<4.0
    0.15<f34/ft<0.36
    3.3<f3/fw<5.5
    0.2<f4/ft<0.6
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とし、全系の広角端および望遠端における焦点距離をそれぞれfw,ftとしたとき、
    6.7<f1/fw<14.0
    0.08<|f2/ft|<0.16
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
    前記第4レンズ群の最も像面側に位置するレンズ面は、像面側に凸面を向けた形状であり、当該レンズ面の曲率半径をRaとし、全系の広角端における焦点距離をfwとしたとき、
    |Ra/fw|>5.5
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
    前記第4レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、正の屈折力を有する両凸レンズとの接合レンズから構成される
    ことを特徴とするズームレンズ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
    前記第5レンズ群を移動させて合焦を行い、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とし、全系の望遠端における焦点距離をftとしたとき、
    0.24<f5/ft<0.80
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
    前記第2レンズ群および前記第3レンズ群はそれぞれ少なくとも1つの非球面レンズを含み構成される
    ことを特徴とするズームレンズ。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載のズームレンズを備えた撮像装置。
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