JP2007283918A - 車両用空調装置 - Google Patents

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淳 登坂
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Abstract

【課題】 コストを抑制して、精度の高い計測を行ない、より快適な車室内の温度環境を乗員に提供することができる車両用空調装置を提供すること。
【解決手段】 設定温度に車室内環境温度を調整するよう空調制御を行う車両用空調装置において、操作スイッチを乗員が指で操作した際に、操作入力を静電センサ73で検出するとともに、指の温度を非接触の単画素撮像によりIRセンサ71で検出するスイッチセンサ7と、現在の設定温度と検出した指の温度の差から、設定温度を変更する設定温度演算装置6と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車室内の乗員に快適な温度環境を提供する車両用空調装置の技術分野に属する。
従来では、非接触型熱計測センサを用い対象者の皮膚温度を計測し、または手の甲などにセンサを貼り付け対象者の皮膚温度を計測し、その計測結果を用いて車両空調の制御を行なうようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−178064号公報(第2−8頁、全図)
しかしながら、従来にあっては、非接触型センサを用いた場合、正確に皮膚温度を計測するには、例えばIRセンサでは、高い画素及び画像認識を行なうための高機能の演算装置を必要とするコスト上の問題があった。低画素タイプのセンサを用いても背景の混入などの問題で正確に皮膚温度を計測することは困難であった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、コストを抑制して、精度の高い計測を行ない、より快適な車室内の温度環境を乗員に提供することができる車両用空調装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、設定温度に車室内環境温度を調整するよう空調制御を行う車両用空調装置において、操作スイッチを乗員が指で操作した際に、操作入力を検出するとともに、指の温度を非接触の単画素撮像により検出する操作入力兼温度検出手段と、現在の前記設定温度と検出した指の温度の差から、設定温度を変更する設定温度変更手段と、を備えることを特徴とする。
よって、本発明にあっては、精度の高い計測を行ない、より快適な車室内の温度環境を乗員に提供することができる。
以下、本発明の車両用空調装置を実現する実施の形態を、実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の車両用空調装置のシステムブロック図である。
実施例1の車両用空調装置は、空調制御装置1、噴出し口切替装置2、温冷風混合装置3、内外気切替装置4、各種センサ5、設定温度演算装置6、スイッチセンサ7を主要な構成としている。
空調制御装置1は、各種センサ5や設定温度演算装置6からの情報により、制御内容を決定し、噴出し口切替装置2、温冷風混合装置3、内外気切替装置4に制御指令の出力を行う。
噴出し口切替装置2は、フットやデフロスタ、ベントなど車室内の温度調整のための送風の噴出し口を切り替える。
温冷風混合装置3は、車室内の温度調整のための送風の温度を制御で決定した温度にするために、温風と冷風を混合させる。
内外気切替装置4は、空調装置への空気の取り入れを、外気を取り入れるようにするか、車室内の空気を主に循環させるように内気循環にするのかを切り替える。
各種センサ5は、車室内の温度を検出する車室内温度センサや日射の強さを検出する日射センサにより車室内の状況を検出し、空調制御装置1へ出力する。
設定温度演算装置6は、検出された指温度と、現在の車室内の温度設定とを比較し、温度設定を変更するかどうか、設定をどのように変更したほうがよいかを判断し、設定する。
また、設定温度演算装置6には、単画素の画像で温度を検出したIRセンサ71の画像データ処理を行う部分が含まれるものとする。
スイッチセンサ7は、乗員の手の指の温度を検出する。
スイッチセンサ7の構成について、以下に説明する。
図2は実施例1のセンサスイッチの平面図である。図3は図2のA−A断面図である。
スイッチセンサ7は、スイッチとして機能させるパネルなどの一部に設けられる。図1,2に示すように、まず貫通した穴形状の検出窓74を設け、この検出窓74の周縁に環状の静電センサ73を配置する。検出窓74の下方には、回路基板72を配置し、回路基板72にIRセンサ71を実装し、IRセンサ71の検出面が、検出窓74のやや下方から検出窓74に露出するように構成する。なお、IRセンサ71は単画素とする。
スイッチセンサ7の配置例として、空調の「AUTO」スイッチを例として挙げておく。
次に作用を説明する。
[手の温度の検出作用]
実施例1の車両用空調装置では、スイッチセンサ7により車両の乗員の手の指の温度を検出するとともに、操作入力を検出する。
図4は実施例1のセンサスイッチによる検出状態を示す説明図である。
図4に示すように手の指で、この検出窓74の部分を押すようにすると、指が環状の静電センサ73に近接することになるので、この操作入力動作を検出することができる。
さらに、この動作の際には、操作する乗員の手の指が検出窓74を塞ぐため、図4に示すように、IRセンサ71の検出面に指の面が近い位置で対向する。IRセンサ71は、静電センサ73での検出時に計測を行うようにして、この確実な状態での計測を行う。これにより手の指の温度の測定を行う。
[手の指温度を生かした空調温度設定処理]
図5は実施例1の車両用空調装置の空調制御装置1及び設定温度演算装置6で実行される空調温度設定処理の流れを示すフローチャートであり、以下各ステップについて説明する。
ステップS1では、スイッチ操作があるかどうかを判断し、操作があるならばステップS2へ進み、操作がないならばステップS1へ戻る。
ステップS2では、スイッチセンサ7の検出値を読み取る処理を行う。
ステップS3では、指先温度と制御目標に設定されている車室内温度等から最適な車室内の設定温度を演算する。
ステップS4では、乗員の車両への乗り降りから一定時間が経過したかどうかを判断し、経過したならばステップS6へ進み、経過していないならばステップS5へ進む。
ステップS5では、演算した最適な温度に一定時間設定を変更し、ステップS1へ戻る。
ステップS6では、演算した最適な温度に設定を変更し、ステップS1へ戻る。
[低コストで精度よく手の温度を計測し空調制御に生かす作用]
実施例1では、検出窓74を覆う指の温度をIRセンサ71により測定する。この測定では、測定対象物の大きさは検出窓74により一定となり、IRセンサ71の検出面に対する測定対象物の位置は一定となる。これにより単画素のIRセンサ71であっても精度のよい測定を行うことが可能となる。これはスイッチを兼ねることによる顕著な相乗効果である。
また、単画素のIRセンサ71は、センサ自体、及びその処理回路等もコストが非常に安価となる。
またIRセンサ71は、スイッチ自体の温度変化に測定結果が影響されることが少なくなる。
このようにして手の指の温度を測定し、この指の温度と、空調制御で設定している目標温度を比較し、次のようなことを考慮する。つまり、指先の温度は体の冷えを良く反映することである。よって、指の温度が低く、空調設定温度との差が大きい場合には、設定温度を上げるようにステップS3の処理で演算する。
これによりステップS5,S6の処理において、送風する温度を上げるようにし、指先が冷えた乗員に対して、従来の空調制御よりも早く体が温まるようにする。
これによって、従来よりもさらに、温度環境の向上した車室内にすることができる。
なお、ステップS5の処理により、自動空調制御が安定状態の時にスイッチセンサ7が操作された時、計測された指先温度と現在の設定温度の差を見て一時的に空調の温度設定を変更する。この処理により、車室内に乗り込んできた乗員が、指先が冷えてしまっている場合に暖めることができる。
さらに、ステップS6の処理により、乗員の乗り降りが一定時間以上認識できていない状態でスイッチが操作されたときは、計測された指先温度と現在の設定温度の差を見て空調の温度設定を変更する。この処理により、車室内に継続している乗員のなかで、スイッチセンサ7を操作した人の指先が低い場合には、体が冷えていると判断して、暖めることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用空調装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)設定温度に車室内環境温度を調整するよう空調制御を行う車両用空調装置において、操作スイッチを乗員が指で操作した際に、操作入力を静電センサ73で検出するとともに、指の温度を非接触の単画素撮像によりIRセンサ71で検出するスイッチセンサ7と、現在の設定温度と検出した指の温度の差から、設定温度を変更する設定温度演算装置6と、を備えるため、コストを抑制して、精度の高い計測を行ない、より快適な車室内の温度環境を乗員に提供することができる。
実施例1の作用効果について、言い換えて説明する。実施例1では、安定した空調環境の中に車外の環境から人が乗り込んできた場合にもスイッチを一度操作するだけで、その人に合わせた温度環境を作ることが可能となる。また、これにより、煩わしい温度管理の必要がなくなる点も優れた点である。
実施例2の車両用空調装置は、センサスイッチの他の例を示すものである。
図6は、実施例2のセンサスイッチの平面図である。図7は図6のB−B断面図である。
実施例2のスイッチセンサ8では、IRセンサ71の上方を覆うカバー81を上下動に移動可能に設ける。カバー81には、指で覆われる大きさの貫通した穴形状検出窓82を設ける。
また、実施例1と異なり、静電センサ73を設けず、回路基板72上に押圧を検出するスイッチ83を実装するように設ける。
実施例2におけるスイッチセンサ8の検出作用を以下に述べる。
実施例2に示すスイッチセンサ8では、操作により乗員の指でカバー81を押すようにすると、カバー81が図7において下降し、カバー81の一部がスイッチ83を押圧して操作入力が検出される。さらに、これにより、検出窓82はIRセンサ71に近い所定位置となり、この検出窓82を覆う指の温度が検出される。
実施例2における効果について述べる。
実施例2においては、タクトスイッチ等の押されることを検出するスイッチをスイッチ83として設けるため、静電センサ73に対してさらなるコスト低減が可能になる。
また、実施例2におけるスイッチ83が、回路基板72に直接、実装されることも、配線取り回しの点から、さらなるコスト低減となる。
以上、実施例2においては、センサスイッチの他の構造例を示したが、センサスイッチは他の構造や他のスイッチを用いるものであってもよい。
以上、本発明の車両用空調装置を実施例1、実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
また、実施例1では、操作パネル等にセンサスイッチが設けられる例としたが、ドアノブやシート、他のパネル部分などにセンサスイッチが設けられるものであってもよい。また、他の装置の操作入力部分にセンサスイッチを設け、他の装置の操作入力時に指の温度を検出するものであってもよい。
実施例1の車両用空調装置のシステムブロック図である。 実施例1のセンサスイッチの平面図である。 図2のA−A断面図である。 実施例1のセンサスイッチによる検出状態を示す説明図である。 実施例1の車両用空調装置の空調制御装置1及び設定温度演算装置6で実行される空調温度設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2のセンサスイッチの平面図である。 図6のB−B断面図である。
符号の説明
1 空調制御装置
2 噴出し口切替装置
3 温冷風混合装置
4 内外気切替装置
5 各種センサ
6 設定温度演算装置
7 スイッチセンサ
71 IRセンサ
72 回路基板
73 静電センサ
74 検出窓
8 スイッチセンサ
81 カバー
82 検出窓
83 スイッチ

Claims (1)

  1. 設定温度に車室内環境温度を調整するよう空調制御を行う車両用空調装置において、
    操作スイッチを乗員が指で操作した際に、操作入力を検出するとともに、指の温度を非接触の単画素撮像により検出する操作入力兼温度検出手段と、
    現在の前記設定温度と検出した指の温度の差から、設定温度を変更する設定温度変更手段と、
    を備えることを特徴とする車両用空調装置。
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