JP2007284986A - ショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】
開閉専用の油圧シリンダ及び油圧配管を省略し、アタッチメントの構造が簡単で且つ安価に製造できること、油圧配管が邪魔になって切断又は把持作業を阻害したり、故障の要因となって耐久寿命を低下させたり、メンテナンス回数の増加などを解消する。
【解決手段】
ブーム部1のアーム2先端に固定支持部10Aの基端側を連結して支持させ、固定支持部10Aの先端側には開閉部10Bに設けた一対の各開閉アーム11,12を略水平面上に沿って開閉可能に連結すると共に、伸縮ロッド6先端のリンク部材7と各開閉アーム11,12の上面側との間を開閉操作部10Cで連結し、開閉操作部10Cに設けた10C揺動可能な2本の各開閉操作ロッド22,23を介して伸縮ロッド6の直線運動を揺動回転運動に変換させ、各開閉アーム11,12に水平方向の開閉力として伝達するショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメント。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パワーショベルなどのショベル系掘削機にフロントアタッチメントとして装着されているバケットと交換し、対象物の切断又は把持作業を行うフロントアタッチメントであって、例えば直立した樹木などの切断又は引き抜いて伐採作業を行う場合などに好適なショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメントに関する。
ショベル系掘削機では、例えばパワーショベルカーなどの走行車両に対してブーム部が旋回可能に装着され、ブーム部1は例えば図1で示すようにアーム2と油圧シリンダ(バケット用シリンダ)3及びリンク機構4で構成されており、アーム2の先端をバケット5に連結すると共に、油圧シリンダ3は伸縮ロッド6の先端をアーム2の先端側及びバケット5にリンク機構4を介して連結している。
リンク機構4は、伸縮ロッド6の先端をアーム2の先端側に連結するリンク部材7と、伸縮ロッド6の先端をバケット5に連結するリンク部材8を備え、各連結個所を枢着軸P1〜P4で連結して平行リンク式に構成し、油圧シリンダ3の伸縮作動でバケット5をバックホウ式に揺動回転させて掘削作業が行われる。尚、符号9はアーム2に設けた取付けブラケットであり、バケット5の構造によって使用される場合がある。
また、バケットは作業内容に応じて他のフロントアタッチメントと交換して使用されるが、例えば解体作業などで木材や鉄筋などを切断する場合は切断作業用のカッターを、切断した木材や鉄筋などを掴み上げる場合には把持作業用のフォーククローを、岩盤などを穿孔掘削する場合は穿孔作業用のアースドリルを、岩石などの塊状物を破砕する場合は破砕作業用のクラッシャーを使用する。
このように、バケットと互換の各種フロントアタッチメントを用い、一台のショベル系掘削機によって異なった複数の作業を行うようにすると、専用のアタッチメントを装着した複数台のショベル系掘削機を用意する必要がないので、設備費用を低減することができると共に、特に作業空間が狭い作業現場の場合には有効であるが、その際には交換用のアタッチメントの構造が簡単で且つ着脱する交換作業が容易であることが望まれる。
これらバケットと互換の各種フロントアタッチメントのなかで、上記した切断作業用のカッターと把持作業用のフォーククローなどの機能を兼用するようにし、直立した樹木などを切断したり、把持して引き抜くことによって伐採作業を行うフロントアタッチメントの提案として、例えば特許文献1〜4などに開示されている先行技術がある。
特公平7−08165号公報 特開平7−147850号公報 特開平8−228615号公報 特開2000−69866号公報
しかしなから、これらの特許文献を含む先行技術の場合には、ブーム部に装着した油圧シリンダ(バケット用シリンダ)とは別に、切断又は把持用アタッチメント中に開閉用の油圧シリンダを内蔵させ、この開閉用の油圧シリンダの伸縮作動で切断刃を設けた一対の開閉アームを開閉作動し、直立した樹木などを切断したり、把持して引き抜くなどの伐採作業を行うようにしている。
このように、切断又は把持用アタッチメント中に開閉用の油圧シリンダを内蔵させた構造にすると、単に油圧シリンダの追加に止まらずにブーム部の油圧配管に接続した油圧配管が必要になるので、アタッチメントの製造コストを高騰させると共に、接続した油圧配管が邪魔になって切断又は把持作業を阻害したり、故障の要因となって耐久寿命を低下させたり、メンテナンスの回数を増加させたりする恐れがある。
また、従来技術ではショベル系掘削機の本体側に装着されているブーム部を利用し、特にブーム部に装着した油圧シリンダ(バケット用シリンダ)で開閉アームを操作する切断又は把持用アタッチメントを構成した場合には、水平軸を支点として水平軸の周りでバケットを揺動回転させている関係上、開閉アームは垂直面上で開閉作動する形態になるので、直立した樹木などを切断したり、把持して引き抜くなどの伐採作業を行うことが困難であった。
そこで本発明では、これら従来技術の課題を解決し得るショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメントを提供するものであって、特にブーム部に装着した油圧シリンダ(バケット用シリンダ)を利用し、アタッチメント中に装着した一対の開閉アームを水平面上又は水平面に対して俯角又は仰角の傾斜面に沿って開閉作動できるようにし、先行技術における上記した課題を解決するものである。
本発明によるショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメントは、固定支持部と開閉部及び開閉操作部で構成され、ショベル系掘削機の本体側に装着したアームの先端側と油圧シリンダの伸縮ロッド先端をリンク部材で連結したブーム部に対し、ブーム部のアーム先端に固定支持部の基端側を連結して支持させ、固定支持部の先端側には開閉部に設けた一対の各開閉アームを略水平面上に沿って開閉可能に連結すると共に、伸縮ロッド先端のリンク部材と各開閉アームの上面側との間を開閉操作部で連結し、当該開閉操作部に設けた揺動可能な開閉操作ロッドを介して伸縮ロッドの直線運動を揺動回転運動に変換させ、開閉アームに水平方向の開閉力として伝達するようにした。(請求項1)
また、前記ブーム部のアームとアタッチメントの固定支持部の間には、連結する長さを可変すして固定支持部に対するアームの傾斜角度を変えると共に、固定支持部及び開閉部を起伏させて俯角又は仰角状に姿勢を制御する姿勢制御手段を設けた形態を採ることができる。(請求項2)
本発明によるショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメントは、ショベル系掘削機のブーム部に標準装備されているバケットを取り外し、付け替えた状態でブーム部によって操作されるものであって、特にブーム部に装着した油圧シリンダ(バケット用シリンダ)を伸縮作動させると、この伸縮作動が切断又は把持用アタッチメンに装着した開閉操作部を介して、開閉部に設けた一対の各開閉アームに対して水平方向の開閉力として伝達される。
従って、ブーム部に装着した油圧シリンダ(バケット用シリンダ)を利用し、アタッチメント中に装着した一対の開閉アームを水平面上に沿って開閉作動させることが可能となり、従来技術では必要としていた開閉専用の油圧シリンダ及び油圧配管を省略することができるので、アタッチメントの構造が簡単で且つ安価に製造できると共に、従来技術の課題であった油圧配管が邪魔になって切断又は把持作業を阻害したり、故障の要因となって耐久寿命を低下させたり、メンテナンスの回数を増加させることなどを解消することができる。
また、ブーム部に対するバケットと切断又は把持用アタッチメントの取付け構造に互換性があって交換作業を容易にしているので、予め切断又は把持用アタッチメントを用意して作業現場で交換作業を行うことが可能であり、バケットによる掘削作業と切断用アタッチメントによる樹木などの切断作業又は、把持用アタッチメントによる樹木などの引き抜き作業など、パワーショベルカーなどの一台のショベル系掘削機を用いて複数の作業を行うことができるので、設備費用の削減を図ることができると共に、狭い作業現場でも作業を能率良く行うことができる。
さらに、請求項2のようにブーム部のアームとアタッチメントの固定支持部の間に姿勢制御用の連結手段を設け、固定支持部及び開閉部を起伏させて俯角又は仰角状に姿勢を制御すると、例えば傾斜地などにおける樹木の切断や引き抜き作業を容易に行うことが可能であって、特に把持用アタッチメントの場合には姿勢制御用の連結手段として油圧シリンダを装着すると、樹木を把持して梃子式に作動させると容易に引き抜くことができる。
本発明のショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメントについて、本発明を切断アタッチメントであるカッターユニット10に適用した実施形態を示す図2〜6の添付図面に基づいて詳細に説明すると、図2〜6はショベル系掘削機の本体側に装着したブーム部1に対して、バケット5の替わりに本発明が適用されたカッターユニット10を装着し、ブーム部1に装着した油圧シリンダ(バケット用シリンダ)によって、カッターを略水平面上に沿って開閉作動させるようにした実施例図である。
各図面では、図2はブーム部1の先端側にカッターユニット10を装着した側面図を示し、図3(a)(b)(c)は図2における矢印方向a,b,cから見た各部分の平面図を示し、図4は図3(a)の分解斜視図を示し、図5及び図6は動作状態の説明図を示すが、これらの図面中ではショベル系掘削機の本体側に装着したブーム部1は、図1と共通の部材には同一の符号を付して説明する。
カッターユニット10は、ブーム部1のアーム2側に連結する固定支持部10Aと、固定支持部10Aの先端側に装着する開閉部10Bと、ブーム部1の油圧シリンダ3の伸縮ロッド6側と開閉部10Bの間に装着する開閉操作部10Cで構成され、油圧シリンダ3の伸縮ロッド6を伸縮作動させると、固定支持部10Aの先端側に枢着した開閉部10Bに対し、開閉操作部10Cの開閉操作ロッドを介して水平方向の開閉力に変換され、開閉部10Bに設けた各開閉アーム11,12を略水平面上に沿って開閉する構造である。
カッターユニット10は、内側面に切断刃11a,12aを取付けた各開閉アーム11,12を左右対向状に配置させた開閉部10Bを設け、各開閉アーム11,12の基部側を上下の各支持プレート13,14で狭持すると共に、各支持プレート13,14の間は先端側を枢着軸P5で連結した固定支持部10Aによって、各開閉アーム11,12を開閉可能に支持しており、各開閉アーム11,12の上面には連結用ブラケット15,16を設け、各支持プレート13,14の中間から後端側の間にはスペーサ部材17を介して固定軸S1で連結している。
支持プレート13には、板面から起立した連結用プレート18,19を平行状に設け、連結用プレート18,19の間には枢着軸P6,P7を介してアーム2及び支持ロッド20の先端を回動可能に連結すると共に、支持ロッド20の基端は枢着軸P8を介して取付けブラケット9に連結させ、アーム2の先端側と油圧シリンダ3の伸縮ロッド6の先端との間には、前後対向状にリンク部材7を架設して枢着軸P9,P10で連結している。
支持ロッド20は、固定支持部10Aに対してアーム2を所定の傾斜角度で固定しており、図示の実施例では固定支持部10A及び開閉部10Bが略水平状になるように、カッターユニット10の姿勢を設定しているが、支持ロッド20の長さを可変して俯角(開閉部10B側が下向き傾斜状)又は仰角(開閉部10B側が上向き傾斜状)の傾斜面になるように姿勢を変えることが可能である。
例えば、図示の実施例のように支持ロッド20に対して所定間隔毎に複数の取付け孔20〜20cを設け、これら取付け孔20〜20cのいずれかを選択して枢着軸P8で取付けブラケット9に連結させると、支持ロッド20の長さを長くした場合には固定支持部10Aの後端側に対して枢着軸P6を支点に回転し、固定支持部10Aの先端側及び開閉部10Bが上向き傾斜状になると共に、支持ロッド20の長さを短くした場合には固定支持部10Aの先端側及び開閉部10Bが下向き傾斜状になる。
また、複数本の長さが異なる定尺の支持ロッド20を用意しておき、付け替えることによって姿勢を変える形態を採ったり、支持ロッド20の替わりに油圧シリンダを用いて連続状に姿勢を変える形態を採ることも可能であり、例えば傾斜地にある樹木を切断する際などに利用できるが、姿勢を変える必要がない場合における別の形態として、取付けブラケット9及び支持ロッド20を省略し、枢着軸P9と枢着軸P6又は枢着軸P7の間にリンク部材を架設して連結しても良い。
開閉操作部10Cは、ブーム部1に装着した油圧シリンダ3の伸縮ロッド6を伸縮作動させることによって、この伸縮作動による直線運動をカッターユニット10の開閉部10Bに設けた一対の各開閉アーム11,12に対し、揺動回転運動に変換して水平方向の開閉力として伝達するための動力変換機構であって、開閉操作ロッド22,23の基端部はブーム部1側の伸縮ロッド6の先端側に対して、垂直面及び俯角の傾斜面に沿って揺動回転が可能な状態で連結されていると共に、開閉操作ロッド22,23の先端部は開閉部10Bの連結用ブラケット15,16に対して、垂直面及び仰角の傾斜面に沿って揺動回転が可能な状態で連結されている。
図示の実施例では、図4の分解斜視図で詳細を示すように、ブーム部1に対してリンク部材7の枢着軸P10に巻装する態様で伸縮ロッド6の先端側に連結支持板21を取り付け、連結支持板21には枢着軸P11,P12を介して開閉操作ロッド22,23の基端部を連結すると共に、開閉操作ロッド22,23の先端部には枢着軸P13,P14を介して連結支持板24,25を取り付け、連結支持板24,25は枢着軸P15,P16を介して各開閉アーム11,12の連結用ブラケット15,16に連結している。
このように、開閉操作ロッド22,23は伸縮ロッド6の伸縮作動に対応して、自在に揺動回転できるように構成されており、伸縮ロッド6が伸縮作動すると、予め下向きで先端側を拡径してハの字状に配置されている各開閉操作ロッドロッド22,23を介して、各開閉アーム11,12に伝達される際には、枢着軸P5を支点として水平面又は水平面に対して俯角又は仰角の傾斜面に沿った揺動回転力として作用するので、各開閉アーム11,12を略水平面上に沿って開閉させることができる。
すなわち、図5で示すように油圧シリンダ3の伸縮ロッド6を縮める方向F1aに作動させると、リンク部材7は枢着軸P9を支点として枢着軸P10側が時計方向F2aへ回転するので、先端側が連結支持板24,25を介して連結用ブラケット15,16に枢着している開閉操作ロッドロッド22,23には、傾斜角度を大きくする方向F3aと油圧シリンダ3側へ引き寄せる方向F4aの力が作用することになる。
これにより、予め下向きで先端側を拡径してハの字状に配置されている各開閉操作ロッドロッド22,23には、先端側に対して水平方向F5aの牽引力が作用すると共に、この牽引力によって各開閉アーム11,12には枢着軸P5を支点として開く方向F6aの力が作用し、各開閉操作ロッドロッド22,23は枢着軸P10と枢着軸P11又は枢着軸P12を支点に先端側が揺動するので、各開閉アーム11,12を図5で示すような全開状態にすることができる。
また、図6で示すように油圧シリンダ3の伸縮ロッド6を伸ばす方向F1bに作動させると、リンク部材7は枢着軸P9を支点として枢着軸P10側が反時計方向F2bへ回転するので、先端側が連結支持板24,25を介して連結用ブラケット15,16に枢着している開閉操作ロッドロッド22,23には、傾斜角度を小さくする方向F3bと油圧シリンダ3とは反対側へ押し出す方向F4bの力が作用することになる。
これにより、予め下向きで先端側を拡径してハの字状に配置されている各開閉操作ロッドロッド22,23には、先端側に対して水平方向F5bの押圧力が作用すると共に、この押圧力によって各開閉アーム11,12には枢着軸P5を支点として閉じる方向F6bの力が作用し、各開閉操作ロッドロッド22,23は枢着軸P10と枢着軸P11又は枢着軸P12を支点に先端側が揺動するので、各開閉アーム11,12を図6で示すような全閉状態にすることができる。
従って、パワーショベルカーなどのショベル系掘削機のブーム部1に装着されているバケットをカッターユニット10と交換し、バケット用シリンダとしてブーム部1側に装着されている油圧シリンダ3の伸縮ロッド6を伸縮作動させることによって、各開閉操作ロッドロッド22,23を介して各開閉アーム11,12を略水平面上に沿って開閉作動し、樹木などを容易に切断することができる。
特に、特許文献などの従来技術のようにバケット用シリンダとは別途に開閉用のシリンダを設ける必要がないと共に、開閉用のシリンダのためにブーム部1側からカッターユニット10側へ油圧配管で接続する必要がないので、これらの省略でカッターユニット10の構造が簡単になって且つ安価に製造できること、その他の課題であった油圧配管が邪魔になって切断又は把持作業を阻害したり、故障の要因となって耐久寿命を低下させたり、メンテナンスの回数を増加させたりすることなどを解消することができる。
また、バケット5からカッターユニット10へ交換する際には、図1における枢着軸P2を抜いてリンク部材7,8を取り外し、替わりの枢着軸P10にリンク部材7を付け直すと共に、連結支持板21を介して開閉操作ロッドロッド22,23の基端側を連結し、枢着軸P3を抜いてバケット5を取り外して替わりの枢着軸P6で連結用プレート18,19に連結し、取付けブラケット9,9と連結用プレート18,19の間に支持ロッド20を、枢着軸P7,P8によって連結する。
従って、予めカッターユニット10を用意しておけば、作業現場における付け替え作業を容易に行うことが可能であり、これによってバケット5による掘削作業とカッターユニット10による切断作業の双方を、一台のパワーショベルカーなどのショベル系掘削機を用いて行うことができるので、設備費用の削減を図ることができると共に、狭い作業現場でも作業を能率良く行うことができる。
なお、図示の実施例では樹木などを切断するカッターユニット10に付いて説明したが、樹木などを把持して引き抜く場合に使用できる把持用のアタッチメントに適用することも可能であり、その際には例えば各開閉アーム11,12に取り付けた切断刃11a,12aを単に取り外した構造や、切断刃11a,12aに替えて把持するのに適した把持片を装着した構造を採ることができる。
把持用のアタッチメントに適用した場合には、油圧シリンダ3の伸縮ロッド6を縮めて樹木の根元を各開閉アーム11,12で把持した後に、ショベルカーなどのショベル系掘削機の本体側に装着しているブームシリンダなどを操作し、カッターユニット10の後端側を持ち上げることによって梃子式に樹木などを引き抜くことが可能である。
また、図示の実施例における支持ロッド20に替えて油圧シリンダを装着すると、この油圧シリンダの伸縮ロッドを伸縮作動することによって、カッターユニット10の姿勢を水平状や俯角又は仰角状に所望角度で連続して変えることが可能であるから、例えば傾斜地にある樹木を切断したり把持する際などに利用できると共に、樹木などを把持した状態で油圧シリンダの伸縮ロッドを伸縮作動させると、梃子式に樹木などを容易に引き抜くことが可能である。
なお、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、要旨の範囲内において各種の変形を採り得るものであって、例えば開閉操作部10Cはブーム部1側に設けた伸縮ロッド6の直線運動を揺動回転運動に変換し、カッターユニット10の各開閉アーム11,12に対して水平方向の開閉力として伝達できる機構ならば、公知の他の動力変換機構に置き換えた形態を採ることも可能である。
また、図示の実施例では一対の各開閉アーム11,12の双方を可動させて開閉操作を行うようにしているが、いずれか一方を可動アームにいずれか他方を固定アームにし、その際には可動アーム側に開閉操作ロッドを連結すると共に、当該開閉操作ロッドを油圧シリンダの伸縮ロッドで操作することによって、可動アームを開閉操作する形態を採ることも可能である。
また、ブーム1側のアーム2を固定支持部10Aに連結して支持すると共に、カッターユニット10の姿勢を変えるために姿勢制御用の連結手段として設けた支持ロッド20を、例えばターンバックルなとのように長さを可変できる他の手段にするなど、同様に機能する公知の各種形態に置換させた形態を採ることができる。
本発明の実施対象であるショベル系掘削機にフロントアタッチメントとしてブーム部に装着したバケットの動作状態の説明図である。 本発明を切断アタッチメントであるカッターユニットに適用した実施形態であって、ブーム部の先端側にカッターユニットを装着した側面図である。 図2のカッターユニットにおける部分平面図であって、(a)は矢印方向a側から見た部分平面図を、(b)は矢印方向b側から見た部分平面図を、(b)は矢印方向b側から見た部分平面図を、それぞれ示す。 図3(a)の部分平面図を分解斜視図で示す。 図2のカッターユニットにおける各開閉アームを全開状態にした動作状態の説明図であって、(a)は側面図で(b)は平面図で示す。 図2のカッターユニットにおける各開閉アームを全閉状態にした動作状態の説明図であって、(a)は側面図で(b)は平面図で示す。
符号の説明
1 ブーム部(ショベル系掘削機の)
2 アーム
3 油圧シリンダ(バケット用シリンダ)
4 リンク機構
5 バケット(掘削用アタッチメント)
6 伸縮ロッド(油圧シリンダの)
7,8 リンク部材
9 取付けブラケット
10 カッターユニット(切断用アタッチメント)
10A 固定支持部
10B 開閉部
10C 開閉操作部
11,12 開閉アーム
11a,12a 切断刃
13,14 支持プレート
15,16 連結用ブラケット
17 スペーサ部材
18,19 連結用プレート
20 支持ロッド
21,24,25 連結支持板
22,23 開閉操作ロッド
F1〜F6 移動方向
P1〜P16 枢着軸
S1 固定軸

Claims (2)

  1. 固定支持部と開閉部及び開閉操作部で構成され、ショベル系掘削機の本体側に装着したアームの先端側と油圧シリンダの伸縮ロッド先端をリンク部材で連結したブーム部に対し、ブーム部のアーム先端に固定支持部の基端側を連結して支持させ、固定支持部の先端側には開閉部に設けた一対の各開閉アームを略水平面上に沿って開閉可能に連結すると共に、伸縮ロッド先端のリンク部材と各開閉アームの上面側との間を開閉操作部で連結し、当該開閉操作部に設けた揺動可能な開閉操作ロッドを介して伸縮ロッドの直線運動を揺動回転運動に変換させ、開閉アームに水平方向の開閉力として伝達することを特徴としたショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメント。
  2. 前記ブーム部のアームとアタッチメントの固定支持部の間には、連結する長さを可変すして固定支持部に対するアームの傾斜角度を変えると共に、固定支持部及び開閉部を起伏させて俯角又は仰角状に姿勢を制御する姿勢制御用の連結手段を設けた請求項1に記載したショベル系掘削機の切断又は把持用アタッチメント。
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