JP2007285709A - 放射線撮像装置の製造方法及び放射線撮像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】接着層中の気泡による画像欠陥を低減して画像品位を向上させるとともに、製品毎の接着層厚みのばらつきを抑えて安定な品質を保証することを目的とする。
【解決手段】光電変換素子が形成される光電変換素子部が接着された基台である光電変換パネルに、放射線を光に変換するシンチレータを透明接着剤で貼り合わせる放射線撮像装置の製造方法において、大気圧雰囲気下で、シンチレータ又は光電変換パネルに透明接着剤を塗布する工程と、減圧雰囲気下で、シンチレータと光電変換パネルとを貼り合わせる工程と、雰囲気を大気圧雰囲気に戻した上で、透明接着剤を硬化させる工程と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療診断用又は非破壊検査用の二次元画像を読み込める放射線撮像装置の製造方法及び放射線撮像システムに関し、シンチレータと複数枚で構成された光電変換素子部とを備える放射線撮像装置の製造方法及び放射線撮像システムに関する。
昨今、医療のさまざまな分野でデジタル化が進んでいる。例えば、放射線を利用したX線診断の分野では、画像情報のデジタル化のため二次元の放射線撮像装置が開発されてきている。特に、***撮影用、胸部撮影用には最大で43cm四方の放射線撮像装置が作られている。
この種の撮像装置は、複数の撮像素子をタイル状に貼り合わせることで、大面積の放射線撮像装置を実現している。この撮像素子としては、CCD撮像素子、MOS型撮像素子又はCMOS型撮像素子等がある。
医療診断を目的とする放射線撮影は、例えば、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたフィルムスクリーンシステムがよく行われている。
このシステムによれば、被写体を透過したX線は被写体内部の情報を含み、それが増感紙によってX線の強度に比例した可視光に変換されX線フィルム上に感光される。
また最近では、X線をシンチレータによってX線の強度に比例した可視光に変換し、それを光電変換素子(フォトダイオード)を用いて電気信号に変換、AD変換器でデジタル信号に変換する装置が使用されている。
このように複数の撮像素子を貼り合わせた撮像装置としては、特許文献1に開示されるものがある。
図20は特許文献1に開示された放射線撮像装置の断面図である。
基台3に固定用接着剤2で複数枚の光電変換素子基板1を接合して大判化基板4とし、基板1の受光面上に透明接着剤6を介してシンチレータ5が貼りあわされた構造である。
透明接着剤2は気泡がない又は気泡の大きさが画像サイズより小さいことが好ましい。透明接着層に気泡があると、空気と接着剤の屈折率の差から光透過率が変わってしまい画像ムラとなる。
従来技術では、気泡を生じることなく大判化基板とシンチレータを貼り合わせる製造方法を示している。
図21は、その貼り合せ方法を示した断面図である。
まず、あらかじめ光電変換基板の受光面に透明接着剤が塗られた大判化基板の端にシンチレータを置いて、その部分にシンチレータの上からローラー33で加圧する。
ローラー33は所定の接着厚みになるような圧力で設定されており、加圧した状態でローラー33は回転し、加圧開始点とは反対側の大判化基板の端までローラー33を回転移動させる。
ローラー33は厚みをコントロールしながら、余剰な接着剤とともに貼りあわせ時に発生する気泡も一緒に押し、気泡のなく厚みが制御された接着層を得ることができる。
特開平10−233496号公報
しかしながら、従来の貼り合せ手法では、以下に示す点で困難があった。
図22は、接着剤中に気泡を取り込むメカニズムを説明したものである。
光電変換素子基板上に接着剤を滴下した時に、表面粗さ、濡れ性、配線の段差などにより接着剤の表面が凹凸形状塗布面34になる場合がある。
この状態でシンチレータを密着させると凹凸形状にそって気泡25を取り込んでしまう。
気泡はローラーをしごいて外気に抜けさせていくのだが、どうしても加圧開始地点では気泡が残留してしまう。
また、ローラーでしごいて気泡抜きをする時に、図23のように光電変換素子基板間26の近傍にくると、隣接した基板との段差により気泡が隙間に残留してしまうこともある。
透明接着剤はより強い接着強度を得るために加熱硬化又はUV硬化のものから選択したほうが良い。
従来技術の装置においては、シンチレータ、光電変換基板、基台ともにUVは透過しにくい材質となっているので、熱硬化タイプの接着剤を採用している。
一般に熱硬化の場合、十分な接着強度を得るには90℃〜150℃までの温度が必要となる。
接着層中に気泡が入った状態で加熱する、例えば150℃でキュアをかけると気泡の体積は約1.4倍に膨張する。
図24のようにチップ段差付近に気泡が残留していれば、気泡は膨らんで光電変換素子基板上にかかってしまう。
そこで、本発明は、接着層中の気泡による画像欠陥を低減して画像品位を向上させるとともに、製品毎の接着層厚みのばらつきを抑えて安定な品質を保証することを目的とする。
また、接着剤の除去作業をなくすことで工数を削減して低コスト化した画像入力装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、光電変換素子が複数形成される光電変換素子部が基台に接着された光電変換パネルに、放射線を光に変換するシンチレータを透明接着剤で貼り合わせる放射線撮像装置の製造方法において、大気圧雰囲気下で、前記シンチレータ又は前記光電変換パネルに前記透明接着剤を塗布する工程と、減圧雰囲気下で、前記シンチレータと前記光電変換パネルとを貼り合わせる工程と、雰囲気を大気圧雰囲気に戻した上で、前記透明接着剤を硬化させる工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、シンチレータとセンサパネルが接着された基板とを貼り合わせるときだけ減圧することで、貼り合せ時に生じる気泡を小さくすることができる。これにより、気泡による画像欠陥を低減し、画像品位が向上する。
さらに、透明接着剤の塗布形状が格子型のライン状又はドット状にすることで、貼り合せ時に生じる気泡のサイズと発生箇所を制御でき、格子状のピッチを狭めれば初期の気泡のサイズを小さくすることが可能となる。これにより、気泡による画像欠陥を低減し、画像品位が向上する。
さらに、光電変換素子部の外周部近傍で、透明接着剤が多く塗布されることで、チップ間とシンチレータ端に余剰な接着剤を供給できるようになり、その場所からの気泡の侵入を防ぐことができる。これにより、気泡による画像欠陥を低減し、画像品位が向上する。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の実施の形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態としての放射線撮像装置の製造方法で作製される放射線撮像装置を示し、図1(a)は上面図、図1(b)は断面図である。
図1に示すように、基台3上に接着剤2によって、光電変換素子が形成される光電変換素子部1が接着されている。これを光電変換パネル4とする。
光電変換パネル4の光電変換素子部1が接着される面上には、透明接着剤6で放射線を光に変換するシンチレータ5が接着されている。
光電変換素子部1に形成される光電変換素子は、CCD、CMOS、a−Siフォトダイオード(PIN型、MIS型)に代表されるもので、光電変換素子部1には二次元状に配列されている。
また、光電変換素子部1は、複数枚(図1中では10枚)貼り合わされており、二次元状に規則正しく配列されている。
基台3には、ガラス、セラミック、CFRP、アルミなどの材料を用いられるが、製造中に加わる熱を考慮し、シンチレータ5と光電変換素子部1と基台3には熱膨張係数が極力近いものになるように選ぶことが望ましい。
シンチレータ5は、放射線を光に変換するためのシンチレータ層を有している。シンチレータ5の材料としては、増感紙、ACS、FOSがある。
増感紙は酸化チタンが含有されたPET基板上に粉末状のCaWO、CdWO、GdS、LaS、YS、HfP、ZnS、ZnCdSが混合された結合材を塗布し乾燥させたものである。
ACS、FOSはCsIを真空蒸着させたもので、蒸着基板がそれぞれアモルファスカーボンとFOP(ファイバーオプティカルプレート)となる。
CsI、CaWO、CdWO、GdS、LaS、YS、HfP、ZnS、ZnCdSはいずれも放射線を可視光に変換する材料である。
シンチレータ5と光電変換パネル4とを固定する接着剤はエポキシ、シリコーン、アクリル系の樹脂であり、熱で硬化するタイプを用いる。
透明接着剤6は光学的に透明であり、光電変換素子部1の配線が電食しないようにNa、Kなどのアルカリ金属のイオン成分が10ppm以下であることが求められている。
また、透明接着剤6の厚みは解像度の観点から100μm以下が好ましく薄ければ薄いほど良いが、隣接したチップ間の段差が最大10μm程度あるため、透明接着剤6は最低10μm以上が必要となる。
さらに、接着厚みを厳密に制御したい場合は、透明接着剤6中に球状又は円柱状のスペーサーを混入させても良い。
光電変換素子部1上には、引き出し電極にバンプ7が形成され、フレキシブル回路基板8から出ているリード線と接合されている。
フレキシブル回路基板8は基台3に設けられた孔9を通して、基台3の裏側にある駆動又は演算処理用のICを備えたプリント回路基板に接続されている。
フレキシブル回路基板8をプリント回路基板に接続する際には、バンプ7から剥れないように基台3にある孔9に封止材10を充填することで固定している。
次に、本発明の一実施形態としての放射線撮像装置の製造方法を説明する。
図2は、本発明の一実施形態としての放射線撮像装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。
(1)ダイシング:光電変換素子が形成されるウェハーを切断して、所望のサイズの光電変換素子部1を作る。
(2)バンプ形成:光電変換素子部1の引き出しパッドにバンプ7を作る。
(3)インナーリードボンディング:フレキシブル回路基板8から出ているリード線をバンプ7に接合する。
(4)インナーリード曲げ:インナーリードをチップ裏面側に向けて90°曲げる。
(5)チップアライメント:複数枚の光電変換素子部1をアライメントしながら二次元的に配列する。
(6)基台貼り合せ:配列した光電変換素子部1を接着剤2にて基台3に貼り合せる。
(7)シンチレータ貼り合せ:光電変換素子部1の受光面上に透明接着剤6でシンチレータ5を貼り合せる。
この後、フレキシブル回路基板8をプリント回路基板に接続し、筐体に取り付けると放射線撮像装置ができ上がる。
次に、各工程を具体的に説明する。
図3は、ダイシング工程を示す図で、図3(a)はその平面図であり、図3(b)はその側面図である。
薄膜半導体プロセスによって作製されたウェハー11を所定のスライスラインに沿ってダイシングブレード12で切断し、1チップの光電変換素子部1にする。
光電変換素子部1とフレキシブル回路基板8との電気的接続を行うために、光電変換素子部1上にある入出力用の引き出し電極部13に、スタッドバンプ方式やメッキなどの方法によりバンプ7を形成する。
図4は、光電変換素子部1にバンプ7を形成する工程を示す図である。図4(a)はその平面図であり、図4(b)はその側面図である。
図5は、光電変換素子部1にあるバンプ7とフレキシブル回路基板8とを接続する様子を示した図である。図5(a)は、バンプ7及びフレキシブル回路基板8付近を示した概略的断面図であり、図5(b)は上面図である。
図5において、14はバンプ7に接続されるフレキシブル回路基板8のインナーリードである。15は、光電変換素子部1の端部とインナーリードとがショートするのを防止したり、光電変換素子部1の端部が欠損するのを防止したりするための有機絶縁層である。有機絶縁層には、ポリイミド樹脂層などが使用される。
まず、有機絶縁層として、例えば、ポリイミド樹脂を25μmの厚さとなるように形成する。
次に、バンプ7とフレキシブル回路基板8との電気的接続を行うために、バンプ7とインナーリード14とを、例えば超音波や熱圧着により金属間接合する。
ちなみに、インナーリード14は、銅箔などをエッチングすることによって形成する。インナーリード14は、ニッケル及び金を用いてメッキを施して18μm程度の厚さとしている。また、フレキシブル回路基板8の総厚は、50μm程度としている。
図6は、光電変換素子部1にあるバンプ7とフレキシブル回路基板8とを接続する際に治具で保持する様子を示す断面図である。
図6に示すように光電変換素子部1を保持台16、17によって保持した状態で、治具18を二つの保持台の方向に移動させる。
こうして、光電変換素子部1の端部でインナーリード14を光電変換素子部1の裏側に向けて90°程度折り曲げる。
図7は、光電変換素子部1と基台3との接着工程を示す断面図である。
フレキシブル回路基板8を備えた複数の光電変換素子部1を、X、Y、Z方向及びθ(回転)方向に可動するアライメントヘッド19とアライメントカメラ20を用いて位置合わせしながらアライメントステージ21上に載置する。
このとき、図7(a)のように、各光電変換素子部1は、アライメントステージ21に形成されている孔からバキューム装置などで吸引されることによってアライメントステージ21上に固定される。
次に、図7(b)において、各光電変換素子部1が所要の動作を行うかどうかの検査を行う。検査では、検査治具22をフレキシブル回路基板8と接続して、例えば静電気などによって光電変換素子が破壊されていないかなどを調べる。
そして、図7(c)では、検査の結果、光電変換素子に欠陥が発見されれば、その光電変換素子部1の下方のバキューム装置をオフして、アライメントヘッドを用いて不良チップ23を交換する。
続いて、図7(d)及び図7(e)において、光電変換素子部1上に、紫外線、湿気、硬化剤付与で硬化するシリコーン、アクリル、エポキシ樹脂等の基板保持用の接着剤を塗布する。
基台3に設けられた長孔にフレキシブル回路基板8を挿入し、それから光電変換素子部1と基台3とを密着させた後に、紫外線を照射する又は加圧するなどして接着する。
なお、ここでは、基台3には、光電変換素子部1やシンチレータ5との間における熱膨張率などを考量して、ガラス、セラミック、パーマアロイ(鉄+ニッケル)合金、CFRPを用いる。
最後に、図7(f)では、光電変換素子部1と基台3とを接着した後、ステージ上から光電変換パネル4を取り外す。
図8は、光電変換パネル4とシンチレータ5とを貼り合わせる工程の説明図である。
まず、シンチレータ5の光出力面又は光電変換パネル4の受光面のいずれかに透明接着剤6を塗布する。
透明接着剤6が硬化剤を添加する2液混合タイプの場合や、塗布厚みを制御するのにスペーサーを混合させた場合には、混合した際に生じた気泡を除去しなくてはならない。
塗布前に真空脱泡処理を行う必要があり、脱泡時の真空圧は、後記する真空貼りあわせの雰囲気より低い圧力で行う。もし高いと真空貼りあわせの時に接着剤から再び気泡が出てしまうからである。
接着剤の塗布方法としてスピンコート、スクリーン印刷、ディスペンサーによる手段が挙げられる。
塗布に求められる条件とし、次の項目が挙げられる。
(a)10μm以上の厚膜塗布ができること。
(b)室温雰囲気で長時間経過すると硬化する接着剤も扱うため、硬化によって部品が使用できないケースもあるので、消耗部品が安価であること。
(c)実施形態2で説明するが、場所によって塗布厚みを変える可能性があるため、簡単に塗布量が変更できること。装置自体が安価であること。
以上の条件を踏まえて塗布手段を考慮すると次のようになる。
スピンコートは、厚膜塗布をするには何回もコーティングしなければならない。また、場所によって塗布厚みを変えることができない。よって、スピンコート法は、本実施形態の放射線撮像装置の製造方法において使用される方法としては適さない。
スクリーン印刷は、消耗品となる印刷版が高価であることや、場所によって塗布厚みを変えるには印刷版を2種類用意しなくてはならないので手間を要する。スクリーン印刷法も適さない。
一方、ディスペンサーは、圧力とニードル径によって塗布厚みを大きくすることができ、かつ塗布位置はロボット制御できるので部分的に塗布量を変更するのは簡単である。また、消耗部品はニードルとシリンジになるが比較的安価に手に入れることができる。
ディスペンサーは、ドット状又はライン状にしか塗布できないので膜厚ムラがスピンコートやスクリーン印刷に比べて大きい。
シンチレータを貼り合せた時に大きな気泡ができることが懸念されるが、後記する真空下での貼り合せを行えば気泡は大気開放したときに小さくなるので問題はなくなる。
また、ディスペンサーは、正確な量、塗布形状を実現するにはニードルと塗布基板の間隔が小さいほうが良く、本装置の製造条件では0.3mm以下に設定している。
透明接着剤6を塗布するのは、シンチレータ5及び光電変換パネル4のいずれでも良いと説明した。しかし、CFRP材質の基台3は反りが45cm角サイズで約1mm程度あるので、光電変換素子部1にニードルが接触して半導体層を破壊してしまう。
以上のことから、本実施形態では、図8(a)のように透明接着剤6をディスペンサー24でシンチレータ5上に塗布する。
今回、塗布パターンはX、Y方向にピッチA(mm)でドット状に塗るパターンを用いている。
図8(b)のように、光電変換パネル4を受光面が上側になるように置き、その上にシンチレータ5が塗布面を下側にした状態で、透明接着剤6が光電変換素子の受光面に接触しないような位置に固定する。
この状態を維持したまま、外周雰囲気を大気圧P(1.2×10Pa)からP(Pa)まで減圧する。
所定の真空圧に達したら、図8(c)のようにシンチレータ5を光電変換パネル4に近づけて、上下基板を貼り合わせる。その際、ドット状の透明接着剤6の間に気泡25が発生する。
あらかじめ所定の厚みになるように、透明接着剤6の量を決めて塗布しているが、透明接着剤6が流れやすいように上下基板にプレス圧をかける。シンチレータ5にCsIを用いた場合は、CsIの強度は比較的弱く、耐圧が1kg/cm程度しかないため、これよりも低い圧力でプレスしなくてはならない。具体的には、100Pa以下がよい。
低圧プレスで貼り合わせるため、透明接着剤6は粘度が低いほうが良く、50P以下が好ましい。
上下の基板を貼り合せた後、外周雰囲気を大気圧に戻す。図8(d)のように、先ほど発生した気泡は大気圧によって縮小していく。
ちなみに下記の条件で貼り合せをした場合、気泡がどの程度の大きさになるかを見積もった。
接着厚み:d=50 (μ)=0.05(mm)
塗布ピッチ:A=5(mm)
真空貼り合せ時の圧力:P=100 (Pa)
真空貼り合せ時に発生する気泡の体積V’は、数1より0.26875mmとなる。
Figure 2007285709
数1において、
V’:接着剤のないエリアの体積、すなわち気圧P時の気泡
d:シンチレータと光電変換パネルの間隔
a:接着剤の塗布ピッチ
である。
この状態で大気圧に開放すると、数2より気泡の体積Vは2.2396×10−4mmに縮小する。
Figure 2007285709
数2において、
V:大気圧の気泡の体積
:大気圧
残留した気泡を50μm高さの円柱状の気泡と仮定すると、半径37.8μの気泡となる。
光電変換素子の画素サイズは100〜160μm程度なので、この大きさの気泡であれば1画素欠陥にもならない。
約15〜18時間かけて大気圧で放置し、完全に気泡が小さくなりきったら、温度をかけて接着剤を硬化させる。硬化温度は、CsIの耐熱温度が100℃であることから90℃近辺で1時間ほどキュアを行った。
シンチレータ5と光電変換パネル4を接着した後、プリント回路基板にフレキシブル回路基板8を接続し、筐体に取り付けると、放射線撮像装置ができる。
本実施形態では塗布パターンをある一定間隔でX,Y方向にドット状に塗布したものを採用している。
仮に、スピンコートのような全面塗布で平坦性のある接着層を作った場合、シンチレータを貼り合せると気泡の発生箇所や大きさが製品毎で異なってしまい、場合によっては大きな気泡が残ってしまう問題が生じる。
図9は、本実施形態において透明接着剤6を塗布する形状の例を示す平面図である。図9(a)はドット状に塗布したものを示し、図9(b)は格子状に塗布したものを示す。
図9に示すように、ある程度、気泡の発生箇所と大きさを制御するために、一定間隔でX、Y方向にドット状に塗布するか又は格子状に塗布することが好ましい。
(実施形態2)
実施形態1では、接着剤の塗布量をあらかじめ所望の接着厚みになるように見積もっているが、適量に塗布すると下記のように気泡が発生する可能性が出てくる。図10及び図11でその現象を説明する。
図10は、光電変換素子チップの段差がなくかつ接着厚みが10μmになるように塗布し真空貼り合せを行った場合の気泡の挙動を示した図である。
図10(a)では、シンチレータ5上に接着剤がある一定間隔をもってドット状に塗布されており、接着剤が塗られていない箇所にチップ隙間26が位置している。
この塗布位置関係で、真空下で貼り合せをすると、図10(b)のようにチップ中央ではドットとドットの間に気泡が生じる。
一方、チップ隙間近傍では接着剤がチップ断面27に沿い、毛細管現象のようにチップ裏側へ接着剤が流れていくため、チップ隙間近傍のシンチレータとチップの間には接着剤がなくなる。
さらに大気圧に開放すると、気泡は小さくなろうとするために気泡周辺の接着剤を取り込もうとする。
図10(c)のようにチップ中央では、まわりの接着剤を取り込みながら気泡は小さくなっていくが、チップ隙間近傍では必要量の接着剤の一部が裏面側に流れてしまったため、チップ隙間近傍の画素には接着剤がなくなる。
図11は、光電変換素子チップの段差が5μmありかつ接着厚みが10μmになるように塗布して真空貼り合せを行った際の気泡の挙動を示した図である。
図11(a)では、図10のように、シンチレータ上に接着剤がある一定間隔をもってドット状に塗布されており、接着剤が塗られていない箇所にチップ隙間が位置している。
また、チップ1aは1bより5μm高い位置にある。次に真空貼り合せを行うと、チップ1bは1aより低いため、シンチレータと光電変換素子チップ間のギャップが大きくなる。
そのために、チップ1b上の気泡はチップ1aのものに比べ大きくなり、また、シンチレータの端28の部分も図10でははみ出していたものが、逆に不足してシンチレータ端まで行き渡らない状況となっている。
チップ隙間近傍でも接着剤が不足してチップ端一杯までしか接着剤がない。この状況で大気圧に開放すると気泡を小さくするためにチップ隙間、シンチレータ外周から接着剤を供給しようとするが、その供給部分の接着剤の量が不足しているために、図10(c)のようにそこから気泡が侵入してしまう。
図10、図11に示した例をまとめと、接着剤の厚みを管理するには、その厚みに見合った量を塗布することが最適ではあるが、チップ間段差やチップ隙間により接着剤が不足する事態が生じる。
具体的には、気泡が大きくなったり、チップ隙間近傍やシンチレータ端に接着剤が少ない箇所が生じたりする。
減圧雰囲気から大気圧化に戻した時、気泡は小さくなろうとするために、シンチレータ端やチップ隙間から接着剤を供給しようとするが、供給部の接着剤が少ないため気泡が侵入してしまう。本実施形態ではその対処方法を示す。
本実施形態では、実施形態1よりも気泡の発生を抑制する塗布パターンを提案したものである。
図12は第2の実施形態としての塗布パターンを示した図である。
本実施形態では、光電変換素子チップ上に塗布されているが、これはチップとの位置関係を判りやすくしたためで、実際はシンチレータ上でその位置に対応する場所に塗られている。
パターン形状は、ある程度、気泡の発生箇所と大きさを制御するために、一定間隔でX、Y方向にドット状に塗布するパターンを基本としている。
図12(a)では、チップ中央にあるドット状接着剤29は所定の厚みになるように適した量で塗布されている。一方、チップ隙間近傍及びチップ端では、ドット状接着剤28がチップ中央部のものよりも多い量で塗布されている。
図12(b)では、チップ中央部よりも多い量でチップ外周部を囲うように直線状30で塗られている。
このような塗布パターンのもので真空貼り合せすると図13のようになる。図13はチップ隙間からシンチレータの端までの構造断面図である。
本実施形態では、シンチレータの端28とチップ隙間26近傍に接着剤を多く塗布したため、図10、11に比べて、シンチレータ端部の接着剤のはみ出しは多くなった。その結果、チップ隙間でも接着剤は隙間を充填するのみならず、基台3にまで到達するようになった。
この状態で大気開放しても気泡の体積相当とする接着剤はチップ隙間及びシンチレータの端から充分供給することが可能となり、気泡の回り込みを回避することができる。
(実施形態3)
実施形態2では、チップ隙間とシンチレータ端に接着剤を多く塗布することで気泡の回り込み問題について対処をはかっている。ただし、多く塗布すると言っても、あまり多すぎるとシンチレータ端、チップ間近傍の接着層が所望の厚みより大きくなってしまうので、やはり適量といったものがある。
しかしながら、適量といっても下記の理由によりその量を決めることは難しい。
シンチレータを貼り合わせる時に発生する気泡の体積、特にチップ間に段差があるときはその近傍の気泡の体積は異なるため、これを考慮して接着剤の塗布量を決めなくてはならない。
チップ隙間に侵入する接着剤は、チップ隙間の大きさによって流れ込み量が変わる。
結局、チップ間段差の最大値とチップ隙間の最大値を前提に塗布量を見積もることになる。
仮に、最小値のチップ間段差と最小値のチップ隙間をもつ光電変換素子基板を張り合わせる場合には、シンチレータの外側か、基台と光電変換素子基板に挟まれた空間に接着剤を移動させなくてはならない。その理由は接着剤が余ってしまうからであり、その手法は貼り合せ時のプレスによって行う。
接着層厚みが薄くなればなるほどプレス圧は大きくなる。
しかし、ACSやFOSなどCsIを用いたシンチレータの場合、CsIの柱状結晶を破壊する圧力が1Kg/cm以上であることから、貼り合せのプレス圧はおのずとそれ以下に制限されてしまう。
低圧でプレスして薄い接着層を得るには、接着剤の流動性を向上させるために粘度が低いものやチキソ性の低い接着剤を選定しなければならない。
以上のように、実施形態2を実現するには、透明接着剤の選定が重要となり、下記のような条件を満たさなくてはならない。したがって、接着剤の種類も限定されてしまう。
熱硬化
光学的に透明
Na、Kなどのアルカリ金属のイオン成分が10ppm以下
極低粘度
低チキソ
第3の実施形態では、パネル構成を工夫することで透明接着剤の選定の自由度を広げることができる。
図14は放射線撮像装置の第3の実施形態であり、図14(a)は装置の上面図を示し、図14(b)はX方向、Y方向の断面図を示している。
本装置の特徴は外周封止材31である。封止材は上面図のように9枚貼られた光電変換基板の外周に位置し、かつX、Y方向断面図のように基台と光電変換基板間を埋めている。
また、9枚の光電変換基板の外周にあるチップ間にも封止材が充填されている。
図15は、第3の実施形態で真空貼り合せした状態での気泡の分布を示した図である。
図15(a)は断面位置を示すための上面図であり、図15(b)は断面図である。
図16は、図15の状態で大気開放した時の接着剤の挙動を示した図である。
図16(a)は断面位置を示すための上面図であり、図16(b)は断面図である。
大気開放すると気泡25が小さくなるので、その体積分の接着剤をシンチレータ端28にある接着剤から供給する。
接着剤が移動するルートは、シンチレータと光電変換素子基板との間((1))と光電変換基板と隣接した光電変換素子基板との間((2))がある。
また、(2)のルートを介して、シンチレータと光電変換素子基板の間や光電変換素子基板と基台の間に供給される場合もある。
本実施形態のような構造を有すれば、接着剤塗布量の制限に関しては、シンチレータの端の部分を除き、チップ間段差やチップ隙間の広さを考えることなく設計値どおりの厚みになるように相当量の接着剤を塗布すれば良い。
仮に、チップ間段差や隙間の影響を受けて接着剤が不足しても、シンチレータ端に充分な量の接着剤があればそこから供給されるので問題はない。
本実施形態のような構造を用いれば、チップ間に余剰の接着剤を塗布する必要がなくなるため、CsIのような脆いシンチレータに大きな圧力をかける必要がなくなる。また、接着剤の粘度も比較的高いものを選択肢に入れることも可能となる。
次に、第3の実施形態に挙げた放射線撮像装置の製造方法を示す。概略の工程フローは図2に示したものであるが、基台貼り合せとシンチレータ貼り合せは若干製造方法が異なるのでその工程のみを説明する。
図17は基台貼り合せ工程を示す図である。図17(a)は装置の上面図を示し、図17(b)は断面図を示している。
まず、光電変換素子部1を固定するための接着剤2を基台上にある一定間隔を置いてX、Y方向にドット状で塗布する。
その後、外周封止材31を光電変換素子の外周を囲うように塗る。基台上に2種類の材料を塗布したら、アライメントされて二次元に配列された光電変換素子基板を貼り合わせる。
当然、接着剤2は光電変換素子基板を基台に貼り合わせる役割を持つ。
そのほかに、貼り合わせる光電変換素子基板はそれぞれ厚みが異なるので、受光面を平坦化させる(つまりチップ間段差がない)には基板厚みを接着層2で吸収しなくてはならない。
仮に、接着剤2を全面塗布すると、光電変換素子基板を貼り合わせた時、基板厚みを吸収するために接着剤をなじませるのでプレス圧力をかなり大きくしなければならない。
さらに、塗布量によっては、チップ隙間から受光面まで接着剤2が這い上がってしまうこともある。
したがって、全面に塗らずに、ドット状で、チップ隙間にはかからないように基台に塗布している。
接着剤の受光面這い上がりは外周封止剤31も同様で、仮に這い上がるような塗布条件でしかできない場合は、図14ではシンチレータ直下まで外周封止材があるが、シンチレータにかからないところに塗布する必要がある。また、外周封止材の材質であるが、接着剤2と同一材料でも良い。
図18はシンチレータ貼り合せ工程を示す断面図である。
まず、図18(a)に示すように、透明接着剤を点形状でシンチレータ基板上に塗布する。シンチレータ外周部以外は設計値どおりの接着厚みになるように相当量を塗布し、シンチレータ外周はそれよりも多い量を塗る。
次に透明接着剤の塗布を終えたあと、図18(b)に示すように、真空雰囲気下で光電変換基板と貼り合せる。
充分に接着剤がなじんだら、図18(c)に示すように、大気圧に開放して気泡を縮小させる。
この時、シンチレータ端の接着剤が不足しそうな場合は、脱泡処理をした接着剤をディスペンサー24にて追加補充する。
また、シンチレータ端に多くの接着剤が必要な場合、接着剤は基台に向かって流れ出そうとするので、図18(d)に示すように、シンチレータを囲うように光電変換素子基板上にダム材32を設けて接着剤の流出を防ぐ。
(実施形態4)
以下、本発明の一実施形態としての放射線撮像装置の製造方法で製造した放射線撮像装置のX線診断システムへの応用例について説明する。
図19は、X線診断システムへの応用例を示したものである。
X線チューブ6050で発生したX線6060は患者又は被験者6061の胸部6062を透過し、図19に示したような放射線検出装置(イメージセンサ)6040に入射する。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応してシンチレータ(蛍光体層)は発光し、これを光電変換素子が光電変換して、電気的情報を得る。
電気的情報はフレキシブル回路基板8を経て、プリント回路基板でデジタル処理された後に、信号処理手段となるイメージプロセッサ6070により画像処理されディスプレイ画像を得る。
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなどの表示手段となるディスプレイ6081に表示又は光ディスク等の記録手段に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。
また記録手段となるフィルムプロセッサ6100によりフィルム6110に記録することもできる。
放射線撮像装置は、人体などの撮像対象物を透過した放射線を、シンチレータ5にて可視光に変換し、これを光電変換素子にて光電変換し電気的情報を得る。
本発明は、医療用のX線センサ等に応用することが可能であるが、非破壊検査等のそれ以外の用途に応用した場合にも有効である。
本発明の第1の実施形態としての放射線撮像装置の製造方法で作製される放射線撮像装置を示した図である。 本発明の一実施形態としての放射線撮像装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態としての放射線撮像装置の製造方法におけるダイシング工程を示す図である。 光電変換素子部1にバンプ7を形成する工程を示す図である。 光電変換素子部1にあるバンプ7とフレキシブル回路基板8とを接続する様子を示した図である。 光電変換素子部1にあるバンプ7とフレキシブル回路基板8とを接続する際に治具で保持する様子を示す断面図である。 光電変換素子部1と基台3との接着工程を示す断面図である。 光電変換パネル4とシンチレータ5とを貼り合わせる工程の説明図である。 本発明の一実施形態としての放射線撮像装置の製造方法において透明接着剤6を塗布する形状の例を示す平面図である。 光電変換素子チップの段差がなくかつ接着厚みが10μmになるように塗布し真空貼り合せを行った場合の気泡の挙動を示した図である。 光電変換素子チップの段差が5μmありかつ接着厚みが10μmになるように塗布して真空貼り合せを行った際の気泡の挙動を示した図である。 本発明の第2の実施形態としての放射線撮像装置の製造方法における透明接着剤の塗布のパターンを示した図である。 図12の場合のチップ隙間からシンチレータの端までの構造断面図である。 本発明の第3の実施形態としての放射線撮像装置を示す図である。 本発明の第3の実施形態で真空貼り合せした状態での気泡の分布を示した図である。 図15の状態で大気開放した時の接着剤の挙動を示した図である。 本発明の第3の実施形態における基台貼り合せ工程を示す図である。 本発明の第3の実施形態におけるシンチレータ貼り合せ工程を示す図である。 本発明の一実施形態としての放射線撮像装置の製造方法で製造した放射線撮像装置のX線診断システムへの応用例を示すブロック図である。 特許文献1に開示された放射線撮像装置の断面図である。 図20の放射線撮像装置の製造の際の貼り合せの方法を示した断面図である。 図21に示す貼り合わせの際、接着剤中に気泡を取り込むメカニズムを示す断面図である。 図21に示す貼り合わせの際、接着剤中に気泡を取り込むメカニズムを示す断面図である。 図21に示す貼り合わせの際、接着剤中に気泡を取り込むメカニズムを示す断面図である。
符号の説明
1 光電変換素子部
2 接着剤
3 基台
4 光電変換パネル
5 シンチレータ
6 透明接着剤
7 バンプ
8 フレキシブル基板
9 孔
10 封止材

Claims (7)

  1. 光電変換素子が複数形成される光電変換素子部が基台に接着された光電変換パネルに、放射線を光に変換するシンチレータを透明接着剤で貼り合わせる放射線撮像装置の製造方法において、
    大気圧雰囲気下で、前記シンチレータ又は前記光電変換パネルに前記透明接着剤を塗布する工程と、
    減圧雰囲気下で、前記シンチレータと前記光電変換パネルとを貼り合わせる工程と、
    雰囲気を大気圧雰囲気に戻した上で、前記透明接着剤を硬化させる工程と、を含むことを特徴とする放射線撮像装置の製造方法。
  2. 前記減圧の際の圧力は、100Pa以下であることを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置の製造方法。
  3. 前記透明接着剤の粘度は、50P以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の放射線撮像装置の製造方法。
  4. 前記透明接着剤は、格子型のライン状又はドット状に塗布されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の放射線撮像装置の製造方法。
  5. 前記光電変換素子部の外周部近傍では、前記透明接着剤は多く塗布されることを特徴とする請求項4記載の放射線撮像装置の製造方法。
  6. 前記光電変換素子部と前記基台との間には、前記光電変換素子部の外周部に沿って封止材が設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の放射線撮像装置の製造方法。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の放射線撮像装置の製造方法によって製造された放射線撮像装置と、
    前記放射線撮像装置からの信号を処理する信号処理手段と、
    前記信号処理手段からの信号を記録するための記録手段と、
    前記信号処理手段からの信号を表示するための表示手段と、
    前記信号処理手段からの信号を伝送するための伝送処理手段と、
    前記放射線を発生させるための放射線源とを具備することを特徴とする放射線撮像システム。











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