JP2007281911A - 携帯無線装置および携帯無線装置の外部電源入力抑制方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話の充電中の発熱を一定値以内に抑えることのできる携帯無線装置を提供する。
【解決手段】本発明の携帯無線装置は、複数種類のアプリケーションをメモリに記憶させた携帯無線装置であって、前記携帯無線装置に外部電力を供給する外部電源入力部と、前記アプリケーションの起動状況に応じて前記外部電源入力部から供給される電流を遮断または減少させる電流制限部とを備えている。アプリケーションの起動状況に応じて、電源入力部から供給される電力を遮断または減少するため、装置全体の負荷を検知し、負荷に伴う発熱を低減することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の携帯無線装置は、複数種類のアプリケーションをメモリに記憶させた携帯無線装置であって、前記携帯無線装置に外部電力を供給する外部電源入力部と、前記アプリケーションの起動状況に応じて前記外部電源入力部から供給される電流を遮断または減少させる電流制限部とを備えている。アプリケーションの起動状況に応じて、電源入力部から供給される電力を遮断または減少するため、装置全体の負荷を検知し、負荷に伴う発熱を低減することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話等の携帯無線装置に関する。
近年携帯電話は、小型化・薄型化に加えて、電話,メール,カメラの他にも多機能化が進み、TV電話,TV放送受信などの多種類のアプリケーションを実装している。これにともない、携帯電話の消費電力は増加し、必然的にその発熱量も増加している。過度の発熱は、熱に弱いチップや素子に悪影響を及ぼす。また携帯電話を持つ手に低温火傷を引き起こす可能性もあるため、対策が必須である。携帯電話では、電池の充電を行うために、家庭用AC電源をDC変換して携帯電話に電力を供給する充電器や、車載バッテリDC電源を電圧変換して携帯電話に電力を供給する充電器が接続される。
また、近年では、パーソナルコンピュータのUSBポートの電源から携帯電話に電力を供給する専用の充電ケーブルが接続されることもある。これらの充電器や充電ケーブルが接続された場合には、電池の劣化や電力を供給するパーソナルコンピュータ側の破壊を防ぐために、携帯電話側で電流制限をかけることが考えられるが、一般的に電流制限はFETのドレイン−ソース間の抵抗値をゲートの電圧を制御することで行われるため、このFETでの電力損失が熱となり、その発熱量は装置全体の発熱量に対して無視できない値とある。
従来から、携帯電話等の携帯無線装置の充電中の発熱を低減する技術が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
従来から、携帯電話等の携帯無線装置の充電中の発熱を低減する技術が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
例えば、特許文献1は、温度センサーを用いる方法により、充電中の機器の発熱を検知し、低減する技術が開示されている。また特許文献2には、送信部がデータ送信状態であるかどうかを検知し、電池の充電電流を制御することにより、充電中の発熱を低減する技術が開示されている。
特公平7−114382号公報
特開2004−104910号公報
しかしながら、従来の携帯無線装置には、次のような問題点がある。
特許文献1の方法は、温度センサーを用いて発熱を検知するため、温度センサーを設置した箇所の近傍のみしか温度を測定することが出来ないため、温度センサー近傍以外の発熱を的確に検知できないという問題があった。また温度センサーを複数設けて発熱を的確に検知した場合には、装置の小型化・薄型化の要求への弊害となってしまうという問題があった。
また,特許文献2の方法は、送信部がデータ送信状態であるか判定し、送信状況に応じて充電電流を抑制するため、送信部以外の部位が原因の発熱を適切に検知することができない。そのためこの方法では、データの送信はしないが、高負荷のアプリケーションが起動し、装置に発熱が生じている場合は、発熱を検知できないという問題があった。またこの方法では、充電電流のみを制御しているため、充電器や充電ケーブルから供給される電力をアプリケーションの動作時に直接使用する回路構成である場合には十分な効果が得られないという問題があった。
また,特許文献2の方法は、送信部がデータ送信状態であるか判定し、送信状況に応じて充電電流を抑制するため、送信部以外の部位が原因の発熱を適切に検知することができない。そのためこの方法では、データの送信はしないが、高負荷のアプリケーションが起動し、装置に発熱が生じている場合は、発熱を検知できないという問題があった。またこの方法では、充電電流のみを制御しているため、充電器や充電ケーブルから供給される電力をアプリケーションの動作時に直接使用する回路構成である場合には十分な効果が得られないという問題があった。
さらに携帯電話は、パーソナルコンピュータのUSBポートと充電ケーブルによって接続し、充電(以下USB充電と呼ぶ)することができるが、USB充電の場合には、パーソナルコンピュータから定格以上の電流を引き出そうとするとパーソナルコンピュータが破壊されたり、保護回路が働いて電流が供給されなくなったりするため、充電ケーブルにて電流制限をかけるような構成でない場合には、携帯電話側で常に電流制限をかけて供給電流がパーソナルコンピュータの定格を越えないようにすることが必要であり、発熱の問題がより深刻となる。しかし、特許文献1、2の技術では、USB充電とその他の充電とを区別する手段がないため、より適切な方法により発熱を低減することができなかった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、発熱を一定値以内に抑えることのできる携帯無線装置を提供することを目的とする。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、発熱を一定値以内に抑えることのできる携帯無線装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の携帯無線装置は、複数種類のアプリケーションをメモリに記憶させた携帯無線装置であって、前記携帯無線装置に外部電力を供給する外部電源入力部と、前記アプリケーションの起動状況に応じて前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させる電力制限部とを備えている。
上記構成により、本発明にかかる携帯無線装置は、アプリケーションの起動状況に応じて、電源入力部から供給される電力を遮断または減少するため、装置全体の負荷を検知し、負荷に伴う発熱を低減することができる。また上記構成であれば、温度センサーを設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。
また本発明は、前記電力制限部が、所定のアプリケーションが起動しているとき、前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させるものである。
上記構成により、所定のアプリケーションが起動している場合にのみ、外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少するため、装置に高負荷がかかり発熱を生じるアプリケーションが起動している場合に発熱を低減することができるとともに、低負荷のアプリケーションが起動している場合には通常の充電を行うことにより、充電を効率よく行うことができる。
また本発明は,前記所定のアプリケーションがTV電話機能またはTV放送受信機能とするものである。
上記構成により,例えば外部給電をしながら高負荷のアプリケーションであるTV電話またはTV放送受信を起動している場合に、的確に発熱を低減することができる。
また本発明は、前記電力制限部が、前記アプリケーションが所定数以上起動している場合に、前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少するものである。
上記構成により、低負荷のアプリケーションであっても、複数同時に起動し、総合的には携帯無線装置に高負荷がかかっている場合に、外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少するため、効率よく発熱を低減することができる。
また本発明の携帯無線装置は、装置全体または一部の消費電力を検知する消費電力検知機能とを備え、前記電力制限部は前記アプリケーションの起動中の前記消費電力に応じて、前記外部電源入力部から供給される電力の減少量を制御するものである。
上記構成によれば、アプリケーション起動中の消費電力によって携帯無線装置にかかる負荷を検知することができる。またそれに応じて外部電源入力部から供給される電力の減少量を制御するため、効率よく発熱を低減することができるとともに、電池の放電を極力抑えることができる。
また本発明の携帯無線装置は、前記アプリケーションの起動中の受信無線強度または送信無線強度、またはその双方に応じて、前記外部電源入力部から供給される電力の減少量を制御するものである。
上記構成によれば、受信無線強度または送信無線強度、またはその双方に応じて外部電源入力部から供給される電力の減少量を制御するため、効率よく発熱を低減することができるとともに、電池の放電を極力抑えることができる。
また本発明の携帯無線装置は、前記電力制限部が、前記外部電源入力部から供給される電力を所定時間の間に所定量低減することを特徴とするものである。
上記構成により、アプリケーションの起動時から、アプリケーションを起動して所定時間経過後にかけて徐々にあるいは段階的に外部電源入力部から供給される電力を抑制する。発熱はアプリケーション起動時から徐々に生じるため、それに応じて電力を低減させることにより、効率よく発熱を低減することができるとともに、電池の放電を極力抑えることができる。
また本発明の携帯無線装置は、前記外部電源入力部の1つはUSB電源からの電力を入力することを特徴としている。
上記構成により、発熱の問題の生じやすいUSB充電の時に的確に発熱を抑制する事ができる。
また本発明の携帯無線装置は、さらに1つまたは2つ以上の外部電源入力部から供給される電力を減少または遮断していることを表示する表示手段を有している。
上記構成によりユーザは充電電力が減少、遮断していることを知る事ができる。
また本発明の携帯無線装置は、前記表示手段が、アプリケーション選択画面や電話番号等を表示する表示部の一部領域を使用したことを特徴としている。
上記構成により、ユーザは充電電力が減少、遮断していることを知る事ができるとともに、外部電源入力部から供給される電力を減少または遮断していることを表示するための部品を削減することができる。
また本発明の携帯無線装置の外部電源入力抑制方法は,外部電源を接続し前記携帯無線装置に外部電力を供給する外部電源入力手順と、前記アプリケーションの起動状況を検知する手順と、前記起動状況に応じて前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させる制御手順とを備えている。
また本発明の携帯無線装置の外部電源入力抑制プログラムは,複数種類のアプリケーションがメモリに記憶された携帯無線装置に、携帯無線装置に外部電源を接続し前記携帯無線装置に外部電力を供給する外部電源入力手順と、前記アプリケーションの起動状況を検知する手順と、前記起動状況に応じて前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させる制御手順とを携帯無線装置に実行させるものである。
以上、説明したように、本発明の携帯無線装置および携帯無線装置の外部電源入力抑制方法によれば、的確に携帯無線装置の発熱を抑制することができる。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る携帯無線装置の構成を示すブロック図である。第1の実施例にかかる携帯無線装置として、携帯電話100を例に説明する。
携帯電話100は、各回路部に電力を分配する電源回路部1と、電源回路部1に電力を供給する電池部2と、アプリケーションが格納されたメモリ部3と、表示部4と、操作部5と、メモリ部3のアプリケーションを呼出して実行し、各部の制御を行うCPU部6と、外部電源と接続するための第1の外部電源入力部7と、第2の外部電源入力部8と、外部電源が接続されたことを検出するとともにCPU部6からの制御により外部電源の通電を制御する外部電源接続検出・通電制御部9と、電池部2の電圧を検出する電圧検出部10と、電池部2に入力する電流または入出力電流を検出する電流検出部11と、外部電源入力部7及び第2の外部電源入力部8から供給される電流を制限する電流制限部12と、電圧検出部10で検出された電圧と電流検出部11で検出された電流及びCPU部からの制御を基に電流制限部12を制御する電流制限制御部13と、CPU部6が外部電源入力部7から供給される電流を低減しているか否かを表示する外部電源供給抑制表示部14と、通信信号の送受信を行う無線送受信回路部15と、アンテナ16とを備えている。
次に、携帯電話100の各構成要素について詳細に説明する。
電源回路部1は、DC/DCコンバータ,レギュレータ等で構成される。電源回路部1は、電池部2から供給された電力をそのまま、或いは電圧を一定にして、メモリ部3、表示部4、操作部5、CPU部6、外部電源抑制表示部14、無線送受信回路部15等の各回路部に対して電力を給電する。電力の供給は矢印で表現した(以下、本明細書中にて同じ)。
電池部2は、繰り返し充電可能な2次電池であり、リチウムイオン電池等で構成されている。
メモリ部3は、不揮発性メモリと揮発性メモリで構成される。不揮発性メモリには、携帯電話100で実行するTV電話、電話帳、ブラウザ、電子メール、ゲーム、音楽プレーヤー機能、TV放送受信、GPS機能等のアプリケーションが登録され、揮発性メモリはこれらのアプリケーションを実行する際にCPU部によって使用される。なお、不揮発性メモリにはこれらユーザが選択可能なアプリケーションの他に周辺デバイスを制御するデバイスドライバや、ソフトウェア全体を制御するOS、音声・オーディオ・画像・映像などのマルチメディア処理やSSL・TCP/IPなどのモバイルインターネット通信の処理を行うアプリケーションがある。
表示部4は液晶ディスプレイで構成される。表示部4は、メモリ部3に搭載されているアプリケーションをユーザが選択できるよう画面にアプリケーションを起動するアイコン等を表示する。また、当該アプリケーションを実行した際に必要な画像や文字を表示する。例えば表示部4は、TV電話等のアプリケーションを実行した際には相手方の映像を出力し、電話帳を起動したときには、電話帳を表示する。
表示部4は液晶ディスプレイで構成される。表示部4は、メモリ部3に搭載されているアプリケーションをユーザが選択できるよう画面にアプリケーションを起動するアイコン等を表示する。また、当該アプリケーションを実行した際に必要な画像や文字を表示する。例えば表示部4は、TV電話等のアプリケーションを実行した際には相手方の映像を出力し、電話帳を起動したときには、電話帳を表示する。
操作部5は、キー入力部であり、操作キーや文字キー等で構成される。ユーザは、操作部5を操作する事により、表示部4に表示された前記アイコンを選択し、任意のアプリケーションの起動・終了操作をすることができる。また、操作部5は,文字や数字等を入力するために用いられる。
CPU部6は、CPU,インターフェース回路,レジスタ等により構成され、ユーザによる前記操作部5の操作により選択されたアプリケーションをメモリインタフェース経由でメモリ部3から呼出して実行し、内部バスインターフェースや外部インターフェース経由で該アプリケーションに応じて表示部4および各回路を制御する。CPU6には、アプリケーションが起動されたか否かを表すフラグ領域があり、アプリケーション毎の起動状態を保持する。CPU部6は、OSのマルチタスキング処理により、時分割でCPU部6の制御を切り替えることによりアプリケーションが、同時に複数起動できるように構成されている。例えば音楽プレーヤーを起動して音楽を聴きながら、電子メール機能を起動してメールを作成するというようなことができる。
また、CPU部6は、外部電源接続検出・通電制御部9から、第1の外部電源入力部7または第2の外部電源入力部8に外部電源が接続されたことを示す外部電源検出信号を受け取るように構成されている。2つの外部電源が同時に接続された場合には、どちらの外部電源を選択するのかを指示する信号を外部電源接続検出・通電制御部9に送信する。
さらに、CPU部6は、外部電源入力部からの電流を抑制するための信号を送信するように構成されている。
第1の外部電源入力部7は、家庭用AC電源をDC変換して携帯電話に電力を供給する充電器や、車載バッテリDC電源を電圧変換して携帯電話に電力を供給する充電器から電力供給を受ける回路部であり、充電器インターフェースと接続をON/OFFするスイッチ回路で構成される。
第2の外部電源入力部8は、パーソナルコンピュータのUSBポートの電源から携帯電話に電力を供給する専用の充電ケーブルから電力供給を受ける回路部であり、充電ケーブルインターフェースと接続をON/OFFするスイッチ回路で構成される。
外部電源接続検出・通電制御部9は、第1の外部電源入力部7または第2の外部電源入力部8に外部電源が接続されたことを検出する回路と、第1の外部電源入力部7または第2の外部電源入力部8に外部電源が接続されたことを示す外部電源検出信号をCPU部6に送信する回路とで構成される。
なお、この外部電源検出信号によりCPU部6は、外部電源入力部7または外部電源入力部8のどちらが接続がれているのか識別できる。
また、外部電源接続検出・通電制御部9は、2つの外部電源が同時に接続された場合にどちらを選択するのかを指示する信号をCPU部6から受け取る。
電圧検出部10は、電池部2の電圧を検出する回路であり、電池電圧が所定値を超えないように外部電源からの供給電流を制御するフィードバック制御回路の一部として機能する。
電流検出部11は、外部電源からの供給電流を検出する回路であり、外部電源からの供給電流が所定値を超えないように制御するフィードバック制御回路の一部として機能する。
電流制限部12は、MOSFETで構成され、外部電源からの供給電流を制御することができるように構成されている。
電流制限制御部13は、電圧検出部10で検出された電池電圧値と電流検出部11で検出された外部電源からの供給電流値を基に、電池電圧および外部電源からの供給電流が所定値を超えないように電流制限部12を制御するとともに電池部2の残量をモニタする。
電池電圧と外部電源からの供給電流の所定値は、CPU部6から電流制限制御部13に与えられる。電池部2の残量情報は電流制限制御部13からCPU部6に送られ、CPU部6は、その残量を表示部4に表示する。
また電流制限制御部13は、外部電源入力部からの電流を抑制するための信号をCPU部6から受けると、電流制御部12に外部電源からの供給電流を抑制するための信号を送り、電流制限部12が外部電源からの供給電流を抑制する。
外部電源抑制表示部14は、1つ以上のLEDで構成され、通常の充電の場合には所定の光波長分布で点灯し、外部電源からの供給電流を減少した場合には、それに対応した光波長分布で点灯または点滅するように構成されている。また、外部電源からの供給電流を遮断した場合には消灯するように構成されている。
無線送受信回路部15は、変調回路、復調回路などのアナログ信号処理回路やベースバンド信号処理部により構成され、Eメールや,電話,TV電話などにおいて通信するためのデータの送受信処理を行う。無線送受信回路部15により変調されたデータはアンテナ16により送信される。また、アンテナ16により受信されたデータは無線送受信回路部15により復調される。
次に本発明に係る携帯電話の動作について図2のフローチャートにより説明する。
ステップS100で第1の外部電源入力部7または第2の外部電源入力部8に外部電源が入力された場合、外部電源接続検出・制御部9は第1の外部電源入力部7または第2の外部電源入力部8に外部電源が接続されたことを示す外部電源検出信号をCPU部6に送信する。
ステップS101で、電流制限制御部13は,電池部2の電池残量が所定値以上であるか否かを調べる。電池電圧が4.2V以上の場合は充電を行わず(ステップS102)、これよりも小さい場合は充電を行う。
ここで電池部2の残量は、外部電源が供給されてない場合の電池部2の電圧と、電池部2の満充電の場合の電圧を比較して得られる。電池部2が満充電の場合とは、電池部2に外部電源を供給し続け、定電圧充電に移行し、電流検出部11に流れる電流が所定値以下の場合を意味する。通常電池部2が満充電の状態では外部電源からの電力供給は行わない。
電池部2の電池残量が4.2Vよりも小さい場合には,ステップS103へ進む。ステップS103では、アプリケーションが起動中であるか否かを判断する。
CPU部6は,アプリケーションが起動されたか否かを表すフラグ領域を参照し、アプリケーションが起動中であるか否かを調べる。アプリケーションが起動中であると判断した場合、CPU部6は、電流制限制御部13に外部電源入力部からの電流を抑制するための信号を送信する。
電源制限制御部13は外部電源入力部からの電流を抑制するための信号を受けると、電流制限部12を制御し、電源から入力される電力を減少、または遮断する(ステップS104)。
ここで電池部2の残量は、外部電源が供給されてない場合の電池部2の電圧と、電池部2の満充電の場合の電圧を比較して得られる。電池部2が満充電の場合とは、電池部2に外部電源を供給し続け、定電圧充電に移行し、電流検出部11に流れる電流が所定値以下の場合を意味する。通常電池部2が満充電の状態では外部電源からの電力供給は行わない。
電池部2の電池残量が4.2Vよりも小さい場合には,ステップS103へ進む。ステップS103では、アプリケーションが起動中であるか否かを判断する。
CPU部6は,アプリケーションが起動されたか否かを表すフラグ領域を参照し、アプリケーションが起動中であるか否かを調べる。アプリケーションが起動中であると判断した場合、CPU部6は、電流制限制御部13に外部電源入力部からの電流を抑制するための信号を送信する。
電源制限制御部13は外部電源入力部からの電流を抑制するための信号を受けると、電流制限部12を制御し、電源から入力される電力を減少、または遮断する(ステップS104)。
CPU部6はフラグ領域においてフラグが1であるものがひとつでもあれば、外部電源からの供給電流を遮断または減少させるように制御する。ここで、外部電源からの供給電流を遮断するとは、全ての回路が電池部2の電力により動作することを意味し、外部電源からの供給電流を減少させるとは、全ての回路の総消費電力が外部電源から供給される電力よりも大きい場合には、その不足分を電池部2の電力から充当することを意味し、これらの場合には電池部2の充電は行われない。
このとき、外部電源抑制表示部14のLEDは対応した光波長分布で点灯またはあるいは点滅する。アプリケーションが起動中でない場合には、電流制限制御部13は外部電源から入力される電力を装置に給電する(ステップS105)。
このとき、外部電源抑制表示部14のLEDは対応した光波長分布で点灯またはあるいは点滅する。アプリケーションが起動中でない場合には、電流制限制御部13は外部電源から入力される電力を装置に給電する(ステップS105)。
CPU部6がアプリケーションを実行していない場合、外部電源からの供給電流は、ほぼ電池部2の充電に利用される。この場合、外部電源からの供給電流は、電流制限制御部13により、電流制限部12を構成するMOSFETのゲート電圧を変化させる事によって調節され、調節された電力が電池部2に供給される。通常の充電の場合、電流制限制御部13は、電圧検出部10で検出された電圧値が所定値以下であれば、電流が一定になるように電流制限部12を構成するMOSFETのゲート電圧を制御して、定電流充電を行う。電圧値が所定値に達すると、電圧が一定になるようにMOSFETのゲート電圧を制御して、定電圧充電が行われる。さらにCPU部6から電流制限制御部13に外部電源供給電流抑制信号が送られると、外部電源から供給される電流を低減または抑制する。
このとき、外部電源抑制表示部14のLEDは所定の光波長分布で点灯する。電池部2が満充電であれば外部電源から入力される電力を装置に給電しない(ステップS102)。このとき外部電源抑制表示部14のLEDは消灯する。
このようにアプリケーションの起動と同時に装置の負荷を検知し、アプリケーションの起動状態に応じて外部電源から入力される電力を制御することにより、発熱を予め予期し、アプリケーションの起動後の装置全体の負荷に伴う発熱を効率よく低減することができる。また本構成は、温度センサーを設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。
図3に実施例1の動作の第1の変形例を示す。実施例1の動作ではステップS103において、CPU部6はアプリケーションが起動中であれば外部電源から入力される電力遮断または減少させるように構成したが、その代わりにこの例では、ステップS106において、CPU部6が所定のアプリケーションの起動を監視し、所定のアプリケーションが起動中であるときのみ、外部電源から入力される電力を遮断または減少するように構成する。
所定のアプリケーションとして、例えば消費電力の大きいTV電話機能やTV放送受信機能を監視し、起動していれば外部電源から入力される電力を減少または遮断するように構成する。このようにする場合は,ステップS103においてCPU部6がアプリケーションが起動されたか否かを表すフラグ領域を参照したとき、所定のアプリケーションに相当するフラグ領域にフラグが1であるものがひとつでもあれば、CPU部6の制御により電流制限制御部13を介して外部電源から入力される電力を遮断または抑制するようにして構成する。
上記構成により、装置に高負荷がかかり発熱を生じるアプリケーションが起動している場合に、該アプリケーションの起動と同時に外部電源から入力される電力を遮断または抑制するため、効率よく発熱を低減することができる。
また、高負荷のかからないアプリケーションが起動している場合には通常の充電を行うことにより、充電を効率よく行うことができる。
このとき、外部電源抑制表示部14のLEDは所定の光波長分布で点灯する。電池部2が満充電であれば外部電源から入力される電力を装置に給電しない(ステップS102)。このとき外部電源抑制表示部14のLEDは消灯する。
このようにアプリケーションの起動と同時に装置の負荷を検知し、アプリケーションの起動状態に応じて外部電源から入力される電力を制御することにより、発熱を予め予期し、アプリケーションの起動後の装置全体の負荷に伴う発熱を効率よく低減することができる。また本構成は、温度センサーを設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。
図3に実施例1の動作の第1の変形例を示す。実施例1の動作ではステップS103において、CPU部6はアプリケーションが起動中であれば外部電源から入力される電力遮断または減少させるように構成したが、その代わりにこの例では、ステップS106において、CPU部6が所定のアプリケーションの起動を監視し、所定のアプリケーションが起動中であるときのみ、外部電源から入力される電力を遮断または減少するように構成する。
所定のアプリケーションとして、例えば消費電力の大きいTV電話機能やTV放送受信機能を監視し、起動していれば外部電源から入力される電力を減少または遮断するように構成する。このようにする場合は,ステップS103においてCPU部6がアプリケーションが起動されたか否かを表すフラグ領域を参照したとき、所定のアプリケーションに相当するフラグ領域にフラグが1であるものがひとつでもあれば、CPU部6の制御により電流制限制御部13を介して外部電源から入力される電力を遮断または抑制するようにして構成する。
上記構成により、装置に高負荷がかかり発熱を生じるアプリケーションが起動している場合に、該アプリケーションの起動と同時に外部電源から入力される電力を遮断または抑制するため、効率よく発熱を低減することができる。
また、高負荷のかからないアプリケーションが起動している場合には通常の充電を行うことにより、充電を効率よく行うことができる。
図4に実施例1の動作の第2の変形例を示す。この例では、ステップS107においてCPU部6はアプリケーションが所定数以上起動しているかどうかを監視する。
この場合,ステップ103においてCPU部6はアプリケーションが起動されたか否かを表すフラグ領域を参照したとき、フラグが1のものをカウントし,フラグ1が2以上の場合には外部電源から入力される電力を遮断または制御するようにして構成する。例えば、所定数を2とし、音楽プレーヤー機能、Eメール機能を同時に使うなど2つ以上のアプリケーションが同時に起動している場合に、CPU部6は外部電源から供給される電流を遮断または減少するように構成する。
上記構成により、低負荷のアプリケーションであっても、複数同時に起動し、総合的には携帯無線装置に高負荷がかかっている場合に、外部電源入力部から供給される電流を遮断または減少するため、効率よく発熱を低減することができる。
なお、上記構成では2つ以上のアプリケーションが同時に起動している場合について記載したが、これに限定されるものではなく、所定数以上、例えば3つ以上等でもよい。
図5に実施例1の第3の動作の変形例を示す。この例では、ステップS103でアプリケーションが起動中であるか否か判断し、アプリケーションが起動中であったとき、アプリケーション起動から所定時間経過したかどうかを判断する(ステップS108)。所定時間経過していない場合にはステップS103に戻り、アプリケーションが起動中であるかどうかの判定をする。所定時間を経過した場合、外部電源から入力される電力を減少させる。
一般に、アプリケーション起動時よりも、アプリケーションの起動から時間が経つにつれて発熱の問題が生じるため、このように構成する事により的確に発熱を低減する事ができる。この構成の場合、所定時間後に外部電源から入力される電流を減少させてもいいし、所定時間内に外部電源から入力される電流を所定値まで減少させるように構成してもよい。
上記構成により、アプリケーションの起動時から、アプリケーションを起動して所定時間経過後にかけて徐々にあるいは段階的に外部電源入力部から供給される電流を抑制する。発熱はアプリケーション起動時から徐々に生じるため、それに応じて電流を低減させることにより、的確に発熱を低減することができるとともに、電池の放電を極力抑えることができる。
なお、所定時間経過後に外部電源から入力される電力を低減・遮断するように構成したが、所定時間に所定量の電流を計時的に低減するように構成してもよい。
また、上記実施例では外部電源抑制表示部としてLEDを設けたが、LEDを設けずに、表示部4に、外部電源から供給される電流が減少または遮断されていることを表示させてもよい。
また、上記構成では電流を抑制することを特徴としたが、電圧、若しくは電圧と電流の両方を抑制するように構成してもよい。
また、上記構成では、電池電圧が4.2V以上のときに充電を行わないとしたが、これに限定されることはなく、電池電圧が所定値以上のときに充電を行わないように構成すればよい。
(実施例2)
図6は、本発明の第2の実施例に係る携帯無線装置の構成を示すブロック図である。第1の実施例にかかる携帯無線装置として、実施例1と同様に携帯電話200を例に説明する。なお図6において、先の実施例1と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
(実施例2)
図6は、本発明の第2の実施例に係る携帯無線装置の構成を示すブロック図である。第1の実施例にかかる携帯無線装置として、実施例1と同様に携帯電話200を例に説明する。なお図6において、先の実施例1と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
第2の実施例は、第1の実施例の構成に加えて、新たに電力モニタ21を有する。
電力モニタ21は、電流計から構成され、電池部2から電源回路部1に供給される電流を検知する。電池部2から電源回路部1に供給される電流は一定ではなく、携帯電話200の動作に応じて変化する。例えば、携帯電話100でTV電話やTV放送受信などの高負荷のアプリケーションを実行している場合には、電池部2から電源回路部1に供給される電流値が高くなる。電流値が高くなると発熱がおきるため、この構成により携帯電話の発熱を的確に予測し、外部電源から入力される電力を制御する事によって発熱を抑制することができる。
図7のフローチャートを用いて、本発明の携帯電話200の動作を説明する。
ステップS200で第1の外部電源入力部7または第2の外部電源入力部8に外部電源が入力された場合、ステップS201で、電流制限制御部13は,電池部2の電池残量が所定値以上であるかであるか否かを調べる。電池残量が所定値以上の場合は外部給電を行わず(S202)、所定値よりも小さい場合は外部給電を行う。
電池部2の電池残量が所定値よりも小さい場合には、ステップS203へ進む。ステップS203では、アプリケーションが起動中であるか否かを判断する。CPU部6は、アプリケーションが起動されたか否かを表すフラグ領域を参照し、アプリケーションが起動中であるか否かを調べる。アプリケーションが起動中であると判断した場合、ステップS204に進む。
ステップ204では、電力モニタ21が検知する電力が所定値の700mW以上であるか否かを調べる。電力が700mW以上である場合、CPU部6は、電流制限制御部13の外部電源から入力される電力を減少、または遮断する(ステップS205)。このとき、外部給電抑制表示部14のLEDは対応する光波長分布で点灯あるいは点滅する。アプリケーションが起動中でない場合には、電流制限制御部13は外部電源からの電力を供給する。このとき、外部給電抑制表示部14のLEDは所定の光波長分布で点灯する。電池部2が満充電であれば外部給電をしない(ステップS202)。このとき外部給電抑制表示部14のLEDは消灯する。
このように、上記構成によれば、アプリケーション起動中の消費電力によって携帯無線装置にかかる負荷を検知することができる。またそれに応じて外部電源入力部から供給される電流の減少量を制御するため、効率よく発熱を低減することができるとともに、電池の放電を極力抑えることができる。
なお、上記構成では電力モニタ21が検知する電力の所定値が700mWとしたが、これに限定しなくてもよい。
(実施例3)
図8は、本発明の第3の実施例に係る携帯無線装置の構成を示すブロック図である。第1の実施例にかかる携帯無線装置として、実施例1、2と同様に携帯電話300を例に説明する。なお図8において、先の実施例2と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
(実施例3)
図8は、本発明の第3の実施例に係る携帯無線装置の構成を示すブロック図である。第1の実施例にかかる携帯無線装置として、実施例1、2と同様に携帯電話300を例に説明する。なお図8において、先の実施例2と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
第3の実施例は、第2の実施例の構成に加えて、無線送受信部の一部に電池部2の出力を直接入力する配線を有する。
携帯電話の無線送受信方式の1つとして、送信と受信を時分割多重する方式がある。この場合、無線送受信回路部15の消費電力が送信時と受信時とでは大きく異なる場合がある。もし無線送受信回路部15への電力供給を、電力モニタ21と電源回路部1の一経路だけにすると、電力モニタ21の出力電圧が著しく変動し、携帯電話の送受信性能に悪影響を及ぼすことが考えられる。そのため、無線送受信回路部15は電力モニタ21を通過しない電力供給を設けている。この電力供給により、電力モニタ21において、上記のような著しい出力電圧変動は生じなくなる。しかしこの構成の場合、無線送受信回路部15の消費電力を電力モニタ21で検出することが出来ない。
そこで実施例3は、CPU部6によって設定される無線送受信回路部15の無線送信レベルから、無線送受信回路部15の電池部2から直接給電される部分の消費電力を間接的に予測する。
そこで実施例3は、CPU部6によって設定される無線送受信回路部15の無線送信レベルから、無線送受信回路部15の電池部2から直接給電される部分の消費電力を間接的に予測する。
図10のフローチャートを用いて、本発明の携帯電話の動作を説明する。
ステップS300で第1の外部電源入力部7または第2の外部電源入力部8に外部電源が入力された場合、ステップS301で、電流制限制御部13は,電池部2の電池残量が所定値以上であるかであるか否かを調べる。電池残量が所定値以上の場合は外部給電を行わず(S302)、所定値よりも小さい場合は外部給電を行う。
電池部2の電池残量が所定値よりも小さい場合には、ステップS303へ進む。ステップS303では、アプリケーションが起動中であるか否かを判断する。CPU部6は、アプリケーションが起動されたか否かを表すフラグ領域を参照し、アプリケーションが起動中であるか否かを調べる。アプリケーションが起動中であると判断した場合、ステップS304に進む。
ステップS304では、電力モニタ21により、電池部2から直接給電される回路以外の消費電力を調べ、ステップS305に進む。
ステップS305では、CPU部6によって設定される無線送信レベルから、無線送受信回路部15の電池部2から直接給電される部分の消費電力を間接的に予測する。そして、ステップS304で調べた消費電力と合わせて全体の消費電力レベルを算出し、消費電力が所定値以上の場合、CPU部6は、電流制限制御部13の外部電源から入力される電力を減少、または遮断する。このとき、外部給電抑制表示部14のLEDは対応する光波長分布で点灯あるいは点滅する(ステップS306)。アプリケーションが起動中でない場合には、電流制限制御部13は外部電源からの電力を供給する。このとき、外部給電抑制表示部14のLEDは所定の光波長分布で点灯する(ステップS307)。このとき外部給電抑制表示部14のLEDは消灯する。
この構成により、上記送信と受信を時分割多重する無線方式であった場合においても、的確に発熱を低減することができる。
なお、上記動作ではステップS304において電池部2から直接給電される回路以外の消費電力を調べ、ステップS305で電池部2から直接給電される回路の消費電力を調べたが、この動作を入れ替えて、先に電池部2から直接給電される回路の消費電力を調べ、その後電池部2から直接給電される回路以外の消費電力を調べてもよい。
(実施例4)
図9は、本発明の第4の実施例に係る携帯無線装置の構成を示すブロック図である。第1の実施例のかかる携帯無線装置として、実施例1、2、3と同様に携帯電話400を例に説明する。なお図9において、先の実施例3と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
(実施例4)
図9は、本発明の第4の実施例に係る携帯無線装置の構成を示すブロック図である。第1の実施例のかかる携帯無線装置として、実施例1、2、3と同様に携帯電話400を例に説明する。なお図9において、先の実施例3と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
第4の実施例は、第3の実施例の構成に加えて、新たに受信電界レベル検出部31を有する。
受信電界レベル検出部31は、無線送受信回路部15における受信電界レベルを検知し、検知した受信電界レベルをCPU部6に送る。CPU部6は受信電界レベル検出部31から得られた受信電界レベルに基づき、無線送受信回路部15の無線送信レベルを決定して無線送受信回路部15に設定する。
そこで実施例4は、無線送受信回路部15の受信電界レベルを調べることにより、無線送受信回路部15の電池部2から直接給電される部分の消費電流を間接的に予測する。
そこで実施例4は、無線送受信回路部15の受信電界レベルを調べることにより、無線送受信回路部15の電池部2から直接給電される部分の消費電流を間接的に予測する。
本発明の携帯電話の動作を第3の実施例で用いた図と同じ図10のフローチャートを用いて、説明する。
ステップS300で第1の外部電源入力部7または第2の外部電源入力部8に外部電源が入力された場合、ステップS301で、電流制限制御部13は,電池部2の電池残量が所定値以上であるかであるか否かを調べる。電池残量が所定値以上の場合は外部給電を行わず(S302)、所定値よりも小さい場合は外部給電を行う。
電池部2の電池残量が所定値よりも小さい場合には、ステップS303へ進む。ステップS303では、アプリケーションが起動中であるか否かを判断する。CPU部6は、アプリケーション起動されたか否かを表すフラグ領域を参照し、アプリケーションが起動中であるか否かを調べる。アプリケーションが起動中であると判断した場合、ステップS304に進む。
ステップS304では、電力モニタ21により、電池部2から直接給電される回路以外の消費電力を調べ、ステップS305に進む。
ステップS305では、受信電界レベル検出部31で検出される無線受信レベルから、無線送受信回路部15の電池部2から直接給電される部分の消費電力を間接的に予測する。そして、ステップS304で調べた消費電力と合わせて全体の消費電力レベルを算出し、消費電力が所定値以上の場合、CPU部6は、電流制限制御部13の外部電源から入力される電力を減少、または遮断する。このとき、外部給電抑制表示部14のLEDは対応する光波長分布で点灯あるいは点滅する(ステップS306)。アプリケーションが起動中でない場合には、電流制限制御部13は外部電源からの電力を供給する。このとき、外部給電抑制表示部14のLEDは所定の光波長分布で点灯する(ステップS307)。このとき外部給電抑制表示部14のLEDは消灯する。
上記構成によれば、受信無線強度または送信無線強度、またはその双方に応じて外部電源入力部から供給される電流の減少量を制御するため、的確に発熱を低減することができるとともに、電池の放電を極力抑えることができる。
またこの構成により、上記送信と受信を時分割多重する無線方式であった場合においても、的確に発熱を低減することができる。
なお、上記動作ではステップS304において電池部2から直接給電される回路以外の消費電力を調べ、ステップS305で電池部2から直接給電される回路の消費電力を調べたが、この動作を入れ替えて、先に電池部2から直接給電される回路の消費電力を調べ、その後電池部2から直接給電される回路以外の消費電力を調べてもよい。
以上のように、本発明における携帯無線装置及び充電制御方法は、携帯電話に限らず、PHS,PDA等の小型無線端末の用途にも適用できる。
1 電源回路部
2 電池部
3 メモリ部
4 表示部
5 操作部
6 CPU部
7 第1の外部電源入力部
8 第2の外部電源入力部
9 外部電源接続検出・通電制御部
10 電圧検出部
11 電流検出部
12 電流制限部
13 電流制限制御部
14 外部電源抑制表示部
15 無線送受信回路部
16 アンテナ
21 電力モニタ
31 受信電界レベル検出部
100 携帯電話
2 電池部
3 メモリ部
4 表示部
5 操作部
6 CPU部
7 第1の外部電源入力部
8 第2の外部電源入力部
9 外部電源接続検出・通電制御部
10 電圧検出部
11 電流検出部
12 電流制限部
13 電流制限制御部
14 外部電源抑制表示部
15 無線送受信回路部
16 アンテナ
21 電力モニタ
31 受信電界レベル検出部
100 携帯電話
Claims (12)
- 複数種類のアプリケーションをメモリに記憶させた携帯無線装置であって、
前記携帯無線装置に外部電力を供給する外部電源入力部と、
前記アプリケーションの起動状況に応じて前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させる電力制限部と、
を備えた携帯無線装置。 - 前記電力制限部は、所定のアプリケーションが起動しているとき、前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させることを特徴とした請求項1に記載の携帯無線装置。
- 前記所定のアプリケーションはTV電話機能またはTV放送受信機能とすることを特徴とする請求項2に記載の携帯電話装置。
- 前記電力制限部は、前記アプリケーションが所定数以上起動している場合に、前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させることを特徴とした請求項1または請求項2に記載の携帯無線装置。
- 装置全体または一部の消費電力を検知する消費電力検知機能とを備え、
前記電力制限部は前記アプリケーションの起動中の前記消費電力に応じて、前記外部電源入力部から供給される電力の減少量を制御させることを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の携帯無線装置。 - 前記電力制限部は前記アプリケーションの起動中の受信無線強度または送信無線強度、またはその双方に応じて、前記外部電源入力部から供給される電力の減少量を制御させることを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の携帯無線装置。
- 前記電力制限部は、前記外部電源入力部から供給される電力を所定時間の間に所定量低減することを特徴とした、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の携帯無線装置。
- 前記外部電源入力部の1つはUSB電源からの電力を入力することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の携帯無線装置。
- 前記外部電源入力部から供給される電力を抑制または停止していることを表示する表示手段を有した、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の携帯無線装置。
- 前記表示手段が、アプリケーション選択画面や電話番号等を表示する表示部の一部領域を使用したことを特徴とした、請求項9に記載の携帯無線装置。
- 複数種類のアプリケーションがメモリに記憶された携帯無線装置の外部電源入力制御方法であって、
外部電源を接続し前記携帯無線装置に外部電力を供給する外部電源入力手順と、
前記アプリケーションの起動状況を検知する手順と、
前記起動状況に応じて前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させる制御手順と、
を備えた携帯無線装置の外部電源入力抑制方法。 - 複数種類のアプリケーションがメモリに記憶された携帯無線装置に、
携帯無線装置に外部電源を接続し前記携帯無線装置に外部電力を供給する外部電源入力手順と、
前記アプリケーションの起動状況を検知する手順と、
前記起動状況に応じて前記外部電源入力部から供給される電力を遮断または減少させる制御手順と、
を実行させる携帯無線装置の外部電源入力抑制プログラム。
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JP2006105966A JP2007281911A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 携帯無線装置および携帯無線装置の外部電源入力抑制方法 |
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JP2006105966A JP2007281911A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 携帯無線装置および携帯無線装置の外部電源入力抑制方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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-
2006
- 2006-04-07 JP JP2006105966A patent/JP2007281911A/ja active Pending
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