JP2007285878A - タイヤ脱着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つのタイヤ脱着装置により、複数のタイヤ試験装置にタイヤを脱着できるようにし、タイヤホイールの中心をタイヤ試験装置のスピンドルの軸芯に容易に合わせることができるようにし、作業者の負担を極力小さくする。
【解決手段】この発明は、まず、タイヤ脱着装置のアームを支持する支柱部を軌条にそって横方向に移動させるようしたので、タイヤの脱着作業を行うことができるエリアが広がり、複数のタイヤ試験装置に対応することが可能となる。また、その支柱部を旋回可能としたので、軌条を夾んで反対側の広いスペースをも活用できる。そのアームの先端に位置決め部材を設けてタイヤ試験装置のスピンドルに嵌合可能としたので、タイヤホイールの中心をスピンドル軸芯に容易に合わせることができる。さらに、タイヤホイールをアームの長手方向にスライド可能としたので、作業者は、そのタイヤホイールを支えることなく脱着でき、作業者の負担を小さくし得る。
【選択図】図1(a)

Description

この発明は、タイヤ試験装置に、試験用のタイヤホイールを取付け及び取外しするために使用するタイヤ脱着装置に関するものである。
タイヤの各種性能試験を行う場合に、その試験体となるタイヤは、試験用のホイール(リムディスク)のリムに嵌め込んで一体とされ(以下、「タイヤホイール」という)、そのタイヤホイールに形成されたハブ孔をタイヤ試験装置のスピンドルに嵌め込むことにより取付け、また、抜き取ることにより取外しされる。
このタイヤホイールは重量が重いので、上記タイヤ試験装置への脱着作業を手作業で行うと非常に重労働である。また、タイヤホイールは、構内の床面上の低い位置に多数並べて保管されている場合が多いので、そのタイヤホイールを持ち上げ、あるいは取り卸しするために、中腰の姿勢で作業を行う機会が多くなる。このため、作業者への負担が非常に大きいものとなっている。
この作業者の負担を軽減するために、例えば、特許文献1に示すタイヤ脱着装置の技術が開示されている。
このタイヤ脱着装置は、試験装置の前に固定された基部に、上下方向の支柱部を設け、その支柱部に、タイヤホイールを支持可能なアームを昇降可能、且つヒンジ部を介して水平方向(横方向)へ旋回可能に取付けたものである。そのアームには、前記支柱部への連結部分以外に複数のヒンジ部が設けられており、その各ヒンジ部を境に、前後の部材が水平方向に揺動可能となっている。また、そのアームは、その長手方向へ伸縮可能となっている。
特開2004−205393号公報
しかし、従来のタイヤ脱着装置は、支柱部を固定の基部から立ち上げてその基部に不動に固定しているため、装置全体を手軽に移動させることが困難である。したがって、ひとたび装置を据付ければ、タイヤホイールの脱着作業を行うことができるエリアが限られてしまう。したがって、一つのタイヤ脱着装置により、並列する複数のタイヤ試験装置すべてに対応することが難しい場合がある。
また、このタイヤ脱着装置は、複数のアームをヒンジ連結したものであり、作業範囲をさらに広げ、アームの揺動範囲を広げるためには、アームを長くするか、ヒンジ部の数を増やす必要がある。
しかし、アームは片持ち状に支持されているため、そのアームが長くなればたわみが増加し、また、ヒンジ部の数が増えればそのヒンジ部の連結隙間(嵌合隙間)が増大し、アーム先端のたわみ変位はさらに大きくなる。アーム先端のたわみ変位が大きくなると、アームで支持したタイヤホイールをスピンドルに嵌める際にアームが揺れるので、そのタイヤホイールの中心をスピンドルの軸芯に合わす作業が難しくなる。軸芯の調整作業は、より簡単であることが望ましい。
さらに、従来のタイヤ脱着装置によれば、アーム先端に支持したタイヤを、タイヤ試験装置のスピンドルへ手作業で押し込み及び引き抜きをしている。この押し込み及び引き抜きは、タイヤを支えながらの作業であるので非常に大きな力が必要であり、作業者の負担が大きい。
そこで、この発明は、一つのタイヤ脱着装置により、複数のタイヤ試験装置にタイヤを脱着できるようすることを第一の課題とし、タイヤホイールのハブ孔の中心をタイヤ試験装置のスピンドルの軸芯に容易に合わせることができるようにすることを第二の課題とし、タイヤ試験装置のスピンドルへタイヤホイールを押し込む際、又は引き抜く際の作業者の負担を極力小さくすることを第三の課題とする。
上記第一の課題を解決するために、この発明は、アームを支持する支柱部を横方向に移動させる手段を採用したものである。支柱部が、基部に対して横方向へ移動すれば、タイヤの脱着作業を行うことができるエリアが広がり、一つのタイヤ脱着装置により、複数のタイヤ試験装置にタイヤホイールを脱着することが可能となる。
その支柱部の横方向への移動は、上記固定の基部上を無軌条で走行するようにしてもよいが、その基部に直線状又は曲線状の軌条を設けて、支柱部が軌条に沿って横移動するようにすれば、タイヤ脱着装置の軌跡が一定となる。このため、タイヤ試験装置をその軌条に沿って並べて配置することにより、描く試験装置の円滑な運用が可能となる。また、位置決め制御も行い易い。
なお、その支柱部を旋回可能とすれば、支柱部を夾んでタイヤ試験装置の反対側の広いスペースをも活用できる。例えば、その反対側の広いスペースで、本機へのタイヤホイールの付け外し作業も可能となる。また、タイヤ試験装置を配置するスペースと、タイヤホイールの付け外しに使用するスペースとを、構内に効率的に配置することができる。
上記第二の課題を解決するために、この発明は、アームの先端に位置決め部材を設けて、その位置決め部材をタイヤ試験装置のスピンドルに嵌合可能としたのである。このようにすれば、タイヤホイールのハブ穴の中心をタイヤ試験装置のスピンドル軸芯に容易に合わせることができる。
上記第三の課題を解決するために、この発明は、上記アームに支持したタイヤホイールを、そのアームの長手方向にスライド可能としたのである。タイヤホイールがアームに沿ってスライド自在であれば、作業者は、そのタイヤホイールを支えることなく、対向する試験装置のスピンドルに押し込み又は引き抜きをすることができる。したがって、作業者の負担を小さくし得る。
また、そのアームに押込部材を進退可能に設けて、その押込部材を、アームに支持したタイヤホイールの後端面に当てて前進させることにより、タイヤホイールをスピンドルに押し込むことができるようにしてもよい。このようにすれば、タイヤ試験装置のスピンドルへタイヤホイールを押し込む際の作業者の負担をより小さくすることができる。
さらに、上記アームに引込用治具を進退可能に設けてもよい。その引込用治具を、上記タイヤ試験装置のスピンドルに嵌合したタイヤホイールに係合して後退させることにより、そのタイヤホイールを前記スピンドルから引き抜くようにすれば、タイヤ試験装置のスピンドルからタイヤホイールを引き抜く際の作業者の負担をさらに小さくすることができる。
この発明は、アームの支柱部を横方向に移動できるようにしたので、タイヤホイールの脱着作業を行うことができるエリアが広がり、一つのタイヤ脱着装置により、複数のタイヤ試験装置にタイヤホイールを脱着することが可能となる。
また、アームの先端に位置決め部材を設けて、その位置決め部材をタイヤ試験装置のスピンドルに嵌合可能としたので、アームに支持したタイヤホイールのハブ孔の中心を、タイヤ試験装置のスピンドルの軸芯に容易に合わせることができる。
さらに、アームに支持したタイヤホイールを、そのアームの長手方向にスライド可能としたので、作業者は、そのタイヤホイールを支えることなく、対向する試験装置のスピンドルに押し込み又は引き抜きをすることができる。したがって、作業者の負担を小さくし得る。
一実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。この実施形態のタイヤ脱着装置は、図2及び図3に示すように、タイヤ置き場35に載置された試験用タイヤホイールWを、タイヤ試験装置32のスピンドル15に脱着するために使用される。
タイヤ試験装置32を配置した構内の位置関係は、上記タイヤ置き場35とタイヤ試験装置32との間の床面に設けた固定の基部G上に、直線状の軌条4が設けられており、タイヤ脱着装置は、その軌条4に沿って、図2に示す奥行き方向に移動可能となっている。タイヤ置き場35には、通常、試験用のタイヤホイールWが多数並べて保管される。
また、タイヤ試験装置32は、上記軌条4に沿って複数並列して設けられている。例えば、4基のタイヤ試験装置32を並列する場合には、軌条4は、直線状に10m程度設ければ概ね全試験装置32を網羅できる。この複数のタイヤ試験装置32が、すべて軌条4に対してすべて同じ側に設けられていれば、前記軌条4に沿ってタイヤ脱着装置が適宜移動することにより、一の試験装置32へのタイヤホイールWの取付け、他の試験装置32からの取外しを連続的に行うことができ、効率的な運用が可能である。
タイヤホイールWは、試験用のリムRにタイヤTを嵌め込んで一体とされており、そのタイヤホイールWの中心にハブ孔Hが形成されている。また、そのハブ孔Hの周囲には、等分方位の位置にボルト孔38が形成されている。タイヤ試験装置32のスピンドル15にこのハブ孔Hを嵌め込み、ホイールナットで締付けることにより、タイヤホイールWが取付けられ、また、ホイールナットを緩めてスピンドル15から抜き取ることによりタイヤホイールWが取外しされる。
タイヤ脱着装置の構成は、上記基部G上に立ち上がる支柱部1の下端部に図1(a)に示すガイドローラ(係合部)6が設けられており、軌条4のガイド角材28に、前記支柱部1に設けたガイドローラ6がその両側からスライド自在に噛み合うことにより横方向へ移動可能となっている。その移動は、駆動装置である走行用ギヤドモータ7の回転軸に取付けたピニオン11の歯11aが、軌条4の側部に取付けたラック12の歯12aと噛合い、そのピニオン11の回転により、支柱部1が軌条4に沿って走行し移動するようになっている。
なお、その支柱部1の走行及び位置決め制御は、走行用ギヤドモータ7の回転軸に取付けたパルスエンコーダ(図示せず)による数値制御としている。
その支柱部1は円柱状を成し、外周面には、鉛直方向に伸びる直線状のキー溝8が形成されている。その支柱部1に、サドル2が昇降可能、旋回可能に取付けられる。
サドル2は、水平方向に伸びるアーム14と、そのアーム14の後端14bに設けられたサドル基部13とで構成され、そのサドル基部13に設けられた上下方向の穴に、前記支柱部1が挿通されてぴったりと嵌り摺動可能となっている。
サドル2の昇降は、上記支柱部1の上部に設けられた駆動装置である昇降用ギヤドモータ9と、その昇降用ギヤドモータ9に連結されたボールネジ20等の動作により行われる。ボールネジ20が軸周り回転することにより、前記サドル基部13に固定されたナット21が、そのボールネジ20に沿って上下方向に移動し、サドル2を昇降させる。
サドル2の旋回は、上記サドル基部13に設けられた駆動装置である旋回用ギヤドモータ18と、その旋回用ギヤドモータ18の回転軸に取付けたピニオン19、及び、上記サドル2の下部に取付けられて、前記支柱部1の外周に嵌るラックギヤ17等の動作により行われる。ピニオン19が回転することにより、そのピニオン19の歯19aがラックギヤ17の歯17aと噛み合っているので、ピニオン19はラックギヤ17の周囲に沿って移動し、そのピニオン19の移動に伴ってサドル基部13が支柱部1周りに回転する。前記サドル基部13が支柱部1周りに回転することによりアーム14も一体に回転し、横方向に旋回することになる。
このとき、ラックギヤ17は、上記サドル基部13と一体に昇降するようになっており、且つ、サドル基部13は、支柱部1の軸周り回転自在に結合されている。また、ラックギヤ17は、そのラックギヤ17の内周部に設けた滑りキー16が、支柱部1の周面に形成したキー溝8に噛み合っている(図1(b)参照)。
このため、サドル2の昇降の際に、そのサドル2と、旋回用ギヤドモータ18、ピニオン19、及びラックギヤ17等が一体に昇降し、また、サドル2の旋回の際には、サドル基部13が、旋回用ギヤドモータ18、ピニオン19、ボールネジ20、昇降用ギヤドモータ9等とともに支柱部1周りに回転し、ラックギヤ17は回転しないようになっている。
なお、支柱部1の上下端に設けたブラケット10,10’には、弧状の長孔10a,10a’が形成されているので、サドル2の旋回とともにボールネジ20は、この長孔10a,10a’内を移動する。また、昇降用ギヤドモータ9は、そのフレーム9aの下端に設けた突部9bが、前記長孔10aに沿う溝10bに摺動自在に嵌っているので、サドル2の旋回を阻害しないようになっている。
上記アーム14の外側には、筒状の位置決め部材5が設けられている。位置決め部材5は、前記アーム14の長手方向にスライド可能となっており、その支柱部1側の後端14bに設けられた前記長手方向のラック26に、駆動装置である位置決め部材移動用ギヤドモータ22の動作により回転するピニオン27が噛み合っている。位置決め部材移動用ギヤドモータ22によりピニオン27を回転させれば、位置決め部材5がアーム14の長手方向に進退し、位置決め部材5が前進した際には、その先端5aが、上記タイヤ試験装置32のスピンドル15の先端15aに嵌合可能となっている。なお、位置決め部材の進退の位置決めは、リミットスイッチによる制御としている。
位置決め部材5の外形は、タイヤホイールWのハブ孔Hにぴったりと嵌る断面円形であり、アーム14の長手方向に沿って同一断面で伸びるものである。その外径寸法は、ハブ孔Hの内径に対し、マイナス2mm程度が望ましい。また、位置決め部材5の外周に嵌るタイヤホイールWは、その位置決め部材5に沿って長手方向にスライド可能となっているので、位置決め部材5の素材には、耐摩耗素材を用いることが望ましい。
タイヤ押込装置3は、上記位置決め部材5に嵌めたタイヤホイールWをタイヤ試験装置32のスピンドル15に押し込む装置である。その構成は、中心に位置決め部材5の外径と同径又はやや大径の孔を有する円形の押込み板(押込部材)29が、前記位置決め部材5に挿通されている。その押込み板29の背面側(支柱部1側)には、前記位置決め部材5の外周面に沿う弧状面を有する対の鼓型ガイドローラ30,30と、2本の丸ラック(ラック軸)31が設けられている。
サドル2には、駆動装置であるタイヤ押込用ギヤドモータ33、そのタイヤ押込用ギヤドモータ33の動作により回転する軸36にピニオン34,34が設けられており、前記軸36の回転とともに、ピニオン34の歯34aと丸ラック31の歯31aとが噛み合うことにより、丸ラック31,31が進退し、押込み板29を進退させる。
タイヤ引込用治具43は、上記タイヤ試験装置32のスピンドル15に嵌めたタイヤホイールWを位置決め部材5の方へ引き抜く装置である。その構成は、図4に示すように、前記押込み板29に、前面側に向かって突出する複数のボルト軸43bが着脱可能に設けられており、その各ボルト軸43bが、前記位置決め部材5が前進した際に、スピンドル15に嵌めたタイヤホイールWのボルト孔38に挿通可能となっている。そのボルト軸43bの先端には、ナット43aがねじ込み可能となっているので、そのボルト軸43bの前端にナット43aをねじ込んで、押込み板29を後退させれば、タイヤホイールWを引込むことができるようになっている。
このタイヤ脱着装置を用いたタイヤ試験装置32へのタイヤホイールWの取付け、及び取外し方法について、以下、説明する。
タイヤ試験装置32へのタイヤホイールWの取付けについては、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
(タイヤ供給工程)
サドル2のアーム14、及び位置決め部材5が、タイヤ置き場35の方向を向くようにサドル2を旋回させる。
タイヤ置き場35で縦置き(ハブ孔Hが支柱部1側に対面した状態)した測定用のタイヤホイールWの中心位置(ハブ孔Hの中心位置)に、位置決め部材5の軸芯を合わすために、支柱部1を軌条4に沿って走行させ、サドル2を昇降させる。
タイヤホイールWの中心位置と、位置決め部材5の軸芯を合わせた後、押込み板29を前進させる。つぎに、押込み板29の前部に設けたリムクランプ装置(図示せず)でタイヤホイールWを押込み板29の前面に固定する。固定した後、押し込み板29を後退させ、そのタイヤホイールWを位置決め部材5の後端側へ引込んでおく。
(タイヤ搬入、位置決め工程)
スピンドル15の軸芯の高さと、支持したタイヤホイールWの中心高さとが一致するように、サドル2を昇降させる。
スピンドル15の軸芯と、タイヤホイールWの中心との横方向(水平方向)位置が一致するように、支柱部1を軌条4に沿って走行させる。その支柱部1の走行動作と並行してサドル2の旋回を行い、タイヤホイールWを支持した位置決め部材5及びアーム14をスピンドル15の方向へ向けて、そのアーム14の先端14aをスピンドル15の先端15aに対向させる。
(スピンドルへの嵌合工程)
上下方向、横方向の位置決めが完了した後、位置決め部材5を前進させ、その先端5aをスピンドル15の先端15aに嵌合させる。
(タイヤ押込み工程)
押込み板29を前進させ、タイヤホイールWの後端面を押して、そのタイヤホイールWをスピンドル15側に押し込む。スピンドル15と位置決め部材5とは、ほぼ同一外径となっているので、タイヤホイールWのハブ孔Hにスピンドル15がスムースに挿通される。 タイヤホイールWを設定位置37まで押し込んだ後、リムクランプ装置と押込み板29との締結を解き、その後、押込み板29を後退させる。また、位置決め部材5も後退し、アーム14を退去させる。
タイヤホイールWのリムRのボルト孔38を通してスピンドル15のタップ穴にボルトを締め込み、そのタイヤホイールWをスピンドル15に固定する。
ここで、タイヤホイールWの取付け作業は完了し、タイヤ試験装置32による所定の測定を行う。
タイヤ試験装置32へ取付けたタイヤホイールWの引抜きについては、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
(タイヤ引抜き工程)
試験終了後、タイヤホイールWとスピンドル15とのボルトの締結を解く。
位置決め部材5の軸芯とスピンドル15との軸芯を合わせ、その位置決め部材5の先端5aとスピンドル15の先端15aとを嵌合させた後、押し込み板29を前進させる。
つぎに、タイヤホイールWと押込み板29とを固定し、その後、押込み板29の後退によりタイヤホイールWを位置決め部材5側へ引き抜く。
このとき、タイヤ引込用治具43を使用し、図4に示すように、ボルト軸43bをタイヤホイールWのボルト孔38に挿通してナット43aで固定し、その状態で押込み板29を後退させることにより、タイヤホイールWを前記スピンドル15から引き抜きやすくなる。
(タイヤ搬出工程)
引き抜いたタイヤホイールWをタイヤ置き場35に戻すために、支柱部1を走行させて横移動するとともに、サドル2の昇降、旋回とを行う。
位置決め部材5及びアーム14が、タイヤ置き場35の所定の方向へ向けば、押込み板29を前進させ、タイヤホイールWを位置決め部材5から取り外す。
続いて、押込み板29のリムクランプ装置による締結を解くと、試験済みのタイヤホイールWは、タイヤ置き場35に縦置きされる。
そして、押込み板29を後退させた後、サドル2の旋回、昇降、支柱部1を横移動させ、タイヤ脱着装置を元の状態に戻す。
なお、この実施形態では、支柱部1の走行、サドル2の昇降及び旋回、位置決め部材5や押込み板29の進退を行うための駆動装置として、電動モータとギヤ、ネジ等を用いるギヤドモータを用いたが、電動モータとギヤ、ネジ等を用いる機構のみならず、油圧や空気圧等を動力とするシリンダ、モータ等を使用してもよい。
また、実施形態では、各移動部材の位置決めの制御方法として、パルスエンコーダやリミットスイッチを用いたものを例示しているが、他の手法を採用してもよい。例えば、近接スイッチや、機械的に各可動部材の動きを所定位置で規制するメカストッパによるもの等が考えられる。
さらに、この実施形態では、4基のタイヤ試験装置32を並列させたが、軌条4を延長すれば、そのタイヤ試験装置32はさらに増設することができる。また、軌条4を曲線状に配置することも可能である。また、タイヤ試験装置32を、軌条4を夾んで両側に配置すれば、軌条4を延長することなくタイヤ試験装置32を増設できるようになる。
なお、押込装置3の他の実施形態として、図7に示すものを採用し得る。図7は、サドル2の内部にボールネジ40を設け、そのボールネジ40がギヤドモータ33の動作により回転し、その回転により押込み板29に固定されたナット41が長手方向に沿って前後へ移動し押込み板29を進退させる構成を有するものである。
押込み板29の進退の位置決め制御は、ギヤドモータ33の回転軸に取付けられたパルスエンコーダ(図示せず)による数値制御とできる。
この構成によれば、前述の実施形態のごとく、丸ラック31が後方に突出することがないので、装置全体をコンパクトにし得る。
さらに、他の実施形態として、図8に示すように、支柱部1の周面のキー溝8をらせん状にし、上記ラックギヤ17の内周部には、上記滑りキー16に代えてピン23でラックギヤ17に回転自在に固定された回転ローラ42が嵌るようにしてもよい。
この構成によれば、サドル基部13が前記支柱部1に対して昇降することにより、前記キー溝8と回転ローラ42との噛合いにより、サドル基部13が前記支柱部1周りに回転する。このとき、回転ローラ42が回転しながら前記キー溝8内を移動するので、サドル2の昇降はスムースである。また、サドル基部13を旋回させる駆動装置を省略できるので、装置全体を簡素化し得る。
一実施形態の要部拡大斜視図 一実施形態の要部拡大斜視図 同実施形態の側面図 図2の平面図 タイヤ引込用治具を装着した際の要部拡大図 同実施形態の作業内容を示すフローチャート(タイヤホイール取付け時) 同実施形態の作業内容を示すフローチャート(タイヤホイール取外し時) 他の実施形態の要部拡大図 他の実施形態の要部拡大図
符号の説明
1 支柱部
2 サドル
3 タイヤ押込装置
4 軌条
5 位置決め部材
6 係合部(ガイドローラ)
7 駆動装置(支柱走行用ギヤドモータ)
8 キー溝
9 駆動装置(サドル昇降用ギヤドモータ)
10,10’ ブラケット
10a,10a’ 長孔
11 ピニオン
12 ラック
13 サドル基部
14 アーム
14a アーム先端
14b アーム後端
15 スピンドル
15a 先端
16 滑りキー
17 ラックギヤ
18 駆動装置(サドル旋回用ギヤドモータ)
19 ピニオン
20 ボールネジ
21 ナット
22 駆動装置(位置決め部材移動用ギヤドモータ)
24 軸受ユニット
25 ガイドブッシュ
26 ラック
27 ピニオン
28 軌条(ガイド角材)
29 押込部材(押込み板)
30 ガイドローラ
31 ラック軸(丸ラック)
32 タイヤ試験装置
33 駆動装置(タイヤ押込用ギヤドモータ)
34 ピニオン
35 タイヤ置き場
36 軸
37 タイヤ押込み位置
38 ボルト孔
39 タイヤ脱着位置
40 ボールネジ
41 ナット
42 ローラ
43 タイヤ引込用治具
G 基部
H ハブ孔
R リム
T タイヤ
W タイヤホイール

Claims (9)

  1. タイヤ試験装置32のスピンドル15に、タイヤホイールWを脱着するタイヤ脱着装置において、
    固定の基部G上に支柱部1を設け、その支柱部1に、上記タイヤホイールWを支持可能なアーム14を昇降可能に設け、前記支柱部1を前記固定の基部Gに対して横方向へ移動可能として、前記アーム14の昇降及び前記支柱部1の横移動によりアーム14の先端14aを上記スピンドル15の先端15aに対向可能としたことを特徴とするタイヤ脱着装置。
  2. 上記支柱部1は、上記固定の基部Gに設けた軌条4に、前記支柱部1に設けた係合部6がスライド自在に噛み合うことにより横方向へ移動可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ脱着装置。
  3. 上記アーム14を、上記支柱部1に対し横方向に旋回可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ脱着装置。
  4. 上記アーム14の後端14bにサドル基部13を設け、そのサドル基部13を上記支柱部1に昇降可能、且つ横方向へ回転可能に係合するとともに、前記サドル基部13を前記支柱部1に対し昇降させることにより前記アーム14を昇降させ、前記サドル基部13を前記支柱部1周りに回転させることにより前記アーム14を横方向に旋回させることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ脱着装置。
  5. 上記支柱部1の周面にらせん状のキー溝8を設け、上記サドル基部13に前記キー溝8に噛み合う滑りキー16を設けるとともに、前記サドル基部13が前記支柱部1に対して昇降することにより、前記キー溝8と滑りキー16との噛合いにより、サドル基部13が前記支柱部1周りに回転することを特徴とする請求項4に記載のタイヤ脱着装置。
  6. 上記アーム14の先端に位置決め部材5を設け、その位置決め部材5を前記アーム14の長手方向にスライド可能とするとともに、その位置決め部材の先端5aを、上記タイヤ試験装置32のスピンドル15に嵌合可能としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のタイヤ脱着装置。
  7. 上記アーム14に支持した前記タイヤホイールWを前記アーム14の長手方向にスライド可能としたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のタイヤ脱着装置。
  8. 上記アーム14に押込部材29を進退可能に設けて、その押込部材29を、前記アーム14に支持したタイヤホイールWの後端面に当てて前進させることにより、そのタイヤホイールWを上記タイヤ試験装置32のスピンドル15に押し込むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のタイヤ脱着装置。
  9. 上記アーム14に引込用治具43を進退可能に設けて、その引込用治具43を、上記タイヤ試験装置32のスピンドル15に嵌合したタイヤホイールWに係合して後退させることにより、そのタイヤホイールWを前記スピンドル15から引き抜くことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のタイヤ脱着装置。
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